JPH0548989A - テレビジヨン信号受信機におけるトラツプ回路 - Google Patents
テレビジヨン信号受信機におけるトラツプ回路Info
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- JPH0548989A JPH0548989A JP20691391A JP20691391A JPH0548989A JP H0548989 A JPH0548989 A JP H0548989A JP 20691391 A JP20691391 A JP 20691391A JP 20691391 A JP20691391 A JP 20691391A JP H0548989 A JPH0548989 A JP H0548989A
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- Japan
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- trap
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Abstract
(57)【要約】
【目的】異なるテレビジョン放送方式に対するテレビジ
ョン信号を受信をする場合においてＦＴＺ規格などの国
際的な入力端妨害耐性に対する規格をクリアして受信で
きるようにする。 【構成】映像と音声それぞれの中間周波数の差が異なる
複数のテレビジョン放送方式にかかる各テレビジョン信
号の受信が可能なテレビジョン信号受信機に備えられ
る。規制ポイント周波数をトラップ周波数としてチュー
ナ出力をトラップする。トラップ周波数を複数のテレビ
ジョン放送方式に対応して可変にする。
ョン信号を受信をする場合においてＦＴＺ規格などの国
際的な入力端妨害耐性に対する規格をクリアして受信で
きるようにする。 【構成】映像と音声それぞれの中間周波数の差が異なる
複数のテレビジョン放送方式にかかる各テレビジョン信
号の受信が可能なテレビジョン信号受信機に備えられ
る。規制ポイント周波数をトラップ周波数としてチュー
ナ出力をトラップする。トラップ周波数を複数のテレビ
ジョン放送方式に対応して可変にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機と
かビデオテープレコーダなどのテレビジョン信号受信機
におけるトラップ回路に係り、詳しくは、チューナから
出力される映像中間周波数と音声中間周波数との周波数
差が、例えば欧州地域では５．５ＭＨｚ、中国では６．
５ＭＨｚといったように、異なっている複数のテレビジ
ョン信号のいずれも受信処理可能なテレビジョン信号受
信機において、隣接チャンネルのテレビジョン信号の映
像と音声の各中間周波数による妨害に対する耐性（入力
端妨害耐性）の規制として定められている国際的な規格
〔ＦＴＺ規格（旧西独）とか、ＣＥＮＥＬＥＣ規格（ヨ
ーロッパ統一規格）〕をクリアするため、隣接チャンネ
ルの不要周波数成分をトラップするトラップ回路に関す
る。
かビデオテープレコーダなどのテレビジョン信号受信機
におけるトラップ回路に係り、詳しくは、チューナから
出力される映像中間周波数と音声中間周波数との周波数
差が、例えば欧州地域では５．５ＭＨｚ、中国では６．
５ＭＨｚといったように、異なっている複数のテレビジ
ョン信号のいずれも受信処理可能なテレビジョン信号受
信機において、隣接チャンネルのテレビジョン信号の映
像と音声の各中間周波数による妨害に対する耐性（入力
端妨害耐性）の規制として定められている国際的な規格
〔ＦＴＺ規格（旧西独）とか、ＣＥＮＥＬＥＣ規格（ヨ
ーロッパ統一規格）〕をクリアするため、隣接チャンネ
ルの不要周波数成分をトラップするトラップ回路に関す
る。
【０００２】なお、この明細書においては、規制ポイン
