JPH05501714A - リポソーム組成物 - Google Patents

リポソーム組成物

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JPH05501714A JP91501438A JP50143891A JPH05501714A JP H05501714 A JPH05501714 A JP H05501714A JP 91501438 A JP91501438 A JP 91501438A JP 50143891 A JP50143891 A JP 50143891A JP H05501714 A JPH05501714 A JP H05501714A
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ボルクサック,ロイス,イー
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ザ リポソーム カンパニー,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 リポソーム組成物 対応米国特許出願の相互参照 本出願は、1989年10月30日に出願した、同時係属の米国特許出願番号第 429,278号の一部継続出願である。
発明の背景 本発明は、クロモリン(cromolyn)と脂質とを含むリポソームクロモリ ン製剤に関するものである。具体的には、本発明は、リポソームの脂質部分がコ レステロールヘミスクシネート(CH3)として知られている中和コハク酸水素 コレステロールのような脂質、水素化大豆ホスファチジルコリン(H2PO)、 ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)のようなリン脂質、あるいは H2PO−コレステロール、DPPC−コレステロール、シミリストイルホスフ ァチジルコリン(DM P C)−コレステロールのような脂質混合物である製 剤を開示するものである。
ここで用いられる場合、クロモリンという用語は、ここに参照のために記載した 米国特許第3,419,578号に記載されているように、クロモリンの全ての 構造的類似体及び機能的誘導体を含むものである。クロモリンの機能的誘導体と しては、その塩、エステル及びアミドが挙げられ、特にクロモグリシン酸二ナト リウム(disodium cromoglycate)やブロモリンナトリウ ムなどのクロモリンのナトリウム塩が挙げられる。
クロモリンは、下記の化学構造を有しており、その化学名としては、5.5’− [(2−ヒドロキシ−1,3プロパンジイル)ビス−(オキシ)]ビス[4−オ キソ−4H−1−ベンゾビラン−2−カルボン酸コ、5.5’−[(2−ヒドロ キシトリメチレン)ジオキシ]ビス(4−オキソ−4H−1−ベンゾビラン−2 −カルボン酸)、5.5’−(2−ヒドロキシトリメチレンジオキシ)ビス(4 −オキソクロメン−2−カルボン酸)、1.3−ビス(2−カルボキシクロモン −5−イルオキシ)プロパン−2−オール、ブロモグリシン酸(cromogl ycic acid)などがある。
その製造方法は、先に参照のために記載した米国特許第3,419.578号に 記載されている。
クロモリンは、喘息、枯草熱、アレルギー性結膜炎、例えば春療に有用である巳 とが知られている。クロモグリシン酸二ナトリウムの他の開示されている用途に は、ウィルス感染の治療、消化器系の病気、例えば潰瘍性大腸炎や食物アレルギ ーの治療、及び皮膚状態、例えば湿疹、乾餠、皮膚炎、慢性皮膚潰瘍などの慢性 皮膚炎の治療が挙げられる。
リポソームは、取り込まれた水性容積を含む完全に閉鎖された脂質単分子膜であ る。リポソームは、単ラメラ小胞(1個の二分子膜を有する)であっても、多重 ラメラ小胞(複数の膜状二分子膜が、水性層により、それぞれ隣接する膜から分 離されていることを特徴とする玉葱状構造物)であってもよい。二分子膜は、疎 水性“尾”領域と親水性頭”領域とを有する2つの脂質単分子膜で構成されてい る。膜状二分子膜の構造は、脂質単分子膜の疎水性(非極性)″尾″が二分子膜 の中心に向かって配向し、一方、親水性“頭”が水性相に向かって配向するよう になっている。
Bangham等 [J、 Mo1.Biol、、 12.238−252 ( 1965)コの初期のリポソーム調製法は、リン脂質を有機溶剤中に懸濁させ、 次いでそれを蒸発乾固させて、反応容器上にリン脂質フィルムを残留させる。次 いで、適量の水性相を加えて、混合物を“膨潤”させ、多重ラメラ小胞(MLV )からなる生成リポソームを機械的手段により分散させる。この技術は、Pap ahadjopoulos等 [Biochim。
Biophys、 Acta、、 135.624−638 (1968)]が 述べている音波処理した小車ラメラ小胞及び火車ラメラ小胞の開発の基礎を提供 している。
単ラメラ小胞は、押出装置を使用して、ここに参照のために記載したCu1li s等、PCT出願番号第W○8710 O238号、1986年1月16日公開 、名称“単ラメラ小胞を製造する押出技術”に記載されている方法により製造す ることができる。この技術により作られた小胞は、LUVETと呼ばれ、加圧下 で膜フィルターから押し出される。小胞は、200nmフィルターからの押出技 術によっても製造されることができる。このような小胞は、VET200として 知られている。
本発明において用いることのできる他の種類のリポソームは、実質的に均一なラ メラ溶質分布を有することを特徴とするものである。この種のリポソームは、L enk等、米国特許第4,522゜803号で定義されているような安定複ラメ ラ小胞(S P LV)、Fountain等、米国特許第4,588,579 号に記載されているような単相性小胞、及び小胞を少なくとも1回の凍結解凍サ イクルに付する凍結解凍多重ラメラ小胞(FATMLV)(この方法は、Ba1 1y等、PCT公開番号第87700043号、1987年1月15日、名称“ 取り込み効率の改善された多重ラメラリポソーム” に記載されている)と呼ば れる。
クロモリン(例えば、クロモグリシン酸ナトリウム)リポソーム製剤は、技術上 公知である。1983年8月3日公開のヨーロッパ特許公開第0084898号 には、喘息、枯草熱、春期角結膜炎を治療するためのリポソームとブロモグリシ ン酸ナトリウムを含む医薬組成物が開示されている。しかし、中性pHCH3脂 質、DMPC−コレステロール、又はHSPC−コレステロール脂質混合物のよ うな、本発明の製剤形態を有するリポソームクロモリン組成物は新規である。
