JPH0548886A - データ変換装置 - Google Patents

データ変換装置

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JPH0548886A
JPH0548886A JP3206003A JP20600391A JPH0548886A JP H0548886 A JPH0548886 A JP H0548886A JP 3206003 A JP3206003 A JP 3206003A JP 20600391 A JP20600391 A JP 20600391A JP H0548886 A JPH0548886 A JP H0548886A
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JP
Japan
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value
point
cube
input
values
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JP3206003A
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English (en)
Inventor
Toyoaki Sugaya
豊明 菅谷
Kenichiro Hiramoto
健一郎 平本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0548886A publication Critical patent/JPH0548886A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単純な平均値演算で必要な出力値を補間して回
路規模を縮小する。 【構成】単一若しくは8個のROMに夫々、入力値
(r,g,b)によって構成される3次元空間を入力値
の量子化単位の2倍の寸法を1辺の長さとする立方体と
したときの各頂点に対応する入力値の変換出力値(y,
m,c)が分割格納される。補間処理は入力値に対応す
る3次元空間上の点が立方体の辺上(●)にあるときは
その点を挟んだ前後2つの変換出力値を平均化して補間
し、立方体の面上(□)にあるときはその点を含む面の
4個の頂点の変換出力値を平均化して補間し、立方体の
内部(★)にあるときはその点を含む立方体の8個の頂
点の変換出力値を平均化して補間する。補間場所に拘ら
ず、入力値を挟んだ2個の変換出力値だけを用いて補間
することもできる。これによれば、単純な平均値補間処
理で全ての出力値を補間して出力でき、補間演算手段を
大幅に簡略化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラープリンタ、カ
ラー画像表示装置、カラースキャナー、カラー複写機、
カラー画像処理装置などの色補正系に適用して好適なデ
ータ変換装置に関する。
【0002】
【発明の背景】カラープリンタ、カラー画像表示装置、
カラースキャナー、カラー複写機、カラー画像処理装置
などのカラー画像入出力機やカラー画像処理機の分野で
は、好ましい色を再現するために、R,G,B若しくは
Y,M,Cなどの入力画像データに対して所定の補正を
加えて出力する必要がある。
【0003】このようなR,G,B若しくはY,M,C
の入力値(入力画像データ)の全ての組み合せに対して
補正された出力値をテーブルとして持つことが最良の色
を再現する上で最も好ましい。しかし、そうするために
は全ての出力値をROMなどのメモリ手段に格納する必
要があるが、ROMテーブルのメモリ容量が膨大な量と
なってしまう。
【0004】そのため、従来では入力値に対する出力値
を全ての入力値に対して持つのではなく、飛び飛びの入
力値に対してのみ持ち、その間の点における出力値につ
いては補間演算により算出しようとするデータ変換技術
が提案されている(特開昭63−162248号公報、
特公昭58−16180号公報など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のデータ変
換技術によれば、入力値のデータビット幅が大きい場合
でもメモリ容量を小さく抑えることができるので、メモ
リ素子のコストダウンを図れる他、非線形の変換処理も
少ない誤差で実現できるなどのメリットがある。
【0006】しかし、これらの従来例による場合には入
力値のデータビット幅が比較的小さい場合、例えば、6
〜8ビット程度の場合には、メモリ容量の節減によるコ
ストダウン効果よりも、積和処理などの補間演算を行な
って出力値を算出する補間演算手段を設けることによる
コストアップや処理速度の低下などのデメリットの方が
大きくなってしまう。
【0007】そこで、この発明ではこのような従来の課
題を解決したものであって、特に回路規模の増大を招く
ことなく、単なる平均値演算によって補間値を算出でき
るようにしたデータ変換装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、第1の発明においては、3次元の入力値を所定の変
換規則にしたがって変換し、これを出力するデータ変換
装置において、入力値が構成する3次元空間を入力値の
量子化単位の2倍の寸法を1辺の長さとする立方体に分
割し、その立方体の頂点に対応する変換出力値を複数組
の入力値に対して格納したメモリ手段と、このメモリ手
段から読み出した最大8個の変換出力値の平均値を算出
する演算手段を具備し、1組の入力値に対応する3次元
空間上の点が上記立方体の内部にあるときはその点を含
む立方体の頂点に対応する8個の変換出力値を上記メモ
リ手段から読み出し、上記1組の入力値に対応する3次
元空間上の点が上記立方体の面上にあるときはその点を
