JPH055014U - 気密性を有したコンパクトケース - Google Patents

気密性を有したコンパクトケース

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JPH055014U
JPH055014U JP3076391U JP3076391U JPH055014U JP H055014 U JPH055014 U JP H055014U JP 3076391 U JP3076391 U JP 3076391U JP 3076391 U JP3076391 U JP 3076391U JP H055014 U JPH055014 U JP H055014U
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JP
Japan
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lid
inner lid
cosmetic
packing
storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3076391U
Other languages
English (en)
Inventor
正彦 小池
Original Assignee
株式会社カツシカ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揮発性の化粧料1を収納する気密性を有した
コンパクトケースに於いて、化粧料1を密閉するパッキ
ン21を均一に密着させ、気密性を向上させながらパッ
キン21の反発力によるコンパクトケースへの悪影響を
防ぐ。 【構成】 蓋体5が開閉自在に蝶着し、上面に少なくと
も化粧料1を収納する化粧料収納所2を設けた器体8に
は、前記化粧料収納所2を被う中蓋19の端部より垂下
した回転軸16を回動自在にかつ上下動自在に軸支し、
中蓋19を水平方向に開放可能に構成する。この中蓋1
9の上面には、蓋体5を閉じた時蓋体5の下面に当接し
て中蓋19が水平に押下される当接部20を設ける。更
に、中蓋19の下面には、中蓋19が蓋体5によって押
下された時、密着して化粧料1を密閉するパッキン21
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は、クリーミィファンデーションなどの揮発成分を含有した化粧料を収 納する気密性を有したコンパクトケースに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来より、クリーミィファンデーションなどの揮発成分を含有した化粧料を収 納するコンパクトケースは、揮発成分が発散してしまわないよう、蓋体を閉じた 状態で化粧料を密閉する密閉機構が設けられていた。この密閉機構としては、蓋 体の下面に、蓋体を閉じた時化粧料の周囲に密着して化粧料を密閉するパッキン を設けた構成が多く利用されていた。しかし、この構成の場合、蓋体の下面にパ ッキンが貼着されているため、鏡のスペースが小さくなってしい、使用しにくい ものとなっていた。そこで、蓋体と化粧料を収納した器体の間に、パッキンを設 けた中蓋を蝶着した構成も提案されている。この構成の場合、蓋体の下面を鏡の スペースに有効に利用でき、蓋体を閉じた時には、蓋体が中蓋を押下して化粧料 を密閉するようになっていた。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記のいずれの構成も、パッキンが、化粧料を収納した器体野上方に 蝶着した部材に貼着されているため、パッキンが器体に均一に当接せず、パッキ ンの蝶番がわが、密閉に必要なパッキンの押し当て量よりも強く押し当たってし まった。これは密閉の確実性を損なうものとなっていた。しかも、パッキンの強 く当たっている部分の方が、パッキンの反発力が強いため、蝶番もしくは蓋体に その反発力が加わり、蝶番が破損してしまったり、蓋体が変形してしまったりす る危険性があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 蓋体5が開閉自在に蝶着した器体8の上面には、少なくとも化粧料1を収納す る化粧料収納所2を設ける。この器体8には、前記化粧料収納所2を被う中蓋1 9の端部より垂下した回転軸16を回動自在にかつ上下動自在に軸支する事によ って、中蓋19を水平方向に開放可能に構成する。この中蓋19の上面には、蓋 体5を閉じた時蓋体5の下面に当接して中蓋19が水平に押下される当接部20 を設ける。更に、中蓋19の下面には、中蓋19が蓋体5によって押下された時 、化粧料1の周囲に密着して化粧料1を密閉するパッキン21を設ける。 【0005】 【作用】 蓋体5が閉じている状態では、蓋体5の下面が中蓋19の当接部20に当接し 、中蓋19を下方に押下している。その結果、中蓋19のパッキン21が化粧料 1の周囲に均一に密着し、化粧料収納所2内の化粧料1を密閉している。ここで 、蓋体5を開くと、中蓋19が押下されなくなり、化粧料1が密閉されなくなる 。そして、中蓋19を回転軸16を中心として水平方向に回転させることにより 、化粧料1を露出させ、これを塗布すればよい。