JPH05500161A - 抗凝固剤タンパク質 - Google Patents

抗凝固剤タンパク質

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 仄亙皿剋ヱ之がlヌ 発明の分野 本発明は、抗凝固剤として有用なタンパク質に関する。より詳しくは、本発明は 血液凝固を阻害する第■因子の変形に関する。
発明の背景 血液凝固は、種々の血液成分または因子の複雑な相互作用から成る過程であり、 やがてフィブリン血餅を生成する。一般に、凝固「カスケード」と呼ばれている ものが関与する血液成分は、酵素的に不活性なタンパク質である酵素前駆体また はチモーゲンであり、それがそれ自体活性凝固因子である活性化因子の作用によ りタンパク質分解酵素に変換される。そのような変換を受けた凝固因子は一般に 「活性因子」と呼ばれ、そして小文字の接尾辞“a”を付けて表示される(例え ば第■a因子)。
プロトロンビンをトロンビンに変換するためには活性因子X(“Xa”)が必要 であり、次いでフィブリン血餅の形成の最終段階としてトロンビンがフィブリノ ーゲンをフィブリンに変換する。第X因子の活性化を促進する2つの系(経路) がある。「内因性経路Jは、血漿中にのみ存在する因子の利用によってトロンビ ン形成を引き起こす反応に対して言う。一連のプロテアーゼ媒介活性化反応は最 終的に、第■a因子と共同して第X因子を第Xa因子に開裂する第1Xa因子を 生成する。血液凝固の「外因性経路」において、第■a因子とその補因子である 組織因子によって、同等のタンパク質分解が行われる。組織因子は膜結合タンパ ク質であって通常は血漿中を循環しない。しかしながら、血管が破壊すると、そ れは第■a因子と複合体形成して、Ca”+とリン脂質の存在下で第X因子活性 化または第X因子活性化を触媒することができる(NemerSOnおよびGe ntry、 Biochem、 25:4020−4033 (1986))  、止血におけるこの2つの凝固過程の相関的重要性は明らかでないが、近年、第 ■因子と組織因子が血液凝固の調節において重要な役割を担っていることがわか っている。
第■因子は一重鎖チモーゲンとして血中を循環する微量の糖血漿タンパク質であ る。該チモーゲンは触媒的に不活性である因子は、試験管内では第Xa因子、第 XI[a因子、第1Xa因子またはトロンビンにより二本鎖第■a因子に変換さ れ得る。第Xa因子は第■因子の主要な生理的活性化因子であると思われる。止 血に関与する他の幾つかの血漿タンパク質と同様に、第■因子はその活性がビタ ミンに依存性であり、タンパク質のアミノ末端中に密集している多数のグルタミ ン酸残基のγ−カルボキシル化にビタミンKを必要とする。それらのγ−カルボ キシル化されたグルタミン酸残基は第■因子とリン脂との金属会合相互作用にと って必要である。
チモーゲン第■因子から活性化された二本鎖分子への変換は、該分子のほぼ中央 に位置する内部ペプチド結合の開裂によって起こる。
ヒト第■因子では、活性化開裂部位はArg+st Ile!+sxであるCH agenら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 83: 2412−2416 (1986)) 、ウシ第■因子は同様なArg+s□− [1e、s、結合の開裂によって活性化されるC Takeyaら、J、 Bi ol、 Chem、 263:14868−14877 (1988) ) 、 組織因子、リン脂質およびカルシウムイオンの存在下で、二本鎖第■a因子は第 X因子または第X因子を限定タンパク質分解によって迅速に活性化する。
患者において凝固カスケードを選択的にブロックすることがしばしば必要である 。ヘパリン、クマリン、クマリン誘導体、インダンジオン誘導体または他の剤と いった抗凝固剤は、例えば、腎臓透析中に、または深静脈血栓症、散在性脈管内 凝固(DIC)および他の疾患の宿主を治療するために用いることができる。例 えば、処置の間の凝固を防ぐために透析中にヘパリン処置またはクエン酸イオン での体外処置(米国特許第4.500.309号)を使うことができる。
ヘパリンは手術を受けている患者において深静脈血栓を防ぐのにも用いられる。
しかしながら、ヘパリンや他の抗凝固物質での処置は望ましくない副作用を生じ ることがある。ヘパリンはひどい出血を引き起こし得る。更に、ヘパリンは約8 0分の半減期を有するため血液から素早く浄化されるので、頻繁な投与を必要と する。ヘパリンは抗トロンビンII[(ATI[I)の補因子として働き、そし て抗トロンビン■はDIC治療中に迅速に消耗されるため、適切なヘパリン投薬 を維持することがしばしば困難になり、ATIIIとヘパリンレベルの連続モニ タリングが必要である。ヘパリンはATIII消耗が極端である場合にも無効果 である。更に、ヘパリンの長期使用は血小板凝集を増加させて血小板数を減少さ せることがあり、オステオポローシスの発達に関係づけられている。インダンジ オン誘導体も毒性の副作用を有し得る。
上記に要約した抗凝固剤に加えて、幾つかの天然タンパク質が抗凝固活性を有す ることが発見されている。例えばReutelingsperger(米国特許 第4.736.018号)はウシ大動脈とヒト請動脈から抗凝固剤タンパク質を 単離した。Makiら(米国特許第4.732.891号)はヒト胎盤由来の抗 凝固剤タンパク質を開示している。更に、抗トロンビン■が抗凝固剤治療薬とし て提唱されている(Schipperら、Lancet 1 (8069):  854−856 (1978) ; Jordan、米国特許第4.386゜0 25号; Bockら、米国特許第4.517.294号〕。
従来の抗凝固剤組成物に伴う望ましくない副作用を生じない抗凝固活性を有する 改良された組成物に対する要望がまだ当業界に存在する。本発明はこの要望を満 たし、更に他の関連する利点を提供する。
発明の要約 抗凝固活性を有する変形第■因子を含んで成る新規組成物が提供される。この第 ■因子の配列は、少なくとも1つのアミノ酸変異を有し、この変異は血漿因子、 例えばXaによる活性化に対する第■因子の感受性を実質的に減少させ、そして 野生型第■a因子の凝固活性を阻害することができるように選択される。新規第 ■因子は、成る場合には活性化領域の開裂部位を構成するジペプチドの所で、変 形された活性化領域を有することができる。よって、変形第■因子分子は、血漿 または組織中に存在する第■因子活性化因子、例えば第1Xa因子、第1Xa因 子、第Xa因子またはトロンビン、特に第Xa因子と第1Xa因子、による活性 化に対して実質的に抵抗性である。変形第■因子は組織因子を結合することがで きる。変形第■因子組成物は、典型的には実質的に純粋な形である。
本発明の組成物は、医薬組成物中に配合されると患者の凝固関連障害を治療する ための治療方法において特に有用であり、それらは様々な病気状態にかかってい る個体に投与することができる。血漿による活性化に対する抵抗性が増加された そのような変形第■因子分子は、一層長い血漿半減期を存し、従って他の抗凝固 剤に比べて一層長期の抗凝固活性を有することができる。主題の組成物について の適応症のうち、一般に抗凝固剤で治療されるもの、例えば深静脈血栓症、肺動 脈塞栓症、発作、散在性脈管内凝固(DIC)および心筋梗塞がある。
典型的には、ヒトへの投与のために、医薬組成物は変形ヒト第■因子タンパク質 並びに医薬上許容される担体および緩衝液を含んで成るだろう。
ヒトおよびウシ第■因子の成る好ましい態様では、変形開裂部位残基はArg+ s2および/またはl1eussである。好ましくは、Arg+s2は正の電荷 を持たないアミノ酸、好ましくはGlu、 LeuまたはAspに変えられる。
[Ie、=3は電荷を有するかまたは嵩張った複素環式芳香族アミノ酸により置 き換えることができる。