含む立方体面の頂点に対応する4個の変換出力値を上記
メモリ手段から読み出し、上記1組の入力値に対応する
3次元空間上の点が上記立方体の辺上にあるときはその
点を含む立方体辺の両端の頂点に対応する2個の変換出
力値を上記メモリ手段から読み出し、上記1組の入力値
に対応する3次元空間上の点が上記立方体の頂点に相当
するときにはその頂点に対応する1個の変換出力値を上
記メモリ手段から読み出し、読み出した8ないし4,
2,1個の変換出力値の平均値を上記演算手段により算
出し、その算出値を出力値として出力するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0009】第2の発明はその補間演算処理をさらに簡
略化するための手段であって、3次元の入力値を所定の
変換規則にしたがって変換し、これを出力するデータ変
換装置において、入力値によって構成される3次元空間
を入力値の量子化単位の2倍の寸法を1辺の長さとする
立方体に分割し、その立方体の頂点に対応する変換出力
値を格納したメモリ手段と、このメモリ手段から読み出
した最大2個の変換出力値の平均値を算出する演算手段
を具備し、1組の入力値に対応する3次元空間上の点が
上記立方体の内部にあるときはその点を含む立方体の8
頂点のうち入力値に対応する点を挟んで互いに対向する
何れか2点の変換出力値を上記メモリ手段から読み出
し、読み出した2個の変換出力値の平均値を上記演算手
段により算出し、その算出値を出力値として出力し、上
記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立方
体の面上にあるときはその点を含む立方体面の4頂点の
うち入力値に対応する点を挟んで互いに対向する何れか
2点の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、読み
出した2個の変換出力値の平均値を上記演算手段により
算出し、その算出値を出力値として出力し、上記1組の
入力値に対応する3次元空間上の点が上記立方体の辺上
にあるときはその点を含む立方体辺の両端の2点の変換
出力値を上記メモリ手段から読み出し、読み出した2個
の変換出力値の平均値を上記演算手段により算出し、そ
の算出値を出力値として出力し、上記1組の入力値に対
応する3次元空間上の点が上記立方体の頂点に相当する
ときにはその頂点に対応する1個の変換出力値を上記メ
モリ手段から読み出し、読み出した変換出力値を出力値
として出力するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】図1に示す実施例では、8個のROM1〜RO
M8にそれぞれ、入力値によって構成される3次元空間
を入力値の量子化単位の2倍の寸法を1辺の長さとする
立方体としたときの各頂点に対応する変換出力値が分割
格納されている。
【0011】補間処理は入力値に対応する3次元空間上
の点が立方体の辺上にあるときはその点を挟んだ前後2
つの変換出力値を平均化して補間し、立方体の面上にあ
るときはその点を含む面の4個の頂点の変換出力値を平
均化して補間し、そして立方体の内部にあるときはその
点を含む立方体の8個の頂点の変換出力値を平均化して
補間する。
【0012】したがって、入力信号R,G,Bの各入力
値(r,g,b)の組み合せによってどのROMを選択
するかが相違し、選択された変換出力値は後段の加算器
65〜73において加算処理がなされ、その平均値をと
ることによって補間処理された出力値が得られる。除算
処理はビットシフト若しくはワイヤードロジックによっ
て行なうので、結局のところ補間処理は単なる加算処理
で済む。
【0013】図1の例は、入力値の対応する3次元空間
上の点が立方体のどこにあるかによって変換出力値の使
用個数を選択したが、常に2個の変換出力値を用いて補
間することもできる。その例が、図10であり、図12
である。
【0014】そのときは、入力値の対応する3次元空間
上の点を挟む2点の変換出力値で補間する。つまり、入
力値に対応する3次元空間上の点が立方体の辺上にある
ときでも、立方体の面上にあるときでも、あるいは立方
体の内部にあるときでも、その点を挟んだ2点を使用し
て補間する。例えば入力値を含む立方体の原点に最も近
い頂点の変換出力値と、その点を基準にして原点とは反
対側にある頂点の変換出力値を用いて補間される。
【0015】このような2点補間のため、例えば図10
のように原点に対応する変換出力値がROM85から読
み出され、次に補間点を挟んだ原点とは反対側の頂点に
おける変換出力値がROM85から読み出される。補間
点を挟んだ原点とは反対側の頂点をアドレスとして指定
するため、インクリメンタ81,82,83が設けられ
ている。
【0016】
【実施例】続いて、この発明に係るデータ変換装置の一
例を上述したカラー複写機に適用した場合につき、図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】説明の都合上、この発明の概要から説明す
る。
【0018】この発明では図3に示すように量子化単位
の2倍の寸法を1辺とする立方体の各頂点におけるデー
タ(y,m,c)が変換出力値(補間された出力値)と
してメモリ手段例えばROMに格納されている。8つの
変換出力値のうち適当な変換出力値を用いて補間処理が
行なわれる。
【0019】すなわち、1組の入力値(r,g,b)に
対応する3次元空間上の点が立方体Vの頂点(○印)に
相当するときには、その頂点に対応する変換出力値その
ものをROMから読み出す。
【0020】1組の入力値(r,g,b)に対応する3
次元空間上の点が立方体Vの辺上にあるときは、その点
(●印)を含む立方体辺の両端の頂点に対応する変換出
力値をROMから読み出す。例えば、図3に示すよう
