JP2801775B2 - C▲下9▼+芳香族原料の接触転化方法 - Google Patents

C▲下9▼+芳香族原料の接触転化方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、C9+芳香族原料の接触転化方法に関する。
天然および合成両方のゼオライト物質が、過去におい
て、種々の炭化水素の転化のための触媒特性を有するこ
とが示された。特定のゼオライト物質は、X線回折によ
り決められる一定の結晶構造を有し、数多くのより小さ
いチャンネルまたは孔により連結され得る多数の空隙が
存在する規則正しい多孔質結晶性アルミノシリケートで
ある。これらの空隙および孔は、特定のゼオライト物質
においては寸法が均一である。この孔の寸法は、特定の
寸法の吸着分子は受け入れ、より大きな寸法の分子は排
斥するので、これらの物質は「分子ふるい」として知ら
れるようになり、その特性を利用するために種々の方法
で用いられている。このような天然および合成分子ふる
いは、広範囲の陽イオン交換結晶性結晶性シリケートを
含む。これらのシリケートは、SiO4および周期表III A
元素の酸化物、例えばAlO4の剛直三次元骨格を有し、四
面体が酸素原子を共有することにより結合されており、
第III A族元素、例えばアルミニウムおよび珪素原子の
合計と酸素原子との比が1:2であると記述することがで
きる。第III A族元素、例えばアルミニウムを含む四面
体の電価は、結晶内にカオチン、例えば、アルカリ金属
またはアルカリ土類金属カオチンを含ませることにより
均衡をとる。このことは、第II A族元素、例えばアルミ
ニウムとCa/2、Sr/2、Na、LまたはLiのような種々のカ
オチンの数との比が1であると表され得る。通常の方法
によりイオン交換技術を用いてある種のカチオンを他の
カチオンにより完全にまたは部分的に交換することがで
きる。そのようなカチオン交換を用いて、カチオンを適
当に選択することにより所定のシリケーの特性を変化さ
せることが可能となっている。
従来技術により非常に多種類の合成ゼオライトが調製
された。これらのゼオライトの多くが、ゼオライトZ
(米国特許第2,882,243号)、ゼオライトX(米国特許
第2,882,244号)、ゼオライトY(米国特許第3,130,007
号)、ゼオライトZK−5(米国特許第3,247,195号)、
ゼオライトZK−4(米国特許第3,314,752号)、ゼオラ
イトZSM−5(米国特許第3,702,886号)、ゼオライトZS
M−11(米国特許第3,709,979号)、ゼオライトZSM−12
(米国特許第3,832,449号)、ゼオライトZSM−20(米国
特許第3,972,983号)、ゼオライトZSM−35(米国特許第
4,016,245号)およびゼオライトZSM−23(米国特許第4,
076,842号)のように、文字または他の都合の良い符号
により表されている。
所定のゼオライトのSiO2/Al2O3比はしばしば変化す
る。例えば、ゼオライトXはSiO2/Al2O3比を2〜3、ゼ
オライトYはSiO2/Al2O3比を3〜6として合成すること
ができる。一部のゼオライトでは、SiO2/Al2O3比の上限
が無限である。SiO2/Al2O3比が少なくとも5から現在の
分析測定技術の限界までである一つの例がZSM−5であ
る。米国特許第3,941,871号(米国再発行特許第29,948
号)は、調製においてアルミナを故意に添加しておらず
ZSM−5のX線回折図形を示す反応混合物から製造され
た多孔質結晶性シリケートを開示している。米国特許第
4,061,724号、同第4,073,865号および同第4,104,294号
は、種々のアルミナおよび金属含量の結晶性シリケート
を開示している。
米国特許第4,380,685号は、1〜12の拘束指数および
少なくとも12/1のシリカ/アルミナモル比に特徴を有
し、種々の金属および燐が取り込まれたゼオライトを触
媒として用いた、ジアルキルベンゼン化合物混合物の提
供のためのパラ選択性アルキル化、アルキル交換または
不均化を開示している。アルキル化およびアルキル交換
プロセスを記載した他の特許は、米国特許第4,127,616
号、同第4,361,713号、同第4,365,104号、同第4,367,35
9号、同第4,370,508号および同第4,384,155号を含む。
トルエンのパラキシレンへの転化が、米国特許第3,965,
207号、同第3,965,208号、同第3,965,209号、同第4,00
1,346号、同第3,002,698号、同第4,067,920号、同第4,1
00,215号および同第4,152,364号に開示されている。芳
香族化合物のオレフィンによるアルキル化が、例えば、
米国特許第3,962,364号および同第4,016,218号に開示さ
れている。
米国特許第3,551,509号および米国再発行特許第27,63
9号は、8〜15Åの大きな開孔を有し好ましくは第VIII
族金属、水素および希土類カチオンを含む結晶性アルミ
ノシリケート触媒の存在下にトリメチルベンゼンとトル
エンとの間でのアルキル交換によりキシレンおよびベン
ゼンを製造する方法を開示している。
米国特許第3,126,422号、同第3,413,374号、同第3,59
8,878号、同第3,598,879号および同第3,607,961号は、
種々の触媒を用いたトルエンの気相不均化を記載してい
る。米国特許第4,117,026号は、少なくとも12のシリカ
/アルミナモル比、1〜12の拘束指数およびキシレンに
対する特定の吸着能を有する触媒を用いたトルエンの不
均化を開示している。
米国再発行特許第31,781号(原特許は米国特許第4,10
0,214号)は、キシレン、メシチレン、ズレン、ヘミメ
