JPH0642119Y2 - 平ベルト - Google Patents

平ベルト

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Publication number
JPH0642119Y2
JPH0642119Y2 JP1988138169U JP13816988U JPH0642119Y2 JP H0642119 Y2 JPH0642119 Y2 JP H0642119Y2 JP 1988138169 U JP1988138169 U JP 1988138169U JP 13816988 U JP13816988 U JP 13816988U JP H0642119 Y2 JPH0642119 Y2 JP H0642119Y2
Authority
JP
Japan
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pulley
belt
flat belt
crown
flat
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988138169U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0259338U (ja
Inventor
充 小田原
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クラウン付プーリーに巻回されて用いられる
平ベルトに関する。
[従来の技術] スチールワイヤやナイロン線等による抗張体を埋設した
平ベルトの場合、プーリー間に巻回されて回転する際の
蛇行を防止する目的で、一般には、両側フランジ付きの
プーリーが使用され、両側のフランジに平ベルトを当接
させることにより、平ベルトの左右振れによる蛇行を防
止している。この構造によると、平ベルトの左右両端が
プーリー側のフランジとの当接による摩擦力で磨耗する
など耐久性を低下させる不具合がある。また、プーリー
側にも両端にフランジを設けることから、コスト高であ
り、更には、平ベルトの背面で物品を搬送するようなコ
ンベアベルトとして用いる場合、搬送物がプーリーのフ
ランジに接触する不具合がある。
こうしたフランジ付プーリーの不具合を解消する目的
で、従来より、第4図に示すクラウン付プーリーが用い
られている。即ち、プーリー1にこの円周面の中央部を
凸状に膨出させたクラウン部2を形成することによっ
て、クラウン円周面に接触する平ベルト3を回転中の振
れによる自らの向心力でプーリー中央部に向かうべく作
用させるものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この第4図のクラウン付プーリーによる
従来例の場合、これに使用される平ベルトが織布ベルト
やゴム製のように伸びの大きい通常の平ベルトの場合
は、蛇行時に平ベルトが伸びて、プーリー1のクラウン
部2の曲面に密着して馴染むことで、ズレに対する自ら
の位置修正効果がある。ところが、幅方向に複数本の抗
張体4を埋設した構造の平ベルト3にあっては、抗張体
4による張力で伸びを防止すべく設定されたものである
から、プーリー1のクラウン部2面と平ベルト3との間
には、曲線と直線とによる接触関係の状態で、平ベルト
3の左右両端部ではプーリー1との間に接触しない空隙
部Cが生じることになる。その結果、平ベルト3の中央
部のみで張力を負担することになるため、この部分での
張力集中が経時使用により進み、やがては両端部に向か
って進行することより、平ベルトが切断に至るといった
不具合が生ずることがある。
本考案は、以上のような従来の問題点を解決することを
目的として、クラウン付プーリーに好適な平ベルトを提
供するものである。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本考案による平ベルト
は、ベルト本体に抗張体が埋設されてクラウン付プーリ
ーに巻回される平ベルトにおいて、プーリーのクラウン
付面に沿って接触するベルト本体の面を凹状に円弧形成
すると共に、抗張体を平坦な背面にほぼ平行に配列して
いる。
ここで、ベルト本体としては、天然ゴムあるいはSBR、I
IR、BR、NBR、CR、シリコンゴム、弗素ゴム等の合成ゴ
ム、または、ポリウレタン、ポリエステル等の弾性を有
するプラスチックが用いられる。
抗張体としては、ナイロン、テトロン、硝子、スチール
ワイヤ、アラミド繊維、カーボン繊維およびアモルファ
ス金属コード等が用いられる。
また、先の材質によるベルト本体の表面を帆布で被覆し
たものでもよい。
[実施例] 以下、本考案による平ベルトの実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図〜第3図に示すように、平ベルト10が巻回される
プーリー20は、平ベルト10が接触する面の中央部を凸状
に膨出させたクラウン部21を設けたものである。ベルト
本体11の背面12は平担に形成され、プーリー20に接触す
る側の面13は、クラウン部21の曲面とほぼ同一曲率によ
る凹状の円弧状に形成されている。即ち、ベルト本体11
は幅方向でこの両端部の厚さ寸法よりも中央部が薄くな
っている。
このような断面形状によるベルト本体11の内部長手方向
には、スチールワイヤ等による複数本の抗張体14が埋設
されている。抗張体14は、一般に幅方向に等間隔に、ま
た平坦な背面12にほぼ平行に配列されている。
駆動の際は、第2図の状態からプーリー20の回転による
平ベルト10の駆動が開始される。第2図の状態を維持し
て駆動している時は、ベルト本体11の接触面13がプーリ
ー20のクラウン部21に一様に接触しており、ベルト本体
11の幅方向ですべての抗張体14には均一な張力が作用し
ている。駆動中、第3図のように、ベルト本体11に蛇行
が生じ、プーリー20の幅方向で左右のいずれか一方にズ
レようとする力が働くと、例えば図におけるベルト本体
11の片側部11Aでは、内部の各抗張体14に対する張力の
負担が高まり、これらの張力でベルト本体11のズレ側部
11Bをプーリー20の中央部へ引き戻そうとする向心力が
作用する。この結果、ベルト本体11は蛇行に対する自ら
の修正力で元の第2図の状態に戻る。
[作用]および[考案の効果] 以上説明したように、本考案による平ベルトは、プーリ
ーのクラウン付面に沿って接触するベルト本体の面を凹
状に円弧形成し、抗張体を平坦な背面にほぼ平行に配列
した構造となっているので、駆動中、ベルト本体に蛇行
が生じ、プーリーの幅方向で左右のいずれか一方にズレ
ようとする力が働くと、ベルト本体の片側部では内部の
各抗張体に対する張力の負担が高まる。これらの張力で
ベルト本体のズレた部分をプーリーの中央部へ引き戻そ
うとする向心力が作用し、この結果、ベルト本体は蛇行
に対する自らの修正力で元の状態に戻る。
こうした自らの蛇行修正作用のために、ベルト本体には
常時均一な張力が働き、従来の平ベルトのごとき、蛇行
時の片側減りによる耐久性の低下といった不具合を解消
することができる。しかも、クラウン付プーリーに対し
て抗張体埋設型の平ベルトの使用を可能にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案による平ベルトの実施例を示
す、第1図はこの平ベルトの斜視図、第2図および第3
図はクラウン付プーリーに巻回された定常態時の断面図
および蛇行時の断面図である。第4図はクラウン付プー
リーに対する従来の平ベルトの巻回態様を示す断面図で
ある。 [符号の説明] 10……平ベルト 11……ベルト本体 12……背面 13……円弧形の接触面 20……クラウン付プーリー 21……クラウン部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト本体に抗張体が埋設されてクラウン
    付プーリーに巻回される平ベルトにおいて、プーリーの
    クラウン付面に沿って接触するベルト本体の面を凹状に
    円弧形成すると共に、抗張体を平坦な背面にほぼ平行に
    配列したことを特徴とする平ベルト。
JP1988138169U 1988-10-25 1988-10-25 平ベルト Expired - Lifetime JPH0642119Y2 (ja)

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JPH0259338U JPH0259338U (ja) 1990-04-27
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