JPH0550346A - レーザ・パンチ複合機 - Google Patents

レーザ・パンチ複合機

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JPH0550346A
JPH0550346A JP3209333A JP20933391A JPH0550346A JP H0550346 A JPH0550346 A JP H0550346A JP 3209333 A JP3209333 A JP 3209333A JP 20933391 A JP20933391 A JP 20933391A JP H0550346 A JPH0550346 A JP H0550346A
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laser
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punch
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laser head
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Akio Kondo
章夫 近藤
Takeshi Nanjo
健 南條
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザヘッドとパンチヘッドを有するレーザ
・パンチ複合機における稼働率を高め、工場内の省スペ
ース化の課題を達成しようとするものである。 【構成】 レーザ発振装置49より一定方向に発振させ
たレーザ光の光路内に位置変更自在なベンドミラー47
を設け、このベンドミラー47により屈折された複数の
光路の各々にレーザヘッド(第1および第2)29およ
び41を設け、これらのレーザヘッドの少くとも1つ、
例えば第1のレーザヘッド29の近傍にパンチヘッドを
備えると共に、このレーザヘッド29の照射面にはワー
クの位置決め装置(キャレッジベース21およびキャレ
ッジ23)を備えたテーブル(17,19)を設け、他
方のレーザヘッド(第2のレーザヘッド41)の照射面
には取付自在な加工テーブル55を設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状のワークピースに
パンチング加工とレーザ加工とを行なうレーザ・パンチ
複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状のワークピースに打抜加工を
行なうパンチプレスと、レーザ加工を行なうレーザ加工
装置とを一体化したレーザ・パンチ複合機においては、
1つの加工テーブルに対してレーザヘッドとパンチヘッ
ドとを備え、前記加工テーブルに設けたキャレッジベー
スおよびキャレッジによって、前記レーザヘッドの加工
位置へ位置決めしてレーザ加工を行なっている。また、
打抜加工を行なう場合には前記パンチヘッドの加工位置
へ位置決めしてパンチング加工を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレーザ
・パンチ複合機では、1つの加工テーブルにレーザヘッ
ドとパンチヘッドとが備えられているため、例えば、レ
ーザヘッドでレーザ加工中にはパンチヘッドによるパン
チング加工が行えず、また、パンチヘッドでのパンチン
グ加工中にはレーザヘッドでのレーザ加工が行なえない
という問題があった。
【0004】そのため、レーザヘッドとパンチヘッドを
備えてはいるが、稼働率の上からは条件が悪く、レーザ
加工機とパンチ加工機との専用機を各1台宛設けた方が
よいと言われるが、工場スペースの面では設置面積を広
くしなければならないという課題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、レーザ・パンチ複合機の
レーザヘッドおよびパンチヘッドを有効に活用し、生産
性の向上を達成させると共に省スペースの課題を解決す
るレーザ・パンチ複合機を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレーザ・パンチ複合機は、レーザ発振装置
より一定方向に発振させたレーザ光の光路内に位置変更
自在なベンドミラーを設け、このベンドミラーにより屈
折された複数の光路の各々にレーザヘッドを設け、これ
らのレーザヘッドの少くとも1つの近傍にパンチヘッド
を備えると共に、このレーザヘッドの照射面にはワーク
の位置決め装置を備えたテーブルを設け、他方のレーザ
ヘッドの照射面には取付自在な加工テーブルを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成されたレーザ・パンチ複合機
