JPH0548408A - デジタル入力回路 - Google Patents

デジタル入力回路

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JPH0548408A
JPH0548408A JP3202806A JP20280691A JPH0548408A JP H0548408 A JPH0548408 A JP H0548408A JP 3202806 A JP3202806 A JP 3202806A JP 20280691 A JP20280691 A JP 20280691A JP H0548408 A JPH0548408 A JP H0548408A
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output
filter
clock
circuit
signal
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JP3202806A
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Inventor
Hideo Asakawa
日出男 浅川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号の信号幅から自動的にそれに対応した
適切なクロックが選択できるようにする一方、入力信号
の信号幅を有接点などで切り換えたときのチャタリング
があっても、フィルタクロックの周波数の選択を正確に
する。 【構成】図3のフィルタ回路の2個を直列に接続する。
一方のフィルタ回路20は高速フィルタクロックCK1
に、他方のフィルタ回路22は低速フィルタクロックC
K2に、それぞれ、応答動作させる。また、高速の入力
信号に係る第1フィルタ回路20からの出力信号を第1
カウンタ26でカウントし、そのカウント値を有効信号
として出力し、チャタリングを含む入力信号については
第2カウンタ28でサンプリング時間を設定して該チャ
タリングを除去してのち有効信号として出力し、かつ、
低速の入力信号については第2フィルタ回路22から得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号を縦続接続構
成の複数個のフリップフロップに入力するとともに、該
フリップフロップ内においてフィルタクロックに応答し
て順次反転してシフトしていき、各フリップフロップの
出力を論理積することにより出力信号を得るようにした
デジタル入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例のデジタル入力回路を示
し、図4は図3のデジタル入力回路の動作説明に供する
タイミングチャートである。このデジタル入力回路2
は、フィルタ回路4と、クロック制御回路6とから構成
されている。フィルタ回路4は、入力信号inの入力端
子8と、出力信号outの出力端子10との間に接続さ
れており、シフトレジスタ4ー1、ノイズ除去回路4ー
2、ANDゲートG1,G5およびRSタイプのフリッ
プフロップFF5からなる。
【0003】シフトレジスタ4ー1は、Dタイプのフリ
ップフロップFF1〜FF4の4段構成で直列入力並列
出力形に縦続接続されて構成されているとともに、各フ
リップフロップFF1〜FF4それぞれの出力端子Q
は、ANDゲートG1の各入力部に、また、それぞれの
出力端子Q′は、ANDゲートG5の各入力部に、それ
ぞれ、接続されて構成されている。ノイズ除去回路8
は、NANDゲートG2、ANDゲートG3、およびイ
ンバータG4で構成されており、NANDゲートG2の
各入力部には、フリップフロップFF2の出力端子Q′
と、フリップフロップFF3の出力端子Qとが、それぞ
れ、接続されており、ANDゲートG3の各入力部に
は、NANDゲートG2の出力部と、インバータG4の
出力部とが、それぞれ、接続され、インバータG4の入
力部は入力信号inの入力端子8に接続されている。
【0004】このようなデジタル入力回路2にあって
は、フリップフロップFF1〜FF4それぞれのクロッ
ク端子CKに図4に示されるような周波数のフィルタク
ロックCKが与えられている。そして、フリップフロッ
プFF1の入力端子Dに例えばフィルタクロックCKの
周期の4倍以上の信号長さを有する正常な入力信号in
が入力されると、互いに縦続接続された各フリップフ
