JPH0548785A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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JPH0548785A
JPH0548785A JP3316492A JP31649291A JPH0548785A JP H0548785 A JPH0548785 A JP H0548785A JP 3316492 A JP3316492 A JP 3316492A JP 31649291 A JP31649291 A JP 31649291A JP H0548785 A JPH0548785 A JP H0548785A
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housing
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forming apparatus
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Hirotoshi Tagawa
博敏 多川
Hiroyuki Deguchi
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部筐体の内部に配備されたレーザスキャニ
ングユニットに対するメンテナンス性の向上を図ると共
に,このメンテナンスの際に,上記レーザスキャニング
ユニットを覆うように配備された上部筐体を極めてコン
パクトな形態で上記下部筐体の上部から取り除き得るよ
うにして,比較的狭いスペースにおいても設置可能なデ
ジタル画像形成装置を提供すること。 【構成】 原稿台13やスキャナ部15を上部筐体11
に収容し,レーザスキャニングユニットを下部筐体12
の上部に収容する。そして,上記上部筐体11は,その
背部に設けられたヒンジ部28を中心として上記下部筐
体12に対して上方へ向けて開放される。開放動作に伴
って支柱53が摺動し,開放位置で支柱他端部がロック
され,上部筐体が確実に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば複写機やファク
シミリ等に好適なデジタル画像形成装置に係り,詳しく
は,その筐体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデジタル画像形成装置で
は,例えば図15に示す如く,上部筐体1に備えられた
原稿台2上に原稿(不図示)が載置され,上記上部筐体
1内に配備されてスキャナ部3を構成するCCDライン
センサ(不図示)にて上記原稿を走査することによりそ
の画像が読み取られる。この場合,上記スキャナ部3は
上記上部筐体1内に配備されたモータ(不図示)にて駆
動される。上記のようにして読み取られた原稿画像のデ
ータは,上記上部筐体1を載置して支持する下部筐体4
内に配備されたレーザスキャニングユニット(LSU)
5に出力される。上記LSU5は,上記下部筐体4内の
枠体(不図示)にビス止め固定されたパネル6上に着脱
可能に載置されており,上記LSU5に入力された上記
原稿画像のデータに基づいて,該LSU5にて感光体ド
ラム7上に静電潜像が形成され,その後,図外の転写紙
上に上記原稿画像が転写される。この場合,上記感光体
ドラム7は,上記枠体内において上記パネル6の下面側
に配備されてプリンタ部8を構成しており,上記LSU
5等と共に,上記上部筐体1における駆動源とは別個に
上記下部筐体4内に配備された他のモータにより駆動さ
れる。そして,上記デジタル画像形成装置においては,
上記下部筐体4内におけるメンテナンス性を考慮して,
上記上部筐体1が上記下部筐体4に対して側方へ向けて
スライドし得るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
に構成された従来のデジタル画像形成装置においては,
下部筐体4内の例えばLSU5に対してメンテナンス等
を施す場合,上述の如く,上記上部筐体1を上記下部筐
体4に対して側方へ向けてスライドさせる必要性のある
ことから,当該デジタル画像形成装置を設置する際に
は,上記上部筐体1のスライド分をも考慮した比較的広
いスペースを確保しなければならない。そこで,本発明
の第1の目的は,下部筐体内のレーザスキャニングユニ
