JPH0550373B2 - - Google Patents
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- JPH0550373B2 JPH0550373B2 JP60248399A JP24839985A JPH0550373B2 JP H0550373 B2 JPH0550373 B2 JP H0550373B2 JP 60248399 A JP60248399 A JP 60248399A JP 24839985 A JP24839985 A JP 24839985A JP H0550373 B2 JPH0550373 B2 JP H0550373B2
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- molding
- mold
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C51/00—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
- B29C51/26—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C51/30—Moulds
- B29C51/36—Moulds specially adapted for vacuum forming, Manufacture thereof
- B29C51/365—Porous moulds
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、例えばしぼ模様等の微細な装飾模様
を表面に有する成形体を合成樹脂シートより成形
するのに好適な通気性成形型の製造方法に関す
る。
を表面に有する成形体を合成樹脂シートより成形
するのに好適な通気性成形型の製造方法に関す
る。
(2) 従来の技術
近年自動車業界においては需要者の各種要望に
応じるため多数種少量生産方式が採用されてい
る。そのため合成樹脂シート製内装材、例えばイ
ンストルメントパネル表皮層、コンソールボツク
ス表皮層等も各種形状および模様を有するものを
用意しなければならない。これら内装材は一般に
合成樹脂シートに真空成形法、ブロー成形法等を
適用して成形されるため通気性成形型が必要とな
る。
応じるため多数種少量生産方式が採用されてい
る。そのため合成樹脂シート製内装材、例えばイ
ンストルメントパネル表皮層、コンソールボツク
ス表皮層等も各種形状および模様を有するものを
用意しなければならない。これら内装材は一般に
合成樹脂シートに真空成形法、ブロー成形法等を
適用して成形されるため通気性成形型が必要とな
る。
従来、この種成形型としては、模型の成形面と
しての表面に金属溶射を施して得られた成形型
(特公昭51−7452号公報参照)および金属粒子を
焼結した成形型や砂粒を多量の合成樹脂で結合し
た成形型(特開昭51−40327号公報参照)が知ら
れている。
しての表面に金属溶射を施して得られた成形型
(特公昭51−7452号公報参照)および金属粒子を
焼結した成形型や砂粒を多量の合成樹脂で結合し
た成形型(特開昭51−40327号公報参照)が知ら
れている。
(3) 発明が解決しようとする課題
しかしながら前者においては、溶射装置および
その操業費が高く、また模型の構成材料として耐
熱材を用いなければならないので材料費が嵩み、
さらに溶射による薄い成形型をバツクアツプ体に
より補強しなければならず製造工数が多いといつ
た問題がある。
その操業費が高く、また模型の構成材料として耐
熱材を用いなければならないので材料費が嵩み、
さらに溶射による薄い成形型をバツクアツプ体に
より補強しなければならず製造工数が多いといつ
た問題がある。
また後者において、金属粒子を用いた場合には
焼結装置および操作費が高く、その上焼結温度が
高いため良好な寸法精度を得ることが難しく、一
方、砂粒を用いた場合には砂粒間の結合強度が低
いため耐久性に乏しいといつた問題がある。
焼結装置および操作費が高く、その上焼結温度が
高いため良好な寸法精度を得ることが難しく、一
方、砂粒を用いた場合には砂粒間の結合強度が低
いため耐久性に乏しいといつた問題がある。
したがつて従来の成形型は何れも多機種少量生
産方式に十分に適合するものであるとはいえな
