JPH0548786A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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Publication number
JPH0548786A
JPH0548786A JP3316493A JP31649391A JPH0548786A JP H0548786 A JPH0548786 A JP H0548786A JP 3316493 A JP3316493 A JP 3316493A JP 31649391 A JP31649391 A JP 31649391A JP H0548786 A JPH0548786 A JP H0548786A
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JP
Japan
Prior art keywords
laser scanning
image forming
digital image
forming apparatus
scanning unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3316493A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Tagawa
博敏 多川
Hiroyuki Deguchi
裕行 出口
Toru Taniguchi
亨 谷口
Hideyuki Tanaka
秀幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0548786A publication Critical patent/JPH0548786A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザスキャニングユニット(LSU)の下
方に配備されたプリンタ部に対するメンテナンス性を向
上させると共に,上記LSUの取り付け構造を感光体に
対して高精度に位置決めし得るようにすること。 【構成】 枠体43内の上方からLSU16,感光体ド
ラム18を備えたプリンタ部が配備される。この状態に
おいて,2本の棒状部材44,44が上記感光体ドラム
18の駆動軸芯と平行に且つ上記枠体43内の上記プリ
ンタ部の上方で水平方向に適宜距離離間して設けられ
る。これにより,上記感光体ドラム18と棒状部材44
とは高精度に位置決めされ得るようにその取付部の加工
を同時に行うことができる。そして,上記棒状部材4
4,44に位置決め載置される上記LSU16は,上記
感光体ドラム18に対しても高精度に位置決めされる。
また,振動による摩耗刷毛は係止部材に集中するので,
係止部材を交換することでレーザスキャニングユニット
は長期にわたって使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば複写機やファク
シミリ等に好適なデジタル画像形成装置に係り,詳しく
は,その筐体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデジタル画像形成装置で
は,例えば図17に示す如く,上部筐体1に備えられた
原稿台2上に原稿(不図示)が載置され,上記上部筐体
1内に配備されてスキャナ部3を構成するCCDライン
センサ(不図示)にて上記原稿を走査することによりそ
の画像が読み取られる。この場合,上記スキャナ部3は
上記上部筐体1内に配備されたモータ(不図示)にて駆
動される。上記のようにして読み取られた原稿画像のデ
ータは,上記上部筐体1を載置して支持する下部筐体4
内に配備されたレーザスキャニングユニット(LSU)
5に出力される。上記LSU5は,上記下部筐体4内の
枠体(不図示)にビス止め固定されたパネル6上に着脱
可能に載置されており,上記LSU5に入力された上記
原稿画像のデータに基づいて,該LSU5にて感光体ド
ラム7上に静電潜像が形成され,その後,図外の転写紙
上に上記原稿画像が転写される。この場合,上記感光体
ドラム7は,上記枠体内において上記パネル6の下面側
に配備されてプリンタ部8を構成しており,上記LSU
5等と共に,上記上部筐体1における駆動源とは別個に
上記下部筐体4内に配備された他のモータにより駆動さ
れる。そして,上記デジタル画像形成装置においては,
上記下部筐体4内におけるメンテナンス性を考慮して,
上記上部筐体1が上記下部筐体4に対して側方へ向けて
スライドし得るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
に構成された従来のデジタル画像形成装置においては,
