JPH05503023A - 座席、特に乗物用の座席 - Google Patents

座席、特に乗物用の座席

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JPH05503023A JP3502172A JP50217291A JPH05503023A JP H05503023 A JPH05503023 A JP H05503023A JP 3502172 A JP3502172 A JP 3502172A JP 50217291 A JP50217291 A JP 50217291A JP H05503023 A JPH05503023 A JP H05503023A
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バインガルトナー,ルドルフ
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ツェー.アー.グライナー ウント ゼーネ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に の 本発明は請求の範囲第1項の上位概念に開示されている形式によるフオームプラ スチック製のクンジョンを備えた座席に関する。
国際公開(WO−Al)第88109731号公報に開示された本件と同一出願 人によるフオームプラスチック製のクッションを備えた公知の座席は、第1の密 度を有する開放孔タイプの弾性的なプラスチックフオームを素材とする支承体を 備えたフオームプラスチックと、第1の密度とは異なる第2の密度を有する矢張 り開放孔タイプで防火剤を含む弾性的なプラスチックフオームを素材とした防火 層とから構成されている。防火層と支承体との闇には、高温耐性の繊維または糸 から格子状もしくは網状に構成された耐火性の中間層が配設されている。プラス チックフオームと防火層とは、特に発泡成形工程において互いに結合され、引火 しにくいカバー材料によって囲繞される。この種のクッションは、実地において 高い評価を受けているものの、防火層を形成する個々のパーツにおける結合部に は極めて高い負荷が加えられるので、その結果として破損しやすいという欠点を 免れない。
ドイツ連邦共和国実用新案登録第8506816号には、公共の輸送機関で用い られる座席が開示されており、この座席は座席カバーで覆われた座席クック5ン を有しており、この場合、座席カバーと座席クッションとは引火しにくく煙を出 さない材料から製作されている0通常この種の座席においては、座席カバーから 座席クッションへの焼は抜けを阻止するため、引火しにくい座席カバーと概ねは プラスチックフオームから成る座席クッションとの間にグラスフアイパー製のマ ントを配設する措置がとられている。然しそれにも拘らず、大抵の火災例では火 炎が床側から作用し、座席クッションのプラスチックフオームは移しい煙を発生 しながら燃焼する傾向にあり、従って公共輸送機関で火災が発生した場合には、 短時間の裡に著しく煙が立ち籠めで、乗客を安全に避難させるべく誘導すること が殆ど不可能になるという事実も明らかにされている。そこでこの公知例では、 上記の難点を考慮して、座席の支持フレームにおける座席クッションの下に防火 プレートを配!することが提案されている。然しそのためには、座席クッション を保持する特別な成形材料が必要とされるのみならず、防火プレートを配!する ことに基づいた付加的な出費をも余儀なくされる。なおこの公知技術の場合にも 、座席の通気性を申し分なく保証することは達成されながった。
現代の乗物製造分野では、フオームプラスチック製のクッションを装備した座席 を用いる方式が一般にかなり普及している。この種のクッションは、殊に鉄道お よび路面走行車輛はもとより、航空機規則が制定されている一方、航空機工業に 間する法律では、更に一段と厳しい規則が適用されている。即ち、航空機で用い ようとする座席に対して課されるテストにおいては、クンジョンがその組込みを 予定された装備状態でバーナーからの火炎を直接的に当てられる。
この火炎は2分以上に亙って直接クッションに作用せしめられ、火燃焼テスト後 におけるクッションの重量損失が10%を上回ってはならないものとされている 。このように厳しい条件を満たすと同時に、航空機による長時間の旅行中におけ る快適な座り心地と座席自体の軽量性とを保証するため、座席クッションは防火 剤の添加された開放孔タイプの、しかもそれぞれ異なった密度を有する複数の弾 性的な軟質フオームプラスチックを互いに貼り合わせることによって製作される 。 ・ 例えばヨーロッパ特許出願公開第190064号公報に開示されているこの種の 乗物用座席は、耐火性カバー材料により被覆された多層ニードルフリースから製 作されている。カバー材料と個々のニードルフリース層との間には、粗暴な行為 による損傷から座席を防護するための金属もしくはグラスファイバー製の強化マ ットが挿入されている。この公知例による乗物用座席においては、個々の層と防 護マットにおける多重の中間層とが互いに接着されているので、矢張り所望の充 分な通気性は得られない。
更に別の公知例による航空機用座席では、座席クッションの複雑な立体構造を簡 単な形式で実現するため、支承体は型内で一体に発泡成形される防火剤の添加さ れた材料から製作され、その表面に防火層がコーティングされ、更にその上から 耐火性のカバー材料による被覆が行なわれる。然しこの公知例による座席も、航 空機用座席に関して新たに規定されたより厳しい安全規則およびテスト規則の条 件を満たすことが出来なかった。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3111839号公報による公知の乗物用座席 においては、緊締ばねを有する硬質フオーム外殻または載設フレームが設けられ ており、その上に単数もしくは複数の上位フオーム層から成る座席クッションが 配置されている。この発泡材料層は引火しにくい素材から製作されている。座席 クッションは耐火性の外被によって覆われており、使用者に面した側には引火し にくい織物コーティングが施されている。このように引火しにくい材料と耐火性 の外被とが用いられていることに基づいて、該公知例では燃焼損失特性が確かに ある程度まで改善されてはいるものの、それぞれ異なったフオームプラスチック 層に直接的な火炎が作用した場合には、上述した構造がネンクとなって容積損失 を充分に軽減することは出来ない。
そこで本発明の課題とするところは、乗物、特に鉄道車輌または航空機などのよ うな輸送機関で用いられる従来の座席に改良を加えて、その重量を出来るだけ低 く抑えた上で、充分な通気性と有効な空調特性とが発揮されるようにし、かなり 長時間に亙って直接的な火炎による負荷を受けた場合にも、なるべく煙が発生し ないように、しかも燃焼損失が出来るだけ軽減されるようにする点にある。
加うるに、或いはこれとは無関係に、カバー材料をクッションに保持するための 結合装置が解離に対する申し分のない抵抗力を発揮するように固定された座席を 提供することも本発明の課題とされている。