ト周波数を、例えば欧州地域では受信チャンネルの映像
中間周波数が３８．９ＭＨｚである場合に、映像中間周
波数帯域では低い側に隣接する隣接チャンネルの映像中
間周波数がこれより例えば７．０ＭＨｚ低い３１．９Ｍ
Ｈｚになるから、これに対応して、例えば入力端妨害耐
性の規制のための１つの国際規格であるＦＴＺ規格では
＋０．５ＭＨｚのところの周波数、すなわち、３２．４
ＭＨｚであると定義する。もちろん、国とか地域が異な
り、受信チャンネルの映像中間周波数も異なってくる場
合とか、ＣＥＮＥＬＥＣ規格というように国際規格が異
なってくる場合では、その規制ポイント周波数の具体値
は違ってくるが、定義の仕方は上記のそれと同様であ
る。
ト周波数を、例えば欧州地域では受信チャンネルの映像
中間周波数が３８．９ＭＨｚである場合に、映像中間周
波数帯域では低い側に隣接する隣接チャンネルの映像中
間周波数がこれより例えば７．０ＭＨｚ低い３１．９Ｍ
Ｈｚになるから、これに対応して、例えば入力端妨害耐
性の規制のための１つの国際規格であるＦＴＺ規格では
＋０．５ＭＨｚのところの周波数、すなわち、３２．４
ＭＨｚであると定義する。もちろん、国とか地域が異な
り、受信チャンネルの映像中間周波数も異なってくる場
合とか、ＣＥＮＥＬＥＣ規格というように国際規格が異
なってくる場合では、その規制ポイント周波数の具体値
は違ってくるが、定義の仕方は上記のそれと同様であ
る。
【０００３】
【従来の技術】この国際的規格の１つにＦＴＺ規格が定
められているが、このＦＴＺ規格について図３を参照し
て説明する。ＰＡＬテレビジョン放送方式としてＰＡＬ
ーＢ／Ｇを採用しているドイツでのテレビジョン信号の
チャンネル受信周波数においては、ＶＨＦ帯では隣接チ
ャンネルの周波数差が７ＭＨｚであり、ＵＨＦ帯では隣
接チャンネルの周波数差が８ＭＨｚであり、また映像搬
送波と音声搬送波との周波数差は５．５ＭＨｚである。
したがって、チューナからの受信映像中間周波数である
Ｐ＝３８．９ＭＨｚに対して、ＶＨＦ帯の隣接チャンネ
ルの映像中間周波数（隣ｃｈＰーＶ）はそれより７ＭＨ
ｚ低い３１．９ＭＨｚ、ＵＨＦ帯の映像中間周波数（隣
ｃｈＰーＵ）ではそれより８ＭＨｚ低い３０．９ＭＨｚ
となるとともに、当該受信チャンネルの音声中間周波数
は映像中間周波数Ｐ＝３８．９ＭＨｚよりも５．５ＭＨ
ｚ低いＳ＝３３．４ＭＨｚとなる。そして、当該受信音
声中間周波数３３．４ＭＨｚに対して隣接チャンネルの
音声中間周波数はＶＨＦ帯ではそれより７ＭＨｚ高い４
０．４ＭＨｚ（隣ｃｈＳーＶ）、ＵＨＦ帯ではそれより
８ＭＨｚ高い４１．４ＭＨｚ（隣ｃｈＳーＵ）となる。
められているが、このＦＴＺ規格について図３を参照し
て説明する。ＰＡＬテレビジョン放送方式としてＰＡＬ
ーＢ／Ｇを採用しているドイツでのテレビジョン信号の
チャンネル受信周波数においては、ＶＨＦ帯では隣接チ
ャンネルの周波数差が７ＭＨｚであり、ＵＨＦ帯では隣
接チャンネルの周波数差が８ＭＨｚであり、また映像搬
送波と音声搬送波との周波数差は５．５ＭＨｚである。
したがって、チューナからの受信映像中間周波数である
Ｐ＝３８．９ＭＨｚに対して、ＶＨＦ帯の隣接チャンネ
ルの映像中間周波数（隣ｃｈＰーＶ）はそれより７ＭＨ
ｚ低い３１．９ＭＨｚ、ＵＨＦ帯の映像中間周波数（隣
ｃｈＰーＵ）ではそれより８ＭＨｚ低い３０．９ＭＨｚ
となるとともに、当該受信チャンネルの音声中間周波数
は映像中間周波数Ｐ＝３８．９ＭＨｚよりも５．５ＭＨ
ｚ低いＳ＝３３．４ＭＨｚとなる。そして、当該受信音
声中間周波数３３．４ＭＨｚに対して隣接チャンネルの
音声中間周波数はＶＨＦ帯ではそれより７ＭＨｚ高い４
０．４ＭＨｚ（隣ｃｈＳーＶ）、ＵＨＦ帯ではそれより
８ＭＨｚ高い４１．４ＭＨｚ（隣ｃｈＳーＵ）となる。
【０００４】そして、ＦＴＺ規格においては、入力端妨
害耐性の規制としてＶＨＦ帯については、隣接チャンネ
ルの映像中間周波数３１．９ＭＨｚの±０．５ＭＨｚ、
