JPH05502154A - 多段ラッチドアキュムレータ分数nの合成 - Google Patents

多段ラッチドアキュムレータ分数nの合成

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JPH05502154A JP3514278A JP51427891A JPH05502154A JP H05502154 A JPH05502154 A JP H05502154A JP 3514278 A JP3514278 A JP 3514278A JP 51427891 A JP51427891 A JP 51427891A JP H05502154 A JPH05502154 A JP H05502154A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多段ラッチドアキュムレータ分数Nの合成発明の背景 本発明は一般的に周波数シンセサイザに関し、特に、ラッチド構成(latch ed configurati。
n)の1つより多くのアキュムレータを用いることによりデータが1つより多く のアキュムレータを介して“リップノビを不要とする分数Nの周波数シンセサイ ザに関する。
ラッチド構成は同期的に動作し、また、システムをより高い周波数で動作を可能 にし、これにより、スプリアス信号を低減する。参考として、米国特許出願第5 16,993号:Multiaccumulator Sigma−Delta  Fractfonal −N 5ynthesis″、発明者Hietala  et al、出願日1990年4月30日、及び米国特許出願第516.89 7号:”Fractional N/M 5ynthests”、発明者Bla ck et al、出願日1990年4月30日があり、これらは共に本願発明 の譲受人に譲渡されている。また、参考として、米国特許出願第576.333 号:Latched Accumulator Fractjonal−N 5 ynthesis with D/A Conversion”、出願日199 0年4月30日、発明者Hietala et alがある。
位相ロックループ(P L L)周波数合成は電圧制御発振器(VCO)から多 くの関連する信号の1つを発生するためのよく知られた技術である。単一ループ のPLLにおいては、vCOからの出力信号はプログラマブル分周器に供給され 、この分周器は選択された整数によって分周して分周信号を位相比較器に提供し 、位相検出器はこの分周信号を他の固定周波数発振器からの基準信号と比較する 。この基準信号は時間変化及び環境変化に対して周波数の安定のためにしばしば 選択される。分周信号と基準信号との位相差が位相検出器から出力されてループ フィルタを介してVCOに印加され、これにより、VCOからの出力信号の周波 数を変化させて分周信号と基準信号との位相誤差を最小にする。プログラマブル 分周器は整数のみによって分周するので、出力周波数のステップ幅(step  5ize)は基準信号周波数に等しくなるように抑制される。単一ループPLL については、ループロック時間、出力周波数のステップ幅、雑音性能、及びスプ リアス信号発生の競合要件の間での技術上の妥協を行なわなければならない。
単一ループPLLの制限を克服するために、非整数によって分周するプログラマ ブル分周器が開発されてきた。基準信号周波数の分数の出力周波数のステップ幅 は得られるが、基準信号周波数が高くかつループ帯域が広く維持される。分数N の合成についての議論は米国特許第4,816774号に見い出される。ここで 述べられているように、2つのアキュムレータを用いて切替によって発生するス プリアス信号を伴うことなく、除数の異なる整数値間での切替の分数合成の性能 をシミュレートする。これらの2つのアキュムレータの技術は打消しくcanc e l la t i。
n)及びループフィルタ排除(regectton)によって不要なスプリアス 信号を低減するように作用する。
従って、分数N周波数シンセサイザのための基準信号周波数は■CO出力周波数 にプログラマブル分周器の除数の分母を乗算した値のステップ幅によって決定さ れる。分数N合成によれば、実際のチャネル間隔よりずっと高い基準周波数の使 用が可能となり、また、低周波数のスプリアス出力の低減のためにより広い帯域 幅を使用する設計が可能となる。帯域幅が広くなると、ロック時間が早(なり、 また、基準入力もしくは分数分割機構に印加される広帯域変調が可能となる。
残念ながら、上述のシステムは完全ではなく、チャネル間隔に等しい周波数でい くらかのスプリアス信号出力を発生する。望ましい信号出力の純粋度は非分数シ ステムよりよいが、それ自信いくつかの高品質システムのためにはまだ不十分で あると言える。
このスプリアス出力の効果を最小にするために、2つのアキュムレータの分数N 合成システムが開発され、このシステムはスプリアス信号をフィルタリングが高 価でなくかつ簡単な周波数に分散する。この利益は2つより多くのアキュムレー タを有するシステムを使用することによって急激に増大する。
現在の多段アキュムレータシステムはすべてアキュムレータがデータを「リップ ル」するという欠点を有している。
言い換えると、各クロックパルスに対しデータはデジタルネットワーク構成全体 に亘って作用しなければならない。
これは、システムを構築するのに用いられたデジタル回路における伝播遅延のた めに、多段アキュムレータシステムに対して比較的低い動作周波数上限値を招く ことになる。
1つのアキュムレータの分数Nシステムの基本構成は図1のブロック図に示され る。VCO101は出力信号を発生し、この出力信号は代表的にはプログラマブ ル分周器103に供給され、プログラマブル分周器103は位相検出器(φ)1 05への出力を有する。制御入力は粗チャネル設定値と除算の分数部分を提供す るデジタル網の出力との和である。位相検出器105は、通常、分周周波数fv の位相を基準発振器107からの基準信号周波数f、比出力位相と比較して信号 を発生し、この信号はループフィルタ109に印加され、続いて、VCO101 に印加され、これにより、■CO出力信号を位相ロックする。
