JPH05503329A - ケージ構造 - Google Patents

ケージ構造

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JPH05503329A JP2504981A JP50498190A JPH05503329A JP H05503329 A JPH05503329 A JP H05503329A JP 2504981 A JP2504981 A JP 2504981A JP 50498190 A JP50498190 A JP 50498190A JP H05503329 A JPH05503329 A JP H05503329A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 建築及び支柱ブロックに関する改良 本発明は、ブロックの形の建築及び支柱構造体に関し、更に詳しくは、バラスト 材料を詰めた金属網ケージからなる建築及び支柱ブロックに関する。
このような構造体のあるものは「蛇かご」という名前で知られており、実質的に 、岩1石2割石等を詰めるブロック状の金網ケージからなる。石はケージ内部に 充填さね、そのため石が外部から見える状態になる。そのため一般的に石は化粧 をほどこされ壁部分に対応するように並べられへかくして石の面が外部から見え る場合も、見栄えがするようにされる。このことは、例えば車道に隣接する堤防 のつっかえをするため、海岸堤防を形成するため、等に広く使用されているこの 蛇かごにあてはまる。
このような蛇かごは石や割石などで充填されるべき金網ケージからなり、実際上 ビル構造、丘陵支柱、海岸壁、壁その他に使用される堅固なブロックになる。
しかしこのような金網ケージに化粧を施した石を充填する方法は高くつき、また かなりの時間と費用が必要である。このような公知方法の場合、石や割石が必要 なことは明らかである。なぜなら他の材料では、金網ケージの網目を通り抜けて しまうからである。
これに対し本発明によれば、蛇かごその池の目的に使用する構造用ブロックが提 供され−このブロックでは、堅固でない粒状物、砂のような流動材料、コンクリ ート、灰、土、炭坑廃物、小径粒集合材、などが単独で、あるいは他の材料と共 にバラスト材料として使用することができ、公知蛇かご構造体におけるような難 点を生ずることがない。また本発明の一つの面では、形成するブロックの形状に 対応するケージを現場で組立てるための、現場用構造ブロックの施工方法であっ て、前記ケージが、少くとも部分的に網目構造を有し、柔軟なシート材料でケー ジ内側が少くとも部分的にライニングされており、粒状の流動性固型材料であっ て網目を通るか前記シート材料は通らない物質を、少くとも部分的に充填するこ とからなる方法、が提供される。流動性固型材料は、実際上極めて広い範囲の材 料である。このような材料を水と混合し、ポンプでケージ中に装入する。水分は 逃散し、充填物は小径粒子の堅固な塊となる。この場合、発泡性の、或いは発泡 性ではない合成樹脂を用いてもよく、これはケージ中に注入する時は液状である が、固化してケージ内部を埋め、バラストとなる。
前記柔軟な、ライニング用ソート材料は、柔軟な織物、マット、プラスチック薄 膜、金属薄膜、積層物、あるいはこれら材料の組みあわせであってよいが、建築 川砂のような小径、流動性のあるバラスト材料を使用しても通りぬけることなく 蛇かご内部に保持されるような、障壁層を形成するものでなければならない。
このような障壁層は、ケージ内に配置した後硬化するような、含浸性繊維質マッ ト、フェルトなどであってもよい。
このように構成した本発明蛇かごケージは、その利用性が著しく増大する。なぜ なら利用することのできるバラスト材料の種類が広くなるからである。当然のこ とではあるが、化粧を施した石よりも砂その他の粒状物の方が、入手がはるかに 容易である。
本発明による蛇かご構造の有用性を高めるため、現場で施工した後、例えばポリ エステル或いはエポキシ樹脂組成物を噴射或いは被覆し、網目を覆うことにより 敵対的な環境から腐蝕防止するようにしてもよい。使用する樹脂組成物にはガラ ス繊維強化材及び/もしくは着色剤を加え、全体的な効果を高めるようにしても よい。このような樹脂材料は、硬化した時には、網目ケージや障壁層(特に障壁 層がプレプリグである場合)に強固に着合し、実際上ある程度虎がごを視界から 硬し、心地よい外観を呈示する。樹脂の適用はスプレー等であってよく、その量 は任意である。障壁層は吸収性であって樹脂のいく分かを吸収するようにしても よい。
技術的には工場で蛇かごケージを製造し、充填し、被覆して現場へ運ぶこともで きるが、現場て蛇かごに充填し、その場で被覆することが好ましい。
本発明はまた、基礎構造、環状ビーム、支柱、基台構造、コンクリートあるいは コンクリート類似品を使用するあらゆる構造体、であって補強スチールを使用す る、あるいは使用しない構造に適用でき、本発明を利用する場合には従来のコン クリート閉止体の難点を克服できる。