別の態様では、本発明は、活性化領域中に、好ましくは開裂部位の所もしくはそ の付近に、変形第■分子をその開裂部位における活性化に対して実質的に抵抗性 にするlまたは組数のアミノ酸置換を含む、組換えチモーゲン変形第■因子分子 に関する。
別の観点ては、本発明は、ビタミンに依存性血漿タンパク質のプレープロペプチ ドとgla領域、およびgla領域欠損第■因子タンパク質、をそれぞれコード する2つの作用可能に連結された配列コード領域を含んで成るポリヌクレオチド 分子であって、ここで、前記ポリヌクレオチドは発現されると、血漿因子Xaま たはIXaにより実質的に活性化されず且つ組織因子を結合することができる変 形第■因子分子をコードするポリヌクレオチド分子に関する。このポリヌクレオ チドにより発現される変形第■因子分子は生物学的に活性な抗凝固剤であり、即 ち、凝固カスケードを阻害することができ、よってフィブリン沈着または血餅の 形成を阻害することができる。
変形第■因子を発現させるために、ポリヌクレオチド分子は哺乳動物細胞系、例 えばBHK、 BHK 570または293細胞系中にトランスフェクトされる 。
図面の簡単な説明 図1=ヒトおよびウシ第■因子の開裂部位付近のアミノ酸配列。
アミノ酸は成熟チモーゲンの第一アミノ酸から番号付けされる。アミノ酸152 と153の間(矢印)の開裂が活性タンパク質の形成をもたらす。
図2aおよび2 b : Arg+sz→Glu第■因子発現プラスミドの作製 。
第■因子中に導入されるArgからGluへの変異は、Xba I −Neo  I第■因子cDNA断片を合成するのに使われる6つのオリゴヌクレオチドのう ちの2つについて示された配列中の太字により指摘される。
該cDNAのナンバリングは第■因子の38アミノ酸リーダー形に対するもので ある(Hagenら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA  83:2412−2416(1986) ;これは参考として本明細書中に組 み込まれる〕。発現ベクターに使用した略語は次の通りである:0−1:アデノ ウイルス5の左側大部分の350 bp ; E : SV40エンハンサ−配 列、 MLPおよびLl−3:それぞれアデノウィルス2の主要後期プロモータ ーおよび三分節系リーダー: 5’ ssおよび3’ssニスプライスシグナル カセット:並びにpA : SV40初期ポリアデニル化シグナルを表す。M1 3mp19中にサブクローニングした0、7 kb Eco R1−3st I 断片は図面下にブラケットにより示される。矢印は配列決定された第■因子の実 領域を表す。
図3:精製されたR152B第■因子の5DS−PAGEとイムノプロット。
A) R1521E第■因子および野生型血漿由来第■因子の5DS−PAGE 、レーン1:非還元血漿由来第■因子:2:非還元R152E第■因子:3:還 元血漿由来第■因子:4:還元R152E第■因子;5:分子量標準(ホスホリ ラーゼb 、 94.000 ;ウシ血清アルブミン、67、000 ;オボア ルブミン、45.000 、カルボニックアンヒドラーゼ、29.000)。b )R152E第■因子および野生型第■因子のイムノプロット分析。レーンl: 還元R152E第■因子:2:還元組換え野生型第■因子、3:還元血漿由来第 ■因子;4:非還元R152B第■因子;5:非還元組換え野生型第■因子:6 :非還元血漿由来野生型第■因子。
図4 : R152E第■因子と第1Xa因子および第Xa因子とのインキュベ ーションのイムノプロット。A) R152E第■因子と第1Xa因子とのイン キュベーションのイムノプロット分析。B) R152E第■因子と第Xa因子 とのインキュベーションのイムノプロット分析。各レーンの下の番号はインキュ ベーション時間(分)を表す。
図5 : R152E第■因子による野生型第■因子凝固活性の阻害。
特定の実施態様の記載 抗凝固活性を有する新規変形第■因子が本発明により提供される。
変形環■因子の組成物は、凝固カスケードを阻害するために、種々の哺乳動物、 特にヒトへの投与に適当である。変形環■因子は他の抗凝固剤化合物と共にまた はそれの代わりに患者に投与することができる。
第■因子は凝固カスケード、特に外因性経路に関係するものにおいて重要な役割 を担っている。循環している血漿中では不活性な一本鎖チモーゲンタンパク質と して存在し、活性化領域中のジペプチド結合の開裂によって、少なくとも1つの ジスルフィド結合により一緒に結合している2つのポリペプチド、軽鎖と重鎮に なる。第Xa、XIIa、IXaまたはトロンビンといった様々な血漿因子か第 ■因子を活性化することができる。一端活性化されれば、第■a因子はカルシウ ムイオンの存在下で組織因子と共同して第X因子を第Xa因子に活性化し、そし て内因性経路では第X因子を第1Xa因子に活性化する作用をし、最終的にフィ ブリン血餅が形成する。
本発明は、第■因子の活性化を防止またはさもなくば阻害することにより、凝固 カスケードのこの一連の反応系列を阻害する能力を提供する。活性化に抵抗性で ある変形環■因子タンパク質は、組織因子への結合を目当てに生来の第■および /または■a因子と競争することが発見された。結果として、第X因子と第X因 子の活性化か阻害される。
本発明によれば、第■因子の活性化はアミノ酸の置換、挿入または削除により阻 害される。好ましい態様では、アミノ酸配列変更は、本明細書では開裂されると 二本鎖環■a因子を形成するペプチド結合を含む領域として定義され、そして該 結合からN末端方向において約4アミノ酸までそしてC末端方向において約4ア ミノ酸までの、第■因子活性化領域中に作られる。活性化領域中の置換、挿入ま たは削除は、一般に重鎮と軽鎖の間の開裂部位の所またはその近隣である。従っ て開裂部位は、本明細書中では間に共有結合を有する2以上のアミノ酸として定 義され、該結合はチモーゲン第■因子において開裂されて二本鎖環■a因子を生 成する。ヒトおよびウシ第■因子タンパク質では、この開裂部位はアミノ酸Ar g+62および[le+a3により定義される(下付の数字は配列中の位置を示 す:図1参照)。
それらの2残基の間のペプチド結合の開裂によってタンパク質の活性形態が生じ る。他の哺乳動物種からの第■因子調製物中の開裂部位、従って本明細書で定義 されるような活性化部位は、タンパク質の単離とアミノ酸配列分析を含む現在利 用可能な技術を使って決定することができる。アミノ酸置換、挿入または削除は 、典型的に第■因子を活性化する酵素、例えばXa、XIIa、D(aまたはト ロンビンによる開裂を防止するかまたはそうでなければ阻害するように作製され る。しかしながら、変形環■因子は、凝固カスケードにおける結合を目当てに本 来の第■因子および/または第■a因子と競争する能力を保持していなければな らない。そのような競争は、本明細書に記載の凝固アッセイ、または例えば細胞 表面組織因子を有する細胞系、例えばヒト膀胱癌細胞系J82 C5akaiら 、J、 Biol。
Chem、 264: 9980−9988 (1989) ;これは参考とし て本明細書中に組み込まれる〕を用いた競合結合アッセイを使って容易に調べる ことができる。
本来の第■因子中の開裂部位の所のペプチド結合を形成するアミノ酸、例えばヒ トおよびウシ第■因子中のArg + s 2およびl1eussは、置換もし くは削除することができ、または開裂部位に1もしくは複数の追加のアミノ酸を 挿入することもできる。本発明では、単一アミノ酸のみを変更し、該分子の抗原 性を増加させたりまたは組織因子を結合する能力を阻害したりする可能性を最小 にすることが好ましい。しかしながら、2以上のアミノ酸変更(置換、付加また は削除)を行ってもよい。置換、付加および削除の組合せを行ってもよい。好ま しい態様では、変更は活性化領域中、即ち開裂部位の約4アミノ酸以内(アミノ 酸P4からP4’まで;下表1を参照のこと)に作られる。開裂部位に隣接する アミノ酸のうちの1つ、即ちヒトおよびウシ第■因子の場合はArg+s2また はIlf+asのいずれか、を変更することが最も好ましい。例えば、ヒトまた はウシ第■因子にとっての好ましい態様では、Arg+s2が削除または置換さ れる。Lys以外のアミノ酸によってArgを置換するのが好ましく、そして最 も好ましい態様では、ArgがGluに置換される。他の好ましい置換はLeu 。
