JPH058821A - 摩擦及び蛇行の少ないコンベヤベルト - Google Patents

摩擦及び蛇行の少ないコンベヤベルト

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JPH058821A
JPH058821A JP27012491A JP27012491A JPH058821A JP H058821 A JPH058821 A JP H058821A JP 27012491 A JP27012491 A JP 27012491A JP 27012491 A JP27012491 A JP 27012491A JP H058821 A JPH058821 A JP H058821A
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JP
Japan
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belt
conveyor belt
warp
woven fabric
exposed
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JP27012491A
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English (en)
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Keishi Sato
恵志 佐藤
Takanari Tamura
敬成 田村
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鉄板等の平面の支持台上を滑動さ
せて、物品の搬送を行うコンベヤベルトに関し、ベルト
裏・表面と支持台との間の摩耗を少なくかつ蛇行の少な
いコンベヤベルトにかかるものである。 【構成】 コンベヤベルトの搬送面と反対側の、支持台
上を滑動するベルト裏・表面において、無端のゴム状弾
性体と、その裏・表面に露出する織布からなるコンベヤ
ベルトであって、当該織布の経糸はベルト進行方向を指
向し、3本から5本の緯糸をまたいでベルト裏・表面に
露出し、それら露出した経糸のベルト進行方向前端は、
左上り及び右上りの両方向を指向して蛇行調整をなした
斜文織織布からなる、支持台との間でベルト進行方向に
摩擦及び蛇行の少ないコンベヤベルト。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄板等の平面の支持台
上を滑動させて、物品の搬送を行うコンベヤベルトに関
するものである。
【従来の技術】図17は従来のコンベヤベルトの概念図
を示したものであり、ベルト(イ)は、駆動プ−リ−
(ロ)と従動プ−リ−(ハ)間に巻き掛けされ、ベルト
(イ)の裏・表面(ニ)が支持台(ホ)と接触滑動する
と共に、ベルト(イ)の表・表面即ち搬送面(ヘ)に被
搬送物(ト)が載せられて搬送するものである。このよ
うなベルト(イ)の裏・表面(ニ)を支持台(ホ)と接
触させつつ滑動させ、搬送を行う形式のコンベヤベルト
は、機長が15cm程度から100m未満と比較的小型
のコンベヤ−機体に用いられていて、支持台(ホ)と接
触するベルト裏・表面(ニ)は、補強材をなす織布にゴ
ム、合成樹脂等のゴム弾性体を含浸させたり、又は何の
処理もされない状態であり、従って、ベルト裏・表面
(ニ)は補強材をなす織布が露出した状態で使用されて
いる。図13はこのベルト裏・表面(ニ)を示す。図に
あって矢印A方向は、織布の経糸方向でベルトの進行方
向でもあり、矢印B方向は緯糸方向であり、白部分1は
経糸が緯糸よりベルト裏・表面(ニ)に位置しているこ
とを示し、黒部分2は経糸が緯糸よりベルトの内側に位
置していることを示す。図14に示すものはこの織布の
経糸に沿って断面したところで、3は経糸であり、4は
緯糸で、同図において、経糸3より手前側0をベルト裏
・表面(ニ)側とすれば、経糸3の3′部分は図13の
白部分1に対応し、経糸3の3″部分は図13の黒部分
2に対応する。ここに示される織布は平織布と称される
ものであり、図からも分るごとく、経糸3は緯糸4を1
本づつまたいでいてる。かかる経糸3のベルト裏・表面
(ニ)への露出を示す白部分1は、支持台(ホ)との間
の摩擦の発生原因となっており、この白部分1は緯糸4
の1本に対し、1ケ生じている。即ち、ベルト裏・表面
(ニ)に織布を露出させた場合には、支持台(ホ)面に