前述の如く,LSU5を支持するパネル6の下方に感光
体ドラム7等を具備してなるプリンタ部8が配置されて
いることから,該プリンタ部8に対して例えばメンテナ
ンス等を施す場合には,上部筐体1をスライドさせた
後,上記LSU5及びパネル6等を取り外して上記プリ
ンタ部8の上方を開放しなければならず,その作業がき
わめて煩わしいという問題点があった。更に,LSU5
は,図外の枠体にビス止め固定された板金成形からなる
上記パネル6上に載置されていることから,上記感光体
ドラム7に対して十分な取付精度を確保し得ないという
問題点もあった。また,LSU5は振動が大きく取付部
位の摩耗が発生しやすく,LSU5を直接的にビス止め
するといった従来のLSU5の取付構造では,LSU5
側に摩耗が生じ,摩耗部をLSUごと取り換えねばらな
いといった問題点もあった。そこで,本発明の第1の目
的とするところは,プリンタ部に対するメンテナンス性
を向上させ得ると共に,感光体に対して高精度に位置決
めをもなし得るレーザスキャニングユニットの取付構造
を備えたデジタル画像形成装置を提供することである。
また第2の目的は上記のようなレーザスキャニングユニ
ットでその取付部に摩耗を生じた場合,摩耗部のみを取
り換えてレーザスキャニングユニットを長期にわたって
使用することのできるデジタル画像形成装置を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明が採用する第1の手段は,その要旨とすると
ころが,原稿台上に載置された原稿の画像をスキャナ部
で走査して読み取り,この原稿画像のデータに基づいて
枠体内に着脱可能に配備されたレーザスキャニングユニ
ットで同じく該枠体内の該レーザスキャニングユニット
の下方に配備されてプリンタ部を構成する感光体上に静
電潜像を形成するデジタル画像形成装置において,上記
レーザスキャニングユニットを,上記感光体の駆動軸芯
と平行に且つ上記枠体内の上記プリンタ部の上方で水平
方向に適宜離間して設けられた複数の棒状部材上に位置
決め載置した点に係るデジタル画像形成装置である。ま
た,上記第2の目的を達成するための第2の手段は,そ
の要旨とするところが,原稿台上に載置された原稿の画
像をスキャナ部で走査して読み取り,この原稿画像のデ
ータに基づいて枠体内に着脱可能に配備されたレーザス
キャニングユニットで同じく該枠体内の該レーザスキャ
ニングユニットの下方に配備されてプリンタ部を構成す
る感光体上に静電潜像を形成するデジタル画像形成装置
であって,上記レーザスキャニングユニットを,上記感
光体の駆動軸芯と平行に且つ上記枠体内の上記プリンタ
部の上方で水平方向に適宜離間して設けられた複数の棒
状部材上に位置決め載置したデジタル画像形成装置にお
いて,上記複数の棒状部材の所要箇所にネジ止め固定さ
れる係止部材によって上記レーザスキャニングユニット
を上記複数の棒状部材上に位置固定した点に係るデジタ
ル画像形成装置である。
【0005】
【作用】本発明の第1の手段に係るデジタル画像形成装
置においては,レーザスキャニングユニットを取り外す
のみで該レーザスキャニングユニットを支持していた棒
状部材の間に空間が形成され,この空間を通して例えば
作業者が手を差し入れることにより,上記レーザスキャ
ニングユニットの下方に位置するプリンタ部に対して容
易にメンテナンスを行なうことができる。そして,上記
棒状部材は,上記感光体の駆動軸芯と平行となるように
組み立てられることから,その取付部の加工と上記駆動
軸の取付部の加工とを同時に実施することができる。そ
の結果加工精度が向上され,精度良く加工された取付部
に取付けられた棒状部材にて位置決めされる上記レーザ
スキャニングユニットは,上記感光体に対して取付精度
が向上される。また,本発明の第2の手段に係るデジタ
ル画像形成装置においては,振動により取付け固定部に
磨耗が生じやすいレーザスキャンニングユニットを係止
部材を介して棒状部材に固定することにより,振動によ
る磨耗は係止部材に生じるので,磨耗が生じたときには
係止部材を交換するだけでよく,高価なレーザスキャン
ニングユニットを交換する不経済性が解消される。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係るデジタル画像形成装
置の平面図,図2は上記デジタル画像形成装置の正面
図,図3は上記デジタル画像形成装置の側面図,図4は
上記デジタル画像形成装置の内部の概略構成図,図5は
上記デジタル画像形成装置において上部筐体を開放した
状態での要部側面図,図6は図4におけるA矢視部の詳
細な構造を示す正断面図,図7は図4におけるA矢視部
に適用可能な他の実施例構造を示すものであって図6の