可変分周器103の除数値の選択は、デジタル網111によってなされ、このデ ジタル網は、米国特許第4,758.802号と等価のZ変換にて記載された既 知の装置であって、通常の加算器113、比較器115(比較器115の入力が 所定の数値を超えたときに「キャリーアウト」信号を発生)、及びフィードバッ クロジック117を備えており、このフィードバックロジック117は(キャリ ーアウト信号が発生したときに)加算器113にデジタル数表現が印加される前 に加算器113及び比較器115のデジタル数表現出力から分母を減算する。分 数Nのシンセサイザにおいて時間(オフセット周波数)に関してのオフセット位 相の1階微分のデジタル等価値である第2のデジタル数表現がデジタル網111 の他の入力に印加される。デジタル網111の全体効果は微分位相を積分し、P LLに位相オフセットの1次の等価量である制御信号(キャリーアウトデジタル 信号形式)を印加することである。加算器113は基準周波数信号f の発生毎 に加算器113の前同値にdφ/dt(分子)を加算する。米国特許第4,81 6.774号に記載しであるように、加算器113の出力はある数(分周器10 3の除数を整数と分子/分母との和で表すとき除数の所望の分数部分の分母)と 比較される。
加算器113の内容がその分母値を超えると、キャリーアウト出力が真値(tr ue)にセットされ、次の基準tZルスの発生前に加算器113の内容がフィー ドツク・ソクロジ・ツク117において分母値だけ減少する。
たとえば、分母の値を13とし、分子の値を1とする。
13個の基準パルスの発生毎に加算器113は分母の値を超えてキャリー出力を 発生し、このキャリー出力は1つの基準信号f、のパルスに対して分周器103 の除数を1だけ増大させる。これはVCOIOIの出力信号から1つのパルスを 除去し、従って、蓄積された位相誤差が360’だけ減少する。これは公称のル ープ除算数に加算された1/13除算に対応する。
図2のZ変換図には、米国特許第4..758,802号に開示されたものと同 一の1つのアキュムレータのシステムのZ変換等価デジタル網111′が示され ている。該単一アキュムレータシステムのZ変換式は、DO=Ql(1+ )/ (2−4)l+DI/(2−2−’)ただし、Doは出力データ、DIは入力デ ータである。
2変換加算器201には、分子の値(オーバフローがあれば分子の値からの分母 の値を減算した値)と、Z−1(遅延)ブロック203.205によって表され る、前回の加算器内容とが供給される。この比較は207にて加算された量子化 誤差Qによるデジタルスライサとみなされる。
加算器207からの出力はデジタル数値であって加算器201にフィードバック され、また、キャリーアウト信号は出力信号として取り出される。しかしながら 、Z変換解析では、出力とフィードバック信号との差は必要とされない。
B点では、次のごとく式を書くことができる。
〜 −1 B (り −B (z) ! +A(り 、もしくはB (り =^(z)/  fl、−z−’)ただし、 データ出力(Do)・B (z) +Q^(I)= データ入力(旧)−B(ズl−Qこれらを代入してB(りについて解くと、B  (zl =データ入力(川/(2−X刊) −Q/ (2−2−’)また、出力 データDoについては、 データ出力(DO) 一ト データ入力(旧1 /(2−2)+Q(1!−’)/(2−Z刊)となる。
上述の式を周波数領域に変換すると(νは折り返し周波数に正規化された周波数 )、 1 (Data 0ut)/(D山In) l l/15−4cos (πν) 11/21 (Data 0ut)/Q l =[12−2cos(πL/)+ / f5−4cos (πν]l] I/2このように、加算器201へのデー タはわずかに低域通過フィルタリングされ、デジタル網111′によって導入さ れた量子化雑音は高域通過フィルタリングされる。量子化雑音の高域通過フィル タリングは、スプリアス信号が高域通過フィルタのコーナ(下限)周波数(co rnerof the high pass)よりずっと低い周波数で発生する ときに、送受信機のチャネル間周波数間隔の周波数で発生するスプリアス信号を 低減できるという効果を奏する。高域通過のコーナ周波数よりずっと低い低域通 過のコーナ周波数(low pass corner frequency)を 有するPLL応答を選択することによって、量子化雑音のほとんどを除去するこ とが可能である。単一アキュムレータシステムにおいては、高域通過のロールオ フは20dB/decadeである。このように、十分なノイズ抑圧を得ようと すれば、基準周波数を大きくして高域通過のコーナ周波数を大きい周波数に押し 上げなければならない。(もしくは、PLLの低減通過の周波数を非常に低くし なければならず、この場合、広帯域幅の利益を失う。) 基本的な分数N構成の高域通過フィルタリングを改良すために、1つより多くの アキュムレータを用いるシステム用の分数Nの合成を用いることが知られている 。2つのアキュムレータの分数Nシンセサイザは米国特許第4,204.174 号に開示されている。また、多段アキュムレータの分数Nシンセサイザの例は図 3のブロック図に示され、図1の単一デジタル網111が、付加的なアキュムレ ータ、この場合、アキュムレータ303,305,307、にょって増大されて いる。
多段アキュムレータ(multiaccumulat。
