JPH0550198U - 減衰装置付き空気ばね - Google Patents

減衰装置付き空気ばね

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JPH0550198U
JPH0550198U JP11397191U JP11397191U JPH0550198U JP H0550198 U JPH0550198 U JP H0550198U JP 11397191 U JP11397191 U JP 11397191U JP 11397191 U JP11397191 U JP 11397191U JP H0550198 U JPH0550198 U JP H0550198U
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JP
Japan
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resistance plate
air spring
damping device
resistance
damping
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JP11397191U
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Inventor
宏昭 保都
Original Assignee
倉敷化工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 減衰装置の鉛直方向の減衰力を損なうことな
く、抵抗板と容器部材との間の接触衝撃を大巾に緩和す
ることを目的とし、その結果として、同じ減衰性能で、
従来よりも小型の減衰装置を提供することも合せて目的
とするものである。 [構成] この考案は、減衰装置付き空気ばねにおい
て、抵抗可動部材9の先端に設けられる抵抗板10を、
中央に設けられる抵抗板高分子弾性部材10aと、その
両側を挟んた各抵抗板剛性部材10b、10bとで構成
するとともに、上記抵抗板高分子弾性部材10aの外径
を、上記各抵抗板剛性部材10b、10bの外径よりも
大きくしたことを特徴とする減衰装置付き空気ばねであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】 [0001] [産業上の利用分野] この考案は、振動、衝撃を発生する各種機械の脚部に取付て使用され、機械か ら基礎への振動、衝撃を減少させるようにした減衰装置付き空気ばねにおいて、 特にその減衰力を有効に発生させる新規な抵抗板を具備させた減衰装置付き空気 ばねに関するものである。
[0002] [従来の技術] 従来、空気ばねの内部に、粘性流体を用いた減衰装置を内蔵させることは公知 のところである。(例えば、実開昭53−23854号公報、実開昭63−17 5330号公報、実開平2−102033号公報など参照) [0003] その一般的な構造は、空気ばねの内部に設けられた容器部材内に粘性流体を満 たし、その中へ抵抗可動部材を挿入させるようにしたものであって、空気ばねに おける上側端面部材上に支持する機器の振動、衝撃等を粘性流体と抵抗可動部材 との間の粘性抵抗によって減衰させようとするものである。
そして、この減衰性能を高めるために、抵抗可動部材の先端に外径の大きい抵 抗板を設けることも一般的に行われているところである。
[0004] ところで、図2に示す減衰機構の場合、その減衰性能を示す粘性減衰係数Cは つぎの式により求められる。そして、このCの値が大きいほど大きな減衰性能と なる。
μ;粘性係数(kgf・sec/m) l;抵抗板厚み(m) R:抵抗板半径(m) ε;抵抗板と容器部材の隙間(m) [0005] 上式より、Rとεが、それぞれ3乗項で、Cの決定に大きな影響を与えること はわかるが、通常はR≫εとなるので、εの変更によりCの値を変えることが、 Rの変更よりも簡単であり、減衰装置を小型化できる利点がある。
よって、εを小さくすることにより減衰性能を高めることが一般的に行われて いるが、支持する機器の加振力が水平方向成分を持つ場合には、εが小さくなる と、抵抗板と容器部材との間に接触衝撃が発生するという欠点があった。
また、このことが減衰装置の小型化を阻害する要因ともなっていた。
[0006] [考案が解決しようとする課題] そこで、この考案は、上記の欠点を解消するためになされたもので、減衰装置 の鉛直方向の減衰力を損なうことなく、抵抗板と容器部材との間の接触衝撃を大 巾に緩和することを目的とし、その結果として、同じ減衰性能で、従来よりも小 型の減衰装置を提供することも合せて目的とするものである。
