JPH0548851A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0548851A
JPH0548851A JP3199031A JP19903191A JPH0548851A JP H0548851 A JPH0548851 A JP H0548851A JP 3199031 A JP3199031 A JP 3199031A JP 19903191 A JP19903191 A JP 19903191A JP H0548851 A JPH0548851 A JP H0548851A
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JP3199031A
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Katsuhiko Anzai
勝彦 安西
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ホスト側は一回の印刷データの出
力で所望とする部数分の印刷結果を、しかも印刷した結
果の振り分け操作なしに得ることが可能な画像記録装置
を提供しようとするものである。 【構成】 本発明においては、少なくとも印刷部数の指
示コマンドを含み、一連の印刷データを入力する入力手
段2と、入力した印刷データを解析する解析手段4と、
解析して装置内部の印刷出力データとして記憶保持する
記憶手段6と、該記憶手段6に記憶された印刷データに
基づく印刷処理を、指示された印刷部数分繰り返すよう
制御する制御手段11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置、詳しくは
入力した印刷データに基づく可視画像をOHPシートや
記録紙等の記録媒体に記録する画像記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の印字装置におけるコピー機能であ
るが、シリアルドットプリンタの場合は、感圧紙による
複写であり、ページプリンタの場合はページ単位の複写
機能だけであった。
【0003】また、大型の印字装置では、入力データが
そのままジョブとして扱われ、入力データを蓄積し、複
数回読み出すことでジョブ単位の複写を行っていた(ス
プール機能ともいう)。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、ワ
ープロデータのように複数ページで構成される印字デー
タを複数部印字する場合に上述したコピー機能を使用す
ると、同一ページが複数枚づつ印字されるので、次のよ
うな欠点があった。
【0005】(1)ユーザは全データを印字後、1ペー
ジづつページ合わせを行う必要がある。
【0006】(2)アプリケーションソフトウェアは、
ユーザから複数部の印字が指示された場合、前記の事態
を防ぐため、コピー機能を使用せず指定された部数分繰
り返しデータを送るので、データ転送時間及びに印字装
置内での処理時間を部数分費やすという無駄があった。
【0007】また、大型の印字装置においては、何度も
転送,解析処理を必要としたため、内部処理時間がかか
ってしまうといった無駄があった。
【0008】本発明はかかる従来技術に鑑みなされたも
のであり、ホスト側は一回の印刷データの出力で所望と
する部数分の印刷結果を、しかも印刷した結果の振り分
け操作なしに得ることが可能な画像記録装置を提供しよ
うとするものである。
【0009】本発明の第2の目的は、模様及び色合いの
自由な網掛けパターンを登録し、それを使用することが
可能な画像記録装置を提供しようとするものである。
【0010】本発明の第3の目的は、ドラフト印刷時に
おける印刷速度をより高速にすることを可能にする画像
記録装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本第1の発明の画像記録装置は以下に示す構成を備え
る。すなわち、外部より入力した印刷データに基づく画
像を所定の記録媒体上に記録する画像記録装置におい
て、少なくとも印刷部数の指示コマンドを含み、一連の
印刷データを入力する入力手段と、入力した印刷データ
を解析する解析手段と、解析して装置内部の印刷出力デ
ータとして記憶保持する記憶手段と、該記憶手段に記憶
された印刷データに基づく印刷処理を、指示された印刷
部数分繰り返すよう制御する制御手段とを備える。
【0012】また、本第2の発明の画像記録装置は以下
の構成を備える。
【0013】外部より入力した印刷データに基づく画像
を所定の記録媒体上に記録する画像記録装置において、
網掛けパターンを形成するための各記録色成分毎の所定
サイズのドットパターン及び当該網掛けパターンを特定
する情報を入力する入力手段と、入力した各記録色成分
毎のドットパターンを、当該ドットパターンを特定する
情報を基に登録する登録手段とを備える。
【0014】また、本第3の発明の画像記録装置は以下
の構成を備える。
【0015】外部より入力した印刷データに基づく画像
を所定の記録媒体上に記録する画像記録装置において、
文字列と当該文字列以外のイメージ画像の記録にかかる
印刷データを入力する入力手段と、入力した印刷データ
中において、前記イメージ画像にかかるデータに関して
は当該イメージ画像の一部或いは全部を無効データとし
て認識して処理するよう制御する制御手段とを備える。
【0016】
【作用】かかる構成において、例えば第1の発明におい
ては、一連の印刷データを入力したとき、印刷データを