r)システムにおいては、第1のアキュムレータ111の内容は第2のアキュム レータ303のデータ入力となっている。また、第2のアキュムレータ303の 内容は第3のアキュムレータ305のデータ入力とないる。データがアキュムレ ータ111の加算器113の出力に一旦セットされると、そのデータはアキュレ ータ303の加算器113のデータ入力に転送されなければならない。一旦該デ ータがアキュムレータ303の加算器113の出力においてセットされると、そ のデータはアキュムレータ305の入力に転送されなければならない、等となる 。すべての転送は1つのクロックパルス(典型的には分周器103の出力から取 り出される)において達成されなければならない。この処理は[リップル(ri l)l)Ie)J処理と称され、アキュムレータは「リップル」アキュムレータ として知られている。アキュムレータの速度及び/または数にはリップル処理に よって明らかに上限が課されている。
第2のアキュムレータ303は第1のアキュムレータの量子化誤差Q1に加えて それ自身のZ変換量子化誤差Q2を有している。しかしながら、これらの組合わ せの量子化誤差は単一アキュムレータの場合より大きく低減する。第2のアキュ ムレータ303からのキャリーアウト信号は遅延論理素子309に印加され、ま た、遅延論理素子309によって生成された微分(djfferentiati 。
n)後に加算器311に印加される。アキュムレータ305の比較器からのキャ リーアウト出力は遅延論理素子313.315によって2回微分され、加算器3 11に入力される。アキュムレータ307の比較器からのキャリーアウト出力は 遅延論理素子317,319.321によって3回微分され、加算器311に入 力される。上述のごとく、微分されたキャリーアウト出力は加算されて有効キャ リーアウト信号として分周器103に印加される。このように、多段アキュムレ ータシステムによって発生する効果は、アキュムレータ1−11のキャリーアウ トの1次の次数の位相オフセット、アキュムレータ303の微分のキャリーアウ トの2次の次数の位相オフセット、アキュムレータ305の2回微分のキャリー アウトの3次の次数の位相オフセット、及びアキュムレータ307の3回微分の キャリーアウトの4次の次数の位相オフセットを加算して有効なキャリーアウト 信号にすることである。
簡単化のために、第1、第2のアキュムレータのZ変換モデルが図4に示される 。DOIは第1のアキュムレータのデータ出力である。上述の計算から、DOI  =Data 0ut =(Da+a In)/(2−!−’)+QI (1−+−’)/(2−z−’ )Di2は第1のアキュムレータのアキュムレータ内容であり、 Di21Data In−DOI)/(1−x−’)同様に、DO2に対する式 は、 DO2□Di2/ (2−!−’) +Q2 (1−X−’)/ (2−2−’ )DO21Data In)/1(2−!−’) (1,−!−1)1−Ql[ l/(2−一) 21+02 [(1−+−’)/(2−z−’)]−(Dat a In)/1(2−x−’) 2(1−!−’)1Data 0ut=DO1 ,+DO3 である。
従って、計算すると、 Data Oul・(Data Inl [(3−2x−’)/(2−+−1)  ” ]次に、上記表現を周波数領域に変換すると(νi!折り返し周波数に正 規化された周波数)、 1 (D山0ut)/(D山In) l ・f13−12co+(πν)I 1 /2/15−4cos(πν)) l (Data 0ut)/ Ql l 12−2cos(πν)l/i5−4 cos(πνN1 (Data O(I+)/ Q21 =(2−2cos罰ν ))この場合、高域通過のコーナ周波数(corner)+よ1つのアキュムレ ータの場合とほぼ同一の周波数で発生するが、量子化雑音に対する高域通過特性 の周波数応答(よ4OdB/decadeである。これにより、PLLを1つの アキュムレータの場合よりより広帯域幅を有し、つまり、分数システムをより低 周波数で動作できる一方、所望の雑音抑制を維持できる。
アキュムレータの数は論理的にはいかなる所望の次数にも増大できる。これによ る量子化雑音に対する高域通過特性の応答の傾きは20 d b / d e  c a d eのアキュムレータの数の倍数となる。各アキュムレータは米国特 許第4゜609.881号に開示の「パスカルの三角形方法」として知られるも のにおいて“再接続”される(r e c ombined)。一般に、より高 位のアキュムレータは(1−2−1)の(n−1)乗として再接続される。
上述のシステムは、1クロツクパルスによってデータがすべてのアキュムレータ を介してリップルしなければならないことを必要とする。高次数のシステムにな れば、この要求は最大アキュムレータクロック速度を制限し、従って、得ること ができる雑音抑制を制限する。このような制限の理由は、データが1クロツクパ ルス期間内にシステムを介してリップルできなくなるまで各アキュムレータの伝 播遅延が加算されるからである。
発明の概要 分数Nのシンセサイザはデジタル数値を受け入れて制御可能な発振器出力信号周 波数を選択する。この出力信号周波数はループ分局器によって分周され、このル ープ分周器は制御入力信号によって制御される可変除数を有して基準信号との比 較のためのフィードバック信号を発生する。デジタル数値は積分され、ラッチド 出力信号及び第1のキャリーアウト出力信号が生成されたクロック信号の第1の 発生を受けて発生する。このラッチド出力信号は積分され、第2のキャリーアウ ト出力信号が第2の上述のクロック信号の発生を受けて発生する。第1のキャリ ーアウト出力信号及び第2のキャリーアウト出力信号は微分された後に結合され て制御入力信号を発生する。
図面の簡単な説明 図1は1次の分数Nのシンセサイザのブロック図である。
図2は図1のデジタル網の等価Z変換図である。
図3は多次数リップル分数Nのシンセサイザのブロック図である。
図4は次数2のりップルアキュムレータのデジタル網の等価Z変換図である。
図5は本発明が用いられる無線送受信機のブロック図である。
図6は本発明に係わる多段ラッチドアキュムレータを有する分数Nのシンセサイ ザのブロック図である。
図7は遅延付加、つまりリップル、アキュムレータ構成の詳細ブロック図である 。
図8は本発明において用いられる非遅延付加つまりラッチドアキュムレータ構成 の詳細ブロック図である。