い。
産方式に十分に適合するものであるとはいえな
い。
本発明は上記に鑑み提案されたものであつて、
安価で生産性が良好であると共に優れた耐久性を
有し、多機種少量生産方式にも十分に適合するこ
とができ、しかもしぼ模様等の微細な凹凸模様も
転写可能な通気性成形型の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
安価で生産性が良好であると共に優れた耐久性を
有し、多機種少量生産方式にも十分に適合するこ
とができ、しかもしぼ模様等の微細な凹凸模様も
転写可能な通気性成形型の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
B 発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
上記目的を達成するために本発明は、成形面が
形成された成形部を有する通気性成形型を、該成
形面に対応した表面を有する模型を使用して製造
するようにした通気性成形型の製造方法におい
て、前記模型に、該模型の表面を囲むように型枠
を取付ける工程と、直径55μm以下の球状に形成
された無数の硬質球状体の各表面の合成樹脂層を
それぞれ形成して無数の成形用球状体を得る工程
と、その無数の成形用球状体を、それらが模型の
前記表面を直接覆うように前記型枠内に注入する
工程と、その注入された無数の成形用球状体の各
硬質球状体がその相互間に連続気孔を残しながら
互いに結合されることにより通気性の前記成形部
が得られるように、該無数の成形用球状体を加熱
してそれら成形用球状体の相隣る前記合成樹脂層
間をそれらの接点部において接合する工程とを含
み、前記各硬質球状体が、その表面に形成される
前記合成樹脂層に対して容積比で2.5〜6倍配合
されることを特徴とする。
形成された成形部を有する通気性成形型を、該成
形面に対応した表面を有する模型を使用して製造
するようにした通気性成形型の製造方法におい
て、前記模型に、該模型の表面を囲むように型枠
を取付ける工程と、直径55μm以下の球状に形成
された無数の硬質球状体の各表面の合成樹脂層を
それぞれ形成して無数の成形用球状体を得る工程
と、その無数の成形用球状体を、それらが模型の
前記表面を直接覆うように前記型枠内に注入する
工程と、その注入された無数の成形用球状体の各
硬質球状体がその相互間に連続気孔を残しながら
互いに結合されることにより通気性の前記成形部
が得られるように、該無数の成形用球状体を加熱
してそれら成形用球状体の相隣る前記合成樹脂層
間をそれらの接点部において接合する工程とを含
み、前記各硬質球状体が、その表面に形成される
前記合成樹脂層に対して容積比で2.5〜6倍配合
されることを特徴とする。
(2) 作用
上記構成によれば、直径が55μm以下の極めて
微細な硬質球状体を芯体とする無数の微細な成形
用球状体を、それらが模型表面を直接覆うように
型枠内に単に注入するだけで、該球状体を模型表
面の微細な凹凸に沿つて無数に隅なく配列させる
ことができるため、模型表面のしぼ模様等の微細
な凹凸模様を点描的に忠実に転写することが可能
となる。しかも上記注入された無数の成形用球状
体を単に加熱するだけで無数の硬質球状体を、そ
の相互間に連続気孔を残しながら互いに結合し
て、通気性成形部を成形することができる。
微細な硬質球状体を芯体とする無数の微細な成形
用球状体を、それらが模型表面を直接覆うように
型枠内に単に注入するだけで、該球状体を模型表
面の微細な凹凸に沿つて無数に隅なく配列させる
ことができるため、模型表面のしぼ模様等の微細
な凹凸模様を点描的に忠実に転写することが可能
となる。しかも上記注入された無数の成形用球状
体を単に加熱するだけで無数の硬質球状体を、そ
の相互間に連続気孔を残しながら互いに結合し
て、通気性成形部を成形することができる。
また特に各硬質球状体は、その表面に形成され
る前記合成樹脂層に対する配合量が2.5倍を下回
つて合成樹脂量が多くなると成形型成形部の通気
性が損なわれ、またその配合量が6倍を上回つて
合成樹脂量が少なくなると同成形部の強度低下を
招く等の不都合が発生するが、本発明では配合量
が上記の如く特定されるので、成形型成形部の必
要な通気性及び強度は確保される。
る前記合成樹脂層に対する配合量が2.5倍を下回
つて合成樹脂量が多くなると成形型成形部の通気
