JPH05503219A - ヒトドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド、これらのポリペプチドをコードする核酸、これらのポリペプチドに対して活性の物質をスクリーニングするためのかかるポリペプチドの使用 - Google Patents

ヒトドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド、これらのポリペプチドをコードする核酸、これらのポリペプチドに対して活性の物質をスクリーニングするためのかかるポリペプチドの使用

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JPH05503219A JP3517704A JP51770491A JPH05503219A JP H05503219 A JPH05503219 A JP H05503219A JP 3517704 A JP3517704 A JP 3517704A JP 51770491 A JP51770491 A JP 51770491A JP H05503219 A JPH05503219 A JP H05503219A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒトドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド、これらのポリペプチド をコードする核酸、これらのポリペプチドに対して活性の物質をスクリーニング するためのかかるポリペプチドの使用 本発明は、ヒトドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド、及び、かか るポリペプチドをコードする遺伝子に係る。
本発明はまた、 −ドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチドをコードする遺伝子を含む ベクター、 −前記遺伝子を発現するように形質転換され、前記受容体の作動薬または拮抗薬 の活性を評価するために使用され得る細胞、 一前記ポリペプチドをコードする遺伝子とハイブリダイズでき、特に、神経系、 精神医学系、心血管系、または神経内分泌系の疾患のin vitro診断に使 用され得るヌクレオチドプローブ、 −特にドーパミン作用系が関与する疾患において、分析目的で前記ポリペプチド を精製するため、in vitr。
診断のためまたは治療のために使用される前記ポリペプチドに対するポリクロー ナルまたはモノクローナル抗体、−いくつかの物質の前記ポリペプチドに対する 親和性の程度を検査するためのキット、 一ドーパミン作用性受容体活性を有する前記ポリペプチドに対して活性の物質を 含むかまたはドーパミン作用性受容体活性を有する前記ポリペプチドをコードす る遺伝子もしくは遺伝子フラグメントがトランスフェクトされた細胞に対して活 性の物質を含む特に神経系、精神医学系、心血管系、または神経内分泌系の疾患 の治療に使用するための医薬、 一前記ポリペプチドとの相互作用に起因するある種の副作用を抑制することが望 まれる既知のドーパミン作用性受容体に活性の医薬に係る。
ドーパミンの種々の作用が、通称ではり、受容体及びD2受容体(Kebabi an et Ca1ne、(1979’)(1))と呼ばれている2種類の受容 体との相互作用から生じることは既に認められていた。これらの受容体のうちで 、D2受容体の配列だけが既知であり(B u n z o w他、(1988 )<2))、この受容体の遺伝子のメツセンジャーRNAの代替スプライシング によって、D2受容体の2つのイソタイプ(isoforme)(D−2A及び D−2BまたはD−2(415)及びD−2<414)などで示される)が生じ ることも文献に記載されている(Gir。
他、(1989)(3);Dal Toso他、(1989)(4))。
D2受容体は、1つのGタンパク質に結合した7つのトランスメンブランドメイ ンを有し、且つ網膜の光受容体によって発現されるロドプシン(視紅)系の受容 体とある程度の相同性を有する受容体系に属している。
D1受容体及びD2受容体以外の別のドーパミン作用性受容体が存在することは 、間接的なIli察に基づいて種々の研究者によって推測されていたく特にS  c h w a r t Z他、(1984)(5))。これらの受容体は、単 離されたことがないので証明されたことはない、また、その構造が同定されたこ ともなく、薬理学的特性が完全に定義されたこともない、特に、ドーパミンの合 成及び/または遊離、及び/またはドーパミン作用性ニューロンの活性を調節す る自己受容体の存在は証明されたが、これらは、その薬理学的特性に基づいてD 2受容体にほぼ等しいと認識されていた。
ドーパミン作用性D1受容体の活性及びドーパミン作用性D2受容体の活性のい ずれにも所属しないドーパミン作用性受容体活性を有するネズミのポリペプチド の存在が、Natureの論文(13)の対象となっている。該ポリペプチドは ラットドーパミン作用性受容体り、と命名された。
本発明の目的は、ヒトドーパミン作用性り、受容体の活性及びヒトドーパミン作 用性D2受容体の活性のいずれにも所属しないドーパミン作用性受容体活性を有 する新規なポリペプチドを提供することである。
本発明の目的はまた、ヒトのある種の神経系または精神医学系病理を特異的に診 断し得る新規な核酸配列を提供することである。
本発明の目的はまた、ドーパミン作用性受容体活性を有する新規なポリペプチド に作用するかまたは逆に新規なポリペプチドとの相互作用を防止するための新規 な医薬、特に精神医学系、神経系、心血管系または神経内分泌系の障害の治療に 使用するための新規な医薬のスクリーニング方法を提供することである。
特に、ドーパミン作用性受容体活性を有する本発明の新規なポリペプチドは、 −71の400個のアミノ酸の配列を含むかまたは該配列のフラグメントを含み 、このフラグメントは、重鎖フラグメントが膜に存在するときにドーパミンを作 動薬または拮抗薬に特異的に結合させるために必要な該配列に内在する部位を含 んでおり、上記の結合を、例えば5oko1off他、(1980)(6)及び Martres他、(1985)(7)に記載された方法を用いて放射性リガン ドによって測定することが可能であり、これらの部位は、ラットドーパミン作用 性り、受容体に含まれている部位とは異なる部位である、 束前記400個のアミノ酸の配列を認識するがドーパミン作用性D1受容体、ド ーパミン作用性D2受容体、ラットドーパミン作用性り、受容体のいずれをも認 識しない抗体によって認識されることが可能である、京前記400個のアミノ酸 の配列を認識するがドーパミン作用性D1受容体、ドーパミン作用性D2受容体 、ラットドーパミン作用性り、受容体のいずれをも認識しない抗体を産生し得る 。
「ラットのドーパミン作用性り、受容体」なる用語は、前記に引用のNatur eの論文に記載されたアミノ酸配列及び対応する核酸配列を有する受容体を指す 。
前記抗体による400個のアミノ酸配列の認識または前記抗体による前記フラグ メントの認識という表現は、前記配列が前記抗体の1つと複合体を形成すること を意味する。
抗原(即ち400個のアミノ酸の配列または前記フラグメント)−抗体複合体の 形成、及び形成された複合体の存在の検出は、(放射性同位体または酵素によっ て標識されたトレーサーを用いる方法のような)従来の方法によって行なうこと ができる。
前記定義に対応する「部位を含むフラグメント」の定義に関しては本文中で後述 する。
前記に定義されたフラグメントのうちでも、前記に定義された400個のアミノ 酸の配列をコードする遺伝子によって産生されたメツセンジャーRNAの代替ス プライシングによって産生された1つまたは複数のフラグメントが好ましい。