ロップFF1〜FF4それぞれの出力端子Qからフィル
タクロックCKの各立ち上がり入力に応答してハイレベ
ルに立ち上がる出力FF1〜FF4を出力する。
【0005】そして、NANDゲートG2は、フリップ
フロップFF2の出力端子Q′からのローレベル出力
と、フリップフロップFF3の出力端子Qからのローレ
ベル出力との論理積G2を出力する。この出力状態で
は、入力端子8に正常なハイレベル入力信号inが入
力されているから、それの反転出力であるインバータG
4出力はローレベルとなっている。したがって、このイ
ンバータG4とNANDゲートG2との論理積G3であ
るANDゲートG3出力はローレベルのままとなって、
該ANDゲートG3の論理積G3ではフリップフロップ
FF1はリセットされないから、フリップフロップFF
4の出力端子Q出力の立ち上がりに応答してANDゲー
トG1からRSフリップフロップFF5のセット端子S
に正常な入力信号inのカウントのための論理積G1
が出力され、これによって、このフリップフロップFF
5の出力端子Qから出力端子10には正常な入力信号i
nに対応したカウント用の出力信号outが立ち上が
り出力される。一方、各フリップフロップFF1〜FF
4の出力端子Q′出力が順次に立ち下がっていって最後
のフリップフロップFF4の出力端子Q′出力が立ち下
がると、ANDゲートG5からRSフリップフロップF
F5のリセット端子Rに論理積G5が出力され、これに
よって、フリップフロップFF5がリセットされる結
果、該出力信号outが立ち下がることになり、結果、
入力信号inは正常な信号とされて出力されることと
なる。
【0006】これに対して、フリップフロップFF1の
入力端子Dに例えばフィルタクロックCKの周期の4倍
以下の信号長さを有する入力信号inが入力される
と、前記と同様にして各フリップフロップFF1〜FF
4それぞれの出力端子Q出力が立ち上がるが、その立ち
上がりタイミングがずれるためにANDゲートG1の論
理積G1がローレベルのままとなり、これによって、フ
リップフロップFF5はセットされず、したがって、出
力端子10から出力信号outは出力されなくなり、入
力信号inは雑音とされて除去されることとなる。
【0007】つぎに、フィルタクロックCKの周期に同
期した複数の同期ノイズが入力端子8に対して入力信号
inとして連続して入力されることがある。このよう
な同期ノイズを出力信号outとしたのでは誤カウント
となるから、この誤カウントを防止するために、フリッ
プフロップFF1の入力端子Dに同期ノイズが入力され
ると、それぞれでのフィルタクロックCKの立ち上がり
で各フリップフロップFF1〜FF4はそれぞれの出力
端子Qからハイレベルに立ち上がる出力FF1〜FF4
を出力し、フリップフロップFF2の出力端子Q′出力
と、フリップフロップFF3の出力端子Q出力とがいず
れもローレベルであるから、NANDゲートG2から
は、ハイレベルの否定論理積出力G2を出力する。そし
て、このとき、入力信号inはローレベルであるか
ら、インバータG4出力はハイレベルである。したがっ
て、NANDゲートG2からのハイレベルの否定論理積
出力G2とインバータ8cのハイレベル出力とから、A
NDゲートG3の論理積出力G3はハイレベルとなっ
て、フリップフロップFF1はリセットされることにな
る結果、ANDゲートG1からはハイレベルの論理積G
1が出力されず、したがって、フリップフロップFF5
の出力端子Qから出力端子10にはカウント出力である
出力信号outは出力されなくなり、結果として、同期
ノイズのような誤カウントを招く入力信号inのカウ
ントはされない。
【0008】つぎに、クロック制御回路6について説明
すると、該クロック制御回路6は、基準クロック発生回
路6ー1、分周器6ー2,6ー3、クロック設定スイッ
チ6ー4、およびクロック選択回路6ー5で構成されて
いる。基準クロック発生回路6ー1は、基準のクロック
を発生するものであり、分周器6ー2は、基準クロック
発生回路6ー1からの基準クロックを分周するものであ
り、分周器6ー3は、分周器6ー2で分周された分周ク
ロックをさらに分周するものである。したがって、分周
器6ー2出力は、基準クロックよりは周期の長い、つま
り高速のクロックであり、分周器6ー3出力はそのクロ
ックよりもさらに周期の長い低速のクロックである。
【0009】クロック設定スイッチ6ー4は、各フリッ
プフロップFF1〜FF4に対するフィルタクロックC