コンクリート構造体をつくる場合、コンクリートを充填する空部を板などで形成 した閉止体をつくることが必要である。しかしこのような閉止体をつくることは 時間及び費用かかかる。一番広く行われている木材で閉止体を形成する場合、コ ンクリートを流し込む前に閉止体をつくるには熟練した建具職人が必要である。
特に高いビルなどのビル建築の場合、コンクリート基礎が必要であり、そのよう な基礎は地中に設定して予期される巨大なビル荷重を受けられるようにする。
このような基礎工事のため地盤が掘り起こされる場合、地中面で閉止体をつくる ることはかなり複雑なことになる。
本発明のある好ましい態様によれば、ケージを少くとも部分的にコンクリートで 充填して形成されるコンクリート構造体であって、ライニング材として使用され る柔軟なシート材料は、水分は通すが、空部に流し込まれるコンクリートはしみ 出すことのないような材質のものである構造体が提案される。
本発明による上記の構成の場合、コンクリート構造体は迅速かつ容易に形成され る。ケージは、コンクリートが空部に注入されるとその支持体となり、前記シー ト材料は、注入されたコンクリートから水分を迅速に滲出させ、かくしてコンク リートの硬化速度をはやめる。このような構成は従来の閉止方法に較べ、いくつ かの重要な利点かある。
第一に、従来法により空部を閉止して形成する場合、コンクリート中の水分はそ の上面から逃散するだけであるため、硬化速度が遅い。これに対し本発明の場合 、水分はライニングシート材料を通って直ちにしみ出し始め、従って硬化が直ち に開始するから、硬化する速度が早い。第二に、コンクリート構造体が地下に配 置される基礎構造であってその上に最終的なビルが建造される場合、ケージはコ ンクリートと共にそのままにしておけばよいから、従来の閉止方法のように閉止 用の板材を組立て除去する必要がない。第三に、工場でケージをあらかじめ形成 してお(プるから、現場で閉止体を組立てる必要はない。従って熟練した建具職 人を現場に集める必要がない。このような職人にとっては不順な天候では作業を することができず、そのような場合全体的なスケジュールが遅延することになる 。
注入されるコンクリートを支えるための側壁がケージに設けられる場合、補強用 抑制手段を設けることが望ましい。これは仕切りの形であって、注入されるコン クリートの重量によりケージ壁が歪んだり外方に張り出したりすることを抑制す る。コンクリートが空部に順次、間隔をおいて注入される場合、その第一層が空 部の底に注入さね、少くとも部分的に硬化されるほどの時間の後、同等の厚さの 第二層が空部に装入さ枳このプロセスは、空部が所定程度に満たされるまで繰り かえされる。このようなプロセスの場合、この抑制手段の必要性はある程度緩和 されるかもしれない。前に注入したある程度固まったコンクリート層が、ケージ の側壁を正しい位置に保持するからである。
注入されたコンクリートは、慣用手段に従い、震動を与えて均質化及び平準化さ せてもよい。
ケージ及びシート材料は注入されるコンクリートの支持体となり、また上述した ようにケージは所望形状に工場であらかしめ形成しておくことができる。ある形 状の場合には、ケージは平板な状態に折りたたんでおくことができるため、現場 へ運ぶことが容易であり、また現場で比較的未熟練な作業員により容易に組立て 、充填することができる。
ケージに内部仕切を設ける場合、仕切が網目構造であれば、スチール補強バーを 所定位置に懸架することができる。従って仕切は二つの役割をする。一つはケー ジ壁を所望位置に保持することであり、他方は補強バーを支持することである。
本発明によれば、従来の閉止体形成法の場合には限定されていた空部形状であっ ても、形成することが可能である。例えば従来、ビルの主柱を受ける基礎構造は 、従来の閉止法の場合正方形がもっとも容易であったという理由で正方形の基礎 がつくられていたが、それに代えて円形の基礎をつくることかできる。そのため には、本発明に使用される網目ケージを単に円形にし、その内側面を多孔質シー ト材料でライニングするだけでよい。
シート材料は、好ましくはデュポン社やアイシーアイ社から販売されている公知 ジオ繊維材料であればよく、これは水は通すが、ペースト状の固体粒子は、強く 押しつけられたとしても通り抜けさせない。
本発明はまた構造ブロックを形成するためのケージ構造に関し、このケージ構造 は、少くとも一部が網目である壁と、粒状物をケージ内部に充填できるよう網目 壁内側のライニング材料、とからなる。
ケージは好ましくは、平板な状態から組立てた状態に拡開できるよう、前記網目 壁は複数の相互に接続したパネルからなり、また前記ライニング材料はパネル内 側に結合し、パネルが折りたたまれる際には折りたたまれるようになっている。
またケージは拡開された時には側壁、端壁及び底部からなる矩形であって、底部 はその片側が、一方の側壁下端に枢着しており、側壁及び端壁は相互に矩形の隅 で結合している。
両側壁の間に延びる仕切壁を設けてもよい。
