JPH05502855A - エーテルの製造方法 - Google Patents

エーテルの製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルコールとオレフィンを接触反応させることによりエーテルを製造 する方法に関する。
ゼオライト物質は、天然産も合成物も、種々の種類の有機物質転化に触媒特性を 示すことが従来から例証されている。ある種のゼオライト物質は、X線回折によ り測定される明確な結晶構造を有する規則的な多孔性結晶アルミノンリケードで あり、この構造の内部に多くの更に小さいチャンネルまたは孔により相互に接続 されていることがある非常に多くのより小さい空洞が存在する。この空洞および 孔は特定のゼオライト物質では寸法が均一である。これらの孔の寸法は、ある寸 法の分子を吸着するが、より大きい寸法のものを拒絶するようになっているので 、このような物質は、「分子篩(モレキュラーシーブ)」として知られるように なって来ており、この特性を利用する種々の方法で使用される。そのようなモレ キュラーシーブには、天然産も、合成物も、広範囲の種々の正イオン含有結晶シ リケートが含まれる。これらのシリケートは、四面体が酸素原子を共有すること により橋かけされ、それにより全部の第mA族元素、例えばアルミニウムおよび ケイ素原子の酸素原子に対する割合が12である、Sin、および周期律表の東 ■A族元素の酸化物、例えばA 104の硬い三次元骨組構造として表現できる 。第mA族元素、例えばアルミニウムを含む四面体の電価は、カチオン、例えば アルカリ金属またはアルカリ土類金属カチオンを結晶内に含むことによりバラン スされている。これは、第1[A族元素、例えばアルミニウムの例えばCa/2 、Sr/2、Na1KまたはLlのような種々のカチオンの数に対する割合が1 に等しいというように表現できる。常套の方法でイオン交換技術を用いることに より、1つの種類のカチオンを全部または部分的に別の種類のカチオンと交換で きる。そのようなカチオン交換によって、カチオンを適当に選択することにより 存在するシリケートの性質を変えることが可能であった。
従来技術により、多くの種類の合成ゼオライトが作られている。
これらのゼオライトの多くは、ゼオライトZ(米国特許第2.882、243号 )、ゼオライトX(米国特許第2.882.244号)、ゼオライトY(米国特 許第3.130.007号)、ゼオライトZK−5(米国特許第3,247,1 95号)、ゼオライトZK−4(米国特許第3.314.752号)、ゼオライ トZSM−5(米国特許第3.702,886号)、ゼオライトZSM−11( 米国特許第3゜709、979号)、ゼオライトZSM−12(米国特許第3, 832、449号)、ゼオライトZSM−20(米国特許第3.972゜983 号)、ゼオライトZSM−35(米国特許第4.016.245号)およびゼオ ライトZSM−23(米国特許第4.076.842号)のように文字または池 の都合のよいシンボルにより命名されている。
ゼオライトの5i02/AhO3比はしばしば重要である。例えばゼオライトX は、S 102/ A 1□○、比が2〜3となるように合成でき、ゼオライト Yは、3〜6となるように合成できる。ある種のゼオライトでは、5iOz/A l2O3比の上限には限度がない。ZSM−5は、5i02/Al□03比が少 なくとも5から現在の分析測定技術の限界までのそのような一例である。米国特 許第3.941.871号(再発行特許第29.948号)には、配合には意図 的に加えられないアルミナを含み、ZSM−5のX線回折パターンの特徴を示す 反応混合物から作られた多孔質結晶シリケートが開示されている。米国特許第4 .061.724号、同第4.073.865号および同第4,104,294 号には、アルミナおよび金属含量を変えた結晶シリケートが記載されている。
ガソリン用のハイオクタンブレンドストック(blending 5tock) として議論されている、低級アルカノールとの軽質オレフィンの反応によりエー テルを製造する効率的な接触反応方法が必要とされている。メチル−t−ブチル エーテル(MTBE)およびt−アミルメチルエーテル(TAME)のような比 較的小さい分子量のエーテルは、ガソリン沸点範囲にあり、高い配合オクタン価 を有することが知られている。石油化学工業においては02〜07分子量範囲の 軽質オレフィンストリームの混合物が生成し、そのようなストリームまたはその 分離物のエーテルへの転化によりガソリン用のブレンドストックとして、また、 溶剤として有用な生成物と成り得る。
軽質オレフィンと低級アルカノールとを反応させてエーテルを生成する種々の接 触プロセスが既に提案されている。
米国特許第4.042.633号によれば、場合により添加プロピレンの存在下 、モンモリロナイトクレイ触媒を使用してイソプロピルアルコール(IPA)か らジイソプロピルエーテル(D I PE)を製造できる。
米国特許第4.175.210号には、アルコールとオレフィンを反応させてエ ーテルを生成する触媒としてノリ力タングステン酸を使用することが開示されて いる。