リテン、プソイドクメン、プレニテン、イソズレンおよ
び1,3,5−トリエチルベンゼンから選択される単環式ア
ルキル芳香族炭化水素原料を気相で異性化するために、
触媒として拘束指数が1〜12のゼオライト、例えば、ZS
M−5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−35およびZSM−38を用
いて、原料と共に希釈剤としてトルエンおよびC9+循環
物質を合計3〜30重量%用いることを開示している。
本発明は、少なくとも一種のC9+芳香族化合物を含む
原料をC6〜C8芳香族化合物を含む生成物に転化する方法
であって、上記原料を拘束指数が1〜3のゼオライトを
含んでなる転化触媒に接触させることを含んでなる方法
である。
本発明の方法で用いられるC9+芳香族原料は、一種ま
たはそれ以上の少なくとも9個の炭素原子を含む単環式
芳香族化合物、例えば、トリメチルベンゼン、ジメチル
エチルベンゼンおよびジエチルベンゼンを含む。C9+芳
香族化合物は、メシチレン(1,3,5−トリメチルベンゼ
ン)、C1〜C4酸素化物のガソリンへの転化の副生物とし
て得られるズレン(1,2,4,5−トリメチルベンゼン)、
ヘミメリテン(1,2,3−トリメチルベンゼン)、プソイ
ドクメン(1,2,4−トリメチルベンゼン)、プレニテン
(1,2,3,4−テトラメチルベンゼン)イソズレン(1,2,
3,5−テトラメチルベンゼン)およびメシチレン(1,3,5
−トリエチルベンゼン)を含む。このような単環式芳香
族原料を用いて、本発明の方法により、拘束指数が3よ
り大きなゼオライト触媒、例えば拘束指数(371〜316℃
で測定)が6〜8.3のZSM−5を用いて得られるものより
キシレン/ベンゼンモル比が大きな生成物を製造するこ
とができる。ここで生成物のキシレン/ベンゼンモル比
は、通常、0.80以上、一般的に0.90以上、多くの場合1
以上である。
本発明の方法で用いられる原料は、C9+成分に加えて
ベンゼンまたはより好ましくはトルエンを含むことが都
合良い。任意に加えられるトルエン原料は、反応混合物
に入る水を最少にするために好ましくは乾燥する。既知
のトルエン乾燥法は、シリカゲル、活性アルミナ、分子
ふるいまたは他の適当な物質を通過させるパーコレーシ
ョンまたは液体原料乾燥器の使用を含む種々の方法があ
る。
トルエン及び/又はベンゼンが更に原料中に存在する
場合、C9+芳香族成分は通常、原料全体の少なくとも約
3重量%を占め(残部はトルエン及び/又はベンゼ
ン)、有利には混合原料の70重量%までを占め得る。原
料中に存在するトルエンの不均化により、価値の高い芳
香族化合物、例えば、キシレンおよびベンゼンを、より
価値のあるキシレンが主要生成物となるように得られ
る。
通常、本発明の方法は、90〜675℃の温度、100〜1400
0kPaの圧力、0〜10の水素対炭化水素モル比、および0.
1〜500の重量時間空間速度(WHSV)を含む広い転化条件
下に実施することができる。
とりわけ、原料が、特にトルエンと共にC9+アルキル
ベンゼンを含む場合、この方法は、好ましくは、250〜6
00℃、より好ましくはは300〜500℃(650〜1000゜F)の
温度、および100〜7000kPa(大気圧〜1000psig)、より
好ましくは445〜7000kPa(50〜1000psig)の圧力下に行
われる。水素炭化水素のモル比は、好ましくは0〜10、
より好ましくは0〜3、最も好ましくは0〜2である。
C1〜C4酸素化物、例えばメタノール及び/又はジメチ
ルエーテルからガソリンへのゼオライト接触転化により
製造されたズレンが原料に含まれる場合、方法は好まし
くは、温度を90〜540℃(200〜1000゜F)、より好まし
くは315〜480℃(600〜900゜F)、圧力を100〜700kPa
(0〜1000psig)、より好ましくは210〜2170kPa(15〜
300psig)、水素対炭化水素のモル比を0(すなわち添
加水素が存在しない)〜10、より好ましくは1〜3、お
よび重量時間空間速度(WHSV)を0.1〜100、より好まし
くは0.1〜10として行われる。
本発明の方法で有用なゼオライト触媒は1〜3の拘束
指数を有する。拘束指数を決める方法が米国特許第4,01
6,218号に充分に記載されている。本発明の方法におけ
る触媒として好適なものを含む一部の典型的ゼオライト
の拘束指数(CI)を以下に挙げる: CI(試験温度における) ZSM−4 0.5(316℃) ZSM−5 6〜8.3(371〜316℃) ZSM−11 5〜8.7(371〜316℃) ZSM−12 2.3(316℃) ZSM−20 0.5(371℃) ZSM−22 7.3(427℃) ZSM−23 9.1(427℃) ZSM−34 50 (371℃) ZSM−35 4.5(454℃) ZSM−48 3.5(538℃) ZSM−50 2.1(427℃) 表1のゼオライト 1.5(454℃) TMAオフレタイト 3.7(316℃) TEAモルデナイト 0.4(316℃) クリノプチロライト 3.4(510℃) モルデナイト 0.5(316℃) REY 0.4(316℃) 無定型シリカ−アルミナ 0.6(538℃) 脱アルミY 0.5(510℃) エリオナイト 38 (316℃) ゼオライトベータ 0.6〜2.0(316〜399℃) 上記表からわかるように、特定のゼオライトの拘束指
数は試験の条件、例えば温度により変化し、ゼオライト
は、290〜538℃の範囲のいずれかの温度において試験し
た際に1〜3の拘束指数を示す場合、本発明の方法にお
いて有用であることがわかる。
従って本発明の方法に有用なゼオライトは、ZSM−12
およびゼオライトベータを含む。より好ましくは、本方
法は焼成した状態において下記表I、特に下記表II、よ