に、R軸上の点(イ)を補間するにはR軸上に存在する
頂点aとbの変換出力値(既知データ)の平均を取って
補間する。つまり、補間された出力値f(r+1,g,
b)は、 f(r+1,g,b)={f(r,g,b)+f(r+2、g,b)}/2 ここに、f(r,g,b)は頂点aの変換出力値であ
り、f(r+2、g,b)は頂点bの変換出力値であ
る。
【0021】G軸上の点(ロ)は、同じG軸上に存在す
る頂点aとcの変換出力値の平均をとって補間する。こ
のように、図中●印で示した補間点は何れも立方体Vの
辺上にあるので、隣接した前後する2個の変換出力値で
平均値補間される。
【0022】入力値(r,g,b)に対応する3次元空
間上の点が立方体Vの面上にあるときは、その点(□
印)を含む立方体面の頂点に対応する4個の変換出力値
をROMから読み出して補間する。例えば、R軸とG軸
とで形成される面上の点(ハ)は、同じ面上に存在する
4個の頂点a,b,c,dの変換出力値によって補間さ
れる。つまり、補間された出力値f(r+1,g+1,
b)は、 f(r+1,g+1,b) ={f(r,g,b)+f(r+2,g,b) +f(r,g+2,b)+f(r+2,g+2,b)}/4 ここに、f(r+2,g+2,b)は頂点dの変換出力
値である。
【0023】G軸とB軸とで囲まれる面上に存在する
点、あるいはR軸とB軸とで囲まれる面上に存在する点
も同様にしてそれらの面上に存在する4個の頂点の変換
出力値によって平均値補間できる。
【0024】最後に、入力値(r,g,b)に対応する
3次元空間上の点が立方体Vの内部にあるときはその点
(★印)を含む立方体の頂点a〜hに対応する8個の変
換出力値をROMから読み出しこれを平均値補間すれば
よい。したがって、補間された変換出力値f(r+1,
g+1,b+1)は、 f(r+1,g+1,b+1) ={f(r,g,b)+f(r+2,g,b) +f(r,g+2,b)+f(r,g,b+2) +f(r+2,g+2,b)+f(r+2,g,b+2) +f(r,g+2,b+2)+f(r+2、g+2,b+2)}/8 ここに、f(r,g,b+2)はe点の変換出力値であ
り、f(r,g+2,b+2)はg点の変換出力値であ
り、f(r+2,g,b+2)はf点の変換出力値であ
り、そしてf(r+2,g+2,b+2)はh点の変換
出力値である。
【0025】1/2、1/4あるいは1/8などの除算
処理はビットシフトあるいはワイヤーロジック(下位ビ
ットの切捨て)によって達成できる。したがって、量子
化単位の2倍の寸法を1辺とする立方体を基準に変換出
力値を格納すれば、残りの点は何れも簡単な加算演算処
理によって補間できる。
【0026】また、このように変換出力値を格納した場
合には、量子化単位の寸法を1辺とする立方体を基準に
変換出力値を格納する場合、すなわち全ての入力値の組
み合せに対する変換出力をメモリに格納する場合よりも
そのメモリ容量を1/8(2の3乗)に削減できる。
【0027】補間すべき点が立方体Vの辺上、面上、内
部の何れにあるかを判定するには、1組の入力値(r,
g,b)の奇数、偶数の組み合せを見ればよい。
【0028】例えば、図3の原点の頂点aは入力値
(r,g,b)の何れもが偶数であり、R軸上の点
(ア)は入力値rのみ奇数であるから、入力値(r,
g,b)の奇数、偶数と各点との関係を整理すると、図
4のようになる。したがって、入力値(r,g,b)の
奇数、偶数を判別するだけでその補間点が立方体Vの辺
上にあるのか、面上にあるのか、あるいはまた内部にあ
るのかを簡単に判別できることになる。
【0029】さて、上述した変換出力値である補間変換
出力値は全て1個のROMに格納されていることを前提
に述べたが、このROMに格納されている変換出力値を
ある規則にしたがって別々のROMに格納し、それらの
変換出力値を同時並列的に読み出して補間処理できれ
ば、補間処理速度を速めることができることは明らかで
ある。
【0030】そのような場合の分割格納の一例を次に述
べる。
【0031】この発明では、上述したように入力値
(r,g,b)が構成する3次元空間を入力値の量子化
単位の2倍の寸法を1辺とする立方体に分割しているの
で、変換出力値(y,m,c)は入力値r,g,bが偶
数の点に対応した変換出力値のみ格納されている。今、
この入力値をr,g,bそれぞれ4で割った余りを基準
にすればROMに格納されている変換出力値の全ては、
図5に示すように8種類に分類できる。
【0032】図5において、「0」は4で入力値を割っ
たときの余りが零の場合を示し、「2」は余りが2の場
合を示す。このように(r,g,b)の各入力値の余り
が全てに対して零となる値に対する変換出力値は全て同
一のROM(ROM1とする)に格納される。同じよう
に、rのみその余りが「2」となる組み合せを持った入
力値に対する変換出力値はROM2に格納される。
【0033】そこで、8個のROMを用意し、それぞれ
に図5に示すような変換出力値を当てがう。そのときの
ROMと立方体との位置関係は図6に示すようになる。
図中の○付き数字は図5のROM番号と対応している。
【0034】こうすれば、変換出力値の全てを8個のR
OMに分散して格納することができると共に、補間処理
時には同一の入力値に対して同一のROMが重複してア
クセスされることはない。
【0035】ここで、ROM1〜ROM8のアドレスと
(y,m,c)の変換出力値との関係を示すと、次のよ
うな関連式が得られる。 ROM1・・・R1(r,g,b)=f(4r,4g,
4b) ROM2・・・R2(r,g,b)=f(4r+2,4
g,4b) ROM3・・・R3(r,g,b)=f(4r,4g+
2,4b) ROM4・・・R4(r,g,b)=f(4r+2,4
g+2,4b) ROM5・・・R5(r,g,b)=f(4r,4g,
4b+2) ROM6・・・R6(r,g,b)=f(4r+2,4