Asp、 Gly、tieおよび無電荷のまたは芳香族のアミノ酸である。
l1eus3を他のアミノ酸、好ましくは荷電アミノ酸(例えばGlu、 As p。
His、 Lys)または嵩張った複素環式芳香族アミノ酸(例えばTyr。
Phe、 Trp)により置き換えることができる。本発明により提供される第 ■因子の他の変形としては、22位のアミノ酸がPhe以外のアミノ酸により置 き換えられたものが挙げられる。ヒト第■因子の活性化領域中および開裂部位の 所またはその付近のアミノ酸配列の代表的変更を表1に示す。
表1 P、 P、 P2P、 P、’ Pi’ Pi’ P、’生来のヒト第■因子:  Pro−Gin−Gly−Arg−rle−Vat−Gly−GlyPro− Gin−Gly−−−−−[1e−Val−Gly−GlyPro−G 1n− G 1y−G lu−11e−Va iG 1y−G 1yPro−Gin−G ly−Leu−[1e−Val−Gly−GlyPro−Gin−Gly−As p−11e−Val−Gly−GlyPro−Gin−Gly−Asp−Tyr −Vat−Gly−Gly第■因子の血漿活性化因子(一般にアルギニン特異的 プロテアーゼと考えられる)による開裂部位は別の哺乳動物種からの第■因子に おいても同定されるので、適当な第■因子配列において上述のような残基変更を 導入し、そして生じたタンパク質を本発明に記載のように活性化に対する所望の 抵抗性レベルについて試験することができる。加えて、合成ペプチド基質を調製 し、一般的にMcRaeら、Biochem、 20: 7196−7206  (1981) ;およびChoら、Biochem、 23:644−650  (1984) (これらは参考として本明細書に組み込まれる)により記載され たように、第1Xa因子、第Xa因子、第XI[a因子およびトロンビンとそれ らの相互作用について試験することができる。
本発明のタンパク質は、組換えDNA技術の利用によって製造することができる 。一般に、クローン化された野生型第■因子DNA配列を、所望のタンパク質を コードするように変更する。次いでこの変更配列を発現ベクター中に挿入し、こ れを宿主細胞中に形質転換またはトランスフェクトする。高等真核細胞、特に培 養哺乳動物細胞が宿主細胞として好ましい。ヒト第■因子の全ヌクレオチド配列 とアミノ酸配列は既知である。例えば、組換えヒト第■因子のクローニングおよ び発現が記載されている米国特許第4.784.950号を参照のこと(これは 参考として本明細書に組み込まれる)。ウシ第■因子配列はTakeyaら、J 、 Biol、 Chem、 263:14868−14872 (1988) に記載されている(これは参考として本明細書に組み込まれる)。
配列の変更は様々な技術によって行うことができる。DNA配列の変更は部位特 異的突然変異誘発によることもできる。部位特異的突然変異誘発技術は当業界で 公知であり、例えばZollerおよびSm1th (DNA 3:479−4 88.1984)により記載されている。あるいは、該DNA配列を酵素的に開 裂せしめて生来の活性部位を除去し、そして上述したような変更開裂部位または 活性化領域の1つをコードする合成りNA配列に重鎮と軽鎖をコードする配列を 連結せしめることができる。こうして、第■因子のヌクレオチド配列とアミノ酸 配列を使って、所望の変更を導入することができる。
本発明に従って変形された第■因子は、ビタミンに依存性血漿タンパク質である 第X因子、第X因子、プロトロンビン、プロティンC、プロティンSまたはプロ ティンZのうちの1つのgla領域によって置き換えられたアミン末端部分(g la領域)を有するそれらのタンパク質を包含する。異種gla領域を有する第 ■因子の製造方法は米国特許第4.784.950号(参考として本明細書に組 み込まれる)において開示されている。
本発明内で使用されるDNA配列は、正しい翻訳後プロセシング(例えばグルタ ミン酸残基のγ−カルボキシル化)および宿主細胞からの分泌を獲得するために 、第■因子タンパク質のアミノ末端にプレープロペプチドをコードするだろう。
プレープロペプチドは第■因子のものであるか、または別のビタミンに依存性血 漿タンパク質、例えば第X因子、第X因子、プロトロンビン、プロティンCもし くはプロティンSのものであることかできる。プレープロペプチドとgla領域 が同じタンパク質から得られるのが通常好ましい。当業者により理解されるよう に、変形環■因子のアミノ酸配列中に追加の変更を作ることができるが、この変 更は抗凝固剤として作用する該タンパク質の能力を実質的に損なわないものであ る。
本発明を実施するのに使われる発現ベクターは、クローン化遺伝子またはcDN Aの転写を指令することができるプロモーターを含むだろう。培養哺乳動物細胞 中で使われる好ましいプロモーターはウィルス性プロモーターと細胞性プロモー ターを包含する。ウィルス性プロモーターとしては、SV40プロモーター(S ubramaniら、いウィルス性プロモーターは、アデノウィルス2由来の主 要後期プロモーター(Kaufmanおよび5harp、 Mo1. Ce1l  Biol、 2:1304−1319゜1982)である。細胞性プロモータ ーとしては、マウスに遺伝子プロ1983)が挙げられる。特に好ましい細胞性 プロモーターはマウスメタロチオネインーエプロモーター(Palmi ter ら、5cience 222:809−814.1983)である。発現ベクタ ーは、プロモーターの下流であって且つ第■因子配列自体の挿入部位より上流に 、−組のRNAスプライス部位を含むこともできる。好ましいRNAスプライス 部位は、アデノウィルスおよび/または免疫グロブリン遺伝子から得ることがで きる。発現ベクター中に更に含まれるのは、挿入部位の下流に置かれるポリアデ ニル化シグナルである。特に好ましいポリアデニル化シグナルとしては、SV4 0由来の初期または後期ポリアデニル化シグナル(Kaufmanおよび5ha rp、前掲)、アデノウィルス521b領域由来のポリアデニル化シグナル、ヒ ト成長ホルモン遺伝子ターミネータ−(DeNotoら、Nuc、 Ac1ds  Res、 9:3719−3730.1981)、またはヒト第■因子遺伝子 もしくはウシ第■因子遺伝子由来のポリアデニル化シグナルが挙げられる。発現 ベクターは、プロモーターとRNAスプライス部位との間に置かれる非コードウ ィルスリーダー配列、例えばアデノウィルス2三分節系リーダー:並びにエンハ ンサ−配列、例えばSV40エンハンサ−をコードする配列を含んでもよい。
クローン化DNA配列は、例えばリン酸カルシウム媒介トランスフ養哺乳類細胞 中に導入される。外来DNAを発現する細胞を同定および選択するために、通常 、選択可能な表現型を付与する遺伝子(選択マーカー)が着目の遺伝子またはc DNAと一緒に細胞に導入される。
好ましい選択マーカーとしては、ネオマイシン、ヒグロマイシンおよびメトトレ キセートといった薬剤に対する耐性を付与する遺伝子が挙げられる。選択マーカ ーは増幅可能な選択マーカーであってもよい。好ましい増幅可能な選択マーカー はジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHPR)配列である。選択マーカーはTh1l lyにより概説されている(Mammaljan Ce1l Technolo gy、Butterworth Publishers。
Stoneham、 MA :これは参考として本明細書に組み込まれる)。選 択マーカーの選択は当業者の普通の技術水準の十分範囲内である。