米国特許第4.182.914号に開示されているように、DIPEは、触媒と しての強い酸型カチオン交換樹脂を使用する一連の操作によりIPAおよびプロ ピレンから製造される。
米国特許第4.418,219号には、触媒としてのリン酸ホウ素、青色酸化タ ングステンまたはシリカのアルミナに対するモル比が少なくとも12:1であり 、拘束指数が1〜12である結晶アルミノシリケートゼオライトの存在下、イソ ブチレンおよびメタノールを反応させることによりMTBEを製造することが記 載されている。
米国特許第4.605.787号には、拘束指数が1〜12の酸型ゼオライト、 例えばゼオライトZSM−5,11,12,23、脱アルミゼオライトYおよび 稀土類交換ゼオライトYを触媒として使用し、第1アルコールを第3炭素原子に 二重結合を有するオレフィンと反応させることによりMTBEおよびTAMEの ようなアルキル−t−アルキルエーテルを製造することが記載されている。
ヨーロッパ特許公告第55.045号には、触媒としての酸型ゼオライト、例え ばゼオライト・ベータ(Beta) 、ゼオライトZSM−5,8,11,12 ,23,35,43および48ならびに他のものの存在下、オレフィンおよびア ルコールを反応させてエーテルを生成する、例えばイソブチンおよびメタノール を反応させてMTBEを生成する方法が記載されている。
本発明は、後の第4表に掲げるラインを含むX線回折(ターンを有する酸型合成 多孔質結晶ゼオライトを触媒として使用して、ニーチル化条件下、少なくとも1 種のオレフィンを少なくとも1種のアルコールと反応させることを含んで成るエ ーテルまたはエーテルの混合物を製造する方法に存する。
上述の方法により得られるエーテルまたはエーテルの混合物は、種々の用途の中 でも、もとりわけガソリン用の配合成分として、あるいはガソリンに混合するメ タノール用の補助溶媒として有利に使用できる。
本発明は、個々のオレフィンおよびオレフィンの混合物、好ましくはC3−10 範囲のものと、個々のアルコールおよびアルコールの混合物、好ましくは炭素原 子数が8までのもの、より好ましくは炭素原子数が1〜4のものを反応させる場 合に適用できる。適当なオレフィンには、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキ セン、ヘプテンおよびこれらの混合物ならびに他のオレフィン、例えばエチレン およびプロピレンを含むガスプラントのオフガス、軽質オレフィンを含むナフサ 分解器のオフガス、ペンテン、ヘキセンおよびヘプテンを含む流動接触分解(F  CC)の軽質ガソリンおよび石油精製工程のFCCプロパン/プロピレンスド リームが包含される。本発明に基づいてエーテルに転化できるFCC軽質オレフ ィンストリームの場合、例えば、以下のような組成が典型的である。
プロパン 14,5 15.3 プロピレン 42.5 46.8 イソブタン 12.9 10.3 n−ブタン 33 26 ブテン 22.1 18.32 ペンタン 07 04 本発明においてt−オレフィンが原料として好ましく、イソブチンおよび/また はt−ペンテンが特に好ましい。
適当なアルコールには、メタノール、エタノール、n−プロパツール、イソプロ パツールおよびn−ブタノールのような低級アルカノールならびに置換低級アル カノール、例えばメトキシ−エタノールが包含される。また、既知および常套プ ロセスに基づいてオレフィンの接触水和により得られる個々のアルコールならび にアルコールの混合物も包含される。本発明において使用するのが適当であるア ルコールの内、第1および第2アルコールが好ましく、エタノールおよびメタノ ールが特に好ましい。
本発明の触媒として使用する酸型合成多孔質結晶ゼオライトは、焼成した形態に おいて、以下の第工表:12.36±0.4. M−VS ll、03±0.2 M−3− 8,83±0.14 M−VS 6.18±0.12 M−VS 6.00±0.10 W−M 4.06±0.07 W−3 3,91±0.07 M−VS 3.42±0.06 VS より特に、以下の第n表 30.0 ±2.2W−M 22.1 ±1.3 W 12.36±0.4 M−YS 1103±0.2 M−3 8,83土0.14 M−VS 6.18±0.12 M−VS 600±0.10 W−M 4.06±0.07 W−8 3,91±0.07 M−VS 3.42±0.06 VS 更により特に、以下の第■表二 12、36+0.4 M−YS ll、03±0.2 M−3 8,83±0.14 M−VS 6.86±0.14 W−M 6.18±0.12 M−VS 6.00±0゜IQW−M 554±0.10 W−M 4.92±009 W 4.64±o、os w 4.41±0.08 W−M 425±o、os w 4.10±0.07 W−S 4.06±0.07 W−3 3,91+0.07 M−VS 3.75±0.06 W−M 3.56±0.06 W−M 3.42±0.06 VS 3.30±0.05 W−M 3.20±0.05W−M 3.14±0.05W−M 3.07±0.05 W 2.99±0.05 W 2.82±0.05 W 2.78±0.05 W 2.68±0.05 W 259±0.05 W に掲げたラインを有するX線回折パターンを有する。