対して経糸が表われる回数が著しく多く、このためにベ
ルト裏・表面(ニ)と支持台(ホ)との間の摩擦が著し
く大きいものとなるのである。従って、この両者間の摩
擦抵抗を小さくするため、経糸がベルト裏・表面(ニ)
側で複数の緯度糸をまたいだいわゆる斜文織織布を用い
ることが考えられる。図15はこの例であって、経糸3
はベルト裏・表面(ニ)側で緯糸4を2本またいだ織布
であり、図16はこの経糸3に沿った断面図である。図
中0はベルト裏・表面(ニ)側を示す。このように、経
糸3によるベルト裏・表面(ニ)側の突出回数を減少さ
せることによって摩擦の軽減が図れることになるが、図
15に見る如く、この場合にはベルト裏・表面(ニ)に
露出する経糸3(白部分1)がベルトの進行方向に対し
て対称とはならず、このため支持台(ホ)との間で摩擦
抵抗が偏り、ベルトの蛇行を惹起してしまうという大き
な欠点をもたらす。
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、コンベヤ
ベルトが滑動する支持台との大きな摩擦及びベルトの蛇
行を同時に解決しようとするものである。
【問題を解決するための手段及び作用】本発明は、コン
ベヤベルトの搬送面と反対側の、支持台上を滑動するベ
ルト裏・表面において、無端のゴム状弾性体と、その裏
・表面に露出する織布からなるコンベヤベルトであっ
て、当該織布の経糸はベルト進行方向を指向し、3本か
ら5本の緯糸をまたいでベルト裏・表面に露出し、それ
ら露出した経糸のベルト進行方向前端は、左上り及び右
上りの両方向を指向して、均衡を取った斜文織織布から
なる、支持台との間でベルト進行方向に摩擦が小さくか
つ蛇行のないコンベヤベルトであって、ベルト裏・表面
への経糸の露出回数が少なく、言い換えればベルト裏・
表面への経糸の突出回数が少ないために、これが滑動す
る支持台との間で摩擦抵抗が小さく、又、ベルトの進行
方向に対し、左上り及び右上りに均衡を取った斜文織織
布を使用したため、蛇行のないコンベヤベルトを提供す
るものである。このベルトに使用される均衡を取った斜
文織織布とは、ベルトの蛇行を防止するために斜文織を
経糸のベルト裏・表面の露出位置において、左上り及び
右上りの両方向に指向して織成してなるものであり、ベ
ルトの蛇行を生じさせる支持台との間の傾斜摩擦力を相
互に打消す構造をもつ織布である。
【実施例】図1から図12に示すものは、本発明の実施
例である。図1の実施例にあって、白部分1は経糸3が
ベルト裏・表面に緯糸4を3本またいで露出しているこ
とを示し、経糸3をもって断面すると図2の如くとな
る。即ち、ベルト裏・表面側0に経糸3は突条をなして
露出しているため、ベルト裏・表面が滑動する支持台
(図示せず)上の小凹部等に係ることなく円滑に駆動さ
れ、更に白部分1が対称的な配置とされ、即ちベルト裏
・表面材が均衡を取った斜文織織布であるため、これを
用いたベルトは支持台との間の滑動にあって蛇行がな
い。図3及び図4は、本発明の第2実施例及びその変形
例を示し、図3は均衡を取った斜文織織布をベルトの裏
・表面に用いた本発明の摩擦の少ないコンベヤベルトの
経糸部での断面図であり、図4は図3に示す均衡を取っ
た斜文織織布を使用した変形例における経糸部での断面
図である。図3において、3は経糸であって、ポリエス
テル、ナイロン、ビニロン、アラミド、レ−ヨン及びそ
の他の合成長繊維が用いられ、5cm巾あたりの打込本
数は、 840d以下のとき 81本以上 841〜1、000dのとき 75本以上 1、001〜1、500dのとき 67本以上 が支持台との間の摩擦が小さく良好であり、これ以下の
経糸本数であると、支持台との間の摩擦が大きくなるこ
とが実験により確められている。4は緯糸であって、ポ
リエステル、ナイロン、ビニロン及びその他の合成繊維
が用いられ、太さは直径0.28mm以下、繊度800
d以下、好ましくはモノフィラメント構造がよく、5c
m巾あたりの打込本数は55本以上がよい。これは緯糸
4に直径0.30mmのポリエステルフィラメントを5
cm巾あたりの打込本数50本の場合、摩擦は平織布よ
り大きくなった実験結果による。さて、経糸3が緯糸4
を3本またいだ均衡を取った斜文織織布6(図1に示
す)の両面に塩化ビニルを含浸させ、経糸3が緯糸4を
3本またいだ側をベルト裏・表面として、一方ベルトの
搬送面側のゴム状弾性体として、塩化ビニル板5と加熱
一体化したコンベヤベルトの断面が図3に示すものであ
る。この例ではコンベヤベルトの搬送面のカバ−となる