本発明の別の特徴によれば、ケージが側壁を構成する相互に結合している側パネ ルと、両側パネルを結合する横断仕切パネルを有し、側パネルが手風琴のように 折りたたんだ状態と、側パネルと仕切パネルが一列の空部を形成しライニング材 料が側パネル内側にライニングされている拡開状態とになる。
ライニング材料は好ましくはジオ繊維地フェルト材料である。
本発明ケージ構造は蛇かご構造体として使用することができる。本発明によれば 、ケージ壁を構成する網目パネルからなるケージ構造であって、前記パネルは相 互に枢動可能に結合されて折りたたんだ状態から拡開した状態に移ることができ 、拡開した状態では充填材料を満たすことのできる一つ或いは二つ以上の空部を 構成するケージ構造、が提供される。
このようなケージは現場でパネルを相対的に枢動させるだけで拡開することがで き、かくして拡開、直立した構造体には、網目の寸法より大きい径の石、岩。
丸石等が充填される。
ケージを現場で組立てることができるよう相互に枢着した部分からなる平板な素 体からなる蛇かごケージは知られており、そのような公知ケージは底部パネル端 部に側部パネルが結合されている。現場で側部パネルを直立させ、隣りあう側部 の夫々垂直端は、動力ガンによる止め具により相互に結合される。かくして上方 が開いた蛇かご構造が形成される。この蛇かごケージに充填材料が満たされる。
このようなケージの難点は、止め具が現場で動力ガンにより適用されなければな らないことであって、これは望ましいことではない。なぜなら現場で動力が必要 であり、そのこと自体が一つの問題である。第二に、このようなケージに負荷が かかった場合、即ち充填材料を満たした場合、側面に外方に向かう圧力がかかり この圧力は止め具に集中する。止め具が適切かつ強固に適用されていない場合、 止め具による不都合が生しる。
ケージ構造は、好ましくは、相互に隅部て枢着された二つの側壁と二つの端壁、 及び一方の側壁下端に枢着する底部、を有する。
本発明による好ましい蛇かごケージ構造では、ケージ側部は工場で相互に結合さ れており、底部は側部の一方に結合さねへそれにより輸送時にケージは側部を相 互に枢動して平行四辺形に折りたたみ、底部は同時係属出願に記載しているよう に、平板にした側部上に折りたたむことができるようにする。
ケージに内部仕切が設けられる場合、工場において、これら仕切も対向側部に結 合する。工場でケージをつくる際には、適用された止め具が側部を相互に保持す る役割を果たすよう在勤に適用されているかどうか、を確認することはより容易 である。
現場では、底部を折りたたんだ状態から拡げ、側部を拡開状態に移すだけでよい 。底部の残る側部は、必要ならケージの他側部に止めるようにしてもよい。しか しケージに充填する態様から理解されるように、ベース端と側部との結合は、隣 りあう側部と仕切パネルとの結合はどには強い力でな(でもよい。
蛇かごケージには底部と同じ寸法の頂部パネルも設けてよいが、工場で、底部が 結合している側部とは別の側部に結合するようにする。
別の実施態様では、ケージ構造は、複数の相互に枢着した側部パネルが側壁を構 成し、側壁には仕切パネルが枢着しており、側壁が手風琴状に折りたたまわ、柔 軟なコードが仕切パネルと結合している折りたたみ状態から、コードを引っ張る と複数の小ケージ列を区画する拡開状態に移ることができる。
本発明によるこのような蛇かごケージは、結合止め具を現場で適用するための動 カニ具を使用する必要がなく、手で、底部と側部及び頂部が設けられる場合には 頂部を結合する止め具を、適用することができる。
このケージの別の利点は、仕切パネルと共に工場で準備できることである。従来 の拡開可能な蛇かごケージでは、仕切パネルは現場で結合しなければならなかっ た。
本発明の更に別の特徴によれば、ケージ構造は管理された条件下で、即ち工場条 件下で製造することができるため、平板な或いは圧縮された最少限の容積の形に して現場へ運び、そこで拡開して充填して岸壁或いはビル用構造にすることがで きる。このようなケージは、平坦なあるいは圧縮された形では、その側壁が手風 琴のように折りたたまれている。
このケージ構造では、コード、ローブ、ケーブルなどの柔軟な部材であって、ケ ージの各パネルと接続しており、拡開できる範囲を限定するから、例えば結果と して直立、拡開されたケージは所定の形状になる。
本発明のある態様では、拡開すると長い形になり、列状の多角形空部を形成し、 一つのパネルは隣接する空部相互と共通である。空部は六角形であることが好ま しく、共通パネルは仕切又は隔壁パネルであり、残るパネル、各空部毎に4枚、 は長いケージ構造の側部を構成する。
このような柔軟部材は仕切パネルと結合さfy平坦なあるいは圧縮された折りた たみ状態から十分に直立した状態になった時に、各パネルが相互に離れて拡開す る範囲を限定する。