装置内部の印刷データとして記憶する。そして、その印
刷データ中に複数分の印刷指示コマンドがあった場合に
は、記憶された印刷データに基づく印刷処理を指示され
た回数だけ繰り返す。
【0017】
【実施例】以下、図面に従って本発明にかかる実施例を
詳細に説明する。
【0018】図1に実施例における印字装置のブロック
構成図を示す。以下、各構成要素をその動作概略と共に
説明する。尚、図示における太線は処理の流れを示し、
細線はデータの流れを示す。
【0019】外部機器1は印字装置にデータを送るホス
トコンピュータ等である。入力手段2は外部機器1から
インターフェースを通じてデータを受信し、受信バッフ
ァ3にデータを格納する処理を行う。解析手段4は受信
バッファ3からデータを読み出し、制御命令であればこ
れを実行する。通常の印字データ及び制御命令による印
字データは格納手段5に渡される。格納手段5は解析手
段4から印字すべきデータが印字開始位置情報などと共
に渡され、これらの情報をそれぞれレコード化して、ペ
ージバッファ7という形で1ページ単位に記憶手段6に
蓄積する。描画手段8は記憶手段6内の1ページ単位に
なったページバッファ7を順次解釈し、そのプレーンを
構成するフレームメモリ9に描画展開する。出力手段1
0は描画手段8によって展開されたフレームメモリ9を
読み出し、OHPシートや記録紙に印字を行う。印字装
置全体の制御、つまり、前述の各機能手段の制御は制御
手段11が行い、円滑かつ効率良く動作するように管理
処理する。
【0020】図2に実施例におけるデータ構造を示す。
主にジョブ管理テーブル(JMT)12、ページ制御テ
ーブル(PCT)13、ページバッファ7、ジョブ登録
変数41、出力JMTポインタテーブル42、出力PC
Tポインタテーブル43によって構成されている。本図
のデータ構造例は、3ページをひとかたまりとしたジョ
ブの例である。これらのうち、JMTとPCTとページ
バッファは必要に応じてRAM上に領域を確保して作成
し、ジョブ登録変数、出力JMTポインタテーブル、出
力PCTポインタテーブルは印字装置のシステム変数と
して常にRAM上に用意されている。これらの初期値は
システム起動時に設定される。
【0021】先に述べた各機能手段は、それぞれ、また
は複数個の組で独立して動作するマルチ・タスク方式で
動作しているものとし、解析・格納手段,制御手段,描
画・出力手段の3つに分けて具体的な動作を説明する。
【0022】(1)解析・格納手段 解析手段には、ジョブを認識するため、そのジョブ開始
命令とジョブ終了命令を認識する。尚、これら2つの命
令にはさまれたデータをジョブ(もしくはジョブデー
タ)と定義する。また、ジョブ開始命令では、ジョブ単
位のコピー部数の指定を可能とする。図3がジョブ登録
処理のフローチャートである。
【0023】先ず、ジョブ開始命令を解析し、パラメー
タであるジョブのコピー部数等を得ると(ステップS5
1)、ジョブ管理テーブル(JMT)12を作成する
(ステップS52)。ここでは、JMTに必要な領域を
確保したのち、ジョブ・コピーカウンタ17にはジョブ
開始命令で指定されたジョブのコピー部数を設定し、先
頭PCTポインタ15及びに現在PCTポインタ16は
0に設定する。次に、ステップS53で、ジョブ登録変
数41のジョブ中フラグ18に1を設定して、ジョブ中
であることを宣言し、現在のJMTアドレス19にJM
T0の先頭アドレスを設定する。以上でジョブ開始命令
処理が終了する。
【0024】次に、1ページ分のデータを受信開始した
ら、まず、ページ制御テーブル(PCT)を作成する
(ステップS54)。PCTに必要な領域を確保したの
ち、次のPCTの先頭アドレスとページバッファポイン
タに0を設定、ページコピーカウンタに1を設定する。
但し、このページコピーカウンタは、このページ中のコ
ピー枚数設定命令によってこのページを複数枚出力する
ように設定が可能となっている。そして、ページサイズ
情報を設定してから印字データを受信して、PCTのペ
ージバッファポインタをリンクの根っ子として各種レコ
ードをリンクし、ページバッファを作成し(ステップS
55)、1ページ分のデータが終了するまでその処理を
続ける。
【0025】1ページ分のページバッファへのデータ作
成が終了した場合は、ジョブ登録変数41のジョブ中フ
ラグ18をチェックし(ステップS57)、ジョブ中で
ない場合は出力PCTポインタテーブルに登録する処理
を行う(ステップS58)。ジョブ中の場合はジョブ登
録変数41の現在のJMTのポインタ19の示すJMT
を対象に処理を進める。まず、JMTの先頭PCTポイ
ンタ15が0かどうかを判断し(ステップS59)、0
の場合は本ジョブの先頭ページなのでJMTの先頭PC
Tポインタ15にPCTの先頭アドレスを設定する。同
時に終端PCTでもあるので、JMTの現在PCTポイ
ンタ16にもPCTの先頭アドレスを設定する。また、
JMTの先頭PCTポインタ15が0でない場合は、J
MTの現在PCTポインタ16の示すPCTの次PCT
へのポインタ20などにPCTの先頭アドレスを設定
し、現在PCTポインタ16にもPCT先頭アドレスを
設定することで終端PCTであることを示す。
【0026】このあと、ジョブ終了命令が来なければ、
再び1ページ分のデータ作成へと処理を戻し、ジョブ終
了命令が来た場合はジョブ登録変数41のジョブ中フラ
グ18に0を設定し、ジョブが終了したことを示す(ス
テップS63)。そして、出力JMTポインタテーブル
42のJMT登録インデックス33とJMTテーブルサ