発明の要旨 本発明は、クロモリンと脂質のリポソーム組成物に関するものである。本発明の 脂質成分は、コハク酸水素コレステロール(CH3);例えば、水素化大豆ホス ファチジルコリン(HSPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPP C)、水素化大豆ホスファチジルコリン(HSPC)のような飽和リン脂質;シ ミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)若しくは水素化大豆ホスファチ ジルコリンとコレステロールの混合物(HS P C/Chol);又はシミリ ストイルホスファチジルコリンとコレステロールの混合物(DMPC/Chol )若しくはジパルミトイルホスファチジルコリンとコレステロールの混合物(D  P P C/Cho 1)であってもよい。
この発明のリポソーム組成物は、医薬的担体又は希釈剤と結合又は混合すること により、医薬組成物に導入されることができる。
本発明のリポソームクロモリン組成物は、特にアレルギー性結膜炎又はアレルギ ー性鼻炎の治療に有用である。
CHSクロモリンリポソーム製剤は、更にEDTA二ナトリウムとpHがおよそ 7.0前後となるようにリン酸緩衝液を含むのが好ましい。塩化ベンザルコニウ ム及びフェニルエチルアルコールを含んでもよい。
飽和リン脂質及びコレステロールを含むクロモリンリポソーム組成物は、pHが ほぼ中性、例えばpH7,0、となるように、リン酸緩衝液を含むのが好ましい 。また、このような組成物は、EDTA二ナトリウムを含んでもよい。リン酸緩 衝液は、−塩基性のリン酸ナトリウム及び二塩基性のリン酸ナトリウムであるこ とが好ましい、かかる組成物における脂質に対するクロモリンの割合は、約0. 005〜約20.0、より好ましくは約0.071〜約0.667の範囲であり 、最も好ましくは約0.2である。
この発明の飽和脂質は、シミリストイルホスファチジルコリン(DMPC) 、 ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)又は水素化大豆ホスファチジ ルコリン(HSPC)である。
リポソーム組成物は、保存剤を含んでもよく、それは酢酸フェニル水銀、塩化ベ ンザルコニウム又はクロルブタノールであることができる。また、それは、酢酸 フェニル水銀であってもよい。
保存剤は、単独で用いても、また組み合わせて用いてもよく、製剤は、メチルパ ラベンとプロピルパラベンを含んでもよい。
飽和脂質が、シミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)である場合は、 製剤は、酢酸フェニル水銀と、塩化ベンザルコニウム又はフェニルエチルアルコ ールを含んでもよい。一方、DMPC/コレステロールの製剤は、塩化ベンザル コニウムとチメロサールを含んでもよい。上記製剤の任意のリポソーム組成物を 含む医薬組成物を考えてもよく、その場合は、組成物が薬品的に許容されつる担 体又は希釈剤を含んでいる。
図面の簡単な説明 図1は、無菌法でクロモリンリポソームを製造する場合の模式図2は、時間(表 1にも見られる)に対する遊離ブロモリン薬剤の組織濃度(mgクロモリン/g 又はm1組織)を示すグラフである。
発明の詳細な説明 本発明のリポソーム製剤に用いることができる脂質は、ホスファチジルコリン( PC)、水素化大豆ホスファチジルコリン(HSPC)、ホスファチジルエタノ ールアミン(PE)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルグリセロ ール(PG)、ホスファチジン酸(PA)、ホスファチジルイノシトール(PI )、スフィンゴミエリン(S’PM)などのような不飽和又は飽和リン脂質の単 独又は組合せである。好ましいリン脂質としては、シミリストイルホスファチジ ルコリン(DMPC) 、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)及 び水素化大豆ホスファチジルコリン(HSPC)が挙げられる。これらの脂質は 、単独又はコレステロールと組み合わせて用いることができる。これらのリン脂 質は、合成でもよく、卵や大豆のような天然源由来でもよい。
これらのリポソームは、コレステロールの誘導体、コレスタノール、コレスタノ ール又はコレスタン及びPCとコレステロールの組合せなどの他のステロイド成 分を含むことができる。これらは、コレステロールヘミスクシネート(CH3) 、特にpHが中性のコレステロールヘミスクシネート、などのようなステロール の有機酸誘導体を、更にあるいは別途、含んでもよい。CH3含有リポソーム及 びそれらの塩形態は、一般に、これらのステロールを含むリポソームを製造する 技術上公知の任意の方法で作ることができる。特に、ここに参照のために記載し た、Janoff等、米国特許第4,721,612号、1988年1月26日 発行、名称“ステロイドのリポソーム”を参照のこと。
この発明の誘導化ステロールは、コア分子(A)がステロール、ステロイド、胆 汁酸又はステロール代謝の中間体を含んでおり、コア分子(A)とアンカー分子 (C)との間に、エステル、エーテル、スルフィド(チオエーテル)、アルキル (メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン等)、アミド、アミン、ホスホネ ート、チオエステル、スルホネート、ジスルフィドのような化学架橋(B)があ り、Cは、帯電又は親水性基(D)で終わる線状枝分れ又は環状構造の中から選 ばれ、基部アンカーである(D)は、親水性又は帯電基、好ましくは帯電基であ り、カルボン酸塩、炭酸塩、リン酸塩、スルホン酸塩、硫酸塩、ホウ酸塩、プロ トン化アミン、第四級アミン、イミダゾール、スルホニウム、ピロリドン、ビロ ール及びピリジニウムの中から選択され、該基(D)が帯電している場合、(D )に対する対イオン(E)が、とりわけ、酢酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、リン 酸塩、ヒ酸塩、ホウ酸塩、硝酸塩、塩素酸塩、金属イオン、第四級アミンを始め とする帯電アミン、イミダゾール、スルホニラ及びジアゾニウム塩、とりわけ、 例えば、アミノ酸、EDTA、TRI S、コリン、ペプチド、ヌクレオシド、 ヌクレオチド並びにオリゴ及びポリヌクレオチドを含めたものの中から選ばれた ものである一般構造を有している。
これらのリポソームは、」二記脂質の中の任意のものを、単独又は組み合わせて 含むことができる。この発明のリポソーム組成物にとって好ましい脂質の組合せ は、16:1〜約1=1重量比、より好ましくは、約10.0:2.4%w /  v比のD M P C/ ニルステロール又はH3PC/コレステロールであ る。