ケージ構造はライニング膜手段を有することが好ましく、この手段は、側部パネ ル内側に裏張りされるライニング材料からなる。このライニング膜は、側部パネ ルの内側に裏張りされケージ構造の長さ方向に延びる二つの長いライニング材料 片からなる。これに関連して、仕切パネルは、ライニング材料を通るある手段に より側部パネルと結合していなければならない。
パネルは好ましくは、開いている網目を有する金網構造のものである。
上記ライニング材料を通るある手段は、止め具あるいはその類似品であってよい 。
本発明によるブロックは、支柱構造にも使用することができ、樹脂組成物を吹き つけた時には魅力的な壁面を呈する。あるいはブロックをバリケート、一時的な 構造物、軍部構築物、攻撃防御のためのシェルタ−1海岸防波堤、その他ビルブ ロックを用いる種々の構造体に使用することができる。
ライニング層となる柔軟な障壁層は、ケージ構造から充填材料を分離するために は、適当な材料であってよいが、ジオテキスタイル性を有する結合されたフェル ト材料が特に好ましいものであることがわかった。
次に本発明の実施態様及び有利な特徴を、添付図面を参照しつつ説明する。図面 において、 第1図は、従来構成の蛇かごから作られる支柱壁の斜視図;第2図は本発明概念 による蛇かごの斜視図:第3.4及び5図は、あらかじめ形成された素体を用い て本発明蛇かごを構成する方法を示す図; 第6図は、本発明蛇かごかどのように装飾的、保護仕上げを施すか、を示す図: 第7図は、第2図の蛇かごケージのパネル、を結合するためにらせん止め具が使 用される状態を示す図。
第8図は、本発明の別の態様によるケージの斜視図:第9図は、第8図のケージ にコンクリートが部分的に充填された状態を示す断面図; 第10図は、第8図のケージを用いてつくられるコンクリート構造体を示す図。
第11図は、バー或いはブロック形の、コンクリート構造体をつくるために有用 なケージを示す図: 第12図は、第11図のケージの別の状態を示す図;第13図及び14図は、第 11図のケージがどのように平坦な形に折りたたまれるか、を示す図: 第15図は、本発明の別の態様による蛇かごケージが、平坦な圧縮された状態か ら拡開される状態に移ることを示す平面図、また第16図は、第15図のケージ 構造が拡開された状態を示す斜視図;である。
第1図に示す従来の蛇かご10は、石14その他の粗石を収容した金属網ケージ 12で区画される巨大なブロックの形をしている。金網パネルのケージへ充填す る材料は、網目から通り抜けないほどの寸法のものである。ケージ網目は保護プ ラスチック材料で被覆されても、被覆されなくてもよい。
壁構造、支柱壁、バリケート、海岸補強体として蛇かごを使用することは、よく 知られている。蛇かごを使用することにより侵蝕に対して効果的な保護が行わわ 、また安定した、強い堤防として特に有用である。ケージは、比較的未熟練な労 働者であっても、現場で詰め込みが可能であるが、かなり大きな石を使用するこ とが必要である。蛇かごは、局地的な地盤沈下が生した場合でも、ある程度の揺 れと形状変化だけで済む、という融通性がある点で有利である。そのような事態 でもその強度と保全性は、そのまま残される。蛇かごはすき間が多いから、通常 排水路を設ける必要がない。
第2図は、本発明による蛇かごを示し、蛇かご20は、従来の蛇がご10のよう に鋼バー或いはワイヤの金網ケージ22から形成されているが、この鋼ケージは 柔軟なライニング材料24で裏張りされており、このライニングにより、蛇かご には、かなり小径のバラスト材料ばかりを詰めることが可能になる。例えば、砂 をバラスト材料として使用することができる。このことはこの蛇かご構造の有用 性を高める。第2図の蛇かごは、砂などの硬質でない材料26が一部充填されて いる。実際上、蛇かごが満たされると、金網のふたでふたをさね、また柔軟性の ある材料24の層で被覆するようにしてもよい。柔軟性のある材料の被覆層はど のようなものでも適当であるが、われわれは、かなりの引張強度を有し、バラス ト粒子は通さないが液体は通す程度に孔質である合成繊維の接着フェルト、が特 に好ましいものであることを知った。
本発明の別の特徴は、壁面或いは支柱として配置さね、蛇かご20がいっばいに されふたをされた後、露出面に対し、第6図に示すように硬化性合成樹脂組成物 50を吹きつけるようにしてもよい。それによりこの金属ケージに比較的平坦な 面が形成さね、例えば粗い鋳込み壁のような外観を呈する。吹きつけられた樹脂 は硬化して、シート状材料24及び金属ケージ22と結着する。シート状材料は 吸収性があり、樹脂がしみ通って良好な結合状態を形成する。