相当図,図8は図5におけるB矢視部の詳細な構造を示
す要部側面図,図9は上記デジタル画像形成装置におい
て上部筐体を開放する際の手順を示す説明図,図10は
図4におけるC矢視部の平面図,図11は図10におい
てレーザスキャニングユニットを取り除いた状態での平
面図,図12は図10に示す枠体の正面図,図13は図
11の要部拡大図,図14はLSUの固定状態を示す平
面図,図15は図14におけるD−D矢視断面図,図1
6は係止部材の斜視図である。この実施例に係るデジタ
ル画像形成装置では,図1〜図5に示す如く,上部筐体
11と下部筐体12とに分離され,上記上部筐体11
は,例えば自動原稿送り装置(ADF)13a を備えた
原稿台13及び走査読取部14を備えたスキャナ部15
等を具備している。また,上記下部筐体12は,その内
部に,レーザスキャニングユニット(LSU)16,帯
電部17,感光体ドラム18,現像部19,クリーニン
グ部20,給紙部21,転写ドラム22,搬送部23及
び定着部24等を具備している。そして,上記原稿台1
3上において,上記ADF13a にて原稿が所定位置ま
で給送されると,上記走査読取部14を構成するCCD
ラインセンサ25が上記上部筐体11内に設けられたモ
ータ26にて駆動され,上記原稿の画像が走査されて読
み取られる。上記のようにして読み取られた原稿画像の
データは,上記LSU16に向けて出力され,このデー
タに基づいて,上記帯電部17及び上記LSU16の作
用にて感光体ドラム18上に静電潜像が形成される。
【0007】上記感光体ドラム18上に形成された静電
潜像は,上記現像部19の作用にて可視像化され,上記
給紙部21から給送されて来た転写紙に転写ドラム22
上においてこの可視像化された原稿画像が転写される。
上記原稿画像が転写された転写紙は,上記搬送部23に
て上記定着部24へ搬送され,この定着部24にて上記
原稿画像が定着処理された後,機外へ排紙される。この
場合,上記帯電部17,感光体ドラム18,現像部1
9,クリーニング部20及び転写ドラム22等によりプ
リンタ部27が構成されている。そして,上記プリンタ
部27等は,上記上部筐体11内のモータ26等から独
立して上記下部筐体12内に別個に設けられた複数のモ
ータにより駆動される。そして,上記のようなデジタル
画像形成装置において,上記上部筐体11は,その背部
に設けられたヒンジ部28を中心として上記下部筐体1
2に対して上方へ向けて開放し得るように設けられてい
る。これにより,上記下部筐体12内のLSU16に対
してメンテナンス等を施す際,上記上部筐体11を単に
上方へ開放するのみで上記LSU16の上部を露出させ
ることができ,その作業効率は飛躍的に向上される。そ
して,この場合,上述の如く上部筐体11が上方へ開放
され得ることから,従来装置のような上部筐体を側方へ
向けてスライドさせるタイプのものに比べて比較的狭い
スペースにおいても当該デジタル画像形成装置を設置す
ることができる。また,上記下部筐体12上に上部筐体
11を載置した状態で当該デジタル画像形成装置を使用
する場合,上記上部筐体11,下部筐体12の各内部に
備えられたモータの駆動により発生する振動が相互に伝
達されないようにとの配慮から,上記上部筐体11と上
記下部筐体12との間に弾性部材29(図4,図6参
照)が介在されている。上記弾性部材29は,ビス30
にて取り付けられた固定金具31を具備し,上記上部筐
体11の下面側にビス32にて固定されている。そし
て,上記固定金具31がビス33にて上記下部筐体12
に離脱可能に固定され,該ビス33を取り外すことによ
り,上記上部筐体11は上記下部筐体12に対して上方
へ開放され得る状態となる。
【0008】図6に示すような弾性部材29の取付構造
に代えて,該弾性部材29を図7に示すような構造にて
取り付けるようにしても良い。即ち,図7に示す実施例
では,上記弾性部材29が予めナット34を具備し,ボ
ルト35にて上部筐体11の下面側に固定されている。
そして,下部筐体12上に上記上部筐体11が上記弾性
部材29を介して載置された状態において,上記ナット
34にボルト36を螺着させることにより,上記上部筐
体11と下部筐体12とが一体的に固定される。尚,上
記弾性部材29において,その制振効果を高めるために
は,この弾性部材29の材質として,例えば天然ゴム,
クロロプレンゴム,ブチルゴムあるいはアクリルニトリ
ルゴム等が好適である。そして,良好な制振効果を確保
しつつ,上記下部筐体12に対する上記上部筐体11の
位置決め効果も達成するためには,上記各ゴム材の硬度
として,例えば40度〜90度のものを用いるのが望ま
しい。上記下部筐体12に対する上記上部筐体11の載
置構造を上記したような構造とすることにより,各筐体
