JPH09114813A - 文書処理装置および方法 - Google Patents

文書処理装置および方法

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JPH09114813A
JPH09114813A JP7272241A JP27224195A JPH09114813A JP H09114813 A JPH09114813 A JP H09114813A JP 7272241 A JP7272241 A JP 7272241A JP 27224195 A JP27224195 A JP 27224195A JP H09114813 A JPH09114813 A JP H09114813A
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宏 石川
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康二 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページ記述言語等の印刷制御用言語で記述さ
れた印刷情報から画素情報を生成する前に、印刷情報を
再構成し、独立処理可能な小さな単位に分割し、処理の
高速化を図り、さらに小さな単位毎の修正を行えるよう
にする。 【解決手段】 ソースファイルを字句解析、構文解析し
た後、一連のコマンドシーケンスとしてまとめ、さら
に、描画処理とそれに必要な資源情報との関係に基づい
て、このコマンドシーケンスを、独立して処理される単
位に統合し、その単位でスケジューリングを行う。1つ
の独立処理単位に加えた変更は他の独立処理単位に及ば
ない。描画処理と資源情報との関係に加え、空間的な干
渉性を加味してスケジューリングを行えば、画像の完全
性を損なうことなく、処理の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ページ記述言語
等の印刷制御用言語で記述された印刷情報から画素情報
を生成する文書処理装置および方法に関し、とくに画素
情報を生成する前に印刷情報を再構成し、独立処理可能
な小さな単位に分割し、処理の高速化を図り、さらに小
さな単位毎の修正を行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】クライアントのコンピュータ上で、文章
入力ソフトや図形作成ソフト、イメージ画像編集ソフト
などが動作し、幅広く文書を作成することができる。文
書はそれぞれのソフトの内部フォーマットで記述され、
プリントするときにプリントにマッチしたフォーマット
にフォーマットに変換される。記述形式としては、ポス
トスクリプト(PostScript、米国Adobe
Systems社の商標、以下PSともいう)、イン
タープレス(Interpress、米国ゼロックス社
の商標)、GDI(Graphics Device
Interface、米国マイクロソフト社の商標)、
QuickDraw(米国アップル社の商標)等があ
る。代表例であるポストスクリプトはアドビ社がPos
tScriptリファレンス・マニュアルとして言語仕
様を公開している。またInterpressはゼロッ
クス社がInterpress The Source
Bookの二章のLanguageには言語の基本記
述とその処理プロセスが書かれている。Interpr
essはオペランドがスタックにプッシュされるスタッ
ク型の言語で、オペレータが実行されるとオペランドは
スタックから除かれ、結果に置き換わる。こうしたオペ
レータ、とくにイメージングオペレータでは、効率よく
ページイメージを生成してゆくことが重要である。この
タスクを実行するソフトウェアとして大きく二つに分け
られる。一つは言語を解釈する部分のインタープリタ、
もう一つは可視像をメモリ上に生成するイメージャから
なる。仕様は異なるが、ポストスクリプトも基本的に同
様であり、PostScriptリファレンス・マニュ
アルの二章、三章に言語とその実行例が詳しく述べられ
ている。例えば、40ページには、「PSにはプログラ
ムを実行に先立って読み込む概念がない。その代わりP
Sインタープリターは一つの文法的な実体を読むと、そ
のつどその実体を実行することによりプログラムを消費
する。」と書かれている。これが特徴であり、プログラ
ムを逐次処理、実行することになる。
【0003】ところで、特開平6−131338号公報
にも指摘されるように、以上の逐次処理には、指定ペー
ジを処理するのにすべてのページを処理する必要がある
という欠点がある。つまり生成されたソースファイルは
順序立てられたものではなく、インタープリタは処理に
必要な情報を全ページから捜してオブジェクト(PSイ
ンタープリタのメモリ中のデータ値)を生成し処理する
ことになる。またPSの特徴としてプログラム中の後の
部分で呼び出されることになっている手続きオブジェク
トをメモリに生成し、実行を遅らせることがある。実行
結果としては同じであるが、高速に複数ページのドキュ
メントを処理しようとするとプログラムはシリアルに実
行され、さらに前記のようにオブジェクトの前後関係を
制御することがボトルネックになり、とくに、一つ一つ
の処理負荷が大きくなるカラーではジョブを終了するの
に非常に時間がかかる結果となる。
【0004】このような課題に対し、国際公開WO91
/15831号公報には、部分ファイルに分割し、処理
することで高速化を実現しようとする提案が開示されて
いる。この提案では、並列的に印刷情報の解釈実行を行
うための印刷情報の分割に関し、画像の重なりを検出
し、「切り離しても他の画像に影響を及ぼさない画像グ
ループ」という単位で分割し、並列処理を行っている。
このようにすることにより、画像要素が重なる場合で
も、それら画像要素のラスタライズ処理の前後関係が維
持され、画像の完全性が保証されている(前後関係が異
なって処理されると異なった画像が生成されてしまう。
たとえば隠れるべきところが現れ、表れるべきところが
隠れてしまう)。しかし、この提案では、分割された画
像グループ単位で処理を行っているため、複数の分割さ
れた画像グループの中に、画像が重なり合ったような非
常に複雑な画像グループがある場合、その処理時間がボ
トルネックになり、ページ全体の処理時間が短縮されな
いことも多く発生する。
【0005】またPS等のファイルは印刷指示に応じて
初めて生成されるので、一旦印刷を行いその出力結果を
見てからそのファイルを一部変更したい場合もある。し
かし、一部の変更が文書ファイル全体の記述内容に影響
するので、このような一部変更は困難であり、変更を行
うにはアプリケーションソフトに戻らなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上の事
情を考慮してなされたものであり、ページ記述言語等の
印刷制御用の言語で記述された印刷情報を再構築して、
独立して処理するのに適した部分単位に分割し、もって
処理の効率化を実現するとともに、印刷情報の部分的な
修正を可能とする、文書処理装置および方法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】この発明で
は、以上の目的を達成するため、第1に、印刷情報を所
定の印刷制御用言語で記述したソースファイルから印刷
用の画素情報をえるためのラスタライズ処理に先立っ
て、上記ソースファイルをスキャニングし、上記印刷情
報を再構成する文書処理装置に、上記ソースファイルを