本発明のリポソーム組成物の脂質に対するクロモリンの重量比は、約0.005  (薬剤0.1%w / v、脂質20.0%w / v )〜約20.0 ( 薬剤lO%w / v、脂質0.5%w/v)、より好ましくは、約0.071 (薬剤1.0%w/v、脂質14.0%w / v )〜約0.667 (薬剤 4,0%w / v、脂質6.0%w / v )の範囲であり、最も好ましく は、約0.2(薬剤2.0%w / v、脂質10.0%w / v )である 。
リポソーム−クロモリン製剤は、更に、ソルビン酸、p−ヒドロキシ安息香酸の メチル、ニチル、ブチル又はプロピルエステル、ベンジルアルコール、グロルブ タノール、塩化ベンザルコニウム(BAK)、フェネチルアルコール及び酢酸フ ェニル水銀などの水銀保存剤のような、一つ又はそれ以上の抗菌保存剤溶液を含 むことができる。その他の保存剤としては、ホウ酸、塩化ベンゼトニウム、ブチ ルパラベン、塩化セチルピリジニウム、シグルコン酸グロルヘキシジン、メチル パラベン、プロピルパラベン及びチメロサールが挙げられる。保存剤は、最終製 剤中に約0.01〜0.1%(W/V)、Mも好ましくは0.05%存在するの が好ましい。必要とする保存剤の量は、ここに参照のために記載した、米国薬局 方抗菌有効性試験(AME) (USP Antimicrobial Eff ectiveness test) 、米国薬局方(tJnited St、a tes Pharmacopeia)、国民医薬品集(National Fo rmulary) 、米国薬局方コンベンション社(United 5tate s Pharmacopeial Convention、 Inc、) 、ロ ックビル(Rockville) 、メリーランド(MD)、におけるその成績 及び製剤における他の成分との構造的、化学的適合性により、決定することがで きる。
保存剤溶液は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)のような促進物質を、約0 .01〜0.1%(W/V)、好ましくは0゜05%含んでもよい。本発明にお いては、ソルビン酸: EDTA(1: 1)が好ましく用いられる。
この発明のリポソーム−ブロモリン製剤は、更に、例えばブチル化ヒドロキシト ルエン(BHT)のような、酸化防止剤を含むことができる。
本発明の実施に際しては、例えば水性緩衝液のような任意の水溶液を用いること ができる。特に、生理的食塩水、クエン酸塩、炭酸塩、リン酸塩又はトリス(ヒ ドロキシメチル)アミノメタン(Tris)のような、薬品的に許容されつる溶 液が好ましい。
これらの溶液の濃度は、製剤の他の成分及びそれらの濃度に依存し、それらの溶 液は、できるだけ生理的に近似した張度となるであろう。このことは、製剤技術 における当業者が知っているところである。
本発明において好ましく用いられる溶液は、リン酸塩又はクエン酸塩である。約 p H7に近い緩衝能を必要とする場合は、リン酸緩衝液が用いられた。好まし いリン酸緩衝液は、−塩基性のリン酸ナトリウム及び二塩基性のリン酸ナトリウ ムである。リポソームクロモリン組成物の最終pHを約7.0に調整するような 量で、これらの緩衝液を共に使用するのが最も好ましい。pH5゜5で緩衝する のに、クエン酸塩を選んだ。これらの二つのpH値は、クロモリンにとって好ま しい範囲内にある。張度を調整するためには、塩化ナトリウムを用いることがで きる。
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン又はヒドロキシプロピルメチルセ ルロースのような親水性ポリマー増粘剤である化合物を用いることができ、これ らは、組織上へのリポソームの保持も促進する。これらの化合物は、約0.05 〜1.5%(W/V)の最終製剤濃度で使用される。
この発明のクロモリンは、例えば、ここに参照のために記載した、一般譲渡され た同時係属中の米国特許出願番号第036,980号、1987年4月16日出 願、に記載されている連続粉砕法を始めとする種々の方法により、粉砕又は均質 化することができる。この技術では、加圧下で、約500nmの公称孔径を有す るステンレススチールフィルターにリポソーム溶液を多数回(好ましくは、約1 0回)通す。また、上記Gullis等、PCT公開番号第8710 O238 %、1986年1月16日、に記載されたLUVET法に従って、均一孔径フィ ルターに通すことにより、リポソームを押し出すことができる。また、マンティ ン−ガラリン(Mantin−Gaulin)ホモジナイザー又はシルバーリン (Silverson)ホモジナイザーのような装置を用いて、この発明のリポ ソームを均質化することができる。
本発明のリポソームは脱水してもよく、それにより、使用するまでの長期間の保 存が可能となる。リポソームを凍結乾燥するためには、標準的な凍結乾燥装置あ るいは同等な装置を用いることができる。リポソームは、減圧下に置いて、懸濁 液を蒸発させることにより、簡単に脱水することもできる。また、リポソーム及 びそれらの周辺媒体を、脱水的に液体窒素中で凍結させてもよい。
このような脱水は、共にここに参照のために記載した、Janoff等、米国特 許第4,880,635号、1989年11月14日発行、及びPCT公開番号 第WO36101103号、1986年2月27日公開、の方法に従って、保護 糖類のような一つ又はそれ以上の保護剤の存在下で行われてもよい。
リポソームの製造中、脂質を可溶化するために、有機溶媒を用いることができる 。適当な有機溶媒は、種々の極性及び誘電性を有し、脂質を可溶化するものであ り、ベンゼン、クロロホルム、塩化メチレンのようなハロゲン化、脂肪族、脂環 族又は芳香族−脂肪族炭化水素、あるいはメタノール、エタノールのようなアル コール、及びベンゼン:メタノール(70:30v/v)のような混合溶媒が挙 げられるが、これらに限定されるものではない。
その結果、脂質を含む溶液(その中に脂質と他の成分が、全体に均一に分散して いる混合物)が形成される。溶媒は、生物適合性、低毒性及び可溶化能に基づい て選択される。本発明の目的のためには、有機溶媒、塩化メチレンが特に好まし い。
以下の実施例2〜4で、この発明のリポソームクロモリン製剤を形成する方法を 開示する。無菌法について、この発明のリポソームクロモリンを製造する一方法 の模式図を図1に示す。
本発明のリポソーム−クロモリン組成物を製造する一方法においては、脂質を有 機溶媒に溶解し、クロモリン(クロモグリシン酸ナトリウム)を、例えば水のよ うな水性溶液に溶解する。有機相及び水性相を丸底フラスコに入れ、溶媒を真空 蒸発により除去する0次いで、均質化工程に適した任意の装置、例えばシルバー ソンホモジナイザーを用いて、生成物を均質化することができる。
増粘剤、酸化防止剤又は抗菌剤を使用する場合は、有機相と混合する前に、それ らをクロモリン(ブロモグリシン酸ナトリウム)の水性相と混合することができ る。水不溶性成分(例えば、酸化防止剤)は、有機溶媒の脂質相と混合すること ができる。
