JPH0549721U - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

Info

Publication number
JPH0549721U
JPH0549721U JP10997591U JP10997591U JPH0549721U JP H0549721 U JPH0549721 U JP H0549721U JP 10997591 U JP10997591 U JP 10997591U JP 10997591 U JP10997591 U JP 10997591U JP H0549721 U JPH0549721 U JP H0549721U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
shaped
guide
shaped guide
conveyor belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10997591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH081207Y2 (ja
Inventor
康夫 住吉
博之 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP10997591U priority Critical patent/JPH081207Y2/ja
Publication of JPH0549721U publication Critical patent/JPH0549721U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH081207Y2 publication Critical patent/JPH081207Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンベヤベルトにおいて、直進性に優れ、か
つ屈曲性良好で、食品加工などの工程における高熱加工
ゾーンを含む苛酷な処理加工工程に組込まれた折にも、
十分これに対応可能なコンベヤベルトの提供。 【構成】 ふっ素樹脂を含浸せしめた伸びの小さいシー
ト状の基布(2)の裏面に取付けられる帯状ガイド
(3)は、ふっ素樹脂にて構成され、その中央部にガイ
ド全長に亘ってのびる帯状溝(4)を、またこの帯状溝
(4)と交叉して、所定のピッチをもって横溝(5)群
がガイド全長に亘って形成されており、帯状ガイド
(3)は基布(2)に対して耐熱性糸(7)をもって、
前記帯状溝(4)部分を用いて縫着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はコンベヤベルト、より詳しくはベルト本体の裏面に、その全長に亘 り帯状ガイドを取付け、ベルトの直進性の確保と、併せ高熱処理加工工程に組み 込まれて、これに十分対応しうる耐熱性コンベヤベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート状のベルト本体の裏面長手方向の全長に亘り、少なくとも一本の 帯状ガイドを一体に取付けたコンベヤベルトをもって、その表面円周方向に環状 溝を削設したドラム状プーリにこのベルトを掛装する折、該帯状ガイド部をプー リの環状溝に嵌合して、ベルトの直進性およびベルトのプーリよりの脱落を阻止 することを意図したコンベヤベルトが多用されている。 また、この種のコンベヤベルトは食品加工工程などに組み込まれて使用される 折、その加工工程中に高熱処理ゾーンが存在するなど、条件的にはかなり苛酷な 環境下にて使用されることが多々ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
シート状ベルト本体の裏面に帯状ガイドを取付けることにより、コンベヤベル トの直進性の確保、蛇行運行の抑制延いてはプーリよりのベルトの脱落の阻止効 果などみるべきものがあるが、帯状ガイドをベルト本体の厚手方向に取付けるこ とは、必然的にベルトの屈曲性を低下せしめ、このことは小径プーリへのこの種 のベルトの掛装に一定の制約となって現れた。さらにベルトに対する無理な屈曲 負荷はベルト本体と帯状ガイドとの分離現象となって現れる危惧すらあった。
【0004】 また、この種のベルトの使用環境からの考察において、高熱処理工程あるいは 粘着物の搬送など、苛酷な作業条件に対処するため、ベルト本体および帯状ガイ ドの各構成部材に耐熱性、分離性を目的としてふっ素樹脂を採用したコンベヤベ ルトが提案されているも、ふっ素樹脂自体は他物との接合、接着性に欠け、また 耐屈性にも問題があり、帯状ガイド付きコンベヤベルトの分野にて、その積極的 利用が今一歩の現状にあった。
【0005】 この考案は耐熱性、分離性に特に優れた効果のあるふっ素樹脂をこの種のコン ベヤベルトの構成部材に積極的に採用することにより、上記多くの問題点を大幅 に改善しうるコンベヤベルトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係るコンベヤベルトはつぎのような手 段を採用している。 即ち、ベルト本体部分はふっ素樹脂を含浸せしめた伸びの小さいシート状基布 をもって構成され、一方この基布の裏面長手方向に取付けられる帯状ガイドはふ っ素樹脂にて構成され、帯状ガイドの中央部にはガイド全長に亘って帯状溝が、 また該溝と交叉して所定のピッチをもって横溝群をガイド全長に亘り形成してお り、以上の構造よりなる帯状ガイドを基布裏面に取付けるに当り、帯状ガイドの 帯状溝部分を用いて耐熱性糸をもって基布に縫着したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
つぎにこの考案を実施したコンベヤベルトの具体的実施例を図面を用いて説明 する。 図1はこの考案に係るコンベヤベルトをプーリに掛装した折の片側プーリ部分 の斜視図であり、図2はコンベヤベルトの裏面ガイド取付部分の部分斜視図であ る。 この考案に係るコンベヤベルト(1)はベルトの主体を構成するシート状基布 (2)の裏面にベルトの長手方向に伸びる少なくとも一本の帯状ガイド(3)を 取付けた構成からなり、このコンベヤベルト(1)はドラム状プーリ(11)の 円周面に形成された環状溝(12)に、該ベルトを掛装した折、ベルトの帯状ガ イド(3)を嵌合せしめてコンベヤベルト(1)は運行される。