性が損なわれ、またその配合量が6倍を上回つて
合成樹脂量が少なくなると同成形部の強度低下を
招く等の不都合が発生するが、本発明では配合量
が上記の如く特定されるので、成形型成形部の必
要な通気性及び強度は確保される。
(3) 実施例
第1図は、合成樹脂シートSと芯材Cとよりな
る自動車用インストルメントパネルを得るための
装置を示し、その装置は昇降自在な第1可動部1
1と、その下方に位置する昇降自在な第2化動部2
とよりなる。
る自動車用インストルメントパネルを得るための
装置を示し、その装置は昇降自在な第1可動部1
1と、その下方に位置する昇降自在な第2化動部2
とよりなる。
第1可動部11は下記のように構成される。
天壁2を有する型枠3内に、成形面4aを下方
に向けた通気性成形型4が収容される。成形面4
aは第2図に示すように牛革に忠実なしぼ模様p
を備えている。成形型4は成形面4aを有する成
形部41と、その成形部41の背面にそれと一体に
接合されたバツクアツプ部42とよりなる。成形
部41は、三次元に配列される無数の微細な硬質
球状体としての、直径55μm以下のガラス粒子g1
の相互間をそれらの接点部において合成樹脂を介
して接合して構成され、またバツクアツプ部42
は、同じく三次元に配列される無数の微細な直径
400〜600μmのガラス粒子g2の相互間をそれらの
接点部において合成樹脂を介して接合して構成さ
れる。成形部41およびバツクアツプ部42には
各々、相隣るガラス粒子g1,g2の接合部で囲まれ
る空〓により連続気孔が形成されており、それら
連続気孔は後述するように真空孔として機能す
る。
に向けた通気性成形型4が収容される。成形面4
aは第2図に示すように牛革に忠実なしぼ模様p
を備えている。成形型4は成形面4aを有する成
形部41と、その成形部41の背面にそれと一体に
接合されたバツクアツプ部42とよりなる。成形
部41は、三次元に配列される無数の微細な硬質
球状体としての、直径55μm以下のガラス粒子g1
の相互間をそれらの接点部において合成樹脂を介
して接合して構成され、またバツクアツプ部42
は、同じく三次元に配列される無数の微細な直径
400〜600μmのガラス粒子g2の相互間をそれらの
接点部において合成樹脂を介して接合して構成さ
れる。成形部41およびバツクアツプ部42には
各々、相隣るガラス粒子g1,g2の接合部で囲まれ
る空〓により連続気孔が形成されており、それら
連続気孔は後述するように真空孔として機能す
る。
成形部41に、それを全体に亘つて均一に冷却
すべく冷却管5が蛇行状態で埋設される。またバ
ツクアツプ部42に型枠3の対向側壁3a,3b
間を連結する互いに平行な複数の補強骨6と、そ
れら補強骨6と天壁2間を連結する補強板7とが
埋設される。8は軽量化のために形成された空洞
部である。
すべく冷却管5が蛇行状態で埋設される。またバ
ツクアツプ部42に型枠3の対向側壁3a,3b
間を連結する互いに平行な複数の補強骨6と、そ
れら補強骨6と天壁2間を連結する補強板7とが
埋設される。8は軽量化のために形成された空洞
部である。
前記成形部41における成形面4aの外周には
ゴムよりなる真空シール材9が配設され、その真
空シール材9はボルト10およびナツト11によ
り型枠3のフランジ部3cに固着される。
ゴムよりなる真空シール材9が配設され、その真
空シール材9はボルト10およびナツト11によ
り型枠3のフランジ部3cに固着される。
型枠3内は切換弁12を介して真空ポンプ13
1およびブロア14に接続される。
1およびブロア14に接続される。
第2可動部12は下記のように構成される。
底壁15を有する箱体16の上向き開口部17
に成形型4と合致する形状を持つ押圧型18が固
着される。その押圧型18の上面に芯材Cを嵌め
込むための凹部19が形成され、また押圧型18
にそれを貫通するように複数の真空孔21が型全
体に略均一に分布するように形成される。箱体1
6内は真空ポンプ132に接続される。
に成形型4と合致する形状を持つ押圧型18が固
着される。その押圧型18の上面に芯材Cを嵌め
込むための凹部19が形成され、また押圧型18
にそれを貫通するように複数の真空孔21が型全
体に略均一に分布するように形成される。箱体1
6内は真空ポンプ132に接続される。
次に前記成形型4の製造方法について説明す
る。第3図aに示すように、前記成形面4aを形
