JPH0548926U - 骨 箱 - Google Patents
骨 箱Info
- Publication number
- JPH0548926U JPH0548926U JP10834191U JP10834191U JPH0548926U JP H0548926 U JPH0548926 U JP H0548926U JP 10834191 U JP10834191 U JP 10834191U JP 10834191 U JP10834191 U JP 10834191U JP H0548926 U JPH0548926 U JP H0548926U
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- Japan
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- container
- bone
- desiccant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 骨の保存性をより一層向上させる。
【構成】 骨Hを収納する容器1と、該容器1が出し入
れ可能に収容される容器収容部11を有した箱本体10
と、該容器収容部11の容器1の出入口12を塞ぐ蓋2
5とを備え、上記容器1の側壁3を容器収容部11の内
壁に摺接可能になるよう形成するとともに、容器1の底
壁4の中央部周囲に細孔5を多数形成し、細孔形成部6
の内面を底壁4の中央部に向けて傾斜して形成し、上記
容器収容部内11に上記細孔形成部6に対向し乾燥剤K
を収容する乾燥剤収容部15を設け、この乾燥剤Kによ
り容器1内の水分を吸収する。この場合、細孔5は容器
1内と乾燥剤収容部15とを連通しているので、骨Hが
晒される空気内の水分を直接吸収することができ、その
ため、確実に骨Hを乾燥させることができ、それだけ、
保存性を向上させることができる。
れ可能に収容される容器収容部11を有した箱本体10
と、該容器収容部11の容器1の出入口12を塞ぐ蓋2
5とを備え、上記容器1の側壁3を容器収容部11の内
壁に摺接可能になるよう形成するとともに、容器1の底
壁4の中央部周囲に細孔5を多数形成し、細孔形成部6
の内面を底壁4の中央部に向けて傾斜して形成し、上記
容器収容部内11に上記細孔形成部6に対向し乾燥剤K
を収容する乾燥剤収容部15を設け、この乾燥剤Kによ
り容器1内の水分を吸収する。この場合、細孔5は容器
1内と乾燥剤収容部15とを連通しているので、骨Hが
晒される空気内の水分を直接吸収することができ、その
ため、確実に骨Hを乾燥させることができ、それだけ、
保存性を向上させることができる。
Description
【0001】
本考案は、死者の骨を収納しておく骨箱に関する。
【0002】
一般に、死者を火葬に付した後は、その遺骨を骨箱等に収納して、仏壇等の祭 壇や納骨堂あるいは墓内に安置しておく。
【0003】 従来の骨箱としては、例えば、特開昭61−168352号公報に掲載された ものが知られている。これは、骨を収納した蓋付きの骨壷を収容する箱本体と、 該箱本体の開口を塞ぐ蓋体とを備え、この蓋体に乾燥剤を内蔵させて、箱本体内 の水分を吸収し、保存性を良くしするようにしている。
【0004】
ところで、この従来の骨箱にあっては、蓋体にある乾燥剤によって箱本体内の 水分を吸収しても、骨壷が蓋で密閉されるので、骨壷内の水分の吸収が不十分に なってしまい、それだけ、骨の保存性を損ねているという問題があった。
【0005】 本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、骨の保存性をより一層向上 させた骨箱の提供を目的とする。
【0006】
このような目的を達成するため、本考案の技術的手段は、骨を収納する容器と 、該容器が出し入れ可能に収容される容器収容部を有した箱本体と、該容器収容 部の容器の出入口を塞ぐ蓋とを備えた骨箱において、容器の壁部に細孔を開設し 、箱本体に該細孔形成部に対向し乾燥剤を収容する乾燥剤収容部を設けたもので ある。
【0007】 また、骨を収納する容器と、該容器が出し入れ可能に収容される容器収容部を 有した箱本体と、該容器収容部の容器の出入口を塞ぐ蓋とを備えた骨箱において 、上記容器の側壁を容器収容部の内壁に摺接可能に形成するとともに、容器の底 壁の中央部周囲に細孔を多数形成し、上記容器収容部内に上記細孔形成部に対向 し乾燥剤を収容する乾燥剤収容部を設けたものである。
【0008】 そして、上記容器の細孔形成部の内面は底壁の中央部に向けて傾斜して形成さ れていることが有効である。
【0009】
このような構成からなる骨箱によれば、骨箱に骨を収納するときは、予め蓋を 外して取出した容器に骨を入れ、箱本体の容器収容部に設けた乾燥剤収容部に乾 燥剤を入れるとともに上記骨の入った容器を箱本体の容器収容部に入れる。この 状態では、乾燥剤により、細孔形成部の細孔を通して容器内の水分が吸収されて いく。この場合、細孔は容器内と乾燥剤収容部とを連通しているので、骨が晒さ れる空気内の水分が乾燥剤に直接吸収されていき、そのため、骨が確実に乾燥さ せられる。
【0010】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例に係る骨箱について説明する。
【0011】 図1乃至図6に示すように、実施例に係る骨箱は、骨Hを収納する容器1と、 該容器1が出し入れ可能に収容される容器収容部11を有した箱本体10と、該 容器収容部11の出入口12を塞ぐ蓋25とを備えている。
