JPH0548665A - 周波数オフセツト補正方法 - Google Patents

周波数オフセツト補正方法

Info

Publication number
JPH0548665A
JPH0548665A JP20168791A JP20168791A JPH0548665A JP H0548665 A JPH0548665 A JP H0548665A JP 20168791 A JP20168791 A JP 20168791A JP 20168791 A JP20168791 A JP 20168791A JP H0548665 A JPH0548665 A JP H0548665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
frequency offset
angle
angle information
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20168791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Yamamoto
裕理 山本
Hiroshi Onishi
博 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20168791A priority Critical patent/JPH0548665A/ja
Publication of JPH0548665A publication Critical patent/JPH0548665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル角度変調された受信変調波と復調
器の基準発信源とに周波数オフセットが存在するときに
簡便な方法でオフセットを補正する。 【構成】 ディジタル受信入力波101を位相復調する
非同期型直交検波器110、および位相−角度変換器1
11からなる復調器11から一定時間間隔ごとに出力さ
れる位相角情報102を用いて、位相平面上でN逓倍1
17したのち、1シンボルタイミング遅延させた位相角
情報と現在の位相角情報との差分118をとり、N分の
一(119)し平均化120して角度補正113により
周波数オフセットによる位相回転を補正し、正しくデー
タ判定114を行うことで、一定時間間隔ごとに位相平
面上のN等分等角度間隔に位置するようなディジタル変
調波を復調する場合にこの性質を利用すると位相平面上
で1シンボル又は1ビットごとの位相角をN逓倍するこ
とにより、これらの点は1点に縮退する。よって周波数
オフセットによる位相角オフセットが存在すればそのオ
フセット量もその1点からの角度の1/Nで推定可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル通信分野、特
にディジタル変復調に関するもので、ディジタル角度変
調された変調波を受信し復調する際に周波数オフセット
が存在する場合そのオフセット量を推定する周波数オフ
セット補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル通信分野における研究
は実用化に伴い活発化してきている。特に小型化、低消
費電力化については注力されてきている。
【0003】以下、従来の周波数オフセット補正方法に
ついて説明する。図5は従来の周波数オフセット補正の
方法を示すものである。図5において、201は受信入
力IF信号、210はN逓倍器、215はN分周器、2
11、213、218はBPF、212、217、22
1はミキサ、214はリミタ、216、222はLP
F、217、220は移相器、223は局部発信源、2
24は復調器、202、203は検波I,Qベースバン
ド信号である。
【0004】以上のように構成された周波数オフセット
方式について、以下にその動作について説明する。ま
ず、ディジタル角度変調IF信号201はN逓倍され変
調成分を取り除かれ、局部発信源223により2ndI
Fへ周波数変換され2ndIFBPF213を通った信
号のち通る前の信号とミキサ221で比較される。もし
フィルタの中心周波数から周波数オフセットによりずれ
が生じている場合は比較信号にその影響が反映され局発
源223の制御電圧をずれと反対方向に制御するように
動作する。BPFを通った後2ndIF信号は、N分周
され再び局発源23により周波数変換され無変調のIF
信号すなわち再生搬送波信号となり、復調器224にて
変調信号201を検波する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、N逓倍および周波数オフセットの補正を
IF帯で行っており装置の複雑さから小型化・ディジタ
ル化という面では不利である。またオフセット推定特性
が2ndIFのBPFの特性に左右されるので経年変化
に弱いという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、搬送波再生を用いることなくベースバンド帯でN
逓倍を行い周波数オフセット量の推定を簡便な方法で提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、非同期の直交検波後のベースバンドI,Q
信号より入力変調波の内部局発源に対する位相を位相平
面上の絶対角度で表現しこの信号をもとに位相平面上で
N倍して変調成分を取り除くとともに周波数オフセット
に起因する位相回転角の推定を行いこの推定量をもとに
角度補正を行いデータ判定する構成を有している。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、搬送波再生回路を
用いない、すなわち非同期の局発源により検波されたデ
ィジタル角度変調ベースバンドI,Q信号の位相平面上
の絶対角度を用いることで、N逓倍を単に角度のN倍と
して計算し変調成分を取り除くことで復調信号をある一
点に縮退させその中に周波数オフセットによる位相回転
が含まれている場合にはオフセット量の推定をある一点
からの角度量の変化とみなしある区間にわたって平均し
角度補正量を計算し周波数オフセットの影響を取り除く
ことが可能である。以上のような方法を用いると計算は
すべて角度量の計算として扱うことが可能であり、ディ
ジタル演算回路で実現可能である。すなわち小型化、デ
ィジタル化という点で有利であるといえる。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における周波数オ
フセット補正方法を実現する装置のブロック結線図であ
る。
【0011】図1において、101はディジタル角度変
調受信入力信号、11は非同期直交復調器110、位相
−角度変換器111、タイミング抽出器112からなる
非同期直交検波部、102は検波後ベースバンド信号位