ットに対してメンテナンス等を施す際に上部筐体をきわ
めてコンパクトな形態で上記下部筐体の上部から取り除
き得るようにして比較的狭いスペースにおいても設置可
能なデジタル画像形成装置を提供することである。上記
第1の目的を達成するために上部筐体を下部筐体に対し
て開放し得るようにした場合,開放された上部筐体を下
部筐体上で支持するための構造が重要となる。例えば上
部筐体を支えるためにオペレータが両手で操作しなけれ
ばならないといった手間のかかることでは同時に他の作
業を行う時に不都合であり,また開放された上部筐体が
オペレータとの接触といった簡単な動作で閉じてしまっ
たのでは,上下部筐体間にオペレータが挟まれてしまっ
て危険である。従って本発明の第2の目的は上部筐体の
支持が簡単且つ確実に行えると共に,堅固な支持状態を
維持することのできるデジタル画像形成装置を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために,本発明が採用する第1の発明は,その要旨と
するところが,原稿台上に載置された原稿の画像をスキ
ャナ部で走査して読み取り,この原稿画像のデータに基
づいて上記スキャナ部の下方に配備されたレーザスキャ
ニングユニットで感光体上に静電潜像を形成するデジタ
ル画像形成装置において,上記原稿台及び上記スキャナ
部を上部筐体に収容すると共に上記レーザスキャニング
ユニットを下部筐体に収容し,上記上部筐体をその背部
に設けられたヒンジ部を中心として上記下部筐体に対し
て上方へ向けて開放し得るようにした点に係るデジタル
画像形成装置である。また,上記第2の目的を達成する
ための第2の発明は,その要旨とするところが,原稿台
上に載置された原稿の画像をスキャナ部で走査して読み
取り,この原稿画像のデータに基づいて上記スキャナ部
の下方に配備されたレーザスキャニングユニットで感光
体上に静電潜像を形成するデジタル画像形成装置であっ
て,上記原稿台及び上記スキャナ部を上部筐体に収容す
ると共に上記レーザスキャニングユニットを下部筐体に
収容し,上記上部筐体をその背部に設けられたヒンジ部
を中心として上記下部筐体に対して上方へ向けて開放し
得るようにしたデジタル画像形成装置において,上記上
部筐体に一端部が回動自在に軸支された支柱と,上記下
部筐体に設けられた上記上部筐体が開放方向に移動され
るとき上記支柱の他端部を摺動自在に案内し上記上部筐
体の開放位置で上記支柱の他端部と係合してその摺動を
制限する凹部が形成された摺動溝を備えたガイドレール
と,上記支柱の上記他端部が上記摺動溝に沿って上記凹
部の方向へ摺動する方向に上記支柱を弾性的に付勢する
付勢手段とを具備した点に係るデジタル画像形成装置で
ある。
【0005】
【作用】第1の本発明に係るデジタル画像形成装置にお
いては,下部筐体内に収容されたレーザスキャニングユ
ニットに対して例えばメンテナンス等を施す際,原稿台
及びスキャナ部を収容した上部筐体が上記下部筐体に対
してその背部に設けられたヒンジ部を中心として上方へ
向けて開放される。従って,当該装置を設置する際に
は,その周囲に無駄なスペースをほとんど必要とせず,
その設置状態において上記レーザスキャニングユニット
に対してメンテナンス等を容易に施すことができる。ま
た,第2の発明に係るデジタル画像形成装置において
は,上記筐体が下部筐体に対してその背部に設けられた
ヒンジ部を中心として上方に開放されるとき,上部筐体
に一端部が軸支された支柱の他端部はガイドレールの摺
動溝を移動し上部筐体が開放位置に達したとき凹部に落
ち込んで摺動がロックされ,上部筐体は開放位置で支柱
により支持されるので,上部筐体を片手で持ち上げるだ
けで,下部筐体対して上部筐体が確実に支持される。上
記支柱は摺動溝に沿って凹部方向に付勢されているの
で,上部筐体を持ち上げる動作により移動して凹部で移
動ロックされた後も付勢力を受ける。従って,支柱に不
用意な外力が加わったときにも上部筐体の重量印加とも
合いまってロック位置から容易に逸脱せず,上部筐体を
開放位置に安定して支持することができる。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係るデジタル画像形成装
置の平面図,図2は上記デジタル画像形成装置の正面
図,図3は上記デジタル画像形成装置の側面図,図4は
上記デジタル画像形成装置の内部の概略構成図,図5は