字句解析して印刷情報コマンド・ストリームを生成する
字句解析手段と、上記印刷情報コマンド・ストリームを
構文解析して、上記印刷言語の文法上意味のある塊をな
すコマンド・シーケンスを順次に生成する構文解析手段
と、上記コマンド・シーケンスのストリームを解析し
て、1または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境
を指定するコマンド・シーケンスからなる環境コンテン
ツまたは描画操作を指定するコマンド・シーケンスから
なる描画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手
段と、上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのスト
リームを解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラ
スタライズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、
上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
資源に基づいて、上記環境コンテンツおよび描画コンテ
ンツを処理単位にまとめ、この処理単位毎に処理手順を
設定する処理スケジューリング手段と、上記処理スケジ
ューリング手段で決定された処理手順で上記印刷情報コ
マンドを実行してラスタライズ処理を実行するラスタラ
イズ処理手段と、上記ラスタライズ処理手段の処理結果
に応じて印刷を行う印刷手段とを設けるようにしてい
る。
【0008】この構成では、資源従属性に基づいてきめ
細かに独立処理可能な単位を生成しているので、効率よ
くスケジューリングすることができる。また独立処理可
能な単位毎に個別に変更を加えることができ、ソースフ
ァイルレベルでの修正が可能になる。
【0009】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第2に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルから印刷用の画素情報をえるため
のラスタライズ処理に先立って、上記ソースファイルを
スキャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装
置に、上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマ
ンド・ストリームを生成する字句解析手段と、上記印刷
情報コマンド・ストリームを構文解析して、上記印刷言
語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シーケンスを
順次に生成する構文解析手段と、上記コマンド・シーケ
ンスのストリームを解析して、1または一連のコマンド
・シーケンスを、描画環境を指定するコマンド・シーケ
ンスからなる環境コンテンツまたは描画操作を指定する
コマンド・シーケンスからなる描画コンテンツに、順次
に統合する文書構造解析手段と、上記環境コンテンツお
よび描画コンテンツのストリームを解析して上記描画コ
ンテンツの実行に必要なラスタライズ処理資源を決定す
る資源従属性解析手段と、印刷ページ上で描画結果がオ
ーバーラップする複数の描画コンテンツの処理の順番を
判別する依存性解析解析手段と、上記資源従属性解析手
段で決定されたラスタライズ処理資源および上記依存性
解析手段で判別された処理の順番に基づいて、上記環境
コンテンツおよび描画コンテンツの処理手順を設定する
処理スケジューリング手段と、上記処理スケジューリン
グ手段で決定された処理手順で上記印刷情報コマンドを
実行してラスタライズ処理を実行するラスタライズ処理
手段と、上記ラスタライズ処理手段の処理結果に応じて
印刷を行う印刷手段とを設けるようにしている。
【0010】この構成によれば、上述と同様に処理効率
を向上させ、ソースファイル・レベルでの修正が可能で
あるとともに、画像要素が重なる場合も、処理の順番を
維持して、スケジューリングを行い、画像の完全性を保
証できる。
【0011】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第3に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルから印刷用の画素情報をえるため
のラスタライズ処理に先立って、上記ソースファイルを
スキャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装
置に、上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマ
ンド・ストリームを生成する字句解析手段と、上記印刷
情報コマンド・ストリームを構文解析して、上記印刷言
語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シーケンスを
順次に生成する構文解析手段と、上記コマンド・シーケ
ンスのストリームを解析して、1または一連のコマンド
・シーケンスを、描画環境を指定するコマンド・シーケ
ンスからなる環境コンテンツまたは描画操作を指定する
コマンド・シーケンスからなる描画コンテンツに、順次
に統合する文書構造解析手段と、上記環境コンテンツお
よび描画コンテンツのストリームを解析して上記描画コ
ンテンツの実行に必要なラスタライズ処理資源を決定す
る資源従属性解析手段と、印刷ページ上で描画結果がオ
ーバーラップする複数の描画コンテンツの処理の順番を
判別する依存性解析解析手段と、上記資源従属性解析手
段で決定されたラスタライズ処理資源および上記依存性
解析手段で判別された処理の順番に基づいて、上記環境
コンテンツおよび描画コンテンツの処理手順を設定する
処理スケジューリング手段と、上記スケジューリングさ
れた上記環境コンテンツ中および上記描画コンテンツ中
のコマンド・シーケンスを描画プリミティブに変換する
変換手段と、上記描画プリミティブを受け取ってラスタ
ライズ処理を行うラスタライズ処理手段と、上記ラスタ
ライズ処理手段の処理結果に応じて印刷を行う印刷手段
とを設けるようにしている。
【0012】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第4に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルから印刷用の画素情報をえるため
のラスタライズ処理に先立って、上記ソースファイルを
スキャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装
置に、上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマ
ンド・ストリームを生成する字句解析手段と、上記印刷
情報コマンド・ストリームを構文解析して、上記印刷言
語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シーケンスを
順次に生成する構文解析手段と、上記コマンド・シーケ
ンスのストリームを解析して、1または一連のコマンド
・シーケンスを、描画環境を指定するコマンド・シーケ
ンスからなる環境コンテンツまたは描画操作を指定する
コマンド・シーケンスからなる描画コンテンツに、順次
に統合する文書構造解析手段と、上記環境コンテンツお
よび描画コンテンツのストリームを解析して上記描画コ
ンテンツの実行に必要なラスタライズ処理資源を決定す