例えば、脂質−クロモリン組成物の製剤は、約10:2.4〜約20:4,8% w / vのHSPC:コレステロールを含むことができる。DMPC: Dレ スチロールは、約10:2.4%W/Vの比率で用いることができる。DPPC ,:コレステロールは、約10:2.4%W / Vの濃度で使用することがで き、EPCは、単独若しくはコレステロールと共に10:30〜20 : 60 %W/Vの濃度で用いることができる。CH3は、この発明のクロモリン−CH 5リポソームの形成に際し、単独で用いることができる。
この発明の方法の更にもう一つの例として、脂質相としてDMPC−コレステロ ールを用いた場合は、使用される脂質が、有機溶媒中にて上記比率で混合されて いるDMPCとコレステロールを含むことができる。水性相は、2.0%w /  vのブロモグリシン酸ナトリウムを含むことができる。組成物は、例えば、0 .OO1%W/Vの塩化ベンザルコニウム及び0.5%W / Vのクロロブタ ノールのような保存剤、並びに0.013%w / vのエデト酸二ナトリウム (EDTA)のような促進剤を含むこともできる。
リポソームクロモリンの更に別の製剤は、HSPC−コレステロールである。H SPCは10%W / V、コレステロールは2゜4%W/V、薬剤はクロモリ ン2.0%w / vの濃度で存在することができる。保存剤は、組成物中に存 在してもしなくてもよい。
酸化防止剤も存在することができ、例えば、0,001%w/vのブチル化ヒド ロキシトルエンが存在してもよい。
この発明の更にもう一つのリポソームクロモリン製剤は、2゜0%W/Vのクロ モリンと共に、10.O%W / Vで存在することのできるCH3である。こ れらの組成物中には、保存剤が存在してもよい、ブチル化ヒドロキシトルエンの ような酸化防止剤を、例えば0.001%W/Vで用いることもできる。
この発明の製剤例を、添付した表3〜9及び11〜20に示す。
これらのリポソーム製剤は、上に述べたような一般的な方法、更に具体的には、 後述するこの発明の実施例2.3.4又は図1(無菌バッチ法について)に記載 された方法により作られる。米国薬局方国民医薬品集流により、この発明の製剤 の抗菌有効性を試験した。表11.12.20には、米国薬局方抗菌有効性試験 (上で言及した)にパスせず、従って本発明での使用には好ましくないこの発明 の製剤も示されている。
ここでの組成物の治療有効量は、ある時間にわたって、物理的又は生理的応答を 達成するのに十分な量を意味するものとする。
ある薬理剤の治療有効量は、技術上よく知られているように、投与目的、受容体 の特殊性及びその他の因子、特に徐放性に関連するものにより変わるであろう。
本発明のリポソームは、生物活性型のクロモリンにより改善することができる状 態を治療する際に、ヒトを始めとする哺乳動物に、治療的に用いることができる 。これらの状態としては、アレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎が挙げられる が、これらに限定されるものではない。医薬組成物のような用途においては、こ の発明のリポソームは、薬品的に許容しつる担体又は希釈剤と混合することがで きる。
薬剤投与の形態により、化合物が搬送される生体内の部位及び細胞が決まる。リ ポソームは、単独で投与されてもよいが、一般には、目的とする投与経路及び標 準製薬プラクティスに関して選択された医薬担体と混合して、投与されるであろ う。これらの製剤は、例えば動脈内、皮下、筋肉内又は静脈内のような非経口で 注射してもよい。これらの製剤は、経口、皮下若しくは筋肉的経路で、又は吸入 により投与してもよい。非経口投与については、これらを、例えば、塩、グルコ ース又は生物適合性の他の任意の溶質のような他の溶質を含んでもよい無菌水溶 液の形で使用することができる。その他の用途については、製剤の特性に応じて 、当業者が想到できるものである。
好ましい投与形態は、標準点眼具又は点眼瓶を用いて点眼液を投与することがで きるような形の点眼液によるものである。他の好ましい投与形態は、鼻内噴霧又 はネブライザーによるものである。
待期療法又は治療におけるヒトへの投与については、処方医師が、最終的に所定 のヒト被験者への適当な投与量を決定し、これは、患者の病気の性質及び重さの ほかに、個人の年齢、体重及び反応よって変わるものと考えることができる。リ ポソーム形態での薬剤の投与量は、一般に、病状の治療に必要な量に近いもので あろう。しかし、ある場合には、これらの限度外の投与Iを投与する必要がある かもしれない。
次の実施例は、説明の目的でのみ与えられるものであり、発明の範囲を限定しよ うとするものではない。
実施例I A、試験品の調製 眼生体分布(ocular biodistribution)実験(実施例1 ,2及び3)に用いる遊離ブロモグリシン酸ナトリウム薬剤試験品を、下記の処 方により調製した。
ブロモグリシン酸ナトリウム 2,0%W/VEDTA−二ナトリウム 0.0 1%w/v塩化ベンザルコニウム 0,01%W/vフェニルエチルアルコール  0.4%W/V無菌水 十分量 pH5,4 B、生体分布実験に用いる[プロパン−2−”C]グロモリンナトリウムを、次 のようにして調製した。
1.3−ジグロロ[2−”C]プロパン−2−オールを2.6−シヒドロキシア セトフエノンと反応させて、1,3−ビス(2−アセチル−3−ヒドロキシフェ ノキシ)−2−ヒドロキシ[2−”C]プロパンを得た。これを塩基とシュウ酸 ジエチルで処理した後、酸触媒環化を行い、ジエチル[プロパン−2−“’C] クロモリンを得た。水酸化ナトリウムで加水分解して、水アセトンからの結晶化 により精製された最終製品を得た。
C0実験動物及び組織の詳細及び取扱 1.実験動物の説明:これらの実験では、体重2〜3kgの雌のニューシーラン ト白うさぎ()fare Marland)を用いた。受は入れに際し、各動物 に確認番号を割り当て、一般健康の全体の様子を調べた。動物は、−羽ずつ標準 うさぎかごに入れ、絶えず餌と水を与えた。動物は、実験開始の約1週間前に受 け入れた。
実験前に、乱数表又は乱数作成プログラムのどちらかを使用して、動物を無作為 に処理群に割り当てた。処理直前に、眼組織について、炎症の徴候を調べた。炎 症が認められた場合は、他の動物と交換するか、あるいはその状態を書き留めた 。処理時には、餌は取り除いたが、水は絶えず摂取可能であった。
2、試験品の局所的点眼:容積ピペットを用いて、局所的点眼により、動物の片 側の眼を処理した。眼瞼を静かに後退させ、ピペットの先端が組織に触るのを避 けるように注意しながら、角膜上に投薬を行った。投薬が下部盲管内に流れ込む ように、動物を位置させた。処理後、動物をそれらのかごに戻した。