上記した本発明の課題は、請求の範囲第1項における特徴概念に開示された措置 によって解決することが出来る。
この解決策によって得られる利点は、耐火性の繊維製品、即ち織物または編物も しくはフリース(不織布)から成る被覆層を座席クッションの下面に配設するこ とによって、座席クッションの燃焼および発煙特性を殆ど変化させることなく、 その全重量が軽減され得るところにある。しかもそれと同時に、大抵は著しく複 雑な立体形状を呈するクッション下面が継目のない被覆層でカバーされることに 基づいて、機械的な負荷に対する座席クッションの抵抗力が特に意図することな く高められる。更に、例えばカバー材料の保持装置から支承体に結合されたこの 被覆層にもたらされる引張負荷に対する負荷容量(抵抗力)は、予めこの範囲に 挿入された耐火層における負荷容量の値より高くすることが出来る。何故ならば 、部分的に且つ点状に導入される負荷は被覆層のかなり大きな面に亙って分配さ れ、例えばmff1層と支承体との間の接着層のような接合層にもこの負荷が伝 達されるからである。従って、例えばクリーニングに際してカバー材料を取外す 場合にこの被覆層が支承体から引き剥がされるような事態は回避される。しかも その場合、座席クッションにおける座席面範囲の構造に間して特に有利であると される特性については、これを何ら変動させることなく維持することが可能であ る。
この有利な特性とは、開孔率(間隙率)の比較的高い防火層が極めて有効にクリ ーニングされうろことであり、また座席における快適な空調条件が満たされるこ とである。即ち換言するならば、この防火層は人体からの多量の発散物乃至湿気 を吸収し、座席に対する負荷が除かれた際にその発散物乃至湿気を再び放出する 性質を有している。斯くして、使用者にとっては特に快適な座席の座り心地が保 証される。
請求の範囲第2項には、本発明による別の有利な実施態様が開示されている。こ の措置によれば、防火層における個々の層とこれらの層上に設けられる接着層と の間で生ずる端面側の当接部位が、矢張り縁部範囲のカバリングによって被覆さ れるので、この範囲においても火災に際して接着層が焼は抜けることは確実に阻 止され、著しい負荷を受けて接着部位が大きく裂開されることも回避される。
請求の範囲第3項には、本発明による更に別の構成が開示されている。この構成 上の措置によれば、座席クッションの総重量をさほど高めることなく、その燃焼 損失特性が著しく改善され、その効果は座席の下方から火炎による負荷が加えら れた場合ですら充分に発揮される。
請求の範囲第4項には本発明によるまた別の実施態様が開示されており、この措 置によれば、製作コストを軽減すると同時に、支承体と被覆層との間の結合をよ り効果的に強化することが出来る。
請求の範囲第5項に開示されている別の実施態様によれば、被覆層をその重量は 増大させることなく、種々異なる負荷ゾーン、殊に座席クッションを支持フレー ム上に載設する範囲に応じて局所的に補強することが出来る。
請求の範囲第6項に開示された実施態様の利点は、支承体の厚さ寸法が被覆層側 に位置するばねコアの下面とこの下面との間で出来るだけ僅かな値に抑えられる ところにあり、それにも拘らず、この特にマジックテープの分離乃至剥離強度が 効果的に高められているところにある。
請求の範囲第8項にも特に有利な構成が開示されており、この措置によれば、中 間層が高い耐性を有するように構成されるので、その不都合な焼は抜けをより効 果的に回避することが出来る。何故ならば、仮に防火層が燃焼したとしても、そ の際に燃え残った残留炭化物質が、容易には火炎を通さない密な保護層またはカ ーボン層を中間層の網状乃至格子状部分の上に形成するからである。
更に請求の範囲第9項に開示された構成の利点は、中間層における支持部分が溶 けて消滅し、ひいては支持構造が崩壊するような事態が防止されるところにある 。
更に請求の範囲第10項に開示されているような実施態様も可能であって、この 措置によれば、防火層と支承体との闇の結合部範囲における飛び火または延焼が 阻止される一方、クッションにおける申し分のない座り心地と有効な通気特性と が保証される。
請求の範囲第11項にはまた別の実施態様が開示されており、この措Iによれば 、出来るだけ空気が透過せしめられるように個々の層を結合することが可能にな る。
請求の範囲第12項には、座席における場合によっては独立した有利な構成が開 示されている。この構成様式によれば、例えば粉末状の防火剤における充填度を 高めることによりプラスチックフオームの容積重量がかなり大きな値に設定され ている場合でも、クッション自体の重量は所定の枠内の値に抑え、各強度特性、 殊にクッションの弾性および可撓性ならびに耐用性をその都度所望される種々異 なった条件に適合させると同時に、火災に対する抵抗力について規定されている 極めて厳密な規則を遵守することが驚くほど容易に達成される。
請求の範囲第13項に開示されている支承体の構成様式によれば、例えば所望の 立体形状に応じた発泡成形型を用いることにより、この支承体を一体の成形部品 として1回の作業行程で製作することが出来る。
請求の範囲第14項に開示されている本発明の実施態様によれば、著しい負荷を 受ける範囲でクッションを強化する一方、粉末状の防火剤における充填度を高め ることも出来るという二重の利点が得られる。
本発明における前述の設定課題は、請求の範囲第15項に開示されているところ の、場合によっては独立した特徴によっても解決される。この解決策における利 点は、特にマジックテープとして構成された結合装置が、工業技術的に簡単な補 助手段を利用することにより、被覆層を有する支承体上に高い位置決め精度で取 付けられるところにある。この実施例において将に驚異的な点は、マジックテー プの位置決め装置を適宜に加熱しさえすれば、マジックテープもしくは結合装置 の担体テープが、熱的に変形可能な材料を有する範囲内に爆着して被覆層と永続 的に結合されることであり、この場合、必要に応じてこの範囲に所望の裂開強度 を与えることも、工業技術的には容易に実現可能である。更にこの解決策による 別の利点として、結合装置もしくは担体テープが被覆層を用いることなく直接フ オームプラスチック製の支承体に永続的に結合可能であることも挙げられるが、 そのためには一般に比較的大きなサイズの結合範囲が必要とされる。
請求の範囲第16項には本発明による別の有利な実施態様が開示されている。こ の措置によれば、マジックテープを用いた結合方式のほかに、他の一連の結合装 置、例えばファスナー継手、フンク継手、鳩目継手などによる結合方式を採用す ることが出来る。
請求の範囲第17項には別の構成が開示されている。この構成様式によれば、担 体テープの範囲を圧力および熱による被覆層との爆着に利用することが可能であ る。
請求の範囲第18項に開示された実施態様も特に有利であって、この措置によれ ば、結合範囲で被覆層および/または支承体を構成するフオームプラス千ンクを も溶融させ、これによって高強度の継手を得ることが出来る。