g,4b+2) ROM7・・・R7(r,g,b)=f(4r,4g+
2,4b+2) ROM8・・・R8(r,g,b)=f(4r+2,4
g+2,4b+2) ここに、上式の左辺は入力値(r,g,b)をアドレス
としたときの出力値を示し、右辺は(r′,g′,
b′)を入力値としたときのこの入力値(r′,g′,
b′)に対する色補正値を示す(r′=4rまたはr′
=4r+2、g′=4gまたはg′=4g+2、b′=
4bまたはb′=4b+2)。
【0036】したがって、補間演算処理は次のようにな
る。補間演算式の一部のみ示す。モードi(i=1〜
8)は補間モードiを意味する。
【0037】 モート゛1. f(4r,4g,4b)=R1(r,g,b) モート゛2. f(4r+1,4g,4b)={R1(r,g,b)+R2(r,g,b)}/2 モート゛3. f(4r+2,4g,4b)=R2(r,g,b) モート゛4. f(4r+3,4g,4b)={R1(r+1,g,b)+R2(r,g,b)}/2 モート゛5. f(4r,4g+1,4b)={R1(r,g,b)+R3(r,g,b)}/2 モート゛6. f(4r+1,4g+1,4b)={R1(r,g,b)+R2(r,g,b)+R3(r,g,b)+R4(r,g,b)}/4 モート゛7. f(4r+2,4g+1,4b)={R2(r,g,b)+R4(r,g,b)}/2 モート゛8. f(4r+3,4g+1,4b)={R1(r+1,g,b)+R2(r,g,b)+R3(r+1,g,b)+R4(r,g,b)}/4 モート゛9. f(4r,4g+2,4b)=R3(r,g,b)モート゛ 10. f(4r+1,4g+2,4b)={R3(r,g,b)+R4(r,g,b)}/2 上式のいくつかについて簡単に説明すると、図6からも
明らかなように、 (1)入力値(4r,4g,4b)に対する色補正値f
は、入力値(r,g,b)をアドレスとして指定したと
きのROM1の出力値(変換出力値)である。 (2)入力値(4r+1,4g,4b)に対する色補正
値fは、入力値(r,g,b)をアドレスとして指定し
たときのROM1およびROM2の出力値の平均値であ
る。 (3)入力値(4r+2,4g,4b)に対する色補正
値fは、入力値(r,g,b)をアドレスとして指定し
たときのROM2の出力値である。 (4)入力値(4r+3,4g,4b)に対する色補正
値fは、入力値(r,g,b)をアドレスとして指定し
たときのROM2と、入力値(r+1,g,b)をアド
レスとして指定したときのROM1の出力値である。
【0038】ここで、ROM1に対しては、rに関して
1だけインクリメントした値を用いているが、これは図
6からも明らかなように、r軸上の点は(4r+3)で
ある。そのため、(4r+4)の点のROM1の出力値
を変換出力値として使用しなければならないが、この場
合、同じROM1でも値の異なる出力値をアドレスする
必要があるために、rの値が1だけインクリメントされ
ている。 (5)入力値(4r+1,4g+1,4b)に対する色
補正値fは、入力値(r,g,b)をアドレスとして指
定したときのROM1からROM4までの各出力値の平
均値である。
【0039】このように入力値(r,g,b)の奇数、
偶数の組み合せに応じて、8組のROM1〜ROM8に
変換出力値をそれぞれ分散格納することによって、対応
する単一あるいは複数のROMの同時並列読み出しが可
能になる。これによって補間処理の並列処理を実行でき
る。以下、上述したと同様な補間演算処理によって残り
の全てが補間される。その詳細な説明は割愛する。
【0040】続いて、この発明の具体例を説明する。説
明の都合上、この発明を適用したカラー複写機から図7
を参照して説明する。
【0041】同図において、10はスキャナ部であっ
て、11は原稿台、12は光源、13は反射ミラー、1
4は光学結像系(レンズなど)である。15は光電変換
素子で、この例ではCCDを示す。カラー原稿を光学的
にスキャンすることによって得られる光学像はCCD1
5によって電気信号(R,G,Bのカラー撮像信号)に
変換される。
【0042】16はプリンタ部である。このプリンタ部
16にあって、20は導電性基板上に光導電層を設けた
感光体(ドラム)である。21はコロナ帯電器、26は
像露光装置(半導体レーザ装置など)、Lは像露光装置
26より照射されるレーザ光である。
【0043】A,B,CおよびDはそれぞれY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の
トナーを有する現像装置、31は定着器、32は転写前
露光ランプ、33は転写電極、34は分離電極、Pは転
写紙、35はクリーニング用除電電極である。また、3
6はクリーニング装置であり、クリーニングブレード3
6a、バイアスローラ36bおよびクリーニングローラ
36cを有する。
【0044】感光体1はコロナ帯電器21により表面が
一様に帯電される。続いて像露光装置26からイエロー
の画像変換出力値に従ったレーザ光Lが感光体1上に照
射されて、感光体1上に潜像が形成される。この潜像は
イエロートナーを有する現像装置Aによって現像され
る。これにより、感光体1上にイエローのトナー像が形
成される。
【0045】イエローのトナー像が形成された感光体1
はコロナ帯電器21により表面が一様に帯電される。続
いて、像露光装置26からマゼンタの画像変換出力値に
従ったレーザ光Lが感光体1上に照射されて、感光体1
上に潜像が形成される。この潜像はマゼンタトナーを有
する現像装置Bによって現像される。これにより、感光
体1上にはイエロートナー像とマゼンタトナー像とが重
ねて形成される。
【0046】以下、同様にして感光体1上にはシアント
ナー像、黒トナー像が順次重ねて形成される。これによ
り、感光体1上にはカラートナー像が形成される。