選択マーカーは、別々のプラスミド上において着目の遺伝子と同時に導入するこ とができ、またはそれらを同一プラスミド上において導入することもできる。同 一プラスミド上の場合、選択マーカーと着目の遺伝子は異なるプロモーターの支 配下にあっても同一プロモーターの支配下にあってもよい。後者の配置は2シス トロンメツセージを生じる。このタイプの構成物は当業界で既知である(例えば 、LevinsonおよびSimonsen、米国特許第4.713.339号 )。細胞に導入される混合物に[キャリヤーDNA J として知られる追加の DNAを加えることも有利である。
細胞がDNAを取り込んだ後、それらを適当な増殖培地中で典型的には1〜2日 間増殖して着目の遺伝子の発現を開始させる。本明細書中で使用する時、「適当 な増殖培地」なる用語は、細胞の増殖および変形第■因子遺伝子の発現に必要な 栄養素および他の成分を含有する培地を意味する。該培地は一般に炭素源、窒素 源、必須アミノ酸、必須糖類、ビタミン、塩類、リン脂質、タンパク質および増 殖因子を含有する。γ−カルボキシル化された変形環■因子の生産のためには、 培地は好ましくは約0.1μg/m1〜約5μg/mlの濃度でビタミンKを含 むだろう。次^)で薬剤選択を適用して、安定な様式で選択マーカーを発現して いる細胞の増殖について選択を行う。増幅可能な選択マーカーによりトランスフ ェクトされている細胞に対しては、薬剤濃度を増加させてクローン化配列のコピ ー数の増加について選択し、それによって発現レベルを増加させることかできる 。
次いで安定にトランスフェクトされた細胞のクローンを変形環■因子の発現につ いてスクリーニングする。
本発明において使用される好ましい培養哺乳動物細胞としては、CO3−1(A TCCCRL 1650) 、ベビーハムスター腎臓(BHK)および293( ATCCCRL 1573 : Graham ら、J、 Gen、 Viro l、 36:59−72. 1977)細胞系が挙げられる。好ましいBHK細 胞系はtk−ts13 BHK細胞系(WaechterおよびBaserga 、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 79:1106− 1110.1982 、これは参考として本明細書に組み込まれる)であり、こ れは以後BHK 570細胞と呼称される。BHK 570細胞系は本特許明細 書の出願前にアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(12301Pa rklawn Dr、、 Rockvil[e、 MD 20852)にATC C受託番号CRL10314のもとに寄託されている。tk−ts13 BHK 細胞系は受託番号CRL 1632のもとにATCCから入手することもできる 。更に、多数の他の細胞系を本発明において利用することができ、そのようなも のとしてRat Hep I (ATCCCRL 1600) 、Rat He p It (ATCCCRL 1548)、TCMK (ATCCCCL 13 9) 、ヒト肺(ATCCHB 8065)、NCTC1469(ATCCCC 19,1)、CHO(ATCCCCL 61)およびDUKX細胞(Llrla ubおよび本発明に従って生産される変形第■因子は抗第■因子抗体カラム上で のアフィニティークロマトグラフィーにより精製することかでうなカルシウム依 存性モノクローナル抗体の利用が特に好ましい。
常用の化学的精製手段、例えば高性能液体クロマトグラフィーにより、追加の精 製を行うことができる。クエン酸バリウム沈澱を含む他の精製方法が当業界で公 知であり、本明細書に記載の新規変形第■因子の精製に適用することができる( 概説については、5copes。
R,、Protein Purification、 Springer−Ve rlag、 N、Y、、1982を参照のこと)。医薬用途には、少なくとも約 90〜95%均質の実質的に純粋な変形第■因子が好ましく、98〜99%また はそれ以上均質が最も好ましい。所望であれば部分的にまたは均質まで精製され れば、変形第■因子を療法的に利用することができる。
本発明の変形第■因子分子およびそれの医薬組成物は、脈管向凝固に関連する様 々な状態を治療するためのヒトへの投与に特に有用である。例えば、深静脈血栓 症や肺動脈塞栓症は従来の抗凝固剤で治療することができるが、本明細書に記載 の変形第■因子は危険性の高い患者、例えば手術を受ける患者またはうっ血性心 不全を有する患者における血栓塞栓合併症の発生を防ぐのに用いることかできる 。変形第■因子は、組織因子の存在下でのみ体内で活性であるためヘパリンより も選択的であり、そして変形第■因子は他の凝固タンパク質を破壊しないので、 深静脈血栓症の防止のため予防的に使用するとヘパリンよりも効果的であり、し かも出血性合併症を引き起こす可能性が小さいだろう。深静脈血栓症の予防のた めの変形第■因子の用量は、体重70kgの患者について約500μg〜25■ /日、好ましくは5〜15■/日の範囲内であり、そして投与は手術を受ける少 な(とも約6時間前に開始し、少なくとも患者が歩行可能になるまで続ける。慢 性の深静脈血栓症および/または肺動脈塞栓症では、変形第■因子の用量は負荷 量として約500μg〜25■の範囲であり、次いで維持量として約1.5〜1 5■/日の範囲であるが、患者の体重と状態の重さに依存する。変形第■因子の 注入から出血性合併症が発生する可能性が低いため、変形第■因子は血栓摘出術 または塞栓摘出術と共同して手術中または手術後のヘパリンに取って代わるかま たはヘパリンの用量を減らすことができる。
本発明の変形第■因子組成物は、心臓性塞栓の予防および血栓性発作の治療にお いても相当な有用性を育するだろう。出血性合併症を引き起こす可能性が低いこ とおよび選択性のため、変形第■因子は発作患者に投与することができ、閉塞性 の動脈血栓の広がりを防止することができる。変形第■因子の投与量は発作の性 質と重さに依存して患者ごとに異なるであろうが、用量は通常上記に与えたもの の範囲内であろう。
本明細書に提供される変形第■因子の医薬組成物は、生体内での凝固を阻害する 変形第■因子の能力のため、急性心筋梗塞の治療においても有用であろう。変形 第■因子は、心筋梗塞の急性期の間に組織プラスミノーゲン活性化因子またはス トレブトキナーゼと共に投与することができる。急性心筋梗塞の場合には、変形 第■因子少なくとも約2〜25■の負荷量に次いで約1.5〜約15■/日の維 持量が患者に与えられる。
本発明の変形第■因子は散在性腺管内凝固(DIC)の治療に有用である。DI Cを有する患者は特徴として広範な微小循環系血栓を育し、そしてしばしば必須 凝固因子の涸渇に起因する深刻な出血問題を抱えている。変形第■因子はその選 択性のため、従来の抗凝固剤がそうであるようなりICに関係する出血問題を悪 化させるこかまたは阻止するだろう。
医薬組成物は予防および/または治療的処置のための非経口、局所、経口または 局部投与用のものである。好ましくは医薬組成物は非経口的に、即ち静脈内、皮 下または筋肉内的に投与される。従って、本発明は、許容される担体、好ましく は水性担体中に溶解された変形第■因子分子の溶液を含んで成る非経口投与用組 成物を提供する。様々な水性担体、例えば水、緩衝化された水、0.4%食塩溶 液、0.3%グリシン等を使うことができる。それらの組成物は常用の公知の滅 菌技術により滅菌してもよい。得られた水溶液は使用のため包装するか、または 無菌条件下で濾過して凍結乾燥することができる。凍結乾燥製剤は使用前に無菌 の水溶液と混合すればよい。