成するための表面Maに牛革に忠実なしぼ模様を
備えてインストルメントパネルの形状を持つ精密
な模型Mを石膏を用いて作製し、その模型Mの前
記表面Maを天壁2を取外した型枠3により囲ん
でその枠3を模型Mに取付ける。
る。第3図aに示すように、前記成形面4aを形
成するための表面Maに牛革に忠実なしぼ模様を
備えてインストルメントパネルの形状を持つ精密
な模型Mを石膏を用いて作製し、その模型Mの前
記表面Maを天壁2を取外した型枠3により囲ん
でその枠3を模型Mに取付ける。
次いで直径55μm以下のガラス粒子g1の表面に、
結合剤を混入した熱硬化性合成樹脂層rを形成し
てなる無数の微細な成形部成形用球状体B1(第4
図を参照)を、それらが模型Mの前記表面Maを
直接覆うように型枠3内に所定量注入する。
結合剤を混入した熱硬化性合成樹脂層rを形成し
てなる無数の微細な成形部成形用球状体B1(第4
図を参照)を、それらが模型Mの前記表面Maを
直接覆うように型枠3内に所定量注入する。
そして、この注入された成形部成形用球状体
B1を50〜60℃に加熱することにより相隣る成形
用球状体B1の前記合成樹脂層r相互間をそれら
の接点位置で接合すると、該成形部成形用球状体
B1の各ガラス粒子g1がその相互間に連続気孔2
0を残しながら互いに結合されて通気性の前記成
形部41が得られる(第3図b参照)。而してその
成形部41の成形面4aには、微細な無数のガラ
ス粒子g1が模型Mの前記表面Maのしぼ模様に沿
つて配列されるため、その模様が点描的に忠実に
転写され、しかも該成形面4aには、相隣るガラ
ス粒子g1間に無数の連続気孔20の微細な開口部
20aが無数に形成される。
B1を50〜60℃に加熱することにより相隣る成形
用球状体B1の前記合成樹脂層r相互間をそれら
の接点位置で接合すると、該成形部成形用球状体
B1の各ガラス粒子g1がその相互間に連続気孔2
0を残しながら互いに結合されて通気性の前記成
形部41が得られる(第3図b参照)。而してその
成形部41の成形面4aには、微細な無数のガラ
ス粒子g1が模型Mの前記表面Maのしぼ模様に沿
つて配列されるため、その模様が点描的に忠実に
転写され、しかも該成形面4aには、相隣るガラ
ス粒子g1間に無数の連続気孔20の微細な開口部
20aが無数に形成される。
一方、バツクアツプ部4は、400〜600μmのガ
ラス粒子g2の表面に熱硬化性合成樹脂層を形成し
てなる無数の微細なバツクアツプ成形用球状体
を、それを第3図cに示すように型枠3内に注入
し前記同様に加熱することにより形成される。こ
の場合、バツクアツプ部成形用球状体の注入時の
流れを妨げないように補強板7に複数の貫通孔7
aが設けられる。
ラス粒子g2の表面に熱硬化性合成樹脂層を形成し
てなる無数の微細なバツクアツプ成形用球状体
を、それを第3図cに示すように型枠3内に注入
し前記同様に加熱することにより形成される。こ
の場合、バツクアツプ部成形用球状体の注入時の
流れを妨げないように補強板7に複数の貫通孔7
aが設けられる。
前記熱硬化性合成樹脂としては、例えばエポキ
シ樹脂が用いられ、また結合剤としてはシラン系
または有機チタネート系結合剤が用いられる。
シ樹脂が用いられ、また結合剤としてはシラン系
または有機チタネート系結合剤が用いられる。
また前記ガラス粒子g1,g2は熱硬化性合成樹脂
に対して容積比で2.5〜6倍配合すると、成形型
4の強度および通気性を満足することができる。
ただし、ガラス粒子g1,g2の配合量が2.5倍を下
回ると熱硬化性合成樹脂量が多くなつて通気性が
損なわれ、一方、6倍を上回ると通気性は良いが
熱硬化性合成樹脂量が少なくなつて強度が低下す
る。
に対して容積比で2.5〜6倍配合すると、成形型
4の強度および通気性を満足することができる。
ただし、ガラス粒子g1,g2の配合量が2.5倍を下
回ると熱硬化性合成樹脂量が多くなつて通気性が
損なわれ、一方、6倍を上回ると通気性は良いが
熱硬化性合成樹脂量が少なくなつて強度が低下す
る。
合成樹脂シートSとしては、ポリ塩化ビニル等
よりなる単層シート、またはそのシートを表皮層
とし、これにポリプロピレン発泡シートをクツシ
ヨン層として貼合わせた積層シートが該当する。
よりなる単層シート、またはそのシートを表皮層
とし、これにポリプロピレン発泡シートをクツシ
ヨン層として貼合わせた積層シートが該当する。