イズ33を比較して(ステップS64)、登録可能かど
うかをチェックする。JMT登録インデックス33≧J
MTテーブルサイズ32の関係の場合は、テーブルが一
杯で登録できないので、数秒間待ち処理を行う(ステッ
プS65)。ここで、数秒間待つことで他の制御手段,
描画・出力手段がたまつているページを出力するので、
いずれJMT登録インデックス33<JMTテーブルサ
イズ32の関係になり、登録が可能となる。出力JMT
ポインタテーブルへの登録(ステップS66)は、JM
T登録インデックス番目のポインタ35などに現在のJ
MTアドレスを設定し、JMT登録インデックス33を
インクリメントし、現在のJMTのアドレスに0を設定
して終了する。以上がジョブ単位の登録処理である。
【0027】(2)制御手段 制御手段は、出力JMTポインタテーブル42に登録さ
れたジョブを1ページづつ出力PCTポインタテーブル
43に登録する処理を行う。図4がそのフローチャート
である。
【0028】先ず、出力JMTポインタテーブル42の
インデックス0番目のポインタ34が0かどうかをみる
ことにより、ジョブが登録されているかどうかを判断す
る(ステップS71)。それが0だった場合は未登録な
ので何もしない(ステップS72)。
【0029】また、0でない場合はJMTポインタ0の
示すJMTを対象として以下の処理を開始する。
【0030】先ず、JMTの現在PCTポインタ16に
JMTの先頭PCTポインタ15を設定し(ステップS
73)、現在PCTポインタ16を使う準備を行う。次
に、内部変数COPYCNTにJMTの現在PCTポイ
ンタ16の示すPCTのページコピーカウンタ22など
の内容を設定する(ステップS74)。そして、出力P
CTポインタテーブル43に登録できるかどうかを判断
し(ステップS75)、テーブルが一杯だった場合は数
秒間づつ待ちながら(ステップS76)、テーブルが空
くのを待つ。テーブルに空きがあると登録処理を行う。
【0031】登録は、出力PCTポインタテーブル43
のPCT登録インデックス番目のポインタにJMTの現
在PCTポインタ16を設定することで行い、設定後、
PCT登録インデックス38をインクリメントしておく
(ステップS77)。次に内部変数COPYCNTをデ
クリメントして(ステップS78)、0になったかどう
かを判断する(ステップS79)。これはページに指定
されたコピー枚数分のコピー処理を行うためである。従
って、0になるまで登録処理を繰り返し、0になった場
合はJMTの現在PCTポインタ16の示すPCTの次
PCTへのポインタ20などの内容でJMTの現在PC
Tポインタ16を更新し(ステップS80)、次のペー
ジに処理を移す。この時、現在PCTポインタ16が0
であると判断した場合(ステップS81)、ジョブの最
終ページを終えたので、JMT0のジョブ・コピーカウ
ンタ17をデクリメントして(ステップS82)、0に
なつたかどうかを判断する(ステップS83)。それ
が、0でなければ再びジョブの先頭ページから登録を始
める。全部数の登録が終わったならば、出力JMTポイ
ンタテーブル42のJMTポインタ全体をシフトする。
このシフトとは、終了したJMTアドレスを削除して詰
める処理である。空いた一番最後のポインタには0を設
定しておく(ステップS84)。そして、JMT登録イ
ンデックス33をデクリメントし、正しい登録位置に合
わせておく。そして、処理を先頭に戻し、次のジョブの
複写処理を継続する。
【0032】(3)描画・出力手段 描画手段8・出力手段10は、出力PCTポインタテー
ブル43に登録されたPCTを順次フレームメモリ9に
描画し、出力する処理を行う。図5がページ出力処理の
フローチャートである。
【0033】先ず、出力PCTポインタテーブル43の
インデックス0番目のポインタ29が0かどうかを判断
する(ステップS91)ことで、登録PCTの有無を確
かめる。登録PCTがなければ何もせず(ステップS9
2)、登録されるのを待つ。登録されたPCTがある場
合は、そのPCTアドレスからページバッファを順次フ
レームメモリに描画し、出力する(ステップS93)。
出力が済んだら出力PCTポインタテーブルのPCTポ
インタをシフト処理する。このシフトとは終了したPC
Tポインタを削除して詰める処理である。空いた一番最
後のPCTポインタには0を設定し(ステップS9
4)、PCT登録インデックスをデクリメントして(ス
テップS95)、正しい登録位置に合わせておく。そし
て、処理を先頭に戻し、次のPCTの描画・出力を行
う。
【0034】以上説明したように、ジョブ単位のコピー
機能を実現することができる。
【0035】尚、前述の実施例において、ジョブ単位に
管理されたページバッファ7を蓄積する際、印字装置内
の記憶手段6だけではあふれてしまう場合、この記憶手
段をRAMではなく、ハードディスクやテープ等の外部
記憶装置に一時的に蓄積する手段を設けることにより、
より大きなジョブを扱うことが可能となる。この場合
は、各制御に用いたポインタの補正処理等を行うか、相
対アドレスを用いて情報を管理できるように各機能手段
を構成すればよい。
【0036】また、前述の実施例におけるジョブの定義
は、開始と終了のセパレータとなる制御命令が2つ(あ
るいは2回)必要であったが、ジョブ開始時にジョブを
構成するページ数がわかっている場合、これを指示する
ことでジョブの定義を行うことも可能である。
【0037】更に、解析後のデータの蓄積・管理に対
し、記憶手段を大幅に拡張することにより、フレームメ
モリ単位の蓄積・管理印字を行うことも可能である。