該組成物は、適当な生理的条件に必要な場合、医薬上許容される補助物質、例え ばpH調節剤、緩衝剤、張度(浸透圧)調節剤等、例えば酢酸ナトリウム、乳酸 ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム等を更に含むこと ができる。それらの組成物中の変形第■因子の濃度は広範囲で異なることができ 、即ち約0.5重量%未満、通常は少なくとも約1%はどの低濃度から、15ま たは20重量%はどの高濃度までに及び、これは選ばれた特定の投与形式に従っ て、主に液量、粘度等により選択されるだろう。
点滴静注用の典型的医薬組成物は、250−の無菌リンガ−溶液と10■の変形 第■因子を含有するように作製することができる。非経口投与可能な化合物を調 製するための実際の方法は、当業者にとって既知であるかもしくは明白であり、 そして例えばRemington’ sPharmaceutical 5ci ences 、第16版、 MackPublishing Company。
Easton、 PA (1982) (これは参考として本明細書に組み込ま れる)中に詳細に記載されている。
変形第■因子分子を含有する医薬組成物は予防的および/または治療的処置のた めに投与することができる。治療的適用では、組成物は、上述したような病気に 既にかかつている患者に、該病気とその合併症を治癒するかまたは少なくとも部 分的に緩和するのに十分な量で投与される。これを達成するのに適切な量は「治 療的有効量」として定義される。この用途に有効な量は、病気または負傷の重さ 並びに患者の体重および一般状態に依存するであろうが、通常は体重70kgの 患者について1日あたり変形第■因子約0.5■〜約25■の範囲であり、1日 あたり変形第■因子約1.5■〜約15■の用量がより汎用されるであろう。本 発明の物質は一般に重い病気または負傷状態、即ち生命にかかわる状態または潜 在的に生命にかかわる状態において使うことができることを念頭に置かなければ ならない。そのような場合、ヒト血漿中の異物の最小化と変形ヒト第■因子の免 疫原性の欠損を考慮すると、実質的過剰量の変形第■因子組成物を投与すること が可能であり、治療する医師によって望ましいと感じられるだろう。
予防的適用では、変形第■因子を含む組成物は、患者自身の抗凝血能力を増強す るために、負傷もしくは病気状態にかかりやすいかまたはその危険がある患者に 投与される。そのような量は「予防的有効量」と定義される。この用途では、正 確な量は患者の健康状態および体重に依存するが、通常は体重70kgの患者あ たり約0.25■〜約25■、特に体重70kgあたり約1.5■〜約15■の 範囲であろう。
該組成物は一回または複数回投与することができ、用量レベルとパターンは治療 する医師により選択されるだろう。毎日維持レベルを必要とする外来患者につい ては、変形第■因子は例えば携帯式ポンプシステムを使った連続注入により投与 することができる。いずれにしても、医薬組成物は、患者を効果的に治療するの に十分な量の本発明の変形第■因子を提供すべきである′。
次の実施例は例示の目的で与えられ、限定目的ではない。
Arg+s□→Glu第■因子(R152E第■因子)活性化開裂部位変異体を 作製するために、オリゴヌクレオチドアダプターを使ってベクターpUc119  (VieiraおよびMessing、Meth、 Enzymol、153 :3−11(1987))を変形せしめてポリリンカー配列中のXba I部位 とBam t(i部位との間にNco I開裂部位を挿入した。この操作と下記 に記載の次の段階は標準的プロトコール(Maniatisら、Mo1ecul ar Cloning:A Laboratory Manual、 Co1d  Spring Harbor (1982))に従って行った。次いで562 塩基対(bp)のXba I部位と635 bpのNco I部位の間に第■因 子cDNA配列(図2a)を含んで成る6つのオリゴヌクレオチド(表2参照) を、この1)PU119由来のベクター(図2b)中に連結せしめた。それらの オリゴヌクレオチドは、アミノ酸152のアルギニンがグルタミン酸により置換 されていること以外は生来の第■因子のものと同じ配列をコードした。
ZC876CTA GAA AAA AGA AAT GCCAGCAAAZC 877GGG GTT TGCTGG CAT TTCTTT TTTZC17 14TTG CCCCCCACA ATCTCG CCT TZC1715CC CCAA GGCGAG ATT GTG GGGZC1902GGCAAG  GTG TGCCCCAAA GGG GAG TGT CZC1903CAT  GGA CACTCCCCT TTG GGG CACACC第■因子/pU c11.9プラスミドをHindl[IとXba Iで開裂せしめ、そして哺乳 動物発現ベクターpDX (Fosterら、Biochem、 26: 70 03−7011(1987))の一部と第■因子cDNAの5′末端部分とを含 むプラスミドFV1[(56s+2463) /pDX C米国特許第4.78 4.950号; 受託番号40205のちとにアメリカン・タイプ・カルチャー ・コレクション(ATCC)に寄託されている〕からの1.6kb断片を、この DNA中に挿入した。この連結生成物(図2b)を用いて、変異第■配列と発現 ベクターの一部を含む1.4kbのNco I断片を単離した。二〇Nco I 断片を、第■因子cDNAの残部と哺乳動物発現ベクターとを含むFV[I(5 65+2463) /pDX カラノ5.2 kb NcoI断片と連結セシメ タ。
得られたDNA生成物FVII(E152)/I)DXを、制限酵素分析によっ て正しい挿入方向について確認した。このプラスミドがアミノ酸152の所にア ルギニンからグルタミン酸への置換を含むことを確認するために、FVII(8 152)/pDX DNAから0.7kbのEco R[−Sst I断片を単 離し、M13mp19 DNA (Norrander ら、Gene 26:  1ot−106(1985) )中にサブクローニングした。第■因子のXb a I部位とNco I部位の間の全配列(即ちbp 562−bp 635) をジデオキシ配列決定法(Sangerら、Proc、 Natl、 Acad 、 Sci、 USA 74: 3642−3646 (1977))により決 定した。アミノ酸152に相当する期待の変異か確認され、生来の第■因子のも のと異なる他の配列は全く観察されなかった。
pD5 (Berknerおよび5harp、Nucl、 Ac1ds Res 、 13: 841−857(1985))中にマウスジヒドロ葉酸レダクター ゼcDNAをコードするプラスミド(lμg)と共にFV[I(E152)/  pDX DNA(10μg)を用いてBHK 570細胞を同時トランスフェク トせしめた。10%ウシ胎児血清とペニシリン−ストレプトマイシン(Gibc o)を含むダルベツコ改良イーグル培地(DMEM)中にBHK細胞を2日間維 持し、そして150 nMのメトトレキセートが補足された同培地中に1=10 希釈において分割した。5日後、細胞を培地交換し、そして更に5日後、コロニ ーが明らかに目に見えるようになった。12個の個々のコロニーを単離し、クロ ーン増殖させた。それらのBHK細胞系がR152E第■因子のみを発現してい ることを確認するために、該細胞系の幾つかからゲノムDNAを単離し、生来の 第■因子DNAと変異配列とを識別するオリゴヌクレオチド(ZC1715)を 使ってサザン分析にかけた。変異第■因子配列のみが観察された。
個々のコロニーを生産レベルとクエン酸バリウム沈澱能力についてスクリーニン グした。Engvall、Meth、 Enzymol、 70: 4]9−4 39(1980)により開発された方法のわずかな変形を使ったELISAによ り測定すると、Bl(Kクローンは1〜5μg/rd、/日のレベルで第■因子 を発現した。KohlerおよびMitstein、 Nature 256: 495−497 (1975)に本質的に従ってBa1b/eマウス中で生産せ しめ、次いてDEAE−Affi−Gel Blueカラムクロマトグラフィー CBruckら、J、Immunol、 Meth。