Kの周波数を設定するためのスイッチであり、クロック
選択回路6ー5は、該クロック設定スイッチ6ー4での
設定に対応して分周器6ー2からの高速クロックまたは
分周器6ー3からの低速クロックの一方を選択して各フ
リップフロップFF1〜FF4にフィルタクロックCK
として出力するものである。
【0010】このようなクロック制御回路6において
は、入力信号inの信号幅内に、フィルタクロックCK
を少なくとも4個は存在させる必要がある。したがっ
て、入力信号inの信号幅が短い場合では分周器6ー2
出力側から周波数の高いフィルタクロックCKを、また
入力信号の信号幅が長い場合では分周器6ー3出力側か
ら周波数の低いフィルタクロックCKをそれぞれ、選択
する必要があり、そのために、操作者によってクロック
設定スイッチ6ー4を操作して、そのフィルタクロック
CKの周波数を選択できるようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにフィルタクロックCKの周波数を選択するためにク
ロック設定スイッチ6ー4を操作していたのでは、誤操
作もありえるから、所望の入力信号に対するカウントが
できなかったり、あるいは同期ノイズの除去ができなか
ったりする。
【0012】そこで、本発明においては、フィルタクロ
ックの周波数の選択を入力信号の信号幅に基づいて自動
的に選択できるようにする一方で、入力信号の信号幅を
例えば有接点のようなもので切り換えることにより発生
するチャタリングとかによって、入力信号の前後の不要
な波形の影響を受けることなく、該フィルタクロックの
周波数の選択を正確に行うことができるようにすること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のデジタル入力回路においては、フィ
ルタ手段、カウンタ手段、クロック制御手段、および論
理回路手段を有し、フィルタ手段は、第1および第2フ
ィルタ回路をこの順序で直列に接続してなり、各フィル
タ回路は、それぞれ、入力信号を縦続接続構成の複数個
のフリップフロップに入力するとともに、該フリップフ
ロップ内においてフィルタクロックに応答して順次反転
していき、各フリップフロップの出力を論理積すること
により出力信号を得るものであり、第1フィルタ回路は
高速フィルタクロックに、第2フィルタ回路は低速フィ
ルタクロックに、それぞれ、応答動作するものであり、
カウンタ手段は、一定のサンプリング時間を計測すると
ともに、該サンプリング時間内において、第1フィルタ
回路出力をカウントするものであり、クロック制御手段
は、第1フィルタ回路に高速フィルタクロックを、第2
フィルタ回路に低速フィルタクロックをそれぞれ出力す
るものであり、論理回路手段は、第2フィルタ回路出力
とカウンタ手段出力とのいずれか一方によって当該カウ
ンタ手段をリセットするものであることを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】入力信号が高速であるときは第1フィルタ回路
出力がカウンタ手段でカウントされ、チャタリングを含
む入力信号のときには該チャタリングが第1フィルタ回
路出力として出力され、これがカウンタ手段でカウント
されようとしても第2フィルタ回路出力で該カウンタ手
段がリセットされ、また、第2フィルタ回路において
は、低速フィルタクロックで応答動作するからチャタリ
ングはフィルタされる。
【0015】この結果、チャタリングの後の正常な信号
のみが有効信号として出力され、さらに、入力信号が低
速であるときは同じく第2フィルタ回路出力から有効信
号を出力させることができ、結果、フィルタクロックを
ユーザーが設定操作で切り替えて選択する必要がなくな
るとともに、その入力信号からチャタリングを除去し、
フィルタクロックを高速、低速に自動的にミスなく正確
に選択することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1は、本発明の実施例に係るデジタル入
力回路の回路図、図2はその動作説明用のタイミングチ
ャートである。
【0018】図1において、20,22は、それぞれ、
第1,第2フィルタ回路、24はクロック制御回路、2
6,28は、それぞれ、第1,第2カウンタ、30は出
力回路、32は入力端子、34は出力端子である。ま
た、FF6はRSタイプのフリップフロップ、G6はA
NDゲート、G7はORゲート、G8はスリステートバ
ッファである。