更に請求の範囲第19項に開示されている実施態様を採用すると有利であり、こ の措置によれば、被覆層および/またはクッション上で結合装置を予め位置決め して自己付着式に固定することが出来る。
また請求の範囲第20項に開示された実施態様においては、接着剤により付加的 な溶着剤を形成することが可能である。
請求の範囲第21項には別の実施態様が開示されている。この措置によれば、永 続的な結合を行なうのに必要とされる結合範囲を担体テープの製造時に予め規定 しておくことが極めて簡単に達成される。
請求の範囲第22項には更に別の実施!!様が開示されている。この措!によれ ば、結合装置、特にマジックテープ上に配!された付着固定部を熱的に変形させ ることによって、付加的な溶着剤を添加することなく永続的な結合が実現される 。
更に請求の範囲第23項に開示された実施i欅によれば、付着固定部を部分的に 熔解することにより、結合装置の保持力をその都度の必要に応じて適正に低下さ せることが驚異的と言えるほど簡単に達成される。
更に本発明においては、請求の範囲第24項の上位概念に示されているような座 席の製作方法も対象とされている。
この方法の特徴は、マジックテープをその結合範囲で熱的に変形可能な担体テー プおよび/または被覆材料の融点を上回る温度にまで加熱し、これに圧力を加え て被覆層と融合させるか、或いは被覆層に爆着する点にある。この措置によれば 、結合装置に圧力をもたらすための技術的に単純な装置を、局所的に加熱可能な 少なくとも1つのプレスダイとして構成できるという驚異的な利点が得られる。
エネルギー供給源から制御−および調整装置を介してエネルギーを供給されるこ のプレスダイは、結合装置を受容するように構成することも可能であって、この 構成様式が採用されるならば、被覆層および/またはクッション上における結合 装置のポジションを特に正確に規定することが可能になる。この装置に前置され た制御−および調整装置は、当該プロセスに必要な温度と加圧時間とを規定する ために用いられる。
請求の範囲第25項には本発明の方法に間する別の有利な実施態様が開示されて いる。この措置によれば、例えば結合装置の担体テープとこの担体テープを永続 的に結合しようとする被覆層とが圧力作用下における熱的負荷によって圧刻処理 され、圧到部の縁部範囲に生ずる側面により、処理範囲全体における高い溶着安 定性がもたらされる。
更に請求の範囲第26項には、本発明の方法に関するまた別の有利な実施態様が 開示されており、この措置によれば、結合範囲で融解せしめられる担体テープお よび被覆層の材料成分に加えて、熱活性の接着剤も担体テープおよび被覆層のt ammm構造内に浸透し、その冷却後には極めて高い破壊強度を有する一貫した 結合部が形成される。
次に本発明をより明確に理解しうるようにするため添付の図面に示した各実施例 を詳細に説明する: 第1図は本発明による座席を2つ装着した二人掛は座席の全体的な斜視図、 第2図は第1図に示された座席の座席面で用いられる座席クッションの側面図、 第3図は座席面で用いられる前記座席クッションを正面図および第2図の■−■ 線に沿った断面図として示した図、第4図は座席クッションの一部を拡大して側 面図および第3図の■−■線に沿った断面図として示した図、第5図は結合範囲 を正面図および第4図の■−v線に沿った断面図として示した図、 第6図は被覆層を有する結合装置の平面図、第7図は加熱可能なプレスダイを有 する結合装置を概略的に示した図、 第8図は被覆層上に取付けられ本発明による結合範囲を備えた結合装置を平面図 および簡単な概略図として示した図、第9図は第8図による結合装置の側面図お よびこの装置に配属されたブレスダイを破断して示した側面図、並びに簡単な概 略図、第10図は座席クッションにおける別の実施S欅を部分的に破断して示し た側面図、 第11図は第10図による座席クッションを部分的に破断して示した平面図、・ 第12図は座席クッションにおける更に別の実施1!!欅を破断して概略的に示 した側面図である。
第1図には2つの座席2.3を装備した二人掛は座席1が示されている。これら の座席2.3は、それぞれ背凭れ用のクッション4と座席面用の座席クッション 5とから構成されている。両座席2.3におけるクッション4および座席クッシ ョン5は、いづれも同一の構造を有し、互いに鏡面対象に構成されている°、但 しこの座席は一人掛は座席としても、或いは複数の人が腰掛けられる座席として も利用することが可能であり、また座席2乃至3をそれぞれ単一のもしくは複数 のクッションから構成することも可能である。
クッション4および座席クッション5は、その全体が符号6で示された支持フレ ームに装着されている。なお支持フレーム6としては、図示の形状とは異なった 任意の構成様式によるフレームを用いてもよい。
第2図および第3図には座席面を形成する座席クッション5が示されている。座 席クッション5には支承体7が内蔵されており、この支承体7は、有利には冷間 成形フオーム物質を素材として所望の支承体外形寸法に適合した型内で製作され る。支承体7は弾性的な開放孔タイプのプラスチックフオームから構成され、有 利には一体構造の成形体として製作される。第3図の斜線部分に破線で概略的に 暗示されているように、プラスチックフオームには粉末状の防火剤8として、例 えばメラミン樹脂および/または水酸化アルミニウムを添加することが出来る。
支承体7の表面には格子状もしくは綱状に構成された高温耐性の繊維乃至糸10 .11から成る中間層9が配設されている。この中間層9は支承体7とは反対の 側で防火層12によって被覆されている。防火層12は液状の防火剤によって含 浸加工されており、この液状防火剤には、例えば塩素、臭素または燐が含まれて いる。なお、液状の防火剤を水酸化アルミニウムと混合し、その際に粉末の粒度 が0.2μm〜110μmまでの範囲ツタは、プラス千ツクフオーム集塊(ブロ ック)の一部を形成し、その部分が後から液状の防火剤で含浸処理される。防火 層12と中間層9と支承体7とは、それぞれ面状に配分された各区分で接着剤1 3により互いに接合されているので、接着剤13を通して座席クンシラン5を通 過する空気の流通状態が著しく懇書されることはない。防火層12は座席面14 のところで引火しにくいカバー材料15によって覆われている。カバー材料15 と座席クッション5との面17の範囲とにおいては、支承体7が中間層9および 防火層12によって囲繞されている。引火しにくいカバー材料15も、矢張り座 席クッション5におけるこれらの面を、或いは座席クンジョン全体をカバーする ことが出来るが、本発明の構成様式によれば、例えば座席の下に位置しているよ うな見えない範囲では、引火しにくいカバー材料を省略することも可能である。
例えば旙物、織物またはフリース、ネットまたは格子として構成可能な中間層9 においては、格子状または網状に構成される繊維材料(糸)のメツシュ幅が約0 .5〜81、有利には3II11の値に設定されている。