【0008】 コンベヤベルト(1)を構成するシート状基布(2)はガラス繊維,アラミド 繊維,芳香族ポリエステル繊維などから成る伸びが小さく強靱な繊維糸にて織製 されており、この織布にはふっ素樹脂、例えばポリテトラフルオロエチレン(P TFE),ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)などを含浸し、焼成 加工されている。
【0009】 一方基布(2)の裏面に固着された帯状ガイド(3)は同じくふっ素樹脂、例 えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製帯状体に対して切削加工、押出 し加工あるいはキャスティング手段により、帯状ガイド(3)の中央部にはその 長手方向に伸びる帯状溝(4)が、また該帯状溝(4)と交叉する方向に横溝( 5)群が所定のピッチをもって、帯状溝(4)よりやや大きい深さをもって帯状 ガイド(3)全長に亘り凹設され、横溝(5)群と帯状溝(4)の存在により、 帯状ガイド(3)には左右一対を一組としてベルト長手方向に並設した突起(6 )群の集合体を形成している。 そしてこの帯状ガイド(3)は基布(2)の裏面にて、その長手方向に帯状ガ イド(3)に設けた帯状溝(4)部分を用いて、強靱性に富みかつ耐熱性に優れ た糸(7)例えばアラミド繊維糸をもって基布(2)に一列あるいは複数列の縫 着手段をもって固着されている。 なおこの帯状ガイド(3)はその横断面形状が矩形,台形,半円形とベルト横 方向よりのスラスト荷重に対して十分強靱性を有しているものが望ましい。
【0010】
【考案の効果】
この考案に係るコンベヤベルトはベルトの本体を構成するシート状基布および 帯状ガイド共に耐熱性に富む材料を用いていることから食品加工などにおける苛 酷な条件下の熱処理加工工程での高熱にも耐え、また帯状ガイドは低摩擦特性を 有する材料をもって構成されているため、滑らかにプーリの環状溝との嵌合も円 滑に進行し、騒音の発生も少なく、さらに材料の摩耗粉の発生も極力抑制するこ とができ、食品加工工程などに適したベルトを得ることができる。
【0011】 また、帯状ガイドに所定のピッチをもって横溝群を設けることにより、該帯状 ガイド部の屈曲性を良好なものとすることができ、延いてはベルト自体の良好な 屈曲性を確保することが可能となり、それ自体可撓性に富むシート状の薄手の基 布をもってベルト本体部分を構成したこのコンベヤベルトが目的とする可撓性を 二つの構成部材の相乗効果により、これを一層高めることができた。
【0012】 また、帯状ガイドの中央部長手方向に設けた帯状溝の存在は、帯状ガイド自身 の屈撓性を良好なものとする効果と共に、その接着性の面で難点のあるふっ素樹 脂製帯状ガイド自体はベルト基布と縫糸をもって縫着することにより、その接着 不良性を改善でき、さらに、この縫糸自体は帯状ガイドの帯状溝の溝底部に位置 して、直接プーリ等との接触を繰り返すことがないので、縫糸切断の危惧を大幅 に回避することができる。
【0013】 また、帯状ガイドの中央部に帯状溝を設けることにより相対的に形成される左 右一対を一組とする突起はベルト駆動時、横方向よりのスラスト荷重に対して該 帯状溝部分が逃げ場となって作用し、突起全体の変形が抑止され、帯状ガイド部 のプーリの環状溝よりの離脱が回避され、結果的にコンベヤベルトのプーリ上よ りの脱落、ベルトの一時的局部的蛇行走行の発生を未然に抑止することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るコンベヤベルトのプーリに掛装
した折の片側プーリ部分の斜視図である。
【図2】コンベヤベルトの裏面帯状ガイド取付部分の部
分斜視図である。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 2 ふっ素樹脂を含浸せしめた基布 3 帯状ガイド 4 帯状溝 5 横溝 6 突起 7 耐熱性糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふっ素樹脂を含浸せしめた伸びの小さい
    シート状の基布の裏面にはふっ素樹脂製帯状ガイドが位
    置し、該ガイドにはその全長に亘り中央部に帯状溝が、
    また該溝と交叉して所定のピッチをもって横溝群を全長
    に亘り形成し、この帯状ガイドはその帯状溝部分を用い
    て基布に耐熱性糸をもって縫着されていることを特徴と
    するコンベヤベルト。
JP10997591U 1991-12-14 1991-12-14 コンベヤベルト Expired - Lifetime JPH081207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10997591U JPH081207Y2 (ja) 1991-12-14 1991-12-14 コンベヤベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10997591U JPH081207Y2 (ja) 1991-12-14 1991-12-14 コンベヤベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0549721U true JPH0549721U (ja) 1993-06-29
JPH081207Y2 JPH081207Y2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=14523902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10997591U Expired - Lifetime JPH081207Y2 (ja) 1991-12-14 1991-12-14 コンベヤベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081207Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092476A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Nitta Corporation Convoyeur a bande a billes
WO2002092477A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Nitta Corporation Bande transporteuse a boules