り特に下記表IIIに示すラインを有するX線回折パター
を示すゼオライトを使用する: 表I 面間隔d(Å) 相対強度、I/Io×100 30.0±2.2 W〜M 22.1±1.3 W 表II 面間隔d(Å) 相対強度、I/Io×100 30.0±2.2 W〜M 22.1±1.3 W 3.91±0.07 M〜VS 表III 面間隔d(Å) 相対強度、I/Io×100 30.0±2.2 W〜M 22.1±1.3 W 6.00±0.1 W〜M 4.06±0.07 W〜S 3.91±0.07 M〜VS 特に、焼成ゼオライトは下記第IV表に示すラインを含
むX線回折パターンを示す: 表IV 面間隔d(Å) 相対強度、I/Io×100 30.0±2.2 W〜M 22.1±1.3 W 12.36±0.2 M〜VS 11.03±0.2 M〜S 8.83±0.14 M〜VS 6.86±0.14 W〜M 6.18±0.12 M〜VS 6.00±0.10 W〜M 5.54±0.10 W〜M 4.92±0.09 W 4.64±0.08 W 4.41±0.08 W〜M 4.25±0.08 W 4.10±0.07 W〜S 4.06±0.07 W〜S 3.91±0.07 M〜VS 3.75±0.06 W〜M 3.56±0.06 W〜M 3.42±0.06 VS 3.30±0.05 W〜M 3.20±0.05 W〜M 3.14±0.05 W〜M 3.07±0.05 W 2.99±0.05 W 2.82±0.05 W 2.78±0.05 W 2.68±0.05 W 2.59±0.05 W これらの値は標準的方法により定めた。照射線は銅の
K−アルファ二重線であり、シンチレーションカウンタ
ーおよびそれに接続されたコンピューターを備えた回折
計を用いた。ピークの高さI、および2シータ(シータ
はブラッグ角)の関数としてのその位置を、回折計に接
続されたコンピューターにおいてアルゴリズムにより決
めた。これらから、記録ラインに対応する相対強度100I
/I0(I0は最強のラインまたはピークの強度)および面
間隔d(観測値)(Å)を決めた。表I〜IVにおいて、
相対強度はW=弱、M=中、S=強およびVS=最強の符
号で表した。これらは通常、以下の強度を表す: W= 0〜20 M=20〜40 S=40〜60 VS=60〜100 これらのX線回折図形は全ての種類のゼオライトの特徴
であると解すべきである。このゼオライトのナトリウム
型のものおよび他のカオチン型のものは、実質的に同じ
図形を示し、僅かな面間隔の変化および相対強度の変化
を伴う。特定サンプルのY対X、例えば珪素対アルミニ
ウムのモル比、および熱処理の程度により他の僅かな変
化が起こり得る。
表I〜IVにより定められるゼオライトは、通常、モル
比: X2O3:(n)YO2 〔式中、Xは、アルミニウム、ホウ素、鉄及び/又はガ
リウムのような三価元素、好ましくはアルミニウム、Y
は、珪素及び/又はゲルマニウムのような四価元素、好
ましくは珪素、およびnは、少なくとも10、一般的に10
〜150、より一般的に10〜60、更により一般的に20〜40
を表す。〕 を含む組成を有する。合成した状態において、ゼオライ
トは、無水物基準でnモルのYO2に対する酸化物のモル
数を用いて、 (0.005〜0.1)Na2O:(1〜4)R:X2O3:nYO2 〔Rは有機成分を表す。〕 で示される式で表される。NaおよびR成分は、結晶化中
に存在した結果としてゼオライトと組み合わされ、以下
により詳細に記載する後結晶化法により容易に除去され
る。
上記ゼオライトは熱安定性であり、類似の結晶構造と
比較して大きな表面積(BET[ブルナウアー(Brunaue
r)、エメット(Emmet)およびテラー(Teller)]試験
により測定して400m2/g以上)および通常大きな吸着能
を示す。特に、ゼオライトは、シクロヘキサン蒸気に対
して4.5重量%以上の平衡吸着能、n−ヘキサン蒸気に
対して10重量%以上、および水蒸気に対して通常10重量
%以上の平衡吸着能を示す。上記式から明らかなよう
に、ゼオライトはNaカチオンを殆ど含まないように合成
される。従って、それは、交換工程なしに酸活性を有す
る触媒として用いることができる。しかしながら、所望
の程度に、合成したゼオライトおよび本発明の方法で有
用な他のゼオライトの最初のナトリウムカチオンを、当
業者に良く知られた方法により他のカチオンとのイオン
交換により少なくとも部分的に交換することができる。
好ましい交換カチオンは、金属イオン、水素イオン、水
素前駆体、例えば、アンモニウムイオン、およびそれら
の混合物を含む。特に好ましいカチオンは、アルキル交
換/不均化のための触媒活性を調整し得るものである。
これらは、水素、希土類金属および元素周期表の第II A
族、第III A族、第IV A族、第I B族、第II B族、第III
B族、第IV B族および第VIII族の金属を含む。
表I〜表IVに定めるゼオライトは、アルカリまたはア
ルカリ土類金属(M)源、例えば、ナトリウムまたはカ
リウムカチオン、三価元素X、例えばアルミニウムの酸
化物、四価元素Y、例えば珪素の酸化物、ヘキサメチレ
ンイミンとしての有機(R)誘導剤および水を含む反応
混合物から調製することができる。この反応混合物は酸
化物モル比としての下記範囲の組成を有する: 反応体 有用範囲 好ましい範囲 YO2/X2O3 10〜60 10〜40 H2O/YO2 5〜100 10〜50 OH-/YO2 0.01〜1.0 0.1〜0.5 M/YO2 0.01〜2.0 0.1〜1.0 R/YO2 0.05〜1.0 0.1〜0.5 好ましい合成法において、YO2反応体は実質量の固体Y
O2、例えば少なくとも約30重量%の固体YO2を含む。YO2
がシリカの場合、少なくとも約30重量%の固体シリカを