最も特に、焼成ゼオライトは以下の第■表に掲げたラインを含むX線回折パター ンを有する: 30.0 ±2.2 W−M g2.1 ±1.3 W 12、36±0.4 M−VS ll、03±0.2 M−8 8,83±0.14 M−VS 6.86±0514 W−M 6.18±0.12 M−VS 6.00±0.10’ WM 5.54±0.10 W−M 4.92±0.09 W 464±o、os w 4.41±0.08 W−M 425±o、os w 410±0.07 W−S 4.06±0.07 W−5 3、91:0.07 M−VS 3.75±0.06 W−M 3.56±o、 06 W−M 3.42::0.06 VS 330±005 W−M 320土0.05W−M 314±0.05 WM 3.07カ105 W 2.99±0.05 W 2.82±0.05 W 2.78±0.05 W 2.68±0.05 W 2.59±005 W これらの数値は、標準的な方法により測定した。放射線は銅のにαダブレットで あり、回折計はシンチレーションカウンター付きであり、付属のコンピューター を使用した。ピーク高さ、■および2θ(θはブラッグ(B ragg)角)の 関数としての位置を回折計と組み合わせたコンピューターでアルゴリズムを使用 して測定した。これらから、相対強度、100r/Io(Ioは最も強いライン またはピークの強度)およびd(測定)、オングストローム単位(A)の格子面 間隔(記録されたラインに対応)を決定した。第工〜■表において、相対強度は シンボル(W=弱い、M=中程度、S=強い、およびVS=非常に強い)により 示している。強度に関しては、これらのシンボルは一般的に以下の強度を示して いる:W= O−20 M=20− 40 S=40− 60 VS=60−100 これらのX線回折パターンは、本発明の結晶組成物の全部の種類に特徴的である ことを理解してお(必要がある。ナトリウム型は、格子面間隔が少しシフトし、 相対強度が変化するが、他のカチオン型と同様に、実質的に同じパターンを示す 。他の小さな変動が、特定の試料のYのXに対する、例えばケイ素のアルミニウ ムに対するモル比や熱処理の程度に応じて起こり得る。
本発明のエーテル化方法において触媒として使用するゼオライトは、一般的に以 下のモル関係に関する組成を有する。
X2O3: (n)YO2 0式中、Xは3価元素、例えばアルミニウム、ホウ素、鉄および/またはガリウ ム、好ましくはアルミニウム、Yは4価元素、例えばケイ素および/またはゲル マニウム、好ましくはケイ素、nは少なくとも10、通常10〜150、より通 常には10〜60、一層通常には20〜40である。]。合成された形態では、 ゼオライトは、無水基準でYO□のnモル当たりの酸化物のモル数により、式。
(0,0050,1)Na20: (14)R:X2O3: nYOz[式中、 Rは有機成分である。コで表される。NaおよびR成分は、結晶化の間にそれら が存在する結果としてゼオライトに含まれ、後で特に説明する後結晶化(pos t−crystallization)方法により容易に除去される。
本発明において使用するゼオライトは、類似する結晶構造物と比較した場合、熱 的に安定であり、大きい表面積(B E T (B ruenauer。
Emmet and Te1ler)試験法により測定した場合、400m”/ g以上)および非常に大きい収着能力を有する。特に、ゼオライトは、ツクロヘ キサン蒸気の場合、4.5重量%以上、また、n−ヘキサン蒸気の場合、10重 量%以上の平衡吸着能力を値を示す。上記式から明らかなように、ゼオライトは Naカチオンを殆ど含まないで合成される。従って、交換処理することなく、酸 活性を有するエーテル化触媒として使用できる。しかしながら、合成時の物質の 元のナトリウムカチオンを、当該分野では周知の方法に基づいて、少な(とも部 分的に他のカチオンとイオン交換することにより所望の程度まで置換できる。好 ましい置換カチオンには、金属イオン、水素イオン、水素前駆体、例えばアンモ ニウムイオンおよびこれらの混合物が含まれる。
エーテル化触媒として使用する前に、ゼオライトを熱処理に付して存在する有機 成分を部分的にまたは全部除去する必要がある。
本発明のゼオライトエーテル化触媒は、エーテル化触媒活性を有する別の成分、 例えば上述の既知の触媒のいずれかと均質な混合物として使用することもできる 。
本発明のエーテル化方法で使用する前に、ゼオライトを少なくとも部分的に脱水 する必要がある。これは、例えば空気や窒素などの不活性雰囲気中で大気圧下、 減圧下あるいは加圧下で30分〜48時間、200〜595℃の範囲の温度まで 結晶を加熱することにより行うことができる。また、脱水は、室温にて真空下に 結晶物質を単に置くことにより行うことも可能であるが、十分量の脱水にはより 長い時間を要する。