[0007] [課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための、この考案の構成を実施例である図面の符号を援 用して説明すると、この考案は、減衰装置付き空気ばねにおいて、抵抗可動部材 9の先端に設けられる抵抗板10を、中央に設けられる抵抗板高分子弾性部材1 0aと、その両側を挟んだ各抵抗板剛性部材10b、10bとで構成するととも に、上記抵抗板高分子弾性部材10aの外径を、上記各抵抗板剛性部材10b、 10bの外径よりも大きくしたことを特徴とする減衰装置付き空気ばねである。
[0008] [実施例] 以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
図1において、1は空気ばねの上側端面を気密に覆う上側端面部材であり、2 は空気ばねの下側端面を気密に覆う下側端面部材であり、3はゴム等より成るゴ ムベローズであり、4は、これらゴムベローズ3と上側端面部材1および下側端 面部材2を締結するための締付リングであり、このような構成は、ベローズ形空 気ばね呼ばれる空気ばねの一形態であり公知の構造である。
[0009] 7は減衰装置であり、以下のような構成である。すなわち、8は下側端面部材 2に一体とするか、または固着した筒状の容器部材であり、その内部に粘性流体 11を収容するものである。9は上側端面部材1から下方に延びて容器部材8内 の粘性流体11内に挿入した抵抗可動部材であり、その下端に抵抗板10が固着 されている。
[0010] この抵抗板10は、抵抗板剛性部材10b、10bにより、抵抗板高分子弾性 部材10aを挟み込んた構造であり、この抵抗板高分子弾性部材10aの外径は 、抵抗板剛性部材10b、10bの外径よりも若干大きく形成されている。
また、抵抗板高分子弾性部材10aの材料としては、ゴム、プラスチック等が あげられるが、これらに限定されるものではない。
[0011] 6は、上側端面部材1に固着されたゴム蓋であり、粘性流体11が容器部材8 からあふれ出ることを防ぐためのものである。5はタイヤバルブであり、上側端 面部材1内に設けた空気流路12を通じて空気ばね内部に高圧空気を供給するた めのものである。
[0012] [考案の効果] 以上説明したように、この考案によるときは、抵抗板10に抵抗板高分子弾性 部材10aを使用したことにより、容器部材8と抵抗板10の接触衝撃を大巾に 緩和できることとなる。
このため、容器部材8と抵抗板10との隙間を相当小さくできることから、従 来に比べて、かなり小型で減衰性能の高い減衰装置を提供できることともなる。
[0013] また、付随的な効果として、隙間を小さくできれば、従来に比べて低粘度の粘 性流体で、従来と同等の減衰性能を得ることができる。
この低粘度流体の長所は、機器に大きな加振力が生じる場合、たとえば機器の 回転数が空気ばねの固有振動数と一致するような場合(いわゆる共振時)でも、 流体としての流動性が保たれるので減衰装置の挙動に破綻が生じない点であり、 加えて安価であることもあげられる。
【図面の簡単な説明】
[図1]この考案の一実施例の縦断面図である。 [図2]減衰機構の説明図である。 [符号の説明] 1 上側端面部材 8 容器部材 2 下側端面部材 9 抵抗可動部材 3 ゴムベローズ 10 抵抗板 4 締付リング 10a 抵抗板高分子弾
性部材 5 タイヤバルブ 10b 抵抗板剛性部材 6 ゴム蓋 11 粘性流体 7 減衰装置 12 空気流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. [請求項1] 上側端面部材(1)と、下側端面部材
    (2)を有する空気ばねの内部に、上記下側端面部材
    (2)に設けられた粘性流体(11)を収容する容器部
    材(8)と、上記上側端面部材(1)から下方に延びて
    上記容器部材(8)の粘性流体(11)内に挿入される
    抵抗可動部材(9)とが配設されるようになされる減衰
    装置付き空気ばねにおいて、上記抵抗可動部材(9)の
    先端に設けられる抵抗板(10)を、中央に設けられる
    抵抗板高分子弾性部材(10a)と、その両側を挟んた
    各抵抗板剛性部材(10b、10b)とで構成するとと
    もに、上記抵抗板高分子弾性部材(10a)の外径を、
    上記各抵抗板剛性部材(10b、10b)の外径よりも
    大きくしたことを特徴とする減衰装置付き空気ばね。
JP11397191U 1991-12-09 1991-12-09 減衰装置付き空気ばね Pending JPH0550198U (ja)

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