によれば、レーザヘッドとパンチヘッドとを備えたテー
ブルでは従来どおりのレーザ加工とパンチング加工が行
え、他方のレーザヘッドではベンドミラーの位置変更に
よりレーザ加工が行えることから、1つの製品を孔明け
加工してトリミングを続けて行うことが可能となる。ま
た、パンチング加工とレーザ加工とが別に行なえること
から、2つの異なる製品の同時加工が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
よって説明する。
【0009】図1において、レーザ・パンチ複合機1は
上面からみて略々L字状に形成されたアーム部3と、こ
のアーム部3の一方側に沿って下部に設けられた基台部
5を備えた剛体フレーム7により構成されている。この
基台部5と基台部5上に設けられたアーム部3Mとの間
は切欠部9をなしており、この切欠部9の奥側にはパン
チヘッドとしてのタレット装置11が設けてある。
【0010】このタレット装置11は、同径円盤の上部
タレット13と下部タレット15とよりなり、上部タレ
ット13の周辺部には複数のパンチが設けてあり、下部
タレット15の周辺部には前記パンチに対応する複数の
ダイが設けてあって、上部タレット13は前記アーム部
3Mより垂設された回転支持軸17によって回転自在に
垂設されており、下部タレット15は前記基台部5より
立設された回転支持軸に回転自在に支承されている。こ
の下部タレット15と上部タレット13との間には、板
状のワークピースを挿通させる隙間があって、前記ワー
クピースはその隙間に挿通され前記下部タレット15の
ダイ上に配され、上部タレット13はパンチによって打
抜きによる孔加工等が施される。
【0011】このタレット装置11の下部タレット15
の上面に略々同一水平面となる位置には固定テーブル1
7が設けてあって、この固定テーブル17の左右側には
固定テーブル17の長手方向(Y軸方向)に沿って移動
する移動テーブル19が設けてある。この移動テーブル
9の上部には2つの移動テーブル19に跨って取付けら
れたキャレッジベース21が設けてあり、このキャレッ
ジベース21に沿ってX軸方向に移動するキャレッジ2
3を介してワーククランプ25が設けてある。
【0012】なお、これらの固定テーブル17と移動テ
ーブル19の上面側には複数個のフリーベア27が設け
てあって、これらの各テーブル上に置かれた板材等の移
動を円滑に行えるようになっている。
【0013】前記切欠部9の奥側に設けた前記タレット
装置11の手前側、すなわち前記アーム部3Mの先端側
には第1のレーザヘッド29が設けてある。この第1の
レーザヘッド29は前記固定テーブル17に対して直角
方向よりレーザ光を照射するノズル31を有し、ノズル
ホルダ33を介して前記アーム部3Mに微調整可能に設
けてあり、ノズルホルダ33の後端にはノズル31へレ
ーザ光を誘導する反射ミラー35が設けてある。このノ
ズル31の直下で前記固定テーブル17の上面には、中
心に貫通口を有するホルダ37が設けてあって、板状の
レーザ加工中に発生する溶融金属を下方に落下させるよ
うに構成されている。
【0014】前記アーム部3のL字状に形成された他方
のアーム部3Nは、前記第1のレーザヘッド29を設け
たアーム部3Mに対して直角方向に設けてあり、このア
ーム部3N内には剛体フレーム7の内側に設けられたガ
イドレール39に沿って移動自在な第2のレーザヘッド
41が設けてある。この第2のレーザヘッド41の上部
には反射ミラー43が設けてあり、この反射ミラー43
は第1のレーザヘッド29の反射ミラー35の光軸とは
一致し互に直角に交わるように構成されている。
【0015】上述した反射ミラー35と43との光軸が
交わる位置には、シリンダ45に連結されその位置を変
更可能に設定されたベンドミラー47が設けてある。こ
のベントミラー47はシリンダ45の付勢によって矢印
の方向へ引かれ、レーザ発振装置49からのレーザ光の
光路より外れるようになっている。レーザ発振装置49
はアーム部3Nの反対側に設けてあって、ベンドミラー
47がレーザ発振装置49からのレーザ光の光路より外
れると、レーザ光は直進し第2のレーザヘッド41の反
射ミラー43に照射し、第2のレーザヘッド41のノズ
ル51より照射される。また、ベンドミラー47はシリ
ンダ45の作動によってレーザ発振装置49からの光路
内に入ると、前記第2のレーザヘッド41への入力はな
くなり、第1のレーザヘッド29への入力に変えられ
る。
【0016】前記第2のレーザヘッド41の照射面には
ホルダー53があって、このホルダー53は加工テーブ
ル55の溝57内を第2のレーザヘッド41の移動に合
わせて移動自在に構成されている。この構成によって第
2のレーザヘッド41による加工は、アーム部3Nの方