本発明はまた、前記に定義したようなポリペプチドまたは該ポリペプチドの部分 が、該ポリペプチドに非対応のアミノ酸連鎖に結合したキメラタンパク質に係る 。
本発明のポリペプチド及びキメラタンパク質は、グリコジル化されることができ 、かつ任意にジスルフィド結合を含み得る。
以下の記載においては判り易くするために、本発明のポリペプチドを「ヒトD、 受容体」と呼ぶことにする。
本発明のヒトD、受容体は好ましくは、図1に示すアミノ酸1〜400の連鎖か ら構成されている。
このヒトD、受容体は、細胞内及び細胞外の親水性ループによって隔てられた7 つの疎水性トランスメンブラン領域を含んでいると考えられる。
これらのトランスメンブラン領域は下線を付けた7つの領域に対応し、第1のト ランスメンブラン領域をMbIに対応させ、Mb■(第7のトランスメンブラン 領域)まで順次対応させている。
本発明はまた、ポリペプチドがヒトドーパミン作用性り。
受容体特性を喪失しないでいくつかの局在突然変異を含むような前記に定義のポ リペプチドに対応する突然変異ポリペプチドに係る。これらの突然変異体の例と して特に、トランスメンブラン領域を認識する抗体によって認識されるポリペプ チド、及びトランスメンブラン領域以外の領域を認識する抗体によって認識され るポリペプチドがある。
本発明の突然変異ポリペプチドとして、以下の4つの突然変異の少なくとも1つ を有するポリペプチドがある(突然変異を有し得るアミノ酸の位置は図1の符号 に基づく)二9位のSerがGlyによって置換された突然変異、79位のAl aがValによって置換された突然変異、189位のValがIleによって置 換され突然変異、397位のIleがThrによって置換された突然変異。
本発明の突然変異ポリペプチドは好ましくは、上記の4つの突然変異を含む。
本発明はまた、翻訳後にまたは転写及び翻訳後に前記に定義のヒトD、受容体の いずれか1つを与えるヌクレオチド連鎖を含むかまたは該連鎖から構成される核 酸に係る。
「翻訳後にまたは転写及び翻訳後に10.を与えるヌクレオチド連鎖を含むかま たは該連鎖から構成される核酸」という表現は、 一エキソン、 一イントロンの5′末端及び/または3′末端のエキソン、 一イントロンで中断されたエキソン、 −イントロンの5′末端及び/または3′末端に接続し且つイントロンで中断さ れているエキソンなどを意味する。
本発明はまた、ゲノムDNAフラグメントから成ることを特徴とする前記に定義 されたような核酸に係る。
完全ヒトゲノムに対応する核酸及び前記ヒトD、受容体をコードする遺伝子を含 む完全染色体に対応する核酸は本発明から除外される。
本発明の有利な核酸は、 −73に示す核酸連鎖、 −14に示す核酸連鎖、 を含むか、または前記連鎖の1つから構成されている。
図3の1位及び574位のヌクレオチドによって規定された核酸配列の例を以下 に挙げるニ ー図3の1位のヌクレオチドから成る末端から227位のヌクレオチドから成る 末端までの配列は、図1のポリペプチドをコードする核酸配列のく非コード)5 ′末端に対応する、 −73の228位のヌクレオチドから成る末端から501位のヌクレオチドから 成る末端までの配列は、図1の1位のヌクレオチドから成る末端から274位の ヌクレオチドまでの核酸(コード)配列に対応する、−図3の502位のヌクレ オチドから成る末端から574位のヌクレオチドから成る末端までの配列は、図 1のポリペプチドをコードする核酸配列のイントロンに対応する、 図4の1位のヌクレオチドから成る末端から306位のヌクレオチドから成る末 端までのヌクレオチドによって規定される核酸配列の例を以下に挙げるニー図4 の1位のヌクレオチドから成る末端から46位のヌクレオチドから成る末端まで の配列は、図1のポリペプチドをコードする核酸配列のイントロンに対応する、 −図4の47位のヌクレオチドから成る末端から240位のヌクレオチドから成 る末端までの配列は、図1の1007位のヌクレオチドから成る末端から120 0位のヌクレオチドから成る末端までの核酸(コード)配列に対応する、 −14の241位のヌクレオチドから成る末端から306位のヌクレオチドから 成る末端までの配列は、図1のポリペプチドをコードする核酸配列の3′ (非 コード)末端に対応する。
本発明の有利な核酸は、図3の核酸連鎖を含むかまたは該連鎖から構成され、以 下の突然変異の少なくとも1つを含む。
一252位のAがGによって置換された突然変異、=278位のAがGによって 置換された突然変異。
本発明の有利な核酸は、参考文献(3)及び(13)に示されている条件下に図 3の核酸配列とハイブリダイズすることができ、図3に示す核酸配列に含まれて いる核酸または図3に示す核酸配列を含む核酸から成る。
本発明の有利な核酸は、参考文献(3)及び(13)に示されている条件下に図 4の核酸配列とハイブリダイズすることができ、図4に示す核酸配列に含まれて いる核酸または図4に示す核酸配列を含む核酸から成る。
より詳細には本発明は、図1に示すヌクレオチド連鎖の一6位のヌクレオチドか ら成る末端から1266位のヌクレオチドから成る末端までを含む核酸に係る。
本発明は特に、図1の1位のヌクレオチドから成る末端から1200位のヌクレ オチドから成る末端までの連鎖を含むかまたは該連鎖から成る核酸に俤る。
前記に定義の核酸は、図1に示すポリペプチドに対応する遺伝子をコードする部 分に対応する。
また、突然変異核酸が本文中のハイブリダイゼーション条件下に前記に定義の核 酸または後述する核酸70−プとハイブリダイズする限り、いくつかの局在突然 変異を含む前記に定義の核酸の突然変異核酸も本発明に包含される。
これらの突然変異核酸の例として、以下の6つの突然変異の少なくとも1つを含 む核酸を引用し得る(突然変異され得るヌクレオチドの位置の番号は図1に基づ く)−25位のAがGによって置換された突然変異、−51位のAがGによって ′Il換された突然変異、−236位のCがTによって置換された突然変異、− 565位のGがAによって置換された突然変異、=876位のTがCによって1 換された突然変異、−1190位のTがCによって置換された突然変異。
突然変異核酸の例として、前記に定義の突然変異を25位、51位、236位、 565位、876位及び1190位にすべて有している核酸を引用し得る。
本発明の目的はまた、後述するハイブリダイゼーションプローブの1つと共にハ イブリダイゼーションすることによってヒトゲノムバンクから得ることができ、 イントロンを含むかまたはイントロンから成る核酸配列を提供することである。
本発明はまた、前記に定義の核酸に相補的な核酸、前記に定義の核酸に対応しT がUで置換されている核酸に係る。
本発明の核酸は、化学的方法で製造されてもよく、またはその他の方法で製造さ れてもよい。
200個以下のヌクレオチドまたは塩基対く二本鎖核酸以下の段階を含むニ ーBioorganic Chemistry 4;274〜325.1986 に記載のβ−シアンエチルホスホラミジット全自動化法を使用してDNAを合成 し、−得られたDNAを適当なプラスミドベクター中でクローニングし、適当な 70−ブとのハイブリダイゼーションによってDNAを回収する。
200個以上のヌクレオチドまたは塩基対く二本鎖核酸の場合)を含む長い核酸 を製造するための適当な化学的方法は、以下の段階を含む・ 一化学的に合成され、末端に種々の制限部位を備え、その配列が、Proc、N at、Acad、Sci、USA80;7461〜7465.1983に記載さ れた理論によれば天然ポリペプチドのアミノ酸連鎖と適合性のオリゴヌクレオチ ドを組立て、 −得られたDNAを適当なプラスミドベクター中でクローニングし、適当なプロ ーブとのハイブリダイゼーションによってDNAを回収する。
