JPH05500543A - 繊維処理設備における材料流検出方法 - Google Patents

繊維処理設備における材料流検出方法

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JPH05500543A
JPH05500543A JP3515714A JP51571491A JPH05500543A JP H05500543 A JPH05500543 A JP H05500543A JP 3515714 A JP3515714 A JP 3515714A JP 51571491 A JP51571491 A JP 51571491A JP H05500543 A JPH05500543 A JP H05500543A
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マイヤー,ウルス アー.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維処理設備における材料流検出方法 本発明は、追跡すべき材料に対する相互に対応付けられている時間および位置座 標を発生するための手段を有している、材料流を追跡するためのシステムにも係 っている。前記座標を、それらが再呼び出し可能であるように格納する(例えば 記憶する)ための手段も設けることができる。
このシステムは方法または装置において実現することができる。
このシステムは殊に、材料変換ステーション(処理ステーション)並びに材料を 前記材料変換ステーション間で搬送するための搬送手段を有している設備に使用 するように構想されている。しかしこのシステムは、このような設備における使 用に限定されるものではない。本発明は、唯一の変換ステーションとの組み合わ せ並びに唯一の搬送手段ないし唯一の保管手段との組み合わせにおいても使用す ることができる。
この設備ないし変換ステーションは有利には、変換ステーションないしそれぞれ の変換ステーションの引き渡し場所ないし受け取り場所における材料ユニットを 規定することができるように作動させることができる。
位置座標は、材料の存在ないし材料の検知領域における材料搬送状態に応答する センサから送出される信号に基づいて発生することができる。設備は、この種の センサの配列装置(アレイ)を有することができる。
搬送手段ないし保管手段に対応して設けられたセンサは、前爪て決められた作動 状態(交換ないし入れ換え操作なしの)に基づいて材料ユニットがその搬送の順 序によって(マーキングなしで)識別可能であるように、配設することができる 。この目的のためにセンサ装置は、搬送路が、それぞれの部分における順番によ って識別が保証されているような部分に分割されるように整合することができる 。このような状態ではユニットのマーキングを省略することができる。しかし本 発明は、ユニットがマーキングされておりかつセンサがマーキングに応答すると きにも使用可能である。
時間座標を発生しかつこれら座標を位置座標に対応付けるための手段が設けられ ているべきである。時間座標は時計時間の形において発生することができる。
しかしこのことは必ずしも必要でない。時間座標の発生は例えば、プロセスのタ イミングに基づいてタイミング制御される“プロセス時間”をベースとして行う ことができる。しかし時計時間の利用は少なくとも、材料流追跡が操作を支援す るためのシステムとの組み合わせにおいて使用されるとき、有利である。操作を 支援するためのこの種のシステムは例えば、本出願人のPCT特許出麗第PCT /CH9110OO97号(1991年4月23日)に記載されているように形 成することができる。このPCT特許出願第PCT/CH91100097号( 1991年4月23日)の全体の内容は、本出願においてここに示唆することに よって示したものとする。
材料流追跡のためのシステムは有利には、計算手段によって制御される。その場 合センサは、位置座標を規定する信号が計算手段に送出されるように当該計算手 段に接続されている。計算手段それ自体は、時間座標を発生するための手段、例 えばクロック規定手段を有することができる0位置座標と時間座標との対応付け は、計算手段におけるセンサ信号の到来とこの手段による、クロック信号の発生 との同時性によって規定することができる。計算手段は1つまたは複数のコンピ ュータを有することができる。
このシステムによれば計算手段において材料流のシミュレーションを実現するこ とができる。例えば設備ないし搬送手段のモデルを計算機において形成すること ができる。この目的のために、それぞれの材料ユニットに対して、計算手段にお ける相応の“マーク“の発生を行わせることができる。(シミュレートされた) 計算モデルによるマークの伝播は、現実における材料ユニット(ないしその部分 の)移動に相応している。
その場合マークの伝播は、発生された位置および時間座標に基づいて実施するこ とができる。
座標の固定保持は、ログブックの形式の記憶によって行うことができる。その際 種々のログブックないしデータファイルは、種々のセンサないし部分ないしステ ーションに対応付けることができる。それに代わって原理的には、それぞれの材 料ユニットに対して1つのログブックないしデータファイルを発生することがで き、その場合このユニットの、先行するないし後続の段(変換ステーションを介 して)の1つないし複数のユニットに対する対応付けが固定保持される。
重要なのは固定保持の形式ではなくて、必要に応じて座標を再呼び出して、相互 に結合することができることである。記憶すべきデータは有利には、20グブツ ク”またはデータファイルに配属されており、その際前記テキストには“ログブ ック”とあるが、それに代わって“データファイル”をいつでも使用することが できる。基本的には、整理されたファイル(整理された固定保持および再呼び出 し)を可能にするどんなデータ配列システムでも使用することができる。
例えば、材料の移動に相応して一連の座標を形成することができる。
本発明のシステムは、プロセス管理システムと組み合わされて使用すると特別有 利である。紡績工場の準備ステージに対するこの種のシステムは本出願人のPC T特許出願第PCT/CH91100140号(1991年6月25日)に記載 されている。このPCT特許出願第PCT/CH91100140号(1991 年6月25日)の全体はこの出願でここに示唆したことで示したものとする。拡 張されたプロセスガイドシステムは、本出願人のスイス国特許出願第189/9 1号明細書(1991年1月23日)に記載されておりかつこの出願は1991 年1月30日、31日のVDI会議“Automatisierung in  Textilbetrie″において公開されたものである。
本発明は、材料が多数の処理機械によって処理されかつこれら処理機械にかつこ れら処理機械から搬送系を介して搬送されかつ場合に応じて保管所の少なくとも 1つの保管ステーションにおいて保管され、その際前記処理機械は複数の個別処 理ステーションから構成することができる、繊維処理設備、殊に紡績工場におい て材料流を検出する方法、並びにこの方法を実施するための装置に関する。
複数の鎖状的に接続されたプロセス段を介する紡績プロセスの監視および管理は 、非常に困難な課題である。それは、プロセスパラメータおよび材料流の品質の 同時の考慮に基づいている。手動のプロセス管理操作において既に材料流を表示 することは、診断および操作決定に対する重要な助けとなる。持続的な人間の監 視なしの将来の自動プロセス管理操作に対して、種々異なったプロセス段にわた って材料流およびその制御状態を追跡することが前提条件になる。紡績工場プロ セスラインの部分領域において材料流を検出するために既に2.3の提案が存在 する1例えばM u r a ta社によって1つの提案がなされており、それ によればリング精紡機とこれに後置されているワインダとの間の材料流の追跡は 、個々の紡績コツプの特徴付け(マーキング)および識別によって行われる。
材料流の検出は、今日公知の方法によれば一般に、キャリヤ(糸管)の特徴付け ないしマーキングおよび識別によてのみ行われるが、その際材料流は勿論クリー ニングステーションでは追跡され得ない。
キャリヤの識別、即ち方法の種々の段階において出会うはずである材料支持体は 、多種多様なこの種のキャリヤ(ケンス/巻取り糸管(ラップチューブ)/練紡 糸管/コツプ糸管/チーズ糸管)および多種多様なこれらキャリヤ(種類当たり 百ないし千)のため、マーキングおよびマーキングの読み取りのために多数の種 々のシステムを要求する。キャリヤのこの種の識別を実現するためのコストは実 大となる。
キャリヤに直接マーキングされている場合、材料流追跡のために実質的に次の2 つの可能性がある・a)キャリヤの、直接、簡単には変更することができないマ ーキングの場合、すべてのキャリヤをマーキングずべきでありかつ付加的に、キ ャリヤのマーキングおよび内容番号を介して材料ユニットを一義的に識別するこ とができるように、キャリヤに納められた内容を管理すべきである。
b):れに対して書き込み可能なマーキングが使用される場合は、材料内容に直 接番号付けすることができ、その際それぞれの充填ステーションにおいて書き込 み装置を設けなければならない。混同および誤った対応付けを排除するために、 基本的には連続するマーキング(番号)が出力されなければならないので、本来 の蓄えられた可能なマーキング量が急速に使い尽くされる。マーキングを循環的 に出力する、即ち所定数のマーキングステップの後同じマーキングを繰り返し使 用するとき、常に材料を誤って対応付けるおそれがある。
キャリヤの直接的なマーキングに基づいている2つの方法では多量のデータの必 要性を来し、かつ常にマーキングの読み取り性の劣化に関連している問題が考慮 されるべきである。
本発明の課題は、材料流ないしキャリヤの追跡が、キャリヤに特別なマーキング を取り付ける必要がな(、しかも技術的に繁雑なセンサを必要とすることなく、 簡単な、統一のあるかつ自己検査形の設計技術思想に従って行われる方法ないし 装置を提供することである。
また、クリーニングステーションにおける材料流を、準備ステージおよび紡績工 場における正確な材料流追跡とコンパチブルでありかつこれと結合することがで きる変形されてはいるが、讃似した方法で追跡することができるようにすべきで ある。
この課題を解決するために、冒頭に述べた形式の方法において本発明によれば、 少な(とも1つの搬送系において実行される搬送過程を材料ユニットの物理的な マーキングなしにセンサを用いて検出しかつ計算機において時間的に特徴付けか つ位置データと結合しかつこれにより少なくとも、材料受は取り場所から材料引 き渡し場所まで行われた搬送過程に対するデータを含んでいる第1のデータファ イルを形成し、かつ搬送系の材料受は取り場所、例えば搬送系に前置されている 処理機械の受け取り場所から搬送系の材料流引き渡し場所、例えば搬送系に後置 されている処理機械の引き渡し場所までの材料流の検出を前記データファイルに 含まれているデータの検査によって行い、および/または 搬送系に前置または後置されておりかつ少なくとも1つの引き渡し場所および少 な(とも1つの受け取り場所を有している少なくとも1つの処理機械において、 前記場所間の材料流を材料ユニットの物理的なマーキングなしに搬送系から処理 ステーションまでまたはその逆において前記場所における材料ユニットのすべて の変化の時間的および位置的な特徴付けおよび記録によって1つないし前記計算 機において記憶しかつこれにより第2のデータファイルを形成し、かつ処理ステ ーションの引き渡し場所から該処理ステーションの受け取り場所までの材料流の 検出を前記第2のデータファイルに含まれているデータの検査によって行い、か つ 場合に応じて前記材料流検出を前記第1および第2のデータファイルにおける時 間的および位置的なデータの結合によって行い、その際前記第1のデータファイ ルおよび/または第2のデータファイルを、所望の場合、それぞれ複数の個別デ ータファイルから構成することができる ことが提案される。
それ故に本発明によれば、材料流検出または材料流追跡は1つの計算機または複 数の計算機を用いて実施し、その際まず2つの異なった形式のシステム要素が区 別される。ここでは一方において搬送系でありかつ一方において処理機械であり 、その際後者は複数の処理ステーション、例えばリング精紡機を有することがで きるか、または単に1つまたは複数の処理ステーション、例えば1つの整梳線機 またはスライバ巻取り機を有することができる。
本発明の解決法では、システムが基本的にモジュラ−形式で構成されていること も命じされている。最も簡単な場合材料流検出は、搬送系内または処理機械内部 しか行うことができない。
搬送系において最終的に材料ユニットは搬送系の人口の材料受は取り場所から搬 送系の出口の材料引き渡し場所に搬送され、その際後で詳しく説明するように、 それぞれの搬送系は本発明によれば、搬送通路と分岐の組み合わせと見なされる 。1つの搬送系に複数の材料受は取り場所および材料引き渡し場所が存在してい る可能性がある。本発明の方法を搬送系における材料流検出のために使用する場 合にも非常に有効な情報を取り出すことができることが明らかになる。例えば搬 送系がリング精紡機と紡績機械との間に配設されているとき、データファイルの 検査によって、紡績機械の作業ステーション(材料引き渡し場所)における度々 のクリーニングステップをリング精紡機の1つまたは複数のスピニングステーシ ョン(材料引き渡し場所)の生産と結び付ける可能性があり、その結果これらス ピニングステーションを、それらが正常に作業しているかまたは修理が必要であ るかどうかを検出するという目的をもって検査することができる。
しかし本発明の方法は、処理機械においてのみ使用しかつこの場合も非常に有効 な情報を得ることができる。このような場合において個々の処理機械は本発明の 方法の“基本モデル”も形成する。ここでも−例を示すと、整梳線機を処理機械 と見なすことができる。
周知のように整梳線機では複数のカードスライバがケンスから引き出され、まと められ(2重にされ)かつ単一のスライバに引き伸ばされる。例えば実験室にお いて行うことだが、引き伸ばされたスライバの特性の分析によって、種々の欠陥 を発見することができかつ本発明の材料流追跡に基づいて、とのケンスから欠陥 のあるスライバが生じたかを検出することができる。
これらケンスがまだ整梳線機の引き渡し場所にある、即ちこれらケンスからまだ スライバが生産されているならば、勿論欠陥が、整梳線機のドラフトの変化によ って影響を及ぼすことができるような欠陥であることを前提として、例えば整梳 線機のドラフトを意識的に抑えて、このようにして欠陥を克凪することができる 。
予測的な考察を適用しかつ引き伸ばされたスライバの、後続の機械における処理 の際に、この機械の設定セツティング状態を、検出された欠陥の作用影響が修正 されるように選択することもできる。
しかし本発明の材料追跡システムは殊に、紡績工場プロセスラインの複数の要素 において(即ち搬送系および/または処理機械において)使用されるとき有利で ある。その場合種々のデータファイルにおける時間および位置的なデータの結合 によって材料流の完全なる像を得ることができる。
本発明のシステムは非常に性能が高くしかも保管所における、例えばカードと整 梳線機との間のケンス受は取り場所またはパッケージ貯蔵所等における材料流追 跡のためにも使用することができる。即ち本発明によれば、存在する保管所は、 搬送時間が保管所における滞留時間に相応する搬送系と見なされ、その際保管所 に対して、複数の個別データファイル、例えば保管ステーション当たり1つのデ ータファイルから構成することができる独自のデータファイルが作成される。
例えば、リング精紡機の形の処理機械が搬送系を介して別の処理機械、例えば調 整設備または巻替え機に接続されているとき、紡績室における材料流追跡は特別 有効である。
本発明の方法を紡績室に使用した例は、請求項3に記載されており、そこでは精 紡機の形の処理機械が搬送系を介して別の処理機械に接続されており、その際こ の別の処理機械に対しても、第2のデータファイルに相応するデータを有する独 自のデータファイルが作成される。
別の処理機械が例えば巻替え機であるとき1巻替え機によって処理されたヤーン にしばしば欠陥および不都合な特性が発生した場合、リング繊紡機のどのスピニ ングステーションから相応のヤーンパッケージが生じたかのみならず、更にリン グ繊紡機の引き渡し場所に供給されたとの練紡ボビンからその材料が到来したか も検出することができる。これにより修理の必要なスピニングステーションが識 別されるのみならず、更に生じた欠陥が障害のある練紡ボビンに起因している可 能性があることを検出することができる。
例えば、請求項4に記載されているように、材料流検出方法を、別の搬送系が精 紡機に前置されておりかつこの精紡機を適当な処理機械、例えば練紡機または整 梳線機に接続するように設計することができ、その際刈の搬送系および後に述べ た処理機械に対しても、第1および第2のデータファイルのデータに相応するそ れぞれのデータを有する、独自のデータファイルが作成される。