3、血漿サンプルの採取 安楽死の直前に、動物を標準うさぎ固定装置(res trainer)に入れた。少量のキシレンを耳の先端に塗布して、血液の流れ を促進した。側耳静脈を切開し、約500ulの血液を、EDTA付きのマイク ロチイナーブランドチューブ(Microtainer Brand Tube ) (Becton Dickinsor+)内に採取した。逆にすることによ りチューブを混合し、小型車旧型遠心分離器内で10分間遠心分離した。200 u ]部の血漿を、サンプルを更に処理するために、シンチレーションバイアル に移した。
4、安楽死、致死量のT61安楽死液(T61 Euthanasia Flu id)(]]○echst−Roussel)を測用静脈内に静脈注射して、動 物を安楽死させた。呼吸、心拍及び眼反射がないことにより、死を確かめた。
5、眼組織の解剖 a、眼房水の除去:5/8”−27gの針を備えた、1mlの使い捨てプラスチ ック注射器を用いて、眼房水を除去した。針を縁から前眼房内に挿入した。眼房 水を静かに取り出し、予め重量を測ったシンチレーションバイアルへ移した。
b、眼球、結膜及び瞬膜の除去:6′の湾曲した止血鉗子を用いて、■瞼を後退 させた。粘膜の解剖を容易にするために、眼の隅において切開を行った。ウィル マー−コンバース(Wilmer−Converse)結膜はさみを使用して、 眼瞼、筋肉及び結合組織から眼瞼粘膜と瞬膜を切除した。まっすぐなキルビー( Kirby)組織鉗子で粘膜と瞬膜を挟み、眼球の周りに袋を形成した。大きく 湾曲した核形成はさみ(nucleation 5cissors)を使用して 、袋とその内容物を一体として眼窩から除去した。ガーゼパッドで静かに吸い取 ることにより、袋の外側から過剰の血液を取り除いた。
C0結膜及び瞬膜の解剖:瞬膜をまっすぐなキルビー組織鉗子で挟んだ。大きく 湾曲した眼はさみで、瞬膜の一縁に沿って粘膜を切断した。瞬膜に張力をかけな がら、大きく湾曲した眼はさみを使用して、粘膜を眼球から切除した。残りの縁 に沿って切断を続けることにより、瞬膜を粘膜から分離した。結膜を調べて、付 着している非結膜組織を除去した。次いで、サンプルを、予め重量を測ったシン チレーションバイアルへ移した。
d、角膜及び虹彩−毛様体の除去:清浄な器具を用いて、大きく湾曲した眼はさ みと小さく湾曲した虹彩鉗子を使用し、縁に沿って切断することにより、角膜を 除去した。虹彩−毛様体を、清浄な小さく湾曲した虹彩鉗子で挟み、眼球から取 り除いた。付着水晶体とガラス体液を除去した。組織を、予め重量を測ったシン チレーションバイアルへ移した。
D、放射能の測定: 1、サンプルの調製:サンプルを調製し、ポリ−シール(Poly−3cal) ライナー(過塩素酸及び過酸化水素と両立するライナー)を有する尿素−ホルム アルデヒドキャップで栓をした低ホウケイ酸すトリウムガラスの20 m、 l シンチレーションバイアル内での液体シンチレーション計数により、放射能を測 定した。18m1の水性サンプル用しディーセイフシンチレーションカクテル( Ready 5afe 5cintillation Cocktail fo r Aqueous Samples) (ベックマン(Beckman) )  (塩と水の両方に適合性を有し、その結果透明な単相系となるカクテル)を、 サンプル毎に使用した。
眼房水サンプルの放射能は、酸化せずに測定した。
シンデレージョン君1数のnに、他の全てのタイプの組織を化学的に酸化した。
使用直前に、過塩素酸(70%)と過酸化水素(50%)(V/V)を1:1の 容量比で混合した。混合物0゜3m1部をバイアルに加え、次いで密栓をして、 70℃で3〜4時間インキュベートした。冷時に、18m1のシ〉′チレーショ ンカノyデルを添加した。酸化における放射能の低下を測定するために、対照組 織に既知放射能のC“°−グロモグリシン酸ナトリウムの一部を入れて、上に示 したように処理した。
2、シンチレーション計数、単−標mDMPプログラムを装備したベックマンL  S 5801液体シンチ1ノージョンカウンターを使用して、放射能を測定し た。クエンチ補正(quench correcti。
n)は、外部標準化により行った。計測時間をより有効に利用するだめに、低サ ンプル除去を用いて、放射能水準の低いサンプルを除外した。除去規準は、背景 サンプルの2倍よりも小さい計数率(count rate)であった。残りの サンプルを、2シグマの誤差までか若しくは360分間計数した。
3、計算及び統計二組織濃度二組織濃度は、%投与量/g又はm1組織、及びn gクロモリン/g又はm1組織で表した。後者の場合、全ての放射能が親化合物 に結合したものと仮定した。計算方法を、表2に示す。計算された重量平均値と 標準偏差を、表30羽のうさぎを、それぞれ10羽ずつの3グループに分けた。
試験品の点眼から2.4.8時間後に、グループを犠牲にした。
組織濃度は、%投与量7g又はm1組織、及びngクロモリン/g又はm1組織 で表した。後者の場合、全ての放射能が親化合物に結合したものと仮定した、ブ ロモリンは非代謝性であると報告されており、放射標識は高純度であったから、 この仮定は合理的である。組織濃度を表1にまとめて示し、図2にグラフでしめ す。
表1を調べると、処理した眼の虹彩−毛様体、血漿又は未処理の眼の眼房水には 、いずれの時点においても、検出しつるクロモリン濃度は認められなかった(N D)。点眼後2.4.8時間目にサンプリングした他の全ての組織には、顕著な 濃度が認められた。調べた時点の数は棲少なかったが、粘膜及び瞬膜内のブロモ グリシン酸ナトリウム濃度は、4時間と8時間の間で、比較的ゆるやかな割合で 下降しているようである(図2参照)。
実施例2 CHSリポソームを用いるリポソーム−クロモグリシン酸ナトリウムを、次の方 法により製造した。
クロモグリシン酸ナトリウム02,2g、ソルビン酸0.05g、EDTA二ナ トリウム0.013g及び二塩基性リン酸ナトリウム0.71gを]00m1ま での十分な注射用無菌水に溶解して、水性相を調製した。丸底フラスコ中で、1 0.OgのCH8とO,001gのBHTを120m1の塩化メチレン中に懸濁 させて、有機相を調製した。
丸底フラスコを40℃の水浴に移し、それに水性相を加えた。
激しく撹拌しながら、水酸化ナトリウムのION水溶液を12゜3m当量添加し 、次いで真空蒸発により、溶媒を除去した。容量を、注射用無菌水で100.0 mlに調整した。
実施例3 脂質として、10.0gのDMPCと2.4gのコレステロールを使用して、実 施例2の方法に準じて、リポソームブロモグリシン酸ナトリウムを作成した。1 .34gの二塩基性リン酸ナトリウム七水和物を用いて、loomlのバッチサ イズを調製した。
脂質相を100m1の塩化メチレンに溶解し、全部で124m1の注射用無菌水 を用いた。