上記デジタル画像形成装置において上部筐体を開放した
状態での要部側面図,図6は上記デジタル画像形成装置
において上記筐体を開放位置に支持する支持構造を示す
要部側面図,図7は図6における支持構造の要部構造を
示す部分構成図,図8は図4におけるA矢視部の詳細な
構造を示す正断面図,図9は図4におけるA矢視部に適
用可能な他の実施例構造を示すものであって図8の相当
図,図10は図5におけるB矢視部の詳細な構造を示す
要部側面図,図11は上記デジタル画像形成装置におい
て上部筐体を開放する際の手順を示す説明図,図12は
図4におけるC矢視部の平面図,図13は図12におい
てレーザスキャニングユニットを取り除いた状態での平
面図,図14は図12に示す枠体の正面図である。この
実施例に係るデジタル画像形成装置では,図1〜図6に
示す如く,上部筐体11と下部筐体12とに分離され,
上記上部筐体11は,例えば自動原稿送り装置(AD
F)13a を備えた原稿台13及び走査読取部14を備
えたスキャナ部15等を具備している。また,上記下部
筐体12は,その内部に,レーザスキャニングユニット
(LSU)16,帯電部17,感光体ドラム18,現像
部19,クリーニング部20,給紙部21,転写ドラム
22,搬送部23及び定着部24等を具備している。そ
して,上記原稿台13上において,上記ADF13a
て原稿が所定位置まで給送されると,上記走査読取部1
4を構成するCCDラインセンサ25が上記上部筐体1
1内に設けられたモータ26にて駆動され,上記原稿の
画像が走査されて読み取られる。
【0007】上記のようにして読み取られた原稿画像の
データは,上記LSU16に向けて出力され,このデー
タに基づいて,上記帯電部17及び上記LSU16の作
用にて感光体ドラム18上に静電潜像が形成される。上
記感光体ドラム18上に形成された静電潜像は,上記現
像部19の作用にて可視像化され,上記給紙部21から
給送されて来た転写紙に転写ドラム22上においてこの
可視像化された原稿画像が転写される。上記原稿画像が
転写された転写紙は,上記搬送部23にて上記定着部2
4へ搬送され,この定着部24にて上記原稿画像が定着
処理された後,機外へ排紙される。この場合,上記帯電
部17,感光体ドラム18,現像部19,クリーニング
部20及び転写ドラム22等によりプリンタ部27が構
成されている。そして,上記プリンタ部27等は,上記
上部筐体11内のモータ26等から独立して上記下部筐
体12内に別個に設けられた複数のモータにより駆動さ
れる。そして,上記のようなデジタル画像形成装置にお
いて,上記上部筐体11は,その背部に設けられたヒン
ジ部28を中心として上記下部筐体12に対して上方へ
向けて開放し得るように設けられている。これにより,
上記下部筐体12内のLSU16に対してメンテナンス
等を施す際,上記上部筐体11を単に上方へ開放するの
みで上記LSU16の上部を露出させることができ,そ
の作業効率は飛躍的に向上される。そして,この場合,
上述の如く上部筐体11が上方へ開放され得ることか
ら,従来装置のような上部筐体を側方へ向けてスライド
させるタイプのものに比べて比較的狭いスペースにおい
ても当該デジタル画像形成装置を設置することができ
る。
【0008】上部筐体11を下部筐体12に対して上方
に向けて開放したとき,上部筐体11を開放状態で支持
するため,図5に示すように上部筐体11と下部筐体1
2との間に支柱50が設けられている。支柱50はその
中間位置に屈曲自在の関節部50aを備え,両端部がそ
れぞれ上部筐体11と下部筐体12とに回動可能に軸支
されている。上部筐体11が下部筐体12上に載置され
た状態においては,支柱50は関節部50aから矢印5
1方向に屈曲して折り畳まれ,開放時には図5に示す位
置にロックされて上部筐体11を開放位置に支持する。
この上部筐体11を簡単な動作で確実に開放位置に支持
する上部筐体開放位置支持構造は,図6に示す実施態様
のように構成することもできる。図6において,上部筐
体11の下部に支柱53の一端を回動自在に軸支すると
共に,下部筐体12の上部に上記支柱53の他端部に設
けられた摺動軸55を摺動自在に支持する摺動溝54を
設けたガイドレール56を配すると,上部筐体11を開
放方向に移動させるとき,上記支柱53が上部筐体11
の移動に伴って引き上げられる動きに従って上記支柱5
3の他端部に設けた摺動軸55が摺動溝54に沿って摺