【0038】以上説明したように、データ解析後のペー
ジバッファをジョブ単位に管理・蓄積し、コピーが行え
ることにより、ユーザが1ページづつ揃え直す手間が省
け、またデータの入力,解析,格納処理が一度だけで済
むため、アプリケーションソフトウェアが何度も繰り返
し送る必要がなくなり、アプリケーションソフトウェア
の負荷の減少、データ転送時間や印字装置内部のデータ
処理時間が大幅に短縮されるメリットがある。さらに、
データ転送時間の短縮により、アプリケーションソフト
ウェアの印字処理時間が短縮され、ユーザが再び編集作
業に入るまでの待ち時間がなくなり、システム全体の効
率化が図れる効果がある。
【0039】<第2の実施例の説明>第2の実施例を以
下に説明する。
【0040】従来の多色印字装置において、その装置を
扱うユーザが独自にデザインした網掛けパターンの登
録、印字を行うことは可能であったが、デザインするに
際してユーザが複数の色を用いたパターンを考えても、
登録できるパターンは色属性のないものであった。そし
て、実際に描画する場合にユーザが網掛けパターンを描
画する色を指定し、その色でパターン全体が色付けされ
ていた。
【0041】しかしながら、従来は、複数の色情報を1
つのパターンに指定することができないため、多色印字
装置であるにもかかわらず単色の網掛け描画となり、表
現力が不十分であった。
【0042】一方、この表現力を補うためにユーザは複
数のパターンを別々のプレーンに分けて別の番号で登録
し、同一の領域に別の色で何度も網掛けパターン処理を
施すようにプログラミングしなければならないといった
制御命令の増大、及びそれに伴う解析量の増大等の欠点
があった。
【0043】そこで本第2の実施例では、多色印字装置
を扱うユーザ網掛けパターンをデザインしてそれに色付
けを行ない、その複数の色情報を持った網掛けパターン
の登録・印字を可能にする。
【0044】本第2の実施例によれば、網掛けパターン
登録を従来の単色イメージのパターンで構成していたも
のを拡張して、YMCK或いはRGBなどの色表現を用
いて、網掛けパターンを構成するピクセルごとに色情報
を登録する手段を設ける。この手段により、網掛けパタ
ーンを多色印字手段に応じた2つ以上の別のパターンを
作成し、同一の網掛けパターン番号で格納管理する手段
を設け、描画位置などのレイアウト処理の際には同一領
域にそれぞれのパターンを別の色で描画するように扱
い、ページバッファと呼ばれるレコードに格納する。描
画処理は従来と同一で良く、ページバッファで示された
通りに各プレーンを重ね書きすれば良い。
【0045】これにより、ユーザは多色で構成された網
掛けパターンを用いた印字結果を得られるようにしたも
のである。
【0046】図6に本第2の実施例における印字装置の
構成概略を示す。
【0047】先ず、本装置の全体的な動作概要を本図に
従って説明する。尚、太線は処理の流れを示し、細線は
データの流れを示す。
【0048】外部機器61は印字装置にデータを送るホ
ストコンピューターなどである。入力手段62は、外部
機器61からインターフェースを通してデータを受信
し、受信バッファ63にデータを格納する処理を行な
う。解析手段64は、受信バッファ63からデータを読
み出し、制御命令であればこれを実行する。通常の印字
データ及びに制御命令による印字データは格納手段65
に渡される。格納手段65は、解析手段64から印字す
べきデータが印字開始位置情報などと共に渡され、これ
らの情報をページバッファ66という形で1ページ単位
に蓄積し、1ページ分のデータが揃うと、描画手段67
が起動される。描画手段67は、ページバッファ66を
解釈し、プレーンを構成するフレーム・メモリ68に印
字データを展開する。この時、ページバッファ内の色情
報に従って複数のプレーンに展開する。多色印字手段6
9は、印字データが展開されたフレーム・メモリ68
を、各プレーンに定義されたデバイスの色、あるいは複
数プレーンをひとかたまりとして諧調を表現できるよう
に色を定義し、OHPシートや記録用紙上に印字する手
段である。
【0049】本第2の実施例では、Y(黄色)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の4色のプレーンで
構成される出力手段を持つ2値カラー印字装置上で実現
する方法について述べる。図10に示すように、YMC
Kの4プレーン構成なので、カラー網掛けパターンも4
つのプレーンで構成されることになる。
【0050】登録する網掛けパターンのサイズに関して
特に限定はしないが、本第2の実施例では32×32ド
ットサイズで登録するものとする。以下、YMCKの各
プレーン単位にデータを作成する面順次による登録から
描画までの処理を順を追って説明する。
【0051】(1)ユーザは図7で示されるような色付
きの32×32ドットの網掛けパターンをデザインす
る。
【0052】(2)ユーザはデザインした多色網掛けパ
ターンをYMCKの4つのプレーンに分け、それぞれの
プレーンのデータを作成する。色によるプレーンへのデ
ータ分けはYMCKの場合、図3の表に従って行なう
(YMCKを用いた2値の基本8色の場合で示す)。こ
の表の見方は、指定した色のYMCKを見て、1になっ
ているプレーンのデータを設定すれば良いのである。
【0053】デザインしたパターン(図2)を図3で示
す表によって4つのプレーンに分解すると、Yプレーン
の情報が図9、Mプレーンの情報が図10、Cプレーン
の情報が図11、Kプレーンの情報が図12に示すよう
になる。