含むシリカ源、例えば、ウルトラシル(Ultrasil:約90
重量%のシリカを含む沈降噴霧乾燥シリカ)またはハイ
シル(HiSil:約87重量%のシリカ、約6重量%の遊離H2
Oおよび約4.5重量%の水和結合H2Oを含み、粒子寸法が
約0.02ミクロンの沈降水和SiO2)の使用が上記混合物か
らの結晶形成に好ましい。もう一つの珪素酸化物源、例
えばQ−ブランド(Brand)(約28.8重量%のSiO2、8.9
重量%のNa2Oおよび62.3重量%のH2Oを含む珪酸ナトリ
ウム)を用いた場合、結晶化により所望の結晶性物質は
得られるとしてもほとんど得られず、他の結晶構造の不
純相が製造され得る。従って、好ましくは、YO2、例え
ば、シリカ源は、少なくとも約30重量%の固体YO2、例
えばシリカ、より好ましくは少なくとも約40重量%の固
体YO2、例えばシリカを含む。
結晶化は、例えばポリプロレンジャーまたはテフロン
ライニングもしくはステンレススチールオートクレーブ
のような適当な反応容器中、精置または撹拌条件下に実
施することができる。適当な結晶化条件は、80℃〜225
℃の温度で25時間〜60日加熱することを含む。その後、
結晶を液体から分離し回収する。
合成は、所望の結晶性生成物の種結晶を(合計重量基
準で)少なくとも約0.01%、好ましくは約0.10%、より
好ましくは約1%存在させることにより促進される。
本発明の方法で使用されるゼオライト転化触媒は、タ
ングステン、バナジウム、モリブデン、レニウム、ニッ
ケル、コバルト、クロム、マンガン、または水素化−脱
水素機能を発揮し得る白金またはパラジウムのような貴
金属のような水素化成分と均質混合して用いると都合が
良い。そのような成分は、共結晶により触媒組成物に導
入され、第III A族元素、例えばアルミニウムが構造内
に存在する程度に組成物中へ交換され、含浸され、ある
いは物理的に均質混合される。そのような成分は、白金
の場合、例えば、白金金属含有イオンを含む溶液でゼオ
ライトを処理することによりゼオライト内部または表面
に含浸させることができる。この目的のための適当な白
金化合物は、塩化白金酸、塩化白金および白金アミン錯
体を含む種々の化合物を含む。
本発明の方法で使用する前に、選択されたゼオライト
触媒を、好ましくは、本方法で使用する温度および他の
条件に耐性を有する別の物質と組み合わせる。そのよう
な物質は、活性および不活性物質および合成または天然
のゼオライト並びに、粘土、シリカ及び/又は金属酸化
物(例えばアルミナ)のような無機物質を含む。後者
は、天然物またはゼラチン状沈降物もしくはシリカと金
属酸化物の混合物を含むゲルであって良い。それ自体触
媒活性を有する物質を触媒ゼオライトと一緒に使用する
こと、すなわち、組み合わせるかまたは合成中に存在さ
せることにより、触媒の転化率及び/又は選択率が変化
し得る。反応速度の制御のために他の手段を用いること
なくアルキル交換/不均化生成物を経済的および規則的
に得ることができるように、転化量を制御するための希
釈剤として不活性物質が好適に役立つ。これらの物質
は、商業的アルキル化操作条件下における触媒の圧潰強
度の向上のために、天然粘土、例えばベントナイトおよ
びカオリンに組み込むことができる。そのような物質、
すなわち、粘土、酸化物等は触媒のバインダーとして作
用する。商業的用途において、触媒が破砕して粉末状物
質になることを防止することが望ましいので、優れた圧
潰強度を有する触媒を提供することが望ましい。これら
の粘土バインダーは、通常、触媒の圧潰強度の向上の目
的のみに用いられていた。
ここでゼオライト触媒と複合することのできる天然粘
土は、モンモリロナイトおよびカオリン族を含み、この
族は、サブベントナイト、通常ディキシー(Dixie)、
マクナメー(McNamee)、ジョージア(Georgia)および
フロリダ・クレー(Florida clays)として知られてい
るカオリンまたは主鉱物成分がハロイサイト、カオリナ
イト、ディッカイト、ナクライトまたはアナウキサイト
である他の物質を含む。このような粘土は、採掘された
そのままの状態で用いる、または最初に焼成し、酸処理
または化学変性させることができる。ゼオライトとの複
合に有用なバインダーは、無機酸化物、特にアルミナも
含む。
前記物質に加え、ゼオライト触媒は、シリカ−アルミ
ナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ
−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア、およ
びシリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジル
コニア、シリカ−アルミナ−マグネシア並びにシリカ−
マグネシア−ジルコニアのような三元物質、のような多
孔質マトリックス物質と複合することができる。結合触
媒成分の押し出しを容易にするために、前記マトリック
ス物質の少なくとも一部をコロイド状で提供することも
有益であり得る。
微粉砕結晶性物質と無機酸化物マトリックスとの相対
比は大きく変化し、複合物の結晶含量は1〜90重量%、
より一般的には、特に複合物がビーズ状で調製される場
合、2〜80重量%の範囲である。
ゼオライト触媒の安定性はスチーミングにより向上さ
せることができ、適当なスチーム安定化条件な触媒を、
100〜2500kPaの圧力下、少なくとも300℃(例えば300〜
650℃)の温度で5〜100%スチームに少なくとも1時間
(例えば1〜200時間)接触させることを含む。より特
別な態様において、大気圧下、315〜500℃の温度で触媒
を75〜100%スチームでスチーミングすることができ
る。
本発明を、以下の実施例および添付図面を参照して詳