内のモータが駆動されることにより発生する振動は上記
弾性部材29にて減衰され,例えば画像読取時や画像形
成時において振動による悪影響が及ぼされるという不都
合はない。その結果,転写紙上において,高精度の原稿
画像を得ることができる。また,上記上部筐体11と下
部筐体12とは弾性部材29を介して相互に係脱可能に
ネジ部材にて固定されていることから,当該デジタル画
像形成装置を安定した状態で移動や輸送することができ
る。尚,上記図6,図7に示した実施例において,上部
筐体11,下部筐体12に対する弾性部材29の取付構
造を反対にし,上部筐体11を開放するに際しては,上
記上部筐体11と弾性部材29との間で係脱させるよう
にしても良い。
【0009】尚,上記のように下部筐体12上に上部筐
体11が弾性部材29を介して載置されて制振作用を生
じさせ得る状態において,上記上部筐体11と下部筐体
12とを単にピン及びそのピンに嵌合される支持孔より
なるヒンジ部を介して連結しても,このヒンジ部にて振
動が相互に伝達されることから,その制振作用は妨げら
れることとなる。また,この制振作用を当該ヒンジ部に
生じさせようとすると,このヒンジ部自体が比較的柔軟
な構造となって上記上部筐体11を確実な状態で支持す
ることができない。そこで,本実施例構造においては,
前記ヒンジ部28に対し,以下に示すような工夫がなさ
れている。即ち,上記ヒンジ部28では,図5,図8に
示す如く,上記上部筐体11の下面側に,平板にて略L
字形状に形成されたブラケット37が取り付けられてお
り,該ブラケット37の一端部側には,支持孔38が穿
設されている。そして,上記支持孔38には,上記下部
筐体12に取り付けられたピン39が遊嵌されている。
この場合,上記支持孔38は,上記ピン39の外径寸法
に対し,その幅方向(矢印40方向)に関しては,上記
下部筐体12上に弾性部材29を介して上記上部筐体1
1が載置された状態で,該上部筐体11と該下部筐体1
2との間で当該ヒンジ部28を介して相互に振動が伝達
されない程度の間隙を確保し得るような寸法に設定され
ている。また,その上下方向(矢印41方向)に関して
は,上記下部筐体12上に上記上部筐体11が載置され
た際の上記弾性部材29の弾性変形に伴う上記上部筐体
11の移動量より大きく,且つその状態で上記振動を伝
達し得ない程度以上の間隙を有し,上記上部筐体11を
開放する際にその開放動作に伴って,上記ピン39と支
持孔38とが当接(図9(B),(C)参照)して当該
ヒンジ部28にて上記上部筐体11の荷重を直接支持し
得るような長孔寸法に設定されている。上記のように構
成されたヒンジ部28においては,図9に示す如く,上
部筐体11が弾性部材29を介して下部筐体12上に載
置された状態(同図(A)参照)では,上記ピン39と
支持孔38とは非接触の状態となる。その結果,上記弾
性部材29による効果的な制振作用が当該ヒンジ部28
によって阻害されるという不都合は回避される。他方,
上記上部筐体11を持ち上げて上記ヒンジ部28を中心
として開放する場合,その開放動作に伴って上記ピン3
9と支持孔38とが当接するようになる(同図(B),
(C)参照)。その結果,上記上部筐体11の開閉時に
は,該上部筐体11が上記ヒンジ部28にて確実な状態
で支持されることとなる。
【0010】尚,上記実施例においては,上部筐体11
にブラケット37を取り付け,下部筐体12にピン39
を取り付けた場合を例に説明したが,上記ブラケット3
7とピン39とを逆に取り付けて当該ヒンジ部を構成す
るようにしてもよい。上記のように上部筐体11を支持
する下部筐体12の内部には,その両側部に沿って平行
に配置される2枚の側板42,42よりなる枠体43が
配設されている(図10,図11,図12参照)。上記
枠体43内部であって上記プリンタ部27の上方位置に
は,水平方向に適宜距離離間して2本の棒状部材44,
44が平行に取付けられている。この場合,上記棒状部
材44,44の軸芯と上記プリンタ部27を構成する感
光体ドラム18の駆動軸18a の軸芯とは平行であるこ
とから,上記側板42に対する上記棒状部材44及び駆
動軸18a の各取付部の加工を同時に行うことができ,
これによりその位置関係を高精度に仕上げることができ
る。上記棒状部材44の適宜位置には,位置決め用の嵌
合溝44a が刻設されており,該嵌合溝44a には,上
記LSU16の下面側に刻設された嵌合部16a が嵌合
されて,該棒状部材44上に上記LSU16が着脱可能
な状態で位置決め載置される。従って,上記実施例構造
においては,上記感光体ドラム18に対して上記LSU
16を極めて簡便且つ高精度に位置決めすることがで
き,精度の良い原稿画像を得ることができる。上記棒状