【0019】第1,第2フィルタ回路20,22は、そ
れぞれ、図3のフィルタ回路4と同じ回路構成のもので
あって、図3のシフトレジスタ4ー1、ノイズ除去回路
4ー2、ANDゲートG1,G5、およびRSタイプの
フリップフロップFF5を有し、かつ、それらが図3と
同じ接続で構成されており、作用的には入力信号を縦続
接続構成した4個のDタイプのフリップフロップに入力
するとともに、該フリップフロップ内においてフィルタ
クロックに応答して順次反転してシフトしていき、各フ
リップフロップの出力を論理積することにより出力信号
を得るように動作するものである。
【0020】クロック制御回路24は、100kHzの
基準クロックCK0を発生する基準クロック発生回路2
4ー1,および6kHzの高速フィルタクロックCK1
を出力する分周器24ー2,および180Hzの低速フ
ィルタクロックCK2を出力する分周器24ー3からな
り、図3のそれらと対応しているが、図3とは異なっ
て、ユーザーによって操作されるようなクロック設定ス
イッチ6ー4、およびクロック選択回路6ー5がない。
【0021】第1フィルタ回路20は、入力端子32か
らの入力信号aのうち、分周器24ー2からの高速フィ
ルタクロックCK1の4倍の周期を越えるものについて
はこれを出力信号bとして出力し、その周期以下の入力
信号aについてはこれを出力しないようにフィルタ動作
し、一方、第2フィルタ回路22は、第1フィルタ回路
20からの出力信号bを入力信号とし、かつこの入力信
号のうち、分周器24ー3からの低速フィルタクロック
CK2の4倍の周期を越えるものについてこれを出力信
号cとして出力し、その周期以下の出力信号bについて
はこれを出力しないようにフィルタ動作する。
【0022】第1カウンタ26は、第1フィルタ回路2
0からの出力信号bをカウントし、出力信号bのカウン
ト数が1増加する毎にカウント値をd1から順次に更新
してカウント出力する。この例では第1フィルタ回路2
0からの出力信号bが4個のパルスであるから、4個の
カウントでカウント値はd4となる。第2カウンタ28
は、フリップフロップFF6の出力端子Qからのセット
出力eがハイレベルのときにANDゲートG6を介して
入力される分周器24ー2からの高速フィルタクロック
CK1をカウントパルスfとしてカウントするととも
に、そのカウント値が所定のときにカウントアップして
カウントアップ出力gをスリーステートバッファG8に
出力してこれをオンにする。ここで、フリップフロップ
FF6は、セット端子Sへの第1フィルタ回路20の出
力信号bの立ち上がり入力でセットされるとともに、リ
セット端子Rへの第2フィルタ回路22からのORゲー
トG7を介する出力信号cの立ち上がり入力、または、
第1カウンタ26からスリステートバッファG8および
ORゲートG7を介するカウンタ出力hをリセット入力
iとしてリセットされるもので、このセット入力bとリ
セット入力iとの間の幅をもって出力端子Qからハイレ
ベルのセット出力eを出力することになる。そして、第
2カウンタ28は、このフリップフロップFF6の出力
端子Qからセット出力eが入力されている間、分周器2
4ー2からの高速フィルタクロックCK1をカウントパ
ルスfとしてカウントし、サンプリング時間を計測する
ものとして動作する。このサンプリング時間は、入力信
号aに、例えばa2のように、チャタリングp1,p2
を含んでいる場合に第1カウンタ26がそのチャタリン
グp1,p2の後に続いて正常な入力信号p3が入る前
に該第1カウンタ26がカウント値を出力することのな
いような時間に設定し、スリーステートバッファG8の
オンタイミングを制御できるようにしている。
【0023】出力回路30は、第1カウンタ24からは
スリステートバッファG8を介してカウント出力hが、
また、第2フィルタ回路22からはカウント用のパルス
として出力信号cが、それぞれ、出力される。
【0024】動作を説明する。
【0025】(a)入力信号a1が第1フィルタ回路2
0に入力された場合:この入力信号a1は、例えば30
Hz〜1kHz程度の高速であり、図2では説明の都合
上、4個のパルスとして示されている。第1フィルタ回
路20は分周器24ー2から高速フィルタクロックCK
1が与えられているから、入力信号a1の各パルスの幅
が、フィルタクロックCK1の4倍の周期を越えている
として、それを正常な入力信号であるとフィルタして出
力信号bとして出力する。この出力信号bは、第2フィ