向に直線的に板材を切断することができるようになって
いる。この加工テーブル55は前記第1のレーザヘッド
29側の固定テーブル17と移動テーブル19とにより
構成されたテーブルより低い位置に設けてあって、移動
テーブル19がキャレッジベース21と共にY軸方向に
移動されて支障なく構成されている。この加工テーブル
55はその基台59上に取付自在になっており、第2の
レーザヘッド41によってレーザ加工される場合に取付
けてもよい。また、第2のレーザヘッド41もガイドレ
ール39に係合される構成になっており、レーザ加工時
にのみ取付けられるように構成している。そして、ガイ
ドレール39に係合される第2のレーザヘッド41の支
持台61内には、図示してはいない公知の駆動手段に連
動連結された駆動用モータが内蔵されており、第2のレ
ーザヘッド41を自走によってガイドレール39上を移
動自在に構成している。
【0017】以下、上記構成よりなるレーザ・パンチ複
合機1による加工パターンを図2ないし図5によって説
明する。
【0018】図2に示すように、例えば定尺材より対角
線上の隅の切欠きI、複数個の丸穴加工II、複数個の角
孔加工III 、変形加工IVを行なうには、 (1) 定尺材をワーククランプ25にて把持し、タレット
装置11にて丸穴加工IIを打抜加工し、以下はベンドミ
ラー47をレーザ発振装置49のレーザ光路に置き、第
1のレーザヘッド29で切欠きI、角孔加工III 、変形
加工IVの順に加工する。
【0019】(2) 図3に示すように、丸穴加工IIをタレ
ット装置11で行ない、次に変形加工IVを第1のレーザ
ヘッド29で加工し、切欠きI、角孔加工III をベンド
ミラー47の切換えで第2のレーザヘッド41で加工す
る(点線部分)。この第2のレーザヘッド41による加
工は直線のみで、角部の加工は板材の向きをかえて行な
う。
【0020】(3) 図4に示すように、製品Aについては
(1) の方法で加工し、製品Bについては第2のレーザヘ
ッド29で加工する。
【0021】(4) 図5に示すように、製品Aおよび製品
Cの丸穴加工IIの部分をタレット装置11によって加工
し、以下は第2のレーザヘッド29によって加工するこ
とができる。
【0022】上述したように、本実施例のレーザ・パン
チ複合機1によれば、4種の加工パターンによって加工
できるので、稼働率も高く生産性を向上させることが可
能である。勿論、上記パターン以外の組合せ加工が可能
であることは言うまでもない。また、一般にレーザ・パ
ンチ複合機の個別使用率は30:70となる場合が多
く、加工中の70%はレーザダウンタイムとなるので、
第2のレーザヘッド41を用いることにより有効に利用
することが可能となる。
【0023】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、適宜の変更を行なうことによって、そ
の他の態様でも実施し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば特
許請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、レ
ーザヘッドおよびパンチヘッドを有効に活用でき生産性
の向上を達成すると共に工場内の省スペース化を解決さ
せることが可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、レーザ・パンチ複合機の
斜視図である。
【図2】図1のレーザ・パンチ複合機による加工例1の
説明図である。
【図3】同加工例2の説明図である。
【図4】同加工例3の説明図である。
【図5】同加工例4の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ・パンチ複合機 11 タレット装置 17 固定テーブル 19 移動テーブル 21 キャレッジベース 23 キャレッジ 29 第1のレーザヘッド 41 第2のレーザヘッド 47 ベンドミラー 49 レーザ発振装置 55 加工テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振装置より一定方向に発振させ
    たレーザ光の光路内に位置変更自在なベンドミラーを設
    け、このベンドミラーにより屈折された複数の光路の各
    々にレーザヘッドを設け、これらのレーザヘッドの少く
    とも1つの近傍にパンチヘッドを備えると共に、このレ
    ーザヘッドの照射面にはワークの位置決め装置を備えた
    テーブルを設け、他方のレーザヘッドの照射面には取付
    自在な加工テーブルを設けたことを特徴とするレーザ・
    パンチ複合機。
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