公知の蛇かご構造では、金属ケージは素体に拡げられており、これを拡開、直立 させることができ、パネルの隣接両端を、ステンレススチール型止め金、電気メ ツキスプリングスチールリング止め具、あるいはらせん結合具、を用いて止める 。第3.4及び5図に示す本発明の例では、ケージ型を構成する金網パネル30 .32,34,36.38が相互に固定さね、次いでこのケージ型に、前記柔軟 性のあるシート40を、パネルに結合する形で被覆する。ケージ及びシート状材 料40を起立させるためには、最初パネル34.30を第4図に示す状態に折り 、その後矢印42に示すように材料40の余分の部分を隅部で内側に折り、次い て端部パネル32.36を、第5図に示す位置になるまで、上方に曲げる。材料 40の前記余分の部分は、平板なヒレ部分44を構成する。ケージはかくして、 砂などの固型体でない粒状物であってもよい充填材料でいっばいにすることがで きる状態になる。第7図は、らせんスプリングの結合止め具46が、パネル各端 部を止めるために、どのように使用されているか、を示しているが、他の結合具 を使用してもよい。
第5図の蛇かごは、バラスト材料を詰めた後、従来の構造のように金網のふたパ ネルで閉じてもよい。
第3,4及び5図では、パネル30及び34にはタイフック51及び52が使用 されていることが理解されよう。これらフックは、パネル30.34が拡開され た時、第4図に示すように両パネルを相互に保持しており、一方材料40は隅部 で折り込ま娠パネル32.36は直立方向に折られる。パネル30から36を隅 部で結合する結合具を使用することにより、この蛇かご構造は、バラスト材料を 受け入れられる状態になる。
再び第2図にもどり、蛇かごの外側あるいは目に見える部分には硬化性樹脂を吹 きつけて、装飾的な仕上げにしてもよく、またこの処置により第2図の場合には シート状材料24を、また第5図では40を保護することができる。
蛇かごが被覆される場合、従来の蛇かごのように水が蛇かごを通って排水される よう、蛇かごが水透過性にしておくことが望ましい。
このシート状材料を使用することにより、バラストのような小径粒子を詰めるこ とができる。また土や灰などもバラストとして使用することができ、これら材料 は、れんが、破砕コンクリート、花こう岩、石灰石、砂岩、こけら板、スラブ、 従来の蛇かごに使用されるような石、などよりもはるかに容易に使用することが できる。
蛇かごは現場で、適当な方法で、例えばシャベル、オーガー、ポンプ、種々の土 壌移動具を用いることにより、従来の蛇かごよりも迅速に充填することができる 。
本発明のこのような実施態様による蛇かごは、以下のような、色々な利点がある 。
特に現場が海岸の場合、蛇かごに充填するため適当なポンプを用いて湿った砂や 小石を吸い込むことができる。
本発明による蛇かごは、被覆物を使用することにより、その仕上げを見ばえよく することができる。
本発明による蛇かごは、同等なコンクリート構造体に匹敵する。
次に、コンクリート構造体の製造にかかわる本発明の利用を図示する第8乃至1 4図を参照する。
第8図では、ケージは、鋼線あるいは鋼の金網を用いて円筒形につくられている 。金網60は、現場で適用されるリング止め具66を用いてその自由端62゜6 4が結合される。
円筒形金網ケージの内側にはライニング68が、ケージにより支えられるかたち で適用されており、これは、コンクリート固形物は通さないが水は通過させる多 孔質であるフェルト材料、からなる。
第8図に示すケージを用いてコンクリート構造体を形成するためには、単にその 内部を第9図に示すようにコンクリートで満たすだけでよい。第9図かられかる ように、ケージが必要な場合一杯になるまで、その空部70を層72. 74゜ 76などコンクリートを詰める。コンクリートの各層で内部が満たされると、所 定時間放置して初期硬化が行われるようにする。コンクリートで内部が詰められ ると水分は矢印78に示すようにライニング68を透過し、金網を通り抜ける。
そのため、上部80のみからしか水分が抜けられない従来の閉止体よりも、コン クリートの乾燥がはるかに早く行われる。従ってこの方法によればコンクリート が迅速に硬化するから、次の層74.76を装入することができ、かくして従来 の閉止体よりも迅速に空部70を一杯にすることができる。また、従来の円筒形 コンクリート構造の閉止体の場合には特別の、わん曲ガラス繊維モールドを使用 しなければならず、またリテーナや補強材をモールド中に組み込まなければなら なかった。モールドを現場で組立てることは時間がかかり、熟練者が必要であっ た。これに対しライニング68を用いた単純な円筒ケージを提供することにより 、コンクリートを閉止するはるかに容易な方法が可能になる。
ケージ60は、例えばコンクリートの円筒柱を形成するためには、もちろん適当 な長さであってよい。金網仕切円盤を円筒形金網ケージ60内部に配置して必要 な補強を行うようにしてもよく、また第11図に見られるように、補強スチール 棒]16を支持する手段を設けてもよい。
円筒形金網60は、コンクリートを充填した後、もしくはその前に適当な長さに するため切断してもよい。
コンクリートが硬化した後、金網60はコンクリートと結合したままにしてもよ く、また必要な場合にはこれから離脱させることができる。このことは、最終的 な建造地で、このコンクリート構造体外観が見えるかどうか、に多かれ少なかれ 依存する。見えない場合にはその外観に補足処理を加える必要はないが、見える 場合には、ショットブラスティング法により材料68を除き、第10図に示すよ うに熱硬化性樹脂組成物を構造体に噴射するようにしてもよい。これは、熱硬化 性樹脂は、材料68に対してよりもコンクリートに強固に結合するからである。