【0054】(3)解析手段にカラー網掛けパターン登
録命令を解析する手段を新設し、この命令によってユー
ザはカラー網掛けパターンを登録する。以下この命令の
例を述べる。
【0055】カラー網掛けパターン登録命令は、パター
ンの総バイト数、パターンを登録する番号、パターンを
作成した際のカラータイプ(YMCK、RGB、単色な
ど)の識別フラグ、パターンデータの形式(バイナリ、
ヘキサ)の識別フラグなどのパラメータで構成される。
そして最後にパターンデータをプレーン数分順番に送る
ものとする。本実施例の場合、図9から図12のデータ
を順に送る。総バイト数はこの命令の最後に送られてく
るパターンデータの総バイト数を指定する。パターンを
作成した際のカラータイプの識別は、YMCKであれば
データをそのまま格納してよいが、RGBで送られてく
る場合は、YMCKタイプに変換する必要があるため指
定する必要がある。その他のタイプを設定した場合も出
力手段に合致した変換処理を行なう。
【0056】また、本実施例は、面順次の登録である
が、他の線順次、点順次などの登録を可能とする場合に
は、その識別フラグを設ける必要がある。
【0057】カラー網掛けパターン登録命令の処理例を
図16で示すフローチャート及びに図13を用いて説明
する。
【0058】先ず、パラメータのチェック(ステップS
138)を行い、異常な値のパラメータなどがあった場
合は、ステップS144で、制御命令無効処理(データ
読みとばし)を行い、本処理を終了する(ステップS1
42)。パラメータが有効であった場合には、パターン
を格納するだけのメモリが確保できるかどうか判断し
(ステップS139)、確保できない場合にはメモリオ
ーバー処理(ステップS143)などを行なって本命令
を終了する(ステップS142)。
【0059】また、必要なメモリ領域が確保できたなら
ば、カラーパターン管理テーブル110のパターン情報
部111にパターン番号やパターンサイズの情報を設定
し、各パターンの先頭アドレスをカラーパターン管理テ
ーブル110のパターンポインタ112〜115に登録
する(ステップS140)。本命令を解析した解析手段
はパターン格納処理へと移行する。
【0060】パターン格納手段は、図13の上段で示す
ように構成され、YMCKの4つ分のパターンデータを
格納する。登録の際ユーザが指定した登録番号に基づい
て、格納手段はこの登録番号で各プレーンのパターンを
管理する。4つのパターンが同一登録番号で存在するの
で、カラーパターンを管理するテーブル(カラーパター
ン管理テーブル)110を設け、そのテーブルで先に確
保したメモリ領域である4つのパターンアドレスを保持
して管理する。そして、パターンデータを読み込み、1
16〜119で示すパターン領域に格納する(ステップ
141)。以上が登録処理である。
【0061】(4)解析手段にカラー網掛け開始命令、
終了命令を新設し、これによって意図する領域にカラー
網掛けを行う。ユーザはカラー網掛け処理を施す左上端
位置に他の制御命令を用いて現在印字位置を移動し、カ
ラー網掛け開始命令を発行する。カラー網掛け開始命令
は、登録したパターン番号と開始補助位置などのパラメ
ータで構成される。この命令を解析した解析手段はその
開始位置とパターン番号を内部変数に保持しておく。次
にユーザは網掛け処理を施す領域の右下端に現在印字位
置を移動し、カラー網掛け終了命令を発行する。この命
令を解析した解析手段は、開始位置と終了位置の2点で
示される矩形領域の幅と高さを求めて、ページバッファ
を構成するレコードを作成する。この時、レコードは従
来のように各パターン毎に4つのレコードを作成すれ
ば、従来の描画手段をそのまま利用して描画することが
可能である。
【0062】上記の網掛け処理を図17と図18のフロ
ーチャート及びに図13を用いて具体的に説明する。
【0063】カラー網掛け開始命令を解析後、まずパラ
メータ・チェックを行う(ステップS146)。このチ
ェックでは、指定されたパターン番号が既に登録されて
いるかどうかなどを調べ、パラメータが範囲外の場合等
は、コマンド無効処理を行う(ステップS150)。チ
ェックが通った場合は、現在の印字位置を開始補助位置
の指定に従って補正し、カラー網掛け開始位置として記
憶する(ステップS147)。そして、指定されたパタ
ーン番号を描画パターンとして、ページ制御テーブル1
20の網掛けパターンポインタ121からYMCKの順
に4つのパターンへのポインタ123〜126を登録す
る。これは、ページバッファから網掛けパターンを参照
する際、実際のパターン番号でなく、網掛けパターンポ
インタ121の示すポインタ配列のパターンインデック
ス番号によって参照するので必要となる。つまり、ペー
ジバッファ内のパターンインデックス番号が1番の場合
は、ページ制御テーブル120の網掛けパターンポイン
タ121を参照して、パターンポインタ配列の先頭アド
レスを求め、その配列の1番目のアイテム(Mパターン
へのポインタ124)の内容である実際のMパターンの
格納領域117のアドレスでパターンを参照するという
仕組みである。このパターンへのポインタ123〜12
6を登録後、開始処理を終了する(ステップS14
9)。
【0064】次に、カラー網掛け終了命令(図18)
は、先ず、既にカラー網掛け開始命令が発行済かどうか
をチェックする(ステップS152)。もし、正常にカ
ラー網掛け開始命令が処理されていなかったり、未発行
の場合は、コマンド無効処理を行う(ステップS15
9)。正常に処理されていた場合は、パラメータのチェ