更に第2図および第3図から明らかなように、座席クッション5の下面18には 被覆層19が配設されている。この被覆層19は不燃性もしくは難燃性の繊維を 素材とした耐火性の織物、編物またはフリースから構成されている。この種の引 火しにくい生地は、概ね木綿とポリエステルとの混紡材料から構成され、その混 紡率は、例えば木綿81%にポリエステル19%もしくはウール59%、木綿3 3%、ポリエステル8%とされる。
被覆層19は接着剤13により1枚の一貫した層として、或いは中間層9または 防火層12に間して第2図に示されたように、個々の接着点で支承体7に結合さ れているが、支承体7を被覆層19上で直接的に発泡成形してもよいことは言う までもない。但しそのためには、支承体7の製作に先立って被覆層19が適正な 発泡成形用の型内に装入されねばならない。
本発明の特に有利な実施態様では、被覆層19が座席における側面17と下面1 8との間に位置する縁部20〜23に被せられ、或いはこれを被覆する。更に座 席側面17もしくは座席面14を越えて突出する被覆層19の部分24は、支承 体7または被覆層19と防火層12または支承体7および場合によっては中間層 9との間に位置する接着剤13の層をカバーすることが出来る。従って火災が生 じた場合にも、接着剤の引火により火炎が座席クッション5内に侵入することは 回避される。他方、被覆層19の部分24をこのようにオーバーラツプ式または 掩蔽式に配置することにより、防火層12または中間層9が支承体7から解離す ることは確実に阻止される。斯くして、殊に耐火性のカバー材料15を交換する 際の座席クッション5の負荷容量が著しく高められ、輸送手段に火災が発生した 場合の乗客の安全性も高められる。何故ならば、かなり長期に亙って使用された 座席クッション5ですら、座席クッションの耐用時間に関して当局による各種テ スト機関で規定された所定の条件を確実に遵守することが出来るからである。
矢張り第2図および第3図から看て取れるように、支承体7に面してない被覆層 19の側には、耐火性のカバー材料15を保持する装置のマジックテープ16が 配置されている。このマジックテープ16は、有利には接着剤13から成る層を 介して、被覆層19に結合可能ならしめられている。この措置の利点は、被覆層 I9が大きな面に亙って支承体7に結合されていることに基づいて、マジックテ ープ16の範囲で耐火性のカバー材料15を解離する際に生ずる引張力が部分的 には点状に小さな範囲に限定されるので、被覆層19の剥離に抗する大きな力が 不要ならしめられているところにある。
被覆層19を防護すべく被覆層19における支承体7とは反対側に補強外被25 を設けておくと有利であって、この措Iによれば、座席クソシ式ン5を支持フレ ーム6に載設する範囲で被覆層19の摩り切れ、破損もしくは裂損を効果的に防 止することが出来る。
第4図には座席クッション5の前部コーナー範囲が拡大して示されている。特に この図から明らかに看て取ることが出来るように、カバー材料15は側面17を カバーする被覆層19の部分24を越えて案内されている。更にこの図から明ら かなごとく、本発明においては座席クノンジン5の下面18を覆う被覆層19以 外に耐火性のカバー材料15をも配置することが出来る。既に第3図に関連して 説明したように、被覆層I9の上に補強外被25を配設しておくと有利であって 、被覆層19はこの補強外被25を介して支持フレーム6の支持桁26に支承さ れる。
更にこの拡大図から極めて明確に看て取れるように、支承体7と防火層12との 間に配設された接着剤層の端面ば、側面17から突出する被覆層19の部分24 によって保護することが出来る。
この実施例においても、支承体7内の防火剤8は破線で暗示されている。
更にこの第4図に示された実施例においては、例えば空洞部を形成するような切 欠27を支承体7に設けておくことが出来る。
更に、例えば座席クンシゴン5を仕上げた後でこの座席り、7シヨン5に複数の 針で孔を開けることも可能であり、この措1によれば、当該実施例としては著し く大きな複数のWil開口部が形成されることになり、これらの開口部が熱およ び湿気を座席面14の範囲から放出するために用いられる。
第5図には、マジックテープ16を用いた結合装置28が示されている。フオー ムプラスチ7りから構成された支承体7は接着剤13によって被覆層19に結合 されており、この場合、マジックテープ16には熱変形可能な材料、例えばポリ アミドを素材として製作された担体テープ29が設けられている。被覆層19と は反対側に位置する表面3Qの側では、例えばプラスチックもしくはナイロン繊 維からカウンタフック(逆鉤)状のパイル(けば)として形成された付着固定部 31が担体テープ29上に配置されている。担体テープ29における被覆層19 に面した結合面32には、例えば熱活性の接着剤33が載設または塗布されてい る。担体テープ29はその結合範囲34で被覆層19の方向に向って熱的に変形 されており、結合範囲34に形成された変形部における担体テープ29の凹所深 さ35と厚さ36とを加えた値は、圧刻処理されてない担体テープ29の厚さ寸 法37より大きな値に設定されているので、担体テープ29と被覆層19とは結 合範囲34で互いに内外係合して相互噛合部および側面38を形成する。
変形プロセスの温度を担体テープ29として使用される材料と熱活性の接着剤3 3と被覆層19とに応して適正な値にセットするならば、これらの材料は結合範 囲34で粘性の溶融物に変換されるが可塑化されるので、各材料は互いに融合し 、その凝固後には結合部の高い強度が得られる。なお室温で接着作用を発揮する 熱活性の接着剤33は、比較的高い熱変形温度範囲では流動可能な状態におがれ るので、担体テープ29内のみならず被覆層19内にも浸透することが出来る。
更に第5図から明らかなように、担体テープ29に設けられた付着固定部31は 、加熱されたポンチ39の温度作用により結合範囲34で熱的に変形されるか融 解される。後者の場合、つまり融解が生じた場合には、溶融物が被覆層19にお ける織物組織状の基礎材料(原料)内に浸透し、その凝固後には剛性の溶着継手 が形成される。これに対して熱変形が行なわれる場合には、全体的な面積のサイ ズ如何に応じてマジックテープ16の付着力が変動することになる。
第6rJ!Jには被覆層19を有する支承体7上に設けられたマジックテープ1 6による結合袋128が示されている。このマジックテープ16は、例えば熱変 形可能なプラスチックがら成る担体テープ29とその上に配置された付着固定部 31とから構成されている。結合範囲34では付着固定部3Iが圧力および温度 負荷を加えられて融解し、溶融物として担体テープ29および被覆層19の原料 内に浸透する。
各結合範囲34はそれぞれ任意のパターンを形成するように配置することが可能 であって、例えばこれをマジックテープ16によって限定される輪郭内に納まる ように配置してもよいし、或いはマジックテープ16の側縁部40を覆うように 配置してもよい。従って結合装置28の付着力、つまりその分離乃至剥離強度は 、結合範囲34の数と配置形式とサイズとによって規定され葛。更にこの場合、 その都度の必要に応じて付着力を軽減し、ひいてはカバー材料15が比較的容易 に解離され得るようにするため、互いに作用し合う2つのマジックテープの付着 力を規定する付着固定部31の数を、局所的な融解または変形処理によって制限 することも可能である。