本発明の方法で使用するゼオライトは、アルカリまたはアルカリ土類金属(M) 、例えばナトリウムまたはカリウム、カチオン、3価の元素X1例えばアルミニ ウムの酸化物、4価の元素Y1例えばケイ素の酸化物、ヘキサメチレンイミンの 形態の有機物(R)導入剤(directing agent)および水のソー スを含む反応混合物から調製でき、この反応混合物は、酸化物のモル比で以下の 範囲の組成をY O2/ X 203 10 −6Q 10 −40H20/Y ○2 5 100 10 500H−/YCh O,011,00,10,3M /YO20,01−2,00,1−1,OR/Y○2 0.05 1.0 0. 1 0.5好ましい合成方法において、YO7反応物質は、実質量の固体YO2 、例えば少なくとも約30重量%の固体YO2を含む。YO2がシリカである場 合、少なくとも約30重量%の固体シリカを含むシリカソース、例えばウルトラ ンル(U 1trasil、90重量%のシリカを含む沈降噴霧乾燥シリカ)ま たはハインル(HiSil、87重量%のシリカ、6重量%の自由水および4. 5自由%の水和結合水を含み、0.02ミクロンの粒子寸法を有する沈降水和5 iOz)を使用するのが、上述の混合物から結晶を作るのに好ましい。ケイ素の 別のソース、例えばキュー−ブランド(Q−Brahd、 SiO2が約イ酸ナ トリウム)を使用する場合、結晶化により、必要なゼオライトがあまりてきなく て、他の結晶構造の不純物相が生成することがある。従って、好ましくは、YO 7、例えばシリカソースは少な(とも約30重量%の固体Y02、例えばシリカ を、より好ましくは少なくとも約40重量%の固体YO,、例えばシリカを含む 。
結晶化は、例えばポリプロピレンジャーまたはテフロンライニングもしくはステ ンレススチール製オートクレーブのような適当な反応器で静的または撹拌条件下 で実施できる。結晶化条件には、一般に、80〜225℃の温度、25時間〜6 0日の時間が含まれる。
その後、結晶を液体から分離して回収する。
(全重量基準で)少なくとも約0.01%、好ましくは約0.10%、より好ま しくは約1%の結晶生成物の種結晶が存在することにより合成が容易になる。
本発明の方法において使用する前に、得られたゼオライト触媒を、採用するエー テル化方法の温度および他の条件に耐性を有する別の物質と混合してもよい。そ のような物質には、活性および不活性物質ならびに合成または天然産ゼオライト 、ならびにクレイ、シリカおよび/またはアルミナのような金属酸化物のような 無機物質が含まれる。無機物質は、天然産であっても、あるいはシリカおよび金 属酸化物の混合物を含むゼラチン状析出物またはゲルの形態であってもよい。本 発明のゼオライトと関連して、即ち、自体触媒的に活性であるものをゼオライト の合成の間に混合または存在させて、物質を使用することにより触媒の転化率お よび/または選択率を変えることができる。不活性物質は、希釈剤として好適に 作用して、転化量をコントロールし、その結果、反応速度をコントロールする他 の手段を採用することなく、エーテル生成物を経済的に、また、コントロールし て得ることができる。これらの物質は、天然産クレイ、例えばベントナイトおよ びカオリンに組み込んでよく、工業的二一チル化操作条件において触媒の圧潰強 度が向上する。この物質、即ち、クレイ、酸化物等は、触媒のバインダーとして 機能する。工業的な使用においては触媒が潰れて粉末状物質になるのを防止する のが望ましいので、良好な圧潰強度を有する触媒を提供することが望ましい。こ れらのクレイバインダーは、通常、触媒の圧潰強度を向上させる目的だけで通常 使用されてきた。
本発明のゼオライト触媒と複合化できる天然産クレイにはモンモリロナイトおよ びカオリン類のものが含まれ、この類にはサブベントナイトが含まれる。カオリ ンには、商業的にはディキン−(Dixie) 、?フナミー(McNamee ) 、ノヨージア(G eorgia)およびフロリダ(F 1orida)ク レイまたは主鉱物成分がハロイサイト、カオリナイト、ディツカイト、ナクライ トまたはアナウキサイトである他のものが含まれる。そのようなりレイは採鉱さ れたそのままの状態で、あるいは最初に焼成、酸処理または化学的変成に付して 使用できる。ゼオライトと複合化するのに好適なバインダーには、無機酸化物、 特にアルミナも包含される。
上述の物質に加えて、本発明のゼオライトは、シリカ−アルミナ、シリカ−マグ ネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チ タニアならびに3成分系組成物、例えばンリカーアルミナートリア、シリカ−ア ルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシアおよびシリカ−マグネシア −ジルコニアのような多孔質マトリックス物質と複合化できる。有利には、上述 のマトリックス物質の少なくとも一部分をコロイド形態とすると結合触媒成分の 押出を容易にできる。
ゼオライトおよび無機酸化物マトリックスの相対的な割合は、結晶含量が複合物 の1〜90重量%、より通常には、特に複合物をビーズ形態で製造する場合は2 〜80重量%で広範囲に変えることができる。