実施例4 脂質として、lo、ogのH3PCと2.4gのコレステロールを使用して、実 施例2の方法に準じて、リポソームブロモグリシン酸ナトリウムを作成した。1 .34gの二塩基性リン酸ナトリウム七水和物と注射用無菌水を用いて、100 m1のバッチサイズを調製した。脂質相を100m1の塩化メチレンに溶解し、 注射用無菌水で100m1の最終容量を得た。
実施例5 保存剤を含むリポソームH3PC−コレステロールブロモグリシン酸ナトリウム の大容量バッチを、次のようにして作成した。
1800 m lの注射用無菌水を2000m1のビーカーに移し、溶解のため に撹拌した後、0.3gのエデト酸二ナトリウムニ水和物を添加することにより 、クロモグリシン酸ナトリウム水溶液を調製した。ブロモグリシン酸ナトリウム (40g)をゆっくりとビーカーに加えた後、l1gの一塩基性リン酸ナトリウ ムー水和物を添加した。保存剤クロルブタノールを混合物(12,0g)に加え 、全ての固体が溶解するまで懸濁液を撹拌し、その時、1゜18m1の17%w /v塩化ベンザルコニウム原液を添加した。
得られた水溶液を、2000m1の容量目盛りのあるシリンダーに定量的に移し 、注射用無菌水で容量を2000m1に調整した。
0.02gのブチル化ヒドロキシトルエンを三つ口丸底フラスコに移し、200 gのH3PCと48gのコレステロールを加えて、脂質溶液を調製した。塩化メ チレンを加え(4195g)、全ての固体が溶解するまで撹拌しながらフラスコ を加熱した。
次いで、2000m1のブロモグリシン酸ナトリウム水溶液をフラスコに移し、 45℃に設定した水浴中にフラスコを入れ、内容物を96rpmで撹拌した。次 いで、フラスコを200mmHgの真空下に置き、有機溶媒を除去してリポソー ムを形成した。
実施例6 眼炎症実験 リポソームクロモリン製剤の眼炎症の程度を、対照食塩水の眼炎症と比較した。
使用した試験品は、次の副実施例A、B及びCに記載されている。
A、試験システム−最小限1週間順化した、Hare−Marland社により 供給された雌のニューシーラント白うさぎを使用した。動物は、−羽ずつかごに 入れ、実験中ずっと水と餌を与えた。一般観察及び角膜のフルオレセイン検査に より健康であると判断された動物だけを、実験に使用した。適当であると認めら れた動物は、無作為に処理グループに割り当てられた。
約0.05m1の試験品を、4羽の試験うさぎのそれぞれの右眼の角膜に、4日 間、1時間間隔で、1日6回点眼した。左眼は、処理せずに対照とした。
各投与前、1日から4日までの投与期間の終り、及び5日から8日までは1日1 回、眼炎症の程度を採点した。4日日の最終投与後に、フルオレセイン検査を行 った。
赤さ、結膜水腫及び分泌を考慮しながら、上で特定した時間に、ドレイズスケー ル(Draize 5cale) (表10参照)により、角膜、虹彩、結膜に ついて各動物を採点した。
注射用0.9%塩化ナトリウムの試験品を、上述のように4羽の試験動物の右眼 に点眼した。この試験品は、極めて良好な許容性があり、処理に関連する作用は 認められなかった。
保存剤を含まないDMPC/コレステロールクロモグリシン酸ナトリウムの試験 品は、投与期間中、ある時点で全ての動物の処理した眼に認められたわずかな結 膜の赤さくドレイズ等級1)に限られるものではあるが、わずかな処理に関連す る作用を示した。全ての場合、この粘膜の赤さは、24時間以内になくなった。
保存剤BAK及びPMAを含むDMPC/コレステロールクロモグリシン酸ナト リウムの試験品は、投与期間中、ある時点で4羽の試験動物中3羽の処理した眼 に認められたわずかな結膜の赤さくドレイズ等級1)に限られるものではあるが 、わずがな処理に関連する作用を示した。全ての場合、この結膜の赤さは、24 時間以内になくなった。
リポソームクロモグリシン酸ナトリウムの他の製剤を、表9に表にして示す。
表2 圃m度1口り見 工」巳り医定l A=組織サすプル中のdpm B=スパイクされた組織サンプル中の平均dpmC=スパイク中の平均dpm D−投与量中の平均dpm E=質t (g)又は容積(rnl)組織1mg=IX106ng−クロモリン の投与量回収された分画放射能=F=B/C: 補正放射能(d p m ) ” G = A / F%投与量/g又はm1組 織=H=l OOG/DEngクロモリン/g又はm1組織末= (IX106 )H/100木全ての放射能が親化合物にあると仮定する。
表3 生体分布判別検査で試験されたC HSをベースとしたクロモリンリポソームの 組成 成分 濃度%(w/v) ブロモグリシン酸二ナトリウム 2. 0ソルビン酸 0.05 E D T A二ナトリウム 0.013リン酸ナトリウム、二塩基性 0.7 1水酸化ナトリウム 12.3mEq/100m1 (app)コレステリル酸 スクシネート 10.0ブチル化ヒドロキシトルエン 0.012,4注射用無 菌水、tJsP 十分量 表4 生体分布判別検査で試験されたソルビン酸とメチルパラベンを有するCH3をベ ースとしたクロモリンリポソームの処方組成 成分 濃度%(W/V) クロモグリシン酸二ナトリウム 2.0ソルビン酸 0.2 メチルパラベン 0. 1 EDTA二ナトリウム 0.013 リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71水酸化ナトリウム 12.3mEq/1 00m1 (app)コレステリル酸スクシネート 10.0ブチル化ヒドロキ シトルエン 0.001注射用無菌水、usp 十分量 pH6,5〜7.0 重量オスモル濃度240mmol/kg表5 生体分布判別検査で試験された塩化ベンザルコニウムとフェネチルアルコールを 有するDM P C/コレステロールをベースとしたクロモリンリポソームの処 方 組成 成分 濃度%(W/V) クロモグリシン酸二ナトリウム 2.0塩化ベンザルコニウム 0.01 フエネチルアルコール 0.4 EDTA二ナトリウム 0.013 リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71リン酸ナトリウム、−塩基性 0.30 シミリストイルホスフアチジルコリン 10.0コレステロール 2.4 注射用無菌水、USP 十分量 pH6,5〜7.0 重量オスモル濃度260mmol/kg表6 生体分布判別検査で試験されたH3PC/コレステロールをベースとしたクロモ リンリポソームの組成 りロモグリシン酸二ナトリウム 2.0ソルビン酸 0.05 EDTAニナト’Jウム 0.013 リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71リン酸ナトリウム、−塩基性 0.30 水素化大豆ホスフアチジルコリン 10.0コレステロール 2.4 ブチル化ヒドロキシトルエン o、o○1注射用無菌水、USP 十分量 衣7 説明 クロモリン/DM P C/コレステロール/保存剤なし成分 濃度%( W/V) クロモグリシン酸二ナトリウム 2.0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71 リン酸ナトリウム、−塩基性 0. 