第7図には支承体7を覆う被覆層19にマジックテープ16を結合するプロセス が概略的に示されている。例えば加熱カートリ、ジ42として構成された加熱装 置41を備えているブレスダイ43は、例えば圧力負荷されるシリンダ45とし ての送り装置44を用いることにより、被覆層19上で予め位置決めされたマジ 、クチ−116に向って矢印46方向に移動させることが出来る。この場合、マ ジックテープ16を被覆層19上で前取て位1決めした状態に保持するためには 、例えば熱活性接着剤として製造された接着剤33を用いることが出来る。エネ ルギー供給[4Bから導線49.50を経て加熱装置41に与えられる電気エネ ルギーの供給は、加熱カートリノジ42の手前に配置された制御−および調整装 !47を介して行なわれる。ブレスダイ43内には温度センサー51が配置され 、導線52を介して制御−および調整装置47と接続状態におかれている。斯く して、当該プロセスを実施するのに必要なブレスダイ43の一定した温度を得る ためのエネルギー供給を適正にコントロールすることが可能ならしめられている 。
シリンダ45のための圧力供給システム55は、別の調整部材、例えばタイムク ロンク53とバルブ54とを介してコントロール可能であり、ひいてはマジック テープ16を被覆層19に溶融結合するブレスダイ43における所望の保持時間 を得ることが出来る。シリンダ45に通じる圧力管路56内に配置された過圧バ ルブ57を用いるならば、当該プロセスに適した矢印58方向でのプレス力も適 正にコントロールされるので、このプロセスを左右する全てのパラメータを、互 いに結合しようとする各材料に応じて予め選定することが可能になる。
第8図および第9図には座席クッシテン5における下面59が示されている。こ の下面59は、例えば防火材料と天然繊維もしくは合成繊維製のネット、m物ま たはフリースとから成る被覆層19によって構成されており、例えば接着剤層6 0を介在させた状態で支承体7に固定されている。被覆層19上にはこれを第2 図に示されたカバー材料15に結合するための結合装置が配置されており、この 結合装置はマジックテープ16から形成されている。マジックテープ16の表面 には付着ファイバー61が設けられており、その上に対応付着部が圧着されると フック結合が生じ、ひいては両付着部閏の確実な固定もしくは結合が達成される 。ところで、結合装置もしくはマジックテープ16が意図せずに被覆層19から 解離または剥離することに対する過度に高い抵抗力を抑えるため、マジックテー プ16は結合範囲62.63で被覆層19に結合されている。そのためマジック テープ16は接着剤層60を介して被覆層19の上で位置決めされるが、この位 1決めはクランプ乃至その他の補助手段を用いて行なわれる。次いで、マジック テープ16が熱変形可能な材料を有しているか、或いは全体がこの種の熱変形可 能な材料から構成されている結合範囲62.63で加熱が行なわれ、その際に種 々異なる表示によって図示されたように付着ファイバー61が変形されるので、 その付着力を必要に応じて軽減することが出来る。
これらの結合範囲62.63は、他の種々異なる実施態様で構成することも可能 であるが、同種のもしくは既に配置した結合範囲で間に合わせてもよい。
この実施例においては、各結合範囲62がその直径寸法65の何倍かに相当する 相互間隔64をおいて配Iされている。複数の結合範囲62から成る各結合範囲 列(ライン)は、それぞれ互いに半ピッチ分だけずらされ、且つ横方向間隔66 をおいた状態で配置されており、この場合の横方向間隔66は、結合範囲62の 直径寸法65より僅かに大きな値に設定されている。
このようにして、マジックテープ16と被覆層19との間の固定−または結合部 位には成る種のパターンが形成され、この場合、結合範囲における各材料の塑性 変形点を上回る温度の、また必要とされる場合には材料の融点をすら上回る温度 の熱エネルギーをマジックテープ16に及ぼすことにより、マジックテープ16 は流動化されるか適宜に変形処理されるので、これらの材料はその下に位置する 被覆層19内に圧入もしくは流入せしめられ、ひいては被覆層19内におけるマ ジックテープ16の有効な定着(アンカー固定)が達成される。
本発明によるこの実施例において、特に結合範囲62.63の面積成分がマジッ クテープ16の全面積で大きな割合を占めているような場合には、マジックテー プ16の全面積に対する結合範囲62.63の相対的な結合範囲全面積如何によ って、結合装置の付着力を変動させることも可能である。このような措置がとら れているならば、カバー材料15を被覆層19から解離する際にマジックテープ 16が裂けたり千切れたりする危険性は著しく減少せしめられる。
この場合、結合範囲63をマジックテープ16における正面側の端部範囲でマジ ックチー116の全幅に亙って配設しておくと特に有利であることが実証されて おり、この措置によれば、端部範囲に高い負荷が加えられたとしても、マジック テープ16が被覆層19から剥離される事態を確実に阻止することが出来る。
結合範囲62におけるパターンの配分もしくはピッチを任意に変化させ、且つ負 荷が低い場合にはマジックテープ16における単位面積当りの結合範囲を比較的 小さなものにすることが出来るのは言うまでもなく、また他方では、結合範囲6 2を図示されているような円形形状ではなく、他の任意の形状のものとして構成 することも可能である。
第9図には座席クッション5がその正面図として示されており、矢張りこの図か らも、支承体7と被覆Ji19とマジックチーブ16とこのマジックテープ16 を被覆層19に結合する接着剤層60とを看て取ることが出来る。更にこの図に 示されたように、マジ・ツクテープ16の付着ファイバー16はまだ変形処理さ れてない状態にある。マジックテープ16の上方に図示されたプレスラム68に は、複数の突出部69乃至プレス突起が設けられている。これらの突出部69は 、各結合範囲62.63にほぼ相応した断面形状を有しているが、その下面範囲 では一種の球欠体として、或いは楕円計横断面を呈するように構成されている。
ブレスラム68全体は複数の加熱ロンドア0によって加熱され、図には単にその 裡の1本のみが示されているこれらの加熱ロッド70は、導体71を介して、温 度の調整と監視とを行なう制御装置72に結合されている。この制御袋!72は エネルギー供給源、例えば電気供給企業による給電網に接続されている。
プレスラム68は加熱ロッド70により60℃〜200℃、有利には100℃の 温度にまで加熱される。このような温度条件下では、少なくとも結合範囲62. 63に配置されたマジックテープ16の素材であるプラスチックが塑性変形され ると同時に、その溶融プロセスが開始されるので、その下に位置する被覆層19 の繊維組織内にこの材料を浸透させることが達成される。このプロセスは、矢印 で象徴的に暗示されたプレスラム68に加えられる圧力フ3によって支援される ので、塑性変形された状態のプラスチックをも、その下に位1する組織内に圧入 することが出来る。しかもこの場合、接着剤層60内の接着剤も同時に加熱され てその流動特性が変動し、更にこの接着剤は、これに加えられる圧力および温度 の作用によって均等に分布せしめられ、より深く被覆層19内に浸透せしめられ るので、接着剤と被覆層19乃至マジックテープ16との間の強力な付着もしく は結合が達成される。
