JPH0549447U - 燃料タンクキャップ - Google Patents

燃料タンクキャップ

Info

Publication number
JPH0549447U
JPH0549447U JP10314091U JP10314091U JPH0549447U JP H0549447 U JPH0549447 U JP H0549447U JP 10314091 U JP10314091 U JP 10314091U JP 10314091 U JP10314091 U JP 10314091U JP H0549447 U JPH0549447 U JP H0549447U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel tank
air
air chamber
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10314091U
Other languages
English (en)
Inventor
成昭 岡元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP10314091U priority Critical patent/JPH0549447U/ja
Publication of JPH0549447U publication Critical patent/JPH0549447U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料の外部漏れを防止する。 【構成】 燃料タンク31の給油口32を閉止する燃料
タンクキャップ11において、アウタパネル12とイン
ナパネル13とでキャップ本体を構成してそのアウタパ
ネル12とインナパネル13との間に空気室19を形成
すると共にインナパネル13の外周部に給油口に密着す
るシール部材18を設け、空気室19の内周下部に燃料
タンク31に連通する3つのエア通気孔20を設けると
共に空気室19の内周上部に外部に連通するエア通路2
1を形成し、また、エア通気孔20とエア通路21との
間に燃料隔壁22を形成し、車両の走行中に燃料が燃料
タンクキャップ11のエア通気孔20から空気室19内
に入り込んでも燃料隔壁22によってエア通気通路21
側へ流出させず、再び、エア通気孔20から燃料タンク
11内に戻されるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は燃料タンクの給油口を閉止する燃料タンクキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に一般的な燃料タンクの正面、図6に従来の燃料タンクキャップの断面、 図7に図6のB−B断面を示す。
【0003】 ディーゼルエンジンはガソリンエンジンのように電気着火させずに高圧縮によ って高温となった空気に直接燃料を注入して自然着火させるものである。このデ ィーゼルエンジンに使用される燃料は軽油であり、ガソリンに比べて低価格であ って経済性がよく、また、熱効率の良さからくる燃費が良いという点が長所であ る。
【0004】 ディーゼルエンジンが搭載されるトラックにあっては、図5に示すように、軽 油を貯蔵する燃料タンク101が側部に設けられており、給油口102は斜め上 方を向き、この給油口102には燃料タンクキャップ103が取付けられている 。
【0005】 この燃料タンクキャップ103は、図6及び図7に示すように、アウタパネル 104とインナパネル105とが溶接などによって固着されて構成され、インナ パネル105の下部には平面視が三角形をなす板ばね106がリベット107に よって固定されている。そして、インナパネル105の外周凹部にはリング状の シール部材108が装着されている。一方、燃料タンク101においては給油口 102の内周部には板ばね106の各端部に対応する位置に3つの切欠109が 形成されている。
【0006】 軽油の燃料タンクにあっては、軽油が使用されて減っていくと燃料タンクの内 部が負圧になってエンジンへの軽油の供給が十分に行われなくなってしまうため 、燃料タンクキャップにエアの通路が設けられている。即ち、図6に示すように 、アウタパネル104とインナパネル105とによってその中間部に空気室11 0が形成されている。そして、空気室110の中央下部にはインナパネル105 及び板ばね106を貫通してエア通気孔111が形成されている。また、空気室 110の外周部にはインナパネル105の凹部によってアウタパネル104との 間に外部に連通するエア通気通路112が形成されている。
【0007】 而して、燃料タンクキャップ103を取付ける場合には、この燃料タンクキャ ップ103を燃料タンク101の給油口103に密着させると共に、板ばね10 6の3つの端部をそれぞれ対応する3つの切欠109に位置合わせする。そして 、この状態から燃料タンクキャップ103を回転させると、板ばね106の各端 部が切欠109から給油口103の内周端部に係止して燃料タンクキャップ10 3を給油口102に取付けてこれを閉めることができる。
【0008】 また、燃料タンク101内の軽油が使用されて減っていくと、燃料タンク10 1の内部が負圧になってしまう。このとき、外部のエアが、図6に矢印にて表す ように、エア通気通路112から空気室110内に流入し、更に、エア通気孔1 11から燃料タンク101内に流入して燃料タンク101の内部を正圧状態とす る。従って、エンジンへの軽油の供給が十分に行われるようになる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、軽油用の燃料タンク101にあっては、燃料タンク101か ら給油口102までの距離が短い。そのため、トラックなどの車両の走行中に燃 料タンク101内の軽油が跳ねて燃料タンクキャップ103(インナパネル10 4)の裏側に付着することがある。すると、軽油がエア通気孔111から空気室 110内に入り込んでしまい、更に、エア通気通路112を通って燃料タンク1 01の外部に漏れてしまうという問題がある。
【0010】 また、燃料タンク101の給油口102は斜め上方を向いて取付けられており 、エア通気孔111から空気室110内に入り込んだ軽油がその空気室11内の 内周下部に溜まって燃料キャップ103を外したときにエア通気通路112から 漏れて燃料を給油する者の手などを汚してしまうなどの問題もあった。
【0011】 本考案はこのような問題点を解決するものであって、燃料の外部漏れを防止し た燃料タンクキャップを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の燃料タンクキャップは、燃料タンクの給 油口を閉止する燃料タンクキャップにおいて、アウタパネルとインナパネルとで キャップ本体を構成して該アウタパネルとインナパネルとの間に空気室を形成す ると共に前記インナパネルの外周部に給油口に密着するシール部材を設け、前記 空気室の内周下部に前記燃料タンクに連通する複数のエア通気孔を設けると共に 該空気室の内周上部に外部に連通するエア通路を形成し、また、前記エア通気孔 とエア通路との間に燃料隔壁を形成したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