【0012】 容器1は、プラスチックや陶器等で断面矩形状に形成され、上部に開口2を有 して、略直方体状に形成されている。この容器1の側壁3は、該容器1の出し入 れの際、箱本体10の容器収容部11の内壁に摺接可能になるよう平面状に形成 されている。
【0013】 また、容器1の底壁4の中央部周囲であって、容器1下側の4つのコーナー部 は、その内面が底壁4の中央部に向けて傾斜した傾斜壁に形成されている。そし て、この各傾斜壁には、容器収容部11と外部とを連通する細孔5が多数形成さ れ、該傾斜壁は細孔形成部6として構成されている。更に、容器1の開口2には 、図5に示すように、該開口2に掛け渡され、その両端が回動可能に支持されて 折畳可能な把手7が設けられている。
【0014】 箱本体10は、全体が直方体状に形成され、上側を容器収容部11、下側を副 葬品等の小物を入れる小物収容部20としてある。容器収容部11は、上記容器 1が出し入れ可能に収容されるよう上部に出入口12を有し、容器1の底壁4を 支持する下壁13と、容器1の側壁3が摺接する側壁14とで、直方体状の空間 を形成している。また、容器収容部11の下側コーナ部は、上記容器1の細孔形 成部6に対向し乾燥剤Kが収容される乾燥剤収容部15として構成されている。
【0015】 また、容器収容部11の前側は、遺影等の写真等を貼着し、あるいは、戒名や 俗名等の事項を記載する表示面16として構成されている。
【0016】 また、小物収容部20は、引出し21と、該引出し21を前側に引き出し可能 に収納する引出し収納部22とから構成されている。引出し21の前面には、一 対のつまみ23が設けられている。また、引出し収納部22の後壁には、引出し 21が引き出され易いようにするため、引出し収納部22内に連通する一対の挿 通孔24が開設されている。
【0017】 蓋25は、箱本体10の容器収容部11の出入口12を塞ぐものであり、該出 入口12に嵌合する突出部26を備えているとともに、上面部に該蓋25を取り 外すときに把持するつまみ部27を形成してある。
【0018】 従って、この実施例に係る骨箱に骨Hを収納するときは、蓋25を外し、容器 1の把手7を持って容器1を取出す。そして、この取出した容器1に骨Hを入れ る。この場合、細孔形成部6は、その内面が底壁4の中央部に向けて傾斜形成さ れているので、骨Hが該細孔形成部6に当接しても、底壁4の中央部に向けて滑 り、そのため、骨Hは、底壁4中央に集束させられる。
【0019】 次に、箱本体10の容器収容部11の下側コーナ部に設けた乾燥剤収容部15 に、乾燥剤Kを入れ、上記骨Hの入った容器1を箱本体10の容器収容部11に 入れる。この場合、容器1は箱本体10の容器収容部11の内壁に摺接し、その ため、確実に案内されるので、容易に収容させられる。その後、箱本体10に蓋 25をするとともに、小物収容部20に副葬品等を入れ、更に、容器収容部11 の前側の表示面16に、遺影等の写真等を貼着したり戒名や俗名等の事項を記載 し、この骨箱を、例えば、墓の中に安置しておく。この骨箱の移動の際には、容 器1は箱本体10の容器収容部11の内壁に摺接するので、容器収容部11の内 壁に押えられることになり、そのため、箱本体10内でがたつくことがなく、骨 Hの破損が防止される。
【0020】 この状態においては、蓋25の突出部26が箱本体10の出入口12に嵌合す るので、容器1及び容器収容部11が密閉されることになる。また、乾燥剤Kに より、細孔形成部6の細孔5を通して容器1内の水分が吸収されていく。この場 合、細孔5は容器1内と乾燥剤収容部15とを連通しているので、骨Hが晒され る空気内の水分が乾燥剤Kに直接吸収され、そのため、確実に骨Hを乾燥させる ことができ、それだけ、保存性が向上させられる。このため、死者に対する哀悼 の意をより一層深めることができる。
【0021】 また、この場合、細孔形成部6の内面が底壁4の中央部に向けて傾斜形成され 、骨Hが底壁4中央に集束させられているので、細孔形成部6の細孔5が塞がっ て目詰まりすることがなく、それだけ、細孔5の連通性が確保されることから、 この点においても、乾燥剤Kによる水分の吸収効率が良いものとなる。
【0022】 なお、乾燥剤Kは、適宜の時期に取換えるようにすれば、骨Hをより一層長く 保存できる。また、乾燥剤Kの種類も適宜のもので良い。
【0023】 図7は、容器1の変形例を示す。この容器1は、乾燥剤Kを細孔形成部6に対 向させた状態で容器1に付帯させる保持具30を取付け可能にしてある。この保 持具30は、箱本体10の容器収容部11のコーナ部に収容されるよう解放した 三角錐状に形成され、内部空間31に乾燥剤Kを保持し得るようになっていると ともに、容器1に設けた凹部32に係止するフック33を備えている。
【0024】 そのため、乾燥剤Kを容器1に付帯させて箱本体10の乾燥剤収容部15に出 し入れできるので、それだけ、乾燥剤Kの出し入れが容易になり、特に、交換の 際は便利になる。
【0025】 図8は、容器の別の変形例を示している。この容器1は、断面円形のカップ状 に形成され、底壁4周囲の側壁を底壁4に向けて傾斜した傾斜壁に形成し、この 傾斜壁に細孔5を多数形成してある。この変形例においても、上述と同様の作用 ,効果を奏する。
【0026】 なお、上記実施例において、容器1や箱本体10の形状は上述したものに限ら ず、適宜変更して差し支えない。
【0027】
以上説明したように、本考案の骨箱によれば、容器の細孔が容器内と乾燥剤収 容部とを連通しているので、骨が晒される空気内の水分を乾燥剤によって直接吸 収することができる。そのため、確実に骨を乾燥させることができ、それだけ、 保存性を向上させることができる。