音声中間周波数４０．４ＭＨｚの±１．０ＭＨｚ、ＵＨ
Ｆ帯については隣接チャンネルの映像中間周波数３０．
９ＭＨｚの±１．０ＭＨｚ、音声中間周波数４１．４Ｍ
Ｈｚの±１．０ＭＨｚで入力端妨害耐性の規制をクリア
する必要がある。
害耐性の規制としてＶＨＦ帯については、隣接チャンネ
ルの映像中間周波数３１．９ＭＨｚの±０．５ＭＨｚ、
音声中間周波数４０．４ＭＨｚの±１．０ＭＨｚ、ＵＨ
Ｆ帯については隣接チャンネルの映像中間周波数３０．
９ＭＨｚの±１．０ＭＨｚ、音声中間周波数４１．４Ｍ
Ｈｚの±１．０ＭＨｚで入力端妨害耐性の規制をクリア
する必要がある。
【０００５】このような規制をクリアするため、従来、
図４に示すように、チューナ４の後段側にトラップ回路
６を設けるとともに、このトラップ回路６によって隣接
チャンネルの映像中間周波数３１．９ＭＨｚよりも０．
５ＭＨｚ高い周波数、つまり、３２．４ＭＨｚ成分をト
ラップできるようにしたものがある。なお、図４におい
て、アンテナ２からのテレビジョン信号は、チューナ４
で処理されるとともに、トラップ回路６でトラップされ
てのち、映像中間周波増幅回路８、およびフィルタ１０
を経て映像検波回路１２に出力され、該映像検波回路１
２において、映像出力および音声第２中間周波数として
出力されるようになっている。この音声第２中間周波数
は、各テレビジョン放送方式に対応してあり、例えばＰ
ＡＬーＢ／Ｇ、ＳＥＣＡＭーＤ／Ｋの２種類であれば、
２つとなるから、図４のものは、いわゆるマルチ音声対
応のテレビジョン信号受信機となっている。
図４に示すように、チューナ４の後段側にトラップ回路
６を設けるとともに、このトラップ回路６によって隣接
チャンネルの映像中間周波数３１．９ＭＨｚよりも０．
５ＭＨｚ高い周波数、つまり、３２．４ＭＨｚ成分をト
ラップできるようにしたものがある。なお、図４におい
て、アンテナ２からのテレビジョン信号は、チューナ４
で処理されるとともに、トラップ回路６でトラップされ
てのち、映像中間周波増幅回路８、およびフィルタ１０
を経て映像検波回路１２に出力され、該映像検波回路１
２において、映像出力および音声第２中間周波数として
出力されるようになっている。この音声第２中間周波数
は、各テレビジョン放送方式に対応してあり、例えばＰ
ＡＬーＢ／Ｇ、ＳＥＣＡＭーＤ／Ｋの２種類であれば、
２つとなるから、図４のものは、いわゆるマルチ音声対
応のテレビジョン信号受信機となっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そして、このように旧
西独のＰＡＬーＢ／ＧにＦＴＺ規格が設定されてあるテ
レビジョン信号受信機においては、東欧のＳＥＣＡＭー
Ｄ／Ｋのテレビジョン信号を受信する場合では、東欧の
テレビジョン信号受信周波数が、映像と音声の中間周波
数Ｐ′，Ｓ′の差が６．５ＭＨｚであるから、チューナ
４からの映像中間周波数がＰ′＝３８．９ＭＨｚである
のに対して、音声中間周波数はこれより６．５ＭＨｚ低
いＳ′＝３２．４ＭＨｚとなる。したがって、東欧のテ
レビジョン信号をトラップ回路６をそのまま作動させて
受信しているときには、音声中間周波数Ｓ′がトラップ
されてしまうことになって音声の受信が著しく障害を受
けてしまう。
西独のＰＡＬーＢ／ＧにＦＴＺ規格が設定されてあるテ
レビジョン信号受信機においては、東欧のＳＥＣＡＭー
Ｄ／Ｋのテレビジョン信号を受信する場合では、東欧の
テレビジョン信号受信周波数が、映像と音声の中間周波
数Ｐ′，Ｓ′の差が６．５ＭＨｚであるから、チューナ
４からの映像中間周波数がＰ′＝３８．９ＭＨｚである
のに対して、音声中間周波数はこれより６．５ＭＨｚ低
いＳ′＝３２．４ＭＨｚとなる。したがって、東欧のテ
レビジョン信号をトラップ回路６をそのまま作動させて
受信しているときには、音声中間周波数Ｓ′がトラップ
されてしまうことになって音声の受信が著しく障害を受