図9は図8のラッチドアキュムレータの等価Z変換図である。
図10は本発明に係わる3つのアキュムレータのシステムの等価Z変換図である 。
図11はデータ入力のデジタル網のための減衰及び3つのアキュムレータのシス テムに対する量子化雑音を示す図である。
好ましい実施例の詳細な説明 本発明か用いられる無線送受信機の基本的なブロック図が図5に示される。この ような無線送受信機は好ましくはデジタル無線電話システムにおいて有用なデジ タル無線送受信機である。シンセサイザ503の出力は受信機505及び送信機 507の両方によって用いられ、各々は局部発振器及び送信信号を生成する。送 受信機の機能たとえば動作周波数のチャネルに対する制御は制御ロジック509 の機能によって提供され、分数Nのシンセサイザの第1のアキュムレータに分子 データ入力として入力される。
多段ラッチドアキュムレータの分数Nのシンセサイザが図6に示される。この周 波数シンセサイザは所望の出力周波数foを提供し、また、可変デジタル分周器 103に入力を供給する電圧制御発振器VCO101を使用する。可変分周器1 03の出力は位相比較回路105の一人力を供給し、位相比較回路の他の入力は 基準発振器107から供給される。位相比較回路105の出力はループフィルタ 109によってフィルタリングされて無用の雑音成分を除去する。次に、ループ フィルタ109の出力はV CO101の制御入力にフィードバックされ、これ により、■C0101がその出力周波数fOを基準発振器107の周波数の分周 器103のデジタル分周比倍の値となるように調整する。
好ましい実施例においては、分周器103の分周比Nは周期的なシーケンスによ り変化し、VCO101の出力周波数foを基準発振器107の周波数の分数に 等しい周波数ステップで調整できる。この周期的シーケンスは多段アキュムレー タデジタル網611によって発生される。4つのアキュムレータのデジタル網が 図6に示されている。
周波数オフセットに対応し変調情報を含む分子データは周波数選択回路(図示せ ず)から入力され、アキュムレータ615の第1の加算器113に印加される。
第1のアキュムレータ615からのデータ出力は比較回路115によって処理さ れた後にフィードバックロジック117の出力において取り出される。分局器1 03から取り出されたクロック入力信号がアキュムレータ615をクロックした 後に、上述のデータ出力が利用できる。1つのアキュムレータから次のアキュム レータへ現れるデータは1クロツクサイクル中においてストリングにおける次の アキュムレータへ転送されるだけであり、これにより、1クロツクパルス内です べてのアキュムレータを介してリップルする問題を避けることができることが本 発明の重要な特徴の1つである。第1のアキュムレータより先の各アキュムレー タには次の低位のアキュムレータの内容が供給される。各アキュムレータは第1 のアキュムレータ615でもって次の低位のアキュムレータの内容をデジタル的 に積分して入力分子データのデジタル積分を実行する。第2のアキュムレータ6 17は入力分子データの2重積分を実行し、第3のアキュムレータ619は入力 分子データの3重積分を実行し、第4のアキュムレータ621は入力分子データ の4重積分を実行する。
各アキュムレータの出力はキャリーアウトつまりオーバフロー出力である。第1 のアキュムレータ615については、この出力はVCO101の出力周波数fo が基準発振器107からの信号出力の周波数に対して360°の位相誤差を得た ことを示す。これを補正するために、分周器103の分周比は次のクロックイン ターバルに対して1つの整数だけ増大され、アキュムレータ615の内部データ はその容量だけ減少される。この作用により位相検出器105の入力からの出力 周波数fOの1サイクルを除去し、従って、VCO1θ1の出力において360 °の位相補正がされることになる。この補正は出力周波数fOがループフィルタ 109なしで360°の位相誤差を達成する点においてのみ発生する。このよう な条件は位相検出器105の出力における鋸歯状の波形となり、次にこれはルー プフィルタ109によってフィルタリングされなければならない。
この鋸歯状の波形の平均値は基準発振器107からの基準周波数出力の分数増分 の間隔となっている周波数を選択するための正しい制御信号である。
しかしながら、第1のアキュムレータ615の内部データは中間位相誤差を示す 。高位のアキュムレータは第1のアキュムレータ615の内部データに対して作 用するように含まれており、これにより、位相誤差に中間補正を提供し、この結 果、鋸歯状の波形を周波数的に細分でき、従って、元の鋸歯状の波形の基本周波 数における雑音出力は低減できる。
高位のアキュムレータの出力はキャリーアウト出力の導関数演算を実行するデジ タル遅延網(623,625,627,629)を介して供給される。アキュム レータのこれらのキャリーアウト出力は分子データ入力のデジタル積分であるの で、所望の位相に対するより高次の補正となる。
たとえば、第2のアキュムレータ617のキャリーアウト出力はデジタル遅延網 625に印加され、そこで、通常のデジタル加算器635に供給される前にその キャリーアウト出力は通常の遅延素子631及び遅延素子633によって遅延さ れる。
加算器635においては、第2のアキュムレータ617の遅延出力が通常の遅延 素子637の出方から得られた前回値の否定値に加算される。これはデジタル的 な意味テ1階の導関数である。第2のアキュムレータ617の出方は入力分子デ ータの第2の積分であるので、この構成の正味の出力は分数周波数のオフセット の2次の位相補正である(分子データは位相の導関数である周波数オフセットで あるこ七に注意)。
第3のアキュムレータ619のキャリーアウト出力はデジタル遅延網627に印 加され、そこでこのキャリーアウト出力は遅延素子639によって遅延され、前 回値の否定値の2倍値と前々回値との和に加算される。これらの前回値及び前々 回値は、それぞれ、遅延素子641,643の出力から得られる。これは2階の デジタル導関数に相当する。第3のアキュムレータ619の出方は分子データ入 力の第3の積分を示すので、これらの全体の効果は分数周波数オフセットの位相 に対する3次の補正である。
この技術はより多くのアキュムレータ部分をデジタル網611に加えることによ って所望の次数の補正に対して実行できる。各シーケンスの加算の係数は、(1 −z−1)X、ただしXは考慮中のアキュムレータの次数、の展開における因数 (factors)に対応する。また、第1のアキュムレータに対する係数の和 が1となりかつ他のすべての高位のアキュムレータに対する係数の和が0となる ような他の係数を導入することもできる。しかしながら、上述の係数以外のいず れの選択も最適な雑音除去性能以下の性能を招くことになる。
図7においては、リップルアキュムレータのブロック図が示されている。このア キュムレータが図3に示すごとく、複数個カスケード接続されて1つのアキュム レータのデータ出力が次のアキュムレータのデータ入力に供給されるようにする と、結果として得られる回路はアキュムレータの数に等しい深さのカスケード接 続加算器群となる。このような構成は1つのアキュムレータに対する加算プロセ スの遅延のアキュムレータの数倍に等しいセットリング時間を必要とする。位相 に対して高次の補正を所望のときには、多数のアキュムレータを必要とし、これ に対応する最大動作速度の減少を招くことになる。
好ましい実施例においては、アキュムレータ615,617.619,621に 対して図8に示すようなラッチドアキュムレータ構成を用いる。各アキュムレー タのデータ出力信号801は通常のラッチ回路803からのラッチ出力として取 り出される。ラッチ回路803がそれに伴う加算器807を分離するので、この ようなアキュムレータのカスケード接続は(805を介してラッチ回路803に 印加される)各クロックパルスの発生に応じた単一の加算器遅延を有するのみで ある。この構成により、加算器807からの各アキュムレータのキャリーアウト 出力シーケンスは次の低位のアキュムレータの出力シーケンスから1クロツクサ イクルだけ遅延することになる。
4つのアキュムレータシステムにおける図6を再び参照すると、たとえば、ティ ジタル網629に印加された第4のアキュムレータ621のキャリーアウト出力 シーケンスは第1のアキュムレータ615のキャリーアウト出力シーケンスから 3サイクル遅延され、第3のアキュムレータ619のキャリーアウト出力シーケ ンスは第1のアキュムレータ615のキャリーアウト出力シーケンスから2サイ クル遅延され、第2のアキュムレータ617のキャリーアウト出力シーケンスは 第1のアキュムレータ615のキャリーアウト出力シーケンスから1サイクル遅 延される。これらのシーケンスを時間的に整列するために、第1のアキュムレー タ615の出力は遅延素子645,647,649によって3回遅延され、第2 のアキュムレータ617の出力は遅延素子631.633によって2回遅延され 、第3のアキュムレータ619の出力は遅延素子639によって1回遅延される 。他のすべての遅延素子はディジダル微分処理に関連するものである。
動作速度の必要性を示すために、デジタル網の雑音性能を解析するのに適したラ ッチドアキュムレータ及びそれに付随するデジタル遅延網の等価モデル900が 図9に示される。通常のZ変換理論に基づくこのモデルはデジタル遅延またはZ −1利得ブロツク901としてのラッチ動作を表している。アキュムレータにお ける加算器は遅延ブロック901に伴なう加算ブロック903によって示されて いる。第2の加算ブロック905は外側のループに用いられてアキュムレータの オーバフロー毎に発生するアキュムレータ容量の減算を示している。最後に、第 3の加算ブロック907は位相誤差の量子化によって生ずる雑音を示すのに用い られる。
このアキュムレータ構造に対して2つの伝達関数を次のごとく規定できる。
キャリーアウト=2 ・データ入力+(1−z’)Qデータ出カー次のデータ入 力 −z−トデータ入カー2−1・Q 簡単のために、図6の最下位の3つのラッチドアキュムレータ及びこれに付随す る遅延網が図10の等価Z変換図に示されている。より高位の各アキュムレータ のキャリーアウト出力は対応する数の導関数を通過し、共通の加算器1001に おいて再結合される。より低位の各アキュムレータの出力は遅延されてすべての シーケンスを再整列する。
このシステムに対する全体の伝達関数は下記のごとく導くことができる。
DO=! (3−3z++ ) DIL+’(1−x−’ )3Qll−13 +! (I−r ) Q2+ (i x −’ )3Q3逆変換できる。この結 果、DOに対して次のごとくなる(なお、これは項ごとの大きさの表現である。
)DO=II9+ 6(co+2πv−3cosπv−cosyr v cos 2πv−5in2πv + 3+inπv−1inyr v 5in2πv+c osyr v +in2πシー 3cosyr シsinπシ+ cos2πν  +inπシ ー (1,/3) cos2πνtin2πν)11/2 <川+[2−2co sπL/] QI+[2−2cos πν] Q2+[2−2co+πνl Q 3 上述の表現において、νは折り返し周波数に正規化された周波数である。この折 り返し周波数はアキュムレータクロックが動作する速度の1/2に等しい。
図11の周波数対減衰量曲線はこの表現の各項の出力を示す。なお、DI(もし くはデータ入力)は高周波数で少しデータ出力(D O)側に歪んでおり、量子 化雑音項(Q)は高域通過フィルタによりろ波されている。高通過項は60db /decadeの傾きでロールオフし、高域通過のコーナ周波数(corner )は折り返し周波数のほぼ1/2で発生する。
図11から2つの結果を解釈できる。第1に所望の周波数オフセットデータは低 い歪みでデジタル網を通過する。