材料流追跡システムは、請求項5に記載されているように、ベールオープナ−お よび、所望の場合には、更にベール保管所までも一層拡張することもできる。
しかしカードの前の領域における材料流追跡に対して、変形した方法を使用する ことが必要である。というのは材料はもはや個別のかさの形ではなく、繊維塊流 の形において存在するからである。カードの前の領域においてもカードの後の材 料流追跡と完全にコンパチブルである材料流追跡を実現するために、本発明によ れば次のような措置がとられる。即ち設備の少なくとも一部の具体的な構成が計 算機においてシミュレートされ、かつ開繊(ベールオープニング)の時間経過が オープナ−とベールとの相対位置をオープニング時点に対応付けてめられ、かつ センサを介して機械に繊維ないし糸が流れている場合の流量並びに機械の繊維塊 を蓄積する装置の内容に関するデータがめられ、かつ材料流のシミュレーション と実際の材料流とを同期する目的で計算機に入力され、かつ個々の機械および搬 送系の作動状態がめられかつ材料流のダイナミック特性のモデルが計算機におい て形成され、かつこのダイナミックモデルを用いて1つまたは複数のログブック ないしデータファイルが作成され、該ログブックないしデータファイルに、処理 された材料の、入って来た材料に対する時間的な対応が固定保持される。
このように作成された、カードを含む、クリーニングステーションに対するログ ブックは、カードの後の領域に対して作成されるデータファイルと一緒に、全体 の紡績工場を通しての材料流の完全な記録のために用いられる。これにより例え ば、どの具体的なベールから紡績工場の最終生産物、即ちヤーンが生産されたの かを検出することができる。
所定の中間生産物とベールまたはベールから生産された別の中間生産物との間の 他のすべての結合も本発明のシステムを用いて可能である。例えば、どのカード スライバからヤーンパッケージが所定の紡績糸管に形成されたのかまたはどのベ ール群から所定の練紡ボビンが形成されたのかをつきとめることができる。
また本発明の材料流追跡によれば、所定の原料(ベールまたは中間生産物)が所 定の機械に到来しかつ処理される時点を予め定めることができるような意味にお いて、材料流の予測的な考察が可能になる。
カードの前の領域における本発明の方法の実施例はその他の請求項11ないし1 5に記載されている。
特表千5−500543 (8) 本発明の方法の特別な利点は次の点に見ることができる。
a)データ用回路網および計算機の所要容量は低い。
その理由は所要の役割、機能にとって重要な結果のみが検出されかつ記憶される からである。材料流のあきらかな記録は必要に応じて僅かな記憶されたデータか らいつでも導き出すことができる。
b)機能の別個な、個別部分に分けられている、材料流の検出によって、搬送過 程の明瞭な表示が可能になりかつひいてはこのことは材料流における障害の迅速 な除去に役立つ。
C)推測に基づいてではなく、正確な先行過程(前歴)に基づいたプロセスパラ メータの操作(機械調整)が可能になる。行われる操作状態は、当該機械状態が いずれの時点においても再構成可能であるように記憶される。
d)局所的な障害の場合、障害を受けている材料が検出され、検査されかつ必要 に応じて交換される。これにより障害の作用を量的に制限することができる。
更に、予見的な抜取り検査計画の計画が援助される。
e)例えばクリーニングステーションのような、材料流センサを使用することが できないプロセス段階でも、計算機における材料流のシミュレーションによって 監視しかつコントロールすることができる。
f)材料流追跡は、自動的な生産物および品質調整に対する基礎を形成する。そ の理由は障害の原因がこのシステムによって識別されかつ操作を所期のように行 うことができるからである。
g)このシステムは、紡績プロセスの全自動調整のための自動監視の将来のステ ップを許容する。
従って要約すると、本発明の方法は次のように表すことができる。すなわち1つ の選択された処理機械に対してまたは複数の選択された処理機械に対して1つの 選択された搬送系または複数の選択された搬送系および場合によっては選択され た材料保管所または複数の選択された材料保管所に対して、材料または場合によ っては材料に対して場合によって存在するキャリヤに直接的なマーキングを行う ことなしに、行われた材料流過程に関するログブックまたはデータファイルが1 つの計算機または複数の計算機に書き込まれかつ記憶され、かつ前記計算機が個 々のデータファイルに格納されているデータの結合によって材料流をめかつ場合 によっては別の作動データと一緒に期待される材料流の予見的な考察のために使 用する。
本発明は、本発明の方法を実施するためのVtWを含んでおり、その際これら装 置の有利な実施例は請求項17ないし20に記載されている。
以下、本発明を明らかにするために、添付の図面に関連して若干の実施例につい て詳しく説明する。その際 第1図は、搬送通路と分岐とから成る、搬送系における材料流追跡の基本図であ り、その際第1A図は、搬送通路の定義を説明する図であり。
第1B図は、計算機における搬送通路のシミュレーションを示す図であり、 第1c図は、搬送系における分岐の定義を説明する図であり、 第1D図は、計算機における分岐のシミュレーションを示す図であり、 第2図は、ログブックを示す図であり、その際第2A図は、整梳線機から練紡機 までの搬送系に対するログブックを示す図であり、 第2B図は、練紡機からリング精紡機までの搬送系のログブックを示す図であり 、 $2C図は、2つのヘッドを有する整梳線機に対するログブックの一例を示す図 であり、 第2D図は5練紡機に対するログブックの一例を示す図であり、 第2E図は、保管所のログブックの一例を示す図であり、 第3図は、システムをコーミング機の領域における診断のために利用する場合を 説明する図であり、第4図は、材料流を追跡するための計算機システムを示す図 であり、その際クリーニングステーションに配属する計算機は準備ステージ領域 に配属する計算機と通信し、 第5図は、搬送系に対する1例を示す図であり、第5A図は、第5図の部分を拡 大して示す図であり、第6図は、第5図の搬送系の、計算機におけるシミュレー ションを示す図であり、 第7図は、懸垂式コンベヤの形の搬送系を示す図であり、 第8図は、例えば紡績機械における、練紡機での材料流追跡を示す図であり、 第9図は、力〜 ドから整梳線機までの材料流追跡を示す図であり、 第1O図は、ベールオープナ−から混合機までの材料流追跡を示す図である。
1、材料流追跡の詳細な説明: 段落1.1ないし1.7では、材料流追跡の基本思想について詳述する。この過 程は殊に、準備ステージおよび紡績工場(紡績室)における材料流追跡に有利で あることが実証されている。クリーニングステーションについては段落1.7に おいて特に詳しく説明する。
特表千5−500543 (9) ■、1 基本原理: 紡績工場におけるそれぞれの紡績機械、それぞれの搬送系およびそれぞれの保管 所は、機械の調整状態のすべての変化、障害、材料流を表すデータ並びに、例え ば品質の特徴または品質検査用試料に対する例示のようなプロセスに関連するそ の他のデータが記録される独自のログブックを有している。
ログブックは、材料流をシミュレートする計算機の固定メモリ(例えばハードデ ィスク)におけるデータファイルに相応する。
所定の材料ユニットのすべての滞留場所は、対応する位置および材料ユニットの この位置への到来時点並びに材料ユニットがこの位置を離れる時点によって表わ される。
材料ユニットは例えば、ベール、ケンスの充填物、ラップに巻取られた繊維シー ト、ローブヤーンボビンにおけるローブヤーン、コツプまたはパッケージにおけ るヤーンである0例えば−緒に搬送される大量のこの種の材料ユニットも、例え ば、懸垂式コンベヤにおいて、複数の互いに連結されたパッケージから成る列車 のような材料ユニットを形成する。
滞留場所は例えば、紡績機械の受け取り場所または引き渡し場所におけるケンス 場所、ラップ形成場所、ラップ受は取り場所、スピニングステーション、コツプ 準備ステーションにおける場所または巻取リステーションにおける場所とするこ とができる。
その際、複数の材料ユニットは同一時点に同一場所に存在することはできないこ とが前提となっている。
このことを保証するために、1つの位置は1つの材料ユニットしか引き受けるこ とができないことが定義される。材料の搬送は、対応する位置交代および出発位 置における材料受は取り時間と称される受け取り時間並びに目標位置における材 料引き渡し時間と称される引き渡し時間によって表わされる。
その際、材料ユニットMが搬送される、出発位置Aから目標位置Bへの搬送プロ セスTに対して、次のことが成り立つことが重要である 搬送プロセスTの受け取り時間は、材料ユニットMが出発位置Aを離れる時点に 等しい。
搬送プロセスTの引き渡し時間は、材料ユニットMが目標位置Bに到来する時点 に等しい。
上述の位置、時間および位置交代が既知であれば、段落1.5および1.6にお いて詳しく説明するように、材料流を追跡することができる。
段落1.2ないし1.4では、搬送系、一般の紡績機械あるいは保管所に対して 材料流追跡のために必要とされるデータをどのように自動的に得かつ記憶するこ とができるかについて説明する。
段落1.7ではブローイングステーションにおける材料流追跡、段落1.8では 準備ステージおよび紡績工場における材料流追跡との結合について説明する。
1.2 搬送系を介する材料追跡: 搬送系は、多数の材料受は取り場所A1.・・・、Aaを搬送系を介して材料引 き渡し場所B0.・・・、B−に結合する。
搬送系に対する例は例えば、ローブヤーンボビンを練紡機に引き渡し、かつそれ をリング精紡機に搬送する懸垂式コンベヤ、またはカードのケンス受は取り場所 (材料受は取り場所)から整梳線機のケンス引き渡し場所(材料引き渡し場所) まで搬送する床式搬送車両である。
搬送系並びに搬送系を介する材料流に関連するすべてのデータは、いかに説明す るように、搬送系のログブックに記憶される。
1.2.1 基本思想: 材料ユニットの、材料受は取り場所AIから目標位置B、までの搬送は、物理的 な経路を介して、例えば懸垂式コンベヤのレールにおいて行われる。場所A1゜ ・・・、A1からB1.・・・、B、への可能な搬送路は搬送通路および分岐に 分割されており、その際材料流追跡のためのセンサが設けられている。これらセ ンサは材料ユニットの通過を、材料流をシミュレートする計算機に通報する。こ れら機能に対して例えば、ライトバリヤ、接触センサ等のような公知の素子を使 用することができる。懸垂式コンベヤでは分岐されていないレール区間は搬送通 路でありかつここでは実際に分岐と呼ぶ分岐個所は分岐である。
従って搬送系は、A1.・・・、AユからB1.・・・、B、へのすべての搬送 過程を実施することができる任意の配置の搬送通路と分岐とから成っている。搬 送通路と分岐とから成る搬送系に対する1例が第1図に示されている。そこから 、搬送系が材料受は取り場所から材料引き渡し場所まで延在していることがわか る。搬送通路の入口および出口は四角形によって示されておりかつ分岐の入口お よび出口は六角形によって示されている。個々の要素は例えば後に第1A図およ び第1C図に基づいて詳細に説明する。
それぞれの材料受は取り場所A1.・・・、Aユは、搬送通路の入口または分岐 の入口の1つでありかっBl。
・・・、B、は、搬送通路の出口または分岐の出口の1つである。
計算機は、搬送通路および分岐装から成る搬送系のシミュレーションを含んでい る。
搬送通路と分岐とから成る搬送系の構成は計算機にはいずれの時点においても既 知であり、かつ搬送要素が変化する場合(例えば懸垂式コンベヤにおけるガント リイ・ブリッジ)センサ(例えば接触スイッチ)によって検出されかつ計算機に おいて使用することができる、搬送要素の相互位置から明らかである。
材料流はマークの転送によって表され、その際それぞれのマークは搬送に正確に 相応している。それぞれのマークは、搬送の材料受は取り場所に等しいその発生 場所の榎識ないしマーキング(例えば番号または名前)、受は取り時点に等しい その発生時点並びに搬送番号を支持している。搬送番号の転送は随意に行われ、 ログブックないしデータファイルの評価を容易にする。
マークに属する情報は、搬送系をシミュレートする、計算機のメモリの記憶領域 に記憶される。これら情報へのアクセスは例えば、仮想のキャリヤ番号と称され るマーク番号を介して行われる。
材料ユニットの、センサの位置での通過を通報する実際の搬送系のセンサ信号は 、計算機モデルに供給される。
1.2.2 搬送部材”搬送通路”の定義:第1A図に基づき搬送通路ならびに 分岐の定義を明らかにする。
搬送通路10は2つの地点間の接続路であって、この接続路へは他の地点からの 接続路は流入ないし合流の接続路が存在しておらず、さらにこの接続路からは他 の地点への流出路も分岐していない、つまりこの搬送通路は、ただ1つの搬入口 12とただ1つの搬出口L4だけを有する。材料ユニットはこの搬送通路内を1 6で示した方向でしか移動せず、さらにこの搬送通路への材料ユニットの流入の 順序と、この搬送通路からの材料の流出の順序とは同じである。つまりこの搬送 通路内において、材料ユニットの入れ替えや追い越しは起こらない。
この搬送通路内には任意に多数の材料ユニットを滞留させることができるが、こ の場合、その最大個数は制限されている、つまり無制限であってはならない。
装置の始動時、この搬送通路内には既知の個数の材料ユニットが存在する。
さらにこの搬送通路はその搬入口ならびにその搬出口に、材料ユニットの通過を 通報するそれぞれ1つの簡単なセンサEないしAを有している。このセンナ信号 を、材料の流れをシミュレートする計算モデルに用いることができる。
つまり搬送通路とは、上記の特性を有する実体として存在する搬送路即ち実際の 搬送路のことである。
この搬送通路の実例は、コンベヤベルト(例えば懸垂式コンベヤ)の分岐してい ないレール区間、あるいは材料を入れ替えられないコンベヤベルトである。これ らはレールないしベルトの始点にも終点にも、材料二ニットの通過を通報する上 記の簡単なセンサを有している。
1.2.3 コンピュータにおける搬送通路のシミュレーションを第1B図で説 明する: 搬送系の始点にはマーク発生器18が設けられている。このマーク発生器は、マ ークのデータ構造を、例えばダイナミックレコードを発生することができ、さら にその中にマークの情報を記憶することができる。
搬送通路の搬入口センサEのセンサ信号が生じると、搬送通路が搬送系の始点に ある場合(この場所は搬送系の材料受は取り場所と同じである)、マーク20が 発生する。さもなければ搬送通路の搬入口に加わるマークは、搬送通路のマーク メモリ22へ引き取られる。
マークメモリはコンピュータのメモリの領域に相応し、このメモリ内にはマーク の個数を、つまり情報ユニットを記憶することができる。この種のメモリの管理 は、例えばマークメモリ内に存在するマークの全てのマーク番号の記入格納され たリストを管理することにより構成され得る。
このマークメモリ22はFIFO(先入れ先出し)方式により構成することがで きる。
搬送通路の搬出口センサAのセンサ信号が生じると、メモリ内に最も長く記憶さ れていたマーク20が、次の搬送部材(搬送通路または分岐)へ転送されるか、 または搬送系の終点に達した場合には、マークメモリへ戻される。この場合、実 施された搬送に関する情報はマークが戻される前に記憶される(搬送過程の記憶 1.2.6参照)。
状態監視部26は、搬送通路内に存在する材料ユニットの個数を監視し通報する 。メモリがいっばいであるときにさらにマークを記憶させようとしたり、あるい は空のメモリからマークを取り出そうとしたときには、警告信号が発生され、相 応の試行が阻止される。
このような状態通報は、材料追跡機能を検査するために用いることができる(第 3章参照)。
時間監視部28は、搬送通路内におけるマークの滞留時間を監視する。滞留時間 が所定の値を上回ると、警告が発せられる。これによりエラー動作を識別するこ とができる(第3章参照)。
1.2.4 搬送部材”分岐”の定義:第1C図に示されているように、分岐3 2はn個の搬入口をm個の搬出口と接続する。第1c図の実例によれば、2つの 搬入口と1つの搬出口が設けられている、 この分岐は、最大で1つの材料ユニットしか有し得ない。
この分岐は種々異なる搬送通路または分岐を互いに接続する。
各搬入口および各搬出口はそれぞれ1つのセンサを有する。このセンサは材料ユ ニットの通過を通報する。
搬入口センサはE l 、、、、、、 E nで示され、搬出口センサはA I  、、、、、、 A mで示されている(第1C図ではセンサE1.E2および Aが設けられている)。これらのセンサ信号は、材料の流れをシミュレートする コンピュータへ導かれる。