細に記載する: 図1〜5は、それぞれ実施例1、3、4、5および7
の焼成結晶性物質のX線回折パターンである。
実施例において、水、シクロヘキサン及び/又はn−
ヘキサンの吸着能の比較のために吸着データを示す場
合、それは以下のようにして決めた平衡吸着値である: 焼成吸着剤の秤量サンプルを、1mmHg以下に減圧した
吸着チャンバー内で所望の純吸着気体に接触させ、1.6k
Pa(12トール)の水蒸気、5.3kPa(40トール)のn−ヘ
キサンまたは5.3kPa(40トール)のシクロヘキサン蒸気
に接触させ、90℃でそれぞれの吸着質の気−液平衡圧よ
り低い圧力で加圧した。8時間を超えない吸着時間中、
マノスタットにより制御した吸着蒸気を添加することに
より圧力を一定(約±0.5mmHgの範囲内)に維持した。
吸着質がゼオライトに吸着されると、圧力低下によりマ
ノスタットの弁が開き、上記制御圧の保持のために吸着
質蒸気がチャンバーに導入される。圧力変化がマノスタ
ットの作動に充分でなくなると、吸着が終了する。重量
の増加を焼成吸着剤100gに対するサンプルの吸着能gと
して計算した。
アルファ値を試験すると、アルファ値が、標準触媒と
比較した触媒の接触クラッキング活性の概略値であり、
相対速度定数(単位時間当たり単位触媒体積当たりのn
−ヘキサンの転化速度)を提供することがわかる。これ
は、アルファ値が1(速度定数=0.016秒-1)とされる
高活性シリカ−アルミナクラッキング触媒の活性を基準
とする。ここで用いられるアルファ試験は、ジャーナル
・オブ・カタリスス(Journal of Catalysis)、第61
巻、390〜396頁(1980年)に記載されている。多くの酸
触媒反応の速度定数は特定のゼオライト触媒のアルファ
値に比例する、すなわちトルエンの不均化、キシレンの
異性化、アルケンの転化およびメタノールの転化速度に
比例することが注目される〔「ジ・アクティブ・サイド
・オグ・アシディック・アルミノシリケート・カタリス
ツ(The.Active Side of Acidic Aluminosilicate Cata
lysts)」,ネイチャー(Nature)、第309巻、No.596
9、589〜591頁、1984年6月14日参照〕。
実施例1 アルミン酸ナトリウム(Al2O343.5%、Na2O32.2%、H
2O25.6%)1部を、50%NaOH溶液1部およびH2O103.13
部を含む溶液に溶解した。これに、ヘキサメチレンイミ
ン4.50部を添加した。得られた溶液を、沈降噴霧乾燥シ
リカウルトラシル(Ultrasil)(SiO2約90%)8.55部に
添加した。
反応混合物は以下のモル比の組成を有していた: SiO2/Al2O3=30.0 OH-/SiO2 =0.18 H2O/SiO2 =44.9 Na/SiO2 =0.18 R/SiO2 =0.35 〔Rはヘキサメチレンイミンを表す。〕 混合物をスレンレススチール反応器において、撹拌
下、150℃で7時間結晶化させた。結晶性生成物を、濾
過し、水洗し、120℃で乾燥した。538℃で20時間焼成し
た後、X線回折図形は表Vに示す主要ラインを含んでい
た。図1は焼成生成物のX線回折図形を示す。焼成物質
の吸着能の測定結果を以下に示す: H2O 15.2重量% シクロヘキサン 14.6重量% n−ヘキサン 16.7重量% 焼成結晶性物質の表面積の測定結果は494m2/gであっ
た。
焼成物質の化学組成は以下のように決定された: 成分 重量% SiO2 66.9 Al2O3 5.40 Na 0.03 N 2.27 灰分 76.3 SiO2/Al2O3,モル比 − 21.1 実施例2 実施例1の焼成結晶性生成物の一部についてアルファ
試験を行ったところ、アルファ値は1であることがわか
った。
実施例3〜5 表VIに示す組成を用いて三種類の別個の合成反応混合
物を調製した。混合物は、アルミン酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム、ウルトラシル、ヘキサメチレンイミン
(R)および水を用いて調製した。混合物を、ステンレ
ススチールオートクレーブにおいて自生圧で、150℃、1
43℃および150℃の温度に、それぞれ7日、8日および
6日間維持した。未反応成分から濾過により固体を分離
し、次に水洗し、120℃で乾燥した。生成物の結晶をX
線回折、吸着、表面積および化学分析により分析した。
吸着、表面積および化学分析の結果を表IVに示し、X線
回折図形をそれぞれ図2、図3および図4に示す。吸着
および表面積測定は焼成生成物について行った。 表IV 実施例 合成混合物、モル比 SiO2/Al2O3 30.0 30.0 30.0 OH-/SiO2 0.18 0.18 0.18 H2O/SiO2 19.4 19.4 44.9 Na/SiO2 0.18 0.18 0.18 R/SiO2 0.35 0.35 0.35 生成物組成、重量% SiO2 64.3 68.5 74.5 Al2O3 4.85 5.58 4.87 Na 0.08 0.05 0.01 N 2.40 2.33 2.12 灰分 77.1 77.3 78.2 SiO2/Al2O3,モル比 22.5 20.9 26.0 吸着量、重量% H2O 14.9 13.6 14.6 シクロヘキサン 12.5 12.2 13.6 n−ヘキサン 14.6 16.2 19.0 表面積、m2/g 481 492 487 実施例6 実施例3、4および5の焼成(538℃で3時間)結晶
性珪酸塩生成物をアルファ試験において試験したとこ
ろ、アルファ値はそれぞれ227、180および187であるこ
とがわかった。
実施例7 本発明のゼオライトの別の調製例を示すために、アル
ミン酸ナトリウム1部、50%NaOH溶液1部およびH2O44.