【0047】このようにして形成されたカラートナー像
は、露光ランプ32で除電されて転写され易くされたの
ち、転写電極33によって記録紙Pに転写される。記録
紙Pは分離電極34により感光体1から分離され、定着
器31で定着される。感光体1は除電電極35とクリー
ニング装置36により清掃される。
【0048】図8は、カラー複写機において使用される
カラー画像形成装置におけるカラー画像処理系40の具
体例である。
【0049】R,G,B3色に色分解された原稿の色分
解像がCCD15R,15G,15Bに光信号として入
力し、その信号に応じたR,G,Bのアナログ撮像信号
が出力される。R,G,Bアナログ撮像信号はA/D変
換器41R〜41BにおいてA/D変換されてディジタ
ル撮像信号となされ、これがシェーディング補正回路4
2R〜42BでCCD画素間感度のばらつきと光学系の
光量ムラのそれぞれについて補正される。さらに、階調
変換回路43R〜43BでCCDの感度特性などが補正
される。このとき全体制御部55からの信号に基づき、
階調特性や濃度などを調節することができる。
【0050】以上のような信号処理が施されたR,G,
Bのディジタル撮像信号はデータ変換装置60でY,
M,Cいずれかの信号に変換される。Y,M,Cのいず
れにするかはプリンタ部16の作像プロセスに合わせて
制御される。その指示はマイコンを内蔵した全体制御部
55からなされる。56は走査パネルを示す。
【0051】データ変換装置60の役割は、スキャナ光
源色やCCDの分光感度特性、カラートナーの分光特性
等を補正し、原稿に忠実な色もしくは好ましい色をプリ
ント出力上に再現するために設けられている。
【0052】データ変換装置60からの出力信号(画像
変換出力値)はエッジ強調回路50においてエッジ強調
された後、階調変換部51でプリントプロセス特性に応
じた階調補正がなされ、次に像露光装置26の一部であ
るPWM(パワー幅変調)部52で画像データに応じた
半導体レーザ54に対する点灯時間が制御される。PW
M変調された画像データはレーザドライバ53を経て半
導体レーザ54に供給されることによってこの半導体レ
ーザ54が駆動される。
【0053】図1は上述したデータ変換装置60の詳細
を示す。
【0054】端子61に入力した(r,g,b)の入力
値(入力データ)は下位2ビットと上位(n−2)ビッ
トに分けられ、下位2ビットはセレクタ63に、上位
(n−2)ビットは8個のROM1〜ROM8に供給さ
れる。各ROM1〜ROM8への所定の入力段にはイン
クリメンタ62a〜62lが設けられ、それらより出力
された入力値(r,g,b)によってROM1〜ROM
8のアドレスが指定される。
【0055】図13にインクリメンタ62a〜62lの
動作を示す。
【0056】ROM1〜ROM8には、これらに格納さ
れた(y,m,c)のうちどの変換出力値を出力するか
を選択するための選択信号SCが端子69を介して供給
される。
【0057】ROM1、ROM2より読み出された変換
出力値は加算器65に供給され、ROM3とROM4の
各変換出力値は加算器66に供給され、以下同様にRO
M5とROM6の各変換出力値は加算器67に、そして
ROM7とROM8の各変換出力値が加算器68に供給
される。
【0058】これら加算器65〜68は何れも入力選択
機能を有し、セレクタ63より出力された加算制御信号
R1〜R8に基づいてその加算動作モードが制御され
る。これら加算器65〜68の加算動作を図9に示す。
【0059】図9のように、加算制御信号R1〜R8が
供給されるモード端子SA,SBが何れも「L」のとき
にはQ出力(加算出力)はゼロであり、何れかが「H」
であるときには、「H」の方の入力が2倍されて出力さ
れる。そして、両者とも「H」であるときには単純加算
されたもの(=A+B)が加算出力となる。
【0060】加算器の出力のうち、加算器65と66の
加算出力は後段の加算器71に供給され、また加算器6
7と68との加算出力は後段の加算器72に供給され
る。一方の加算器71には動作モード制御用の制御信号
R12が供給される。ここに、R12は制御信号R1とR2の
オア出力のことであり、制御信号R34は制御信号R3と
R4のオア出力であり、加算動作モードは図9によって
規制される。
【0061】これら2つの加算器71,72の出力がさ
らに加算器73に供給されて、最終加算出力が得られ
る。この最終加算出力はビットシフト回路74によって
3ビットシフトされることによって、最終加算出力が1
/8された出力値が得られる。ビットシフト回路74を
使用する代わりにワイアードロジック(下位3ビットの
切捨て)を使用して1/8された出力値を得るようにし
てもよい。
【0062】加算器73に供給される制御信号R1234は
制御信号R1,R2,R3およびR4のオア出力であり、同
様に制御信号R5678はR5,R6,R7およびR8のオア出
力であり、加算動作モードは上述と同じく図9の通りで
ある。
【0063】入力値(r,g,b)の下位2ビットの組
み合せと、これによって得られるセクレタ63からの制
御信号R1〜R8およびインクリメンタ62a〜62lへ
の制御信号I1〜I12との関係を整理すると図2のよ
うになる。この図はその一部の関係のみ示してある。2
〜3を具体的に例示する。 (1)補間モード1のとき このときは図2におけるモード1に当たる。入力値
(r,g,b)の下位2ビット(r0,r1)、(g
0,g1)、(b0,b1)は何れも「L」である。こ
のとき、制御信号R1のみ「H」となるから、図7の真
理値表からも明らかなように加算器65と71のみ加算
処理が行なわれるから、加算器65からの加算出力(2
A)がさらに加算器71に供給されてこれがさらに2倍
され、その加算出力がさらに最終段の加算器73におい
てさらに2倍される。したがって、最終加算出力は入力