53: 313−319 (1982))と5ephadex G−150カラ ムクロマトグラフイーの組合せにより腹水から精製した抗第■因子マウスモノク ローナル抗体(AD−4)を使って第■因子を捕捉し、アフィニティー精製した ウサギ抗第■因子とペルオキシダーゼ接合ヤギ抗ウサギ(gGを使ってそれを定 量した。第■因子400 ng/11Llの血漿濃度と改定して正常貯留血漿の 種々の希釈液からタンパク質濃度を測定した(Fair。
Blood 62: 784−791 (1983) )。組換えタンパク質の γ−カルボキシル化を評価するために、第■因子発現BHK細胞系、並びに生来 の組換え第■因子を発現するBl(K系であるB4A1を、1%ピルビン酸ナト リウム、1%透析済ウつ胎児血清、1%グルタミンおよび5μg/−ビタミンK を含む変形ダルベツコシステイン不含有培地中で2BS−システィンにより生体 内標識した。6時間後に分泌物質を収得し、クエン酸バリウム沈澱(Malho tra、 Thrombosis Res、 15: 427−439(197 9)) 、次いで抗第■因子モノクローナル抗体を使った免疫沈澱にかけた。R 152E第■因子はクエン酸バリウムに定量的に結合した。
細胞培養培地からビタミンKを削除した対照実験では、クエン酸バリウムにより 全く第■因子が吸着されなかつた。免疫沈澱試料を還元条件下での5DS−PA GEにより分析すると、R]、52E第■因子の分子量は生来の野生型巣■因子 のものと区別できた。それらのデータは、変異タンパク質が正しくプロセシング された成熟形態で生産されたことを示す。1 代表的な第■因子生産細胞系からの約6.Q XIO’個の細胞を、1%透析済 ウつ胎児血清、ペニシリン−ストレプトマイシンおよび0.5μg/m/’ビタ ミンKを含むDItiEM中で培養した。3週間まで細胞を培養し、約5日間隔 で培養上清を収得した。培養上清(〜750 rnl)を遠心して存在し得る細 胞破片を除去し、150mM NaC1を含む10mMTris−HCI (p H8,0) 501に対して4°Cにて一晩透析した。残留物を10mM Ca C1zに調整し、4°Cで30分間放置しておいた。カルシウム添加した溶液を 30.000 X gで15分間遠心し、そして少量の底のペレットを捨てた。
l0mM Tris−HCI (pH8,0)/l0mM CaCItで平衡化 されたカルシウム依存性抗第■因子モノクローナル抗体(Thimら、Bioc hem、 27: 7785−7793 (1988) )セファ0−ス力ラム に上溝を適用し、該カラムに非特異的に結合したタンパク質を除去した。次いで 150mM Mailと40mM EDTAを含む10mM Tris−HCI  (pH8,0)を使ってR152B第■因子をカラムから溶出せしめた。EL ISAにより測定した第■因子抗原濃度を基にして、EDTAで溶出された第■ 因子画分をプールした。プールした材料を限外濾過により濃縮しくYM−10膜 、Am1con、 Danvers、 Mass、を使って) 、0.05M  Tris−HCIlo、1M NaC1(pH7,5)または1.0M NHJ COz (pH8,0)のいずれかに対して透析した。
精製されたR152ε第■因子は、クーマシーブルーで染色した5DS−ポリア クリルアミドゲル中で単一バンドとして移動した(図3A)。
SDSゲルおよびイムノプロット(図3B)において認められるように、R15 2E第■因子の分子量は組換え野生型下■因子〔米国特許第4、784.950 号(これは参考として本明細書中に組み込まれる)に一般に従ってBHK細胞中 で生産されたもの〕または血漿由来のヒト第■因子のいずれとも区別可能であっ た。後者は、治療血漿搬出血漿から得られ、そして一般的にはMiletich ら、Meth、 Enzymol、 80:221−228 (1981)に従 ってクエン酸バリウム吸着/溶出とDEAE−セファロースCL−6Bクロマト グラフィーとの組合せにより部分精製した。
DEAE−セファロースクロマトグラフィーから得られた第■因子を、Wi l dgooseら、Blood 73:1888−1895 (1989) (こ れは参考として本明細書に組み込まれる)により記載されたような免疫アフィニ ティークロマトグラフィーとFPLCクロマトグラフィーにより、均質まで精製 した。−重鎖変異第■因子タンパク質の凝固活性を組換え野生型下■因子のもの と比較した。本質的には次のようにして一段階凝固アッセイを実施した。インキ ュベーション混合物は、合計容量3゜Oμlの0.05M Tris−HCI  (pH7,5) 10. LM NaC110,1%ウシ血清アルブミン(TB S/BSA)中、1.0MMのR152E第■因子または組換え野生型第■因子 ;混合脳リン脂質、0.5mM最終リンす質濃度(Bell質濃度を決定した: ];100μlのヒト脳トロンボプラスチン(組織因子) (Nawrothら 、Thromb、 Res、 44:625−637 (1986)) ; 1 00 ulの第■因子欠損血漿および5mMのCaC1t (最終濃度)から成 った。
アッセイは12X75皿の硼珪酸ガラス試験管中で37°Cにて1〜3分間イン キュベートすることによって行った。正常貯留ヒト血漿(1単位/mlの第■因 子活性を含むと仮定、20人の健康提供者からのクエン酸塩加血清をプールする ことにより調製した)の1:5〜I:200希釈液から作製した標準曲線から凝 固時間を第■因子活性単位に変換した。結果は、精製R152B第■因子の幾つ かの調製物が0.00025078gの低い平均比凝固活性(範囲0.0001 〜0.0004U/μg)、即ち組換え野生型第■因子調製物について観察され たもの(1,50/μg)の〜0.01%の平均比凝固活性を有することを示し た。
−重鎖R152E第■因子が内因性凝固活性を有するかどうか、または観察され た少量の活性がBHK細胞から分泌されたかもしくは培地の血清成分中に存在す る汚染プロテアーゼによるものであるかとうかを試験するために、R152E第 ■因子をダンシル−Glu−GIY−Arg−クロロメチルケトンで処理した。
このセリンプロテアーゼ阻害剤は第■因子の一本鎖形とは相互作用しない(Wi lliamsら、J、 Biol、Chem。
264ニア536−7543 (1989)) oR152B第■因子(lμ1 it)、野生型下■因子(lμM)および組換え野生型第■a因子(1nM)を 別々に、合計容量200μlの0.05M Tris−HCI (pH7,5) 10.1M NaC110,5%BSA中で0.7mMのダンシル−Glu−G IY−Arg−りC70メチルケトン(Calbiochem、 San Di ego、 CA)と共に37°Cにて1時間インキュベートした。インキュベー ション後、それらの試料を21!の0.05M Tris−HCI (pH7, 5)10.1M NaC1に対して一晩透析して該阻害剤を除去した。
阻害剤とのインキュベーション後、R152E第■因子調製物は検出可能な凝固 活性を全く示さなかった。このことはR152B第■因子調製物かセリンプロテ アーゼにより汚染されていたことを示す(表3)血漿由来および組換え野生型− 重鎖第■因子において認められる活性の減少は、それらの試料中の少量の汚染第 ■a因子の存在によるものであった。
表3=ダンシルーグルタミルーグリシル−アルギニンクロロメチルケトン(DE GRck)と第■因子とのインキュベーションの効果血漿F■ 2.5U/μg  O,45U/μg 82%野生型FVI[15078g O,35078g  77 %野生型FVIIa〜50U/μgND100%R152E F■ 0. 00040/μg ND 100%ND=検呂できず R152E第■因子調製物に対する生理的第■因子活性化因子の効果を調へるた めに、R152E第■因子を第Xa因子または第1Xa因子と共にインキュベー トした。それらの反応の結果を凝固アッセイとイムノブロッティングにより監視 した。