材料ユニットはこの分岐内を単一方向でしか移動しない。
特表千5−500543 (11) この分岐の実例は、コンベヤベルト(例えば懸垂式コンベヤ)におけるレール分 岐または巻回装置内のコツプ搬送系の分岐である。
1.2.5 コンピュータにおける分岐のシミュレーション: このシミュレーションは第1D図に示されている。
搬送通路のシミュレーションの際になされた、マークおよびマークメモリに関す る注釈はここでもあてはまる。
搬入口センサE1のセンサ信号が生じると、具体例では分岐のElまたはE2の センサ信号が生じると、搬送系の始点に分岐が設けられている場合(したがって この場所は搬送系の材料受は取り場所と同じである)、マーク発生器34ないし 36によりマーク20が発生される。さもなければ分岐の搬入口Eiに加わるマ ークは、この分岐のマークメモリ36へ引き取られる。
搬送通路の搬出口センサA」のセンサ信号が生じると、具体例では第1C図の搬 出口センサAのセンサ信号が生じると、このマークは搬出口AJと結合された搬 送部材(搬送通路または分岐)へ転送されるか、あるいは搬送系の終点に達して いれば、マークメモリ内へ戻される。その際、マークを戻す前に、行なわれた搬 送に関する情報が記憶される(搬送過程の記憶l。
2.6参照)。
状態監視部40は、分岐内に存在する材料ユニットの個数を監視し通報する。メ モリがいっばいであるときにさらにマークを記憶しようとしたり、あるいは空の メモリからマークを取り出そうとすると、警告信号が発生され、相応の試行が阻 止される。このような通報は、例えば材料追跡機能を検査するために用いること ができる(第3章参照)。
時間監視部42は、分岐におけるマークの滞留時間を監視する。この滞留時間が 所定の値を上回ると、警報が発せられる。これによりエラー動作が検出される( 第3章参照)。
1.2.6 搬送過程の記憶。
マーク20が搬送系の終点に達すると、搬送系のログブック(ファイル)に搬送 番号、材料受は取り場所、受は取り時刻、材料引き渡し場所、ならびに引き渡し 時刻がまとめて、例えば1行で、記憶される。
全ての時間は一義的である。つまりデータと時刻とが記されている。搬送番号の 記憶は任意であって、これは材料流追跡方式の動作にとっては重要ではないが、 そのことによりログブックないしファイルの評価が容易になる。
最初の3つの情報はマークとともに搬送される。つまりマークはそれらの情報か ら成り、最後の2つの情報は、マークが搬送系の終点に達したときの場所ならび に時刻である。
ログブックの実例が第2図に示されている。この場合、第2A図にはドローフレ ームからフライヤへ延在する搬送系のログブックが示されており、第2B図には フライヤからリング精紡機へ延在する搬送系のログブックが示されている。
後で1.4.1.5において詳述するように、これらの情報を用いて材料流を追 跡することができる。
第2A図には次のことが示されている。即ち、搬送番号12345は、1990 年3月3日23時15分にドローフレーム(機械)1における保管場所1から1 つのケンスが搬出され、このケンスが同日の23時18分にフライヤ(機械)3 の位置4に到達したたことを意味する。この番号によってケンスを実際にマーキ ングする必要なく、このケンスを第12345番として監視することができる。
そのほかの記録は相応に理解で、きる。
第2B図のログブックはこれと同じようにして理解できるが、この場合、それぞ れ48個のローブヤーンボビンのブロックがフライヤから精紡機の相応の数の紡 績位置へ搬送される0例えば搬送番号102は、1990年3月3日12時5分 に48個の粗紡ボビンがフライヤ(機械)laの1〜48の紡績位置からから取 り出され、同日12時15分にリング精紡機(機械)3の紡績位置97〜144 へ引き渡されたことを示している。この場合、搬送に直接像わる情報はあまり重 要でないと見なされる。したがってそれらの情報はこのログブックには記載され ず、これにより見やすくなっている。
1.2.7 物理的センサの同一性: 重要なことは、材料引き渡し場所には配置されていない、搬送部材の各搬出口セ ンサは、この搬送部材に接続された搬送部材の搬入口センサと同一である、とい う特徴である。このことにより、そのような位置にはただ1つの実際のセンサを 設ければ十分であって、このセンサの信号は、コンピュータシミュレーションの 際に両方の搬送部材で用いることができる。この種のセンサ信号が到来すること により、第1の搬送部材はマークを転送させる。これと同時に、搬出口に接続さ れた相応の搬送部材に対してこのマークの受け取りが要求される。
1.2.8 搬送系シミュレーションにおけるマークの転送: マークへのアクセスは、仮想キャリヤ番号と称される番号を介して行なうことが できる。マークの情報がその発生直後に記憶され、その際に仮想キャリヤ番号を 介してアクセスが行なわれた場合には、マークの番号を転送すれば十分である。
この種のマークの転送を、つまりそれ自身とともに情報を搬送するオブジェクト の転送を、搬送部材つまりマーク発生器により行なうことは、コンピュータ技術 により容易に実現することができる。マークの情報は少な(ともその発生時に記 憶され、その際、マーク番号を介してアクセスが行なわれる。そしてこのマーク 番号は、マークメモリが管理するリストにおいてその動きに応じて記入/削除さ れる。さらに次のように設定することもできる。即ち、この′種のリストにおけ る最後の記録が最新の記録であるので、時間情報を系統室てていっしょに記憶す る必要はない、何故ならばマークの順序はリスト内において一義的に決められて いるからである。
可能なすべての搬送過程を一義的に示すために必要なこの種の仮想キャリヤ番号 の個数は有限である。
それぞれがn個の場所を有するに個の搬送過程を有だけしか仮想番号を必要とし ない。
1.2.9 搬送段の時間監視および状態監視:すぺでの搬送段に対しても、あ るいはそれらのうちの一部に対しても、搬送通路10または分岐32における監 視(26,28,40,42)と同じようにして、時間監視および状態監視を行 なうことができる。
時間監視により、観察される搬送に関する時間が監視される。これによりいかな る搬送も見失わないようになる(第3章参照)。
状態監視により、観察されている系内に存在する搬送の個数が通報され監視され る。必要な情報を管理する目的で、時間監視および状態監視の際にメモリ領域お よびファイルを使うことができる。
1.2.10 車両による搬送状態の考慮・人間が運転する車両または無人車両 によって搬送が行なわれる場合、搬送路は走行指令により非常に簡単に表現され ている。この種の走行指令は、点から点への接続に相応するものであり、出発地 点を口振地点と結びつける搬送通路10によって表現することができる。走行指 令は、どの場所で材料ユニットを受け取り、それをどこへ搬送する必要があるの かを規定しており、これをファイルまたは作業メモリに記憶させておくことがで きる。
その際、自動化された搬送と手動による搬送とを区別することができる。
a)自動化された搬送の場合: 通常、搬送系は制御コンピュータを利用でき、さらに搬送車両は固有の車両用コ ンピュータを利用できる。
制御コンピュータは走行指令を検出してそれを記憶し、それを車両へ転送してそ の実行動作を監視する。
この制御コンピュータは信号線路を介して搬送系シミュレーション用コンピュー タへ、搬送開始(材料受は取り)時点において材料受は取り場所および材料引き 渡し場所を通報し、さらに搬送終了(材料引き渡し)時点において材料引き渡し 場所を通報する。
つまりこの制御コンピュータによって、搬送を行なう搬送通路の位置に関する情 報、ならびに出発地点を口振地点と結ぶ実際の搬送通路と同じ信号が得られる。
b)手動による搬送の場合− 操作者は搬送系シミュレーション用コンピュータへ、走行指令、搬送開始ならび に材料引き渡し場所を引ぎ渡し時間とともに通報する必要がある。このことは例 えばキーボードを介して行なうことができ、この場合、材料受は取りおよび材料 引き渡しをセンサにより(例えばライトバリヤによって)検出することができる ので、この走行指令だけをその実行前にシステムへ通報すればよい。
材料引き渡しの際(センサ信号ないし制御コンピュータの信号)、搬送指令情報 を搬送プロセスのログブックへ直接引き継がせることができる。1回の走行で複 数の搬送指令を実施する場合、相応の走行指令の引き渡し場所とさらに受け取り 場所に関して聞単に検出することができる。
1.3 紡績機械に亘っての材料追跡:1.3.1 一般的な紡績機械ニ 一般的な紡績機械は、1つまたは複数個の製造ユニット例えば紡績位置により構 成されている。各製造ユニットは1つまたは複数個の受け取り場所ならびに1つ または複数個の引き渡し場所を有する。各製造ユニットは、受は取り場所にある 材料ユニットから材料を取り出してそれを変形して引き渡し場所内へないしはそ の中1こ存在するキャリヤへ格納する。
1.3.2 紡績機械のログブック: ドローフレームとフライヤのログブック(ファイル)の実例が第2C図と第2D 図に示されている。これらの図について具体的に述べる前に、まずいくっがの一 般的な説明を行なう。
すべての紡績機械ならびに機械内を通過する材料流に関するデータは、機械のロ グブックに記憶されている。証人事項は機械全体に係わるものでもよいし、個々 の製造ユニットに係わるものでもよい。
例えば以下の情報が記憶されているニ ー機械の設定調整における基本設定および変更(プロセスパラメータ) −すべての機械始動、この場合、自動的な始動と手動による始動とを区別する。
その際、操作者の識別符号(氏名)をファイルすることもできる。
−すべての機械停止。これにはその理由ないし操作者識別符号の記載が伴う。
一プロセス内の障害(例えば巻回) −品質管理検査の時点および場所。品質管理の識別(番号ンがいっしょにファイ ルされる。
紡績機械のログブック内には、機械を通る材料流に係わるデータも記憶される。
紡績機械の受け取り場所から引き渡し場所へ材料流は次のように記載される:受 は取り場所内の各交換は、交換時点ならびに当該受は取り場所の識別符号(氏名 、番号)とともに、紡績機のログブック内に記憶される。
引き渡し場所内の各交換は、交換時点ならびに当該引き渡し場所の識別符号(氏 名、番号)とともに、紡績機のログブック内に記憶される。
ログブックの準備作成をより明瞭に表わすために、2つの実例を第2C図および 第2D図に関連して示す。
第2C図は2つのヘッドを有するドローフレームのログブックに係わり、この場 合、ドローフレームの製品を収容するケンスが、固有のログブックを有する満缶 ケンス保管所へ送り出される。
すべての証人事項は1990年6月3日に関するものである。最初の結果は5時 0分に行なわれた。この場合、Mr、Mu l ] e rはドローフレームに おいて基本設定1に設定している。この基本設定lは、図示されているように、 ドラフト比=8で600m/minの速度であり、ヘッド1のための位置1〜8 およびヘッド2のための位置9〜16において8倍のダブリングである。基本設 定に関するデータは第1の補助ファイル内に記憶されている。
数分後、5時1分にMr、Muellerはドローフレーム1を始動させた。そ の際、このドローフレームは既に5時5分にMrs、Huberにより、品質管 理検査を実施するために手動により停止される。これは1分後の5時6分に行な われ、品質管理検査による副定値が第2の補助ファイルに書き込まれる。この監 視は1つの搬出口AIにおいて行なわれた。1分後即ち5時7分に、Mrs、H uberはドローフレームを再び始動させた。5時11分にケンスは満缶になり 、これは搬出口A1から搬出されて一上記のとおり満缶ケンス保管所は固有のロ グブックを有しているので−ここには記載されていないけれども、満缶ケンス保 管所へ移動する。第2の搬出口A2におけるこのケンスは、3分後の5時14分 に満缶になって搬出される。
5時15分にラップがヘッド1上に形成され、このことは記録され、取り除かれ る。これによりMr、Muellerによる作動パラメータの変更が行なわれ、 つまり5時30分に彼は供給速度を400m/minの比較的低い値へ下げる。
このような設定変更は相応の補助ファイル内に記録される。5時35分にドロー フレームは再び手動により始動され、位置V5(ヘッド1のスライバ番号5、こ の場合8つのスライバがダブリングされる)におけるスライバの破損に起因して 、即座につまり5時36分に再び停止される。スライバの破損が除去された後、 ドローフレームはMr、Muellerによりもう1度、つまり5時40分に始 動される。つづいて5時44分に搬出口A1においてさらにケンスの搬出が行な われ、5時50分に搬出口A2においてさらに相応にケンスの搬出が行なわれる 。
3分後の5時53分に一今回は位置v8において−再びスライバ破損が発生し、 したがってドローフレームは再び停止される。位置V8におけるスライバは実際 には終点に到着しており、6時0分に位置v8において新たなスライバケンスと 交換されたことが判明する。
これは再びMr、Muellerによって行なわれた。
Mr、Muellerは6時1分に、ドローフレームを再び始動させることがで きた。その直後、6時4分にはさらに搬出口AIにおいてケンスの搬出が行なわ れた。満缶ケンス保管所のマガジンは同時に満杯になったので、ドローフレーム の製造を中止する必要があり、これは6時7分に行なわれた。満缶ケンスを満缶 ケンス保管所から取り出した後、6時15分にドローフレームを再び始動するこ とができた。これは自動的に行なわれ、さらにこれと同時に1つのケンスが搬出 口A2において搬出された。
第2D図には、フライヤのログブックが示されている。この場合、すべての時刻 の記載は1990年6月3日に関するものである。6時0分、Mr、Weber はフライヤ1に対して基本設定1を設定する。この場合、供給速度は80m/m inであって10倍のドラフト比を伴う。この基本設定1は相応のコンピュータ の補助ファイル内に記憶されていたものである。6時5分にM r 、 W e  b e rによってフライヤを再び手動で始動することができた。6時29分 、ロープヤーンボビンが満缶になり、その結果、停止過程が自動的に行なわれ、 つづいて1分後の6時30分に位置1〜48においてドツファ工程が行なわれる 。その後、Mr、Weberは6時40分にフライヤを再び手動で始動させるこ とができた。さらに7時40分には位置46においてケンス交換を行なう必要が 生じ、3分後には位置23においてケンス交換が行なわれた。次にMr、Kur zがフライヤの管理を引き継ぎ、基本設定の変更を行ない供給速度を70m/m inに下げる目的で、このフライヤを7時50分に手動で停止させた。このパラ メータの変更は7時55分に行なわれた。
そして8時0分にMr、Kurzはフライヤを再び始動させた。
以下の第1.5章および第1.6章において詳細に述べるように、記憶されてい るこれらの記載から、紡績機械を通る材料流を正確に追跡することができる。
1.4 保管所における材料流: 紡績工場の各保管所も同様にログブックを使用できる。保管所が“先入れ先出し くFTF○)”方式で構成されている場合、所定の容量を有する搬送通路として 監視することができる。
同じものであり得る1つの入口と1つの出口とを有し、“後入れ先出しくL I  FO)”方式によって保管所が構成されている場合、これを搬送通路と同じよ うにコンピュータにおいてシミュレートすることができる。しかしこの場合、搬 出口センナの信号発生時に、特表平5−500543 (14) 最も短期間しかマークメモリ内になかったマークが送出される。保管所がn個の スペースを使用可能であって、その際に各スペースを個別にアクセス可能である 場合、これはそれぞれ1つの材料ユニットのメモリ容量を有するn個の並列の搬 送通路に相応する。これらのn個の搬送通路は1つの搬入口から1つの分岐を介 して充填され、さらに別の分岐をを介して1つの搬出口から排出される。これら のn個の搬送チャネルはn個のログブックまたは1つの共通のログブックにより 管理するとができる。
したがって保管所のログブックは構造に関しては搬送系のうちの1つに相応する ので、特別には図示しない。このログブックは、保管所に収容され後で取り出さ れる材料ユニットのための保管所指令番号(任意)、保管所搬入時点、保管所搬 入場所(識別符号)、ならびに保管所搬出時点、および保管所搬出場所(識別符 号)を有する。
したがって搬送系と関連して述べたすべての手順を保管所にも適用することがで きる。
1.5 所定の材料ユニットの出所由来の検出:この章では、あらゆる紡績機、 搬送系および保管所のログブックをもとにして、ならびに既知の配置つまり材料 ユニットが個々の紡績機段を通過することのできる順序をもとにして、所定の材 料ユニットに関する材料流をいかにして逆方向で、つまり実際の時点での目下の 機械から先行の機械の方向で、追跡することができるかを説明する。