けてしまう。
【０００７】そこで、東欧のテレビジョン信号を受信す
る場合では、スイッチ１４をオフにしてトラップ回路６
の作動を停止させるようにしていた。
る場合では、スイッチ１４をオフにしてトラップ回路６
の作動を停止させるようにしていた。
【０００８】しかしながら、トラップ回路６を作動停止
させたのでは東欧のテレビジョン信号受信時ではその入
力端妨害耐性が損なわれてしまうことになり不都合であ
る。
させたのでは東欧のテレビジョン信号受信時ではその入
力端妨害耐性が損なわれてしまうことになり不都合であ
る。
【０００９】そこで、本発明においては、テレビジョン
信号における映像と音声との中間周波数差が異なる地
域、すなわち、異なるテレビジョン放送方式に対するテ
レビジョン信号を受信をする場合においても、国際的な
入力端妨害耐性に対する規格をクリアして受信できるよ
うにすることを目的としている。
信号における映像と音声との中間周波数差が異なる地
域、すなわち、異なるテレビジョン放送方式に対するテ
レビジョン信号を受信をする場合においても、国際的な
入力端妨害耐性に対する規格をクリアして受信できるよ
うにすることを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のテレビジョン信号受信機におけるト
ラップ回路においては、映像と音声それぞれの中間周波
数の差が異なる複数のテレビジョン放送方式にかかる各
テレビジョン信号の受信が可能なテレビジョン信号受信
機に備えられるとともに、規制ポイント周波数をトラッ
プ周波数として該トラップ周波数に対応するチューナ出
力をトラップするトラップ回路であって、該トラップ周
波数が１つのテレビジョン放送方式に対応して設定され
てある場合において、該トラップ周波数が複数のテレビ
ジョン放送方式に対応して可変にしてあることを特徴と
している。
るために、本発明のテレビジョン信号受信機におけるト
ラップ回路においては、映像と音声それぞれの中間周波
数の差が異なる複数のテレビジョン放送方式にかかる各
テレビジョン信号の受信が可能なテレビジョン信号受信
機に備えられるとともに、規制ポイント周波数をトラッ
プ周波数として該トラップ周波数に対応するチューナ出
力をトラップするトラップ回路であって、該トラップ周
波数が１つのテレビジョン放送方式に対応して設定され
てある場合において、該トラップ周波数が複数のテレビ
ジョン放送方式に対応して可変にしてあることを特徴と
している。
【００１１】
【作用】トラップ周波数が複数のテレビジョン放送方式
に対応して可変にしてあるから、該テレビジョン放送方
式が例えばＰＡＬーＢ／Ｇ方式であれば、該トラップ周
波数をＦＴＺ規格対応の３２．４ＭＨｚに可変し、ＳＥ
ＣＡＭーＤ／Ｋ方式であれば該トラップ周波数をＣＥＮ
ＥＬＥＣ規格対応の３０．９ＭＨｚに可変することがで
き、これによって、ＰＡＬーＢ／Ｇ方式受信の場合で
は、そのトラップ周波数を規制ポイント周波数３２．４
ＭＨｚに可変し、入力端妨害耐性を改善し、ＳＥＣＡＭ
ーＤ／Ｋ方式受信の場合では、そのトラップ周波数を規
制ポイント周波数３０．９ＭＨｚに可変して、その入力
端妨害耐性を改善することができる。
に対応して可変にしてあるから、該テレビジョン放送方
式が例えばＰＡＬーＢ／Ｇ方式であれば、該トラップ周
波数をＦＴＺ規格対応の３２．４ＭＨｚに可変し、ＳＥ
ＣＡＭーＤ／Ｋ方式であれば該トラップ周波数をＣＥＮ
ＥＬＥＣ規格対応の３０．９ＭＨｚに可変することがで
き、これによって、ＰＡＬーＢ／Ｇ方式受信の場合で
は、そのトラップ周波数を規制ポイント周波数３２．４
ＭＨｚに可変し、入力端妨害耐性を改善し、ＳＥＣＡＭ
ーＤ／Ｋ方式受信の場合では、そのトラップ周波数を規
制ポイント周波数３０．９ＭＨｚに可変して、その入力
端妨害耐性を改善することができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図１は本実施例のトラップ回路が設けら