動移動する。上記摺動溝55の端部には,図7に拡大図
示するように下方に穿かれた凹部57が設けられてお
り,上部筐体11が開放位置まで移動したとき,支柱5
3の他端部に設けた摺動軸55が,この凹部57に落ち
込み摺動移動が停止される。上記構成において,支柱5
3を矢印58の方向に付勢するつる巻きバネ等の付勢手
段59を,例えば,支柱53の上部筐体11に対する軸
支位置に設けることにより,上部筐体11を開放方向に
移動させるとき,支柱53の他端部が摺動溝54に沿っ
て摺動させるべく手を添えて移動させる必要もなく,支
柱53の移動がスムーズに行われると共に,上部筐体1
1が開放位置に固定されたとき,凹部57に落ち込んだ
摺動軸55が支柱53が不用意に押されたときに凹部5
7から外れて上部筐体11の支持がなくなる事態も回避
される。従って,上部筐体11は開放位置に安定して固
定されるので,下部筐体12内のLSU16に対するメ
ンテナンス等を安心して施すことができる。上部筐体1
1を開放位置から元の位置(下部筐体12上への載置状
態)に戻すときには,上部筐体11をやや持ち上げるこ
とにより凹部57に落ち込んでいた摺動軸55は摺動溝
54の高さ位置に戻るので,支柱53を摺動溝54に押
し出すことにより支柱53は上部筐体11の下降ととも
に摺動軸55が摺動溝54に沿って摺動し,上部筐体1
1が下部筐体12上に載置されたとき,上部筐体11と
下部筐体12との間に格納される。また,上記下部筐体
12上に上部筐体11を載置した状態で当該デジタル画
像形成装置を使用する場合,上記上部筐体11,下部筐
体12の各内部に備えられたモータの駆動により発生す
る振動が相互に伝達されないようにとの配慮から,上記
上部筐体11と上記下部筐体12との間に弾性部材29
(図4,図8参照)が介在されている。
【0009】上記弾性部材29は,ビス30にて取り付
けられた固定金具31を具備し,上記上部筐体11の下
面側にビス32にて固定されている。そして,上記固定
金具31がビス33にて上記下部筐体12に離脱可能に
固定され,該ビス33を取り外すことにより,上記上部
筐体11は上記下部筐体12に対して上方へ開放され得
る状態となる。図8に示すような弾性部材29の取付構
造に代えて,該弾性部材29を図9に示すような構造に
て取り付けるようにしても良い。即ち,図9に示す実施
例では,上記弾性部材29が予めナット34を具備し,
ボルト35にて上部筐体11の下面側に固定されてい
る。そして,下部筐体12上に上記上部筐体11が上記
弾性部材29を介して載置された状態において,上記ナ
ット34にボルト36を螺着させることにより,上記上
部筐体11と下部筐体12とが一体的に固定される。
尚,上記弾性部材29において,その制振効果を高める
ためには,この弾性部材29の材質として,例えば天然
ゴム,クロロプレンゴム,ブチルゴムあるいはアクリル
ニトリルゴム等が好適である。そして,良好な制振効果
を確保しつつ,上記下部筐体12に対する上記上部筐体
11の位置決め効果も達成するためには,上記各ゴム材
の硬度として,例えば40度〜90度のものを用いるの
が望ましい。上記下部筐体12に対する上記上部筐体1
1の載置構造を上記したような構造とすることにより,
各筐体内のモータが駆動されることにより発生する振動
は上記弾性部材29にて減衰され,例えば画像読取時や
画像形成時において振動による悪影響が及ぼされるとい
う不都合はない。その結果,転写紙上において,高精度
の原稿画像を得ることができる。また,上記上部筐体1
1と下部筐体12とは弾性部材29を介して相互に係脱
可能にネジ部材にて固定されていることから,当該デジ
タル画像形成装置を安定した状態で移動や輸送すること
ができる。尚,上記図8,図9に示した実施例におい
て,上部筐体11,下部筐体12に対する弾性部材29
の取付構造を反対にし,上部筐体11を開放するに際し
ては,上記上部筐体11と弾性部材29との間で係脱さ
せるようにしても良い。
【0010】尚,上記のように下部筐体12上に上部筐
体11が弾性部材29を介して載置されて制振作用を生
じさせ得る状態において,上記上部筐体11と下部筐体
12とを単にピン及びそのピンに嵌合される支持孔より
なるヒンジ部を介して連結しても,このヒンジ部にて振
動が相互に伝達されることから,その制振作用は妨げら
れることとなる。また,この制振作用を当該ヒンジ部に