mRNAから本発明の核酸配列を製造する別の方法は、以下の段階を含むニ ーMan i at i s他(1982H8)及びAu5u−bel F、M  他(1989)(9)に記載の方法でドーパミン作用性り、受容体を発現する 任意の組織から細胞性RNAを調製し、 一オリゴdTを固定したクロマトグラフィーに全細胞性RNAを通してmRNA を回収及び精製し、−Gene 25:263.1983に記載の方法に従って 精製mRNAから一本ff4 c D N Aを合成し、−得られた核酸を適当 なプラスミドベクター中でクローニングし、適当なハイブリダイゼーションプロ ーブを使用して所望のヌクレオチド配列を回収する。
本発明の核酸を製造するために使用される化学的に合成されたオリゴヌクレオチ ドハイブリダイゼーションプローブの例を以下に示すニ −71の一6位のヌクレオチドから成る末端から1266位のヌクレオチドから 成る末端までの核酸配列によって規定される10−ブ、 −11の1位のヌクレオチドから成る末端から1200位のヌクレオチドから成 る末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −11の720位のヌクレオチドから成る末端から831位のヌクレオチドから 成る末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 一図3の1位のヌクレオチドから成る末端から574位のヌクレオチドから成る 末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −74の1位のヌクレオチドから成る末端から306位のヌクレオチドから成る 末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −または夫々の相補的ヌクレオチド配列。
これらの配列は図1、図3及び図4の配列に由来し、Maniatis他(19 82)(8)に記載されたハイブリダイゼーション条件で使用され得る。
また、−木調cDNAの合成及びその後の1nvi−tro増幅を行なうために 、例えばGoblet他(1989,)(10)に記載されているように、PC R(Polymerase Chain Reactin)法を用い、図1の配 列から定義された化学的に合成された2つのアンブリマー(amp l ime re)を使用してもよい、適当なアンブリマーは例えば、図1のヌクレオチド− 6からヌクレオチド18及び図1のヌクレオチド1226からヌクレオチド12 51の配列である。
増幅された核酸フラグメントを次に、Au5ubelF、M、他(1989)( 11)に記載の方法によってクローニングし得る。
本発明はまた、複製に必須でない部位の1つに本発明の核酸を含む特にプラスミ ド、コスミド、ファージまたはウィルス型の特にクローニング及び/または発現 用の組換えベクターに係る。
本発明の適当なベクターは、複製に必須でない部位の1つに、細胞性宿主中で本 発明のポリペプチドの発現を促進するために必要なエレメントを含み、且つ任意 に、細胞性宿主のポリメラーゼによって認識されるプロモーター、特に誘発性プ ロモーターと、任意にシグナル配列及びアンカー配列とを含む。
本発明はまた、前記に定穐の組換えベクターによって形質転換され本発明のポリ ペプチドの1つをコードするヌクレオチド配列をその内部で発現させ得る調節エ レメントを含む細胞性宿主に係る。
細胞性宿主なる用語は、培養して維持され得るすべての生物を意味する。
使用される微生物の例は、細菌、特に大腸菌である。
好ましい生物は、CHO細胞(チャイニーズハムスター卵巣細胞)またはCO3 −7細胞(SV40ウィルスによって形質転換されたアフリカミドリザルの腎臓 線維芽細胞)のような真核生物から成る。
しかしながら、各生物毎に、該生物中で複製され得るベクター特にプラスミドベ クターと、これらのベクターに挿入され得るヌクレオチド配列とを入手すること ができ、本発明のポリペプチドをコードするインサートが該ベクターの上記ヌク レオチド配列の下流に導入されたときに、該ベクターが選択された生物中で該イ ンサートを発現させ、該細胞性宿主の膜に運搬できるという条件が満たされる限 り、他の生物も全く同様に容易に使用できる。
本発明はまた、本発明のポリペプチドの1つに特異的な抗体に係る。これらの抗 体は、ドーパミン作用性D1受容体及びドーパミン作用性D2受容体のいずれを も認識しない、特に、これらの抗体は、以下のアミノ酸配列を認識するニ −71の243位のアミノ酸から成る末端から277位のアミノ酸から成る末端 までのアミノ酸配列によって規定される配列。
抗体を得るために、前記ポリペプチドの1つを動物に注射し得る。
慣用の方法に従い、骨髄腫細胞と免疫マウスの胛臓細胞との細胞融合によってモ ノクローナル抗体を調製する。
ある細胞が腫瘍特性を有しているか否か、また、ある腫瘍が良性であるか悪性で あるかを判定する場合、その要素がヒトD、受容体の異常発現と相関間係を有し ているならば、本発明の抗体を使用してin vitro診断を行なうことが可 能である。
実際、ある種の腫瘍、特に肺の腫瘍においては、正常には存在しないはずのドー パミン作用性受容体の発現を検出し得ることが確認された(Sokoloff他 、(1989)(12))。
ヒトドーパミン作用性り、受容体を含むと予想される生物サンプルを用いたこの ようなin vitro診断方法は以下の段階から成るニ ーヒトドーパミン作用性り、受容体または該受容体に由来の物質と本発明の抗体 との免疫複合体が産生可能な条件下に本発明の抗体と前記生物サンプルとを接触 させ、−形成された前記免疫複合体を検出する。
本発明はまた、前記に定義の核酸の1つまたはそれらの相補的配列丈たは対応す るRNAとハイブリダイズする合成または非合成のヌクレオチドプローブに係る 。これらのプローブは、ドーパミン作用性D1受容体、D2受容体及びラットD 、受容体の遺伝子及びメツセンジャーRNAのいずれともハイブリダイズしない 。
本発明のプローブは、最小では10個、好ましくは15個の核酸を含み、最大で は図1.図3tたは図4に示すヌクレオチド配列全部を含み得る。
短いほうのプローブの場合、即ち約10個から約100個のヌクレオチドから成 るプローブの場合、適当なバイブ) リダイゼーション条件は以下の通りである :900mMのNaC1,90mMのクエン酸三ナトリウムpH7,0,100 μg/mlのサケ精子DNA、0.05%のどロリン酸ナトリウム、10〜25 %の脱イオンホルムアミド、0.02%のFicoll(分子量400,000 )0.02%のウシ血清アルブミン、0.02%のポリビニルピロリドン、42 ℃で14〜16時間。
長いほうのプローブ、即ち約100以上のヌクレオチドを含むプローブの場合、 適当なハイブリダイゼーション条件は以下の通りである: 600mMのNaC1−60mMのクエン酸三ナトリウム、20μg/mlのサ ケ精子DNA、20ttg/mlの酵母tRNA、8mMのトリス−HCl P H7,4,40〜60%の脱イオンホルムアミド、002%のFicolli、 0.02%のウシ血清アルブミン、0.02%のポリビニルピロリドン、0,2 %のドデシル硫酸ナトリウム、10%の硫酸デキストラン。
本発明は特に前記に定義のヌクレオチドプローブに係る。
本発明のプローブは、神経系、精神医学系及び心血管系の疾患の特にin vi tro診断用ツールとして使用され得る。
本発明のプローブはまた、前記に定義の400個のアミノ酸配列をコードする遺 伝子によって産生されるメツセンジャーRNAの代替スプライシングの詳細な分 析に使用され得る。これらのスプライシングの有無を、神経系、精神医学系、心 血管系または神経内分泌系の障害と関連付けることが可能である。
より詳細には、本発明のプローブは、遺伝的異常、特に多形現象または点突然変 異を検出するために使用され得る。