る資源従属性解析手段と、印刷ページ上で描画結果がオ
ーバーラップする複数の描画コンテンツの処理の順番を
判別する依存性解析解析手段と、上記環境コンテンツ中
および上記描画コンテンツ中のコマンド・シーケンスを
描画プリミティブに変換する変換手段と、上記資源従属
性解析手段で決定されたラスタライズ処理資源および上
記依存性解析手段で判別された処理の順番に基づいて、
描画プリミティブの処理手順を設定する処理スケジュー
リング手段と、上記処理スケジューリング手段で決定さ
れた処理手順で上記描画プリミティブを実行してラスタ
ライズ処理を実行するラスタライズ処理手段と、上記ラ
スタライズ処理手段の処理結果に応じて印刷を行う印刷
手段とを設けるようにしている。
【0013】以上の構成において、上記文書構造解析手
段は描画コンテンツ中のコマンド・シーケンスを最適化
するようにしてもよい。
【0014】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第5に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルを再構成するソースファイル再構
成装置に、上記ソースファイルを字句解析して印刷情報
コマンド・ストリームを生成する字句解析手段と、上記
印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上記印
刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シーケン
スを順次に生成する構文解析手段と、上記コマンド・シ
ーケンスのストリームを解析して、1または一連のコマ
ンド・シーケンスを、描画環境を指定するコマンド・シ
ーケンスからなる環境コンテンツまたは描画操作を指定
するコマンド・シーケンスからなる描画コンテンツに、
順次に統合する文書構造解析手段と、上記環境コンテン
ツおよび描画コンテンツのストリームを解析して上記描
画コンテンツの実行に必要なラスタライズ処理資源を決
定する資源従属性解析手段と、印刷ページ上で描画結果
がオーバーラップする複数の描画コンテンツの処理の順
番を判別する依存性解析解析手段と、上記資源従属性解
析手段で決定されたラスタライズ処理資源および上記依
存性解析手段で判別された処理の順番に基づいて、上記
環境コンテンツおよび描画コンテンツの処理手順を設定
する処理スケジューリング手段とを設けるようにしてい
る。
【0015】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第6に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルから描画プリミティブのストリー
ムを生成する描画ストリーム生成装置に、上記ソースフ
ァイルを字句解析して印刷情報コマンド・ストリームを
生成する字句解析手段と、上記印刷情報コマンド・スト
リームを構文解析して、上記印刷言語の文法上意味のあ
る塊をなすコマンド・シーケンスを順次に生成する構文
解析手段と、上記コマンド・シーケンスのストリームを
解析して、1または一連のコマンド・シーケンスを、描
画環境を指定するコマンド・シーケンスからなる環境コ
ンテンツまたは描画操作を指定するコマンド・シーケン
スからなる描画コンテンツに、順次に統合する文書構造
解析手段と、上記環境コンテンツおよび描画コンテンツ
のストリームを解析して上記描画コンテンツの実行に必
要なラスタライズ処理資源を決定する資源従属性解析手
段と、印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複
数の描画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析
解析手段と、上記資源従属性解析手段で決定されたラス
タライズ処理資源および上記依存性解析手段で判別され
た処理の順番に基づいて、上記環境コンテンツおよび描
画コンテンツの処理手順を設定する処理スケジューリン
グ手段と、上記スケジューリングされた上記環境コンテ
ンツ中および上記描画コンテンツ中のコマンド・シーケ
ンスを描画プリミティブに変換する変換手段とを設ける
ようにしている。
【0016】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第7に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルから描画プリミティブのストリー
ムを生成する描画プリミティブ生成装置に、上記ソース
ファイルを字句解析して印刷情報コマンド・ストリーム
を生成する字句解析手段と、上記印刷情報コマンド・ス
トリームを構文解析して、上記印刷言語の文法上意味の
ある塊をなすコマンド・シーケンスを順次に生成する構
文解析手段と、上記コマンド・シーケンスのストリーム
を解析して、1または一連のコマンド・シーケンスを、
描画環境を指定するコマンド・シーケンスからなる環境
コンテンツまたは描画操作を指定するコマンド・シーケ
ンスからなる描画コンテンツに、順次に統合する文書構
造解析手段と、上記環境コンテンツおよび描画コンテン
ツのストリームを解析して上記描画コンテンツの実行に
必要なラスタライズ処理資源を決定する資源従属性解析
手段と、印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする
複数の描画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解
析解析手段と、上記環境コンテンツ中および上記描画コ
ンテンツ中のコマンド・シーケンスを描画プリミティブ
に変換する変換手段と、上記資源従属性解析手段で決定
されたラスタライズ処理資源および上記依存性解析手段
で判別された処理の順番に基づいて、描画プリミティブ
の処理手順を設定する処理スケジューリング手段とを設
けるようにしている。
【0017】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第8に、コンピュータで実行され、印刷情報を
所定の印刷制御用言語で記述したソースファイルを再構
成するコンピュータ・プログラム製品が、上記ソースフ
ァイルを字句解析して印刷情報コマンド・ストリームを
生成するステップと、上記印刷情報コマンド・ストリー
ムを構文解析して、上記印刷言語の文法上意味のある塊
をなすコマンド・シーケンスを順次に生成するステップ
と、上記コマンド・シーケンスのストリームを解析し
て、1または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境
を指定するコマンド・シーケンスからなる環境コンテン
ツまたは描画操作を指定するコマンド・シーケンスから
なる描画コンテンツに、順次に統合するステップと、上
記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリームを
解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタライ
ズ処理資源を決定するステップと、印刷ページ上で描画
結果がオーバーラップする複数の描画コンテンツの処理
の順番を判別するステップと、上記描画コンテンツの実
行に必要と決定されたラスタライズ処理資源および上記
オーバーラップする複数の描画コンテンツに対して判別
された処理の順番に基づいて、上記環境コンテンツおよ
び描画コンテンツの処理手順を設定するステップとを上