19部を含む溶液にヘキサメチレンイミン4.49部を添加し
た。この組み合わせ溶液に、ウルトラシルシリカ8.54部
を添加した。混合物を撹拌下に145℃で59時間結晶化さ
せ、得られた生成物を水洗し、120℃で乾燥した。
乾燥生成物結晶のX線回折図形を図5に示す。生成物
の化学組成、表面積および吸着分析結果を表VIIに示
す: 表VII 生成物組成 C 12.1重量% N 1.98重量% Na 640ppm Al2O3 5.0重量% SiO2 74.9重量% SiO2/Al2O3,モル比 25.4 吸着量、重量% シクロヘキサン 9.1 n−ヘキサン 14.9 H2O 16.8 表面積、m2/g 479 実施例8 実施例7で得た固体結晶生成物25gを窒素雰囲気流
中、538℃で5時間焼成し、続いて5%酸素ガス(N2
ランス)により538℃で更に16時間パージした。
焼成物質各3gのサンプルを、100mlの0.1N TEABr、TPA
BrおよびLaCl3溶液で別々にイオン交換した。各交換
は、室温で24時間行い、3回繰り返した。交換サンプル
を濾過により回収し、水洗してハライドを除き、乾燥し
た。交換サンプルの組成を以下の表に示す。
交換イオン TEA TPA La イオン組成、重量% Na 0.095 0.089 0.063 N 0.30 0.38 0.03 C 2.89 3.63 − La − − 1.04 実施例9 実施例8で得たLa交換サンプルを14〜25メッシュの寸
法にし、次に空気中、538℃で3時間焼成した。焼成物
質のアルファ値は173であった。
実施例10 実施例9でLa交換物質焼成サンプルを、100%スチー
ム中、649℃で2時間苛酷にスチーミングした。スチー
ミングしたサンプルのアルファ値は22であり、ゼオライ
トが苛酷な水熱処理下に非常に良好な安定性を有するこ
とが示された。
実施例11 この実施例は、上記式中のXがホウ素を表す本発明の
ゼオライトの調製を説明する。45%KOH溶液1部およびH
2O42.96部を含む溶液にホウ酸2.59部を添加した。これ
に、ウルトラシルシリカ8.56部を添加し、混合物を充分
に均質化した。この混合物にヘキサメチレンイミン3.88
部を添加した。
反応混合物は以下のモル比組成を有していた。
SiO2/B2O3= 6.1 OH-/SiO2 = 0.06 H2O/SiO2 =19.0 K/SiO2 = 0.06 R/SiO2 = 0.30 〔Rはヘキサメチレンイミンを表す。〕 混合物を、スレンレススチール反応器において、撹拌
下、150℃で8日間結晶化した。結晶性生成物を濾過
し、水洗し、120℃で乾燥した。生成物の一部を540℃で
6時間焼成したところ、以下の吸着能を有することがわ
かった: H2O 11.7重量% シクロヘキサン 7.5重量% n−ヘキサン 11.4重量% 焼成結晶性物質の表面積の測定(BET)したところ、4
05m2/gであった。
焼成物質の化学組成は以下のように決定された: N 1.94重量% Na 175ppm K 0.60重量% ホウ素 1.04重量% Al2O3 920ppm SiO2 75.9 重量% 灰分 74.11重量% SiO2/Al2O3,モル比 =1406 SiO2/(Al+B)2O3,モル比 = 25.8 実施例12 実施例11の焼成結晶性生成物の一部をNH4Clで処理
し、再度焼成した。最終結晶性生成物についてアルファ
試験を行ったところ、アルファ値は1であることがわか
った。
実施例13 この実施例は、上記式中のXがホウ素であるゼオライ
トのもう一つの調製を説明する。50%NaOH溶液1部およ
びH2O73.89部を含む溶液にホウ酸2.23部を添加した。こ
の溶液に、ハイシル(Hisil)シリカ15.29部を添加し、
続いてヘキサメチレンイミン6.69部を添加した。反応混
合物は以下のモル比組成を有していた: SiO2/B2O3=12.3 OH-/SiO2 = 0.056 H2O/SiO2 =18.6 K/SiO2 = 0.056 R/SiO2 = 0.30 〔Rはヘキサメチレンイミンを表す。〕 混合物を、ステンレススチール反応器において、撹拌
下、300℃で9日間結晶化した。結晶性生成物を濾過
し、水洗し、120℃で乾燥した。焼成物質(540℃で6時
間)の吸着能を測定した: H2O 14.4重量% シクロヘキサン 4.6重量% n−ヘキサン 14.0重量% 焼成結晶性物質の表面積を測定したところ、438m2/g
であった。焼成物質の化学組成は以下のように決定され
た: 成分 重量% N 2.48 Na 0.06 ホウ素 0.83 Al2O3 0.50 SiO2 73.4 SiO2/Al2O3,モル比 =249 SiO2/(Al+B)O3,モル比= 28.2 実施例14 実施例13の焼成結晶性生成物についてアルファ試験を
行ったところ、アルファ値は5であることがわかった。
実施例15および16 これらの実施例は、表I〜IVゼオライトを用いたトル
エンとC9+芳香族原料との混合物の接触転化を説明し
(実施例15)、このゼオライト性能をZSM−5、すなわ
ち本発明の範囲外のゼオライトの性能と比較する(実施
例16)。
本発明のゼオライトは、アルミン酸ナトリウム1.00
部、50%NaOH1.00部、ウルトラシルVN3の8.54部および
脱イオン水44.19部を含む混合物にヘキサメチレンイミ
ン4.49部を添加することにより調製した。反応混合物を
143℃(290゜F)で加熱し、結晶化のため同温度でオー
トクレーブ内で撹拌した。充分な結晶化が達成された
後、ヘキサメチレンイミンの大部分を制御した蒸留によ
りオートクレーブから除去し、ゼオライト結晶を濾過に
より残りの液体から分離し、脱イオン水で洗い、乾燥し