個体のドーパミン作用性り、受容体をコードする遺伝子の多形現象を検出するた めには、個体から採取された血液のような生物サンプルを以下の段階から成る方 法で処理するニ ー制限酵素によって認識される制限部位の処で核酸を開裂して制限フラグメント が得られる条件下で、前記生物サンプルに由来の核酸を制限酵素によって処理し 、−プローブと前記制限フラグメントとの間のハイブリダイゼーション複合体の 産生が可能な条件下で、前記フラグメントとハイブリダイズし得る本発明のヌク レオチドプローブとを接触させ、 一前記ハイブリダイゼーション複合体を検出し、。
−前記ハイブリダイゼーション複合体に多形制限フラグメントが含まれていると きは、該フラグメントの大きさを測定する。
また、個体のドーパミン作用性り、受容体をコードする遺伝子の多形現象を検出 するために、個体から採取された血液のような生物サンプルを以下の段階から成 る方法で処理してもよいニ ー患者から採取された生物サンプルに含まれると予想される量のヌクレオチド配 列を2つのDNAプライマーによってできれば予め増幅させ、 一制限酵素によって認識される制限部位の処で核酸を開裂することによって制限 フラグメントが得られるような条件下に、前記生物サンプルまたは前記のごとく 増幅された量のヌクレオチド配列に由来の核酸を制限酵素によって処理し、 一該プローブと前記制限フラグメントとのハイブリダイゼーション複合体の産生 が可能な場合には該産生が生じ得る条件下に、前記フラグメントとハイブリダイ ズし得る本発明のヌクレオチドプローブを接触させ、−前記ハイブリダイゼーシ ョン複合体を検出し、−前記ハイブリダイゼーション複合体中に多形制限フラグ メントが含まれている場合には該フラグメントの大きさを測定する。
適当なりNAプライマーとしては、図3に示すヌクレオチド1からヌクレオチド 227の配列に含まれる約20塩基の配列、及び、図4に示すヌクレオチド50 2からヌクレオチド574に含まれる約20塩基の別の配列を使用し得る。
好ましいプライマーの2つの例としては、−図3の47位のヌクレオチドから6 7位のヌクレオチドによって規定されるプライマー、及び、−図3の489位の ヌクレオチドから509位のヌクレオチドによって規定されるプライマー がある。
個体のドーパミン作用性り、受容体をコードする核酸または核酸フラグメントの 点突然変異を検出する1nvitro診断方法としては、以下の段階から成る方 法を使用し得るニ ープローブと核酸または該核酸のフラグメントとの閏のハイブリダイゼーション 複合体の産生が可能な場合には該産生が生じ得る条件下に、本発明のヌクレオチ ド10−ブと生物サンプル例えば血液とを接触させ、−前記ハイブリダイゼーシ ョン複合体を検出し、・−前記ハイブリダイゼーション複合体に含まれる核酸ま たは核酸フラグメントを配列決定し、 −前記ハイブリダイゼーション複合体に含まれる核酸または核酸フラグメントの 配列を、ヒトドーパミン作用性り。
受容体の(突然変異を有していない)核酸または(突然変異を有していない)核 酸フラグメントの配列に比較する。
ヒトD、受容体をコードする遺伝子によって産生されるメツセンジャーRNAの 代替スプライシングを検出するためには、組織サンプルに含まれるメツセンジャ ーRNAを本発明のプローブの1つを用いて定量する方法を用いるとよい。
本発明のプローブはまた、ドーパミン作用性り、受容体の異常発現を検出するた めに使用される。この発現は、ドーパミン作用性Dz受容体のメツセンジャーR NAが存在してはならない細胞中に存在することによって露見する。
このin vitro検出方法を行なうためには、個体から採取された血液のよ うな生物サンプルを以下の段階から成る方法で処理するニ ー患者から採取された生物サンプルに含まれると予想される量のヌクレオチド配 列を2つのDNAプライマーによってできれば予め増幅させ、 一ヌクレオチドプローブと前記ヌクレオチド配列とから形成されたハイブリダイ ゼーション複合体が産生され得る条件下に、前記生物サンプルとヌクレオチドプ ローブとを接触させ、 一形成された前記ハイブリダイゼーション複合体を検出する。
′ヒトドーパミン作用性り、受容体のこの異常発現は、いくつかの腫瘍において 観察され、またある腫瘍が良性であるか悪性であるかに関して腫瘍特性との相関 を示し得る。
本発明のポリペプチドは、前記に定義の核酸の1つを含む組換えベクターによっ て予め形質転換された細胞性宿主を適当な培地中で培養し、前記形質転換細胞性 宿主によって産生されたポリペプチドを前記培養物から回収することによって調 製され得る。
本発明のポリペプチドの別の調製方法の特徴は、ペプチド合成で公知の方法を用 い、好ましくはC末端アミノ酸から出発し、連続するアミノアシルを2つずつ所 望の順序で順次縮合させるか、またはアミノアシルと複数のアミノアシル残基を 適当な順序で既に含む予め形成されたフラグメントとを縮合させるか、または上 記のごとき予め調製された複数のフラグメントを互いに縮合させ、この際、特に カルボキシル官能基の活性化後にペプチド結合の形成に正常に関与すべき一方の アミン官能基と他方のカルボキシル官能基またはその逆に一方のカルボキシル官 能基と他方のアミン官能基とを除いてアミノアシルまたはフラグメントに含まれ る反応性官能基全部を予め保護すべく配慮し、以後同様にしてN末端アミノ酸に 達するまで鎖を順次延長することである。
大腸菌のような細菌またはCH○細胞のような真核細胞中でヒトドーパミン作用 性り、受容体を発現させるためには以下の段階から成る方法で処理する:〜調節 エレメント、特に細胞性宿主のポリメラーゼによって認識されヌクレオチド配列 を使用細胞性宿主中で発現させ得るプロモーターのコントロール下に、ヒトD、 受容体をコードするヌクレオチド配列(インサート)が予め挿入されたベクター 、特にプラスミドまたはファージによってコンピテント細胞性宿主を形質転換さ せ、−前記インサートを発現させ得る条件下に形質転換細胞性宿主を培養し、ヒ トD、受容体のトランスメンブラン配列が形質転換された細胞性宿主の表面に露 出するように、発現されたヒトD、受容体を膜に向かって運搬させる。
真核細胞中で発現させる場合には、調節エレメントは、ドーパミン作用性レセプ ターの内因性プロモーターを含んでもよく、またはSV40ウィルスのプロモー ターもしくはR3V (ラウス肉腫ウィルス)のプロモーターのようなウィルス 性プロモーターを含んでもよい。
大腸菌中で発現させる場合には、調節エレメントはラクトースオペロンのプロモ ーターまたはトリプトファンオペロンのプロモーターを含み得る。
本発明はまた、本発明のポリペプチドに対してリガンドとして作用し得るドーパ ミン作用性分子の能力の検出方法に係る。この方法は、 一前記ポリベブチドをコードするインサートで修飾されたベクターによって予め 形質転換され該ポリペプチドに特異的な1つまたは複数の部位を表面に含む細胞 性宿主とドーパミン作用性分子とを、場合によっては該インサートの発現を誘発 した後で、前記分子が前記ポリペプチドに対する親和性を実際に有していること が判明すると前記特異的部位の少なくとも1つと前記分子との結合が形成される ような条件下に接触させ、 一リガンドーポリペプチド型の複合体の形成の有無を検出する段階から成る。
本発明はまた、1つまたは複数の所定のリガンドに対する本発明のポリペプチド の親和性の試験方法に係る。この方法は、 一調節エレメント、特に細胞性宿主のポリメラーゼによって認識されヌクレオチ ド配列を使用細胞性宿主中で発現させ得るプロモーターのコントロール下に、D 、受容体をコードするヌクレオチド配列(インサート)が予め挿入されたベクタ ー、特にプラスミドまたはファージでコンピテント細胞性宿主を形質転換させ、 一前記インサートを発現させ得る条件下に形質転換細胞性宿主を培養し、ヒトD 、受容体のトランスメンブラン配列が形質転換された細胞性宿主の表面に露出す るように、発現されたヒトD、受容体を膜に向かって運搬させ、−前記細胞性宿 主を前記所定のリガンドと接触させ、−前記形質転換細胞性宿主と前記所定のリ ガンドとの闇の特異的結合を検出する段階を含む。