空気室の内周下部に複数のエア通気孔を設けると共に内周上部にエア通路を形 成してエア通気孔とエア通路との間に燃料隔壁を形成したことで、車両の走行中 に燃料が跳ねて燃料タンクキャップ(インナパネル)のエア通気孔から空気室内 に入り込んでも、燃料隔壁によってエア通気通路側へ流出することはなく、再び 、エア通気孔から燃料タンク内に戻されることとなる。
【0014】
【実施例】
図1に本考案の一実施例に係る燃料タンクキャップの断面、図2に図1のA− A断面、図3及び図4に燃料キャップ着脱時の作用説明を示す。
【0015】 図1及び図2に示すように、燃料タンクキャップ11はアウタパネル12とイ ンナパネル13とが溶接などによって固着されて構成され、インナパネル13の 下部には平面視が三角形をなす板ばね14がリベット15によって固定されてい る。そして、インナパネル12の外周部には嵌合凹部16が形成されると共にこ の嵌合凹部16に連続する段部17が形成され、この段部17にはリング状のシ ール部材18が装着されている。一方、燃料タンク31において、給油口32の 内周部には板ばね14の各端部に対応する位置にそれぞれ切欠33が形成されて いる。
【0016】 また、本実施例の燃料タンクキャップ11にあっては、燃料タンク31内の軽 油の減量に伴ってこの燃料タンク31内にエアを供給するエア通路が設けられて いる。即ち、アウタパネル12とインナパネル13とによってその中間部に空気 室19が形成されている。そして、空気室19の内周下部であって板ばね14と 重なるインナパネル13の対応位置には燃料タンク31に連通するエア通気孔2 0(本実施例では3つ)が形成されている。また、空気室19の外周部にはイン ナパネル13の径方向に沿う凹部によってアウタパネル12との間に外部に連通 するエア通気通路21が形成されている。
【0017】 更に、燃料タンクキャップ11の空気室19内にはエア通気孔20とエア通路 21との間に位置して燃料隔壁22が設けられている。この燃料隔壁22は燃料 タンク31側に開口する断面コ字状であり、全体がリング状をなしており、外周 部がインナパネル13の段部17に固着されている。そして、この燃料隔壁22 と段部17によってアウタパネル12との間に凹部23が形成されている。
【0018】 而して、燃料タンクキャップ11を取付ける場合には、この燃料タンクキャッ プ11を燃料タンク31の給油口32に密着させると共に、板ばね14の3つの 端部をそれぞれ対応する3つの切欠33に位置合わせする。そして、この状態か ら燃料タンクキャップ11を回転させると、板ばね14の各端部が切欠33から 給油口32の内周端部に係止して燃料タンクキャップ11が給油口32に取付け られてこれを閉めることができる。
【0019】 また、燃料タンク31内の軽油が使用されて減っていくと、燃料タンク31の 内部が負圧になってしまう。このとき、外部のエアが、図1に矢印にて表すよう に、エア通気通路21から空気室19内に流入し、更に、エア通気孔20から燃 料タンク31内に流入して燃料タンク31の内部を正圧状態とすることができる 。
【0020】 そして、車両の走行中に燃料が跳ねて燃料タンクキャップ11(インナパネル 13)のエア通気孔20から空気室19内に入り込んでも、燃料隔壁22によっ てエア通気通路21側へ流出することはなく、給油口32は斜め上方を向いて形 成されているため、再び、空気室19の内周下部に形成された3つのエア通気孔 20から燃料タンク31内に戻されることとなる。たとえ、燃料が燃料隔壁22 の微小の隙間からエア通気通路21側へ流出しても、燃料は凹部23に溜まって 直接外部に流出することはない。
【0021】 また、図3に示すように、燃料タンクキャップ11を燃料タンク31の給油口 32から取外すと、板ばね14のばね力によってその端部がインナパネル13に 密着して、板ばね14の各端部がインナパネル13に形成された各エア通気孔2 0を塞ぐ。従って、燃料タンクキャップ11の空気室19内に燃料が入り込んで いたとしても、燃料タンクキャップ11を取外した状態で燃料がこの各エア通気 孔20から漏れることはない。そして、図4に示すように、燃料タンクキャップ 11を燃料タンク31の給油口32に取付けた状態では、板ばね14の各端部が 給油口32の内周端部に係止することで、板ばね14の各端部はインナパネル1 3から離れ、各エア通気孔20によって空気室19と燃料タンク31とが連通す る。従って、外部から燃料タンク31内へのエアの流入が可能となる。
【0022】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の燃料タンクキャップによ れば、アウタパネルとインナパネルとでキャップ本体を構成して両者の間に空気 室を形成して空気室の内周下部に燃料タンクに連通する複数のエア通気孔を設け ると共に空気室の内周上部に外部に連通するエア通路を形成し、また、エア通気 孔とエア通路との間に燃料隔壁を形成したので、車両の走行中に燃料が燃料タン クキャップのエア通気孔から空気室内に入り込んでも燃料隔壁によってエア通気 通路側へ流出することはなく、再び、エア通気孔から燃料タンク内に戻されるこ ととなり、燃料の外部漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る燃料タンクキャップの
断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】燃料キャップ取外し状態を表す作用説明図であ
る。
【図4】燃料キャップ取付け状態を表す作用説明図であ
る。
【図5】一般的な燃料タンクの正面図である。
【図6】従来の燃料タンクキャップの断面図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
11 燃料タンクキャップ 12 アウタパネル 13 インナパネル 14 板ばね 18 シール部材 19 空気室 20 エア通気孔 21 エア通路 22 燃料隔壁 23 凹部 31 燃料タンク 32 給油口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの給油口を閉止する燃料タン
    クキャップにおいて、アウタパネルとインナパネルとで
    キャップ本体を構成して該アウタパネルとインナパネル
    との間に空気室を形成すると共に前記インナパネルの外
    周部に給油口に密着するシール部材を設け、前記空気室
    の内周下部に前記燃料タンクに連通する複数のエア通気
    孔を設けると共に該空気室の内周上部に外部に連通する
    エア通路を形成し、また、前記エア通気孔とエア通路と
    の間に燃料隔壁を形成したことを特徴とする燃料タンク
    キャップ。
JP10314091U 1991-12-13 1991-12-13 燃料タンクキャップ Withdrawn JPH0549447U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10314091U JPH0549447U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 燃料タンクキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10314091U JPH0549447U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 燃料タンクキャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0549447U true JPH0549447U (ja) 1993-06-29