ックを行い(ステップS153)、範囲外等の場合はや
はりコマンド無効処理を行う。全ての前提条件が整った
ところで、現在印字位置を指定された終了補助位置に従
つて補正し、終了位置とする。
【0065】次に、先に設定されている開始位置から、
描画領域の幅と高さを計算する(ステップS154)。
求めた描画領域が有効印字領域に入るかどうかをチェッ
ク(ステップS155)し、入り切らない場合は、有効
印字領域に入るよう描画領域を制限する(ステップS1
56)。そして、今まで求めた描画開始位置、描画幅、
描画高、パターン番号などカラーページバッファである
網掛けレコード127〜130を作成(ステップS15
7)し、処理を終了する(ステップS158)。尚、こ
の時の色情報は各プレーン用にY、M、C、Kと設定し
ておく。
【0066】(5)描画手段では、従来通りの単色網掛
けレコードとして4つのレコード127〜130を解釈
し、図15に示すように、Y用のレコード127をYプ
レーン132に展開、M用のレコード128をMプレー
ン133に、C用のレコード129をCプレーン134
に、K用のレコード130をKプレーン135にそれぞ
れ展開する。
【0067】(6)多色印字手段で、これらのプレーン
を印字することによって、カラー化された網掛け結果1
36が得られる。
【0068】尚、上述した第2の実施例がYMCKの面
順次だったものに対して、カラー網掛けパターン登録命
令のパターン格納手段を拡張して、YMCKの線順次や
点順次による登録方法が考えられる。また、YMCKに
限らず、RGB等のカラー表現の場合や、多値データを
サポートした場合もデバイスに依存した形(第2の実施
例の場合YMCK)へ内部で変換することによってさま
ざまなカラー表現に対応することが可能となる。
【0069】更に、上述したデータ表現への対応に限ら
ず、内部処理上も拡張が可能である。図14に示すよう
に、カラー網掛けレコード131を網掛けレコード12
7〜130と区別する形で新設し、1つのパターンイン
デックスによってパターンを参照することも可能であ
る。この場合、指定されたパターン・インデックス番号
を先頭とした連続した4つのパターンポインタであると
定義しても良いし、1つの先頭アドレスを基に、Y、
M、C、Kの各パターンを連続領域に登録し、各パター
ンの先頭アドレスは、パターン・サイズを加算して求め
る等の実施方法が考えられる。
【0070】以上説明したように本実施例によれば、多
色印字装置を扱うユーザが網掛けパターンをデザインし
てそれに色付けを行い、その複数の色情報を持った網掛
けパターンの登録・印字を可能とすることで、多色印字
装置の表現力を増加させるものである。
【0071】また、複数の命令を組み合わせて表現して
いたものをわずかな制御命令で容易に実現でき、アプリ
ケーション・ソフトウェアの負荷の軽減と、データ量の
削減によるデータ転送時間とコマンド解析時間等の短縮
が図れ、システム全体の効率が上がるといった効果があ
る。
【0072】<第3の実施例の説明>次に第3の実施例
について説明する。
【0073】従来の簡易印字処理を行なえる印字装置
は、例えばワイヤードットマトリクス方式の印字装置の
場合、実際に印字を行なう場合、特定ドットを間引いて
印字することによって簡易印字処理を行っていた。
【0074】しかしながら、上記従来例では、出力時だ
けで簡易印字処理を実現しているため、印字速度の向上
は出力時間だけの短縮だった。この為、大量のデータを
送信した場合は、受信データの格納処理時間が膨大とな
り、またデータの変換処理がある場合、この処理時間も
増え、簡易印字処理の目的である高速印字(データ送信
開始から、印字結果を手にするまでの時間の短縮)が思
うように行えなかった。
【0075】そこで、本第3の実施例では、簡易印字処
理は、全体的なレイアウト及びに誤字、脱字等のチェッ
クを行うための高速印字モードであることに着目し、一
般に大量データとなるイメージデータを実際のデータ格
納・描画処理を行なわず、描画領域という形でとらえ、
その領域を線分や網掛け等で示すような解析手段と格納
手段を設けることにより、データ格納時間、描画時間、
メモリ消費量を減らし、より高速に印字できるようにし
たものである。
【0076】図19が本第3の実施例における印字装置
の構成概略図である。以下、印字装置の全体的な動作概
要を本図に従って説明する。図中の太線は処理の流れを
示し、細線はデータの流れを示す。外部機器201は印
字装置にデータを送るホストコンピューターなどであ
る。入力手段202は、外部機器201からインターフ
ェースを通じてデータを受信し、受信バッファ203に
データを格納する処理を行う。解析手段204は受信バ
ッファからデータを読み出し、制御命令であればこれを
実行する。通常の印字データ及び制御命令による印字デ
ータは格納手段205に渡される。格納手段205は、
解析手段204から印字すべきデータが印字開始位置情
報などと共に渡され、これらの情報をページバッファ2
06という形で1ページ単位に蓄積する。描画手段20
7は、格納手段205によって1ページ単位になったペ
ージバッファ206を順次解釈し、プレーンを構成する
フレームメモリ208に展開する。印字手段209は、
描画手段207によって展開されたフレームメモリ20
8を読み出し、OHPシートや用紙に印字を行う手段で
ある。
【0077】本第3の実施例では、解析手段204のイ
メージ描画命令の処理に新たに簡易印字(以下、ドラフ
ト・モードと呼ぶ)時の処理を付加したものである。ド