第8図乃至10図の実施態様において、ライニング或いはシート68はケージ6 0の内側円筒部分のみの裏張りをするけれども、必要な場合には基部の裏張りも してよい。またケージ60には、コンクリートの最上層が空部に装入された後、 網状の円形ふたを所定位置に配置するようにしてもよい。
ライニング68を用いるこの網ケージ構造は、扱い及び建造がはるかに容易であ り、円筒形のような難しい形状を容易に形成できるコンクリートの効果的な閉止 体を提供しうる。
もっとも本発明のこの面は、ケージの特定形状に限定されるものではない、こと が理解されるべきである。なぜならケージの構成は、必要なコンクリート構造体 の最終的な形状に依存するからである。
第11図は、ブロック或いはビームの形で、コンクリート構造体を提供するため に適したケージ形を示す。このケージは、側部90.92、端部94.96、ケ ージ仕切パネル98,100からなり、これら構成素子それぞれは金網構造から なる。各部分は止めリング102て結合されており、これら各部分は第14図に 示すような平面状態となるような止め方がされている。従って、頂部104は矢 印106に示すように側部90に対して、また基部108は矢印110に示すよ うに側部92に対して止められている。側部90及び92は第12図の矢印11 2及び114に示すように、互いにずらすことができるため、側部90.−92 、端部パネル94.96、仕切パネル98,100は、第13図に示すように平 坦な状態にすることができる。これらパネル及び壁を平坦な状態に移した後、頂 部104及び底部108を、側部90.92の外方に旋回させることができる。
明らかなように、このようなケージは、工場で容易に製造することができ、コン クリートを充填する現場へ送ることができる。側部90,92の内側面、及びシ  端部94,96の内側面は、ライニング68で裏張りしてコンクリートを充填 しうろことが措摘されるべきである。適当である場合には、底部及び/もしくは 頂部の内側面もライニングで裏張りすることができる。
コンクリートブロック或いはビームは、もちろん頂部9oが開いている時に、第 11図に示すケージを充填させるだけで形成することができ、この頂部は、コン クリートを充填した時には閉じることができる。頂部9oの内側も必要な場合に は材料68をライニングすることができるが、このことが必要とはあまり考えら れない。
第8乃至10図の実施態様について得られるコンクリ−1・硬化の利益は、上記 の態様についても得られるが、第11図は、また補強用鋼棒116がどのように 基部94,96、仕切板98,100で支承されているか、を示しており、これ は単にこれら鋼棒を網の間を通すだけでよく、補足的な位置決め手段は必要ない 。
必要なだけの補強棒をケージに使用することができる。
再び第8乃至10図の実施態様に戻り、ライニング材料68をサンドブラストし て除去し、生じるコンクリート構造体を熱硬化性樹脂で被覆してもよい。
本発明のこの実施態様によるコンクリート構造体は様々の用途、例えば基礎構造 、環状ビーム、基盤構造、支柱、階段、保持壁、その他閉止体が必要な部分、に 利用することができる。
ケージに満たされるコンクリートブロックは、本明細書に述べられているように 防波堤或いは海岸壁に使用することができる。
止めリング102は、手でケージのバーに容易に適用することのできる単純な、 ある長さのスチールコイルである。
本発明はまた、このような折りたたみ可能なケージ構造の製造方法に関する。
本発明の別の実施態様によれば、基部面上に、壁の必要な厚さの間隔をあけた綱 片を配置することにより、壁が形成される。間隔をあけた綱片には補強のため、 横断仕切を相互に結合してもよく、ライニングした後、綱片の間の空部に単にコ ンクリートを流しこめばよい。このような方法は、円形構造の保持壁であって、 侵蝕性があり危険な化学物質を収容するタンクを囲む保持壁を形成するために有 用である。このような保持壁はタンク周囲に井筒を形成し、化学物質の漏出があ った場合でも、その物質を収容するようにする。
本発明の別の利点は、コンクリート構造体を製造する過程で比較的水分を含むコ ンクリートを使用できる点である。なぜならコンクリートをケージ中に装入した 時、コンクリートから水が迅速に抜けるからである。コンクリートは一般に水分 を含むから、その中の空気泡は容易に逃散し、より均質な硬化コンクリートが生 ずる。このことは、コンクリート構造体を形成するため閉止体を使用する従来技 術と著しく対照的である。なぜなら従来技術の場合、装入されるコンクリートは 通常比較的乾状態、例えば75slumpでなければならないからである。コン クリートは比較的湿状態であることが望ましい。しかしその難点は、比較的湿状 態である場合には、閉止方法では、作業がより困難になる。本発明方法による場 合、そのような困難は生じない。