記コンピュータに実行させるようにしている。
【0018】また、この発明では、以上の目的を達成す
るため、第9に、印刷情報を所定の印刷制御用言語で記
述したソースファイルから印刷用の画素情報をえるため
のラスタライズ処理に先立って、上記ソースファイルを
スキャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理方
法に、上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマ
ンド・ストリームを生成するステップと、上記印刷情報
コマンド・ストリームを構文解析して、上記印刷言語の
文法上意味のある塊をなすコマンド・シーケンスを順次
に生成するステップと、上記コマンド・シーケンスのス
トリームを解析して、1または一連のコマンド・シーケ
ンスを、描画環境を指定するコマンド・シーケンスから
なる環境コンテンツまたは描画操作を指定するコマンド
・シーケンスからなる描画コンテンツに、順次に統合す
るステップと、上記環境コンテンツおよび描画コンテン
ツのストリームを解析して上記描画コンテンツの実行に
必要なラスタライズ処理資源を決定するステップと、印
刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描画
コンテンツの処理の順番を判別するステップと、上記描
画コンテンツの実行に必要と決定されたラスタライズ処
理資源および上記オーバーラップする複数の描画コンテ
ンツに対して判別された処理の順番に基づいて、上記環
境コンテンツおよび描画コンテンツの処理手順を設定す
るステップと、上記決定された処理手順で上記印刷情報
コマンドまたは対応する描画プリミティブを実行してラ
スタライズ処理を実行するステップと、上記ラスタライ
ズ処理の結果に応じて印刷を行うステップとを含ませる
ようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例について
説明する。なお、この実施例の印刷処理システムでは、
共有メモリで密結合されて複数のプロセッサ(演算処理
装置)でラスタライズを行うようにしているが、1つの
演算処理装置でラスタライズを行ってもよいし、またネ
ットワークで疎結合されたプロセッサでラスタライズを
行ってもよい。
【0020】図1は、本実施例の印刷処理システムの概
念的な構成例を示す。同図において、本実施例の印刷処
理システムは、ホスト装置1、1’、1’’・・・と、
ネットワーク3を介して接続された印刷装置2とから構
成されたものである。
【0021】ホスト装置1、1’、1’’・・・は、パ
ーソナルコンピュータやワークステーション等からなる
ものであり、本発明に関連して、文書作成プログラム4
を備えたものであり、印刷装置2に転送して出力される
印刷情報ファイル(以下ソースファイルという)5は文
書作成プログラム4により作成される。本実施例のソー
スファイル5は、例えばポストスクリプトで記述された
ものであるが、インタープレス等の他のページ記述言
語、あるいはGDI(Graphics Device
Interface、米国マイクロソフト社商標)、
QuickDraw(米国アップル社商標)等のグラフ
ィックコマンドであってもよい。
【0022】印刷装置2は、ホスト装置1、1’、
1’’、・・から転送されるソースファイル5をラスタ
ライズ処理して印刷出力するものであり、例えば印刷制
御部6と、印刷情報受信部7と、印刷情報前処理部8
と、ラスタライズ処理部10、11、12、13と、共
有メモリ14と、プリンタ装置15とから構成されてい
る。ここで、上記印刷制御部6、印刷情報受信部7、印
刷情報前処理部8、ラスタライズ処理部10、11、1
2、13は、いずれもソフトウェアとして印刷装置2に
実行されるものである。
【0023】印刷制御部6は、印刷情報受信部7からプ
リンタ装置15までの印刷情報のフローを制御するもの
である。印刷情報受信部7は、ホスト装置1、1’、
1’’・・・より転送されるソースファイル5を受信
し、一時的に磁気ディスク等に蓄積するものである。
【0024】印刷情報前処理部8は、本発明の主要部を
構成するものであり、ソースファイル5を分割、且つ処
理スケジューリングし、ラスタライズ処理を行う複数の
演算処理装置に配分するものである。
【0025】ラスタライズ処理部10、11、12、1
3は、内部バスで結合された4つの演算処理装置で行わ
れるラスタライズ処理である。従って、本実施例では少
なくとも4つの演算処理装置を備えており、ラスタライ
ズ処理以外のソフトウェア処理を実行するために他の演
算処理装置を備えてもよいが、4つの演算処理装置の資
源のー部を使用して他のソフトウェア処理を実行しても
良い。このラスタライズ処理は、プリンタ装置15の性
能(解像度、色再現特性、階調度、記録サイズ等)に合
わせて行われる。
【0026】共有メモリ14は、上記の4つの演算処理
装置と内部バスで結合されたRAM等の半導体メモリか
らなり、各演算処理装置のラスタライズ処理のワークエ
リアの他、少なくともプリンタ装置15の1ページ相当
のプリンタ出力のためのラスタ画像メモリを備えてい
る。
【0027】プリンタ装置15は、CMYK(シアン、
マゼンタ、イニロー、黒)カラーの1色毎に露光、現
像、転写を繰り返すことに上記フルカラー画像を出力す
ることができるレーザ走査式の電子写真方式を用いたカ
ラーページプリンタである。その性能は、例えば記録サ
イズA3、解像度400dpi(ドット・パー・イン
チ)、階調各色8ビットである。従って本実施例におい
て、上記ラスタ画像メモリは、少なくとも128MB
(メガバイト)を備えている。
【0028】図2に本実施例の印刷情報前処理部8のブ
ロック図を示す。同図において、印刷情報前処理部8
は、字句解析部21と、構文解析部22と、文章構造解
析部23と、資源従属性解析部24と、空間干渉性解析
部25と、処理スケジューリング26とから構成されて
いる。
【0029】字句解析部21は、ソースファイル5を予
め定められたページ記述言語(本実施例ではポストスク
リプトまたはインタープレス)のオペレーション・コマ
ンド、およびそのコマンドの実行に必要なオペランドの
値として認識し、トークン列として内部表現するもので
ある。この字句解析の処理技法については、例えば、A
ho,A.,Sethi,R., and Ullma
n,J.D.,Compilers−Principl
es, Techniques, and Tool
s,Addison−Wesley, 1986に、有
限状態機械を用いた解析技法が紹介されている。
【0030】まず、ホスト装置1、1’、1’’・・・
においてクライアントのアプリケーションソフトが作成
したソースファイルが、字句解析部21に入る。図3
は、入力されたソースファイルの例を示す。字句解析部
21では、まずどんな言語が入ってきたかをチェックす
る。言語の特徴から複数種類の判別が可能となる。PS
では「%!PS−Adobe3.0」という文字列が初
めにくる。Interpressでは「Header”
Interpress/Xerox/3.0」が来る。
【0031】判断されたあとの解析はそれぞれの言語仕
様に従って行う。サイズを小さくするために、バイナリ
表現や、CCITT圧縮等の特殊なエンコードを施した
ファイルは、予めデコードしてから、判断・解析する。
つぎに、文字で始まる文字数字の列がその言語仕様で
あることを認識し、内部表現に変換する。記号で始ま
るものを、特定の内部表現に変換する。コメント文は
一部特殊なものを除き、削除する。