作業サイクル時間が限定されていることに基づいて接着剤層60の接着剤が流動 化するまで待機する余裕がないような場合には、結合範囲62.63内でマジッ クテープ16と被覆層19とを結合した後で、マジックテープ16の装着された 座席クッション5を加熱すべく、適正な時間に亙り100℃〜200℃の温度に 調節可能な加熱トンネル内を座席クッション5が通過するように案内して、接着 剤層60の接着剤を完全に軟化させる措置を採用することも可能である。
加熱トンネルを後にした座席クッシゴン5には、更に短時間に亙って圧力負荷が 加えられ、接着剤層60が下位組織内に均等に分布せしめられるので、マジック テープ16と被覆層19との間の付着力をより強化することが可能である。
この場合、被覆層19の表面を出来るだけ平滑なフリースもしくは編物として形 成しておくならば、マジックテープ16と被覆層19との間の特に強力な結合状 態が得られる。
第10図には本発明の座席クッション5における別の実施態様が示されている。
この座席クッション5の支承体7は、中心部74と該中心部74を囲繞する包囲 層75とから、更に座席クッション5の上面および側面範囲では、中間層9およ び防火層12並びにカバー材料15から構成されている。座席クッション5の下 面18側においては、被覆層19が支承体7上にダイレクトに配置されている。
座席クッション5の中心部74は比較的大きな容積重量のコアフオーム76から 構成されているが、この場合の容積重量は、1イ当り60kg〜150kg、有 利には1イ当り90kgの値に設定される。
このコアフオーム7日内においては、ばねコア77が発泡成形される。特に背凭 れクッションとしてのクッション4に面した側におけるばねコア77の高さ寸法 7日は、利用者の膝に近接した範囲における高さ寸法79より小さな値に設定さ れている。ばねコア77におけるこの互いに異なった高さ寸法78.79を得る ためには、ばねコアフッ自体をその寸法に応して製作するか、或いはコアフオー ム76の製作中にばねコア77を適宜変形させればよい。
大きな密度を有するように比較的硬質のフオームとして製造されたこのコアフオ ーム76は、1cm〜5cm、有利には3cmの厚さを有する包囲層75によっ て囲繞されている。この包囲層75の容積重量は、コアフオーム76の容積重量 に比して著しく小さく設定され、例えば1イ当り40kg〜45kgとされてい る。従って座席クッション5が最初の一瞬で柔らかく撓むことに基づいて、この 種のクッション4を利用するユーザーには特に快適なタッチが与えられ、更に深 く座席に腰掛けると抵抗が次第に高まるので、安定した申し分のない座り心地が 保証される。
このような座席抵抗力の増大は、プラスチックフオームを素材とした矢張り比較 的軟質の防火層12を配置することによって補足的に助長することが出来る。
他方、フオームプラスチック層における望ましくない圧潰状態は、コア層を比較 的重く、従って抵抗力の高い材料から構成しておくことによって回避される。
座席クッション5において使用者が前方ヘスリップすること並びに滑り負荷が生 ずることを回避するため、座席クッション5の上面80には凹入部81を設ける ことが可能であって、この凹入部81は、座席クッション5が前方に向って上り 勾配をなすように構成されていることと相俟って、背凭れクッションとしてのク ッション4から離反した座席クッション5の端面82、つまり正面側に向う方向 での使用者の滑落を確実に阻止する機能を発揮する。
更に図に破線で示されているように、この実施例では座席の側面83に複数の切 欠83を配設することが可能であって、これらの切欠83は包囲層75を貫通し てコアフオーム76の内部に達するまで延在しているので、乗客がこの座席クッ ション5にかなり長い時間に亙って腰を掛けた場合でも、湿気を申し分なく排出 し且つ高い空気流通性を維持することが保証される。
これらの切欠83もしくは空隙は、座席の動きに応じた所定量の空気を交換させ 、更に水蒸気としての湿気をも排出させることが出来る。
従って、殊にこの種の座席クッション5を航空機で使用した場合に、航空機が種 々異なった気候の地帯を飛行しても、或いは乗客がこの座席を長時間に亙って利 用したとしても、座席クッション5が過度に加湿され、ひいてはその素材として のプラスチックフオーム、特にポリウレタンが押し潰されるような事態は生しな い、この種の切欠の構成に関しては、本件出願人による平行出潮としての国際公 開第88109731号公報に開示されているので、これを参照されたい。
第11図では座席クッション5が平面図として示されており、切欠84がコアフ オーム76にまで達していることは、この図からも明らかに看て取れる。更にこ の図には、座席使用者の臀部範囲に設けられる凹入部81の実施可能な形状が示 されており、これから明らかなように、凹入部81は座席クッション5の端面8 2に向う方向の、しかも使用者の大腿部の形状に整合された経過ラインを有して いる。
第12図には本発明による座席クッション5の別の実施!!様が示されているが 、その構造は前述した実施例におけるのとほぼ等しいので、同一の部品について は同一の参照符号が用いられている。この座席クッション5に設けられたばねコ ア85は、人が座席に座り通すことによって生ずる支承体7の過負荷と、この過 負荷が原因となって惹起されるコアフオームの圧潰とを表面化させないようにす るために役立てられる。座席クッション5の下面1日には矢張り被覆層19が配 設されている一方、防火層12は座席面14の範囲で耐火性のカバー材料15に よって覆われ、カバー材料15は座席クッション5における側面17の全域に亙 って延在している。縁部20にも矢張り被覆層19が被せられており、これによ って既に述べたような各利点が生ずる。防火層12と支承体7との間には、不燃 性もしくは高温耐性の繊維または糸から成る中間層9が配設されている。概略的 に示されたこの図からも明らかなように、ばねコア85はその個々の部分の間に 結合部位86を有している。結合部位86が設けられた範囲では、座席が矢印8 7方向の荷重を受けた際に、下面18の側におけるばねコア85の端部と被覆層 19との間に位!する支承体7の層にかなり高い負荷が加えられる。この範囲で 支承体7の破損もしくは被覆層19の裂損が生ずることを防止するために用いら れる補強外被25は、ストリンブ状の部材として構成することが可能である。
この種の補強条片を被覆層19における支承体7とは反対側の面に配置する代り に、これを被覆層19と支承体7との間に装着してもよいことは論を俟たない。