1.5.1 出発位置: 対象とする材料ユニットMは所定の時刻10においてその所在位置SOにより示 されており、機械識別符号mOおよび機械における位置pOが与えられていると する。機械noは段no内に存在する。機械識別符号moによって機械の相応の ログブックをアクセスすることができる。
1.5.2: 紡績機に亘っての逆方向追跡:材料ユニットMが機械の引き渡し 場所に存在する場合、機械内を流れる材料流を検出しなければならな)N。
位置pOに配属されたすべての受け取り位置pvl、、。
、、、 p v nは−これらは固定的にまたは可変に位置pOに割り当てられ ている一機械の構造から、ならびに記憶されている割当の変更から検出すること ができる。
位置poにおいて材料ユニットMの製造に要した時間間隔は口t−1,to]で あり、この場合、t−1は先行する引き渡し場所の遷移交代の時点であるかまた は製造開始時点であり、時点10は検査時点ないし引き渡し場所から離れた時点 と等しい。材料ユニ・ノドMの製造に関与した材料ユニットM v l 、、、 、、、 M v mは以下のようにして検出される。
すべての受け取り位置p y l 、、0.、、 p V nに対して、すべて の受け取り位置の交代を検出しなければならない。この受け取り位置の交代は、 間隔[t −1、t 01でオーバーラツプする受け取り動作(滞留)時間が生 じる。
手順 ■)受は取り位置pvlを受け取り位置の交代について検査する: 時点10から開始して、先行する受け取り位置交代のうち最も最近の受け取り位 置交代を検出する。
2)受は取り位置の交代は時間間隔(t−1,to)内に存在するか? 存在するのであれば、交代時刻を交代場所とともに記憶する。
存在しないのであれば、交代時刻を交代場所とともに記憶し、pvlに対する検 査を中止する。4へ進む(注ニレの場合、最初の交代は、時間間隔(t−1゜1 0)外で検出された)。
3)受は取り場所pvlに関するさらに別の受け取り位置交代がそれ以前にもま だ存在するか?存在するのであれば、それらの受け取り位置交代を検索し、2へ 進む。
存在しないのであれば4へ進む。
結果 材料受は取り位置p v 1.、、、、、p v nにおけるすべての関 連の受け取り位置交代は、相応の受け取り場所および交代時刻とともに記憶され る。それらは材料ユニットMの製造中に関与した材料ユニットMvl、。
、、、、Mvnをすべて記している。何故ならばそれらの場所ならびにそれらの 到着時点(受は取り位置交代)が示されているからである。
対象とする材料ユニットMが機械mOの受け取り場所に存在している場合には、 ログブックから直接、位置poに関する最新の受け取り位置交代を検出すること ができる。この場合、その交代時間は10以下である。これとともに受け取り場 所および交代時点も明らかである。
これらの情報は、紡績機械に前置接続されている搬送系を通る材料流を追跡する ために用いられる。
1.5.3 搬送系に亘フての逆方向追跡。
機械の配置により、いずれの搬送系が機械moに材料を供給可能であるかがわか る。これにより相応のログブックへアクセスすることができる。
機械moにおける材料ユニットMの製造に関連する受け取り材料ユニットはM  v 1 、、、、、M v mであって、その所在位置ならびにその所在位置へ の到着時刻により記載されている(前章参照)。
これらの材料ユニットの各々は、受は取り位置交代の時点に相応する所定の時刻 に搬送系を介してその受け取り場所へ供給されたものである。材料ユニットMV 】の搬送をT1と称する。この種の材料ユニットMviに対して、搬送Tiの材 料引渡し場所と同じその所在位置、ならびに搬送Tiの供給時刻と同じである特 表平5−500543 (1s) 上記所在位置への到着時点から、相応の記録(ないし相応の行)を搬送系のログ ブック内において検出することができる(注:場所も時刻も一致しなければなら ない。これは一義的である)。複数個の搬送系を考慮する場合には、すべてのロ グブック内において検索する必要がある。
これにより、先行する機械段の材料引き渡し位置または保管所搬出場所に相応す る材料受は取り場所、ならびに上記の機械段の対応する引き渡し位置交代時点な いし保管所搬出時点に相応する受け取り時刻が導出される。
これは考慮されるすべての材料ユニットMvl、、、、。
、 M v mに対して繰り返される。
結果ニレの結果は、先行する機械段n−1の機械における製造場所、ないしは保 管場所、およびその場所を離れた時点である。
1.5.4 保管所に亘っての逆方向追跡:保管所のログブックは搬送系のログ ブックと同じように構成されているので、保管所に亘っての材料追跡は搬送系に 亘っての材料追跡と同じである。この場合、保管所の使用は任意であり得る、つ まり先行の機械段から監視される機械段への搬送は、各材料ユニットごとに直接 、または保管所を介して行なうことができる。
この場合、搬送系の材料受は取り場所から、監視されている搬送のために保管所 が用いられたか否かがわかる。用いられた場合、材料追跡は保管所を介して、な らびに先行の段から保管所への搬送系を介して継続される。
1.5.5 機械段に亘っての逆方向追跡、製造条件の検出: 目下の段noから開始して段n−1まで、関連するすべての材料ユニットM v  1 、、、、、、 M v mが、搬送系および保管所を介して4.5.3お よび4−5.4にしたがって追跡される。
これにより関連するすべての材料ユニットMvl、、。
、、、Mvmに関して、製造場所およびその場所を離れた時点が得られる。
先行する機械段のログブックにより、材料ユニットM v 1 、、、、、、  M v mが製造された時間間隔を検出することができる。この時間間隔は、先 行する材料ユニットが引き渡し場所を離れた時刻と、目下の材料ユニットがそこ を離れた時刻との間の間隔であって、材料ユニットMに関する間隔[t−1,t o]に相応する。
結果:先行する機械段の1つの機械に属するすべての時間間隔をまとめることに より、この先行の機械における材料ユニットMの製造時間期間が検出される。こ の機械のログブックを介して、この時間期間内において有効な動作条件(機械設 定、障害、操作者による介在制御等)、ならびに既に行われた品質管理検査の内 容を藺単に検出することができる。
これとともに、対象とする材料ユニットMの製造に用いられた材料ユニットに関 する製造時間、製造機械、および最後に検査された段(n−1)の製造条件が識 別される。
1.5.6 材料追跡の継続: 段noから段n−・1までの−この場合複数個の搬送系と保管所を通過し得る一 材料ユニットMvl、、、、。
M v mの搬送が追跡される場合、それらの製造場所ならび段n−1における その製造場所を離れた時点が得られる。
先行の機械段n−1におけるすべての材料ユニットM v l 、、、、、、  M v m i:関する製造場所ならびにその場所を離れた時点(引き渡し位置 交代の時点)は、出発点となる段no内の機械mOにおける材料パケットMに関 する開始状態の情報と正確に一致する。
したがって材料ユニットMviの各々の経路は、後続の段n−2からn−Lへ関 して、検査されたばかりの段n−1からnoを通った材料ユニットMの経路の検 出と同じようにして検出される。この場合、手順は変わらず、つまり”紡績機に 亘っての逆方向追跡”の章による受け取りの検出、”搬送系に亘っての逆方向追 跡“ならびに“保管所に亘っての逆方向追跡“による関連の受け取り材料パケッ トの材料追跡を含み、先行の機械における段または紡績機械の始点(例えばベー ル保管所)において終了する。
1.5.7 逆方向追跡の結果: 検査されるべき材料パケットMの経路は、すべての材料パケットM v 1 、 、、、、、 M v mの経路の追跡により検出される。これは段に亘っての材 料流の逆方向追跡(1,5,2−1,5,5)に相応する。
この手順は順次、さらに別のすべての先行の段に適用することができる(1.5 .6)。
材料追跡は、任意の所定の段において、または紡績機械の始点(例えばベール保 管所)へ到達したときに中断される。
この結果は、検査されたすべての段に関する、材料ユニットMに含まれる材料小 部分の製造時刻、および製造機械に係るものである。
これらの機械のログブックを用いることにより製造時刻を介して、材料ユニット Mの製造に影響を及ぼすパラメータ、障害、介入制御等に対して簡単にアクセス することができる。これは操作者にとって著しく効果的な診断支援手段であって 、第2章で実例に基つき説明する。
重要なことは品質管理検査のために行われるリンク(相互、結合関係)であって 、これにより障害時に当該材料に対して既に行われたすべての品質管理検査を利 用することができる。
1.6 所定の材料ユニットの経路の検出:この章では、すべての紡績機、搬送 系および保管所のログブックならびに既知の配置−例えば材料ユニットが個々の 紡績機段を通過し得る順序−に基づいて、所定の材料に関する材料流を順方向で 、つまり目下の機械から材料流の方向で、検出することができる。
1.6.1 開始状態: 対象とする材料ユニットMは、その出発点SOによって記されているものとし、 さらに機械識別符号m。
および機械pOにおける位置、ならびに材料ユニットがその場所に到来した時点 toにより記されているとする。機械moは段no内に存在する。機械識別符号 mOを介して、機械の相応のログブックへアクセスすることができる。
1.6.2 紡績機に亘っての順方向追跡:材料ユニットMが機械の受け取り場 所にある場合には、その機械を介して材料流を追跡する必要がある。
位置pOに配属されたーこれは固定的にまたは可変に位置pOに割り当てられて いるーすべての引き渡し場所p a l 、、、、、、 p a nを、機械の 構造、ならびに記憶されている割当て変更によって検出することができる。
通常、1つの受け取り場所には1つの引き渡し場所だけが配属されている。材料 ユニットMの製造に要した時間間隔は[to、tl]であり、この場合、tlは 場所SOに関する次の受け取り位置交代時点であるかまたは検査時点であり、t oは最後の受け取り位置交代の時点と等しい、材料ユニットMから生じた材料ユ ニットM a 1 、、、、、、 M a mは、以下のようにして検出される 。
すべての引き渡し位置p a 1.、、、、、p a nに関して、すべての引 き渡し位置交代を検出する必要がある。この引き渡し位置交代によって、間隔[ to、tl]でオーバーラツプする引き渡し場所内での材料ユニットの製造間隔 が生じる。
手順 1)引き渡し位置交代について引き渡し位置palを検査する: 時点toから開始して、今後行われる引き渡し位置交代のうち最初の引き渡し位 置交代を検索する。
2)引き渡し位置交代が時間間隔[:to、tll内に存在するか? 存在するならば、交代時点を交代場所とともに記憶する。
存在しないならば、交代時点を交代場所とともに記憶して、paに関する検査を 中止する。4へ進む(注:この場合、最初の交代が時間間隔(to、tl)外で 検出されており、この交代時点は、監視されている材料パケットMからさらに部 分的に製造された材料パケットに相応する)。
3)比較的長い時間期間において引き渡し場所palに関するさらに別の引き渡 し位置交代が存在するか?存在するならば、それらの引き渡し位置交代を検索し て2へ進む。
存在しないならば、4へ進む。
4)引き渡し場所panが検査されるまで、次の引き渡し場所に対して1から4 を繰り返す。
結果・材料引き渡し場所p a 1.、、、、、p anにおけるすべての関連 の引き渡し位置交代は、相応の引き渡し場所および交代時点とともに記憶される 。これらは、材料ユニットMの消費中に製造される材料ユニットMa 1 、、 、、、、 M a mをすべて記している。何故ならばその場所ならびに引き渡 し場所を離れた時点が示されているからである。
対象とする材料ユニットMが機械mOの引き渡し場所に存在する場合には、引き 渡し場所を離れる時点をログブックから直接、10以上の交代時間を有する次の 引き渡し位置交代の時点として決定することができる。
これらの情報は、搬送系に亘っての材料流追跡のために用いられる。
1.6.3 搬送系に亘っての順方向追跡:機械の配置により、いずれの搬送系 が機械mOにおける材料を受け取れるかがわかる、したがって相応のログブック を介してアクセス可能である。
材料ユニットMから生じた引き渡し材料ユニットMa 1 、、、、、、 M  a mは、その引き渡し場所ならびにそこを離れた時点により記されている(前 章参照)。
これらの月利ユニットの各々は引き渡し位置交代時点に相応する所定の時点にお いて、搬送系を介してその次の場所へ、たいては保管所へ搬送されたものである 。材料ユニットMaiに関する搬送をTiと称する。
この種の材料ユニツl−M a iに関して、搬送T iの材料受は取り場所と 同じであるその場所と、搬送Tiの受け取り時刻と同じであるその場所を離れた 時点とから、相応の記録(例えば行)を搬送系のログブックにおいて検出するこ とができる(注ニレの場合、場所も時刻も一致しなければならない、これは一義 的である)。複数個の搬送系を監視する場合には、すべてのログブックを検索す る必要がある。
これによって、後続の機械段の材料受は取り場所に相応するかないしは保管所の 材料搬入口に相応する材料受は取り場所と、後続の段(二おける相応の受け取り 位置交代時点ないし保管所搬入口に到着した時点に相応する供給時点が明らかに なる。
これは監視されているすべての材料ユニツh M a 1 。
、、、、、 M a m に対して繰り返される。
結果 この結果は、後続の機械段n−1の機械における使用場所ないし保管所の 場所、ないしはこれらの場所に到着した時点である、 1.6.4 保管所に亘一つでの順方向追跡。
保管所のログブックは搬送系のログブックと同じように構成されているので、保 管所に亘っての材料の追跡は搬送系に亘っての追跡と同じである。この場合、保 管所の使用は任意である。つまり監視されている機械段から後続の機械段への搬 送は、各材料ごとに直接、または保管所を介して行なうことができる。
この場合、搬送系の材料受は取り取り場所を介して監視されている搬送のために 保管所が使用されたか否かがわかる。使用された場合には材料追跡は、保管所お よびこの保管所から後続の段への搬送系を介して継続される。
1.6.5 機械段に亘っての追跡、使用条件の検出。
先行の機械段のログブックによって、材料ユニットM a 1 、、、、、、  M a mのために用いられた時間間隔を検出することができる。この時間間隔 は、目下のh料ユニットが受け取り場所に到着した時点と次の材料ユニットが受 け取り場所に到着した時点との間の間隔であって、材料ユニットMのための間隔 1’:tO,ilFに相応する。
結果、先行の機械段の機械に所属するすべての時間間隔をまとめることにより、 この後続の機械における材料ユニッi・Mの使用時間期間が決定される。機械の ログブックを介して、この時間期間内に有効な動作条件(機械の設定、障害、操 作者による介在制御等)を、ならびに既に行われた品質管理検査を、簡単に検出 することができる。
これとともに、対象とする材料ユニットMから製造された材料ユニットのために 最後に検査された段(nl)を使用中の使用時間、使用場所、および製造条件が 識別される。
1.5.5iJ料追跡の継続 段n Oから段nlへの材料ユニットM a 1、−、、、 Mamの搬送を追 跡する場合−この場合複数個の搬送系および保管所を通過し得るーには、その使 用場所ならびに段n1におけるその場所に到達した時点が得られる。
後続の機械段における材料ユニットM a l 、、、、、、 Mamに関する 使用#J所ならびに王の場所へ到達した時点は、開始段にお+する機械moにお ける材料パケットMに関する開始位置の情報に正確に相応する。
これらの材料ユニッl−M a iの各々の経路は、後続の段に関して検査され たばかりの段を通る材料ユニットMの経路の検出と同じようにして検出される。
この場合、手順は交代されないままであり、つまり”紡績機に亘っての順方向追 跡”の章に基づく受け取り検出、“搬送系に亘っての順方向追跡”および“保管 所にLつでの順方向の追跡”に基づく、形成された引@渡し材料パケットの材料 追跡を含む。
後続のプロセスにおいて材料がもはや使用されなかったために材料をそれ以上追 跡できない場合、以下の2つの可能性のうちから選択することができる2識別さ れた材料を検査(,7、場合番−よってはプロセスから除去することができるか 、または紡績機械全体の製造データを紡績機械の材料流をシミコレ−トするコン ピュータモデルへ転送す8ことができ、これによって、材料が材料流から取り出 されない場合に、この材料がどの機械へいつ投入されたのかを計算することがで きる。この試算は例えば、障害作用に関して不明確さが存在す2)場合に重要で ある。この場合この試算によって、先を見越した抽出検査計画を立てることがで き、これによって、許容されない品質偏芹を生じさセないようにすることができ る。
この順方向追跡は、任意の機械段において停止させることができ、遅くとも紡績 機械の終点におい工(例えばバッキング部門において)終了させることができる 。