また芯材Cは、ABS樹脂等よりなる板に複数
の小径な真空孔22を形成し、この板を押圧型1
8の凹部19に合致するように成形したものであ
る。
の小径な真空孔22を形成し、この板を押圧型1
8の凹部19に合致するように成形したものであ
る。
次にインストルメントパネルの製造について説
明する。
明する。
芯材Cの表面に接着剤としてホツトメルト接着
剤を塗布し、その接着剤を加熱軟化する。
剤を塗布し、その接着剤を加熱軟化する。
第1図に示すように第1可動部11を上昇させ、
また第2可動部12を下降させて成形型4と押圧
型18を開き、その押圧型18の凹部19に前記
芯材Cをその接着剤塗布面を外側に向けて嵌め込
んで設置し、各真空孔22を押圧型18の各真空
孔21に合致させる。
また第2可動部12を下降させて成形型4と押圧
型18を開き、その押圧型18の凹部19に前記
芯材Cをその接着剤塗布面を外側に向けて嵌め込
んで設置し、各真空孔22を押圧型18の各真空
孔21に合致させる。
表皮層aおよびクツシヨン層bよりなる合成樹
脂シートSを略180℃に高温加熱して軟化させ、
その表皮層aを上にして合成樹脂シートSを第1
および第2可動部11,12間に配設する。
脂シートSを略180℃に高温加熱して軟化させ、
その表皮層aを上にして合成樹脂シートSを第1
および第2可動部11,12間に配設する。
第1可動部11を下降させ、また第2可動部12
を上昇させて成形型4と押圧型18間に合成樹脂
シートSを挾着する。合成樹脂シートSは押圧型
18により成形型4の成形面4aに押圧されるの
で、その面4aに対するなじみ性が良い。
を上昇させて成形型4と押圧型18間に合成樹脂
シートSを挾着する。合成樹脂シートSは押圧型
18により成形型4の成形面4aに押圧されるの
で、その面4aに対するなじみ性が良い。
第1可動部11の型枠3内を切換弁12を介し
て真空ポンプ131に接続し、その真空ポンプ1
31により合成樹脂シートSを真空吸引する。成
形型4は、その全体に亘つて無数の微細な連続気
孔20を有し、また合成樹脂シートSは成形面4
aに押圧型18により充分になじませているの
で、そのシートSは成形面4a全体に強く密着
し、これによりそのシートSの表面にはしぼ模様
pが正確且つ明瞭に転写され、同時にシートSは
成形型4の形状に成形される。成形型4は冷却管
5により冷却されているので、シートSは直ちに
冷却され、しぼ模様pおよび形状の崩れが防止さ
れる。
て真空ポンプ131に接続し、その真空ポンプ1
31により合成樹脂シートSを真空吸引する。成
形型4は、その全体に亘つて無数の微細な連続気
孔20を有し、また合成樹脂シートSは成形面4
aに押圧型18により充分になじませているの
で、そのシートSは成形面4a全体に強く密着
し、これによりそのシートSの表面にはしぼ模様
pが正確且つ明瞭に転写され、同時にシートSは
成形型4の形状に成形される。成形型4は冷却管
5により冷却されているので、シートSは直ちに
冷却され、しぼ模様pおよび形状の崩れが防止さ
れる。
第2可動部12側の真空ポンプ132を作動して
前記シートンSより成形された成形体を押圧型1
8および芯材Cの表面に真空吸引すると共に第1
可動部11の型枠3内を切換弁12を介してブロ
ア14側に切り換えて成形体にブロー圧をかけ
る。
前記シートンSより成形された成形体を押圧型1
8および芯材Cの表面に真空吸引すると共に第1
可動部11の型枠3内を切換弁12を介してブロ
ア14側に切り換えて成形体にブロー圧をかけ
る。
これにより成形体は成形型4より離型すると共
に芯材Cに密着してそれと一体に接合される。成
形体は成形型4に強く密着しているので前記真空
吸引作用およびブロー圧を併用することは、成形
体の離型を促進するために極めて有効である。
に芯材Cに密着してそれと一体に接合される。成
形体は成形型4に強く密着しているので前記真空
吸引作用およびブロー圧を併用することは、成形
体の離型を促進するために極めて有効である。
ブロア14を停止し、また第2可動部12の箱
体16内を大気に切換え、その後第1可動部11
を上昇させ、また第2可動部12を下降させて押
圧型18よりインストルメントパネルを外す。
体16内を大気に切換え、その後第1可動部11
を上昇させ、また第2可動部12を下降させて押
圧型18よりインストルメントパネルを外す。
このインストルメントパネルの表面には、牛革