生じさせようとすると,このヒンジ部自体が比較的柔軟
な構造となって上記上部筐体11を確実な状態で支持す
ることができない。そこで,本実施例構造においては,
前記ヒンジ部28に対し,以下に示すような工夫がなさ
れている。即ち,上記ヒンジ部28では,図5,図10
に示す如く,上記上部筐体11の下面側に,平板にて略
L字形状に形成されたブラケット37が取り付けられて
おり,該ブラケット37の一端部側には,支持孔38が
穿設されている。そして,上記支持孔38には,上記下
部筐体12に取り付けられたピン39が遊嵌されてい
る。この場合,上記支持孔38は,上記ピン39の外径
寸法に対し,その幅方向(矢印40方向)に関しては,
上記下部筐体12上に弾性部材29を介して上記上部筐
体11が載置された状態で,該上部筐体11と該下部筐
体12との間で当該ヒンジ部28を介して相互に振動が
伝達されない程度の間隙を確保し得るような寸法に設定
されている。また,その上下方向(矢印41方向)に関
しては,上記下部筐体12上に上記上部筐体11が載置
された際の上記弾性部材29の弾性変形に伴う上記上部
筐体11の移動量より大きく,且つその状態で上記振動
を伝達し得ない程度以上の間隙を有し,上記上部筐体1
1を開放する際にその開放動作に伴って,上記ピン39
と支持孔38とが当接(図11(B),(C)参照)し
て当該ヒンジ部28にて上記上部筐体11の荷重を直接
支持し得るような長孔寸法に設定されている。
【0011】上記のように構成されたヒンジ部28にお
いては,図11に示す如く,上部筐体11が弾性部材2
9を介して下部筐体12上に載置された状態(同図
(A)参照)では,上記ピン39と支持孔38とは非接
触の状態となる。その結果,上記弾性部材29による効
果的な制振作用が当該ヒンジ部28によって阻害される
という不都合は回避される。他方,上記上部筐体11を
持ち上げて上記ヒンジ部28を中心として開放する場
合,その開放動作に伴って上記ピン39と支持孔38と
が当接するようになる(同図(B),(C)参照)。そ
の結果,上記上部筐体11の開閉時には,該上部筐体1
1が上記ヒンジ部28にて確実な状態で支持されること
となる。尚,上記実施例においては,上部筐体11にブ
ラケット37を取り付け,下部筐体12にピン39を取
り付けた場合を例に説明したが,上記ブラケット37と
ピン39とを逆に取り付けて当該ヒンジ部を構成するよ
うにしてもよい。上記のように上部筐体11を支持する
下部筐体12の内部には,その両側部に沿って平行に配
置される2枚の側板42,42よりなる枠体43が配設
されている(図12,図13,図14参照)。上記枠体
43内部であって上記プリンタ部27の上方位置には,
水平方向に適宜距離離間して2本の棒状部材44,44
が平行に取付けられている。この場合,上記棒状部材4
4,44の軸芯と上記プリンタ部27を構成する感光体
ドラム18の駆動軸18a の軸芯とは平行であることか
ら,上記側板42に対する上記棒状部材44及び駆動軸
18a の各取付部の加工を同時に行うことができ,これ
によりその位置関係を高精度に仕上げることができる。
上記棒状部材44の適宜位置には,位置決め用の嵌合溝
44a が刻設されており,該嵌合溝44a には,上記L
SU16の下面側に刻設された嵌合部16a が嵌合され
て,該棒状部材44上に上記LSU16が着脱可能な状
態で位置決め載置される。従って,上記実施例構造にお
いては,上記感光体ドラム18に対して上記LSU16
を極めて簡便且つ高精度に位置決めすることができ,精
度の良い原稿画像を得ることができる。更に,上記プリ
ンタ部27や搬送部23等に対して例えばメンテナンス
等を施す場合には,上部筐体11が開放された状態で上
記LSU16を取り外すのみで上記プリンタ部27や搬
送部23等を外部から視認し得る状態とすることがで
き,上記棒状部材44,44の間の空間から作業者が手
を差し入れることにより,極めて簡便にその作業を実施
することができる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明の通り本出願に係る第1の発
明によれば,下部筐体内に収容されたレーザスキャニン
グユニットに対してメンテナンス等を施す際,上部筐体
が下部筐体に対してその背部に設けられたヒンジ部を中
心として上方に向けて開放されるので,レーザスキャニ
ングユニットを視認し得る状態となりメンテナンス等を