!、6.7 結果 検査されるべき材料バケットMの経銘は、すべての材料パケットM a 1 、 、、、、、 M a mの経路の追跡により検出される。これは段に亘っての材 料流の順方向追跡(1,6,2−1,6,5)に相応する。
この手順は、順次、すべての後続の段に適用することができる(4.6.7)。
これは、紡績工場の終点までのすべての段を介して、あるいは予め設定可能な段 までのすべての段を介して行なうことができる。材料の投入場所が得られれば、 材料を検査して、必要であればそれを交換することができるし、あるいは今後の 材料流を試算することによって操作者は今後の投入場所と投入時刻を決定するこ とができる。この情報によって、サンプル抽出を前もって計画することができる 。
この結果は、検査されたすべての段の該当する機械における、材料ユニットMに 含まれる材料小部分の使用時間である。
この機械のログブックを用いることにより、使用時間を介して、材料ユニットM の使用に影響を及ぼすパラメータ、障害、介入制御等に対して容易にアクセスす ることができる。このことは操作者にとって著しく効果的な診断支援手段であっ て、第2章において実例に基づき説明する。
重要なのは、品質管理検査のために行われるリンクであって、これにより障害時 には当該材料の既に実施されたすべての品質管理検査を利用することができる。
1.7 クリーニングステーションにおける材料流追跡: クリーニングステーションにおいては、材料搬送はキャリヤで行われるのではな く、連続的な材料流として行われる。ls#材料を直接マーキングすることはで きない。何故ならばそれらのマークは痕跡を残さずに再び除去可能でなければな らないが、それにもかからず繊維流と同じ搬送特性を有するようにしなければな 特表平5−500543 (1B) らないからである。
1.7.1 原理 それにもかかわらずクリーニングステーションにおける材料流を、以下で述べる ようにして追跡し監視することができる。
各クリーニング機ならびにクリーニングステーション内の各搬送系(バイブライ ン)はそれぞれログブックを有する。その記録は一般の紡績機において記載され ているような記録に相応する。さらにこの場合、このログブックは、材料流をシ ミュレートするコンピュータ内のファイルにも相応するし、ないしはクリーニン グステーションのダイナミック特性をシミュレートするコンピュータ内のファイ ルにも相応する。これら2つのコンピュータは信号線路を介して接続されている 。
クリーニングステーション内の材料流は、ダイナミックな、連続的な、非連続的 /連続的な、または非連続的なシステムとしてモデンリングすることができる。
材料流に関連するすべてのプロセスを含む、クリーニングステーションのダイナ ミックなシミュレーションモデルは、コンピュータにおいて実施される。このコ ンピュータにおいて、その時間特性が数式で記載されており、これらの式を処理 し解くための規則が設定される。この目的で、慣用のシミュレーション用言語を 使用することができる。このモデルは入力信号として、クリーニング機の測定さ れた機械状態を受け取る。
機械状態には、機械の関連の特性がすべて記されいる。この機械状態は、以下の ようにして測定可能な以下の情報を有し得るニ ー搬入時に材料流が測定される。これは例えば容量式センサのような素子による 測定、ジェットによる圧力損失、曲管における力測定により行われる。
−例えば圧力センサ、ライトバリヤ、超音波センサ(充填レベル)または計量器 により、繊維材料保管器の内容が測定される。
一搬出時に材料流が測定される。これは例えば搬入時のような繊維塊流、または 必要に応じて非線形の補正を伴う搬出ローラ回転数の測定(回転速度計、増分値 発生器)、または搬出されるスライバの長さ単位あたりの搬出ローラ回転数およ び重量の測定により行われる。
−例えばモータにおける回転数測定、電圧測定等により機械の走行/静止が測定 ごねる7 −増分発生器または絶対値発生器、回転速度計等のような公知の部材による駆動 部(コンベヤ、搬出ローラ、供給ローラ、クリーニングローラ、針布)の回転数 。
−バイブ内の搬送速度が測定される。これは例えば送風機の回転数に依存する搬 送時間の検出、送風機の回転数の測定、または搬送方向において互いに対向して ・配置された2つのセンサ(例えば光学式、音響式センサ)の信号の相互相関分 析により行われる。
このモデルは、測定されていない材料流をオンラインで、即ち実時間に同期して 計算する。つまりクリーニングステーションモデルは、監視者の役割を果たす。
“監視者”に対する文献ニ ーComputer controlled Systems、 Theory  and Design。
Kj、Astrom、 B、lVittenmark、 Prentice−1 (all 1984−R+4elungstechnik I+ll、H,Un behauen、 Vieweg 1987このような監視者という概念は、直 接監視することのできないプロセス段へも転用することができる。
1.7.2 クリーニングステーション内のtA料流;n跡の実例: 月料の形式(品質、出所由来等)における変更が連続的ではなく非連続的に(例 えば開繊されるベールの交換時に)だけ行われるものと想定した場合、クリーニ ングステーションにおける材料形式の変更を、マークの伝播としみなすことがで きる。したがって各マークは材料形式(品質、出所由来等)の変更に相応する。
クリーニングステーションのダイナミックモデルにより、以下のようにコンピュ ータにおいてこれらのマークの伝播がシミュレ−トされる。
搬送系のシミュレーションの際になされた、マークの形成、転送ならびに管理に 関する注釈は、この場合にもあてはまる。
■)ベールオープナおよび開繊機構の位置ならびにべ−ル受は取り場所の構造か ら、どのベールが投入されているかがわかる。
2)ベール開繊機(例えば本出願人の“ユニフロツタ(Unifloc)” 機 )が新たなベールを開繊すると、コンピュータモデルにおいてマークが形成され る。このマークは、開繊されたばがりのベールの識別符号、および必要に応じて 例えばこのベールに間するベール開繊機構の位置のようなその他の情報を有する 。開繊機のログブックには、機械を離れた時点および場所、ならびにマークに付 加された情報を記憶する。
3)このマークは、搬送パイプのモデル(例えば遅延素子ないしマークメモリ) へ供給される。相応の存在する搬送系(パイプライン)が作動中であれば、この マークは単に搬送されるだけである。
搬送パイプモデルを離れる際、マーク番号、マークの到来時点、到来場所、退出 時点、退出場所がパイプのログブック内へまとめて(例えば1行で)記憶される 。
4)後続のクリーニング機はこのマークを受け取る。
このクリーニング機が繊維材料保管器を有していない場合(例えばモノローラク リーナ)、そのコンピュータモデルは基本的にバイブラインに相応する。
このクリーニング機が繊維材料保管器を有している場合には、コンピュータモデ ルはマークメモリを有する。このメモリにおける滞留時間は、マーク到来時点に おいて記憶されている材料の量に、ならびにマーク到来時点からの材料取り出し 量に依存する。これらの量は、測定されるか、見積もられるか、他の測定から算 出されるか(例えば監視者、制御理論参照)、または予め固定的に設定される。
さらにこの機械には、例えばユニミックス(Unimix)におけるダブリング のようなその他の搬送プロセスも存在し、これらも同様に(例えば遅延時間、コ ンベヤベルトとして)モデリングされる。分岐の際、(例えばユニミックスにお いて)マークは相応の個数nの複数個の同一のマークに分割される。この場合、 このようにして形成されたマークにより表わされる材料量(′″重量″)は、1  / nになる。
マークが機械を離れる際、マーク番号、マークの到来時点、到来場所、退出時点 、退出場所が機械のログブック内にまとめて(例えば1行で)記憶される。クリ ーニング機械のログブックは、材料流情報に関するかぎり搬送系のログブックと 同じである。
マークが機械においてn個の同一のマークに分割された場合、このようにして形 成されたマークの各々は、機械から退出する際に独自のマークとして扱われ、し たがってログブック内において1つの記録となる。その際、n個のすべての記録 は同じ到来時刻および同じ到来場所を有する。
5)このマークは、それが相応の経路を経てカードに達するまで転送される。マ ーク番号および到来場所ならびに到来時刻が、相応のカードのログブック内に記 憶される。
注:マーク番号の記憶は任意であり、このプロセスの機能動作にとって重要では ない。搬送系シミュレーションでなされたマーク転送に対する注釈は、この場合 にもあてはまる。
重要なことは、コンピュータにおけるマークの転送が、存在するクリーニングス テーションにおいて生じるプロセスに依存することである。コンピュータモデル における時間は、実時間に同期して進行し、これはコンピュータモデルにおける 時間が実時間よりも進んでいる試算と対照的である。
例えばACSL、 SIMSCRIPT Il、5、MODSIMのような最新 のシミュレーション用言語によって、概略的に示した上述の設計技術思想が支援 される。
1.8 クリーニングステーションにおける材料流追跡と、準備ステージおよび 紡績機械における材料流追跡とのリンク。
クリーニング機のログブックは、材料流追跡に関するかぎり、搬送系のログブッ クに相応する。
逆方向追跡の際、カードへの到来時に以下の状況が生じる。監視されている材料 ユニット(この場合にはケンス)は、時間間隔[:t−1,to]で引き渡し位 置において形成される。これによりカードのログブックを用いて、この時間間隔 内に到来したすべてのマークM k 1〜M k nを検出することができる。
これらのマークMkiの各々に関して、もはやカードへの到来時間は明らかであ る。したがって、搬送系に亘っての逆方向追跡において既に生じたような状況が 得られ、そこに記載されたプロセスにしたがって材料の逆方向追跡が行われる。
順方向追跡の場合、カードに到達するまで“搬送系に亘っての順方向追跡”にお いて記載した手順が用いられる。カードにマークが到達する時点をt】とする。
そして当該カードのログブックにおいて、時点t1がその製造間隔内にあるよう に材料ユニットを決定する。
この材料ユニットの情報、その製造場所およびその場所を離れた時点によって、 第1.6章に記載された手順を、材料流のその後の追跡に用いることができる。
この手順は、製品交換の伝播の決定にとりわけ適している。
すべてのクリーニング機械を詳細には対象としない場合、相応の機械ないしパイ プラインにはログブックが与えられない。この場合、その他の機械およびバイブ ラインのログブックへの記録は、監視されていない機械をカバーする。つまり例 えばベールオープナ(ユニホック)および混合機(ユニミックス)だけを対象と すればよい。何故ならばそれらにおいてだけ、ダブリングのような長いプロセス が行われるからである。
したがって混合機までのすべての機械がベールオープナに割り当てられる。つま りマークが混合機に到着してはじめて、そのマークはベールオープナを離れる。
そして混合機からカードまでの機械(よ、先行の手順と同様にして混合機に割り 当てられる。
2、診断支援: 材料流追跡は主として以下の目的に用いられるニー直接材料流センサを用いるこ とのできないプロセス段(例えばクリーニングステーション)においても、搬送 過程の見通しのよい表示。
一障害原探索時の支援(位置特定、欠陥のある製造ユニットの検出)。
一陣害を受けた材料の識別(損害の制限)。
−許容偏差の作用影響を監視するための抽出検査計画における支援。
診断は、対象とする個々の材料ユニットに対しても、また複数個の材料ユニット から成るグループ全体(例特表平5−500543 (20) えばポビンに巻回されたすべてのコツプ)に対しても実施することができる。
代表的な紡績機械に対して次のことがあてはまる:紡績機から出発して材料流を 逆方向で監視する場合、通常、第2工程のドローフレームないし最終ドローフレ ームまで、材料流は分割されない。典型的には、コツプは(場合により2つの) 組糸ボビンから成り、それは典型的にはさらにフライヤの受け取り場所における ケンスから成る。原因がフライヤないし紡績機にある障害は、コツプに直接作用 を及ぼす、その場所を特定するために、1つまたはいくつかのコツプの逆方向追 跡で十分である。
ドローフレームからは、材料流は複数に分割される。
第2工程のドローフレームないし最終ドローフレームにおけるケンスは、受は取 り場所における複数個のケンスからダブリングを行なうことにより形成されてい る。さらにこのケンスは、コーミングされた糸が製造される場合には、それ自体 、第1工程のドローフレームで製造された複数個のケンスに由来する複数個のラ ップから形成されたものである。第1工程のドローフレームの引き渡し場所にお けるこの種のケンスは、種々異なるカードにおいて製造された受け取り場所にお ける複数個のケンスから形成されている。個々のベールから成る材料パケットは 、それらがカードに到達するまでに、クリーニングステーションにおける混合プ ロセスで十分に混合されたものである。
原因が第2工程のドローフレーム、フライヤまたは紡績機の動作条件にはない障 害の位置を特定したいならば、一般的に単一の材料ユニット(コツプ)の逆方向 追跡では不十分であり、障害のある多数の材料ユニットを逆方向追跡する必要が ある。それらの結果がまとめられて、それぞれ機械(製造プロセス)ごとに表示 される。これによって材料が混合されているのにもかかわらず、障害個所を特定 することができる。
このような材料流追跡に基づく材料ユニット追跡のための典型的な診断支援の一 例が第3図に示されている。そこには実例として診断過程が示されている:コー マにおいて巻き付きが発生した場合、操作者は必要に応じて監視システムにより 警告を受けて、障害診断用の支援システムを要求する。
1)材料流追跡システムは、1.5〜1.7に記載したように、材料流をベール オープナまで逆方向で追跡する。検査される材料の製造時刻が評価されて、操作 者に対してグラフィックでまたはテキスト情報として表示される(画面1および 2)。
これと同時に、いずれの時点において材料流がどの機械に到着したのであるかを 推測して示す試算を行なうこともできる(画面1)。
2)操作者は”ドローフレーム1、機械1″に関するグラフィック表示を選択す る(画面2)、ダブリングが行われたために、コーマの搬出口における材料ユニ ットは、“ドローフレームl、機械INおよび”ドローフレームl、機械2”と いう複数の機械により製造された種々異なる材料ユニットにより形成されたもの である。何故ならばダブリングが行なわれたからである。操作者は、′ドローフ レーム1、機械1″における関連の材料ユニットの製造時に巻き付きの発生によ って多数の機械停止状態が発生したことを知る。
3)操作者は、“ドローフレームl、機械1″のログブックを表示させる。推測  誤った材料の流入(画面3)。
4)操作者は、ドローフレーム受は取り場所の出所由来を表示させ、カード6か らのケンス−これは誤りである−を見つける(画面4)。
5)操作者はこのケンスから出発して、コーミングステーションを通って材料流 を順方向に追跡し、これによってドローフレームの第2工程において形成された ケンスを見つけ出す(画面5)。
6)さらに操作者は、これらのケンス、それに係るコーマにおける巻き付き、な らびに”ドローフレーム1、機械1″における誤ったケンスを除去させる。
この実例は、材料流追跡に基づき構成された診断システムの可能性を図示するた めに用いられただけであって、この種のシステムのすべての特性的特徴点を示す ものではない。
3、障害動作の検査: 前述の材料追跡の欠点は、隠蔽状態下での妨害干渉またはコンピュータの故障時 に、情報の一部が破壊されるかまたは誤った情報が生じることである。このこと を回避する目的で、またはその影響を制限する目的で、一連の対策がとられてい る。
3.1 起こり得る障害: 2つの主要な障害が存在するニ ー材料流をシミュレートするようなコンピュータへの妨害干渉の通報なしで、隠 蔽状態下の介入制御が不本意に行われている。この場合、もはや材料流を追跡す ることはできない。何故ならばコンピュータでシミュレートされる材料ユニット と実際に存在する材料ユニットとの対応付けは、もはや正しくないからである。
−材料流をシミュレートするコンピュータの故障。永続的には記憶されることの ないデータ、ならびにプログラムシーケンスにおける状!!l(ステータス)が 失われしまう。
3.2 障害検出および除去の原理 3.2.1 隠蔽状態下の介入制御の場合:コンピュータに対して相応の通報な しで行われる、隠蔽状態下のいかなる介入制御も基本的に禁止されている。
紡績機、搬送系、および保管所の構造によって、システムに対するこのような隠 蔽状態下の介入制御の可1S表平5−500543 (21) 飽性は、できるかぎり制限されなければならない。