また、上記方法によって、図1の400個のアミノ酸配列の一部分だけを含む上 記で問題にした「部位保有フラグメント」を同定し得る。
この同定方法では、前記配列をコードする核酸よりも短い寸法のインサートを使 用し、上記のごとき発現、発現産物の運搬及び露出に関する段階を行なう0発現 、発現産物の運搬、及び膜における露出、並びに前記に定義のようなリガンドと の反応が得られると、必須部位保有フラグメントを決定し得る。従って、完全配 列よりも短い寸法のフラグメントを使用した試験において前記に定義のようなリ ガンドとの反応が生じない結果が得られた場合には、幾つかの必須部位が削除さ れたことを示している。
本発明はまた、本発明のポリペプチドに対するリガンドの親和性の有無を検出す る検出用キットに係る0本発明のキットは、 一前記に定義のような修飾されたベクターによって形質転換された細胞性宿主の 培養物または前記に定義の細胞性宿主の培養物または前記宿主の原調製物と、− 前記配列の上流に配置されたプロモーターが物理的手段または化学的手段によっ て誘発され得る10モーターであるときに、修飾ベクターに含まれているヌクレ オチド配列の発現を誘発しタンパク質を産生させる物理的または化学的手段と、 一前記ポリペプチドに対して所定の親和性を有する1つまたは複数の対照リガン ドと、 一発現されたタンパク質の生物学的活性のキャリクタリゼーションを行なう物理 的または化学的手段とから成る。
本発明はまた、神経性疾患(例えばパーキンソン病)、精神医学性疾患(例えば 精神病性状!g)、心血管性疾患(例えば動脈高血圧症)または神経内分泌性疾 患(例えば視床下部−下垂体軸の機能不全)を治療するための医薬のスクリーニ ング方法に係る。
本発明はまた、ドーパミン作用性受容体活性を有する本発明のポリペプチドの少 なくとも1つに活性の物質、またはドーパミン作用性受容体活性を有する本発明 のポリペプチドの少なくとも1つをコードする遺伝子もしくは遺伝子フラグメン トによって形質転換された細胞に対して活性の物質を活性物質として、医薬的に 許容されるビヒクルと共に含有する医薬に係る。
本発明はまた、ドーパミン作用性D1受容体またはD2受容体に活性であるが本 発明のドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチドに不活性の物質を活性 物質として含む医薬に係る。
本発明の別の特徴及び利点は、特に添付の図面及び表に関する以下の説明及び実 施例の記載からより明らかであろう。
−71はヒトドーパミン作用性D3受容体の核酸配列及び対応するアミノ酸配列 を示す。
−72はヒトドーパミン作用性り、受容体のアミノ酸配列(第1列)に位置合わ せしたラットのドーパミン作用性り、受容体のアミノ酸配列(第2列)を示す。
ラットのドーパミン作用性り、受容体の配列中でヒトドーパミン作用性り、受容 体と同様の位置に存在する等しいアミノ酸残基を二重線(=)で示す。
相同性を証明するために、2つの配列に欠失を与え、これらの欠失をラットのり 、受容体の配列中に点線間#(−)で示す6 2つの列間の一本線は、ヒトD3受容体及び対応するラットDり受容体の相同で ないアミノ酸を夫々示す。
D、受容体のm胎外N末端領域では、アスパラギン(NXS/T)に結合したグ リコジル化部位のコンセンサス配列が12位及び19位に存在する(図2)。
ラットD3受容体とヒトD、受容体との闇に存在する相同の割合は78.7%で ある。
一図3は、コード部の5′末端便のヒトD、受容体の遺伝子の一部に対応する0 図3の228位のヌクレオチドから成る末端から501位のヌクレオチドから成 る末端tでの配列は、図1の1位のヌクレオチドから成る末端から274位のヌ クレオチドから成る末端までの核酸(コード)配列に対応する。
−74は、コード部の3′末端のヒトD3受容体の遺伝子の一部に対応する9図 4の47位のヌクレオチドがら成る末端から240位のヌクレオチドがら成る末 端までの配列は、図1の1007位のヌクレオチドがら成る末端から1200位 のヌクレオチドがら成る末端までの核酸のコード配列に対応する。
実施例1:ヒトD−3ドーパミン作用性受容体のヌクレオチド配列の決定及びア ミノ酸への翻訳:L ラットD3受容体をコードするcDNAの切断によって得られたff2p放射性 標識した2つのcDNAを用い、EMBL 3(C1ontech)中で、5a u3A−partielleヒトゲノムバンクをスクリーニングした。一方のc DNAは、C1al−PstIによって切断されたラットD、受容体から得られ たcDNAであってプローブ1(N末端部子トランスメンブラン領域MbI+) −ランスメンプラン領域Mb Iりを与え、他方のcDNAは、BstXI−E coRIによって切断されたラットのり。
受容体から得られたcDNAであってプローブ2(C末端部子トランスメンブラ ン領域MbVI+トランスメンブラン領域Mb■)を与える(Sokoloff 他、1990”I。
ゲノムバンク(940,000クローン)のファージをニトロセルロース膜(R AS−85,5chleicheret 5chuell)に移し、42℃で4 時間プレハイブリダイズしく40%ホルムアミド、4XSSC11×Denha rdt’ s、8mMトリス−HCl pH7,4,20μg/mlの酵母tR NA、20μg/mlのサケ精子、0.1%の5DS)−700,000cpm /mlの上記に定義のプローブ1またはプローブ2(DNAIμgあたりの比活 性10109cpの存在下に42℃で14時間ハイブリダイズする(同じ溶液+ 10%硫酸デキストラン)。
次いで、膜に対して42℃で15分間の洗浄を2回(2xSSC; 0.1%5 DS)並びに夫々42℃及び50℃で15分間の洗浄を2回(0,2xsSC;  0.1%5DS)行なう。次に、増幅スクリーンの存在下に一70℃で膜をX 線撮影フィルム(XAR5、Kodak)に密着させる。5時間露光後にX線撮 影フィルムを現像する。
プローブ2(3′末端)によって1つの陽性クローンが得られた。このクローン は4.8 k bの反応性EcoRIフラグメントを含む。これをM13中でサ ブクローニングして配列決定する。
プローブ1(5′末端)によって5つの陽性クローンが得られた。これらのクロ ーンは、1.2kbのSac I及び2.5 k bのEcoRIとの反応性フ ラグメントを含む。
これをM13中でサブクローニングして配列決定する。
ゲノムDNAの配列によって、ラットD、受容体の配列と高度な相同性を有する オープン読取フェーズの存在が確認できる。
PCR増幅に使用できるプライマーを合成する=3′に: A:TTG AAT TCCTGG CAG CTAGAA ATG GGT  TCA A 5′に: B:CGA ATT CAT GGCATCTCTGAG CCA GCT G AG TA3′に: C:AAG AAT TCA GAT CTT CTGCTCCCT CAG  CAA G。
プライマーB(375mM)を使用し、ヒト脳下垂体乳頭のmRNAと逆転写酵 素(20U、Boehr i nge r)とから一本@ c D N Aを合 成する。
プライマーB及びA(各々75mM)を用いTher−mophylus Aq uaticusポリメラーゼ(Cet、us、2.5U)によってこのマトリッ クスを30サイクル(92℃、56℃、72℃、各1分間)で増幅する。
反応生成物を1%アガロースゲル電気泳動で分離し、(1〜1.4kbの)ゲル バンドを切り出し、DNAを抽出しくgene−clean、BIO101)、 プライマーBとCとの間に再度増幅する。アガロースゲル上でエチジウムプロミ ドで着色して可視化したDNA(1,2kb)を再度抽出し、ポリヌクレオチド キナーゼ(IOU、Boehringer)でリン酸化し、Sma (によって 切断したpGEM 4Z(Promega)中でサブクローニングする。