【0032】で処理するソースファイルは通常のプロ
グラム言語よりシンプルである。アドレッシングなどが
ないため、100から200程度の種類が一般的であ
る。色の設定はPSでは「setcolorrende
ring」というオペレータがあるが、17文字を所定
の数字に置き換える。では通常の記述言語と区別する
ために頭に記号を用いているものを判別する。PSでは
「%%」が始まる記号である。例えばページ上の境界を
定義する「%%BoundingBox:xx,yy」
はと異なった記号に変換される。では実行に関係の
ないコメント文と実行に関係する特殊なコメント文があ
る。PSでは%と復改文字の間に挟まれたものがコメン
トであるが、%ALDで始まるコメントはOPI(Op
en Prepress Interface Spe
cification)で定義されているラスタ画像処
理のコマンドと解釈できる。こうしたコメント以外は削
除される。
【0033】以上の処理結果としてコマンドが生成され
る。例えばASCIIで表現された文字ストリームは文
字規則に従って実行の最小単位を作る。
【0034】解析されたコマンドは構文解析部22に渡
される。構文解析部22ではソースファイルを字句解析
した結果のコマンドから、文法上意味のある一連の塊で
ある、コマンド・シーケンスを生成する。コマンド・シ
ーケンスの構成を図4に示す。コマンド・シーケンスは
複数のコマンド、つまりプログラムを構成する要素と、
それに付随するデータからなり、その種類は二つに分け
られる。一つは環境パラメータ(状態パラメータおよび
資源パラメータ)と表現する、文書の構造や資源の設
定、描画の条件などに関するものである。もう一つは、
描画を行うオペレータと表現する、実際に文字や図形、
イメージを生成するものである。
【0035】構文解析された、環境パラメータも含めた
コマンド・シーケンス群は文書構造解析部23に渡され
る。文書構造解析部23の構成を図5に示す。構文解析
部22において構成されたコマンド・シーケンス30
は、シーケンス・フェッチ31の各ステップで一つずつ
取り込まれ、バッファリングされる。保持されたコマン
ド・シーケンスは、タイプ判定32により、コマンドの
タイプ一覧を構造的に表現している構造情報D/B(デ
ータベース)34と照合され、コマンド・タイプを決定
された後、つぎにパラメータ解析33において、環境設
定ならばそのパラメータの設定値を、描画実行さればそ
のオペランド値をチェックされる。これら2つのステッ
プは、フェッチされたコマンド・シーケンスのタイプが
前回のフェッチ分と異なるまで続けられ、連続したコマ
ンド・シーケンスがひとつのコンテンツとしてまとめら
れる。
【0036】タイプ・タグ添付35において、各コンテ
ンツにはタイプ・タグが付加され、所定の頁に存在する
コンテンツの種別・量という情報が頁ヘッダとして添付
される。コンテンツの出力トリガーは、所定のコンテン
ツにおいて頁完了が検知されたタイミングで行われる。
【0037】例えば、IPの記述でページの中に以下の
ようなコマンドが並んでいたとする。 0.09 0.13 Moveto 0.11 LINETOX 0.15 LINETOY 0.09 LINETOX 0.13 LINETOY 文書構造部はこの5行の命令は、LINETOが連続し
ており、ストロークを使って図形を描いていることが判
断でき、1つのコマンド・シーケンスにまとめる。この
命令群ではページに四角を描いているが意味解析では四
角かどうかまでは関知しない。
【0038】またIPには以下のような記述ができる。 これからコンテンツはオペレータボディの初めの「{」
と、終わりを示す「}」で、囲まれる部分としてもよ
い。ソースファイルは機械的に生成されたコードであ
り、PostScriptプログラムデザイン(Ado
be社著。アスキー出版)第89ページには二つのPS
オペレータを一つにまとめる例がでている。 0 150 rmoveto 300 0 rmoveto を 300 150 rmoveto に置き換えられる。
【0039】最適化をする場合、ページ全体のPSファ
イルをすべてチェックするのは時間がかかるが、今まで
説明してきた一連の作業の中で実施するのは効率的であ
る。
【0040】文書構造解析部では、コマンドシーケンス
に分ける機能を持っているため、その分けた内容のみチ
ェックすればよく、すべてのPSオペレータの前後関係
を見る必要がなくなる。つまり上記のようなコマンドの
意味解析から最適なコマンドに変換する機能が容易に実
現できる。
【0041】文書構造解析処理の結果、図6に示したよ
うなソースファイルが生成される。
【0042】このソースファイルはつぎの資源従属性解
析部に渡される。資源従属性解析結果をツリー状に表現
すると図7に示すようになる。資源従属とは、描画コン
テンツと、この描画コンテンツが独立してラスタライズ
処理するのに必要な資源情報、例えばフォントやカラー
テーブル、外字等との関係であり、文書と資源情報との
関係を階層的に表現するものである。処理の手順として
は、まず、描画コンテンツを読み出し、タグを見て環境
コンテンツを読み出し、描画コンテンツについているタ
イプ別タグから、読み出した環境コンテンツが関連する
ものかどうかを判定する。例えばフォントのタグがつい
ていてフォントを定義した環境コンテンツであれば、関
連ありと判定する。一般に、環境コンテンツは、描画コ
ンテンツの前に記述されているのでその範囲で調べれば
よい。ページ毎に処理され、ページ処理に必要な環境コ
ンテンツが集められる。そのあと文書全体に必要な環境
コンテンツが集められる。結果は図8に示すようにな
る。
【0043】ソースファイルは資源従属性解析の後さら
に空間干渉性について解析される。空間干渉性解析は、
同一ページ内の空間的に独立な画像グループの抽出及び
画像グループ内の重なり関係の解析である。図9には、
コンテンツレベルにまで分離された文書の所定のページ
を座標にラスタライズした結果の例を示す(t、p、g
はそれぞれテキスト、写真イメージ、グラフィックスの
コンテンツを示す)。図9では多くの描画コンテンツが
空間的に干渉している。例えば描画コンテンツt3と描
画コンテンツp1は空間的に干渉しあっている。国際公
開WO91/15831号公報の例にあるような方法で
干渉性は判断できる。依存性の判断結果は図10に示す
ようなツリー構造となり、図11に示したようなテーブ
ルに表すことで、描画コンテンツとその上に位置するも
の、下に位置するものの関係つまり依存性が表現され
る。なお、図10において、矢印の開始点ある描画コン
テンツによって形成される画像の上に、矢印の先にある
描画コンテンツによって形成される画像が上書きされる
ことを示している。また、up列はこの描画コンデンツ
に上書きされる描画コンテンツを示し、down列はこ
の描画コンテンツの下に配置される描画コンテンツを示
す。また、図11において、up列中のtopは画像グ
ループ内の最上位置の画像であることを示し、down
列中のbottomは最下位位置の画像であることを示
している。
【0044】資源依存性解析および空間干渉性解析を施
されたソースファイルは処理スケジューリング部26に
入力される。
【0045】処理スケジューリングは目的別にいくつか
の方法がある。一つは、上述に述べてきた処理結果をひ
とまとめにしてモジュール(描画コンテンツ群)を独立
で処理しやすいようにする。文書構造解析と、資源従属
性解析のそれぞれから得られた情報を元にスケジューリ
ングした例を図12に示す。描画コンテンツ1と、描画