最・新の紡績機の場合、このことは比較的簡単に実現する゛ことができる。何故 ならばすべての操作は機械制御により行われるからである。引き渡し場所(例え ばケンス引き渡し場所)にセンサが設けられているか、またはそれらを機械制御 によってのみ操作可能であれば、それによって搬送系への引き渡しも監視可能で ある。実際のウィークポイントは、中から簡単にキャリアが取り出されたり、交 換されたり、またはキャリアが追加される可能性のある搬送系および保管所であ る。
紡績工場内におけるすべての搬送過程が材料追跡に結び付けられている場合、材 料ユニットの不当な取り出しを検出できれば十分である。何故ならばいずれかの 場所に加えられるいかなる材料ユニットも、別の場所において取り出されたもの だからである。
システムに対して許可された介入制御を行なう場合には、その実行がコンピュー タへ通報され、秩序正しく処理されてはじめて許可されるように注意しなければ ならない。
残された介入制御を、3つの方式で検出することができる: I)材料ユニットの取り出しく#去)の検出:材料ユニットの取り出しを以下の ようにして検出することができる。
a)時間監視によるもの: 材料ユニットが取り出されても搬出されなければ、搬送系のシミュレーションに おいてそのユニットに配属されたマークの滞留時間が所定の値を上回る。
搬送系ないし搬送部材の時間監視によって相応の警告が発せられる(1.2.3 および1.2−5参照)。
b)状態監視のエラーメツセージによるもの・材料ユニットが取り出されると、 コンピュータにおけるシミュレーションでは、搬送されたばかりの材料ユニット に関して実際よりも1つだけ高い(大きい)状態が示される。実際に存在する搬 送系の蓄積容量にまだ達していなければ、次の搬送を受け入れることができる。
その際にシミュレーションにおいて、既に満たされている搬送系に対してさらに 新たにマークを追加しようとする。この場合、状態監視によって警告が発せられ て相応の過程が阻止される(1.2.3および1.2.5参照)。
C)状態監視によるもの: 状態監視によって、搬送系ないし搬送部材のシミュレーションにおいて存在する 搬送過程(マーク)の数が示される。これにより、シミュレーションにおいて存 在する搬送系の数は常に既知であって、それを実際の数と比較することができる 。
2)材料ユニットの追加の検出 上述のように、材料ユニットの除去の検出で十分であり得る。材料ユニットの追 加は以下のようにして検出される: a)状態監視のエラーメツセージによるもの:材料ユニットが追加されると、コ ンピュータにおけるシミュレーションによって、搬送されたばかりの材料ユニッ トに関して実際よりも1つだけ低い(小さい)状態が示される。シミュレーショ ンにおいて搬送(マーク)の数がゼロになっても、さらにもう1つの材料ユニッ トないしマークを取り出そうとする可能性がある。この場合には状態監視によっ て警告が発せられ、相応の過程が阻止される(1.2.3および1.2゜5参照 )。
b)状態監視によるもの: この手順は、取り出しの検出の際に記載した手順と同じである。
3)材料ユニットの入れ替わりの検出:取り出しが検出されなければ、隠蔽状態 下の入れ替えも検aできない。この場合、r隠蔽状態下のノとは、入れ替わりを 生じさせた材料搬送によっても材料追跡システムへ通報されず、したがって捕捉 検出できないことを意味する。
センサをテストするために簡単な手順がある。この場合、所定の順序ですべての センサが手動または自動的に操作される。これによってセンサが障害の原因であ るか否かを決定できる。
3.2.2 コンピュータの故障の場合。
コンピュータが故障した場合、永続的には記憶されないすべてのデータが失われ る。これにより材料流のコンピュータシミュレーションは、目下行われているプ ロセスに関する情報を失う恐れがある。
このことは種々の方法で回避できる。
1)コンピュータにおけるシミュレーションのシステム状態のいかなる変更も永 続的なデニタ担体(”ファイル”と称する)に記憶される。これは、材料追跡シ ステム全体に対して行なうことができるし、あるいはそれらのすべての搬送系つ まり相応のメモリ領域に対しても行なうことができる。
出発点。
コンピュータにおけるシミュレーションのシステム状態が変更されたとする(例 えば1つの材料ユニットが搬送系へ収容されたとする)。
手順ニ 一送信側はその情報を(例えばライトバリヤ信号)をコンピュータへ送信する。
−その情報からコンピュータはシステム状態の変更を算出し、それをバッファに 記憶するが、まだ最終的なメモリ領域には記憶しない。
−”ファイル”内の情報を新たな情報と書き替える。
−新たなシステム状態から検査合計を算出する。
−検査合計を書き込む。これにより不完全なまたは不正確な書き込み過程をあと から検出できる。
−バッファの情報を最終的なメモリ領域へ転送する。
−システム状態の変更を受領確認する。これにより情報の送信側に対して処理の 成功が通報されて、送信側は情報の送信を終Tする。
一作業を継続する。
この手順によって、情報損失が十分に回避され、そうでない場合には障害の検出 (検査合計)が可能になる。この場合に、障害発生後に動作を自動的に継続した ければ、第2章に記載されているように、直前のシステム状態だけでなく最後か ら2番目のシステム状態も記憶する必要がある。しかしこの方法はいくっがの欠 点を有する。
一通報の送信側(例えばセンサ)とコンピュータとの間に双方向接続路が設けら れていなければならない。
−いかなる状態変更も記憶しなければならないので、さらに永続的なデータ担体 へのアクセスはおそいので、この方法は著しく緩慢である。
2)材料追跡システムのシステム状態を表わしているすべての情報は、不揮発性 メモリ(例えば不揮発性RAM)に直接記憶される。
この場合、現在のシステム状態ならびに直前のシステム状態が常に記憶されてい る。
各通報(センサ信号)の受領は、その使用前に、またその使用下で適正な処理実 行を行なう前に、手順記録体(レコード)に記憶される。つまりこの記憶は、新 たなシステム状態の記憶後にはじめて行われる。通報の処理はシーケンシャルに 行われる。つまり次の通報は、先行の通報の処理が完了してはじめて処理するこ とができる。並列したプロセスに対しては、各々のシーケンシャルな分岐に対し て以下の手順が適用される。
手順ニ ー通報が到来する。
一通報の識別符号の情報をもとに手順記録体に通報の受領を証人格納する。
一システム状態の変更を算出し、それに必要なアクションを実行する。
一記憶されている2つのシステム状態のうち古い方を新しいシステム状態と書き 替える。
−通報の識別符号の情報をもとに手順記録体に適正な処理実行状態を証人格納す るか、または通報の受領に関するエントリを消去する。
一作業を継続する。
この手順記録体から、すべての通報を障害の前に秩序正しく処理することができ たか否かがわかる。処理できた場合には、コンピュータ故障の発生後に直前のシ ステム状態で動作を継続させることができる。処理できなかった場合には、コン ピュータ故障の発生後、記憶されているシステム状態のうち古い方を用いて動作 が継続される。この場合、秩序正しく処理できなかった通報は自動的に、つまり コンピュータ自体においてもう1度形成されて処理される。
このような第2の方法は第1の方法に比べて以下のような利点を有するニ ー通報の送信側(例えばセンサ)とコンピュータとの間に双方向接続路は不要で ある。
一手順記録体の記憶はファイルに、または同様に不揮発性RAMに記憶すること ができ、この場合、最後の通報の受信および秩序正しい処理だけが記憶される( 所要メモリ)。
一障害後の動作の継続を自動的に行なうことができる。
−二の変形実施例の方が著しく速い。
3.3 材料流追跡システムの障害時の診断支援:2)の方法を使用する場合、 障害後の動作の継続を自動的に行なうことができる。
時間監視ないし状態監視により警告が発せられると、材料流追跡システムのシス テム状態、相応のログブックおよび警告の表示により、使用者は障害の位置特定 に関して支援される。
4、第4図〜第10図に基づく、本発明の装置の実例の具体的な説明 通常、材料流追跡のためのデータはただ1つのコンピュータに記憶されるーこれ は基本的には可能であるとしても−のではなく、紡績工場の種々異なる領域のた めに配属された複数個の個々のコンピュータにおいて記憶される。例えばここで 用いられている複数個のコンピュータを、ドイツ連邦共和国特許第392477 9.1号明細書のシステムに相応して分配することができる。つまりベール保管 所、クリーニングステーション、準備ステージ、紡績機械およびボビン保管所の 領域の各々に対してそれぞれ1つのコンピュータが設けられており、その際、“ ベール保管所”領域のためのコンピュータと”クリーニングステーション7領域 のためのコンピュータとを、また、′ポビン保管所“領域のためのコンピュータ と“紡績機械”領域のためのコンピュータとを、何の問題なく同じものとするこ とができる。つまり具体的な事例では、それらを1つのコンピュータで構成する ことができる。さらにラボラトリコンピュータを設けることもでき、これを個々 の領域コンピュータと接続することができる。プロセスコンピュータと見なし得 るすべての領域コンピュータは、それよりも高い階層レベルにおける動作管理コ ンピュータと接続されており、その際、材料追跡はこの動作管理コンピュータか ら行なうこともできるし、あるいは相互接続された複数個のプロセス管理コンピ ュータの個別の各コンピュータから行なうこともできる。
個々のコンピュータの詳細な設計およびそれら相互間の接続は、ここには示され ていない。何故ならばそれらは任意に構成することができるからであり、また、 鎮状に接続された複数個のコンピュータの相互接続は、この分野における当業者 が頻繁に直面する課題であり、したがってそれ自体よく知られているからである 。
第4図に基づき単に一例を示す。この場合、クリーニングステーション用の領域 コンピュータ100が準備ステージ領域用のコンピュータと共働する様子が示さ れており、この場合、準備ステージ領域のための領域コンピュータは紡績機械の ためにも配属されている。
図面かられかるように、クリーニングステーション領域のコンピュータ100は 、ブロック104に示されているように、クリーニング機械とカードのセンサお よび/またはコンピュータと接続されている。個々のクリーニング機械とカード のコンピュータは通常のコンピュータであって、それらは個々の機械およびカー ドを制御または調整するために設けられている。
センサないし接続されているコンピュータの信号はバス例えば106を介してl 10−ユニット108へ、つまりコンピュータ100のマイクロプロセッサ11 0と接続されているインターフェースへ供給される。その際このマイクロプロセ ッサは、(図示されていない)別のバス線路を介してメモリ領域112と通信を 行なう。このメモリ領域112は、クリーニングステーションにおける材料流を 計算によりシミュレートするためのプログラムを含むROMメモリと、センサな いし接続されているコンピュータから到来するデータを受信するRAMメモリと を有する。さらに付加的に”不揮発性RAM’の形式の固定メモリ、ハードディ スクの形式の大容鳳メモリ、フロッピーディスクドライブまたは磁気テープを設 けることもできる。さらに(図示されていない)別のバス線路を介してマイクロ プロセッサは、ディスプレイ114、キーボード116およびプリンタ118と 通信を行なうことができる。メモリ112のROM領域に記憶されているプログ ラムは次のように構成されている。即ちこのプログラムによって、クリーニング ステーションおよびカードならびにバス106とキーボード116を介して入力 されたデータの必要なログブックが形成される。その際ログブックは、参照符号 120で識別されて映像により表示される。実際にはこのログブックはメモリ内 のファイルであって、必要に応じてそれらをディスプレイで閲覧することができ 、さらにプリンタ118によって印刷することができる。
この場合、準備ステージ用のコンピュータ102は、はじめに述べたように紡績 機械領域のためにも配属されている。このコンピュータはコンピュータ100と 全(同じように構成されているので、個々の部分について2度記載する必要はな い。ここでは次のことを述べおく。即ちブロック122で示されているように、 このコンピュータIQ2も、準備ステージまたは紡績機械における紡績機および 搬送系のセンサないしはコンピュータからデータを受け取り、その際、それらの データはバス124およびl10−ユニット(インターフェース)125を介し てマイクロプロセッサ126へ供給され、メモリ領域128内に記憶されたプロ グラムによって処理されて、それぞれのメモリへ格納される。ここでも必要なロ グブックが形成される。それらのログブックは130でシンボリックに示されて いる。
コンピュータ100に相応してコンピュータ102もディスプレイ132、キー ボード134およびプリンタ136を有しており、このことによって記憶され収 容されたデータないしログブックあるいはキーボードで入力された命令等を印刷 することができる。
さらに線138によって、バス140を介して相互に通信を行なう両方のコンピ ュータ100.102を単一のコンピュータに統合できることが明示されている 。さらに別のコンピュータをコンピュータ100および102に接続する構成は ここには示されていないが、これは同様にインターフェース108および125 を介して行なわれる。このことは同じプロセス管理レベルのコンピュータに対し ても、動作管理コンピュータに対してもあてはまる。
第5図には、材料受は取り場所150から材料引ぎ渡し場所152へ延在する搬 送系がより詳細に示されている。
この実施例の場合、空のキャリアが分配位置154から材料受は取り場所へ搬送 されて、そこにおいて材料が充填される。このことは矢印156で示されている 。その後、満杯のキャリアは黒い矢印158に応じてブロック160内に図示さ れている搬送系を介して進む。なお、この図は第1図における図面の表わし方と 同じ形式を用いて描かれている。この搬送系は搬送通路と分岐により構成されて いることがすぐにわかる。
この搬送系の終点において、満杯のキャリアが材料引き渡し場所へ搬送される。
このことは矢印162で示されている。ここで材料は満杯のキャリアから取り出 され、矢印164に応じて後続のプロセス段(1つまたは複数個の処理機械)ま たは他の搬送系へ引き渡される。そして空のキャリアはキャリア収集場所166 へ移動し、続いて選別されて(クリーニング、糸の残りの除去等が行われ)検査 され、さらにキャリアの分配場所154へ引き渡される。この実施例の場合、空 のキャリアの帰還搬送は搬送として検出されない。つまりこれは材料流追跡にと っては重要でないからである。しかしながら、例えば空のキャリアの不足が決し て生じないような安全策をとりたい場合には、この帰還搬送を検出することもで きる。
冒頭で述べたように、搬送系がコンピュータにおいてシミュレートされる場合、 材料受は取り場所と材料引き渡し場所との間の搬送状態に関してログブックが形 成される。このことは図面上部に170で示されている。
ログブック170の形成を行なわせる、搬送系における材料流のシミュレーショ ンは、ブロック172に図示されている。この場合、第5図右上部の点線で囲ま れたブロック172は、第5図の中央において同じ番号の付されたブロックの拡 大図である。このブロック172は、右上部に示されているように、第5A図に おいてさらに大きなスケールで描かれており、その際、コンピュータによるシミ ュレーションは、第6図においてさらに詳細に示されている。
まず次のことをはっきりさせておく。即ち、搬送通路と分岐とにより構成された 搬送系は、実際の搬送系において可能な流れを反映している。つまりこの搬送系 は2つの入口150と2つの出口(2つの材料受は取り場所と2つの材料引き渡 し場所)とを有する。搬送系の流れ方向で見ていくと、この搬送系は2つの搬送 通路10を有しており、それらは2つの材料受は取り場所150を分岐32の2 つの入口と接続している。
この場合、この分岐の出口はその先の搬送通路1oの入口と同一である。分岐3 2の出口は、その先の分岐32の搬入側に位置している。この場合の分岐32は 1つの入口しか有していないが2つの出口を有している。この場合、各々の出口 はさらにそれぞれ1つの搬送通路10へ導かれている。最後に述べた両方の搬送 通路10の出口は、それぞれ材料引き渡し場所152を形成している。
材料流を検出する目的で、つまり搬送系に沿った物理的なキャリヤの動きを検出 する目的で、種々のセンサが設けられており、さらにこの場合、個々の点線によ って、センサが搬送系に設けられている位置と、コンピュータにおけるシミュレ ーションのためにそのセンサの出力信号が供給される様子とが示されている。
コンピュータにおけるこのシミュレーションは、第1B図と第1D図に示されて いるシミュレーション図式によって構成されていることはすぐに確認できるので 、この図を詳細には説明しない、かなりのセンサは同一のものであることも重要 である。例えば最初の(左側の)搬送通路10の搬出側端部におけるセンサと最 初の(左側の)分岐32の搬入口におけるセンサとは同一である。それぞれ同一 であるセンサは、第6図において点線で周囲を囲まれている。