そして、使用後蓋体5を閉じる と、蓋体5の下面が中蓋19の上面に当接し、中蓋19を下方に押下する。この 時、中蓋19の回転軸16は、器体8に回転自在に、かつ上下動可能に軸支され ているため、中蓋19が水平に降下し、パッキン21が化粧料1の周囲に均一に 当接して化粧料1を密閉する。 【0006】 【実施例】 本考案実施例を図によって説明する。本考案のコンパクトケースは、平面形状 が縦横比の大きい略長方形状をしており、化粧料1を収納する化粧料収納所2と 、塗布具3を収納する塗布具収納所4とが並列に配置されている。蓋体5は下面 全体に鏡6が貼着されている。また、蓋体5の先端下面には、フック7が垂下し ている。器体8は、長辺の端部に蝶番9を設け、蓋体5を開閉自在に蝶着してい る。この器体8の先端部には、蓋体5のフック7が係合して蓋体5が閉じた状態 で保持される係合突部10が設けられている。更に、この蓋体5の係合を任意で 解除できる開蓋機構11が設けられている。尚、器体8の蝶番9は、短辺に設け てもよい。 【0007】 器体8は、化粧料収納所2及び塗布具収納所4が上下に貫通して穿設されてい る。この化粧料収納所2及び塗布具収納所4は、ほぼ同じ大きさとなっており、 器体8の長辺の中心より左右に配置されている。更に、化粧料収納所2と塗布具 収納所4の間の蝶番9がわには、軸受け孔12が穿設されている。この軸受け孔 12の器体8上面がわの開口部は、内径が小径となっており、内部に段部13を 構成している。そして、器体8の底面には、底板14が止着され、化粧料収納所 2、及び塗布具収納所4の底面となっている。 【0008】 この化粧料収納所2には、クリーミィファンデーションなどの揮発成分を含有 した化粧料1が充填された中皿15が納置されている。また、塗布具収納所4に は、パフなどの塗布具3が納置されている。この塗布具収納所4の内壁は、上方 にいくほど内径が狭まっており、器体8の上面縁部は、塗布具3の外形よりも小 さくなっている。その結果、塗布具収納所4内の塗布具3は、不用意に脱落しな いようになっており、塗布具3に残留した化粧料1が鏡6や周囲に付着しないよ うになっている。しかし、塗布具3はスポンジなどより成型されているため、容 易につまみ取れる。 【0009】 前記軸受け孔12には、回転軸16が回動自在にかつ、上下摺動自在に内装さ れている。この回転軸16の下端には鍔部17が周設されており、軸受け孔12 の段部13に当接して上方に脱落不能になっている。更に、鍔部17と底板14 の間には、スプリング18が挾持され、回転軸16は上方に弾発され、鍔部17 が段部13に当接している。 【0010】 この回転軸16には、中蓋19の端部が止着されている。この中蓋19は、回 転軸16を中心に約90°回転可能となっており、一方に回転させると化粧料収 納所2を被い、他方に回転させると塗布具収納所4を被うようになっている。中 蓋19は、無負荷の状態、つまりスプリング18によって上方に弾発され、鍔部 17が段部13に当接した状態では、器体8の上面に接触しておらず、何の障害 もなく回転させる事ができる。中蓋19の上面ほぼ中央には、当接部20が突出 している。この当接部20は、蓋体5を閉じた時蓋体5の下面に当接し、中蓋1 9が下方に押下され、中蓋19が水平に降下するようになっている。また、中蓋 19の下面には、パッキン21が貼着されている。このパッキン21は蓋体5に よって中蓋19が押下され、降下した時、化粧料収納所2の周囲に均一に当接し 、化粧料収納所2内を密閉するようになっている。 【0011】 以上の構成のため、使用時には、蓋体5を開くと中蓋19はスプリング18の 弾発力によって回転軸16の鍔部17が軸受け孔12の段部13に当接するまで 上昇する。そして、塗布具収納所4より塗布具3を取り出し、中蓋19を塗布具 収納所4の方向に回転させ、化粧料収納所2の化粧料1を露出させる。また、使 用後、中蓋19を回転させて化粧料1を被わせ、蓋体5を閉じると、中蓋19の 当接部20が蓋体5の下面に当接して押下され、中蓋19がスプリング18を圧 縮しながら水平に降下し、パッキン21が化粧料収納所2の周囲に均一に密着し 、化粧料1を密閉する。 【0012】 尚、本考案は実施例として、化粧料収納所2と塗布具収納所4を並列に配置し た構成について説明したが、化粧料収納所2と塗布具収納所4を上下に配置した 構成に対しても実施可能である。この場合、塗布具収納所4を蓋体5の下面に刻 設し、塗布具3を中蓋19上に載置する構成となる。そして、鏡6は塗布具収納 所4の天井面に貼着し、中蓋19の当接部20は蓋体5が当接する中蓋19の上 縁部に設けられる。 【0013】 【考案の効果】 本考案は以上のように、化粧料1を密閉する中蓋19の端部下面に回転軸16 を垂下し、この回転軸16を器体8に回動自在にかつ、上下動可能に軸支したた め、中蓋19は水平方向に回転し、しかも水平に上下動するようになっている。 そして、蓋体5を閉じて蓋体5によって中蓋19を下方に押下した際、中蓋19 は水平に降下し、パッキン21が化粧料1の周囲に均一に密着する。従って、パ ッキン21の気密性を向上させる事ができる。