た。押し出しにより、ゼオライトから65重量%ゼオライ
ト/35重量%Al2O3触媒組成物を調製した。次にこの物質
を120℃で一晩乾燥し、3v/v/分のN2中、480℃(900゜
F)で3時間焼成し、次に、同じく480℃(900゜F)で50
体積%空気/50体積%N2を用いて3v/v/分で1時間処理し
た。3℃(5゜F)/分の割合で540℃(1000゜F)まで
昇温し、最後に100%空気(3v/v/分)に換え、その温度
を3時間維持することにより焼成を完了した。ZSM−5
触媒の調整に類似の方法を用いた。
ゼオライト触媒組成物の特性を下記表VIIIに示す: 表IX 重量% モル% エチルベンゼン 0.02 0.02 p−キシレン 0.14 0.16 o−キシレン 0.36 0.41 C9芳香族 83.29 84.60 TMB(トリメチルベンゼン) 39.05 39.66 MEB(メチルエチルベンゼン) 37.38 37.97 C9+芳香族 15.53 14.28 DEB(ジメチルエチルベンゼン) 6.59 6.00 DMEB 4.51 4.10 キシレン合計 0.50 0.58 芳香族合計 99.34 99.49 非芳香族合計 0.00 0.00 全原料組成を下記表Xに示す: 各実験は、外径1cmステンレススチール反応器におい
て、圧力4240kPa(600psig)、重量時間空間速度(ゼオ
ライト基準)4hr-1および水素/炭化水素モル比2で行
った。各例において、最初にトルエン転化率を48±1重
量%に維持するのに必要な温度でトルエンを触媒を通し
た。
下記表XIに反応条件および生成物分布を示す。
これらの実験から、実施例15により例示される本発明
の方法が、類似の原料を用いるがZSM−5触媒を用いて
実施された実験と比較して、キシレン生成量を増加させ
ることがわかる。
本発明により提供される更なる利益は、C9+転化率の
増加である(実施例18における62重量%に対して実施例
17において66重量%)。
実施例17および18 下記表XIIに示す原料組成を用いて、重量時間空間速
度を6hr-1に増加させて実施例15および16のプロセスを
繰り返した。これらの実験からの生成物の分布を下記表
XIIIに示す。 表XII 実施例17 実施例18 トルエン 67.45 66.55 C9+ 31.84 32.17 C9− 0.71 1.28 実施例17および実施例18の結果は、同様に、本発明の
予想できない向上を示している。生成物のキシレン/ベ
ンゼンモル比は、実施例18では僅か0.80であったが、実
施例17では1.04であった。
実施例19 この実施例は、トルエンとメシチレンの混合物の転化
に対する二つのゼオライトベータ触媒組成物の性能を、
ZSM−5触媒組成物の性能と比較する。
転化条件は、トルエン対メシチレンモル比2:1、水素
対炭化水素モル比1:1、温度427℃(800゜F)(特記しな
い限り)、圧力1825kPa(250psig)およびWHSV5を含
む。
反応生成物の分析を4時間および24時間行った。転化
の結果を下記表XIVに示す: これらのデータは、ゼオライトベータ触媒組成物が、
ZSM−5触媒組成物より、活性が高く、安定であり、選
択性が優れている(ベンゼンより多くのキシレンを形成
する)ことを示している。ベータ触媒組成物に白金0.1
%を添加することにより、キシレン/ベンゼンモル比に
おける上記利益を維持しつつ安定性が更に向上した。
実施例20〜22 これらの実施例は、その使用が本発明の範囲に含まれ
る二つの触媒、すなわち0.1重量%Pt−ゼオライトベー
タ(実施例20)および0.1重量%Pt−ZSM−12(実施例2
2)の性能を、その使用が本発明に含まれないゼオライ
ト、すなわち0.1重量%Pt−モルデナイト(実施例21)
と比較する。各触媒組成物は、ゼオライト65%およびカ
イザー(Kaiser)アルミナ35%を含んでいた。触媒を、
大気圧下、100%スチームで、ゼオライトベータについ
ては540℃(1000゜F)で10時間、モルデナイトおよびZS
M−12については480℃(900゜F)で4時間スチーミング
した。これらのスチーミング条件により、白金を含浸す
る前に触媒は約50のアルファ値を示した。塩化白金酸を
用いて湿潤技術により各スチーミング処理触媒に白金を
組み込んだ。
これらの実施例において使用したC9+芳香族原料の分
析結果を下記表XVに示す: 四種類の原料を評価した:60/40重量%のトルエン/C9
+芳香族ブレンド(原料A)、40/60重量%のトルエン/
C9+芳香族ブレンド(原料B)、C9+芳香族原料そのも
の(原料C)および10重量%のn−デセンを含むC9+芳
香族(原料D)。三種類の触媒組成および四種類の上記
原料の各々を用いて得られた結果を下記表XVIに要約す
る。
各実施例において、20/60メッシュに粉砕した触媒組
成物10ccをステンレススチール反応器に導入し、それを
水素流中、1825kPaの圧力で427℃の一定反応温度に加熱
した。炭化水素原料、すなわち、トルエンおよび前記C9
+芳香族化合物の供給を開始(WHSV=2.5)し、48時間
流通後物質収支をとった。
ゼオライトベータ(実施例20)は最も高いアルキル交
換選択率、すなわち、三種類の触媒のうち最も高いキシ
レン/ベンゼンモル比(原料C)を示した。モルデナイ
ト(実施例21)およびZSM−12(実施例22)はトルエン
の不均化においてほぼ同様の性能(原料AおよびB)を
示し、原料中のC9+芳香族化合物の量が増加(原料B)
すると、ZSM−12触媒はかなり良好な性能を示した。各
触媒はパラフィン、すなわちn−デセンを添加する(原
料D)と活性が低下したが、ZSM−12(実施例22)は最
も影響を受けず、そのことはこのゼオライトが、パラフ