5シミリストイルホスフアチジルコリン  10コレステロール 2.4 注射用無菌水、usp 十分量 塩化ベンザルコニウム及び酢酸フェニル第二水銀を有するDMPC/コレステロ ールをベースとしたクロモリンリポソームの処方成分 濃度%(W/V) クロモグリシン酸二ナトリウム 2.0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71 リン酸ナトリウム、−塩基性 0.42エデト酸二ナトリウム 0゜013 塩化ベンザルコニウム 0.01 酢酸フエニル第二水銀 ]QO4 シミリストイルホスファチジルコリン 10コレステロール 2.4 注射用無菌水、USP 十分量 表9 1.保存剤又はEDTAを含まないDM P C/コレステロール2.0.01 %の塩化ベンザルコニウムと0.5%のクロルブタノールを有するDM P C /コレステロール3.0.01%の塩化ベンザルコニウム、0.1%のメチルパ ラベン、()。1%のプロピルパラベン及び0.5%のクロルブタノールを有す るDMPC/コレステロール4、保存剤又はEDTAを含まないH3PC/コレ ステロール5.0.01%の塩化ベンザルコニウムと0.5%のクロルブタノー ルを有する+(SPC/コLノステロール6.0.01%の塩化ベンザルコニウ ム、0.1%のメチルバラヘン、0.1%のプロピルパラヘン及び0.5%のク ロルブタノールを有するH S P C,、、/コレステロール7.0.0O− 1%の酢酸フェニル第二水銀と0.01%w / vの塩化ヘンザルコニウムを 有するDMPC/コレステロール表10 眼病変の採点 角膜 混濁:aさの程度(最も濃い領域を判断のために用いる)潰瘍又は混濁なし・・ ・・・・・・・・・・・・・・0混濁の分散又は拡散領域(正常光沢のわずかな 曇り以外)あり、虹彩の細部ははっきり見える・・・・・・・・・・・・1容易 に判別できる半透明領域あり、虹彩の細部はわずかに不明瞭・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・2真珠様領域あり、虹彩の細部は見えず、瞳孔 の大きさがわずかに判別できる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3不透 明角膜、虹彩は混濁により判別できず・・・・・4虹彩 正常・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0著しく深くなった皺、う つ血、腫張、中程度の角膜周辺の充血、これらのいずれか又はこれらの組合せ、 虹彩は光に対してまだ反応(反応が鈍くなっていることは明白)・・・・−・・ 1光に対して反応せず、出血、肉眼的破壊(これらのいずれか又は全て)・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2結膜 赤さ: (眼瞼及び眼球結膜に関する)血管正常・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・O明らかに充血した血管がある・・・・・・・・・・・1拡散深紅 色、個々の血管は容易に判別できず・・・・2拡散牛肉様赤・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・3結膜水!:眼瞼及び/又は瞬膜 腫張なし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・O正常を越える何らかの腫 張(瞬膜を含む)・・・・・1眼瞼の部分外転を伴う明白な腫張・・・・・・・ ・・2眼瞼が略半分閉じた腫張・・・・・・・・・・・・・3眼瞼が半分よりも 多く閉じた腫張・・・・・・・・・4分泌 分泌なし・・・・・・・・・−・・・・・・・・・・O正常とは異なるいくらか の量(正常動物の内部張角C,:認められる少量を含まず)・・・・・・・・・ ・・・・・・・・1眼瞼及び眼瞼にちょうど隣接している毛の湿潤を伴う4)泌 ・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2眼瞼、毛及び眼の周りのかなりの領域の湿潤 を伴う分泌・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3試験物質分類 カテゴリーI 腐食(眼組織の不可逆的破壊)又(ま炎症力<4日よりも長く持 続する カテゴリー■ 角膜障害及び/又は炎症力93〜4日の内になくなる カテゴリーm 角膜障害及び/又は炎症が2日以下の内(こなくなる カテゴリーIJ 極わずかな作用が24時間未満の内(こなくなる割 表13 塩化ベンザルコニウム及び酢酸フェニル第二水銀を有するDMPC/コレステロ ールをベースとしたクロモリンリポソームの処方成分 濃度%(w/v) ブロモグリシン酸二ナトリウム 2.0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71 リン酸ナトリウム、−塩基性 0.42エデト酸二ナトリウム 0.013 塩化ベンザルコニウム 0.01 酢酸フエニル第二水銀 0.004 シミリストイルホスフアチジルコリン 10コレステロール 2.4 注射用無菌水、USP 十分量 表14 保存剤を含まないDM P C/コレステロールをベースとしたクロモリンリポ ソームの処方 説明 クロモリン/DM P C/コレスプロール/保存剤なし成分 濃度%( W/V) クロモグリシン酸二ナトリウム 2. 0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.7 】リン酸ナトリウム、−塩基性 0. 5シミリストイルホスフアチジルコリン  10コレステロール 2.4 注射用無菌水、U S P 十分置 去15 塩化ベンザルコニウム及びグロロブタノールを有するDMPC/コレステロール をベースとしたクロモリンリポソームの処方説明 グロモリン/DMPC/コレ ステロ・−ル/BAK/LORBU クロモグリシン酸二ナトリウム 2. 0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.7 1リン酸ナトリウム、−塩基性 0.48エデト酸二ナトリウム 0.013 塩化ベンザルコニウム 0.01 グロロブタノ一ル本0.5 シミリストイルホスファチジルコリン lO木嵩高揮発性あるために見込まれる 25%の損失を補償するために、25%過剰を用いた。