れてあるテレビジョン信号受信機の要部回路図である。
細に説明する。図１は本実施例のトラップ回路が設けら
れてあるテレビジョン信号受信機の要部回路図である。
【００１３】図１において、２はアンテナ、４はチュー
ナ、６はトラップ回路、８は映像中間周波増幅回路、１
０はフィルタ、１２は映像検波回路である。
ナ、６はトラップ回路、８は映像中間周波増幅回路、１
０はフィルタ、１２は映像検波回路である。
【００１４】本実施例のトラップ回路６は、チューナ４
と映像中間周波増幅回路８との間に抵抗Ｒ１を接続し、
抵抗Ｒ１の両端のそれぞれにコンデンサＣ１，Ｃ２の各
一端を個別に接続するとともに、両コンデンサＣ１，Ｃ
２の各他端を共通に接続し、該共通接続部とアースとの
間にコンデンサＣ３と可変コイルＬ１との並列接続回路
を設け、さらに、該共通接続部とアースとの間に、コン
デンサＣ４とダイオードＤ１との直列接続回路を設けて
なり、このダイオードＤ１を端子１６からのハイレベル
とローレベルの各受信バンド選択信号に応答してオンオ
フできるようにして構成されている。この場合、ローレ
ベルの受信バンド選択信号は、ＰＡＬーＢ／Ｇ方式のテ
レビジョン放送を受信する場合のものであり、このロー
レベルの受信バンド選択信号が端子１６に入力されてい
るときはダイオードＤ１はオフし、これによって、トラ
ップ回路６はＰＡＬーＢ／Ｇ方式においてＦＴＺ規格対
応のポイント周波数３２．４ＭＨｚ成分をトラップでき
るようになっている。また、ハイレベルの受信バンド選
択信号は、ＳＥＣＡＭーＤ／Ｋ方式のテレビジョン放送
を受信する場合のものであり、このハイレベルの受信バ
ンド選択信号が端子１６に入力されているときはダイオ
ードＤ１はオンし、これによって、トラップ回路６はＳ
ＥＣＡＭーＤ／Ｋ方式においてＣＥＮＥＬＥＣ規格対応
のポイント周波数３０．９ＭＨｚ成分をトラップできる
ようになっている。
と映像中間周波増幅回路８との間に抵抗Ｒ１を接続し、
抵抗Ｒ１の両端のそれぞれにコンデンサＣ１，Ｃ２の各
一端を個別に接続するとともに、両コンデンサＣ１，Ｃ
２の各他端を共通に接続し、該共通接続部とアースとの
間にコンデンサＣ３と可変コイルＬ１との並列接続回路
を設け、さらに、該共通接続部とアースとの間に、コン
デンサＣ４とダイオードＤ１との直列接続回路を設けて
なり、このダイオードＤ１を端子１６からのハイレベル
とローレベルの各受信バンド選択信号に応答してオンオ
フできるようにして構成されている。この場合、ローレ
ベルの受信バンド選択信号は、ＰＡＬーＢ／Ｇ方式のテ
レビジョン放送を受信する場合のものであり、このロー
レベルの受信バンド選択信号が端子１６に入力されてい
るときはダイオードＤ１はオフし、これによって、トラ
ップ回路６はＰＡＬーＢ／Ｇ方式においてＦＴＺ規格対
応のポイント周波数３２．４ＭＨｚ成分をトラップでき
るようになっている。また、ハイレベルの受信バンド選
択信号は、ＳＥＣＡＭーＤ／Ｋ方式のテレビジョン放送
を受信する場合のものであり、このハイレベルの受信バ
ンド選択信号が端子１６に入力されているときはダイオ
ードＤ１はオンし、これによって、トラップ回路６はＳ
ＥＣＡＭーＤ／Ｋ方式においてＣＥＮＥＬＥＣ規格対応
のポイント周波数３０．９ＭＨｚ成分をトラップできる
ようになっている。
【００１５】したがって、上記構成においては、図２の
（ａ）を参照するように、チューナ４からＰＡＬーＢ／
Ｇ方式のテレビジョン信号に係る映像中間周波数Ｐ＝３
８．９ＭＨｚが出力されてくるときには、端子１６から
のローレベルの受信バンド選択信号によってダイオード
Ｄ１がオフし、結果、トラップ回路６のトラップ周波数
はＦＴＺ規格の規制ポイント周波数である３２．４ＭＨ
ｚとなり、該規格を満足させている。
（ａ）を参照するように、チューナ４からＰＡＬーＢ／