特に長時間に亙る旅行、例えば航空機を利用した長距離の旅行で本発明による座 席が使用されるような場合には、座席の効果的な通気および湿気の排出を保証す るため、既に述べた本発明による防火層12を備えている座席クンジョン5の支 承体7にも矢張り複数のれているように、被覆層19と支承体7との間には中間 層9が設けられており、この中間層9も前述したのと同様な形式によって高温一 般に引火しにくいカバー材料15のためには、例えば81%の木綿と19%のポ リエステルとから製造された木綿−ポリエステル混紡が用いられるが、そのほか にも、例えば59%のウールと33%の木綿と8%のポリエステルから成る混紡 材料を用いることが可能である。
支承体7を構成するプラスチックフオームは、例えば15kg/rrr〜60k g/rd、有利には40kg/イの密度を有する冷間成形フオームとして製造さ れる。従ってこの種の支承体7には、メラミン樹脂および/または水酸化アルミ ニウム、もしくはその混合物から製造可能な粉末状の防火剤8が添加される。
中間層9は密度150g/rrf〜350g/rdの有利にはグラスファイバー 乃至カーボンファイバー製マントから構成されるので、この中間層9を用いた場 合の重量増加と防火作用との相関関係についての有効な性質が得られる。なお、 これとは異なる重量の中間層9を用いてもよいことは言うまでもない。
高温耐性の糸乃至繊維は、当然のこと乍ら、任意な形式で相互に結合することが 可能であり、従って、本発明においてこの種の糸または繊維から構成した織物も しくは編物を有効に利用することはもとより、外部から作用する火炎に対して長 時間に亙り出来るだけ高い抵抗力を維持させるための種々異なった材料を個別的 にもしくは互いに組合わせた状態で適宜に用いることも可能である。然しこの種 の糸または繊維の原料として、ガラス、セラミック、グラファイトまたは高温耐 性の金属などを用いた場合には、所期の目的が特に効果的に達成される。
高温耐性の繊維または糸から構成された織物、編物、網状もしくは格子状構造に おいては、意図的に規定されるそのメソシュ幅に応じて所謂「シーブ効果」が生 し、その作用によって火炎はシーブ(ふるい)の細かい目を通り抜けられなくな るので、中間層9の背後に位!する支承体7範囲における直接的な燃焼の程度が 著しく軽減される。他方、支承体7の内部で生じた火炎作用は、内側からカバー 材料15における他の外部範囲に向って進出することが出来ないため、この範囲 で支承体内の火炎に対する空気供給が促進されることはなく、従って座席内で火 が拡がることも補足的に抑制される。
防火層12は有利には約20kg/rd〜60kg/mの容積重量を有するフオ ームプラスチックとして製造され、その素材としては概ねポリエーテルフオーム が利用される。ポリエーテルフオームを原料として製作されたプラスチックブロ ックは、発泡成形後に所望の層厚さを有するプレート乃至ウェブとして裁断され る。次いでこのプレートは液状の防火剤で含浸処理され、そのための防火剤には 、例えばバイエル社(Fa、Baysr)から提供されている80重量部のAl (OH)3が混合された「タイプ64」のポリウレタンを利用することが可能で あって、この水酸化アルミニウムはポリウレタン内に攪拌混入方式で添加される 。
本発明は単に図示の実施例のみに限定されるものではなく、例えば個々の要素の 配置形式を任意に変更することも、或いはこれらの要素を互いに組合わせること も可能であるのは言うまでもない。
更に添付図面に図示された各実施例における個々の特徴も、当然本発明の要旨に 係るものである。
Fig、4 Fig、6 Fig、’12 要約書 本発明は座席、特に乗物用の座席(2,3)に間する。この座席はフオームプラ スチック製のクッションから構成されており、このクンシぢンが、第1の密度を 有する開放孔タイプの弾性的なプラスチックフオームと、互いに結合されそれも 特に各部位で互いに接着された引火しにくいカバー材料(15)とを備えた支承 体(7)を有している。カバー材料(15)と支承体(7)との間には、第1の 密度とは異なる第2の密度を有する開放孔タイプの弾性的なフオームプラスチッ ク製の防火層(12)と、格子状もしくは網状に構成された高温耐性の繊維乃至 糸から成る耐火性の中間層(9)とが配設されている。中間層(9)および防火 層(12)は、座席(2,3)における座席面(14)の範囲に、また場合によ っては座席クッション(5)における側面(17)の範囲にも配設されてし)る 。
座席面(14)とは反対側に位置する支承体(7)の下面(18)には、耐火性 の織物、編物またはフリースから成る被覆層(19)が装着され、それも特に接 着によって装着されている。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年7月11″i′日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.座席、特に乗物用の座席であって、第1の密度を有する開放孔タイプの弾性 的なプラスチックフォームおよび互いに結合されそれも特に各部位で互いに接着 された引火しにくいカバー材料を備えたフォームプラスチックから成るクッショ ンと、第1の密度とは異なる第2の密度を有する開放孔タイプの弾性的なフォー ムプラスチックから成る防火層とが設けられており、クッションと防火層との間 には、格子状もしくは網状に構成された高温耐性の繊維乃至糸から成る耐火性の 中間層が配設されている形式のものにおいて、中間層(9)および防火層(12 )が、座席(2、3)における座席面(14)の範囲に、また場合によっては座 席クッション(5)における側面(17)の範囲にも配設されており、座席面( 14)とは反対側に位置する支承体(7)の下面(18)には耐火性の織物、編 物またはフリースから成る被覆層(19)が装着、それも殊に接着により装着さ れていることを特徴とする座席。 2.請求の範囲第1項記載の座席において、被覆層(19)が側面(17)およ び/またはこれに配属された防火層(12)および/または座席面(14)と下 面(18)との間で少なくとも縁部(20〜23)の上に被せられていることを 特徴とする座席。 3.請求の範囲第1項または第2項に記載の座席において、支承体(7)と被覆 層(19)との間に中間層(9)が配置されていることを特徴とする座席。 4.請求の範囲第1項〜第3項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席にお いて、支承体(7)が被層層(19)上に発泡成形されていることを特徴とする 座席。 5.請求の範囲第1項〜第4項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席にお いて、被覆層(19)における個々の範囲、特に支承体(7)に面してない反対 側の範囲に補強外被(25)が設けられていることを特徴とする座席。 6.請求の範囲第1項〜第5項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席にお いて、補強外被(25)が少なくとも支承体(7)内に組込まれたばねコア(2 8)における個々の部分の間の範囲に配置されていることを特徴とする座席。 