完全フラグメントをKpn(及びBglliによって1ラスミドから抽出し、配 列決定のためにM13中でサブクローニングする。
配列は、ラットDコ受容体に対して総合的に79%の相同性を有し細胞質内の第 3ループを考慮しないときは93%の相同性を有する400個のアミノ酸がら成 るオーブン読取フェーズを与えた。
実施例■:トランスフェクトされたCHO細胞中のり、受容体の発現: ドーパミンの作用素及び拮抗薬によるヨードスルブリド1251結合の阻害を測 定した。
たえ 発現ベクターはプラスミドpsv D−2に由来する。
該プラスミドの構築は前記に引用のNatureの論文に記載されている。
ヒトD、受容体を発現させるベクターは、オリゴヌクレオチドHi ndI[r −Kpn [アダプター(AGCTGTAC)を用い、PSV D−2のHi  ndI[[−Bg l II制限フラグメントをプラスミドpGEM 4ZのB g I IJ−Kpnl制限フラグメントで置換することによってヒトpsv  D−3プラスミドを導くことによって得られる。
これらの構築物を培養し、塩化セシウム勾配で精製しくSambrook J、 他、Mo1ecular clo−ning−a 1aboratory ma nual、c。
Nolan編、Co1d Spring HarborLaboratory  Press、1989)、Lip。
fectine (登録商標)−(Bethesda Re−5earch L aboratory、Gaithersburgh−USA)を使用してジヒド ロ葉酸レダクターゼの欠失したチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO−Kl )にトランスフェクトする。ヒボキサンチン及びチミジンを含まない培地(ダル ベツコの改質イーグル培地)中で安定なトランスフェクトントを選択する。
Martres他、l985 (7)の方法を用い、トランスフェクトされた細 胞腫にヨードスルプリド−125Iを結合させることによってり、受容体の発現 を証明する。結合実験は、120mMのNaClと5mMのKCIと2mMのC aCl2と2mMのMgC+2と0.1%のアスコルビン酸と、10μMの8− ヒドロキシキノリンと、0.1%のウシ血清アルブミンと01〜0.2nMのヨ ードスルプリド−1251とを含む50mMのトリス−MCIバッファ(総量4 00μm)中で行なう(11)。
ヒトD受容体が、正常にはヨードスルプリドー+2J結合部位を有していないC HO細胞中で発現された。
CH○細胞の永久トランスフェクトクローン中でKDの値は1.1nMであり、 Bmax (BmaxはD3受容体の最大濃度を示す)の値は膜タンパク質Im gあたり約0.6pmo+である。
CHO細胞中で発現されたヒトD、受容体の薬理学的特性に関する結果を以下に 示す: 物質 Kl値(nM) 作Jlヌー ドーパミン 39.6±4.2 ドーパミン+Gpp<NH)p 43.5±3.9キンビロール 10.3±1 ,0 擢肌JLL トンベリトン 4.33±0.40 ハロペリドール 4.25±0.61 アミスルブリド 2.20±020 ビモジド 0,67±0.06 (+)OH23222,05±1.70ヨードスルブリド 110土0.10 実施例■:ヒトD、受容体の機能試験モデル:ヒトD、受容体をトランスフェク トしたCH○細胞では、該レセプターの刺激に対するfi能性応答を測定できな い。
この細胞中では、既知の形質導入経路(アセニレートシクラーゼ、ホスホリパー ゼC、ホスホリパーゼA2)の活性化及び阻害をいずれも証明できなかった。そ の理由は、CHO細胞がり、受容体との結合に特異的な形質導入タンパク質Gを 発現しないがらであろう。
例えば、CHOJfll胞はタンパクili G oを発現しないが、同じタン パク質Gの系列に属する別のタンパク質を発現する。
ヒトD、受容体及びタンパク質Goのサブユニットα0(タンパク質α0)の双 方をトランスフェクトしたCHO細胞で機能性応答を測定できたので、この仮説 が正しいことが証明された。
Lえ ラットのタンパク質α0をコードする核酸は、サブユニットα0の既知の配列に 由来のプライマーとのPCR1ll@によって得られた。サブユニットα0の配 列はJoneset Reed(Proc、Natl、Acad、Sci。
USA l987.262:14241〜14249)によって発表されている 。
使用されるプライマーは、 5′のTTA、TCT、AGA、AGG、GGC,CAC。
CAT、GGG、ATG、TA 3′のTAC,GAC,CTC,AAG、AAG、TCAGTA、CAA、GC C,AC である。
得られた核酸を制限酵素Sac (及びXbal(プライマーに含まれる部位) によって消化し、発現ベクターpETJK−C(C1ontech Labor atories、Inc、Pa1o Alto、Etats−Unis)中でサ ブクローニングした。このプラスミドを調製し、フレオマイシン耐性遺伝子を含 むプラスミドpUT 523(Cayla、Toulouse+France) と同時に実施例Hに記載のごとくトランスフェクトした。フレオマイシンを含む 実施例■と同じ培地中でトランスフェクトントを選択した。
これらの#胞に対して、Ma1garolj他(J。
Cel 1.Biol、1987.105:2145〜2155)及びVall ar他(J、Biol、Chem。
1988.263 :10127〜10134)に記載の方法で細胞内カルシウ ム濃度の変化を記録した。
ヒトD、受容体とタンパク質α0との双方を発現するCH○細胞に関して、1n Mのオーダのドーパミンを含む有効濃度50rM胞内カルシウム濃度が増加する ことを確認した。有効濃度50は、細胞内カルシウム濃度の最大増加の半分が得 られるドーパミン濃度の値である。1100nのドーパミンに対する応答は、1 μMの濃度の(+) UH232のようなヒトドーパミン作用性り、受容体に対 する拮抗物質によって完全に阻害される。
この機能モデルに基づいて、ヒトドーパミン作用性受容体に対する作用力価また は拮抗力価を検出し、丈な、作動物質の有効濃度50を評価し得る。
Dff受容体に対する分子の作用力価または拮抗力価を決定するために、ヒトド ーパミン作用性り、受容体及びタンパク質GOのサブユニットα0の双方をトラ ンスフェクトしたCHO細胞を、作用力価または拮抗力価を測定すべき分子と共 に存在させる。
一前記分子が存在しないときの細胞内カルシウム濃度に比べて細胞内カルシウム 濃度が増加しているときは、分子がり、受容体に対する作動物質であると判定し 、−細胞内カルシウム濃度の変化がないときは、前記宿主細胞をドーパミン及び 前記分子と共に存在せさ、ドーパミンの存在下に得られた濃度に比べて細胞内カ ルシウム濃度が減少したときは、分子がり、受容体に対する拮抗物質であると判 定する。
作動物質であると判定された分子の有効濃度50を決定するために、細胞内カル シウム濃度の最大増加の半分を生じる該分子の濃度を決定する。