本発明のエーテル化触媒の安定性は、スチーミングにより向上させることができ る。スチーミングは、通常、101〜2500kPaの圧力で少なくとも300 ℃(好ましくは300〜650℃)の温度で少なくとも1時間(好ましくは1〜 200時間)例えば5〜100%水蒸気と触媒を接触させることにより行う。よ り特別な態様において、大気圧下、315〜500℃にて75〜100%水蒸気 により触媒を2〜25時間触媒をスチーミングしてよい。
本発明のエーテル化方法の操作条件は、特に限定されるものではないが、条件に は、20〜200℃、好ましくは50〜160℃、最も好ましくは60〜120 ℃の温度、100〜20260kPa(1〜200気圧)、好ましくは300〜 8100kPa (3−80気圧)、最も好ましくは1000〜1520kPa  (10〜15気圧)の系全体の圧力および01〜5、好ましくは0.2〜2、 最も好ましくは0.5〜1.2のアルコールのオレフィンに対するモル比が含ま れ得る。
本発明のエーテル化方法は、撹拌槽反応器または固定床流通型反応器、例えばト リクルベッド(trickle bed、散水型)、液上昇流、液降下流、向流 および並流型を使用して、バッチまたは連続方式で液相、気相または気液混相条 件下で実施できる。バッチ操作の場合、20分〜20時間の反応時間、連続操作 の場合、0.01〜200、好ましくは0.5〜50、最も好ましくは1〜30 のWH5V(g−オレフィン/hr−g−ゼオライト)が適当である。未反応オ レフィンおよび/またはアルコールを回収して、同じ反応器にリサイクルするの が好ましい。
以下の実施例および添付図面を参照して本発明のエーテル化方法を更に説明する 。
第1〜5図は、それぞれ実施例1.3.4.5および7の焼成結晶物質生成物の X線回折パターンである。
実施例においては、水、ツクロヘキサンおよび/またはn−ヘキサンに対する収 着能の比較について収着データに言及する場合は、これらは以下のようにして測 定した平衡吸着値である:焼成吸着剤の秤量サンプルを吸着チャンバーにて所望 の純吸着物質蒸気と接触させた。チャンバーをlmllHg以下まで減圧し、9 0℃のそれぞれの吸着物質の気−液平衡圧力より低い圧力である1゜6kPa  (12Torr)の水蒸気または5.3kPa (40Torr)のn−ヘキサ ンまたは5.3kPa (40Torr)のシクロヘキサン蒸気と接触させた。
8時間を越えない吸着時間の間、マノスタット(manostat)によりコン トロールして吸着物質蒸気を加えることにより圧力を一定に保持した(約士Q、 5mmHg以内)。結晶ゼオライトにより吸着物質が吸着されると圧力が減少し 、マノスタンドがバルブを開いて吸着物質の蒸気を更にチャンバーに入れ、上述 のコントロールされた圧力を回復した。圧力変化がマノスタットを作動させるほ どではなくなった時に収着が完結した。焼成した吸着剤の100g当たりのグラ ム数でサンプルの吸着能として重量の増加を真出した。
アルファ値(Alpha Value)について試験する場合、アルファ値は標 準的な触媒と比較した場合の触媒の接触分解活性の概略的な指標であり、相対的 な速度定数(単位時間当たりの触媒体積当たりのn−ヘキサンの転化の割合)を 与えることに着目する必要がある。
これは、高活性ノリカーアルミナ分解触媒の活性を1のアルファ値(速度定数= 0.016秒−′)を有することを基準とするものである。本発明において使用 したアルファ試験は、ジャーナル・オブ・キャタリシ7. (J、 Catal ysis) 、第61巻、第390〜396頁の速度定数は、特定の結晶シリケ ート触媒についてはアルファ値に比例する、即ち、トルエンの不均化、キシレン の異性化、アルケンの転化およびメタノールの転化の場合の速度についてである (「ジ・アクティブ・サイド・オブ・アシディック・アルミノシリケート・キャ タッリスツ(The Active 5ide of Ac1dic Alum ino−silicate Catalysts) J 、ネイチャー ([a ture) 、第309巻、第5969号、第589〜591頁(1984年6 月14日)参照)。
実施例1 アルミン酸ナトリウム(A1203 : 43.5%、Na2O: 32.2% 、H2O: 25+、 6%)1パーツを50%NaOH溶液1パーツおよびH !0103.13パーツを含む溶液に溶解した。これに、ヘキサメチレンイミン 4.50パーツを加えた。得られた溶液をウルトラシル(Ultrasil、沈 降・噴霧乾燥ノリ力、51o2:約90%)8.55パーツに加えた。
反応混合物は、以下の組成を有した(モル比)。
SiO□/Al2O,= 30.0 0H−/5iOz = 0.18 Hzo/ S 102 = 44 、9Na/5i02 − 0.18 R/SiO2= 0.35 ここで、Rはへキサメチレンイミンである。