容易に実施することができる。また,第2の発明によれ
ば,下部筐体上から上部筐体を上方に向けて開放し,開
放位置で支持する支柱は,上部筐体を持ち上げる動作に
伴って摺動移動し上部筐体が開放位置に達したとき,支
柱は凹部に落ち込みロックされる。従って,上部筐体が
開放された状態でメンテナンス等の作業中に不用意に支
柱に触れたようなときにも、その支持ロックは支柱を凹
部方向に付勢する付勢力により安定して支持状態が保た
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るデジタル画像形成装
置の平面図。
【図2】 上記デジタル画像形成装置の正面図。
【図3】 上記デジタル画像形成装置の側面図。
【図4】 上記デジタル画像形成装置の内部の概略構成
図。
【図5】 上記デジタル画像形成装置において上部筐体
を開放した状態での要部側面図。
【図6】 上記デジタル画像形成装置において上部筐体
を開放位置に支持する支持構造を示す要部側面図。
【図7】 図6における支持構造の要部構造を示す部分
構成図。
【図8】 図4におけるA矢視部の詳細な構造を示す正
断面図。
【図9】 図4におけるA矢視部に適用可能な他の実施
例構造を示すものであって図8の相当図。
【図10】 図5におけるB矢視部の詳細な構造を示す
要部側面図。
【図11】 上記デジタル画像形成装置において上部筐
体を開放する際の手順を示す説明図。
【図12】 図4におけるC矢視部の平面図。
【図13】 図12においてレーザスキャニングユニッ
トを取り除いた状態での平面図。
【図14】 図12に示す枠体の正面図。
【図15】 本発明の背景技術を説明するためのもので
あって従来のデジタル画像形成装置の概略構造を示す正
面図。
【符号の説明】 11…上部筐体 12…下部筐体 13…原稿台 14…走査読取部 15…スキャナ部 16…レーザスキャニングユニット(LSU) 16a …嵌合部 18…感光体ドラム 18a …駆動軸 25…CCDラインセンサ 26…モータ 27…プリンタ部 28…ヒンジ部 29…弾性部材 37…ブラケット 38…支持孔 39…ピン 42…側板 43…枠体 44…棒状部材 44a …嵌合溝 53…支柱 54…摺動溝 57…凹部 59…付勢手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に載置された原稿の画像をスキ
    ャナ部で走査して読み取り,この原稿画像のデータに基
    づいて上記スキャナ部の下方に配備されたレーザスキャ
    ニングユニットで感光体上に静電潜像を形成するデジタ
    ル画像形成装置において,上記原稿台及び上記スキャナ
    部を上部筐体に収容すると共に上記レーザスキャニング
    ユニットを下部筐体に収容し,上記上部筐体をその背部
    に設けられたヒンジ部を中心として上記下部筐体に対し
    て上方へ向けて開放し得るようにしたことを特徴とする
    デジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿台上に載置された原稿の画像をスキ
    ャナ部で走査して読み取り,この原稿画像のデータに基
    づいて上記スキャナ部の下方に配備されたレーザスキャ
    ニングユニットで感光体上に静電潜像を形成するデジタ
    ル画像形成装置であって,上記原稿台及び上記スキャナ
    部を上部筐体に収容すると共に上記レーザスキャニング
    ユニットを下部筐体に収容し,上記上部筐体をその背部
    に設けられたヒンジ部を中心として上記下部筐体に対し
    て上方へ向けて開放し得るようにしたデジタル画像形成
    装置において, 上記上部筐体に一端部が回動自在に軸支された支柱と,
    上記下部筐体に設けられた上記上部筐体が開放方向に移
    動されるとき上記支柱の他端部を摺動自在に案内し上記
    上部筐体の開放位置で上記支柱の他端部と係合してその
    摺動を制限する凹部が形成された摺動溝を備えたガイド
    レールと,上記支柱の上記他端部が上記摺動溝に沿って
    上記凹部の方向へ摺動する方向に上記支柱を弾性的に付
    勢する付勢手段とを具備したことを特徴とするデジタル
    画像形成装置。
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