に忠実なしぼ模様pが流れることなく明瞭に付さ
れ、また合成樹脂シートSよりなる成形体と芯材
Cとの接合強度も大きく、耐久性に優れている。
に忠実なしぼ模様pが流れることなく明瞭に付さ
れ、また合成樹脂シートSよりなる成形体と芯材
Cとの接合強度も大きく、耐久性に優れている。
以上の実施例において、成形部成形用球状体
B1は本発明の成形用球状体を、またその成形部
成形用球状体B1におけるガラス粒子g1は本発明
の硬質球状体をそれぞれ構成する。
B1は本発明の成形用球状体を、またその成形部
成形用球状体B1におけるガラス粒子g1は本発明
の硬質球状体をそれぞれ構成する。
なお、前記通気性成形型は、合成樹脂シートよ
り成形体を得る場合に用いられるだけでなく、粘
土材、各種スラリ状成形材料等を用いて注型法等
の適用下で成形体を得る場合にも用いられる。こ
の成形法の実施において、連続気孔は水抜き孔、
ガス(エアを含む)抜き孔等として機能する。ま
た硬質球状体としてはステンレス鋼粒子等の金属
粒子、カーボン粒子、セラミツク粒子等を用いる
こともできる。
り成形体を得る場合に用いられるだけでなく、粘
土材、各種スラリ状成形材料等を用いて注型法等
の適用下で成形体を得る場合にも用いられる。こ
の成形法の実施において、連続気孔は水抜き孔、
ガス(エアを含む)抜き孔等として機能する。ま
た硬質球状体としてはステンレス鋼粒子等の金属
粒子、カーボン粒子、セラミツク粒子等を用いる
こともできる。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、直径が55μm以
下の硬質球状体と、その表面に形成される合成樹
脂層とよりなる無数の微細な成形用球状体を、そ
れらが模型の表面を直接覆うように型枠内に注入
する工程と、この注入された無数の成形用球状体
の各硬質球状体がその相互間に連続気孔を残しな
がら互いに結合されることにより通気性の前記成
形部が得られるように、該無数の成形用球状体を
加熱してそれら成形用球状体の相隣る前記合成樹
脂層間をそれらの接点部において接合する工程と
を有するので、しぼ模様等の微細な凹凸模様も精
密に転写可能な通気性成形部を有する成形型を比
較的簡単な工程で容易に製造することができ、従
つて成形型のコスト節減、生産性及び耐久性の向
上に寄与することができ、また多機種少量生産方
式にも十分に適合することができる。
下の硬質球状体と、その表面に形成される合成樹
脂層とよりなる無数の微細な成形用球状体を、そ
れらが模型の表面を直接覆うように型枠内に注入
する工程と、この注入された無数の成形用球状体
の各硬質球状体がその相互間に連続気孔を残しな
がら互いに結合されることにより通気性の前記成
形部が得られるように、該無数の成形用球状体を
加熱してそれら成形用球状体の相隣る前記合成樹
脂層間をそれらの接点部において接合する工程と
を有するので、しぼ模様等の微細な凹凸模様も精
密に転写可能な通気性成形部を有する成形型を比
較的簡単な工程で容易に製造することができ、従
つて成形型のコスト節減、生産性及び耐久性の向
上に寄与することができ、また多機種少量生産方
式にも十分に適合することができる。
また特に各硬質球状体は、その表面に形成され
る前記合成樹脂層に対して容積比で2.5〜6倍配
合されるので、合成樹脂量が多過ぎて成形型成形
部の通気性が損なわれたり或いは合成樹脂量が少
な過ぎて同成形部の強度低下を招くといつた不都
合の発生を回避でき、従つて、該硬質球状体が直
径55μm以下と非常に微細であるにも拘わらず、
それらの集合体である成形型成形部に必要な通気
性と強度とを共に確保することができる。
る前記合成樹脂層に対して容積比で2.5〜6倍配
合されるので、合成樹脂量が多過ぎて成形型成形
部の通気性が損なわれたり或いは合成樹脂量が少
な過ぎて同成形部の強度低下を招くといつた不都
合の発生を回避でき、従つて、該硬質球状体が直
径55μm以下と非常に微細であるにも拘わらず、
それらの集合体である成形型成形部に必要な通気
性と強度とを共に確保することができる。
第1図は本発明成形型の一実施例を適用したイ
ンストルメントパネルを得るための装置の断面
図、第2図は成形型の部分拡大平面図、第3図は
成形型の製造工程説明図、第4図は成形型の部分
拡大断面図、第5図は成形工程を示す前記装置の
断面図である。 B1……成形用球状体としての成形部成形用球