値の8倍となって得られる。これがビットシフト回路7
4で1/8になされる。つまり、このときはROM1の
変換出力値がそのまま出力値(色補正値)として出力さ
れることになる。 (2)補間モード2のとき このときは図2におけるモード2に当たる。rの入力値
のみその下位2ビット(r0,r1)が「H」,「L」
に変化する。このとき、制御信号R1,R2のみ「H」と
なるから、図7の真理値表からも明らかなように加算器
65が加算処理を行なわれ、ROM1とROM2の変換
出力値の加算処理(=A+B)が得られる。そして、次
の加算器71でその入力である(A+B)が2倍され、
これがさらに最終段の加算器73においてさらに2倍さ
れる。したがって、最終加算出力は入力値の4倍となっ
て得られる。これがビットシフト回路74で1/8にな
される。つまり、このときはROM1とROM2の変換
出力値の和を1/2した値が色補正値として出力される
ことになる。 (3)補間モード4のとき このときは図2におけるモード4に当たる。このとき
は、rの入力値のみその下位2ビット(r0,r1)が
「H」になる。このとき、セレクタ63からのインクリ
メント制御信号は制御信号I1のみ「H」となるから、
制御信号I1が供給されているインクリメンタ62aの
みがインクリメントされ、ROM1のみその入力値がR
1(y+1,m,c)となる。その結果、ROM1では
rの変換出力値としては、点aではなく点b(図3参
照)の変換出力値が利用される。
【0064】一方、図7の真理値表からも明らかなよう
に加算器65が加算モードとなり、ROM1とROM2
の変換出力値の加算処理(=A+B)が得られる。そし
て、次の加算器71でその入力である(A+B)が2倍
され、これがさらに最終段の加算器73においてさらに
2倍される。したがって、最終加算出力は入力値の4倍
となって得られる。これがビットシフト回路74で1/
8になされる。つまり、このときはROM1とROM2
の変換出力値の和を1/2した値が色補正値として出力
されることになる。この他の場合も同様な処理であるの
でその説明は省略する。
【0065】ところで、図1の例は、入力値の対応する
3次元空間上の点が立方体のどこにあるかによって変換
出力値の使用個数を選択したが、常に2個の変換出力値
を用いて補間することもできる。その例が、図10であ
り、図12である。
【0066】そのときは、入力値の対応する3次元空間
上の点を挟む2点の変換出力値で補間する。つまり、入
力値に対応する3次元空間上の点が立方体の辺上にある
ときでも、立方体の面上にあるときでも、あるいは立方
体の内部にあるときでも、その点を挟んだ2点を使用し
て補間する。したがって、図3に示すように、1組の入
力値に対応する3次元空間上の点が立方体Vの辺上にあ
るときは、その点(●印)を含む立方体辺の両端の頂点
に対応する2個の変換出力値をROMから読み出す。例
えば、R軸上の点(イ)を補間するにはR軸上に存在す
る頂点aとbの変換出力値(既知データ)の平均を取っ
て補間する。つまり、補間された出力値f(r+1,
g,b)は、 f(r+1,g,b)={f(r,g,b)+f(r+2,g,b)}/2 入力値に対応する3次元空間上の点が立方体Vの面上に
あるときは、その点(□印)を含む立方体面の頂点4個
のうち入力値を挟んで対向する2点の変換出力値をRO
Mから読み出して補間する。例えば、R軸とG軸とで形
成される面上の点(ハ)は、同じ面上に存在する4個の
頂点a,b,c,dのうち、点(ハ)に対して原点側の
点の頂点aと反対側の頂点dの各変換出力値によって補
間される。つまり、補間された出力値f(r+1,g+
1,b)は、 f(r+1,g+1,b) ={f(r,g,b)+f(r+2,g+2,b)}/2 頂点a,dの代わりに、頂点b,cを使用してもよい。
【0067】G軸とB軸とで囲まれる面上に存在する
点、あるいはR軸とB軸とで囲まれる面上に存在する点
も同様にしてそれらの面上に存在する4個の頂点のう
ち、原点側の頂点と対角線上の頂点の変換出力値によっ
て平均値補間される。
【0068】最後に、入力値に対応する3次元空間上の
点が立方体Vの内部にあるときは、原点側の頂点aとそ
の点(★印)を挟んだ対角線上の頂点hとの2点の変換
出力値をROMから読み出しこれを平均値補間する。し
たがって、補間された変換出力値f(r+1,g+1,
b+1)は、 f(r+1,g+1,b+1) ={f(r,g,b)+f(r+2,g+2,b+2)}/2 もちろん、この場合においても他の2頂点(bとg、d
とe若しくはcとf)を用いて補間できる。
【0069】以上のような補間動作を達成するためには
データ変換装置60を図10のように構成すればよい。
【0070】R,G,Bの各入力信号のうち上位(n−
1)ビットはインクリメンタ81、82、83を介して
ROM85に変換出力値読み出し用のアドレスとして供
給される。ここに、ROM85としては1個使用され、
ここには入力値(r,g,b)が構成する3次元空間を
入力値の量子化単位の2倍の寸法を1辺の長さとする立
方体の全ての組み合せについてその変換出力値が格納さ
れている。インクリメンタ81,82,83の動作は図
13に従う。
【0071】また、90はD形フリップフロップであっ
て、図11に示すようにそのD端子には所定のクロック
CKが供給され、クロック端子にはその2倍の周波数を
持つクロック2CKが供給される。そのQ出力と入力信
号(R,G,B)の各下位1ビット(LSB)がそれぞ
れアンド回路86,87,88に供給され、そのアンド
出力がインクリメンタ81,82,83の制御信号とし
て供給される。
【0072】ここで、クロックCKと2CKとのタイミ
ング関係が図11のようであるときには、図のようなQ
出力が得られるから、Q出力の前半WAではインクリメ
ンタ81,82,83の動作は禁止され入力信号がその
まま出力される。そのため、例えば図3の点(イ)の入
力値(r+1,g,b)が入力したときには、(r,
g,b)に対応した変換出力値(つまり、原点側の頂点
aの変換出力値)がROM85より読み出され、このと
きの出力(Aとする)がフリップフロップ91によって
ラッチされる。
【0073】上述した入力値(r+1,g,b)の場合
には、rのみそのLSBが「H」となっているので、次
の後半WBの期間では、アンド回路86よりの制御信号
によってインクリメンタ81だけがその動作が解禁とな
り、入力値が「1」インクリメントされる。その結果、
後半WBの期間にROM85に与えられるアドレスは頂
点bに対応したアドレスとなっている。そのため、後半
WBでは頂点bの変換出力値(Bとする)が読み出さ
れ、これがフリップフロップ91によってラッチされ
る。出力値Aは後段のフリップフロップ92によって再
ラッチされ、ラッチされた両出力値A,Bが後段の加算
器93で加算され、これがワイアードロジックにより1
/2されて出力される。これはさらにフリップフロップ
94でラッチされる。
【0074】入力値(r,g,b)が立方体Vの辺上に
ある場合に限らず、その面上や内部にある場合でも、同
じ様な2点補間処理が行なわれる。例えば、図3の点
(ハ)を補間する場合には、rとgのみ奇数値となって
いるから、後半WBの期間にはアンド回路86と87か
らの制御信号によってインクリメンタ81,82が動作
して、結局頂点dの変換出力値が読み出されるようにな
り、これによって頂点aとdから点(ハ)が補間され
る。
【0075】このように常に入力値(r,g,b)によ
って決まる原点側の頂点aに対応した変換出力値と、入
力値(r,g,b)を挟んで位置する頂点に対応した変
換出力値の2個の変換出力値を用いることによって出力
値を補間することができる。
【0076】図10の場合には、前半と後半に分けてR
OM85から変換出力とを読み出したが、図12のよう
に2個のROM85A,85Bを用意し、ROM85A
は原点側の頂点aの変換出力値のみを常に読み出し、残
りのROM85Bから対角頂点に対応した変換出力値を
読み出すように、完全に分離して処理することも可能で
ある。この場合には、インクリメンタ81,82,83
は常に動作状態でなければならないから、図10に示し
たようなアンド回路は不要である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
1組の入力値が構成する3次元空間を入力値の量子化単
位の2倍の寸法を1辺の長さとする立方体に分割し、そ
の立方体の頂点に対応する変換出力値を複数組の入力値
に対して格納し、1組の入力値に対応する3次元空間上
の点が上記立方体の内部にあるか、面上にあるか、また
は辺上にあるかによって、使用する変換出力値の組み合
せを代え、読み出した8ないし4,2,1個の変換出力
値の単純平均値を出力値として使用するようにしたもの
である。
【0078】第2の発明においては、単純平均値処理を
さらに簡略化して、1組の入力値に対応する3次元空間
上の点が上記立方体の内部にあるか、面上にあるか、ま
たは辺上にあるかに拘らず、常に2個の変換出力値によ
って平均値補間するようにしたものである。
【0079】これによれば、単純な平均値補間処理で全
ての出力値を補間して出力できるから、補間演算手段を
従来よりも大幅に簡略化できる特徴を有する。
【0080】また、入力値のすべての組み合せに対する
出力値をROMに格納し、補間処理を行わない場合に比
べると、ROM容量を1/8に削減でき、大幅なコスト
ダウンが可能である。
【0081】さらに、複数のROMを用意し、それらに
分散格納された変換出力値を同時に読み出して出力値を
算出する場合には、出力値算出のための処理時間を大幅
に短縮できる特徴を有する。したがって、この発明は上
述したようなカラー画像出力装置やカラー画像処理装置
などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部であるデータ変換装置の一例を
示すブロック図である。
【図2】入力値と各種制御信号との関係を真理値で示し
た図である。
【図3】3次元の入力値関係を示す立方体図である。
【図4】入力値と補間点数との関係を示す図である。
【図5】複数のROMを使用するときの説明図である。
【図6】複数のROMに格納された変換出力値と立方体
との関係を示す図である。
【図7】カラー複写機の説明図である。
【図8】カラー画像処理系の系統図である。
【図9】加算器の制御動作モードの態様を示す図であ
る。
【図10】データ変換装置の他の例を示す要部の系統図
である。
【図11】その動作説明の波形図である。
【図12】データ変換装置の他の例を示す要部の系統図
である。
【図13】インクリメンタの動作説明図である。
【符号の説明】
60 データ変換装置 62a〜62l インクリメンタ 63 セレクタ 65〜73 加算器 74 ビットシフト回路 81〜83 インクリメンタ 85 変換出力値用のROM 85A,85B 変換出力値用のROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 9068−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元の入力値を所定の変換規則にした
    がって変換し、これを出力するデータ変換装置におい
    て、 入力値が構成する3次元空間を入力値の量子化単位の2
    倍の寸法を1辺の長さとする立方体に分割し、その立方
    体の頂点に対応する入力値の変換出力値を複数組の入力
    値に対して格納したメモリ手段と、 このメモリ手段から読み出した最大8個の変換出力値の