第2に量子化雑音に対する高域通過特性の傾きかd b/decadeでアキュ ムレータの数の20倍であるので、各加算されたアキュムレータに対して低周波 数でのデジタル網の雑音除去は改良されていることが分かる。また、デジタル網 (digital network)は可能な限り高速度で動作すべきてあり、 この結果、高域通過特性のコーナ(下限)周波数は可能な限り高い周波数とすべ きである。低周波雑音がデジタル網で適切に除去されると、シンセサイザ全体は 低雑音となる。なぜなら、デジタル網が供給する位相ロックループが低域通過網 であり、これがデジタル網によって除去されないいずれの残余の高周波雑音成分 をも除去するからである。
好ましい実施例においては、変調情報は送受信機制御ロジック509からの24 ビツト分子データの16の最下位ビットとして分数Nのシンセサイザの多段アキ ュムレータデジタル網611に印加される。本発明を用いる送受信機はGSM汎 ヨーロッパデジタル無線電話システムにおいて効果的に利用できるので、高速な 周波数変化、変調、及び低スプリアスおよび雑音レベルが分数Nのシンセサイザ について実現される。変調については、分数Nのシンセサイザはルックアップテ ーブルを用いて送信すべきデータストリームを分数Nのシンセサイザのために周 波数オフセットに変換する。シンセサイザのループ分周比は入力データストリー ムに従って調整されて、GMSK変調信号に要求される瞬時の周波数オフセット に追随する。これは、オフセット周波数においてもしくは直接主周波数において 可能である。
ラッチドアキュムレータの分数Nのシンセサイザ構成は多くのアキュムレータと ともにスプリアス信号を除去し、D/A補正を提供して離散的スプリアス信号を 低減し、PLLに直接デジタル変調を提供するよう作用を受ける。08Mシステ ムにおいて、データ速度は0. 3のBT積で270.83333kbである。
この結果、PLLを介して変調として低歪みでもって通過しなければならない周 波数は約81 kHzとなる。
GMSK信号の実際の周波数オフセット成分は10Hzから約70 k、 Hz に及ぶ。この範囲は、10Hz以下のステップでシンセサイザするのに必要であ るので、アキュムレータの長さを決定する。08Mシステムの好ましい実施例に おいては、基準周波数26MHzにし対して、アキュムレータ長は24ビツトで あるが、最小として少なくとも22ビツトとしなければならない。
明らかに、変調による所望の瞬時周波数オフセットはループフィルタのカットオ フより十分低い。従って、周波数シンセサイザのループは変調による基本的な周 波数[チャネル化」スプリアス信号のいずれも減衰させない。しかしながら、多 段アキュムレータシステムについては、この問題は克服される。
好ましくは、細分化(fractiona[1zatjon:分周比の分数部分 の分母値)を増大でき、スプリアス出力のすべてが非常に低い周波数域に移動さ れ、ここで、多くのアキュムレータを高速度クロックで使用した結合効果は分数 処理の量子化雑音の大きな減衰を招くことができるようになる。このように、大 きな分母は基準発振器の周波数を効果的に分周し、この結果、発生するスプリア ス信号はループ高域通過特性の3dB下限周波数より十分低い周波数に低下する 。多くのアキュムレータを使用すると、高域通過フィルタリング動作の傾きが増 大する。動作速度を増大させると、高域通過フィルタの下限(corner)周 波数が増大する。
図6のラッチドアキュムレータの分数Nのシンセサイザのブロック図を再び参照 すると、分数Nの多段アキュムレータデジタル網611の出力は分周器103の 分周制御入力に供給される。デジタル網611が1クロック基準期間に1だけ分 割を増大させると、VCO101の1出力パルスは分周器103によって効率的 に除去される。この動作はVCO101の出力周波数における2πラジアンの位 相シフトに対応する。次に、この位相シフトは分周器103によって分周され、 位相検出器105の入力における位相シフトは分周器103の除数によって2π ラジアンを除算したものとなる。一般に、デジタル網611は時間的に変化する 分周比を発生する。このように、一般的な場合には、位相検出器105への入力 は次のごとく表すことができる。
(211/ (SNL))c (n) ただし、NLは公称のループ分周比、 c (n)はオフセット周波数でのデジタルシーケンスのフーリエ成分、 1 / sは周波数を位相に変換するために導入されたものである。
デジタルシーケンスのフーリエ成分は次のごとく計算される。
c (n) :(2/N)Σθ(i) [co+(21Ti/N)−j+1n( 2rIi/N)]1:0 ただし、Nはシーケンスの1周期における総ポイント数、θ(i)はデジタルシ ーケンスの時間波形、iは時間成分、 nは周波数成分である。
位相検出器105を通過した後に、信号はループフィルタ1091:入力される 。ループフィルター09の出力は■C0101の制御入力を供給する。VCO1 01の入力における制御誤差電圧の大きさは次のごとく表すことができる。
V =217K Ic (n) l tF (ω) l/NLe φ ただし、Kφは位相検出器の変換利得、1F(ω)1はオフセット周波数でのフ ィルタ応答の大きさである。
この制御電圧によりVCOLOLは次のスプリアス成分を出力する。
+ 5pur”” (2n Kφに、/NL) i F(ω璽l c(n) l  cos(ω j) ただし、ω はデジタルシーケンスのスプリアス周波数成分、 K は可変発振器の変換利得である。
ν 位相ロックループのフィードバック特性はこれをスプリアス成分が次のごとくな るように補正する。
+ (1)= (2n Kφに、/NL)spu「 I F((IJ) l l cfn) l cos(ω+)〔 /ll+にφに、l F(ω)1/(0m1iL)1小さいスプリアス成分に対 して、スパー(s p u r)レベルは、β/2、ただし、βは上述の周波数 に対応する位相、に近似できる。
β=ff (t)dt pur このように、スプリアスレベルは次のごとく近似できる。