ラフト・モードそのものの設定手段は制御命令やスイッ
チ等如何なる方法でもよい。まず本第3の実施例による
ドラフト・モード時の印字結果を説明する。
【0078】図20がユーザが外部機器201上で送信
するデータで“文字”とイメージ・データで構成されて
いる。図20のデータを受信した印字装置は、解析手段
のイメージ描画命令処理中に、ドラフト・モードである
ことを認識すると、イメージ描画領域を枠線に置き換
え、イメージ・データそのものを読み捨ててしまう。文
字等は従来通りの処理を行うと、図21に示す印字結果
が得られる。
【0079】前記の処理を図23のフローチャートに従
って具体的に説明する。
【0080】先ず、解析手段204でイメージ描画命令
の処理を開始すると、制御命令中のイメージ・データの
幅サイズ、高さサイズ、データサイズ、拡大率等のパラ
メータを入手し(ステップS211)、各パラメータに
エラーがないかどうかチェックする(ステップS21
2)。エラーがあった場合は、イメージデータを読み呼
ばして終了する(ステップS217〜218)。エラー
がなければ印字開始位置(sx ,sy )を現在印字位置
から設定する(ステップS213)。次に、現在の印字
モードがドラフト・モードかどうかをチェックして(ス
テップS214)、通常モードとドラフト・モードのど
ちらかに分岐する。従来の通常モードは、データサイズ
を基にイメージデータ格納領域の確保を行う(ステップ
S219)。もし確保できなかった場合は、何らかのメ
モリ・エラー処理を行って終了する(ステップS22
4)。また、確保できた場合は、確保した領域の先頭に
イメージレコードを作成する(ステップS221)。イ
メージ・レコードは図25で示すように、リンク情報、
イメージ識別コード、印字開始位置、イメージの幅、イ
メージの高さ、拡大率等の属性情報によって構成され
る。そして、残りの領域にイメージ・データを格納(ス
テップS222)し、全データの格納が終了するまで確
保処理を繰り返して終了する。
【0081】一方、ドラフト・モードの場合は、印字終
了位置(ex ,ey )の計算を以下のように行う(ステ
ップS215)。
【0082】 ex =sx +(幅)×(拡大率)−1 ey =sy +(高)×(拡大率)−1 そして、(sx ,sy )を左上端、(ex ,ey )を右
下端とする矩形領域がイメージ描画領域となり、この枠
線を次の四本の線分に分けて、レコードを作成する(ス
テップS216)。
【0083】 (sx ,sy )−(ex ,sy ) …上横線 (sx ,ey )−(ex ,ey ) …下横線 (sx ,sy )−(sx ,ey ) …左縦線 (ex ,sy )−(ex ,ey ) …右縦線 これらの線分のレコードを図24に示す。上横線のレコ
ード225、下横線のレコード226、左縦線のレコー
ド227、右縦線のレコード228の太さ及び属性情報
は定義付けによるが、太さが1以上の場合は、開始位
置、長さ等に補正が必要となる。
【0084】次にイメージデータそのものの読み飛ばし
処理を行い処理を終了する(ステップS217〜S21
8)。
【0085】以上のように、解析手段から従来の格納手
段ではなく、矩形を構成する四本の線分のみを格納す
る。
【0086】尚、上述した第3の実施例において、イメ
ージ描画領域を網掛けパターンで示すという方法も考え
られる。この場合は、図22に示すようなドラフト・モ
ードの印字結果となる。イメージ描画領域を網掛けパタ
ーンで示す場合の処理は図23で示したフローチャート
の4つの罫線レコード作成(ステップS216)の部分
を網掛けレコード作成処理を行うように置き換えるだけ
で良い。網掛けレコードそのものを図26に示す。網掛
けレコードはリンク情報、網掛けレコード識別コード、
描画開始位置、幅、高さ、パターン番号などの属性情報
で構成され、左上端を(sx ,sy )、右下端を(ex
,ey )とした矩形領域を網掛けすればよい。
【0087】また、第3の実施例ではドラフト・モード
時に無条件に処理を行っているが、制御命令やスイッチ
等の指定により、本処理を行うかどうかを切り替えるこ
とも可能である。
【0088】更には、本第3の実施例が全てのイメージ
データを読み飛ばすのに対して、イメージの描画領域端
のイメージのみ描画し、中間部を全て読み飛ばすように
解析及び格納手段を構成することによって、1ページ中
に複数のイメージデータが存在する場合でも、どのイメ
ージ・データがどの領域に描画されているかどうか認識
できるというメリットがある。本実施例によって、図2
0のデータは図27に示すように印字される。
【0089】以上説明したように本第3の実施例によれ
ば、イメージデータを罫線や網掛けを用いて、イメージ
の描画領域のみを示すことにより、ドラフトモード時に
データ格納処理や、何Kバイトもあるデータのメモリ確
保、及び、何Kバイトもあるデータの変換処理、フレー
ム展開時間等の内部処理時間が大幅に省け、従来の出力
手段だけのものに比べて、格段の高速印字処理ができる
効果がある。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本第1の発明によれ
ば、ホスト側は一回の印刷データの出力するだけで、所
望とする部数分の印刷結果を、しかも印刷した結果の振
り分け操作なしに得ることが可能になる。
【0091】また、本第2の発明によれば、模様及び色
合いの自由な網掛けパターンを登録し、それを使用する
ことが可能になる。
【0092】また、本第3の発明によれば、ドラフト印