凝固アッセイは一般的に上述の通りに行った。インキュベーション混合物は、合 計容量200μlの0.05M TBS/BSA中、1.0MMの組換え野生壓 第■因子またはI?l52E第■因子、混合層リン脂質(0,5mM最終リンす 質濃度) 、5mM CaCl2、および第1Xa因子(21膜M)または第X a因子(20膜M)から成った。治療血漿搬出血漿から第X因子と第X因子を得 、そして一般的にはMiletichら、Meth、 Enzymol。
80:221−228 (1981)に従ってクエン酸バリウム吸着/溶出とD EAE−セファロースCL−6Bクロマトグラフィーとの組合せにより部分精製 した。DEAE−セファロースクロマトグラフィーから得られた第X因子プール を、Kondoら、Blood 70:1947−1954 (1987)によ り記載されたような硫酸デキストランアガロース(DSA)カラムクロマトグラ フィーとセファデックス(Sephadex) G−150カラムクロマトグラ フイーの組合せにより均質まて精製した。次いで不溶化RVV−X C3ter nら、J、 Cl1n、Invest、 74:l910−1921 (198 4))とのインキュベーションにより第X因子を活性化し、そしてセファデック スG−100カラムクロマトグラフイーにより残余の第X因子から分離した。最 終生成物は5DS−PAGEにより評価すると均質であり、そして本質的に全て が第Xaβであった。DEAE−セファロースクロマトグラフィーから得られた 部分精製第X因子プールをDSAカラムクロマトグラフィーと免疫アフィニディ ークロマトグラフィーにより更に精製した( Kondoら、前掲)。第X因子 を不溶化RVV−Xとインキュベーションした後にセファクリル(Sephac ryl) S−200上でゲル濾過すること1902 (1978)。
特定の間隔で、インキュベーション混合物から10μ!アリコートを取り出し、 そしてTBS/BSA中に希釈した(25〜100倍)。希釈試料のアリコート (100μl)を12X75mmの硼珪酸ガラス試験管に移し、次いで100μ lの第■因子欠損血漿を添加した。各混合物に、100μi’のヒト脳トロンボ プラスチンと100tLfの25mM ’ CaC12を順次添加した。正常貯 留ヒト血漿の1:5〜1 :200希釈液により作製した標準曲線から凝固時間 を第■因子活性単位に変換した。
凝固アッセイから同様にイムノプロット分析用に試料を取り出した。凝固アッセ イと同様に、特定の間隔で10μ!アリコートを取り出し、2.5%ポリアクリ ルアミド濃縮ゲルとlO%ポリアクリルアミド分離ケルを使った5DS−PAG Eにかけた(10%β−メルカプトエタノールでの還元後)。電気泳動後、タン パク質をニトロセルロース膜に電気泳動的に移行せしめ、そしてアフィニティー 精製されたウサギ抗第■因子rgGとのインキュベーション、次いで125I− プロティンAとのインキュベーションおよびオートラジオグラフィーにより、第 ■/■a因子分解生成物を可視化した。
R152B第■因子を第1Xa因子とインキュベーションした時は、R152E 第■因子の比凝固活性または共有結合構造には全く変化が観察されなかった(図 4A)。しかしながら、第Xa因子−R152E第■因子インキユベ一シヨン混 合物のイムノプロットは、R152E第■因子が時間依存形式において、40  kDa付近に移動するわずかに低い分子量形態に開裂されたことを示した(図4 B)。この低分子量形態は第■a因子のいずれの鎖にも一致せず、第Xa因子調 製物中の汚染プロテアーゼの結果であると思われた。以前の結果(Wi ldg ooseおよびK15iel、 Blood 73:1888−1895.19 89)と一致して、組換え第■因子と第1Xa因子または第Xa因子のいずれか とのインキュベーションは、二本鎖第■a因子の出現と平行して比活性の迅速な 減少を引き起こした。
組織因子を目当てに野生型環■因子と競争しそしてその凝固活性を阻害する変異 第■因子(R1,52E)の能力を、限定量の組織因子(トロンボプラスチン) の存在下での一段階凝固アッセイにおいて評価した。2つのタンパク質が同様に 第■因子補因子である組織因子と反応したとすれば、R152Eは野生型環■因 子の凝固活性を阻害するであろう。
それらの実験では、R152B第■因子と野生型環■因子の様々なモル比を10  X 75mmの硼珪酸ガラス試験管中の100μlのTBS/BSA中に調製 した。各混合物に、100μlの第■因子欠損血漿、100μ!のトロンボプラ スチンおよび100μlの25mM CaC1zを順次添加した。
各混合物中の見かけの第■因子活性を、野生堅第■因子濃度の減少の結果として 予想される第■因子活性の理論的減少量に対して補正した。残余環■因子活性は 、R152E第■因子/野生覆第■因子混合物の見かけの活性を、該混合物中に 存在するその特定濃度において野生型環■因子のみを含む同等画分の活性により 割ったものとして定義された。
R152E第■因子は全く凝固活性を持たないので、l:1のモル比のR152 E/野生型第■因子混合物は、野生壓第■因子のみを含む同等の試料において観 察されたものの50%の凝固活性を示すだろう。
図5は、こういう風にR152Bが野生型環■因子の凝固活性を阻害することを 表す。これは、R152B第■因子が野生型環■因子において観察されるのと非 常によく似た形で組織因子と相互作用するらしいという結論を支持する。従って 変形旧52E第■因子分子は、それの活性化開裂部位を除いて、野生型環■因子 と構造的に非常によく似ていると思われる。
本質的には実施例工と同様にして、ただしZC1715およびZC1714をそ れぞれオリゴヌクレオチドZC1716(5’ CCCCAA GGCCTG  ATTGTG GGG 3’ )およびZC1718(5’ TTG CCCC CCACA ATCAGG CCTT3′)により置き換えて、Arg+s2→ Leu第■因子をコードするDNA配列を作製した。全コード配列をpDXベー スの発現ベクター中で組み立てた。
Arg+52−LeU変形第■因子タンパク質の発現および精製は実施例Iにお いて上述した通りに行った。組織因子を目当てに野生型環■因子と競争しそして 凝固活性を阻害するこの変形タンパク質の能力を、実施例■において上述した凝 固アッセイにおいて測定した。
実施例■に記載されたのと同様にして、GIY112第■因子、ASp152第 ■因子および[le+az第■因子をコードする配列を作製する。
Applied Biosystems 380A型DNA合成装置を使って標 準手順に従って表4に記載のオリゴヌクレオチドを合成した。
表4 ZC878CCCCAA GGCATCATT GTG GGGZC879TT G CCCCCCACA ATG ATG CCT TZC1386CCCCA A GGCGACATT GTG GGGZC1387TTG CCCCCCA CA ATG TCG CCT TZC1388TTG CCCCCCACA  ATCCCG CCT TZC1389CCCCAA GGCGGG ATT  GTG GGGオリゴヌクレオチド対ZC1714と1715をZC879と8 78に置き換えて[le置換体を作製する。オリゴヌクレオチド対ZC1714 と1715をZC1387と1386に置き換えてAsp置換体を作製する。オ リゴヌクレオチド対ZC1388と1389を使ってGly置換体を作製する。
全コード配列をpDXベースの発現ベクター中で組み立てる。
Arg+s2”Gly、 Arg+1z−ASPおよびArg+ 52−1ie 変形第■因子タンパク質の発現および精製は実施例■において上述した方法と同 様に行う。組織因子を目当てに野生型環■因子と競争しそして凝固活性を阻害す る各々の変形タンパク質またはそれらの組合せの能力を、実施例■において上述 した凝固アッセイにおいて測定する。