第7図には、センサがどのように懸垂式コンベヤシステムに配置されているかが 示されている。この懸垂式コンベヤシステムは、コーミング準備処理機(Rie ter Unilap)からコーマの受け取り場所における材料受は取り位置ま で案内されている。
コーミング準備処理機の製品はいわゆるラップであって、つまりこのシステムに おいて各々のキャリヤはラップチューブの形を有している。
この場合、コーミング準備処理機の引き渡し場所において個々のラップが形成さ れる。それらの受け取りは搬送系の材料受は取り場所と同じであるので、受は取 りを検出するためには(ここではSで示されている)ただ1つのセンサしか必要 ない。この懸垂式コンベヤシステムの場合、4つのラップから1つの車両が形成 されており、この車両は懸垂式コンベヤシステムに沿って走行していく、4つの ラップで1つの車両が形成されるので、この車両の通過を検出するためには、左 から右への搬送系の経路における1つの別のセンサS2で十分である。
この別のセンサS2のあとに1つの分岐が設けられている。つまり車両は左へま たは右へ走行することができ、このことは個々のセンサS3およびS4により検 出される。次にこの車両はこれに続く複数の搬送通路に沿って移動し、さらに次 の分岐においてそれらの搬送通路を離れる。この場合、どの車両がどの搬送通路 からこの分岐へ走行していくのかを検出するために、この分岐の2つの入口に別 のセンサS5およびS6が設けられている。車両がこの分岐を離れたことはさら に別のセンサS7により検出される。次に再び単一の搬送通路10が続いている 。この搬送通路の終点には別の分岐32が設けられており、この場合には3つの 出口を有する。これらの出口は個々のコーマを表わしている。車両がこの分岐3 3に到来したことはセンサS8により検出され、さらに別のセンサS9〜SLI によって、車両が分岐から出たか否かおよびそれがどこで出たかが検出される。
次にこの分岐の3つの出口には3つの別の搬送通路10が設けられており、その 搬出側にはセンサS12〜S14が設けられている。
これらのセンサは同時に、3つのコーマの受け取り場所におけるセンサを形成し ている。この搬送系のシミュレーションはコンピュータ180により行われ、こ のコンピュータはバス182を介して複数個のセンサと接続されている。このコ ンピュータ180は第6図のシミュレーションと同じようにしてシミュレーショ ンを実施し、ログブックを作成する。このログブックのファイルは第2A図およ び第2B図と同じようなものである。
コンピュータ180はl10−ユニット(インターフェース)186、メモリ1 88、および必要に応じてキーボードとディスプレイ190を有している。さら にコンピュータ180はバス192を介して材料流シミュレーション用コンピュ ータ194と通信を行なう。
このコンピュータは、例えば動作管理コンピュータによって構成することができ る。
第8図には、紡績機例えばフライヤまたは他の形式の紡績機における材料流シミ ュレーションの様子が示されている。
この概略図から、スライバ200の形状の材料がケンス202の形状のキャリヤ から取り出され、紡績機204によって組糸206が紡出されることがわかる。
機械204がオーブンエンド紡績機であれば、もちろん組糸ではな(糸が形成さ れる。したがって、ケンス202は処理機械204の受け取り場所に置かれてお り、製品ここでは粗糸ボビン206は紡績機の引き渡し場所に配置されている、 ということができる。
場合によっては受け取り場所を監視する目的でセンサS15を設けることができ るが、処理機械の前に搬送系が配置されているときには、必ずしもこのセンサは 必要とされない。何故ならば搬送系の出口におけるセンサによって、受は取り場 所を監視するためのセンサを代用することができるからであり、つまりそれらの センサを同一のものとすることができるからである。
機械状態を検出する目的でさらに別のセンサS16〜S19が設けられている。
この場合、巻き付き、スライバ破損、供給速度、ドツフィック点等を検出する公 知のセンサが用いられる。
センサS15の信号は、シミュレーション用コンピュータへの破線で示されたバ ス210を介して、フライヤの手前に配置された搬送系へ導かれ、同時にバス2 20を介してフライヤにおける材料流をシミュレートするためのコンピュータ2 22へも導かれる。この場合、このコンピュータは、同時にフライヤの制御用に も用いられる。
通常のように、このコンピュータ222は、マイクロプロセッサ224、l10 −ユニット226、メモリ228、および選択的にキーボードとディスプレイ2 30を有している。またセンサS16〜S19の信号も、バス220を介してコ ンピュータ222へ導かれ、コンピュータ222は、第2D図の実例によるフラ イヤのためのログブック232を形成する。
この場合、コンピュータ222のメモリ内に含まれる、つまりログブック232 に含まれるデータおよびファイルを、動作管理コンピュータ194によっても評 び出すことができ、その際、このコンピュータは)くス234を介してコンピュ ータ222と通信する。
参照番号236によってさらに別のバスが示されており、このバスを介してコン ピュータ222が別のコンピュータと、例えばボビン保管所領域のために配属さ れているコンピュータと接続されて1Aる。
さらに第9図には、カード240から満缶ケンス保管所および自動ケンス搬送シ ステム224を介してドローフレーム246への材料流追跡が示されてbXる。
カード240は、シュートフィーダ248へ充填されている繊維塊をカードスラ イバになるよう(こ処理し、これはケンス250に収容される。
カード自体には、機械状態を検出するための公知のセンサが取り付けられている 、例えばスライバ破損、供給速度、繊維塊ストック等を監視するセンサが取り付 けられている。これらのセンサは、ここではカードの搬出口における引き渡し場 所を監視するためのセンサS23で表わされている。この場合、例えばライトバ リヤまたは接触センサを用いることができる。カードのセンサ信号は、つまりセ ンサS20〜S23のセンサ信号は、コンピュータ252へ導かれ、しかもこれ はバスまたは基線254を介して導かれる。この場合、このコンピュータは例え ば1つないし複数個のカードを制御するためのコンピュータとすることができる が、あるいはクリーニングステーションの全領域のためのプロセス管理コンピュ ータとすることもできる。
これまでの実例に相応して、このコンピュータはマイクロプロセッサならびにl 10−ユニット254およびメモリ256を有しており、さらに参照番号258 により示されているように必要に応じてキーボードとディスプレイを装備するこ ともできる。マイクロプロセッサは既述のようにして、カードにおける動作シー ケンスのシミュレーションを実行し、その際にカードにおける材料流経過に関す るログブックを形成する。そしてこのようにして検出され記憶されたデータおよ びファイルは、動作管理コンピュータ194によって)くス260を介していつ でも呼び出すことができる。
カード240により形成されたケンス250は、まず最初に満缶ケンス保管所2 42へ搬送される。この場合、既に述べたように保管所は搬送系とみなされ、配 属されたコンピュータ262によって、保管所内へのケンスの動きと保管所から のケンスの動きに関するファイルが形成される。相応のログブックないし相応の ファイルは264で示されている。このログブックは例えば第2E図に相応して 取り扱うことができる。
カードの搬出口におけるセンサS23で同時に、満缶ケンス保管所の搬入口セン サも形成することができ、このことは通常あてはまるので、相応のセンサには同 じ参照番号が付されている。
満缶ケンス保管所の搬出側にもセンサS24が設けられており、両方のセンサS 23およびS24の信号と、保管所が複数個の搬送通路(および/または分岐) を有するときにおそらく設けられる別のセンサの信号は、信号線路(パス)26 6を介してコンピュータ262へ供給される。
コンピュータ262はその基本構成において第7図のコンピュータ180に相応 しており、パス268を介して同様に動作管理コンピュータ194に接続されて いる。材料引き渡し場所つまり満缶ケンス保管所の搬出口において、ケンスは2 つ1組でケンス搬送車両270へ積み込まれ、ドローフレーム246へ搬送され る。この車両270は、例えば車両の動作状態例えばバッテリ充電状態を検出す るS25のようなセンサを有しており、さらに、ケンスに係る動作(例えば所定 の個数のケンスの積載)を監視するS26のようなセンサと、さらに走行距離を 検出する距離測定センサS27のようなセンサを有している。これらのセンサの 信号はこれまでのように信号線第二二では272を介して、ここでは車両コンピ ュータと称されるコンピュータへ導かれ、実施された搬送過程に関するファイル が作成される。車両コンピュータは車両の動作制御のためにも設計されている。
自動的な搬送系によってケンス250はドローフレームへ引き渡され、その際、 ドローフレームの受け取り位置は相応のセンサによって、ここでは828〜S3 1によって監視される。このドローフレームも機械状態を検出するセンサを、例 えば巻き付き、スライバ破損、供給速度、スライバ重量等を検出するセンサを有 しており、これらはセンサS32〜S35で表わされている。さらにドローフレ ームの搬出口において、つまり引き渡し位置において、さらに別のセンサ、例え ば引き渡し位置を監視するためのセンサS36、が設けられている。この場合に もセンサの信号は、信号線第二二では276を介してコンピュータ278へ導か れ、このコンピュータはドローフレーム内の材料流経過をシミュレートし、例え ば第2C図のパターンにしたがってログブック280を作成する。
コンピュータ278もパス282を介して、同様に動作管理コンピュータ194 と接続されている。
コンピュータ262.274および278、および場合によっては252も、や はり1つのコンピュータで代用することができる。例えば準備ステージ領域用の プロセス管理コンピュータで代用することができる。
しかし個々にコンピュータを設け、パス286を介してそれらのコンビコータを 上位の搬送系コンピュータ286と適切に接続することもできる。そしてこのコ ンピュータ286は、搬送系全体に関するログブックを作成する。実施された搬 送過程に関するデータをコンピュータ262と278が受信するかわりに、相応 のパス292と294を介してコンピュータ286を直接、満缶ケンス保管所の 搬出口センサと、ドローフレームにおけるケンス受は取り位置を監視するための センサとに接続することができる。さらにこのコンピュータ286は、パス29 6を介して動作管理コンピュータ194と通信する。
最後に第10図には、ベール開繊から混合までの材料流追跡が示されている。
この概略図には300でベールオープナが、302で送風機が、304で材料流 センサが、さらに306で混合機が示されている。ベールオープナ300の受け 取り位Iにあるベール308は、開繊ローラ310により開繊され、その際、セ ンサS37は開繊ローラの回転数を測定する。別のセンサS38は開繊されたば かりのベールの受け取り場所(左または右の受け取り場所)を検出し、他方、位 置センサS39およびS40は、ベール開繊機構の現在位置を水平および垂直方 向で検圧する。これらのセンサの信号は信号線路312を介して、必要に応じて ディジタル信号に変換されてから、スライバオープナの動作を制御するマイクロ プロセッサ314へ供給される。この場合、動作管理コンピュータ194はセン サ信号からのデータを使用することができ、このコンピュータはパス316を介 してマイクロプロセッサ314と通信する。
ベールオープナにより摘出された繊維塊は、送風機318の吸い込み作用によっ てバイブライン320を通って吸い込まれ、別の搬送路322によって材料流セ ンサを経て混合機306へ導かれる。
送風機318には、例えば回転数測定用のセンサS41が、例えば回転計、コメ ント発生器等が取り付けられており、このセンサの信号は信号線路326を介し てコンピュータ194へ伝送され、これは場合によっては中間コンピュータ例え ばクリーニングステーション用の領域コンピュータを介して伝送される。
材料流センサ324は2つの別個のセンサ341および343を有しており、こ れらのセンサは繊維塊の貫流をkg/分で検出する。これは例えば、センサにお いて繊維塊を容量的に検出することにより行なうことができ、さらに速度測定は 、間隔Sだけずらされた2つの測定点の信号を相互相関分析することにより行な うことができる(光学式または音響式センサ)。これらのセンサの信号も、信号 線路328を介して動作管理コンピュータ194へ導かれ、この場合にも、それ らの信号をクリーニングステーション用の領域コンピュータを介して伝送するこ とができる。
混合機自体において、繊維塊流は6つの個別のシュートに収容され、個々のシュ ートにおける材料量の測定が行なわれる。これは例えば、ライトバリヤによる充 填レベルの測定と保管されている量の算出、圧力測定、超音波測定、または保管 容器の計量によって行なうことができる。この目的で相応のセンサが設けられて いる。
シュート内にある繊維塊は、公知のようにしてコンベヤベル1〜330へ収容さ れる。このコンベヤベルトの走行速度は駆動ローラの回転数により測定され、こ れはセンサS44により検出される。コンベヤベルト330の終点には循環する 針布332が設けられており、コンベヤベルト330から搬送されてきた繊維塊 フリースから繊維塊が摘出され、シュート334へ収容される。このシュートは 開繊ローラ336へ導かれており、この開繊ローラによって繊維塊がさらに摘出 され同時にクリーニングされて、繊維塊流としてバイブ338へ供給される。こ のバイブ338はさらにり特表千5−500543 (27) リーニングステーションを介してカードステーションへ案内されている。針布の 上端部には、340で示されているようにレベリングローラおよびクリーニング ローラが設けられている。
種々異なる別のセンサによって、針布の前のフリースの厚さ、クリーニングロー ラ340の回転数、シュート334の充填レベル、シュート334の下端部にお ける供給ローラの回転数、シュート334からの材料流の量、および開繊ローラ 336の回転数が検出される。これらすべてのセンサの信号は例えばバス線路の 信号線路34を介して、混合機の動作を制御ないし調整するコンピュータ324 へ加えられる。このマイクロプロセッサを、マイクロプロセッサ314のように 、クリーニングステーション用のプロセス管理コンピュータによって構成するこ ともできる。さらに上記のセンサ信号は、バス344を介して動作管理コンピュ ータ194から呼び出すことができ、これによりこのコンピュータによってクリ ーニングステーションにおける材料流のシミュレーションを行なうことができ、 しかもこれは既に第1..7.2章で述べた形式および方法で行なうことができ る。第7.8.9および10図ではコンピュータ194は動作管理コンピュータ として示されているけれども、材料流追跡用に1つの別個のコンピュータを設け ることももちろん可能である。
このコンピュータは動作管理コンピュータよりも下の階層レベルにおかれており 、つまり主としであるいは専ら材料流追跡のために配属されている別個のコンピ ュータである。
ハ9.ノA タリク」さパ2つの入力ず町と1つの出力債り乞備之た分岐路pi9.3 匹I ココ 月料受は取り場所力゛ら材料引き週IJ月斤へのW2送Fi 9.7 F−ig、8 Fig、q [■7区?[丁7〒[三で1Fig、9B 要約書 繊維処理設備における材料流検出方法 要約 材料を多数の処理機械によって処理しかつ前記材料を前記処理機械におよび前記 処理機械から搬送系を介して搬送しかつ必要に応じて保管所の少なくとも1つの 保管ステーションに保管し、その際前記処理機械は複数の個別処理ステーション から構成することができる、繊維処理設備、例えば紡績工場における材料流検出 方法および装置である。この場合、少なくとも1つの搬送系において経過する各 搬送過程を材料ユニットへの物理的マーキングをせずにセンサによって検出しか つ計算機において時間的に特徴付けかつ位置データと結合しかつこれにより、少 なくとも材料受は取り場所から材料引き渡し場所までに行われた搬送過程に関す るデータを含んでいる第1のデータファイルを作成する。さらに前記搬送系の材 料受は取り場所、例えば前記搬送系に前置されている処理機械の受け取り場所か ら前記搬送系の材料引き渡し場所、例えば前記搬送系に後置されている処理機械 の引き渡し場所までの材料流の検出を前記データファイルに含まれている情報の 検査によって行う。さらに、あるいは前記搬送系に前置または後置されておりか つ少なくとも1つの引き渡し場所および少なくとも1つの受け取り場所を有して いる少なくとも1つの処理機械において、前記場所間の材料流を材料ユニットに 物理的にマーキングすることなく1つの搬送系から1つの処理ステーションまで またはその逆において前記場所における材料ユニットのすべての状態変化を時間 的および位置的な識別化並びに捕捉検出することによって1つのもしくは前記計 算機に記憶しかつこれにより第2のデータファイルを作成する。さらに前記処理 ステーションの引き渡し場所から前記処理ステーションの受け取り場所までの材 料流の検出を前記第2のデータファイルに含まれているデータの検査によって行 う。さらに必要に応じて、前記第1および第2のデータファイルにおける時間的 および位置的なデータの結合によって材料流検出を行い、その際前記第1および /または第2のデータファイルは所望の場合には、それぞれ複数の個々のデータ ファイルから構成される。