Ｇ方式のテレビジョン信号に係る映像中間周波数Ｐ＝３
８．９ＭＨｚが出力されてくるときには、端子１６から
のローレベルの受信バンド選択信号によってダイオード
Ｄ１がオフし、結果、トラップ回路６のトラップ周波数
はＦＴＺ規格の規制ポイント周波数である３２．４ＭＨ
ｚとなり、該規格を満足させている。
【００１６】また、チューナ４からＳＥＣＡＭーＤ／Ｋ
方式のテレビジョン信号に係る映像中間周波数Ｐ′＝３
８．９ＭＨｚが出力されてくるときには、端子１６から
のハイレベルの受信バンド選択信号によって′がオン
し、結果、トラップ回路６のトラップ周波数はＣＥＮＥ
ＬＥＣ規格の規制ポイント周波数である３０．９ＭＨｚ
となり、該規格を満足させている。
方式のテレビジョン信号に係る映像中間周波数Ｐ′＝３
８．９ＭＨｚが出力されてくるときには、端子１６から
のハイレベルの受信バンド選択信号によって′がオン
し、結果、トラップ回路６のトラップ周波数はＣＥＮＥ
ＬＥＣ規格の規制ポイント周波数である３０．９ＭＨｚ
となり、該規格を満足させている。
【００１７】なお、上記実施例では、異なる複数のテレ
ビジョン放送方式としてＰＡＬーＢ／Ｇ方式とＳＥＣＡ
ＭーＤ／Ｋ方式の２種類であったが、この種類、および
その数に限定されるものではなく、それと異なるテレビ
ジョン放送方式であっても、また異なる組み合わせのテ
レビジョン放送方式であっても、さらにはテレビジョン
放送方式が２種類よりも多くなっても、トラップ回路６
のトラップ周波数をそれに対応して可変できることで対
処することができる。
ビジョン放送方式としてＰＡＬーＢ／Ｇ方式とＳＥＣＡ
ＭーＤ／Ｋ方式の２種類であったが、この種類、および
その数に限定されるものではなく、それと異なるテレビ
ジョン放送方式であっても、また異なる組み合わせのテ
レビジョン放送方式であっても、さらにはテレビジョン
放送方式が２種類よりも多くなっても、トラップ回路６
のトラップ周波数をそれに対応して可変できることで対
処することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トラップ
周波数が複数のテレビジョン放送方式に対応して可変に
してあるから、該テレビジョン放送方式が例えばＰＡＬ
ーＢ／Ｇ方式であれば、該トラップ周波数を３２．４Ｍ
Ｈｚに可変し、ＳＥＣＡＭーＤ／Ｋ方式であれば該トラ
ップ周波数を３０．９ＭＨｚに可変することができ、こ
れによって、ＰＡＬーＢ／Ｇ方式受信の場合では、その
トラップ周波数を規制ポイント周波数３２．４ＭＨｚに
可変し、該規格対応の入力端妨害耐性を改善し、ＳＥＣ
ＡＭーＤ／Ｋ方式受信の場合では、そのトラップ周波数
を規制ポイント周波数３０．９ＭＨｚに可変して、該規
格対応の入力端妨害耐性を改善することができる。
周波数が複数のテレビジョン放送方式に対応して可変に
してあるから、該テレビジョン放送方式が例えばＰＡＬ
ーＢ／Ｇ方式であれば、該トラップ周波数を３２．４Ｍ
Ｈｚに可変し、ＳＥＣＡＭーＤ／Ｋ方式であれば該トラ
ップ周波数を３０．９ＭＨｚに可変することができ、こ
れによって、ＰＡＬーＢ／Ｇ方式受信の場合では、その
トラップ周波数を規制ポイント周波数３２．４ＭＨｚに
可変し、該規格対応の入力端妨害耐性を改善し、ＳＥＣ
ＡＭーＤ／Ｋ方式受信の場合では、そのトラップ周波数
を規制ポイント周波数３０．９ＭＨｚに可変して、該規
格対応の入力端妨害耐性を改善することができる。
【図１】本発明の実施例のトラップ回路を具備したテレ
ビジョン信号受信機の回路図である。
ビジョン信号受信機の回路図である。
【図２】図１のトラップ回路の動作説明に供する中間周
波特性を示す図である。
波特性を示す図である。
【図３】入力端妨害耐性の規制の説明に供する中間周波
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図４】従来例のトラップ回路を具備したテレビジョン