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109996745A (zh) 2016-11-29 2019-07-09 美国圣戈班性能塑料公司 复合带材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092476A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Nitta Corporation Convoyeur a bande a billes
WO2002092477A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Nitta Corporation Bande transporteuse a boules

Also Published As

Publication number Publication date
JPH081207Y2 (ja) 1996-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6866141B2 (en) Curve conveyor belt
US6974022B2 (en) Beaded conveyor belt
US9776033B2 (en) Yoga mat assembly
KR870002011A (ko) 손상 감지 시스템 구비한 보강 컨베이어 벨트
US2305044A (en) Conveyer and elevator belt
US5692598A (en) Conveyor belt comprised of flexible, parallel belt loops having connected thereto transversely extending rods
JPH0549721U (ja) コンベヤベルト
US6899220B2 (en) Beaded conveyor belt
EP2985243B1 (en) Conveying apparatus
US6945387B1 (en) Bottom surface drive for an endless belt in a conveyor system
CN111483905B (zh) 电梯滑轮清洁器
JPH0642119Y2 (ja) 平ベルト
US6994208B2 (en) Curved conveyor
JPH0720083Y2 (ja) 曲路に沿って移動可能なコンベヤベルト
KR920002343B1 (ko) 고무리브부착 타이밍벨트
JP3093966B2 (ja) カーブドコンベヤ
JPH0736888Y2 (ja) 耐熱性コンベアベルト端縁部の突条ガイド取付け構造
US1441836A (en) Patrick henry davis
JPS6216410Y2 (ja)
JPH058821A (ja) 摩擦及び蛇行の少ないコンベヤベルト
JPS6240971Y2 (ja)
JPS6315209Y2 (ja)
EP2799371A1 (en) Conveyor belt
JPH0339927B2 (ja)
JPH0741125A (ja) ベルトコンベヤ装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term