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1.9B9,162: 575−582゜1コ−5Ok010ff P−r B  、 GlrO5r M 、P−mar trli!S+ M−L−Bouth anat et +y、c、schwartz、”Mo1ecular Cl0 nlnq andCharaCterlZatLOn of a novel  aopamine recaptor (C3)as a targeセ fo r neurolaptics”、Nature、1990. :+47゜p、 146.11151゜ じトドーパミン作用d生D3欠#′l不のヌ7レイナド配ケj及びアミノ会L  m tj−tgggct −1 GCA GTG GTCATG CCCGTr CACTACCAG CAT  GGCACG GGA 429Ala Val Val Mat Pro Va l His Tyr G工n Hzs Gly Thr Gly 14コAGG  ATCCTCACT CGA CAG 入ACAGT CAG TGCAAC AGT GTC702Arq 工1e Leu Thr Arq Gin As n Sar Gin Cys Asn Ser Val 2]4Figure  1 GCA CAT CTG CAG CTG AAG CにT TACTACAG CkTCTGCCAG 780人1a His Lau Glu Lau Ly s xrg ’ryr ’ryr 5er 工1a Cys Gln 260A GT CCCAce ATA GCG CCT AAG CTCkGCTTA  GAA GTT CGA 897Sir Pro Thr 工IC入la pr o Lys Leu Sir Lau Glu Val krq 299a a  q a qqqaaca Ctc t ttgt−a ecca t ttc tagctq ccaggctgttgqCCCa bt 1263 cag L!66 Figure l (犠5 ) とトD3(上l”J)/ラットD3(下チ(」)の仁し奉火j トD3’l:g イネの↓イ叔子のフラクンントのフルオナドaυ“J響」r 本発明は、図1の400個のアミノ酸配列を含むかまたは該配列のフラグメント を含むドーパミン作用性受容体活性を有する新規なポリペプチドを提供する。前 記フラグメントは、該フラグメントが細胞の表面に至上しているときに、ドーパ ミンがその作動物質または拮抗物質に特異的に且つ例えば放射性リガンドによる 定量可能に結合するために前記配列中で存在することが必要な部位を含むフラグ メントであるか、または、前記400個のアミノ酸配列を認識するがドーパミン 作用性D1受容体及びD2受容体並びにラットドーパミン作用性D3受容体のい ずれもを認識しない抗体によって認識され得るフラグメントか、または、前記4 46個のアミノ酸配列を認識するがドーパミン作用性Dl受容体、D2受容体、 ラットドーパミン作用性り、受容体をいずれも認識しない抗体を産生じ得るよう なフラグメントである。
1□。、、 PCT/FR9110081G

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.図1の400個のアミノ酸配列または該配列のフラグメントを含み、前記フ ラグメントが、 −該フラグメントが細胞の表面に露出しているときにドーパミンが作動物質また は拮抗物質に特異的に且つ、例えばSokoloff他、(1980)(6)及 びMar−tres他、(1985)(7)に記載された方法で放射性リガンド により定量可能に結合するために前記配列中に存在することが必要な部位を含み 、これらの部位が、ラットドーパミン作用性D3受容体に含まれている部位とは 異なる部位であるようなフラグメント、または、−前記400個のアミノ酸の配 列を認識するがドーパミン作用性D1受容体、ドーパミン作用性D2受容体、ラ ットドーパミン作用性D3受容体のいずれをも認識しない抗体によって認識され 得るフラグメント、または、−前記400個のアミノ酸の配列を認識するがドー パミン作用性D1受容体、ドーパミン作用性D2受容体、ラットドーパミン作用 性D3受容体のいずれをも認識しない抗体を産生し得るようなフラグメントから 成るドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド、 あるいは、ポリペプチドのドーパミン作用性受容体特性を喪失させないいくつか の局在性突然変異を含む前記に定義のポリペプチドに対応するポリペプチド変異 体、特に以下の4つの突然変異(突然変異を有し得るアミノ酸の位置は図1の符 号に基づく): 9位のSerがGlyによって置換された突然変異、79位のAlaがValに よって置換された突然変異、189位のValがIleによって置換され突然変 異、397位のIleがThrによって置換された突然変異:の少なくとも1つ を有するポリペプチド、特に、上記の4つの突然変異全部を含むポリペプチドか ら成るドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド。
  2. 2.図1の1位のアミノ酸から成る末端から400位のアミノ酸から成る末端ま での配列から成ることを特徴とする請求項1に記載のポリペプチド。
  3. 3.翻訳後にまたは転写及び翻訳後に請求項1または2に記載のポリペプチドの いずれか1つを与えるヌクレオチド連鎖から成ることを特徴とする核酸。
  4. 4.−図3の1位のヌクレオチドから成る末端から574位のヌクレオチドから 成る末端までのヌクレオチド連鎖、−図4の1位のヌクレオチドから成る末端か ら306位のヌクレオチドから成る末端までのヌクレオチド連鎖、−図1の−6 位のヌクレオチドから成る末端から1266位のヌクレオチドから成る末端まで のヌクレオチド連鎖、−図1の1位のヌクレオチドから成る末端から1200位 のヌクレオチドから成る末端までのヌクレオチド連鎖を含むかまたは該連鎖から 構成されるか、あるいは、以下の6つの突然変異(突然変異し得るヌクレオチド の位置は図1に基づく): 25位のAがGで置換された突然変異、51位のAがGで置換された突然変異、 236位のCがTで置換された突然変異、565位のGがAで置換された突然変 異、876位のTがCで置換された突然変異、1190位のTがCで置換された 突然変異:の少なくとも1つを有しており、特に6つの突然変異の全部を含むこ とを特徴とする請求項3に記載の核酸。
  5. 5.複製に必須でない部位の1つに請求項3または4に記載の核酸を含むことを 特徴とする特にプラスミド、コスミド、ファージまたはウイルス型の特にクロー ニング及び/または発現用の組換えベクター。
  6. 6.複製に必須でない部位の1つに、細胞性宿主中で請求項1または2に記載の アミノ酸配列の発現を促進するために必要なエレメントを含み、且つ任意に、細 胞性宿主のポリメラーゼによって認識されるプロモーター、特に誘発性プロモー ターと、任意にシグナル配列及びアンカー配列とを含むことを特徴とする請求項 5に記載のベクター。
  7. 7.請求項5または6に記載の組換えベクターによって形質転換され請求項1ま たは2に記載のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列をその内部で発現さ せ得る調節エレメントを含む細胞性宿主。
  8. 8.細菌、特に大腸菌から選択されることを特徴とする請求項7に記載の形質転 換された細胞性宿主。
  9. 9.CHO細胞またはCOS−7細胞のような真核生物から選択されることを特 徴とする請求項7に記載の形質転換された細胞性宿主。
  10. 10.請求項1または2に記載のポリペプチドに特異的であり、ドーパミン作用 性D1受容体及びドーパミン作用性D2受容体のいずれをも認識せず、特に、以 下のアミノ酸配列: −図1の243位のアミノ酸から成る末端から277位のアミノ酸から成る末端 までのアミノ酸配列によって規定される配列: を認識することを特徴とする抗体。