表16 塩化ベンザルコニウム、グロロブタノール、メチルパラベン及びプロピルパラベ ンを有するDMPC/コレステロールをベースとしたクロモリンリポソームの処 方 説明 クロモリン/DM P C/コレステロール/BAK/M P b n  / P p b n / Cl o r b uクロモグリシン酸二ナトリウム  2. 0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71リン酸ナトリウム、−塩基性  0.46エデト酸二ナトリウム 0.013 シミリストイルホスフアチジルコリン 10本高揮発性のために見込まれる25 %の損失を補償するために、25%過剰を用いた。
表17 保存剤を含まないH3PC/コレステロールをベースとしたクロモリンリポソー ムの処方 説明 クロモリン/H3PC/コレステロール/保存剤なしクロモグリシン酸二 ナトリウム 2.0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71リン酸ナトリウム、 −塩基性 0.37水素化大豆ホスフアチジルコリン 10コレステロール 2 .4 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.001表18 塩化ベンザルコニウム及びグロロブタノールを有するH3PC/コレステロール をベースとしたクロモリンリポソームの処方説明 クロモリン/H3PC/コレ ステロール/BAK/1orbu 成分 濃度%(w / v ) クロモグリシン酸二ナトリウム 2.0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71 リン酸ナトリウム、−塩基性 0.49エデト酸二ナトリウム 0.013 塩化ベンザルコニウム 0.01 グロロブタノ一ル本 0. 5 水素化大豆ホスフアチジルコリン 8 コレステロール 2.4 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.0008注射用無菌水、USP 十分量 本高揮発性のために見込まれる25%の損失を補償するために、25%過剰を用 いた。
表19 塩化ベンザルコニウム、グロロブタノール、メチルパラベン及びプロピルパラベ ンを有するH3PC/コレステロールをベースとしたクロモリンリポソームの処 方 説明 クロモリン/H6PC/コレステロール/BAK/MPbn/PPbn/ C1orbu 成分 濃度%(w/v) クロモグリシン酸二ナトリウム 2.0リン酸ナトリウム、二塩基性 0.71 リン酸ナトリウム、−塩基性 0.46エデト酸二ナトリウム 0.013 塩化ベンザルコニウム 0.01 メチルパラベン 0. 1 プロピルパラベン 0.1 グロロブタノ一ル本 0.5 水素化大豆ホスフアチジルコリン 8 コレステロール 1.92 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.0008注射用無菌水、usp 十分量 本高揮発性のために見込まれる25%の損失を補償するために、25%の製造過 剰を用いた。
図2 実施例2: 遊離クロモリン薬剤 口 結膜 0 叫喚 冒 角膜 、 眼房水 平均+/−橢準偏差(SD) 国際調査報告

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.クロモリンと脂質を含むリポソーム組成物において、脂質がコハク酸水素コ レステロールであることを特徴とするリポソーム組成物。
  2. 2.更にEDTA二ナトリウム及びpHが約7.0前後となるようにリン酸緩衝 液を含む請求の範囲1のリポソーム組成物。
  3. 3.更に塩化ベンザルコニウム及びフェニルエチルアルコールを含む請求の範囲 2のリポソーム組成物。
  4. 4.飽和リン脂質、コレステロール、クロモリン及びpHが約7.0前後となる ようにリン酸緩衝液を含むリポソーム組成物。
  5. 5.更にEDTA二ナトリウムを含む請求の範囲4のリポソーム組成物。
  6. 6.リン酸緩衝液が、一塩基性リン酸ナトリウムと二塩基性リン酸ナトリウムと を含む請求の範囲4のリポソーム組成物。
  7. 7.リン酸緩衝液が、一塩基性リン酸ナトリウムと二塩基性リン酸ナトリウムと を含む請求の範囲5のリポソーム組成物。
  8. 8.脂質に対するクロモリンの割合が、約0.005から約20.0の範囲であ る請求の範囲4のリポソーム組成物。
  9. 9.脂質に対するクロモリンの割合が、約0.071から約0.667の範囲で ある請求の範囲8のリポソーム組成物。
  10. 10.脂質に対するクロモリンの割合が、約0.2である請求の範囲9のリポソ ーム組成物。
  11. 11.飽和脂質が、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパル ミトイルホスファチジルコリン(DPPC)又は水素化大豆ホスファチジルコリ ン(HSPC)である請求の範囲7のリポソーム組成物。
  12. 12.飽和脂質が、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパル ミトイルホスファチジルコリン(DPPC)又は水素化大豆ホスファチジルコリ ン(HSPC)である請求の範囲6のリポソーム組成物。
  13. 13.更に保存剤を含む請求の範囲11のリポソーム組成物。
  14. 14.保存剤が、酢酸フェニル第二水銀である請求の範囲13のリポソーム組成 物。
  15. 15.保存剤が、塩化ベンザルコニウム及びクロルブタノールである請求の範囲 13のリポソーム組成物。
  16. 16.飽和脂質が、ジミリストイルホスファチジルコリンであり、更に酢酸フェ ニル第二水銀と塩化ベンザルコニウムを含む請求の範囲11のリポソーム組成物 。
  17. 17.飽和脂質が、ジミリストイルホスファチジルコリン又は水素化大豆ホスフ ァチジルコリンであり、更にメチルバラベンとプロピルパラベンを含む請求の範 囲15のリポソーム組成物。
  18. 18.飽和脂質が、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)であり、 更に酢酸フェニル第二水銀と塩化ベンザルコニウム又はフェニルエチルアルコー ルを含む請求の範囲5のリポソーム組成物。
  19. 19.飽和脂質が、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)であり、 更に塩化ベンザルコニウムとチメロサールを含む請求の範囲5のリポソーム組成 物。
  20. 20.請求の範囲4のリポソーム組成物と製剤学的に許容されうる担体又は希釈 剤とを含む医薬組成物。
  21. 21.飽和脂質が、水素化大豆ホスファチジルコリンである請求の範囲12のリ ポソーム組成物。
  22. 22.飽和脂質が、水素化大豆ホスファチジルコリンである請求の範囲15のリ ポソーム組成物。
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