次に本発明の別の面による、特に適当なケージ形状を示す第15及び16図を参 照する。
第15.16図に関し、特に15図に示すケージ構造は、容積が最少限となる、 番号122で示される平坦な状態、にすることができるが、15図の番号124 で示されるような直立形状に、この平坦な状態から拡開することができる。図示 の拡開形は多角形、本例の場合六角形、であって、前側パネル128、後側パネ ル130、仕切パネル132からなる。パネル128から132は同じ寸法であ るが、このことは必ずしも必要でない。番号120で示される平坦な状態では、 空部のパネル128,130,132はそれぞれ相互に対応している。第15図 かられかるように、夫々の仕切パネル132は、隣接する空部126のパネルと 共通している。
ロープ或いはケーブル134の形の柔軟な部材が仕切パネル132それぞれの中 央を通っており、それによりこのケーブル134が、構造体の直立する範囲、よ り詳しくは空部それぞれが直立して第15図に示す六角構造体を形成する範囲、 を示す。
柔軟な膜シート或いはライニング136乃至138がパネル128,130の内 側をライニングするために使用されへこれらのシートは、最終的な岸壁構造体或 いはビル構造体を形成するため空部126に装入される材料を保持するための、 保持手段の役をする。
第16図には、拡開開口構造が示されており、空部126には単にバラスト材料 及び/もしくはコンクリートを装入すればよい。ライニング136,138が省 略される場合、バラスト材料は、パネル128.130の網目を通り抜けない寸 法のものでなければならない。
膜シート或いはライニング136,138が設けられる場合には、適当な充填材 料を使用することができる。
本発明のこのような実施態様による蛇かごは、説明或いは図示した以外の形状で あってもよく、本発明の他の実施態様と関連する具体化が可能である。特にパネ ル128,130,132は説明されたような止め具手段或いはその他の手段で 、相互に接続してもよい。このような止め具は、シート136.138を通るこ とができるものであることが理解されるべきである。シートは、説明したような 材料で構成してよい。
第1及び2図に説明した蛇かご構造を使用して形成される構造体は、最終的な用 途にあわせ、並置して、重ねあわせて、あるいはその他適当な組みあわせで使用 することができる。
図示のケージ構造の寸法は任意であってよい。例えば夫々の六角空部は長さ3メ ートル、高さ3メートルのオーダーであってもよい。現場で構造体を組立てるた めには、単に構造体を直立状態に拡開すればよい。
本発明のある特徴は、記載された本発明の別の特徴と組みあわせて使用すること ができる。
本発明で使用する柔軟な材料は、金属フィルム層であってもよいが、液体がそれ を通過して排水される程度の孔径を有していなければならない。そのようなフィ ルムが使用される場合、排水できるけれども、充填材料は通さないものでなけれ ばならない。
また柔軟な材料の外層として、草が生育できる土を表面に保持できるようなプラ スチック繊維からなり、ANKERMATの名で知られているマットを使用する こともできる。
−一\ 補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法184条の8) 平成3年10月7日

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.形成するブロックの形状に対応するケージを現場で組立てるための、現場用 構造ブロックの施工方法であって、前記ケージが少くとも部分的に開いている網 目構造からなり、ケージ内側の少くとも一部を柔軟なシート材料でライニングし 、次いで粒状の流動性同型材料であって前記網目構造は通るが前記シート材料は 通らない物質を、少くとも部分的に充填することをふくむ方法。
  2. 2.前記柔軟なシート材料が、水分は通すが固型材料は保持する繊維質フェルト であるジオ繊維材料からなる請求項1記載の方法。
  3. 3.柔軟なシート材料が、ケージ中で適用した後硬化する合成樹脂を含浸する繊 維質マットである請求項1記載の方法。
  4. 4.ケージの壁が網目構造であり、シート材料を前記壁それぞれにライニングす る請求項2記載の方法。
  5. 5.シート材料を止め具でケージに結合することを含む請求項2又は3記載の方 法。
  6. 6.ケージを平坦な状態に折りたたむことができ、現場で組みたてることができ 、シート材料は、ケージを折りたたんだ時にはケージと共に折りたたむことがで きる先行請求項のいずれか1項記載の方法。
  7. 7.ケージが完全に網目構造からなる先行請求項のいずれか1項記載の方法。
  8. 8.ケージが矩形であって、側壁、端壁及び底部パネルを有し、底部パネルが一 方の側壁下端と結合しており、側壁と端壁とが枢着していて、現場へ運ぶため平 坦な状態に折りたたむことができ、シート材料は側壁及び端壁のみをライニング する請求項6記載の方法。