β/21πにφに、/(N tω、 :l l F(ω) l l c(n)  1/ +l+にφに、IF(ω)1/(ω。NL))低周波数に対しては、F( ω)→(1)かっω →0である。
このようにして、スプリアスレベルは次のごとく近似できる。
β/2=2πIc(n)1 このように、多段アキュムレータのデジタル網611のフーリエ成分がすべての スプリアス成分が小さな値になるように形成されると、位相ロックループの出力 もまた小さいスプリアス値を含む。デジタル網611は量子化雑音に対しては高 域通過フィルタとして動作する。細分化を非常に大きな数に増大することによっ て、すべてのスプリアス信号は周波数オフセットに位置し、ここで、分数シーケ ンス発生器はスプリアスレベルを位相ロックループの雑音フロア(noise  floor)のレベルより低く減衰する。位相ロックループ出力に通過後、スプ リアス信号は依然として分数シーケンス発生器によって達成されたレベルを維持 する。
好ましい実施例においては、位相検出器は基準発振器107によって供給された 26MHzで動作し、細分化は大きな数による(224=16,777.216 )。分数Nのスプリアス信号は1.54972Hzの高調波及び分数調波で発生 する。基準周波数は非常に高い周波数であるので、分数Nの多段アキュムレータ のデジタル網611の高域通過のコーナ周波数は約5.5MHzである。従って 、細分化によって発生ずるスプリアス信号の減衰は非常に大きい。
デジタル網611の高域通過特性の使用によるスプリアス信号の除去は重要な利 点を有する。第1に、チャネル間隔が低歪み変調に対する最小要求周波数ステッ プより非常に小さい。第2に、除去が必要である位相ロックループの雑音フロア より高い離散的なスプリアス信号は存在しないので、ループ帯域幅は非常に広い 。(実際の基本周波数25MHzにおけるスパーを除き)。好ましい実施例にお いては、400kHzのオープンループ単位利得周波数がGMSK信号に5°の ピーク及び3.5°のRMS位相誤差を生じさせる。これはGSM規格である2 0° ピーク及び5°RMSに対し合理的な限界である。3.5°のRMS値は それが広いループ帯域幅によって決定される点で非常に信頼できるものである。
非常に高い細分化に対して設計されたシステムについては、いくつかのチャネル オフセットが分子及び分母の共通因子に発生する点で問題がある。これは所望の ものよりずっと小さい実効的な細分化となり、また、離散的なスプリアス信号が 再出現する。この状況はアキュムレータの最下位ビットを設定することによって 避けることができる。例としであるチャネルが分数オフセット1/4を要求する 上述の場合を考える。これは6.5MHzの高調波及び分数調波におけるスプリ アス出力となる。LSBがセットされると、細分化は4,194.305/16 ,777.216となり、これによりスプリアス信号をIHz領域へ戻すことに なる。この結果、周波数誤差は小さくなるが、多くの場合には、この種の誤差は 重要でない。
高細分化を保証する第2の方法はある数もしくはある群の数でアキュムレータを 初めにオフセットし、その後、所望の周波数を入力することである。この初期オ フセットにより2もしくはそれ以上のアキュムレータを含む分数Nのアキュムレ ータは入力データのほぼ任意の値に対するその全アキュムレータ長のそれに対応 するスプリアスパターンを発生する。多段アキュムレータシステムにおいては、 1つの下位ビット(もしくは複数のビット)の初期オフセットはオフセットデー タ上に課された基本的にランダムなパターンとなる。一旦データがシステムに供 給されると初期オフセットが除去されるので、この方法は周波数誤差を発生しな い。なお、単一アキュムレータシステムにおいては、波形が初期オフセットに関 係なく同一波形に戻る単純な鋸歯状波形に対応するので、この方法は単一アキュ ムレータシステムに対しては作用しない。多くのアキュムレータにより、オフセ ットは多数のパターンを設定し、これらのパターンはデジタル網111において 除去される対応する低周波数スペクトル成分を伴なう非常に長い時間シーケンス を形成するよう相互作用する。
このように、n次の分数Nのシステムが与えられると、アキュムレータはラッチ される(latched、)ことが可能になり、この結果、データが1クロツク サイクルにおいて1つより多くのアキュムレータを介してリップルする必要がな い同期システムとなる。可変ループ分周器への1次または最小オーダのアキュム レータの出力は(n−1)個のクロック装置によって遅延され、次に低いレベル のアキュムレータの出力は(n−2)個のクロック装置によって遅延され、以下 同様に、遅延されない、最後つまり最高レベルのアキュムレータにまで致る。こ れは時間シーケンスを再整列して非うッチドシステムの雑音特性を与える。
システムの同期的特性のために、より高い周波で動作が可能となり、従ってPL L帯域幅を大きくてきる。これによりロック時間を速くてき、分数分周器を介し た広帯域デジタル変調(もしくは位相検出器へ入力される基準発振器を介したア ナログ変調)が可能となり一方、優れた予測可能なスプリアス性能が維持できる 。