状体、g1……硬質球状体としてのガラス粒子、M
……模型、Ma……表面、r……合成樹脂層、3
……型枠、4……成形型、41……成形部、4a
……成形面、20……連続気孔。
ンストルメントパネルを得るための装置の断面
図、第2図は成形型の部分拡大平面図、第3図は
成形型の製造工程説明図、第4図は成形型の部分
拡大断面図、第5図は成形工程を示す前記装置の
断面図である。 B1……成形用球状体としての成形部成形用球
状体、g1……硬質球状体としてのガラス粒子、M
……模型、Ma……表面、r……合成樹脂層、3
……型枠、4……成形型、41……成形部、4a
……成形面、20……連続気孔。
Claims (1)
- 1 成形面4aが形成された成形部41を有する
通気性成形型4を、該成形面4aに対応した表面
Maを有する模型Mを使用して製造するようにし
た通気性成形型の製造方法において、前記模型M
に、それの前記表面Maを囲むように型枠3を取
付ける工程と、直径55μm以下の球状に形成され
た無数の硬質球状体g1の各表面に合成樹脂層rを
それぞれ形成して無数の成形用球状体B1を得る
工程と、その無数の成形用球状体B1を、それら
が模型Mの前記表面Maを直接覆うように前記型
枠3内に注入する工程と、この注入された無数の
成形用球状体B1の各硬質球状体g1がその相互間
に連続気孔20を残しながら互いに結合されるこ
とにより通気性の前記成形部41が得られるよう
に、該無数の成形用球状体B1を加熱してそれら
成形用球状体B1の相隣る前記合成樹脂層r間を
それらの接点部において接合する工程とを含み、
前記各硬質球状体g1は、その表面に形成される前
記合成樹脂層rに対して容積比で2.5〜6倍配合
されることを特徴とする、通気性成形型の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24839985A JPS62108033A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 通気性成形型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24839985A JPS62108033A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 通気性成形型の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62108033A JPS62108033A (ja) | 1987-05-19 |
JPH0550373B2 true JPH0550373B2 (ja) | 1993-07-28 |
Family
ID=17177525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24839985A Granted JPS62108033A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 通気性成形型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62108033A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5341177A (en) * | 1976-09-28 | 1978-04-14 | Nec Corp | Mounting method of electronic parts |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP24839985A patent/JPS62108033A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5341177A (en) * | 1976-09-28 | 1978-04-14 | Nec Corp | Mounting method of electronic parts |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62108033A (ja) | 1987-05-19 |
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