刷時における印刷速度をより高速にすることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における画像記録装置のブロック
構成図である。
【図2】第1の実施例におけるデータ構造図である。
【図3】第1の実施例における解析・格納手段のフロー
チャート例である。
【図4】第1の実施例における制御のフローチャート例
である。
【図5】第1の実施例における描画・出力のフローチャ
ート例である。
【図6】第2の実施例における画像記録装置のブロック
構成図である。
【図7】第2の実施例におけるカラー網掛けパターンの
デザイン例である。
【図8】第2の実施例における多色印字装置のプレーン
と色の関係を示す図である。
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】図7のパターンをY、M、C、Kに分解した
場合の各面のパターンを示す図である。
【図13】第2の実施例におけるパターンの管理とレコ
ードとの関係を示す図である。
【図14】カラー網掛けレコードの他の例を示す図であ
る。
【図15】各プレーンの重なりを示す模式図である。
【図16】第2の実施例におけるカラー網掛けパターン
登録命令のフローチャートである。
【図17】第2の実施例におけるカラー網掛け開始命令
のフローチャート例である。
【図18】第2の実施例におけるカラー網掛け終了命令
のフローチャート例である。
【図19】第3の実施例における画像記録装置のブロッ
ク構成図である。
【図20】サンプル・データのオリジナル例を示す図で
ある。
【図21】、
【図22】第3の実施例におけるドラフト・モードの印
字結果を示す図である。
【図23】第3の実施例におけるイメージ描画処理のフ
ローチャートである。
【図24】第3の実施例における線分レコードを示す図
である。
【図25】イメージレコードを示す図である。
【図26】網掛けレコードを示す図である。
【図27】ドラフト・モードの印字結果の他の例を示す
図である。
【符号の説明】
1、61、201 外部機器 2、62、202 入力手段 3、63、203 受信バッファ 4、64、204 解析手段 5、65、205 格納手段 6 記憶手段 7、66、206 ページバッファ 8、67、207 描画手段 9、68、208 フレームメモリ 10、209 出力手段 11 制御手段 12 ジョブ管理テーブル 13 ページ制御テーブル 41 ジョブ登録変数 42 出力JMTポインタテーブル 43 出力PCTポインタテーブル 69 多色印字手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部より入力した印刷データに基づく画
    像を所定の記録媒体上に記録する画像記録装置におい
    て、 少なくとも印刷部数の指示コマンドを含み、一連の印刷
    データを入力する入力手段と、 入力した印刷データを解析する解析手段と、 解析して装置内部の印刷出力データとして記憶保持する
    記憶手段と、 該記憶手段に記憶された印刷データに基づく印刷処理
    を、指示された印刷部数分繰り返すよう制御する制御手
    段とを備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 外部より入力した印刷データに基づく画
    像を所定の記録媒体上に記録する画像記録装置におい
    て、 網掛けパターンを形成するための各記録色成分毎の所定
    サイズのドットパターン及び当該網掛けパターンを特定
    する情報を入力する入力手段と、 入力した各記録色成分毎のドットパターンを、当該ドッ
    トパターンを特定する情報を基に登録する登録手段とを
    備えることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 外部より入力した印刷データに基づく画
    像を所定の記録媒体上に記録する画像記録装置におい
    て、 文字列と当該文字列以外のイメージ画像の記録にかかる
    印刷データを入力する入力手段と、 入力した印刷データ中において、前記イメージ画像にか
    かるデータに関しては当該イメージ画像の一部或いは全
    部を無効データとして認識して処理するよう制御する制
    御手段とを備えることを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 印刷データ中のイメージ画像の輪郭を抽出する抽出手段
    と、 抽出された輪郭、及び該輪郭内部を所定パターンで記録
    する記録手段とを含むことを特徴とする請求項3に記載
    の画像記録装置。
JP3199031A 1991-08-08 1991-08-08 画像記録装置 Withdrawn JPH0548851A (ja)

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ID=16400966

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118397A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
WO2010087132A1 (ja) * 2009-01-27 2010-08-05 三菱電機株式会社 状態表示装置及び状態表示装置の表示方法

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Effective date: 19981112