この混合物を、撹拌下、150℃にて7日間ステンレススチール製反応器中で結 晶化させた。結晶生成物を濾過して水洗し、120℃にて乾燥した。538℃に て20時間焼成後、X線回折ノくターンは第V表に示す主ラインを有した。第1 図は、焼成生成物のX線回折パターンを示す。焼成物質の収着能力を測定して以 下の結果を得た: H,O15,2重量% シクロヘキサン 14.6重量% n−ヘキサン 16.7重量% 焼成結晶物質の表面積を測定すると、494@”/gであった。
未焼成物質の化学組成を測定して以下の結果を得た:成分 重量% S i O2/ A 1□03モル比 21.10第V表 2.80 31.55 25 4.02 21.98 10 7、10 12.45 96 7.95 11.12 47 10.00 8.85 51 12.90 6.86 11 14.34 6.18 42 14.72 6.02 15 15.90 5.57 20 17.81 4.98 5 20.20 4.40 20 20.91 4.25 5 21.59 4.12 20 2L92 4.06 13 22、67 3.92 30 23.70 3.75 13 24.97 3.57 15 25.01 3.56 20 26.00 3.43 100 26、69 3.31 14 27.75 3.21 15 2852 3.13 10 29、01 3. O85 29,713,015 31,612,8305 32,212,7795 33、352,6875 34、612,5925 実施例2 実施例1の焼成結晶生成物の一部分についてアルファ試験し、2第■表に示す組 成で3種の別々の合成反応混合物を調製した。これらの混合物は、アルミン酸ナ トリウム、水酸化ナトリウム、ウルトラシル、ヘキサメチレンイミン(R)およ び水を用いて調製した。
混合物をそれぞれ150℃、143℃および150℃にてそれぞれ7日間、8日 問および6日間ステンレススチール製オートクレーブ内でそれ自体の圧力で保持 した。濾過により未反応成分から固形分を分離し、次に水洗した後に120℃に て乾燥した。生成した結晶をについてX線回折、収着、表面積および化学分析に より分析した。
収着、表面積および化学分析の結果を第■表に示し、また、X線回折パターンは 、それぞれ第2図、第3図および第4図に示す。収着量および表面積の測定は、 焼成生成物について実施した:実施例 3 4 5 合成混合物(モル比) S102/AhO330,030,030,00H/ 5iO20,180,1 80,18H20/ 5102 19.4 19.4 44.9Na/5iOz  O,180,180,18R/5iOz O,350,350,35生成物組 成1重量% SiO264,368,574,5 A1203 4.85 5,58 4.87Na O,080,050,01 N 2,40 2,33 2.12 灰分 77.1 77.3 78.2 Si02/^1□05モル比22.5 20.9 26.0吸着量1重量% HIO14,913,614,6 ンクロヘキサン 12.5 12,2 13.6n−ヘキサン 14.6 16 .2 19.0表面積、a”/g 481 492 487実施例6 実施例3、実施例4および実施例5の焼成(538℃、3時間)結晶シリケート 生成物についてアルファ試験すると、それぞれ227.180および187のア ルファ値を有することが判った。
本発明のゼオライトの別の製造を例証するために、ヘキサメチレンイミン4.4 9パーツを、アルミン酸ナトリウム1ノぐ−ツ、50%N a OH溶液1パー ツおよびH2O44,19/<−ツを含む溶液に加えた。この混合溶液にウルト ラノルシリカ8.54/’−’ンを加えた。混合物を145℃にて59時間撹拌 して結晶化させ、得られた生成物を水洗して120℃にて乾燥した。
乾燥した生成物結晶のX線回折パターンを第5図に示すが、本発明の結晶物質で あることが判る。生成物の化学的組成、表面積および吸着量について測定した結 果を第■表に示す。
!■皇 生成物の組成(未焼成) C12,1重量% N 1.98重量% Na 640ppm A120. 5.0重量% 5iOz 74.9重量% 5i02/Al□01モル比 25.4吸着量1重量% シクロヘキサン 9.1 N−ヘキサン 14.9 HIO16,8 表面積、11”/g 479 実施例8 実施例7の固体結晶生成物25gを538℃にて窒素気流下で5時間焼成し、次 に538℃にて5%酸素ガス(残部はN2)を更に16時間パージした。
それぞれ3gの焼成物質の試料を0.INのTEABr、TPABrおよびLa Cl3溶液100m1によりイオン交換した。それぞれの交換は、室温で24時 間行い、3回繰り返した。交換した試料を濾過により集め、水洗してハライドフ リーとし、乾燥した。交換した試料の組成を以下に示すが、異なるイオンの場合 の本発明の結晶ノリケートの交換能を示している。
交換イオン TEA TPA La イオン組成、重量% Na O,0950,0890,063N O,300,380,03 C2,893,63一 実施例8のLa−交換試料の寸法を14〜25メツシユとし、これを空気中、5 38°Cにて3時間焼成した。焼成物質は173のアルファ値を有した。
実施例10 実施例9のLa−交換物質の焼成試料を100%水蒸気中649℃にて2時間苛 酷にスチーミングした。スチーミングした試料は22のアルファ値を有し、この ゼオライトは厳しい熱水処理においても非常に安定であることが例証された。