【0028】 また、容器の側壁を容器収容部の内壁に摺接可能に形成した場合には、容器の 箱本体に対する保持が確実になり、持ち運びの際に容器ががたつくことがないの で、それだけ、骨の破損を防止することができ、この点でも、骨の保存性を向上 させることができる。
【0029】 更に、細孔形成部の内面を底壁の中央部に向けて傾斜形成した場合には、骨を 底壁中央に集束させることができ、そのため、細孔形成部の細孔を塞ぐ事態を防 止できるので、細孔の連通性を確保でき、それだけ、乾燥剤による水分の吸収効 率を向上させることができるという効果がある。
【図1】本考案の実施例に係る骨箱を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】本考案の実施例に係る骨箱を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案の実施例に係る骨箱を示す図1中A−A
線断面図である。
線断面図である。
【図4】本考案の実施例に係る骨箱を示す背面図であ
る。
る。
【図5】本考案の実施例に係る容器を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】本考案の実施例に係る容器を下から見た斜視図
である。
である。
【図7】本考案の実施例に係る容器の変形例を示す斜視
図である。
図である。
【図8】本考案の実施例に係る容器の別の変形例を示す
斜視図である。
斜視図である。
H 骨 K 乾燥剤 1 容器 3 側壁 4 底壁 5 細孔 6 細孔形成部 10 箱本体 11 容器収容部 12 出入口 15 乾燥剤収容部 25 蓋
Claims (3)
- 【請求項1】 骨を収納する容器と、該容器が出し入れ
可能に収容される容器収容部を有した箱本体と、該容器
収容部の容器の出入口を塞ぐ蓋とを備えた骨箱におい
て、容器の壁部に細孔を開設し、箱本体に該細孔形成部
に対向し乾燥剤を収容する乾燥剤収容部を設けたことを
特徴とする骨箱。 - 【請求項2】 骨を収納する容器と、該容器が出し入れ
可能に収容される容器収容部を有した箱本体と、該容器
収容部の容器の出入口を塞ぐ蓋とを備えた骨箱におい
て、上記容器の側壁を容器収容部の内壁に摺接可能に形
成するとともに、容器の底壁の中央部周囲に細孔を多数
形成し、上記容器収容部内に上記細孔形成部に対向し乾
燥剤を収容する乾燥剤収容部を設けたことを特徴する骨
箱。 - 【請求項3】 上記容器の細孔形成部の内面は底壁の中
央部に向けて傾斜して形成されていることを特徴とする
請求項2記載の骨箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108341U JPH0621473Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 骨 箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108341U JPH0621473Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 骨 箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548926U true JPH0548926U (ja) | 1993-06-29 |
JPH0621473Y2 JPH0621473Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=14482237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991108341U Expired - Fee Related JPH0621473Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 骨 箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621473Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61115534U (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-21 | ||
JPS61168352A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | 宮城 英一 | 骨壷収納器 |
JPS61180029U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-10 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP1991108341U patent/JPH0621473Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61115534U (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-21 | ||
JPS61168352A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | 宮城 英一 | 骨壷収納器 |
JPS61180029U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621473Y2 (ja) | 1994-06-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |