JPH0548884A - 色補正装置 - Google Patents

色補正装置

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JPH0548884A
JPH0548884A JP3202015A JP20201591A JPH0548884A JP H0548884 A JPH0548884 A JP H0548884A JP 3202015 A JP3202015 A JP 3202015A JP 20201591 A JP20201591 A JP 20201591A JP H0548884 A JPH0548884 A JP H0548884A
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JP
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color
color correction
memory
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data
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JP3202015A
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English (en)
Inventor
Toyoaki Sugaya
豊明 菅谷
Hirotetsu Ko
博哲 洪
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色補正処理で、廉価でリアルタイム処理を実現
する。 【構成】全構成色の出力に対応する色補正データを格納
した第1のメモリ64と、これらの色補正データのうち
1構成色の出力に対応する色補正データを格納する第2
のメモリ65とを設け、1構成色ごとの画像形成若しく
は画像データ出力に先立ち、この構成色の出力に対応す
る色補正データを第1のメモリ64から第2のメモリ6
5へ転送し、画像形成時若しくは画像データの出力時は
第2のメモリ65に転送された色補正データに基づいて
色補正を行なう。これによれば、高速処理が要求される
第2のメモリ65として、その容量を削減できるから、
高速の色補正装置を安価に構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー複写機、カラ
ープリンタなどのカラー画像入出力機若しくは処理機に
適用して好適な色補正装置に関する。
【0002】
【発明の背景】カラー複写機、カラープリンタ、CRT
を用いたカラー画像表示装置、あるいはカラースキャナ
等のカラー画像入出力機若しくは処理機の分野では、好
ましい色を再現するために、R,G,BまたはY,M,
C等の画像データに補正を加える必要がある。
【0003】補正法として、 アナログ演算によるカラー画像データの色補正 ディジタル演算によるカラー画像データの色補正 LUT(ルックアップテーブル)を使用したカラー画
像データの色補正 LUTよりリードしたカラー画像データに対して補間
演算処理を施すことによるカラー画像データの色補正
(特公昭58−16180号公報、特開昭63−162
248号公報) などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したによる色補
正方法ではきめ細かな色補正ができなかったり、安定
性、S/Nが悪いなどの欠点を有する。
【0005】の方法も上の方法と同じくきめ細かな色
補正ができない他に、回路規模が大きくなるなどの欠点
を有する。
【0006】の方法では、色補正後のデータを多数格
納しておく必要があるため、LUTとしてのメモリ容量
が多くなり、コスト高となってしまう。リアルタイム処
理をするためにはそれだけ高速メモリを使用する必要が
あるが、これは非常に高価である。
【0007】の方法では、〜の欠点は無いもの
の、LUTは一般にEPROM等のROMで構成される
場合が多い。処理の高速性を達成するには高速のROM
を使用しなければならないので、ROMからの読み出し
時間がネックとなる。さらに、高速ROMを使用したと
しても読み出し時間に限度があるので、あまり高速性を
追求できない。
【0008】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、コストアップを招来すること
なく高速処理を可能にした色補正装置を提案するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためこの発明においては、カラー画像を出力するカラー
画像形成装置若しくはカラー画像処理装置に用いられる
色補正装置において、全ての色補正データを格納した第
1のメモリと、これら全ての色補正データから一連の色
補正処理に必要な1組の色補正データを格納する第2の
メモリとを有し、画像形成時若しくは画像出力時は、上
記第2のメモリ65に格納された色補正データに基づい
て色補正を行なうようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】第1のメモリ64には、全構成色の出力に
対応する色補正データを1組格納するのではなく、修正
量の異なる複数組の色補正データを格納し、そのうちの
1つを選択使用することもできる。
【0011】選択された色補正データは好みに応じて修
正手段により修正することが可能である。
【0012】
【作用】図1に示す第1の実施例において、第1のメモ
リ64には例えばR,G,Bによって構成される入力色
データに対する色補正データ(例えば、Y,M,C,K
(Kは黒))が格納されている。第2のメモリ65に
は、これらの色補正データから一連の色補正処理に必要
な色補正データのみが格納され、色補正処理は第2のメ
モリ65に格納された色補正データに基づいて行なわれ
る。
【0013】すなわち、1つの画像に対する色補正処理
が、例えば面順次処理のように出力構成色ごとに順次
(例えば、Y,M,C,Kの順)なされる場合には、全
構成色の色補正データが同時に必要となることはないか
ら、処理の進行に応じて出力構成色(例えば、Y,M,
C,K)の出力に先だって、第1のメモリ64からその
構成色の色補正データを第2のメモリ65へ転送格納
し、第2のメモリ65に格納されたこの色補正データに
基づいて入力色データが色補正される。
【0014】第1のメモリ64は全構成色の色補正デー
タを格納するだけの容量をもつ。第1のメモリ64から
第2のメモリ65への色補正データの転送はデータ出力
に先だって行なわれ、データ転送速度はデータ出力の速
度と独立に決められるため、第1のメモリ64は比較的
低速のメモリを使用できる。
【0015】これに対して、第2のメモリ65は色補正
を高速で行なう必要があるため、高速メモリが使用され
るが、1出力構成色ごとに色補正を行なうため、1構成
色分の容量を持てばよい。
【0016】また、図3に示す第2の実施例のように、
補正量の異なる複数組の色補正データを持ち、場合に応
じて異なる色補正処理を行なう場合、第1のメモリ64
に格納されている全組の色補正データの中から、必要な
色補正量に応じた1組の色補正データを色補正処理に先
だって第2のメモリ65に転送格納し、この第2のメモ
リ65に格納された色補正データに基づいて色補正処理
が行なわれる。
【0017】この場合、第2のメモリ65は全組の色補
正データを格納するだけの容量が必要であるが、比較的
低速のメモリを使用することができる。第2のメモリ6
5は色補正処理の速度に十分な高速メモリが使用される
が、1組分の容量でよい。色補正処理が出力構成色ごと
に順次行なわれる場合には、1組の色補正データの1構
成色分の容量でよい。
【0018】第1のメモリ64から第2のメモリ65に
色補正データを転送する際には図4に示すように、色補
正データに修正を加えることも可能であり、その場合に
は修正量を調整することによって、1組の色補正データ
を基にして、何通りもの色補正を行なうことができる。
【0019】
【実施例】続いて、この発明に係るカラー画像形成装置
やカラー画像出力装置などに適用できる色補正装置を、
カラー画像形成装置の一種であるカラー複写機に適用し
た場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】説明の便宜上、カラー複写機から図6を参
照して説明する。
【0021】同図において、10はスキャナ部であっ
て、11は原稿台、12は光源、13は反射ミラー、1
4は光学結像系(レンズなど)である。15は光電変換
素子であるこの例ではCCDを示す。カラー原稿を光学
的にスキャンすることによって得られる光学像はCCD
15によって電気信号(R,G,Bのカラー撮像信号)
に変換される。
【0022】16はプリンタ部である。このプリンタ部
16にあって、20は導電性基板上に光導電層を設けた
感光体(ドラム)である。21はコロナ帯電器、26は
像露光装置(半導体レーザ装置など)、Lは像露光装置
26より照射されるレーザ光である。
【0023】A,B,CおよびDはそれぞれY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の
トナーを有する現像装置、31は定着器、32は転写前
露光ランプ、33は転写電極、34は分離電極、Pは転
写紙、35はクリーニング用除電電極である。また、3
6はクリーニング装置であり、クリーニングブレード3
6a、バイアスローラ36bおよびクリーニングローラ
36cを有する。
【0024】感光体1はコロナ帯電器21により表面が
一様に帯電される。続いて像露光装置26からイエロー
の画像データに従ったレーザ光Lが感光体1上に照射さ
れて、感光体1上に潜像が形成される。この潜像はイエ
ロートナーを有する現像装置Aによって現像される。こ
れにより、感光体1上にイエローのトナー像が形成され
る。
【0025】イエローのトナー像が形成された感光体1
はコロナ帯電器21により表面が一様に帯電される。続
いて、像露光装置26からマゼンタの画像データに従っ
たレーザ光Lが感光体1上に照射されて、感光体1上に
潜像が形成される。この潜像はマゼンタトナーを有する
現像装置Bによって現像される。これにより、感光体1
上にはイエロートナー像とマゼンタトナー像とが重ねて
形成される。
【0026】以下、同様にして感光体1上にはシアント
ナー像、黒トナー像が順次重ねて形成される。これによ
り、感光体1上にはカラートナー像が形成される。
【0027】このようにして形成されたカラートナー像
は、露光ランプ32で除電されて転写され易くされたの
ち、転写電極33によって記録紙Pに転写される。記録
紙Pは分離電極34により感光体1から分離され、定着
器31で定着される。感光体1は除電電極35とクリー
ニング装置36により清掃される。
【0028】図7は、カラー複写機において使用される
カラー画像処理系40の具体例である。
【0029】R,G,B3色に色分解された原稿の色分
解像がCCD15R,15G,15Bに光信号として入
力し、その信号に応じたR,G,Bのアナログ撮像信号
が出力される。R,G,Bアナログ撮像信号はA/D変
換器41R〜41BにおいてA/D変換されてディジタ
ル撮像信号となされ、これがシェーディング補正回路4
2R〜42BでCCD画素間感度のばらつきと光学系の
光量ムラが補正される。さらに、階調変換回路43R〜
43BでCCDの感度特性などが補正される。このとき
全体制御部55からの信号に基づき、階調特性や濃度な
どを調節することができる。
【0030】以上のような信号処理がほどこされたR,
G,Bのディジタル撮像信号は色補正装置60でY,
M,C,Kいずれかの色信号に変換される。Y,M,
C,Kのいずれにするかはプリンタ部16の作像プロセ
スに合わせて制御される。その指示はマイコンを内蔵し
た全体制御部55からなされる。56は走査パネルを示
す。
【0031】色補正装置60の役割は、スキャナ光源色
やCCDの分光感度特性、カラートナーの分光特性等を
補正し、原稿に忠実な色もしくは好ましい色をプリント
出力上に再現するために設けられている。
【0032】色補正装置60から出力された色信号(画
像データ)はエッジ強調回路50においてエッジ強調さ
れた後、階調変換部51でプリントプロセス特性に応じ
た階調補正がなされ、次に像露光装置26の一部である
PWM(パワー幅変調)部52で画像データに応じた半
導体レーザ54に対する点灯時間が制御される。PWM
変調された画像データはレーザドライバ53を経て半導
体レーザ54に供給されることによってこの半導体レー
ザ54が駆動される。
【0033】図1は上述した色補正装置60の詳細を示
す。
【0034】nビットにディジタル化された入力色デー
タ(R,G,B)は補間制御部61に供給される。この
補間制御部61ではまず入力色データが上位mビット
と、下位(n−m)ビットに分離され、上位mビットは
色補正データに対するアドレスとして使用されるため、
アドレスセレクタ63を介して第2のメモリ65に供給
される。上位mビットの値は補間演算処理の必要上、入
力された値に対して1加算されることもあり、この制御
は補間制御部61が行なう。
【0035】これに対して、下位(n−m)ビットのデ
ータは後述する補間演算部66において補間処理に必要
な重み係数の算出に使用される。補間演算は入力色デー
タに対応した色補正データがない場合、周辺の色補正デ
ータを利用して補間するときに必要となる演算処理であ
って、R,G,Bの入力色データを含む色補正データ
(8個)によって形成される立方体の各頂点に位置する
これら8個の色補正データに基づいて補間演算されるこ
とになる。
【0036】この補間演算処理時に上述した重み係数が
必要となり、その場合8個の色補正データを順次出力さ
せながらその補間処理を順次実行するため、重み係数算
出用の下位(n−m)ビットの入力色データも8回順次
補間演算部66に出力させる必要がある。したがって、
補間演算のタイミングに併せてどの入力色データを出力
させるかのタイミング制御信号Saが補間制御部61で
生成され、これが補間演算部66に供給される。
【0037】さて、図1において、64は第1のメモリ
で、ここにはR,G,Bの全構成色に対応した、本例で
はY,M,C,Kの全構成色に関する色補正データが格