7.請求の範囲第1項〜第6項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席にお いて、カバー材料(15)のための保持装置、例えばマジックテープ(16)が 被覆層(19)上に配置され、且つこの被覆層(19)に結合されていることを 特徴とする座席。 8.請求の範囲第1項〜第7項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席にお いて、中間層(9)が糸および/または繊維または引火しにくい材料から成るネ ットまたは編物もしくは格子によって形成されており、殊にその格子またはネッ トもしくは編物のメッシュ幅が約0.5mmから8mmまでの、有利には3mm の値に設定されていることを特徴とする座席。 9.請求の範囲第1項〜第8項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席にお いて、繊維または糸(10、11)がガラスおよび/またはセラミックおよび/ または金属および/またはカーボンから構成されていることを特徴とする座席。 10.請求の範囲第1項〜第9項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席に おいて、中間層(9)がその面上に配分され且つ互いに距離をおいて配置された 複数の範囲で支承体(7)および防火層(12)に結合されていることを特徴と する座席。 11.請求の範囲第1項〜第10項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、支承体(7)および/または中間層(9)および/または被覆層(1 9)の結合が複数の範囲で塗布される接着剤(13)もしくは支承体(7)上に おける発泡処理によって行なわれていることを特徴とする座席。 12.請求の範囲第1項〜第11項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、支承体(7)が一体に構成されており、有利にはこの支承体(7)の プラスチックフォームに特に粉末状の防火剤(8)が添加されていることを特徴 とする座席。 13.請求の範囲第1項〜第12項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、支承体(7)が約15〜60kg/m2の均一な密度を有するプラス チックフォームから構成されていることを特徴とする座席。 14.請求の範囲第1項〜第13項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、中間層(9)が約150〜350kg/m2の重量を有しており、か つ/または防火層(12)が約20〜60kg/m2の密度を有していることを 特徴とする座席。 15.座席、特に請求の範囲第1項〜第14項のいづれか1項もしくは複数項に 記載されていて、フォームプラスチックと、一部は合成繊維から成る被覆層と、 この被覆層に結合された結合装置とから構成されるクッションを備えている形式 の乗物用座席において、特に、結合装置(28)が熱変形可能な材料から成る少 なくとも個別的な複数の範囲を有しており、これらの範囲が被覆層(19)と熔 着もしくは熱間融合され、かつ/または被覆層(19)上に焼結されていること を特徴とする座席。 16.請求の範囲第1項〜第15項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、結合装置(28)もしくはこの結合装置(28)の担体テープ(29 )が少なくとも1つの熱変形可能な材料成分を含むネット、編物、メッシュまた はフリースから構成されていることを特徴とする座席。 17.請求の範囲第1項〜第16項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、担体テープ(29)が例えばポリアミドから構成されていることを特 徴とする座席。 18.請求の範囲第1項〜第17項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、熱変形可能な材料の融点が60℃〜200℃、有利には100℃の温 度に設定されていることを特徴とする座席。 19.請求の範囲第1項〜第18項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、結合装置(28)の担体テープ(29)が少なくとも局所的に被覆層 (19)と接着されていることを特徴とする座席。 20.請求の範囲第1項〜第19項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、室温では接着特性を発揮し、200℃〜400℃、殊に300℃の温 度で流動状態になり、次いで再び室温にまで冷却されると硬化されるような熱活 性の接着剤(33)が使用されていることを特徴とする座席。 21.請求の範囲第1項〜第20項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、担体テープ(29)が複数の結合範囲(34)を有しており、接着剤 (33)および/または熱変形可能な材料がこれらの結合範囲(34)に配置さ れていることを特徴とする座席。 22.請求の範囲第1項〜第21項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、結合装置(28)、特にマジックテープ(16)の付着固定部(31 )が熱変形、特に融解せしめられることを特徴とする座席。 23.請求の範囲第1項〜第22項のいづれか1項もしくは複数項に記載の座席 において、複数の結合範囲(34)が結合装置(28)、特に付着固定部(31 )の面に亙ってパターン状に配置されていることを特徴とする座席。 24.フォームプラスチック製のクッションと、結合装置、特にマジックテープ を装着するための部分的に合成繊維から構成された被覆層とを備えている座席、 特に乗物用の座席を製作する方法において、マジックテープ(16)を結合範囲 (34)で熱変形可能な担体テープ(29)および/または被覆層材料の融点を 上回る温度にまで加熱し、圧力を加えた状態で被覆層(19)に融着もしくは熔 着することを特徴とする方法。 25.請求の範囲第24項記載の方法において、結合範囲(34)で被覆層(1 9)が支承体(7)に向う方向で残留変形せしめられるように加圧すると同時に 加熱することを特徴とする方法。 26.請求の範囲第24項または第25項に記載の方法において、結合装置(2 8)、特にその担体テープ(29)を接着剤(33)により被覆層(19)上に 載着し、複数の結合範囲(34)で加熱し、且つ接着剤(33)を流動化した状 態で被覆層(19)に熔着し、その際に接着剤(33)を被覆層(19)の組織 内に浸透させ、次いで保持力を得るためにこれを室温にまで冷却することを特徴 とする方法。
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