コンテンツ1を処理するのに必要な環境コンテンツ1、
3および6からなる環境コンテンツ群1を形成するため
(図7、図8参照)、コンテンツを処理するために必要
な情報をサーチしなくて済む。描画コンテンツ群と環境
コンテンツ群で、独立した処理モジュールとなるため、
空間的な干渉性がある場合をのぞき、それぞれ単独で処
理しても他への影響はない。その結果、PS等のページ
記述言語を処理する通常の文書処理装置ではできないこ
とがいくつか可能となる。例えば、これらの複数の処理
モジュールを複数の演算処理装置で時間的に並列に処理
することができたり、一部の処理モジュールの編集・加
工が文書作成アプリケーションソフトまで立ち戻らなく
ても可能となる。
【0046】別の処理スケジューリングでは、処理モジ
ュールの処理時間を優先的に考える、処理の並列性を実
現する判断を加えた環境コンテンツ群/描画コンテンツ
群の生成方法や、編集・加工をしやすいように、例え
ば、イメージやフォントなどといった同じ画像の属性を
集めてなる環境コンテンツ群・描画コンテンツ群の生成
方法もある。
【0047】次にこの発明の第2の実施例について説明
する。この実施例は、第1の実施例に加え、描画プリミ
ティブ変換部27を設け描画プリミティブをラスタライ
ズ処理部10〜13に転送するようになっている。ここ
では、印刷処理システムの全体の説明は繰り返さず、印
刷情報前処理部8のみ説明する。
【0048】図13はこの実施例の印刷情報前処理部8
を示す。この図において図1と対応する箇所には対応す
る符号を付して詳細な説明を省略する。図13におい
て、処理スケジューリングしたファイルは、描画プリミ
ティブ変換部27に渡される。ここでは、複数の描画を
ひとまとめにしたファイルをコンパクトにする。例えば
様々な種類のファイルが入力されてもラスタライズ処理
しやすいよう共通の命令形態にする。
【0049】描画プリミティブへの変換は、いくつかの
レベルがある。いろいろなページ記述のフォーマットか
ら共通の抽象的なイメージング・オペレータに変換する
ことで、複数の処理形態を持たなくて済むため、共通の
イメージング処理を実現しやすい。この共通のイメージ
ングオペレータに渡す記述をHIS(Highleve
l−Imager−interface−Specif
ication)と呼ぶことにする。HISには二つの
タイプがある。一つはtype、二つ目はmethod
である。
【0050】typeは処理するモードを宣言したり、
手続きをセットする仕様であり、これは環境パラメータ
等を表現するものである。わかりやすい例として、紙の
サイズと方向に付いての記述を挙げる。「HIS:Sl
owleftFastUP、A4」は、プリンタに関し
ていえば、A4横に、イメージを生成することを指示し
ている。また、「HIS:SlowDownFastL
eft、A4」は、A4縦にイメージを生成することを
指示している。
【0051】methodは描画などの実行オペレータ
を表現するものである。例えば、色の表現を定義する機
能はどのようなページ記述にもある。「HIS:Col
orOperator,RGB」とすれば、描画プリミ
ティブとして色の定義がなされる。エラーが発生する
と、エラーコードが返される。実行するには、「HI
S:SetcolorTable,xx,xx,xx」
としてRGBの値が設定され、その値に基づいて処理さ
れる。
【0052】始点と終点とが同一である線の連続した記
述は図形に置き換えることができる。例えば、よく使わ
れる四角形は、4点の座標と、デバイスの解像度と、内
部をカラーで塗りつぶすかどうかを指定すればよい。こ
の場合、例えば「HIS:MaskBox、 aa,b
b,cc,dd,RES、Color」となる。
【0053】字句解析部で述べたはHISのtype
に変換され、OPI等の記述であるはHISのmet
hodで記述可能である。
【0054】一方、描画プリミティブには、より低いレ
ベルの定義もある。LIS(Lowlevel−Ima
ger−Interface−Specificati
on)である。これは一度にイメージング処理された中
間コードをインプットする仕様である。LISは、デバ
イスに依存する部分とデバイス独立の部分とからできて
いるが、デバイスに依存した記述の割合が多くなり、H
ISのtype形式が少なくなる。
【0055】色を例に挙げると、HISが幅広い色表現
が可能だったのに対し、LIS:toner,xxxと
なり、直接インクを指定できる。HISで例に挙げた四
角形の場合では、デバイスの解像度の計算が終わったも
のになる。ラインナンバー、フィルするエッジアドレ
ス、色が記述される。例えば、「LIS:MaskBo
xEdge、LNO,EE,FF,Toner」という
表現で一ラインごとに記述される。一般に一ラインに複
数のエッジが存在するので、そのときは「LIS:Ed
ge、LNO,EE,FF,Toner,FF,GG,
Toner...」となる。写真などのイメージが来る
場合は、「LIS:Sample、HH,II,XXX
XXXX(実際のデータ),YY(圧縮の方法)」とな
る。
【0056】一般的にカラー表現は白黒よりもデータ量
が増える。HIS、LISともコンパクトな表現を目指
しているが、とくに写真などのイメージのようなデータ
サイズが大きい場合、圧縮機能を付加、定義している。
【0057】描画プリミティブ変換部27は、HISま
たはLISかのレベルを選択する。スケジューリングさ
れたコンテンツと環境パラメータセットから、順にコマ
ンド・シーケンスを読み出し、変換テーブルを参照し、
コマンドに付随しているデータを加え、HISへと変換
する。LISへの変換はHISへ一度変換し、HISの
記述とそのデータからデバイスに関わる演算を行い、L
ISに変換する。
【0058】コマンドから一対一でHISに変換するフ
ローを図14に示す。図14において、例えば描画コン
テンツ群と環境コンテンツ群とが独立して処理可能な単
位として取り出され、コマンドシーケンス1、2、3、
・・・が順次処理される。まずコマンドシーケンス1が
読み出され、HIS参照テーブルの表引きからコマンド
シーケンス1をHIS:XXXに変換する。以上の表引
きが、後続のコマンドシーケンス時順次適用され、HI
S:YYY、HIS:AAA、HIS:CCC・・・を
得る。この描画プリミティブはラスタライズ処理部10
〜13に供給される。
【0059】この第2の実施例では、処理スケジューリ
ングしてから描画プリミティブ変換を行っているが、資
源従属性情報から、描画プリミティブ変換部27、処理
スケジューリング部26を経る方法もある。図15に示
す。資源従属性情報からツリーの葉についているコンテ
ンツは、葉から根への経路を見て、関連する環境コンテ
ンツを判断する。図15では、環境コンテンツ1と3、
描画コンテンツ1を例に挙げる。コンテンツの中のコマ
ンドを読み出し、必要な環境パラメータを1ないし3か
ら読み出し、その結果からHIS参照テーブルを引き、
描画プリミティブのHISを生成する。処理スケジュー
リングには葉の集まったレベルと、葉を一枚ごとにコン
テンツで分けるレベルの二つがある。一つの葉に付いて
いる一つ以上のコンテンツの中身すべて処理し、スケジ
ューリング結果とする。もう一つは、コンテンツごとに
処理スケジューリングが処理する。図14および図15
とも基本的には結果は同じHISが出力される。
【0060】図14のフローを採用するか、図15のフ
ローを採用するかは、ソースファイルの内容とその後の
プロセスに依存する。先に述べたが、処理スケジューリ
ングは目的によって方法が異なる。複数の演算処理装置