    平均値を算出する演算手段を具備し、 1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立方体
    の内部にあるときはその点を含む立方体の頂点に対応す
    る8個の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、 上記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立
    方体の面上にあるときはその点を含む立方体面の頂点に
    対応する4個の変換出力値を上記メモリ手段から読み出
    し、 上記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立
    方体の辺上にあるときはその点を含む立方体辺の両端の
    頂点に対応する2個の変換出力値を上記メモリ手段から
    読み出し、 上記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立
    方体の頂点に相当するときにはその頂点に対応する1個
    の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、 読み出した8ないし4,2,1個の変換出力値の平均値
    を上記演算手段により算出し、その算出値を出力値とし
    て出力するようにしたことを特徴とするデータ変換装
    置。
  2. 【請求項2】 3次元の入力値を所定の変換規則にした
    がって変換し、これを出力するデータ変換装置におい
    て、 入力値によって構成される3次元空間を入力値の量子化
    単位の2倍の寸法を1辺の長さとする立方体に分割し、
    その立方体の頂点に対応する入力値変換出力値を格納し
    たメモリ手段と、 このメモリ手段から読み出した最大2個の変換出力値の
    平均値を算出する演算手段を具備し、 1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立方体
    の内部にあるときはその点を含む立方体の8頂点のうち
    入力値に対応する点を挟んで互いに対向する何れか2点
    の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、読み出し
    た2個の変換出力値の平均値を上記演算手段により算出
    し、その算出値を出力値として出力し、 上記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立
    方体の面上にあるときはその点を含む立方体面の4頂点
    のうち入力値に対応する点を挟んで互いに対向する何れ
    か2点の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、読
    み出した2個の変換出力値の平均値を上記演算手段によ
    り算出し、その算出値を出力値として出力し、 上記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立
    方体の辺上にあるときはその点を含む立方体辺の両端の
    2点の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、読み
    出した2個の変換出力値の平均値を上記演算手段により
    算出し、その算出値を出力値として出力し、 上記1組の入力値に対応する3次元空間上の点が上記立
    方体の頂点に相当するときにはその頂点に対応する1個
    の変換出力値を上記メモリ手段から読み出し、読み出し
    た変換出力値を出力値として出力するようにしたことを
    特徴とするデータ変換装置。
JP3206003A 1991-08-16 1991-08-16 データ変換装置 Pending JPH0548886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001047244A1 (fr) * 1999-12-21 2001-06-28 Nikon Corporation Dispositif d'interpolation et support d'enregistrement sur lequel un programme d'interpolation est enregistre

Cited By (3)

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WO2001047244A1 (fr) * 1999-12-21 2001-06-28 Nikon Corporation Dispositif d'interpolation et support d'enregistrement sur lequel un programme d'interpolation est enregistre
US7236628B2 (en) 1999-12-21 2007-06-26 Nikon Corporation Interpolation processing apparatus and recording medium having interpolation processing program recording therein
US7362897B2 (en) 1999-12-21 2008-04-22 Nikon Corporation Interpolation processing apparatus and recording medium having interpolation processing program recorded therein

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