部材44上に載置されるLSU16を位置固定すべく各
棒状部材44の両端部に図13に示すように取付用ネジ
穴51と位置決め穴52がそれぞれ設けられている。棒
状部材44の所定位置にLSU16を位置決め載置し
て,図14及び図15に示すように係止部材55の一端
の係止片55a,55aでLSU16下辺のフランジ部
53を押さえ,該係止部材55を取付用ネジ穴51にボ
ルト54で固定することにより,LSU16は棒状部材
44上の所定位置に位置固定される。係止部材55は図
16に示すように形成されており,一端にLSU16の
フランジ部53を位置固定する係止片55a,55aが
形成されており,他端に上記位置決め穴52に挿入する
位置決め片55bと取付穴56が設けられている。上記
位置決め片55b を位置決め穴52と係合させてボルト
54で固定することにより,ボルト54をまわしても係
止部材55が共回りすることなく,係止部材55は正確
に位置決めされる。LSU16を棒状部材44に位置固
定するに際して,フランジ部53を直接上記取付用ネジ
穴51を利用して固定することもできるが,LSU16
は振動が大きいためネジ止め位置のフランジ部53の磨
耗が激しく,磨耗時にはLSU16全体を交換しなけれ
ばならない。通常上記棒状部材44及びフランジ部53
に適当な硬化処理がなされるのに対し,係止部材55は
特にそのような処理がなされず,あるいはプラスチック
材料等により構成されるので,上記のように係止部材5
5を介して位置固定することにより,LSU16の振動
による磨耗は係止部材55に生じるため,磨耗したとき
には係止部材55を交換するだけでよく,高価なLSU
16を交換することなく経済的である。また,メンテナ
ンス等においてLSU16を取り外すとき,固定用ボル
ト54全体を抜き出すことなく,係止部材55の位置決
め片55bが位置決め穴52から逸脱できるところまで
緩めるだけでよく,さすれば係止部材55はボルト54
を中心に回動させ得るので,係止片55aのフランジ部
53との係止が解けるところまで係止部材55を回動さ
せてLSU16を取り外すことができる。これによって
LSU16の取り外し,取り付けの作業を容易に行うこ
とができる。更に係止片55a は取付穴56の両側に一
対,垂直方向に形成されるので,剛性が高く,且つフラ
ンジ部53への荷重が均等に作用する。上記プリンタ部
27や搬送部23等に対して例えばメンテナンス等を施
す場合には,上部筐体11が開放された状態で上記LS
U16を取り外すのみで上記プリンタ部27や搬送部2
3等を外部から視認し得る状態とすることができ,上記
棒状部材44,44の間の空間から作業者が手を差し入
れることにより,極めて簡便にその作業を実施すること
ができる。
【0011】
【発明の効果】本出願の第1の発明は,上記したよう
に,原稿台上に載置された原稿の画像をスキャナ部で走
査して読み取り,この原稿画像のデータに基づいて枠体
内に着脱可能に配備されたレーザスキャニングユニット
で同じく該枠体内の該レーザスキャニングユニットの下
方に配備されてプリンタ部を構成する感光体上に静電潜
像を形成するデジタル画像形成装置において,上記レー
ザスキャニングユニットを,上記感光体の駆動軸芯と平
行に且つ上記枠体内の上記プリンタ部の上方で水平方向
に適宜離間して設けられた複数の棒状部材上に位置決め
載置したことを特徴とするデジタル画像形成装置であ
る。従って,第1の発明に係るデジタル画像形成装置に
おいては,レーザスキャニングユニットを感光体に対し
て高精度に位置決めすることができると共に,プリンタ
部に対するメンテナンス性をも向上させることができ
る。また,第2の発明によれば,振動により取付け固定
部に磨耗が生じやすいレーザスキャンニングユニットを
係止部材を介して棒状部材に固定することにより,振動
による磨耗は係止部材に生じるので,磨耗が生じたとき
には係止部材を交換するだけでよく,高価なレーザスキ
ャンニングユニットを交換する不経済性が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るデジタル画像形成装
置の平面図。
【図2】 上記デジタル画像形成装置の正面図。
【図3】 上記デジタル画像形成装置の側面図。
【図4】 上記デジタル画像形成装置の内部の概略構成
図。
【図5】 上記デジタル画像形成装置において上部筐体
を開放した状態での要部側面図。
【図6】 図4におけるA矢視部の詳細な構造を示す正
断面図。
【図7】 図4におけるA矢視部に適用可能な他の実施
例構造を示すものであって図6の相当図。
【図8】 図5におけるB矢視部の詳細な構造を示す要
部側面図。
【図9】 上記デジタル画像形成装置において上部筐体