実施例11 本実施例は、先の一般式におけるXがホウ素である本発明のゼオライトの製造を 例証するものである。ホウ酸2.59パーツを45%KOH溶液1パーツおよび H2O42,96パーツを含む溶液に加えた。これに、ウルトラシルノリ力8. 56パーツを加え、この混合物を完全に均一化した。ヘキサメチレンイミン3. 88パーツをこの混合物に加えた。
この反応混合物は以下の組成を有した(モル比)。
SiOx/B2O5= 6.1 0H−/5iOz = 0.06 H20/Sigh = 19.0 に/5ift = 0.06 R/SiO□ = 0.30 ここで、Rはへキサメチレンイミンである。
ステンレススチール製反応器中で150℃にて8日間混合物を撹拌して結晶化さ せた。結晶生成物を濾過して水洗し120℃にて乾燥した。生成物の一部を54 0℃にて6時間焼成すると、以下の収着能力を有することが見いだされた: H20(12Torr) 11.7重量%シクロヘキサン(40Torr) 7 .5重量%n−ヘキサン(40Torr) 11.4重量%焼成した結晶物質の 表面積を測定する(B E T)と405m”/gであることが判った。
未焼成物質の化学的組成を測定すると、以下の結果であった二N 1.94重量 % Na 175ppm K O,60重量% ホウ素 1.04重量% A140s 920pp+* Si○2/AhOsモル比 1406 Si02/ (A1+B)203モ/l/比 258実施例12 実施例11の焼成結晶生成物の一部をN1(4C1により処理して、再度焼成し た。最終の結晶生成物についてアルファ試験したところ、1のアルファ値を有す ることが見いだされた。
実施例13 本実施例は、先の一般式におけるXがホウ素であるゼオライトのもう1つの製造 を例証するものである。ホウ酸2,23パーツを50%NaOH溶液1パーツお よびH2O73,89パーツを含む溶液に加えた。この溶液に、ハイシルシリカ 15.29パーツを加え、次にヘキサメチレンイミン6.69パーツを加えた。
この反応混合物は以下の組成を有した(モル比): SiOx/B2O5= 12.3 0H/SiO□ = 0.056 HzO/SiO2= 18.6 に/5if2 = 0.056 R/SiO□ = 0.30 ここで、Rはへキサメチレンイミンである。
ステンレススチール製反応器中で300℃にて9日間混合物を撹拌して結晶化さ せた。結晶生成物を濾過して水洗し120℃にて乾燥した。焼成物質(540℃ 、6時間)の収着能力を測定したH2O14,4重量% ンクロへキサン 446重量% n−ヘキサン 14.0重量% 焼成した結晶物質の表面積を測定する(BET)と438m2/gであることが 判った。
未焼成物質の化学的組成を測定すると、以下の結果であった。
ホウ素 0.83 Si○2/A1□03モル比 = 249Slo2/ (AI十B) 203モ ル比=282実施例14 実施例13の焼成結晶生成物の一部についてアルファ試験したところ、5のアル ファ値を有することが見いだされた。
実施例15〜43 本実施例は、3種のゼオライト、即ち、約701のSi/Al2O、モル比のZ SM−5(実施例15〜25)、約6.1のSi/A1□O9モル比のUSY  (実施例26〜33)および約26:1のSi/A1□03モル比の本発明のゼ オライト(実施例34〜43)のエーテル化触媒性能を比較するものである。本 発明のゼオライトは、アルミン酸ナトリウムを1パーツ、50%NaOHを1パ ーツ、ウルトランルVN3を8.54パーツおよび脱イオン水を44.19パー ツ含む混合物にヘキサメチレンイミンを4.49パーツ加えることにより調製し た。反応混合物を143℃(290“F)に加熱し、オートクレーブにてその温 度で撹拌して結晶化した。十分に結晶化した後、コントロールした蒸留により大 部分のへキサメチレンイミンをオートクレーブから除去し、濾過によりゼオライ ト結晶を残りの液体から分離し、脱イオン水により洗浄して乾燥した。次に、ゼ オライト結晶の一部分を八1□03と混合してゼオライト65重量パーツおよび A1□0335パーツの混合物を得た。この混合物に水を加え、得られる触媒を 押し出せるようにした。540°C(1000’F)にて窒素中で6時間焼成す ることにより触媒を活性化し、その後、水性硝酸アンモニウム交換し、空気中で 540’C(1000’F)にて6時間焼成した。
全部の実施例において、メタノールおよびイソブチンまたはイソアミレン(イソ ペンテン)のいずれかを2〜200の範囲の種々の空間速度にて、砂中約10% (体積)に希釈して一定体積にした上述のゼオライト触媒の1つを供給した上昇 流(up−flow)型固定床反応器に供給した。
それぞれの実施例の反応条件および結果を以下の第1表、第■表および第X表に 示している。