納されている。画像形成が面順次に行なわれる場合に
は、第1のメモリ64に格納された色補正データは、外
部より指定された色選択信号Sbに基づいて何れか1色
の色補正データが選択され、選択された色補正データが
第2のメモリ65に格納されるようになっている。
【0038】色補正データを第2のメモリ65に格納す
るタイミングは、各構成色の画像形成に先だって行なわ
れる。
【0039】そのためには、 (1)色補正データ転送制御部62で作成されたイネー
ブル信号Scは、第1のメモリ64に対してはリードイ
ネーブル信号RDとして、第2のメモリ65に対しては
ライトイネーブル信号WRとして供給される。 (2)色補正データ転送制御部62から出力されたアド
レスデータ(mビット)は、第1のメモリ64に対して
は特定の色についてのリードアドレスデータとして供給
される。第2のメモリ65に対しては、アドレスセレク
タ63を介してライトアドレスデータとして供給され
る。
【0040】そのため、色補正データ転送制御部62で
はアドレスセレクト信号Seが生成され、これがアドレ
スセレクタ63に供給される。
【0041】したがって、第1のメモリ64がリードモ
ードであるときには、第2のメモリ65はライトモード
に制御され、第1のメモリ64よりリードされた色補正
データは第2のメモリ64の対応するエリアにライトさ
れてこれが格納される。
【0042】例えば、第1色目の色例えばイエローYの
作像に先立ち、全体制御部55からのロード命令により
第1のメモリ64の色補正データのうちY出力用の色補
正データが第2のメモリ65に転送されてこれが格納さ
れる。
【0043】色補正データの転送格納処理が終了する
と、アドレスセレクタ63は入力側のアドレスに切り換
えられるので、補間制御部61に入力した色データ
(R,G,Bの上位mビットのディジタル信号)による
アドレスが指定されて、直前に格納された色補正データ
が第2のメモリ65からリードされて、これが補間演算
部66に供給される。
【0044】色補正データ転送制御部62から出力され
るイネーブル信号Sdは第2のメモリ65をリードモー
ドとするための信号である。
【0045】補間演算部66ではこの色補正データと、
入力色データの下位(n−m)ビットより算出された重
み係数とから、以下に示す補間演算式にしたがって出力
値の補間処理が行なわれ、補間されたYの色補正データ
が出力される。プリンタ部16では出力されたこのYの
色補正データに基づいてYの作像が行なわれる。
【0046】このような補間演算処理を1画素ごとに行
いYの作像処理が終了した後Mの作像を開始するまでの
間に、Yと同様に第1のメモリ64に格納された例えば
マゼンタMのデータが第2のメモリ65に転送されて格
納され、上述した同様な処理によってMの色補正がなさ
れ、作像処理が実行される。
【0047】このようにして、C,Kの色補正処理、作
像処理を行なったのち定着処理すればフルカラーの画像
をプリントアウトできる。
【0048】ここで、第1のメモリ64は全構成色に対
する色補正データを格納できるだけの容量を必要とする
が、色補正データを第2のメモリ65に転送するだけで
あるから、比較的低速なメモリでもよい。これに対し
て、第2のメモリ65は色補正処理の速度に十分な高速
メモリを使用する必要があるが、容量は第1のメモリ6
4の1/4でよい。
【0049】例えば、第2のメモリ65として23m×n
ビットの高速SRAMを使用したときには、第1のメモ
リ64としては23m×n×4ビットの低速EPROM若
しくはマスクROMを使用することができる。
【0050】従来は、第1のメモリ64と同容量の高速
EPROM若しくはマスクROMを第2のメモリ65と
して使用する必要があった。EPROM若しくはマスク
ROMよりもSRAMの方が一般に高速化が可能であ
り、また高速メモリの容量が小さくて済むのでコストダ
ウンが可能である。
【0051】さて、上述した補間演算部66における補
間処理は以下のようにして行なわれる。
【0052】R,G,Bの各入力画像データに対する色
補正データの補間は内挿処理によって行なわれる。ま
ず、図2のように、入力色データR,G,B(内挿点
s)の値が定まれば、この入力色データを含む色補正デ
ータの立方体Vが定まる。立方体Vを構成する各頂点P
1〜P8は第2のメモリ65に格納された色補正データ
である。
【0053】n=8,m=5としたときには、立方体V
の各頂点P1〜P8は上位5ビットで表わされ、各入力
色データの、 0,8,16,24,・・・,248 の各点における組み合せの色に対して色補正データを持
つ。このとき、入力色データR,G,Bが図2に示すよ
うに例えば (100,130,150) の値を持っていた場合、以下に示される8点の色補正デ
ータを用いて内挿される。