を開放する際の手順を示す説明図。
【図10】 図4におけるC矢視部の平面図。
【図11】 図10においてレーザスキャニングユニッ
トを取り除いた状態での平面図。
【図12】 図10に示す枠体の正面図。
【図13】 図11の要部拡大図。
【図14】 レーザスキャニングユニットの固定状態を
示す平面図。
【図15】 図14におけるD−D矢視断面図。
【図16】 係止部材の斜視図。
【図17】 本発明の背景技術を説明するためのもので
あって従来のデジタル画像形成装置の概略構造を示す正
面図。
【符号の説明】
11…上部筐体 12…下部筐体 13…原稿台 14…走査読取部 15…スキャナ部 16…レーザスキャニングユニット(LSU) 16a …嵌合部 18…感光体ドラム 18a …駆動軸 25…CCDラインセンサ 26…モータ 27…プリンタ部 28…ヒンジ部 29…弾性部材 37…ブラケット 38…支持孔 39…ピン 42…側板 43…枠体 44…棒状部材 44a …嵌合溝 55…係止部材 55a …係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀幸 大阪市中央区玉造1丁目2番28号三田工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に載置された原稿の画像をスキ
    ャナ部で走査して読み取り,この原稿画像のデータに基
    づいて枠体内に着脱可能に配備されたレーザスキャニン
    グユニットで同じく該枠体内の該レーザスキャニングユ
    ニットの下方に配備されてプリンタ部を構成する感光体
    上に静電潜像を形成するデジタル画像形成装置におい
    て,上記レーザスキャニングユニットを,上記感光体の
    駆動軸芯と平行に且つ上記枠体内の上記プリンタ部の上
    方で水平方向に適宜離間して設けられた複数の棒状部材
    上に位置決め載置したことを特徴とするデジタル画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 原稿台上に載置された原稿の画像をスキ
    ャナ部で走査して読み取り,この原稿画像のデータに基
    づいて枠体内に着脱可能に配備されたレーザスキャニン
    グユニットで同じく該枠体内の該レーザスキャニングユ
    ニットの下方に配備されてプリンタ部を構成する感光体
    上に静電潜像を形成するデジタル画像形成装置であっ
    て,上記レーザスキャニングユニットを,上記感光体の
    駆動軸芯と平行に且つ上記枠体内の上記プリンタ部の上
    方で水平方向に適宜離間して設けられた複数の棒状部材
    上に位置決め載置したデジタル画像形成装置において, 上記複数の棒状部材の所定箇所にネジ止め固定される係
    止部材によって上記レーザスキャニングユニットを上記
    複数の棒状部材に位置固定したことを特徴とするデジタ
    ル画像形成装置。
JP3316493A 1991-03-08 1991-11-29 デジタル画像形成装置 Pending JPH0548786A (ja)

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JP4308291 1991-03-08

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JP3316493A Pending JPH0548786A (ja) 1991-03-08 1991-11-29 デジタル画像形成装置

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JP (1) JPH0548786A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63260952A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Kureha Chem Ind Co Ltd ポリアリ−レンチオエ−テル組成物
US7342600B2 (en) 2004-11-01 2008-03-11 Murata Machinery Ltd. Image forming device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63260952A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Kureha Chem Ind Co Ltd ポリアリ−レンチオエ−テル組成物
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