国際調査報告 IIIIm@−^帥−IIIm 5ep(テ/Q(91100151

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.材料を多数の処理機械によって処理しかつ前記材料を前記処理機械におよび 前記処理機械から搬送系を介して搬送しかつ必要に応じて保管所の少なくとも1 つの保管ステーションに保管し、その際前記処理機械は複数の個別処理ステーシ ョンから構成することができる、繊維処理設備、殊に紡績工場における材料流検 出方法において、 少なくとも1つの搬送系において経過する各搬送過程を材料ユニツトヘの物理的 マーキングをせずにセ ンサによって検出しかつ計算機において時間的に特徴付 けかつ位置データと結合しかつこれにより、少なくとも材料受け取り場所から材 料引き渡し場所までに行われた搬送過程に関するデータを含んでいる第1のデー タファイルを作成し、かつ前記搬送系の材料受け取リ場所、例えば前記搬送系に 前置されている処理機械の受け取リ場所から前記搬送系の材料引き渡し場所、例 えば前記搬送系に後置されている処理機械の引き渡し場所までの材料流の検出を 前記データファイルに含まれている情報の検査によって行い、 および/または 前記搬送系に前置または後置されておりかつ少なくとも1つの引き渡し場所およ び少なくとも1つの受け取り場所を有している少なくとも1つの処理機械におい て、前記場所間の材料流を材料ユニットに物理的にマーキングすることなく1つ の搬送系から1つの処理ステーションまでまたはその逆において前記場所におけ る材料ユニットのすべての状態変化を時間的および位置的な識別化並びに捕捉検 出することによって1つのもしくは前記計算機に記憶しかつこれにより第2のデ ータファイルを作成し、かつ前記処理ステーションの引き渡し場所から前記処理 ステーションの受け取リ場所までの材料流の検出を前記第2のデータファイルに 含まれているデータの検査によって行い、かつ 必要に応じて、前記第1および第2のデータファイルにおける時間的および位置 的なデータの結合によって材料流検出を行い、その際前記第1および/または第 2のデータファイルは所望の場合には、それそれ複数の個々のデータファイルか ら構成することができる ことを特徴とする繊維処理設備における材料流検出方法。
  2. 2.存在する保管所を、搬送時間が前記保管所における滞留時間に相応している 搬送系と見なし、その際前記保管所に対して、複数のデータファイル、例えば保 管ステーション当たリ1つのデータファイルから構成することができる独自のデ ータファイルを作成する 請求項1記載の方法。
  3. 3.処理機械の1つは紡績機械であり、かつ搬送系は前記紡績機械に後置されて おり、かつ前記搬送系は前記紡績機械を適当な別の処理機械、ないしパッケージ 染色機または巻替え機に接続し、その際前記別の処理機械に対して、前記第2の データファイルのデータに相応するデータを有する、独自のデータファイルを作 成する 請求項1または2に記載の方法。
  4. 4.別の搬送系が紡績機械に前置されており、かつ前記別の搬送系は前記紡績機 械を適当な処理機械、例えば練紡機または整梳綿機に接続し、その際前記別の搬 送系および前記処理機械に対しても、第1および第2のデータファイルのデータ に相応するそれぞれのデータを有する、独自のデータファイルを作成する 請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 5.処理機械は例えば1つまたは複数のコーミング機、1つまたは複数の別の整 梳綿機またはコーミング準備機械、カード、混合機、タリーエング機械およびべ −ルオープナー並びに床式搬送車両、懸垂式コンベヤ、搬送ベルトおよび場合に よっては手動操作される搬送系のような別の中間介押された搬送系を有しており 、これらはそれぞれ、それぞれの機械ないしそれそれの搬送系に関して相応のデ ータファイルを有している 請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 6.搬送系は、計算機において相互に結合された搬送通路および分岐としてシミ ュレートされ、前記通路および分岐のレイアウトは搬送系の実際の構成に相応し ており、その際搬送通路は次の制約を受けている: a)搬送通路は2つの場所、即ち入口および出口の接続部であり、 b)搬送通路には別の場所から接続部が入ってこないしまたは別の場所へ出てい ない、 c)材料ユニツトは搬送通路において1方向においてしか移動しない、 d)材料ユニットにおいて交換および追い越しは行われない、 e)搬送通路において任意の数の材料ユニットが存在することができ、その際材 料ユニットの最大数は制限されており、 その際これらのことから、入力の順序は出力の順序に等しく、 かっ分岐は次の制約を受けており、 f)分岐は最大で1つの材料ユニットを含んでいることができるかまたは材料ユ ニットを含んでいることはできない、 g)分岐は種々の搬送通路または分岐を接続し、h)分岐は任意の数の入口およ び出口を有し、i)材料ユニツトは入口から出口に向かってしか移動せず、かっ 搬送系の始端におけるそれそれの材料受け取リ場所および搬送系の終端における それぞれの材料引き渡し場所並びに搬送通路間のそれぞれの移行部において、分 岐および搬送通路間および分岐間において簡単なセンサを用いて材料ユニットの 通過を所属の計算機に通報する 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 7.処理機械の引き渡し場所および/または受け取リ場所におけるすべての変化 を少なくとも1つのセンサによって監視する 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 8.処理機械として少なくとも1つのリング精紡機および少なくとも1つの巻取 り機が設けられておりかつそれらは1つの搬送系によって接続されていて、前記 リング精紡機における1つのセンサによって搬送ベルトにおけるコップの着脱を 前記搬送系の第1のデータファイルおよび場合に応じて第2のデータファイルに 記録し、かつ第2のセンサによって、搬送ベルトから巻取リ機のコップ準備ステ ーションの入口位置への個々のコップの受け取リを検出しかつ第2の受け取リス テップによって一時記憶し、かっワインダの搬送通路および分岐に沿って配設さ れているセンサを介して、コップの引き続く通過状況を、コップがコップ準備ス テーションを通過し終わるまで追跡し、その後コップは、センサを介する引き続 く追跡の際に、直接かまたは手動準備ステーションを介して巻取リステーション に達しかつそこから場合によってはコップ準備ステーション、場合によっては巻 取リ機の手動準備ステーションのループを複数回通過走行した後最終的に、前記 機械を空の状態または殆ど空の状態で(巻取リ不能な糸が残るため)場合によっ ては残った糸を除去した後に離れる請求項1から7までのいずれか1項記載の方 法。
  9. 9.複数のリング精紡機および複数のコップ準備ステーションが設けられていて 、前記リング精紡機のコップを前記コップ準備ステーションに個々のリング精紡 機と個々のコップ準備ステーションとを固定的に対応付けることなしに案内する 第1の搬送系が設けられておリ、かっ前記コップ準備ステーションから1つの巻 取リ機の受け取り場所に、この場合も個々のコップ準備ステーションと前記1つ ないし複数の巻取リ機の受け取リ場合とを固定的に対応付けることなしに案内す る第2の搬送系が設けられておリ、かっ部分的に巻き取られたコップを前記コッ プ準備ステーションにこの場合も固定的に対応付けることなしに戻し、かっ空の 状態のボビンまたは殆ど空の状態のボビン(巻取リ不能な糸が残るため)を場合 によっては残った糸を除去した後に、コップ収集ステーションないし的記リング 精紡機のスピニングステーションに戻す第3の搬送系が設けられている請求項8 記載の方法。
  10. 10.材料を多数の処理機械によって処理しかつ前記材料を前記処理機械におよ び前記処理機械から搬送系を介して搬送しかつ必要に応じて保管所の少なくとも 1つの保管ステーションに保管し、その際前記処理機械は複数の個別処理ステー ションから構成することができる、繊維処理設備、殊に紡績工場における材料流 検出方法において、 繊維塊流を繊維ベールの摘出によって形成しかつクリーニング機および混合機を 介して開繊し、タリーエングしかつ混合し、その結果繊維産物が生じるようにし 、かつ前記設備の少なくも部分を計算機においてシミュレートし、かつ前記開繊 の時間的な経過を開繊時点における開繊ユニットおよびベールの相対位置を対応 付けて求め、かつセンサを介して前記繊維塊が流れている機械における流量並び に前記機械の繊維塊を蓄積する装置に関するデータを求めかつ前記材料流の状態 のシミュレーションと実際の状態とを同期する目的で前記計算機に入力し、かつ 前記個々の機械および搬送系の作動状態を求めかつ前記材料流のダイナミック特 性のモデルを前記計算機において形成し、かつ該ダイナミックモデルを用いて1 つまたは複数のログブックを作成し、該ログブックに、処理された材料の、入っ て来る材料に対する時間的な対応を記録する ことを特徴とする繊維処理設備における材料流検出方法。
  11. 11.開織の際にマークを発生し、例えば開繊の際の1つのベールから次のベ− ルヘの変化の際、またはペールオープナーのその都度の通過走行の際、または開 繊の時間的なマーキングおよび個々のベ−ルヘの対応付けを可能にする前以て決 めることができる時間的な間隔においてマークを発生し、その際前記マークの伝 播をログブックの作成のために使用し、このログブックは、ダイナミックモデル における材料流のシミュレーションに相応して求めかつ該伝播情報を、マーク受 け取リ場所(発生場所)からマーク引き渡し場所(リリース場所)まで行われた マーク搬送に対する最小データを含んでいる 請求項10記載の方法。
  12. 12.マークは、 a)該マークが表している材料流の成立の時間および場所および/または b)前記マークの生成の時点において開繊されたべ−ルの標標および例えば、前 記マークが生成したべ−ルの部分に対する詳細なデータ、および/またはc)前 記マークを表している材料流の嵩に対するデータ に関連付けられている 請求項11記載の方法。
  13. 13.塊の分割の際、例えば個々のシュート間または分岐において、マークを、 流出する材料流の数に相応してかつ場合に応じてそれぞれの材料流状態に相応し て分割する 請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 14.ベ−ルオープナー、混合機およびカードから成るプロセスラインにおいて 、ベ−ルオープナー、混合機およびそれぞれのカードに対してそれぞれ1つのロ グブックを記録する 請求項10から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 15.導管のような搬送系によって接続されておリ、必要に応じて独自の送風機 を有している、ベ−ルオーブナー、クリーニング機、開繊機、混合機および複数 のカードから成るプロセスラインにおいて、それぞれの機械およびそれぞれの搬 送系に対して、独自のログブックを記録ないしデータファイルとして記憶する 請求項10から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 16.材料を多数の処理機械によって処理しかつ前記材料を前記処理機械におよ び前記処理機械から搬送系を介して搬送しかつ必要に応じて保管所の少なくとも 1つの保管ステーションに保管し、その際前記処理機械は複数の個別処理ステー ションから構成することができる、繊維処理設備、殊に紡績工場における材料流 検出方法において、 1つの選択された処理機械または複数の選択された処理機械並びに1つの選択さ れた搬送系または複数の選択された搬送系および場合によっては1つの選択され た材料保管所または複数の選択された材料保管所に対して、材料または材料に対 して場合によって存在するキャリヤに直接マーキングを行うことなしに、行われ た材料流動作過程に関するログブックまたはデータファイルを1つまたは複数の 計算機に記録しかつ記憶し、かつ前記1つまたは複数の計算機が個々のデータフ ァイルに含まれているデータの結合によって材料流を求めかつ場合によっては期 待される材料流の予見的な考察に対する別の作動データと一緒に使用する ことを特徴とする繊維処理設備における材料流検出 方法。
  17. 17.搬送系においてそれぞれの材料受け取リ場所並びにそれぞれの材料引き渡 し場所および1つの搬送通路と後続の搬送通路との間に位置するそれぞれの移行 部、搬送通路と分岐との間、1つの分岐と後続の分岐との間に1つのセンサが設 けられておリ、かつこれらすべてのセンサは前記搬送系に属する計算機に接続さ れておリ、かつ該計算機はプログラムを含んでおリ、該プログラムは、前記材料 受け取リ場所と材料引き渡し場所との間で行われた搬送過程が記録されている、 データファイルの形の1つまたは複数のログブックの作成を行う ことを特徴とする請求項1から16までのいずれか1項または複数項に記載の方 法を実施するための装置。
  18. 18.それぞれの処理機械ないしそれぞれの選択された処理機械において、受け 取り場所および引き渡し場所における時間的および位置的な変化を監視するため のセンサが設けられており、その際たった1つの受け取り場所および引き渡し場 所しか存在しないはずであり、かつ前記センサは前記処理機械に属する計算機に 接続されており、かつ前記計算機は付加的に少なくとも1つの入力側を有してお り、該入力側を介して機械状態の変化に関するデータが入力可能であり、その際 前記受け取リ場所および引き渡し場所に存在するセンサは場合によっては、前記 処理機械に前置されている搬送系ないし前記処理機械に後置されている搬送系の 材料引き渡し場所ないし材料受け取り場所に設けられているセンサによって置換 することができ、かつ前記計算機はプログラムを含んでおり、該プログラムは、 前記場所間の材料流が該場所における材料ユニットのすべての変化の時間的およ び位置的な特徴付けおよび記録によって記録可能である、1つまたは複数のログ ブックないしデータファイルの作成を行う ことを特徴とする請求項1から16までのいずれか1項または複数項に記載の方 法を実施するための装置。
  19. 19.ベ−ルオープナーに、タリーエングステーションに属する計算機に接続さ れている1つのセンサまたは複数のセンサが設けられており、かつ前記計算機は 、貯蔵所における繊維量、繊維材料流、作動状態および前記クリーニング部に存 在する個々の機械の 速度に関するデータに対する入力側を有しておりかつ、前 記機械において処理された材料の、入って来る材料に対する時間的な対応が記録 可能である1つつまたは複数のログブックないしデータファイルの作成を行うプ ログラミングを可能にする 請求項10から15までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置。
  20. 20.複数の個々の計算機が存在する場合、該計算機は相互におよび場合によっ てはコントロールとバス線路を介して、前記種々のログブックおよびデータファ イルにおけるデータの結合によって材料流追跡を行うために、接続されている 請求項17から19までのいずれか1項記載の装置。
  21. 21.追跡すべき材料に対して相互に対応付けられた時間および位置座標を発生 するための手段およびこの種の座標を、該座標を必要の場合には再呼び出し可能 であるように記憶するための手段 を特徴とする材料流追跡のためのシステム。
  22. 22.材料を材料ユニットに分割することができ、モデルにおいてそれぞれのユ ニットに対して1つのマークを発生することができ、かつ前記モデルにおける前 記マークの伝播を前記ユニットないし部分の移動に整合するための手段が設けら れていることを特徴とする計算機モデルにおいて材料流をシミュレーションする ためのシステム。
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