更に、中蓋19が下方に押下され る力を有効にパッキン21の密閉力に利用する事ができ、結果的にパッキン21 の押圧力を少なくできる。つまり、パッキン21の反発力が小さくなり、コンパ クトケースの蝶番9や蓋体5に悪影響を与える危険性が少なくなる。 【0014】 加えて、中蓋19は水平方向に移動するため、塗布する際の邪魔にならない。 しかも、実施例で述べた構成、つまり、塗布具収納所4と化粧料収納所2を並列 に配置し、この塗布具収納所4と化粧料収納所2の中間に中蓋19を軸支した構 成は、塗布具3を取り出した後中蓋19を回転させて化粧料1を露出させると、 中蓋19は塗布具収納所4の上方に位置するため、中蓋19が外部に突出せず、 不自然さもなく使用できる。更に、化粧料1を密閉するパッキン21は、蓋体5 によって押下される中蓋19に設けられ、しかも中蓋19は使用時に水平方向に 回転させる事ができるため、蓋体5の下面全体に鏡6を貼着することができ、使 いやすい大きさの鏡6を備える事ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案実施例のコンパクトケースの部分断面斜
視図。 【図2】(A),(B),(C)は、それぞれ本考案実
施例のコソパクトケースの使用状態の側断面図。 【符合の説明】 1 化粧料 2 化粧料収納所 5 蓋体 8 器体 16 回転軸 19 中蓋 20 当接部 21 パッキン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 器体(8)と蓋体(5)が開閉自在に蝶着し、器体
    (8)の上面に少なくとも化粧料(1)を収納する化粧
    料収納所(2)を設けた横成に於いて、 該器体(8)には、前記化粧料収納所(2)を被う中蓋
    (19)の端部より垂下した回転軸(16)を回動自在
    にかつ上下動自在に軸支する事によって、中蓋(19)
    を水平方向に開放可能に構成し、中蓋(19)の上面に
    は、蓋体(5)を閉じた時蓋体(5)の下面に当接して
    中蓋(19)が水平に押下される当接部(20)を設
    け、中蓋(19)の下面には、中蓋(19)が蓋体
    (5)によって押下された時、前記化粧料(1)の周囲
    に密着して化粧料(1)を密閉するパッキン(21)を
    設けた事を特徴とする気密性を有したコンパクトケー
    ス。
JP3076391U 1991-02-04 1991-02-04 気密性を有したコンパクトケース Pending JPH055014U (ja)

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JP3076391U JPH055014U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 気密性を有したコンパクトケース

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JP3076391U JPH055014U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 気密性を有したコンパクトケース

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Publication Number Publication Date
JPH055014U true JPH055014U (ja) 1993-01-26

Family

ID=12312724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3076391U Pending JPH055014U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 気密性を有したコンパクトケース

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JP (1) JPH055014U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323178U (ja) * 1976-08-06 1978-02-27
JP2002272530A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Kose Corp 化粧料用コンパクト容器
US6988630B2 (en) 2002-06-28 2006-01-24 The Procter & Gamble Company Storage container

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323178U (ja) * 1976-08-06 1978-02-27
JP2002272530A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Kose Corp 化粧料用コンパクト容器
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