減衰量 (db) 要約書 デジタル無線送受信機に使用される多段ラッチドアキュムレータの分数Nのシン セサイザが開示されている。シンセサイザの分周器(103)の除数は基準周波 数の分数に等しい周波数増分となるアキュムレータのキャリー出力デジタルシー ケンスの和によって時間的に変化する。アキュムレータ(615,617)はラ ッチされ、クロックパルスの発生毎に、データが各アキュムレータを介して一度 に1つのクロックパルスステップで一度に転送され、この結果、システムによる 遅延はアキュムレータの1個分のみの遅延に等しくなる。アキュムレータ(61 5,617)のキャリー出力はアキュムレータの数の遅延より小さい遅延に等し い遅延素子(645,647,64,9,631,633)を介して結合されて 加算され(635)、この結果、高位のアキュムレータのキャリー出力は正味の 和が0まで加算され、第1のアキュムレータの所望の分数設定を変更することは ない。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.複数のビットのデジタル数を受けて制御可能な発振器の出力信号周波数を選 択し、該出力信号周波数をループ分周器によって分周し、該ループ分周器は制御 入力信号によって制御される可変除数を有して基準信号と比較すべきフィードバ ック信号を発生する分数Nのシンセサイザであって、 クロック信号を発生する手段と、 前記デジタル数を積分し、前記クロック信号の第1の発生時にラッチされた出力 信号及び第1のキャリー出力信号を発生する手段と、 前記ラッチされた出力信号を積分して前記クロック信号の第2の発生時に第2の キャリー出力信号を発生する手段と、 前記第1のキャリー出力信号を前記クロック信号の第2の発生時まで遅延する手 段と、 前記第2のキャリー出力信号を微分する手段と、前記遅延された第1のキャリー 出力信号及び前記微分された第2のキャリー出力信号を結合して前記制御入力信 号を発生する手段と、 を具備する分数Nのシンセサイザ。
  2. 2.さらに、前記出力信号を時間的に変調して前記デジタル数の少なくとも1ビ ットを変化させる手段を具備する請求項1に記載の分数Nのシンセサイザ。
  3. 3.前記可変除数が整数と分子を分母によって除した商との和によって表された 平均値を有する請求項1に記載の分数Nのシンセサイザ。
  4. 4.前記可変除数の分母は大きな値であって、該分母によって除された基準信号 の商の周波数が前記分数Nのシンセサイザの高城通過特性の下限周波数(cor ner frequency)よりかなり低く、これにより、前記出力信号にお けるスプリアス信号が除去される請求項3に記載の分数Nのシンセサイザ。
  5. 5.さらに、前記デジタル数の少なくとも1ビットに対する所定状態を選択する ことによって多数の分子値に対して前記分母を維持する手段を具備する請求項3 に記載の分数Nのシンセサイザ。
  6. 6.コントローラからの複数のビットのデジタル数を受けて動作信号の周波数を 選択し、該動作信号の周波数をループ分周器によって除算し、該ループ分周器は 制御入力信号によって制御される可変除数を有して基準信号と比較すべきフィー ドバック信号を発生する分数Nのシンセサイザを用いた無線送信機であって、 クロック信号を発生する手段と、 前記デジタル数を積分し、前記クロック信号の第1の発生時にラッチされた出力 信号及び第1のキャリー出力信号を発生する手段と、 前記ラッチされた出力信号を積分して前記クロック信号の第2の発生時に第2の キャリー出力信号を発生する手段と、 前記第1のキャリー出力信号を前記クロック信号の第2の発生時まで遅延する手 段と、 前記第2のキャリー出力信号を微分する手段と、前記遅延された第1のキャリー 出力信号及び前記微分された第2のキャリー出力信号を結合して前記制御入力信 号を発生する手段と、 前記制御入力信号に応答して前記動作信号を発生する手段と、 該動作信号を送信する手段と、 を具備する無線送信機。
  7. 7.さらに、前記動作信号を時間的に変調して前記デジタル数の少なくとも1ビ ットを変化させる手段を具備する請求項6に記載の無線送信機。
  8. 8.前記可変除数が整数と分子を分母によって除した商との和によって表された 平均値を有する請求項6に記載の無線送信機。
  9. 9.前記可変除数の分母は大きな値であって、該分母によって除された基準信号 の商の周波数が前記分数Nのシンセサイザの高域通過特性の下限周波数(cor ner frequency)よりかなり低く、これにより、前記動作信号にお けるスプリアス信号が除去される請求項8に記載の無線送信機。
  10. 10.さらに、前記デジタル数の少なくとも1ビットに対する所定状態を選択す ることによって多数の分子値に対して前記分母を維持する手段を具備する請求項 8に記載の無線送信機。
  11. 11.複数のビットのデジタル数を受けて制御可能な発振器の出力信号周波数を 選択し、該出力信号周波数をループ分周器によって除算し、該ループ分周器は制 御入力信号によって制御される可変除数を有して基準信号と比較すべきフィード バック信号を発生する分数Nのシンセサイザにおける信号合成方法であって、 クロック信号を発生するステップと、 前記デジタル数を積分し、前記クロック信号の第1の発生時にラッチされた出力 信号及び第1のキャリー出力信号を発生するステップと、 前記ラッチされた出力信号を積分して前記クロック信号の第2の発生時に第2の キャリー出力信号を発生するステップと、 前記第1のキャリー出力信号を前記クロック信号の第2の発生時まで遅延するス テップと、 前記第2のキャリー出力信号を微分するステップと、前記遅延された第1のキャ リー出力信号及び前記微分された第2のキャリー出力信号を結合して前記制御入 力信号を発生するステップと、 を具備する信号合成方法。
  12. 12.さらに、前記出力信号を時間的に変調して前記デジタル数の少なくとも1 ビットを変化させるステップを具備する請求項11に記載の信号合成方法。
  13. 13.前記可変除数が整数と分子を分母によって除した商との和によって表され た平均値を有し、前記可変除数の分母は大きな値であって、該分母によって除さ れた基準信号の商の周波数が前記分数Nのシンセサイザの高域通過特性の下限周 波数(corner frequqency)よりかなり低く、さらに前記出力 信号におけるスプリアス信号が除去されるステップを具備する請求項11に記載 の信号合成方法。
  14. 14.さらに、前記デジタル数の少なくとも1ビットに対する所定状態を選択す ることによって多数の分子値に対して前記分母を維持するステップを具備する請 求項13に記載の信号合成方法。
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