  11. 11.ドーパミン作用性D1受容体、D2受容体及びラットドーパミン作用性D 3受容体の遺伝子及びメッセンジャーRNAのいずれともハイブリダイズしない ようなハイブリダイゼーション条件下に、請求項3または4に記載の核酸または それらの相補的配列の1つとハイブリダイズすることを特徴とするヌクレオチド プローブであって、特に、以下のヌクレオチドプローブ: −図1の−6位のヌクレオチドから成る末端から1266位のヌクレオチドから 成る末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −図1の1位のヌクレオチドから成る末端から1200位のヌクレオチドから成 る末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −図1の720位のヌクレオチドから成る末端から831位のヌクレオチドから 成る末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −図3の1位のヌクレオチドから成る末端から574位のヌクレオチドから成る 末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −図4の1位のヌクレオチドから成る末端から306位のヌクレオチドから成る 末端までの核酸配列によって規定されるプローブ、 −または夫々の相補的ヌクレオチド配列、から選択されることを特徴とするヌク レオチドプローブ。
  12. 12.請求項1または2に記載のポリペプチドに対してリガンドとして作用し得 る分子の能力の検出方法であって、−前記ポリペプチドをコードするインサート によって修飾されたベクターを用いて予め形質転換され且つ表面に前記ポリペプ チドに特異的な1つまたは複数の部位を有している細胞性宿主と分子とを、場合 によっては該インサートの発現の誘発後に接触させ、この接触は、前記分子が前 記ポリペプチドに対する親和性を実際に有していることが判明すると直ちに、前 記特異的部位の少なくとも1つと前記分子との間の結合が形成され得る条件下に で行なわれ、−リガンドーポリペプチド型の複合体の形成の有無を検出する段階 から成ることを特徴とする方法。
  13. 13.所定の1つまたは複数のリガンドに対する請求項1または2に記載のポリ ペプチドの親和性の試験方法であって、 −調節エレメントのコントロール下、特に使用される細胞性宿主のポリメラーゼ によって認識され且つ該細胞性宿主中で前記ヌクレオチド配列を発現させ得るプ ロモーターのコントロール下に、D3受容体をコードするヌクレオチド配列(イ ンサート)が予め挿入されたベクター、特にプラスミドまたはファージでコンピ テント細胞性宿主を形質転換させ、 −前記インサートが発現し得る条件下に形質転換された細胞性宿主を培養し、D 3受容体のトランスメンブラン配列が形質転換された細胞性宿主の表面に露出す るように、発現されたヒトD3受容体を膜に向かって運搬させ、−前記細胞性宿 主と所定のリガンドとを接触させ、−前記形質転換された細胞性宿主と前記所定 のリガンドとの間の親和性反応を検出する段階から成ることを特徴とする方法。
  14. 14.ヒトドーパミン作用性D3受容体の異常発現のinvitro診断方法で あって、請求項11に記載の1つまたは複数のプローブを使用し、 −患者から採取された生物サンプルに含まれると予想される量の請求項3または 4に記載のヌクレオチド配列を2つのDNAプライマーによってできれば予め増 幅させ、−前記プローブと前記ヌクレオチド配列とから形成されるハイブリダイ ゼーション複合体が産生され得る条件下に前記の生物サンプルと請求項11に記 載のヌクレオチドプローブとを接触させ、 −形成された前記ハイブリダイゼーション複合体を検出する段階から成ることを 特徴とする方法。
  15. 15.個体から採取された血液のような生物サンプルを用い、神経性、精神医学 性、心血管性または神経内分泌性疾患との相関が存在する遺伝的異常、特にヒト ドーパミン作用性D3受容体をコードする遺伝子の多形現象のinvitro診 断方法であって、 −制限酵素によって認識され得る制限部位の処で前記核酸を開裂して制限フラグ メントが得られる条件下に、前記生物サンプルに由来の核酸を制限酵素によって 処理し、−プローブと前記制限フラグメントとの間のハイブリダイゼーション複 合体の産生が可能な場合に該産生を生じさせる条件下に、前記フラグメントとハ イブリダイズすると予想される請求項11に記載のヌクレオチドプローブを接触 させ、 −前記ハイブリダイゼーション複合体を検出し、−前記ハイブリダイゼーション 複合体中に多形制限フラグメントが含まれている場合に該フラグメントの大きさ を測定する段階から成ることを特徴とする方法。
  16. 16.個体の請求項3または4に記載のヒトドーパミン作用性D3受容体をコー ドする核酸または核酸フラグメントの点突然変異を検出するin vitro診 断方法であって、 −プローブと核酸または該核酸フラグメントとの間に形成されるハイブリダイゼ ーション複合体の産生が可能な場合に該産生を生じさせる条件下に、請求項11 に記載のヌクレオチドプローブと血液のような生物サンプルとを接触させ、 −前記ハイブリダイゼーション複合体を検出し、−前記ハイブリダイゼーション 複合体に含まれる核酸または核酸フラグメントを配列決定し、 −前記ハイブリダイゼーション複合体に含まれる核酸または核酸フラグメントの 配列を、ヒトドーパミン作用性D3受容体の(突然変異を有していない)核酸ま たは(突然変異を有していない)核酸フラグメントの配列に比較する段階から成 ることを特徴とする方法。
  17. 17.ヒトドーパミン作用性D3受容体の異常発現の1nvitro診断方法で あって、請求項10に記載の1つまたは複数の抗体を使用し、 −ヒトドーパミン作用性D3受容体または該受容体に由来する物質と本発明の抗 体との間に形成される免疫複合体の産生が可能な場合に該産生を生じさせる条件 下に、請求項10に際の抗体と前記生物サンプルとを接触させ、−形成された前 記免疫複合体を検出する段階から成る方法。
  18. 18.医薬として許容されるビヒクルと共に、ドーパミン作用性受容体活性を有 する請求項1または2に記載のポリペプチドの少なくとも1つに活性の物質を活 性物質として含むか、または、請求項1または2に記載のドーパミン作用性受容 体活性を有するポリペプチドの少なくとも1つをコードする遺伝子または遺伝子 フラグメントがトランスフェクトされた細胞に対して活性の物質を活性物質とし て医薬的に許容されるビヒクルと共に含むことを特徴とする医薬。
  19. 19.ドーパミン作用性D1受容体またはD2受容体に対して活性であるが、請 求項1または2に記載のドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチドには 不活性な物質を活性物質として含むことを特徴とする医薬。
  20. 20.ヒトドーパミン作用性D3受容体に対する分子または請求項18に記載の 医薬の作動力価または拮抗力価を評価する方法であって、形質導入タンパク質G oのサブユニットαoの遺伝子を含むベクターによって形質転換した請求項7か ら9のいずれかに記載の細胞性宿主を使用し、−前記分子が存在しないときの細 胞内カルシウム濃度に比べて細胞内カルシウム濃度が増加しているときは、分子 がD3受容体に対する作動物質であると判定し、−細胞内カルシウム濃度の変化 がないときまたは前記分子が存在しないときの細胞内カルシウム濃度に比べて細 胞内カルシウム濃度が減少しているときは、前記細胞性宿主をドーパミン及び前 記分子の存在下に維持し、ドーパミンの存在下に得られた濃度に比べて細胞内カ ルシウム濃度が減少したときは、分子がD3受容体に対する拮抗物質であると判 定することを特徴とする方法。
JP3517704A 1990-11-06 1991-10-16 ヒトドーパミン作用性受容体活性を有するポリペプチド、これらのポリペプチドをコードする核酸、これらのポリペプチドに対して活性の物質をスクリーニングするためのかかるポリペプチドの使用 Pending JPH05503219A (ja)

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