Family

ID=14346225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10314091U Withdrawn JPH0549447U (ja) 1991-12-13 1991-12-13 燃料タンクキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0549447U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488290B1 (ko) * 2002-08-13 2005-05-06 현대모비스 주식회사 차량의 연료주입구
KR20150003212U (ko) * 2014-02-18 2015-08-26 대동공업주식회사 농작업차용 연료캡

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488290B1 (ko) * 2002-08-13 2005-05-06 현대모비스 주식회사 차량의 연료주입구
KR20150003212U (ko) * 2014-02-18 2015-08-26 대동공업주식회사 농작업차용 연료캡

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4690293A (en) Filler cap structure for a fuel tank
JPS5941143Y2 (ja) 燃料タンク用キヤツプ
US8485389B2 (en) Assembly with vapor vent valve and liquid trap for static leak prevention in vapor control system
JPS5851485B2 (ja) ジドウシヤノネンリヨウタンクノタメノ チユウユウブコウゾウ
JPH0667903U (ja) タンクのオイルキャップ
US3140794A (en) Fuel tank cap
JPH0549447U (ja) 燃料タンクキャップ
US2496883A (en) Gasoline tank cap
CN108032942B (zh) 油箱及设有其的摩托车
JPS609061Y2 (ja) 燃料タンク用セパレ−タタンクの配設構造
JPS5921995Y2 (ja) オ−トバイのブリ−ザ装置
US6240958B1 (en) Fuel supply system
JPH1199977A (ja) 自動二輪車
JP2555223Y2 (ja) 燃料タンクの気液分離チャンバ
JPS6030200Y2 (ja) 燃料タンクキヤツプ
CN209552940U (zh) 一种汽车燃油箱盖
JPH0330179Y2 (ja)
JPS5836587Y2 (ja) 燃料タンクの注入口
CN219673420U (zh) 带有旁通孔的加油限量排气阀
JPS645042Y2 (ja)
KR100581777B1 (ko) 연료탱크 컷 밸브의 작동성 향상 구조
SU1129136A1 (ru) Топливный бак транспортного средства
JPH0563330B2 (ja)
JPS597235Y2 (ja) 給油タンク
JPS6337352Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404