相角信号、12はN逓倍器115、2πを法とする剰余
計算器116、1シンボルタイミング遅延器117、差
分器118、N分の1器119、平均化回路120から
なる周波数オフセット量推定部、113は位相角補正回
路、114はデータ判定器である。
【0012】以上のように構成された装置の周波数オフ
セット補正方法について、図2に示す位相平面上の点を
用いてその動作を説明する。
【0013】まず、簡単のためQPSKを例にして説明
を行う。ある適当なシンボルタイミングでベースバンド
I,Q信号を打ち抜くと理想的にはつねに位相平面上の
ある円周上の4点に位置する。いま復調器の局発源と受
信波の位相が一致していたとすると図2(a)のように
位相平面上の座標軸上に位相点が存在する。この位相点
をN倍(ここでは4倍)すると(b)のように1点に集
まる。また局発源の位相がずれている場合を考えると図
2(c)のように座標軸に対してθだけ回転した座標軸
上の4点に位相点が存在する。これを4倍すると(d)
のように4θだけ回転した位置に集まる。さていま
(a)の場合を考えると周波数オフセットのない場合に
は(a)の位置から動くことはないが、周波数オフセッ
トによる位相回転が1シンボルタイミング時間にαだけ
存在したとすると、(e)のように現在の位相点(〇)
の次のシンボルタイミングにはαだけ回転した座標軸上
の4点(×)に位置することになる。よってこれらの位
相点を4倍すると(f)のように4αだけ回転した位置
に集まる。図2(c)の場合も同様に(g)に示すよう
に座標軸が4θだけ回転しているのを除くと同様の結果
(h)が得られる。そこでシンボルタイミングごとに差
分演算を行ってその結果を4分の1すると周波数オフセ
ットによる位相回転量が推定できる。ここで位相の回転
方向を正しく推定するためには図2(f)(h)におい
て4αの絶対値がπ未満であることが必要である。また
雑音の影響を考慮するとある区間の平均をとる必要があ
る。
【0014】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0015】図3は本発明の一実施例における周波数オ
フセット補正方法を実現する装置のブロック結線図であ
る。
【0016】図3においては、ほぼ図1と同じ構成とな
っており、図1の構成と唯一異なるのは、周波数オフセ
ット推定部12において、N倍して2πの剰余を求めた
結果の差分(118)をとるところで、遅延していない
比較量にオフセットを加えているオフセット加算器31
0が追加されている点である。
【0017】上記のように構成された周波数オフセット
補正方法について、以下その動作を説明する。上記のよ
うに第一の実施例の説明とほぼ同様の動作を行うので詳
細を再び述べることはしないが、この構成を適用するの
は以下のような場合である。
【0018】図4(a)は一般的なQPSK変調の位相
点図である。この位相点と同様な配置をとるものに
(b)のようなものがある。これは、一シンボルタイミ
ングごとに(○)(×)を交互にとるもので π/2シ
フトBPSKと呼ばれるものである。この変調方式を用
いる場合には先に図2(e)において示したところの位
相回転αに相当する、変調方式に起因する一定の位相回
転が加わっているとみなすことができる。すると本来な
らば図4(a)の場合N倍は4倍でなければならないが
(b)の関係より2倍で良いことになる。それは現在の
位相点(○)と1シンボルタイミング後の位相点(×)
のをそれぞれ2倍すると(e)のように(○)は0に、
(×)はπに位置することとなる。
【0019】すなわち(×)からπを差し引く(オフセ
ットする)と(f)のように0の一点に集まるからであ
る。同様に8PSK(c)とπ/4シフトQPSK
(d)の関係も8PSKの場合は8倍が必要であるのに
対し、π/4シフトQPSKの場合は4倍で良いことに
なる。この方法のメリットは位相回転量の推定範囲が拡
大することにある。すなわち位相平面上でN倍を行うと
回転量もN倍となり、回転方向を正しく判定するために
はNαの絶対値がπ未満という制約があるが、Nが半減
することで推定範囲は2倍に拡大するからである。
【0020】また別の言い方をすれば送信側で信号点の
遷移に拘束を設けるような変調方式(たとえば符号化変
調方式)を用いる場合にはその規則性に応じて、N倍と
オフセット加算量を適当に選択することで周波数オフセ
ット推定範囲を拡大できる可能性がある。
【0021】以上のように、オフセット加算器310を
設けることにより、位相点が多数存在する場合にもその
規則性を利用すると周波数オフセット量推定範囲を拡大
することが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、非同期の直交検
波後のベースバンドI,Q信号より入力変調波の内部局
発源に対する位相を位相平面上の絶対角度で表現しこの
信号をもとに位相平面上でN倍して変調成分を取り除く
とともに周波数オフセットに起因する位相回転角の推定
を行いこの推定量をもとに角度補正を行うことで、搬送
波再生回路を用いることなく、N逓倍を単に角度のN倍
として計算し変調成分を取り除くことで復調信号をある
一点に縮退させその中に周波数オフセットによる位相回
転が含まれている場合にはオフセット量の推定をある一
点からの角度量の変化とみなしある区間にわたって平均
し角度補正量を計算し周波数オフセットの影響を取り除
くことが可能である。以上のような方法を用いると計算
はすべて角度量の計算として扱うことが可能であり、デ
ィジタル演算回路で実現可能である。すなわち小型化、
ディジタル化の面で有利な優れた周波数オフセット補正
方法を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における周波数オフセッ
ト補正方法を実現する装置のブロック結線図
【図2】同装置におけるQPSKの位相点を4倍すると
きの概念図
【図3】本発明の第2の実施例における周波数オフセッ
ト補正方法を実現する装置のブロック結線図
【図4】同装置におけるBPSK、及びQPSKの概念
【図5】従来の周波数オフセット補正方法を実現する装
置のブロック結線図
【符号の説明】
11 非同期直交検波部 12 周波数オフセット量推定部 101 受信入力信号 102 検波信号位相角情報信号 103 判定データ 110 非同期直交復調器 111 位相−角度変換器 112 タイミング抽出器 113 角度補正器 114 データ判定器 115 N倍器 116 2πの剰余計算器 117 遅延器 118 差分器 119 N分の1器 120 平均化器 310 オフセット量加算器 201 入力IF信号 202、203 ベースバンドI,Q信号 204 再生搬送波 210 N逓倍器 211、213、218 BPF 212、217、221 ミキサ 214 リミタ 215 N分周器 216、222 LPF 219、220 移相器 223 VCO 224 直交復調器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル角度変調された受信入力信号