を使って、複数の処理モジュールを時間的に並列に処理
するときには、それぞれのコマンドシーケンスから処理
時間を推定計算するよりも描画プリミティブで変換され
た結果を用いた法が推定精度は上がる場合が多い。
【0061】編集加工の方法を示す。コンテンツ群や、
描画プリミティブに変換したファイルを読み出して、コ
ンテンツ群(a)や、描画プリミティブ(b)を直接に
変更することができる。図16に示すように、例えば、
コンテンツ群や描画プリミティブが文字形式で表現され
ていればテキストエディタを使って、コンテンツや描画
プリミティブを書き換える。例えば、色の指定を変更し
たいとき、その部分の文字と数字を入力し直す。簡便に
一部の変更が行えるので、文書作成装置に戻ってファイ
ルを作りなおす手間が不要であるというメリットがあ
る。
【0062】なお、この発明は上述の実施例に限定され
るものではない。ソースファイルはPSやIPだけでな
く、米国アップル社のQuickDrawや米国マイク
ロソフト社のGDI等に広く適用可能である。また印刷
情報の範囲は紙媒体に出力することに限定しているわけ
ではなく、高解像度ディスプレイなどにも適用可能であ
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ソースファイルを字句解析、構文解析した後、一連
のコマンド・シーケンスとしてまとめ、さらにこのコマ
ンドシーケンスを独立して処理される単位に統合し、そ
の単位でスケジューリングを行うようにしている。この
ため、独立処理の単位で自由にスケジューリングを行
え、処理効率を向上させることができる。独立処理の単
位は、描画および環境コマンドシーケンスを統合したレ
ベルであるので、きめ細やかなスケジューリングが可能
である。このようなスケジューリングは、とくに複数の
プロセッサで並行処理する場合に適している。また、1
つの独立処理単位に加えた変更が他の独立処理単位に及
ばないので、ソースファイルのレベルで変更を加えるこ
とが可能となる。また、画像要素の重なりを考慮して、
空間的な干渉性を加味してスケジューリングを行えば、
画像の完全性を損なうことなく、処理の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例の印刷処理システム
の全体的な構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施例の要部を説明するブロック図で
ある。
【図3】 第1の実施例の入力ソースファイルを説明す
る図である。
【図4】 第1の実施例のコマンドシーケンスおよびそ
の塊であるコンテンツを説明する図である。
【図5】 図2の文書構造解析部23の詳細を示す図で
ある。
【図6】 文書構造解析されたソースファイルを説明す
る図である。
【図7】 資源従属性解析結果を説明する図である。
【図8】 構造情報と資源従属性情報とを示すリストを
説明する図である。
【図9】 文書の空間的な干渉を説明する図である。
【図10】 描画コンテンツ間の空間的な干渉の関係を
グラフ表現で示す図である。
【図11】 描画コンテンツ間の空間的な干渉の関係を
テーブル表現で示す図である。
【図12】 第1の実施例のスケジューリングの例を説
明する図である。
【図13】 この発明の第2の実施例を説明するブロッ
ク図である。
【図14】 第2の実施例の描画プリミティブ変換部2
7の動作を説明する図である。
【図15】 第2の実施例の変形例を説明する図であ
る。
【図16】 ソースファイル・レベルでの修正を説明す
る図である。
【符号の説明】
1、1’、1’’ ホスト装置 2 印刷装置 5 印刷情報ファイル 6 印刷制御部 8 印刷情報前処理部 10、11、12、13 ラスタライズ処理部 15 プリンタ装置 21 字句解析部 22 構文解析手技 23 文書構造解析部 24 資源従属性解析部 25 空間干渉性解析部 26 処理スケジューリング部 27 描画プリミティブ変換部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルから印刷用の画素情報をえるためのラ
    スタライズ処理に先立って、上記ソースファイルをスキ
    ャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装置で
    あって、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源に基づいて、上記環境コンテンツおよび描画コンテ
    ンツを処理単位にまとめ、この処理単位毎に処理手順を
    設定する処理スケジューリング手段と、 上記処理スケジューリング手段で決定された処理手順で
    上記印刷情報コマンドを実行してラスタライズ処理を実
    行するラスタライズ処理手段と、 上記ラスタライズ処理手段の処理結果に応じて印刷を行
    う印刷手段とを有することを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルから印刷用の画素情報をえるためのラ
    スタライズ処理に先立って、上記ソースファイルをスキ
    ャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装置で
    あって、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析解析手
    段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源および上記依存性解析手段で判別された処理の順番
    に基づいて、上記環境コンテンツおよび描画コンテンツ
    の処理手順を設定する処理スケジューリング手段と、 上記処理スケジューリング手段で決定された処理手順で
    上記印刷情報コマンドを実行してラスタライズ処理を実
    行するラスタライズ処理手段と、 上記ラスタライズ処理手段の処理結果に応じて印刷を行
    う印刷手段とを有することを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルから印刷用の画素情報をえるためのラ
    スタライズ処理に先立って、上記ソースファイルをスキ
    ャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装置で
    あって、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析解析手
    段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源および上記依存性解析手段で判別された処理の順番
    に基づいて、上記環境コンテンツおよび描画コンテンツ
    の処理手順を設定する処理スケジューリング手段と、 上記スケジューリングされた上記環境コンテンツ中およ
    び上記描画コンテンツ中のコマンド・シーケンスを描画
    プリミティブに変換する変換手段と、 上記描画プリミティブを受け取ってラスタライズ処理を
    行うラスタライズ処理手段と、 上記ラスタライズ処理手段の処理結果に応じて印刷を行
    う印刷手段とを有することを特徴とする文書処理装置。
  4. 【請求項4】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルから印刷用の画素情報をえるためのラ
    スタライズ処理に先立って、上記ソースファイルをスキ
    ャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理装置で
    あって、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析解析手
    段と、 上記環境コンテンツ中および上記描画コンテンツ中のコ
    マンド・シーケンスを描画プリミティブに変換する変換
    手段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源および上記依存性解析手段で判別された処理の順番
    に基づいて、描画プリミティブの処理手順を設定する処
    理スケジューリング手段と、 上記処理スケジューリング手段で決定された処理手順で
    上記描画プリミティブを実行してラスタライズ処理を実
    行するラスタライズ処理手段と、 上記ラスタライズ処理手段の処理結果に応じて印刷を行
    う印刷手段とを有することを特徴を有することを特徴と
    する文書処理装置。
  5. 【請求項5】上記文書構造解析手段は描画コンテンツ中
    のコマンド・シーケンスを最適化する請求項1、2、3
    または4記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルを再構成するソースファイル再構成装
    置であって、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析解析手
    段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源および上記依存性解析手段で判別された処理の順番
    に基づいて、上記環境コンテンツおよび描画コンテンツ
    の処理手順を設定する処理スケジューリング手段とを有
    することを特徴とするソースファイル再構成装置。
  7. 【請求項7】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルから描画プリミティブのストリームを
    生成する描画プリミティブ生成装置において、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析解析手
    段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源および上記依存性解析手段で判別された処理の順番
    に基づいて、上記環境コンテンツおよび描画コンテンツ
    の処理手順を設定する処理スケジューリング手段と、 上記スケジューリングされた上記環境コンテンツ中およ
    び上記描画コンテンツ中のコマンド・シーケンスを描画
    プリミティブに変換する変換手段とを有することを特徴
    とする描画プリミティブ生成装置。
  8. 【請求項8】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述し
    たソースファイルから描画プリミティブのストリームを
    生成する描画プリミティブ生成装置において、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成する字句解析手段と、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成する構文解析手段と、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合する文書構造解析手段と、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定する資源従属性解析手段と、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別する依存性解析解析手
    段と、 上記環境コンテンツ中および上記描画コンテンツ中のコ
    マンド・シーケンスを描画プリミティブに変換する変換
    手段と、 上記資源従属性解析手段で決定されたラスタライズ処理
    資源および上記依存性解析手段で判別された処理の順番
    に基づいて、描画プリミティブの処理手順を設定する処
    理スケジューリング手段とを有することを特徴とする描
    画プリミティブ生成装置。
  9. 【請求項9】コンピュータで実行され、印刷情報を所定
    の印刷制御用言語で記述したソースファイルを再構成す
    るコンピュータ・プログラム製品において、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成するステップと、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成するステップと、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合するステップと、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定するステップと、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別するステップと、 上記描画コンテンツの実行に必要と決定されたラスタラ
    イズ処理資源および上記オーバーラップする複数の描画
    コンテンツに対して判別された処理の順番に基づいて、
    上記環境コンテンツおよび描画コンテンツの処理手順を
    設定するステップとを上記コンピュータに実行させるこ
    とを特徴とするコンピュータ・プログラム製品。
  10. 【請求項10】印刷情報を所定の印刷制御用言語で記述
    したソースファイルから印刷用の画素情報をえるための
    ラスタライズ処理に先立って、上記ソースファイルをス
    キャニングし、上記印刷情報を再構成する文書処理方法
    であって、 上記ソースファイルを字句解析して印刷情報コマンド・
    ストリームを生成するステップと、 上記印刷情報コマンド・ストリームを構文解析して、上
    記印刷言語の文法上意味のある塊をなすコマンド・シー
    ケンスを順次に生成するステップと、 上記コマンド・シーケンスのストリームを解析して、1
    または一連のコマンド・シーケンスを、描画環境を指定
    するコマンド・シーケンスからなる環境コンテンツまた
    は描画操作を指定するコマンド・シーケンスからなる描
    画コンテンツに、順次に統合するステップと、 上記環境コンテンツおよび描画コンテンツのストリーム
    を解析して上記描画コンテンツの実行に必要なラスタラ
    イズ処理資源を決定するステップと、 印刷ページ上で描画結果がオーバーラップする複数の描
    画コンテンツの処理の順番を判別するステップと、 上記描画コンテンツの実行に必要と決定されたラスタラ
    イズ処理資源および上記オーバーラップする複数の描画
    コンテンツに対して判別された処理の順番に基づいて、
    上記環境コンテンツおよび描画コンテンツの処理手順を
    設定するステップと、 上記決定された処理手順で上記印刷情報コマンドまたは
    対応する描画プリミティブを実行してラスタライズ処理
    を実行するステップと、 上記ラスタライズ処理の結果に応じて印刷を行うステッ
    プとを有することを特徴とする文書処理方法。
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