実施例15〜43において比較した3種のエーテル化触媒の活性を以下の速度法 則(rate law)を用いて定量化した、[式中、kは擬1次速度定数であ り、Xはオレフィン転化率であり、Xeqは平衡時における転化率の値であり、 上述のエーテル化反応条件では、実験的な値は、イソブチンの場合は93%であ り、イソアミレンの場合は51%である。]3種のゼオライト触媒のエーテル化 の速度論的比較を以下の第X表に示す:15−25 ZSM−50,210,0 146,726−33USY O,010,0033034−43本発明 0. 16 0.032 20第X表において、性能比(PR)は、イソブチンの速度 に対してイソアミレンがメタノールにより消費される速度を定量化したちのであ る。混合原料プロセスの場合、この比が少なくとも10、好ましくは15以上で あるのが一般的に望ましい。比が100というのは、低級および高級炭素数の双 方のオレフィンが同等の速度で消費される傾向を意味する。3種のゼオライト触 媒の内、USYがより良いTAME/MTBE PRを有する。しかしながら、 USYの速度定数は、この触媒が非常に低い活性を有することを示している。
ZSM−5および本発明の触媒は、双方とも許容できる高い活性を有する。しか しながら、逆に、本発明の触媒は、PRに示されるように、良好な活性と望まし い選択性をすばらしく兼備している。
実施例44〜4に れらの実施例は、本発明に基づいて触媒としてアルミナ(バインダー)35重量 %中にゼオライト65重量%を含むものを使用して、種々の用途の中で、とりわ け、ガソリンのハイオクタンブレンドストックとして有用であるエチル−t−ブ チルエーテル(ETBE)の製造を例証する。
各実施例においてエタノールをイソブチンと反応させた条件および得られた結果 を以下の第1表に示す。
転化条件 44 45 46 流通時間(hr) 2 3 5 温度(℃) 100 101 101 圧力、 psi (kPa) 200(1480) 210(1480) 21 0(1549)EtOIII/オレフィンモル比 1,98 1.98 2.0 5VHSV(オレフィン) 5,91 5.91 12.24生成物基準転化率 1% エタノール 5−0 8.1 3.フ イソブテン 12.1 17.4 7.0生成物組成1重量% 、 イソブチン 29 30 36 エタノール 63 59 59 ETBE 7 12 5 その他* <0.5 <0.5 <0.5本これらの他の物質は、原料中の不純 物であると考えられる。
国際調査報告

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.エーテル化反応条件下、明細書の第I表に示すラインを有するX線回折パタ ーンを有する酸型合成多孔質結晶ゼオライトを触媒として使用して、少なくとも 1種のアルコールと少なくとも1種のオレフィンを反応させることを含んで成る エーテルまたはエーテルの混合物を製造する方法。
  2. 2.ゼオライトは、明細書の第II表のラインを有するX線回折パターンを有す る請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.ゼオライトは、明細書の第III表のラインを有するX線回折パターンを有 する請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 4.ゼオライトは、明細書の第IV表のラインを有するX線回折パターンを有す る請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 5.ゼオライトは、シクロヘキサン蒸気に対して4.5重量%以上、n−ヘキサ ン蒸気に対して10重量%以上の平衡吸着能を有する請求の範囲第1〜4項のい ずれかに記載の方法。
  6. 6.ゼオライトは、モル関係 X2O3:(n)YO2 [式中、nは少なくとも約10であり、Xは3価の元素であり、Yは4価の元素 である。] の組成を有する請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法。
  7. 7.Xはアルミニウムであり、Yはケイ素である請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 8.オレフィンは3〜10の炭素原子を含む請求の範囲第1〜4項のいずれかに 記載の方法。
  9. 9.オレフィンは、イソブテンまたはイソペンテンである請求の範囲第8項記載 の方法。
  10. 10.アルコールは8までの炭素原子を有する請求の範囲第8項記載の方法。
  11. 11.アルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノールもしくはブタノールまたはこれらの混合物である請求の範囲第9項記載の 方法。
  12. 12.エーテル化反応条件には、20〜200℃の温度、100〜20260k Pa(1〜200気圧)の系全体の圧力および0.1〜5のオレフィンのアルコ ールに対するモル比が含まれる請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法。
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