    からシンボル間隔で位相角度情報として取り出されたデ
    ータを入力とし、前記位相角度情報を位相平面上でN逓
    倍する手段と、前記N逓倍された角度情報を1シンボル
    タイミング遅延させる手段と、前記遅延された角度情報
    と遅延させる前の角度情報との差分を検出する手段と、
    前記検出された差分をN分の一する手段と、前記N分の
    一された差分をある区間にわたって平均化する手段と、
    前記平均化された差分情報を用いて前記角度情報を修正
    する手段とを備える周波数オフセット補正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差分をとる手段の片方の
    入力である遅延させないN逓倍された角度情報に、一定
    のオフセットを加える手段を具備する請求項1記載の周
    波数オフセット補正方法。
JP20168791A 1991-08-12 1991-08-12 周波数オフセツト補正方法 Pending JPH0548665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20168791A JPH0548665A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 周波数オフセツト補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20168791A JPH0548665A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 周波数オフセツト補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0548665A true JPH0548665A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16445242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20168791A Pending JPH0548665A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 周波数オフセツト補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0548665A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131511A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Fujitsu Ltd 受信同期制御装置、受信同期制御方法およびそのためのプログラム
JP2019083442A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 Necネットワーク・センサ株式会社 周波数補正器、復調回路、無線機、および周波数補正方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131511A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Fujitsu Ltd 受信同期制御装置、受信同期制御方法およびそのためのプログラム
JP2019083442A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 Necネットワーク・センサ株式会社 周波数補正器、復調回路、無線機、および周波数補正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1172982B1 (en) Carrier recovery in a multicarrier receiver
CN102598615B (zh) 准相干检波方式的载波恢复电路以及解调电路
JP2002511711A (ja) 多重搬送波復調システムにおいて精細な周波数同期を行うための方法および装置
JPH0787149A (ja) 復調装置
JP2004214963A (ja) Ofdm復調装置
US6731698B1 (en) Quadrature demodulation circuit capable for canceling offset
US6603821B1 (en) Wireless communication terminal capable of correctly specifying position of burst and having small frequency error of recovered carrier
JP3466422B2 (ja) 受信装置
JP2008530951A (ja) 予め符号化された部分応答信号用の復調器および受信器
US6940923B2 (en) Demodulating device, broadcasting system, and semiconductor device
CA2180905C (en) Digital demodulator
EP1931098A2 (en) Setting the gain of a loop filter used for carrier synchronization in a receiver according to the type of quadrature modulation received
JPH09153920A (ja) デジタル復調器
JPH0548665A (ja) 周波数オフセツト補正方法
JPH11331291A (ja) 自動利得制御方法および自動利得制御を備えた復調装置
JP3498600B2 (ja) キャリア位相推定装置とキャリア位相推定装置を用いた復調器
JP3148090B2 (ja) Ofdm信号同期復調器
JP3726856B2 (ja) 受信装置および受信方法
JP3090137B2 (ja) 直交周波数分割多重復調装置、及び直交周波数分割多重復調におけるシンボルの位相誤差の補正方法
JP2910695B2 (ja) コスタスループ搬送波再生回路
JPH07183925A (ja) 周波数オフセット補正装置
WO2001008368A1 (fr) Appareil de detection de decalage de frequence
JPH1098500A (ja) 自動周波数制御方法及び回路
JP3185725B2 (ja) 搬送波再生回路
JPH06237277A (ja) Psk搬送波信号再生装置