信号受信機の回路図である。
信号受信機の回路図である。
４ チューナ ６ トラップ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新座 裕 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】 映像と音声それぞれの中間周波数の差が
異なる複数のテレビジョン放送方式にかかる各テレビジ
ョン信号の受信が可能なテレビジョン信号受信機に備え
られるとともに、規制ポイント周波数をトラップ周波数
として該トラップ周波数に対応するチューナ出力をトラ
ップするトラップ回路であって、 該トラップ周波数が複数のテレビジョン放送方式に対応
して可変にしてあることを特徴とするテレビジョン信号
受信機におけるトラップ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20691391A JPH0548989A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | テレビジヨン信号受信機におけるトラツプ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20691391A JPH0548989A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | テレビジヨン信号受信機におけるトラツプ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0548989A true JPH0548989A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16531157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20691391A Pending JPH0548989A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | テレビジヨン信号受信機におけるトラツプ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0548989A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6917390B2 (en) | 2001-03-22 | 2005-07-12 | Alps Electric Co., Ltd. | Intermediate-frequency coupled-circuit for television tuner |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62239675A (ja) * | 1986-04-10 | 1987-10-20 | Mitsubishi Electric Corp | トラツプ切り換え回路 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP20691391A patent/JPH0548989A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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| JPS62239675A (ja) * | 1986-04-10 | 1987-10-20 | Mitsubishi Electric Corp | トラツプ切り換え回路 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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