【0054】頂点と頂点との間隔は2の(n−m)乗つ
まり、8だけ開いているので、左辺のPi(i=1〜
8)を立方体Vの各頂点の座標値とし、右辺をそのとき
の色補正データCi,Mi,Yi,Kiとしたときに
は、各頂点Piと色補正データとの関係は次のようにな
る。
【0055】 P1:( 96,128,144)=(C1,M1,Y
1,K1) P2:(104,128,144)=(C2,M2,Y
2,K2) P3:( 96,136,144)=(C3,M3,Y
3,K3) P4:(104,136,144)=(C4,M4,Y
4,K4) P5:( 96,128,152)=(C5,M5,Y
5,K5) P6:(104,128,152)=(C6,M6,Y
6,K6) P7:( 96,136,152)=(C7,M7,Y
7,K7) P8:(104,136,152)=(C8,M8,Y
8,K8) 立方体Vの各頂点Piに対する重み係数は、頂点Piに
対して内挿点sの反対の頂点とこの内挿点sとによって
作られる立方体の体積を、求めるべき内挿点sの重み係
数とするものである。
【0056】従って、点P1の重み係数は、sの座標と
頂点P8の座標とを用いて、 (100,130,150)−(104,136,152)=(4,6,2) より、sとP8とで作られる立方体の体積は、 4×6×2=48 となり、これが点P1の重み係数となる。
【0057】同様にして、残りの点P2〜P8の重み係
数が算出される。
【0058】P1=48 P2=48 P3=16
P4=16 P5=144 P6=144 P7=48 P8=4
8 これら重み係数の和は、立方体Vの体積と同一となり、
この例では512(これをaとする)となる。したがっ
て、s点における色補正データCs,Ms,Ys,Ks
は Cs=1/a(P1C1+P2C2+P3C3+P4C4+P5C5+P6C6 +P7C7+P8C8) Ms=1/a(P1M1+P2M2+P3M3+P4M4+P5M5+P6M6 +P7M7+P8M8) Ys=1/a(P1Y1+P2Y2+P3Y3+P4Y4+P5Y5+P6Y6 +P7Y7+P8Y8) Ks=1/a(P1K1+P2K2+P3K3+P4K4+P5K5+P6K6 +P7K7+P8K8) となる。すなわち、内挿点sと、内挿点sを含む立方体
Vの各頂点Piにおける色補正データをCi,Mi,Y
i,Kiとし、各頂点Piの重み係数をAiとすれば、
【0059】
【数1】
【0060】で表わすことができる。
【0061】以上のように、入力色データのうち上位m
ビットと下位(n−m)ビットのデータから重み係数が
求められ、これと色補正データから最終的な補間後の色
補正データが出力される。
【0062】ところで、図1に示した第1の実施例は、
第1のメモリ64には全構成色の出力に対応する全構成
色の色補正データを1組だけ格納してある例を述べた。
図3に示す第2の実施例は、この全構成色の色補正デー
タの組をさらに複数組用意した例である。
【0063】そのため、図のようにそれぞれ補正量が異
なる複数組の色補正データが用意される。本例では補正
量が異なる3組の色補正データが用意され、それらが第
1のメモリ64(便宜的に3個のメモリ64A,64
B,64Cとして示す)に格納されている。そして、そ
れらの内{(Y,M,C,K),(Y′,M′,C′,
K′),(Y″,M″,C″,K″)}の1組が選択さ
れて第2のメモリ65に格納される。
【0064】このように複数組の色補正データを用意し
てあると、例えば入力ソースが印刷原稿であるときと写
真画であるときとで、補正量の異なる色補正データを用
いて色補正できるから、より適切な色補正が可能にな
る。
【0065】この場合、第2のメモリ65は全組の色補
正データを格納するだけの容量が必要であるが、比較的
低速のメモリを使用することができる。第2のメモリ6
5は色補正処理の速度に十分な高速メモリが使用される
が、1組分の容量でよい。色補正処理が出力構成色ごと
に順次行なわれる場合には、1組の色補正データの1構
成色分の容量でもよい。
【0066】図4は第1のメモリ64から第2のメモリ
65へ色補正データを転送する際、色補正データに修正
を加えることができるようにした例である。
【0067】そのため、色補正データ転送制御部62の
代わりに色補正データ修正演算部70が設けられる。こ
こでは、色補正データの転送制御機能の他に色補正デー
タの修正用演算部としても機能するように構成されてい
る。
【0068】したがって、第2のメモリ65に対して色
補正データを転送する前に第1のメモリ64の色補正デ
ータを一旦読み取り、これを色補正データ修正演算部7
0にロードする。次に色補正データ修正演算部70には
全体制御部55を経て供給された操作パネル56からの
色修正用(色調調整用)の信号Sgに基づいてこの色補