  9. 9.ケージが、両側壁間に延び両端壁の間に介在する仕切壁を有し、前記仕切壁 も網目構造である請求項7記載の方法。
  10. 10.ケージが、側壁を形成する相互に結合している複数の側部パネルと、側壁 と枢着している仕切パネル、を有し;ケージが折りたたまれた時には、側壁は手 風琴状にたたまれ;ケージが拡開した時には、充填材料を受け入れる一列の六角 形空部を形成し、シート材料が側壁内側をライニングしている請求項1−6のい ずれか1項記載の方法。
  11. 11.柔軟なコードが仕切壁を貫通しかつ仕切壁と結合しており、コードを引張 るし仕切壁相互の間隔があき、側壁パネルが相互に開いてケージが拡開する請求 項9記載の方法。
  12. 12.前記網目構造が、交叉点で相互に固定されている金属ロッド又はワイヤに より区画されている先行請求項のいずれか1項記載の方法。
  13. 13.前記網目構造が、相互に直角に配置された、間隔をあけた平行金属ロッド の組により区画されている請求項11記載の方法。
  14. 14.前記充填材料が砂,割石,混合材,コンクリート,土,石,泥板岩,等も しくはこれらの混合物である先行請求項のいずれか1項記載の方法。
  15. 15.前記ブロックを壁構造として使用する先行請求項のいずれか1項記載の方 法。
  16. 16.壁構造の上部に土を充填し、植物を生育させて外観をよくする請求項14 記載の方法。
  17. 17.ブロックが単独で、他の同様のブロックと並べて、或いは重ねることによ り支柱構造として使用する先行請求項のいずれか1項記載の方法。
  18. 18.ブロックにコンクリートを充填し、ビルブロックとして使用する先行請求 項のいずれか1項記載の方法。
  19. 19.ケージにコンクリートを充填する前に、補強ロッドを網目構造で支持して コンクリート中に埋める請求項17記載の方法。
  20. 20.少くとも網目構造部分であるケージ外面に合成樹脂被覆剤を吹きつけ、被 覆剤をケージとシート材料に結合させることにより外観の見栄えをよくする先行 請求項のいずれか1項記載の方法。
  21. 21.ケージにコンクリートを充填し硬化した後、サンドブラスティング法によ りシート材料を除去し、少くとも網目構造部分に、コンクリートと網目構造に結 合する合成樹脂を吹きつけ、外観の見栄えをよくする請求項1−18のいずれか 1項記載の方法。
  22. 22.充填材料を満たすことにより構造ブロックをつくるケージ構造であって、 前記ケージが、開いた網目構造を少くとも部分的に有する壁と、網目構造内側に ライニングされるシート材料であって、それがない時には網目構造を通過する粒 状物をケージ内に保持するシート材料、とを有するケージ構造。
  23. 23.ケージが、たたんだ状態と拡開した状態とを移動できるよう相互に結合し た複数の網目構造パネルからなり、シート材料が、ケージ壁を構成する前記パネ ル内側に結合していて、パネルを折りたたんだ時にはそれと共に折りたたまれる 請求項21記載のケージ。
  24. 24.ケージは、拡開した時には、側壁、端壁及び底部からなる矩形であり、底 はその一側が一方の側壁下端と枢着しており、側壁と端壁とが、矩形体の隅部分 で結合している請求項22記載のケージ。
  25. 25.側壁相互の間に延びる中間仕切壁を有する請求項22記載のケージ。
  26. 26.側壁を構成する相互に結合した側部パネルと、側壁と結合した面壁に対し て横断方向の仕切パネルとを有し;側部パネルが手風琴状にたたまれる折りたた み状態から、側部パネルと仕切パネルが一列の空部を形成し、シート材料が側部 パネル内側をライニングしている拡開状態、に移ることのできるケージである請 求項21又は22記載のケージ。
  27. 27.シート材料がジオ繊維フェルト材料からなる請求項21−25のいずれか 1項記載のケージ。
  28. 28.構造ブロックを構成するために使用するケージ構造であって、ケージ壁を 構成する相互に枢着した網目パネルを含み、折りたたんだ状態から、充填材料を 満たす空部を形成する拡開状態に移ることができるケージ構造。
  29. 29.ケージ構造が、隅で枢着している二枚の側壁と二枚の端壁、及び一方の側 壁パネル下端に枢著している底部パネル、を有する請求項27記載のケージ構造 。
  30. 30.端壁相互の間に設けられ、側部パネル相互と枢着している仕切パネルを有 する請求項28記載のケージ構造。
  31. 31.相互に枢著した複数の側壁パネルが側壁を構成し、側壁相互はこれに枢着 した仕切パネルにより結合しており;ケージ構造は、側壁パネルが手風琴状にた たまれた折りたたみ状態から拡開状態に移ることができ、この場合、仕切パネル と結合している柔軟なコードを引張ると、複数の小ケージが列状に形成される前 記拡開状態に達することができる請求項27記載のケージ構造。
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