上記の結果から、まだ組織因子を結合することができ、血漿活性化因子による開 裂に対して抵抗性であり、従って活性化に対して抵抗性である、第■因子の組成 物が提供され得ることは明白である。
それらの結果は、変形第■分子が、治療的または予防的抗凝固剤組成物として使 用できるという点で、特に励みになる。一般に、チモーゲン凝固因子はそれらの 活性化された相当物よりも有意に長い血漿半減期を有する。従って、血漿中の変 形第■因子の安定性のため、従来の抗凝固剤と比較すると一層長い半減期を提供 することができる。変形第■分子は、凝固因子を分解または消耗することなく特 異的凝固カスケードを中断する作用をするため、変形第■因子調製物の投与は、 現行の治療法が遭遇するよりも望ましくない副作用を伴うことがより少ないであ ろうと期待される。更に、変形第■因子は組換え手段により容易に製造すること ができる。従って、中でも、低用量で且つ低頻度の投与の効能、簡便性および経 済性、並びに比較的毒性の無いことが本発明の組成物により付与される利点であ る。
今まで理解の明確化の目的で本発明を説明および例により幾分詳細に記載してき たが、添付の請求の範囲内で幾つかの変更および改良を実施できることは明らか であろう。
呈上 +45 150 1 155 −ASN−ALA−5ER−LYS−PRO−GLN−GLY−ARG−ILE −VAL−GLY−GLY−LYS−立2 145 150 市 155 −ASN−GLY−5ER−LYS−PRO−GLN−GLY−^RG−ILE −VAL−GLY−GLY−HIS−FIG、I XbaI にeo1 2C8762C1715ZC1902 FIG、2A。
R152E/野生型第■因子のモル比。
FIG、5゜ 542 にも na、xs。
FIG、 3A +23 456 FIG、 3B ’ −mm −m−asm ,55102030405060 FIG、 4B 要 約 書 抗凝固剤タンパク質 凝固カスケードの第■因子が抗凝固剤として作用するように変形される。アミノ 酸変更を使って、野生型第■因子を典型的に活性化する酵素による活性化に対す る感受性が実質的に減少された変形環■因子か製造される。変形環■因子は、組 織因子への結合を目当てに野生型第■および/または■a因子と競争し、凝固活 性を阻害することができる。変形環■因子は凝固カスケードを特異的に中断する 作用をするので、変形環■因子の医薬組成物は常用の抗凝固剤療法の代わりに、 または低用量の抗凝固剤療法と共に、投与することができる。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.血漿第Xa因子による活性化に対する第VII因子の感受性を実質的に減少 させ且つ野生型第VIIa因子の凝固活性を阻害するように選択された少なくと も1つのアミノ酸変更を有する第VII因子を含んで成る組成物。
  2. 2.前記アミノ酸変更が第VII因子の活性化領域中に作られる、請求項1に記 載の組成物。
  3. 3.前記第VII因子がヒトである、請求項2に記載の組成物。
  4. 4.前記第VII因子がウシである、請求項2に記載の組成物。
  5. 5.前記活性化領域の開裂部位が変更される、請求項2に記載の組成物。
  6. 6.変更される開裂部位がArg−Ileジペプチドである、請求項5に記載の 組成物。
  7. 7.前記Arg−Ile開裂部位のArgが別のアミノ酸により置換される、請 求項6に記載の組成物。
  8. 8.ArgがGlu,Leu,Asp,GlyまたはIleにより置換される、 請求項7に記載の組成物。
  9. 9.前記Arg−Ile結合開裂部位のIleが別のアミノ酸により置換される 、請求項6に記載の組成物。
  10. 10.ヒト第VII因子活性化領域中のアミノ酸変更がArg−Ile開裂部位 のArgから別のアミノ酸への置換を含んで成る、請求項3に記載の組成物。
  11. 11.ArgがGlu,Leu,Asp,GlyまたはIleにより置換される 、請求項10に記載の組成物。
  12. 12.血漿第IXa因子による活性化に対する変形第VII因子の感受性が実質 的に減少される、請求項1に記載の組成物。
  13. 13.前記変形第VII因子が実質的に純粋である、請求項1に記載の組成物。
  14. 14.少なくとも1つのアミノ酸変更を有する第VII因子が組織因子を結合す る、請求項1に記載の組成物。
  15. 15.前記変形第VII因子が組織因子への結合を目当てに野生型第VIIa因 子と競争する、請求項14に記載の組成物。
  16. 16.凝固関連障害を有する患者を治療する方法であって、活性化領域中に少な くとも1つのアミノ酸変更を有する第VII因子を含む組成物の治療的有効量を 前記患者に投与することを含んで成り、前記第VII因子は血漿第Xa因子によ る活性化に対して実質的に抵抗性であり且つ野生型第VIIa因子の凝固活性を 阻害することができる方法。
  17. 17.前記患者に投与される第VII因子組成物がヒトである、請求項16に記 載の方法。
  18. 18.前記活性化領域の変更がArg−Ileジペプチドを含んで成る開裂部位 の所である、請求項17に記載の方法。
  19. 19.Arg−Ile結合開裂部位のArgが別のアミノ酸により置換される、 請求項18に記載の方法。
  20. 20.ArgがGlu,Leu,Asp,GlyまたはIleにより置換される 、請求項19に記載の方法。
  21. 21.前記変形第VII因子が組織因子への結合を目当てに野生型第VIIa因 子と競争する、請求項16に記載の方法。
  22. 22.患者において血液凝固を阻害する方法であって、活性化領域中に少なくと も1つのアミノ酸変更を有する第VII因子を含む組成物を、凝固を効果的に阻 害するのに十分な用量で前記患者に投与することを含んで成り、前記第VII因 子は血漿第Xa因子による活性化に対して実質的に抵抗性であり且つ野生型第V IIa因子の凝固活性を阻害することができる方法。
  23. 23.競求項1,2,3,8,9,12または14のいずれか一項に記載の変形 第VII因子と生理学的に許容される担体とを含んで成る医薬組成物。
  24. 24.ビタミンK依存性血漿タンパク質のプレープロペプチドとgla領域、お よび活性化領域中に少なくとも1つのアミノ酸変更を有するgla領域欠損第V II因子、をそれぞれコードする2つの作用可能に連結された配列コード領域を 含んで成るポリヌクレオチド分子であって、前記ポリペプチドは、発現されると 、血漿第Xa因子による活性化に対して実質的に抵抗性であり且つ野生型第VI Ia因子の凝固活性を阻害することができる変形第VII因子分子をコードする 、ポリヌクレオチド分子。
  25. 25.前記活性化領域中のアミノ酸変更が開裂部位の所であって、Arg152 をGlu,Leu,Asp,GlyまたはIleにより置換することを含んで成 る、請求項24に記載のポリヌクレオチド分子。
  26. 26.前記第VII因子がヒト第VII因子である、請求項24に記載のポリヌ クレオチド分子。
  27. 27.前記プレープロペプチドとgla領域がヒト第VII因子のプレープロペ プチドとgla領域である、請求項24に記載のポリヌクレオチド分子。
  28. 28.前記ポリヌクレオチド分子によりコードされる変形第VII因子分子が組 織因子への結合を目当てに野生型第VIIa因子と競争する、請求項24に記載 のポリヌクレオチド分子。
  29. 29.請求項24のポリヌクレオチド分子によりトランスフェクトされた哺乳動 物細胞系。
  30. 30.前記細胞系がベビーハムスター腎臓細胞系または293細胞系である、請 求項29のトランスフェクトされた細胞系。
  31. 31.前記細胞系がATCCNo.CRL10314を有するBHK570であ る、請求項30のトランスフェクトされた細胞系。
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