正データが演算処理され、色調調整後の色補正データが
作成される。そして、この色調調整後の色補正データが
第2のメモリ65に転送されて格納される。この修正後
の色補正データを用いて色補正がなされる。
【0069】以上の処理を達成するために第1のメモリ
64には色補正データ修正演算部70からリードイネー
ブル信号RDが供給されると共に、第1のメモリ64か
若しくは色補正データ修正演算部70からの色補正デー
タが第2のメモリ65に転送できるように構成されてい
る。
【0070】第1のメモリ64に対するチップセレクト
信号CSはロードイネーブル信号Scが第1のメモリ6
4に対するものであることを示す信号である。同様に、
第2のメモリ65に対するチップセレクト信号CSはロ
ードイネーブル信号Sdが第2のメモリ65に対するも
のであることを示す信号である。
【0071】YMCK2ビットの選択信号Sbはどの色
補正データを第2のメモリ65に格納するかを指示する
ための信号である。
【0072】この構成によれば、修正量を調整すること
によって1組の色補正データを基に何通りもの色補正を
行なうことができるようになる。したがって、この図4
に示す発明は上述した第1および第2の発明の何れにも
適用できる。
【0073】図4は操作パネル56上に設けられた色調
調整用のスイッチの一例で、71〜78はプッシュスイ
ッチ、80〜83はインジケータであって、何れも5個
の表示素子(LEDなど)が縦属配置されている。そし
て、5個の表示素子のうち1個が点灯することによって
5つの状態が表示される。
【0074】例えば、インジケータ80はスイッチ71
が1回押されるごとに、1つ上の表示素子が点灯し、ス
イッチ72が1回押されるごとに1つ下の表示素子が点
灯する。これで、出力する色調を赤色を強くするか、シ
アン色を強くするかを5段階に亘って調整できる。他の
スイッチについても同様である。
【0075】このときのインジケータ80〜83の状態
を、 インジケータ80の状態をr(r=+2,+1,0,−
1,−2) インジケータ81の状態をg(g=+2,+1,0,−
1,−2) インジケータ82の状態をb(b=+2,+1,0,−
1,−2) インジケータ83の状態をs(s=+2,+1,0,−
1,−2) とすれば、色補正データ修正演算部70では、例えば以
下のような演算処理が実行される。
【0076】
【数2】
【0077】この演算結果が色補正データとして第2の
メモリ65に転送される。
【0078】ただし、Kの色補正データは演算されるこ
となくそのまま第2のメモリ65に転送されるようにな
っている。
【0079】なお、上述した実施例において、色補正デ
ータ転送制御部62にはデータ転送手段が含まれてい
る。複数色の色補正データから1色の色補正データを選
択指示する色補正データの選択指示手段は全体制御部5
5に含まれている。同様に、選択された色補正データを
修正するための修正手段は上述した色補正データ修正演
算部70に含まれている。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、全
構成色の出力に対応する色補正データを格納した第1の
メモリと、これらの色補正データのうち1構成色の出力
に対応する色補正データを格納する第2のメモリとを設
け、1構成色ごとの画像形成若しくは画像データ出力に
先立ち、この構成色の出力に対応する色補正データを第
1のメモリから第2のメモリへ転送し、画像形成時若し
くは画像データの出力時は第2のメモリに転送された色
補正データに基づいて色補正を行なうようにしたもので
ある。
【0081】これによれば、高速処理が要求される第2
のメモリとして、その容量を削減できるから、高速の色
補正装置を安価に構成できる特徴を有する。
【0082】また、第2の発明においては、補正量の異
なる複数組の色補正データを格納してあるので、必要な
色補正量に応じた1組のデータを選択できるため、より
適切な色補正を実現できる。
【0083】もちろん、複数組の色補正データを第2の
メモリに格納する場合でも、高速処理が要求される第2
のメモリは1組の容量でよいので、この場合にも色補正
装置を安価に提供できる効果がある。
【0084】第1のメモリから第2のメモリに色補正デ
ータを転送する際にその色補正データに修正を加えるこ
とも可能であるから、この場合にはメモリ容量を増やす
ことなく1組の色補正データを用いて何通りもの色補正
ができから、ユーザの好みに応じてその出力色調を調整
できるなどの特徴を有する。
【0085】したがって、この発明は廉価でリアルタイ
ム処理に適した色補正装置を提供できるからこの発明は
上述したようにカラー複写機、カラープリンタ、CRT
を用いたカラー画像表示装置、あるいはカラースキャナ
等のカラー画像入出力機若しくは処理機などの色補正装