無端のゴム状弾性体として塩化ビニ−ル板を用いたが、
その他、PVC、PPV、熱可塑性ウレタン等が用いら
れる。図4は、図3にてベルトの搬送面側に使用した塩
化ビニル板5と、ベルト裏・表面である均衡を取った斜
文織織布6の間に、通常の平織布7を挿入し加熱一体化
したもので、図3に示すベルトものより強度向上が図ら
れ高負荷用として使用される。図5及び図6に示すもの
は、本発明の第3実施例であって、図5はベルトの平面
図、図6は経糸3における断面である。この経糸3は緯
糸4を4本またいだ均衡を取った斜文織織布で、ベルト
への適用は前記の通り、経糸3が緯糸4を4本またいだ
側をベルト裏・表面に露出させて、支持台との摩擦を軽
減するものである。図7に示すものは、前例を変形した
ベルトの平面図であり、同様の効果を奏する。図8は、
本発明の第4の実施例を示すベルトの平面図であって、
経糸に沿って断面した図9に示す通り、経糸3は緯糸4
を5本またいだ均衡を取った斜文織織布である。図1
0、11、12は、本発明の第5〜7実施例における夫
々均衡を取った斜文織織布を用いたベルト裏・表面の例
であって、その効果も前記各例と同様である。次に、経
糸が緯糸を6本またいだ斜文織織布をコンベヤベルトに
適用し、実験を行なったが、経糸が動き易く、不適合で
あることが分った。尚、いままで主として均衡を取った
斜文織織布をベルト裏・表面に露出して使用した例につ
いて述べたが、これを搬送側面に用いれば、ベルト搬送
側面と摺動する搬送物かき落し部材との摩擦を軽減する
ことができる。
【発明の効果】本発明は、詳述した如くベルト裏・表面
における経糸は、緯糸の複数本にわたりまたがり、しか
も均衡を保った斜文織となしたため、ベルト裏・表面と
接触滑動する支持台との間の摩擦が小さく、かつ蛇行の
ないコンベヤベルトが提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例のベルト裏・表面の
平面図である。
【図2】図2は図1における織布の経糸部の断面図であ
る。
【図3】図3は本発明の第2実施例のベルトにおける織
布の経糸部の断面図である。
【図4】図4は図3に示した第2実施例の変形例を示し
たベルトの織布の経糸部での断面図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例のベルト裏・表面の
平面図である。
【図6】図6は図5の経糸部おける断面図である。
【図7】図7は第3実施例の均衡を取った斜文織を逆に
した場合のベルト裏・表面の平面図である。
【図8】図8は本発明の第4実施例のベルト裏・表面の
平面図である。
【図9】図9は図8における経糸部の断面図である。
【図10】図10は本発明の第5実施例における均衡を
取った斜文織織布を用いたベルト裏・表面の平面図であ
る。
【図11】図11は本発明の第6実施例におけるベルト
裏・表面の平面図である。
【図12】図12は本発明の第7実施例におけるベルト
裏・表面の平面図である。
【図13】図13は従来のベルトの平織布を用いたベル
ト裏・表面の平面図である。
【図14】図14は図13の経糸に沿った断面図であ
る。
【図15】図15は斜文織織布を用いたベルト裏・表面
の平面図である。
【図16】図16は経糸に沿った断面図である。
【図17】図17は従来のコンベヤベルトの概念図を示
す側面図である。
【符号の説明】
1…ベルト裏・表面に露出した経糸部分、 2…ベルト内側に位置する経糸部分、 3…経糸、 4…緯糸、 5…塩化ビニル板、 6…本発明の斜文織織布、 7…平織布。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コンベヤベルトの搬送面と反対側の、支
    持台上を滑動するベルト裏・表面において、無端のゴム
    状弾性体と、その裏・表面に露出する織布からなるコン
    ベヤベルトであって、当該織布の経糸はベルト進行方向
    を指向し、3本から5本の緯糸をまたいでベルト裏・表
    面に露出し、それら露出した経糸のベルト進行方向前端
    は、左上り及び右上りの両方向を指向して、均衡を取っ
    た斜文織織布からなる、支持台との間でベルト進行方向
    に摩擦及び蛇行の少ないコンベヤベルト。
JP27012491A 1991-09-21 1991-09-21 摩擦及び蛇行の少ないコンベヤベルト Pending JPH058821A (ja)

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