ィンの除去のために前以て処理されていないC9+芳香族
含有原料のアルキル交換/不均化転化に特に望ましいこ
とを示している。
実施例23〜37 これらの実施例は、ズレンの転化における本発明のゼ
オライトの使用を説明する。ゼオライトは、アルミン酸
ナトリウム1.00部、50%NaOH1.00部、ウルトラシルVN3
の8.54部および脱イオン水44.19部を含む混合物にヘキ
サメチレンイミン4.49部を添加することにより調製し
た。反応混合物を143℃(290゜F)で加熱し、オートク
レーブ中、結晶化温度で撹拌した。結晶化を充分に達成
した後、制御した蒸留によりオートクレーブから主要量
のヘキサメチレンイミンを除去し、濾過により残りの液
体からゼオライト結晶を分離し、脱イオン水で洗い、乾
燥した。ゼオライト結晶の一部をAl2O3と組み合わせて6
5重量部のゼオライトと35重量部のAl2O3の混合物を形成
した。得られる触媒を押出物として形成できるように、
この混合物に水を添加した。窒素を3時間流し、50体積
%空気/50体積%N2により3v/v/分で処理した。5゜F/
分の割合で540℃(1000゜F)に昇温し、最後に100%空
気(3v/v/分)に換え、540℃(1000゜F)に3時間保持
することにより焼成を完了した。
使用した原料は、約25重量%のズレンと75重量%のベ
ンゼンの混合物である。温度、圧力、水素対炭化水素モ
ル比およびWHSV条件(ゼオライト基準)ならびに各実施
例で得られた生成物分布を下記表XVIIに示す: データは、表I〜IVのゼオライトがズレン/ベンゼン
典型原料の転化において効果的であることを示してい
る。315〜427℃(600〜800゜F)において、33〜70%の
ズレン転化率が観察された。トルエンの選択率は3〜13
%であり、キシレンの選択率は1〜5%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハン、スコット アメリカ合衆国 08648 ニュージャー ジー、ローレンスヴィル、ヴァレリー・ レイン 4番 (72)発明者 マーラー、デイヴィッド・オウエン アメリカ合衆国 08096 ニュージャー ジー、デットフォード、ナンバー272ビ ー、クーパー・ストリート 801番 (72)発明者 シハービ、デイヴィッド・ザイード アメリカ合衆国 08534 ニュージャー ジー、ペニントン、ボックス 259―エ ーエル、ムーアズミル・マウント・ロー ズ・ロード 8番 (56)参考文献 特開 昭60−246330(JP,A) 特開 昭52−78838(JP,A) 特開 昭56−103119(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 15/02,4/18

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一種のC9+芳香族化合物を含む
    原料をC6〜C8芳香族化合物を含む生成物に転化する方法
    であって、上記原料を拘束指数が1〜3のゼオライトを
    含んでなる転化触媒に接触させることを含んでなる方
    法。
  2. 【請求項2】ゼオライトがゼオライトベータまたはZSM
    −12である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】ゼオライトが明細書の表Iのラインを示す
    X線回折図形により特徴付けられる請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】ゼオライトが明細書の表IIのラインを示す
    X線回折図形により特徴付けられる請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】ゼオライトが明細書の表IIIのラインを示
    すX線回折図形により特徴付けられる請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】ゼオライトが明細書の表IVのラインを示す
    X線回折図形により特徴付けられる請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】ゼオライトの平衡吸着能がシクロヘキサン
    蒸気に対して4.5重量%以上、n−ヘキサン蒸気に対し
    て10重量%以上である請求項3〜6のいずれかに記載の
    方法。
  8. 【請求項8】ゼオライトが式:X2O3:(n)YO2 〔式中、nは少なくとも10、Xは三価元素およびYは四
    価元素を表す。〕 で示されるモル比の組成を有する請求項3〜6のいずれ
    かに記載の方法。
  9. 【請求項9】XがアルミニウムおよびYが珪素を含む請
    求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】原料中のC9+芳香族化合物が、トリメチ
    ルベンゼン、ジメチルエチルベンゼン、ジエチルベンゼ
    ンおよびそれらの混合物から選択される請求項1記載の
    方法。
  11. 【請求項11】C9+芳香族化合物が全原料の少なくとも
    3重量%を占め、原料の残部がトルエン及び/又はベン
    ゼンを含んでなる請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】転化条件が、90〜675℃の温度、100〜70
    00(大気圧〜1000psig)の圧力および0.1〜500の水素対
    炭化水素モル比を含む請求項1記載の方法。
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