置に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る色補正装置の一例を示す系統図
である。
【図2】色補正処理の説明に供する図である
【図3】この発明の他の例を示す色補正装置の要部の系
統図である。
【図4】この発明の他の例を示す色補正装置の一例を示
す系統図である。
【図5】操作パネルの配置例を示す構成図である。
【図6】この発明を適用できるカラー複写機の構成図で
ある。
【図7】カラー複写機における色信号処理系の一例を示
す系統図である。
【符号の説明】 15(15R〜15B) CCD 60 色補正装置 55 全体制御部 61 補間制御部 62 色補正データ転送制御部 63 アドレスセレクタ 64 第1のメモリ 65 第2のメモリ 66 補間演算部 56 操作パネル 70 色補正データ修正演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 9068−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1構成色ごとに画像を形成するカラー画
    像形成装置若しくは1構成色ごとに画像データを出力す
    るカラー画像処理装置に用いられる色補正装置におい
    て、 全構成色の出力に対応する色補正データを格納した第1
    のメモリと、 これらの色補正データのうち1構成色の出力に対応する
    色補正データを格納する第2のメモリと、 上記第1のメモリから第2のメモリに色補正データを転
    送するデータ転送手段とを有し、 1構成色ごとの画像形成若しくは画像データ出力に先立
    ち、この構成色の出力に対応する色補正データを上記第
    1のメモリから第2のメモリへ転送し、画像形成時若し
    くは画像データの出力時は上記第2のメモリに転送され
    た色補正データに基づいて色補正を行なうようにしたこ
    とを特徴とする色補正装置。
  2. 【請求項2】 カラー画像を出力するカラー画像形成装
    置若しくはカラー画像処理装置に用いられる色補正装置
    において、 全構成色の出力に対応する色補正データを複数組格納し
    た第1のメモリと、 これら複数組の色補正データから1組の色補正データを
    選択指示する色補正データの選択指示手段と、 選択指示された色補正データを転送するデータ転送手段
    と、 転送された1組の色補正データを格納する第2のメモリ
    とを有し、 画像出力に先立ち、上記選択指示手段からの選択指示に
    基づき画像出力に対応した1組の色補正データを第2の
    メモリに転送格納し、画像出力時はこの第2のメモリに
    格納された色補正データに基づいて色補正を行なうよう
    にしたことを特徴とすることを特徴とする色補正装置。
  3. 【請求項3】 カラー画像を出力するカラー画像形成装
    置若しくはカラー画像処理装置に用いられる色補正装置
    において、 異なる複数色の各サンプリング点に対する色補正データ
    を格納した第1のメモリと、 上記第1のメモリから読み出した色補正データを修正す
    る修正手段と、 この修正手段に修正量を指示する修正量指示手段と、 修正された色補正データを格納する第2のメモリとを有
    し、 画像出力に先立ち、上記第1のメモリから色補正データ
    を読み出し、読み出したこの色補正データを上記修正量
    指示手段からの指示に基づき上記修正手段で修正すると
    共に、 修正したデータを上記第2のメモリに格納し、画像出力
    時はこの第2のメモリに格納された色補正データに基づ
    いて色補正を行なうようにしたことを特徴とすることを
    特徴とする色補正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07240849A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Nec Corp Rgbデータのcmyデータへの変換装置
JPH0856292A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
WO2003043306A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Seiko Epson Corporation Dispositif et procede de conversion de couleurs, programme de modification de couleurs et support d'enregistrement.
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