ルタ回路22と第1カウンタ26とフリップフロップF
F6のセット端子Sとにそれぞれ入力される。
【0026】第2フィルタ回路22においては、それに
対するフィルタクロックCK2は分周器24ー3からの
低速であるから、出力信号bの各パルスの幅が該低速の
フィルタクロックCK2の4倍の周期以下であるとして
出力しない。また、第1カウンタ26は、第1フィルタ
回路20からの出力信号bをカウントしていく。フリッ
プフロップFF6は、第1フィルタ回路20からの出力
信号bの最初のパルスの立ち上がりによりセットされ、
出力端子Qからハイレベルのセット出力eをANDゲー
トG6の一方入力部に出力する。この結果、ANDゲー
トG6はゲート開になるから、分周器24ー2からの高
速フィルタクロックCK1はカウントパルスfとして第
2カウンタ28でカウントされていく。
【0027】第2カウンタ28はカウントパルスfのカ
ウント値が所定値になるとカウントアップし、これによ
って、スリステートバッファG8にこれをオンにするカ
ウントアップ出力gを出力する。その結果、第1カウン
タ26からのカウント値(出力信号bのパルス数が4個
であるから、そのカウント値はd4となっている。)は
このスリステートバッファG8を介して出力回路30に
出力される一方で、このときの第1カウンタ26からの
カウント値d4に対応の出力hは、ORゲートG7を介
して第1,第2カウンタ26,28、フリップフロップ
FF6のそれぞれに対してそれらへのリセット入力iと
して与えられ、これによって、各カウンタ26,28、
およびフリップフロップFF6はそれぞれ、リセットさ
れる。
【0028】(b)入力信号a2が第1フィルタ回路2
0に入力された場合:入力信号a2は、該信号の幅を有
接点などで切り替えたときにチャタリングを含むものと
なっており、p1,p2はそれぞれチャタリングであ
り、p3は正常の入力信号である。したがって、このチ
ャタリングp1,p2についてはこれをカウント対象か
らは除去する必要がある。まず、第1フィルタ回路20
は、この入力信号a2については高速フィルタクロック
CK1の4倍の周期以上であるとしてこれをフィルタし
て出力信号bとして出力するが、第2フィルタ回路22
は、この出力信号bのうち、チャタリングp1,p2に
ついては、低速フィルタクロックCK2の4倍の周期以
下であるとしてこれを除去し、信号p3については、該
フィルタクロックCK2の4倍の周期以上であるとして
これを正常な入力信号としてフィルタし、それを出力信
号cとして出力する。また、第1フィルタ回路20から
の出力信号bは、第1カウンタ26でカウントされ、こ
の例ではチャタリングp1,p2の2個分についてカウ
ント値がd2としてカウントされているが、第2フィル
タ回路22からの出力信号cがORゲートG7を介して
第1カウンタ26にリセット入力iとして与えられるか
ら、それ以上はカウントされなくなると同時に、この出
力信号cによって第1カウンタ28およびフリップフロ
ップFF6もリセットされてしまうから、第1カウンタ
26からのカウント値出力hはスリステートバッファG
8を介して出力回路30に入力されることがない。
【0029】(c)入力信号a3が第1フィルタ回路2
0に入力された場合:この入力信号a3は30Hz程度
の低速であり、そのパルス幅は各分周器24ー2,24
ー3それぞれの高速と低速の各フィルタクロックCK
1,CK2のいずれの4倍の周期以上であるから、第1
フィルタ回路20からは出力信号bとして、また、第2
フィルタ回路22からは出力信号cとして、それぞれ、
フィルタ出力される。その結果、第1カウンタ26は、
第2フィルタ回路22からのORゲートG7を介する出
力信号cをリセット入力iとしてリセットされるから出
力信号bをカウントすることがない一方、フリップフロ
ップFF6も一旦は第1フィルタ回路20からの出力信
号bによってセットされても、第2フィルタ回路22か
らの出力信号cによってリセットされるから、第2カウ
ンタ28もフィルタクロックを殆どカウントすることな
くリセットされる。そして、第2フィルタ回路22から
の出力信号a3は出力回路34に出力される。
【0030】このように、本実施例においては、従来の
ようなクロック設定スイッチなどでもってユーザーがフ
ィルタクロックをCK1とCK2とに切り替える操作を
することなく、入力信号a1,a2,a3それぞれのう
ち、まず、入力信号a1に対しては、第1カウンタ26
のカウント値がそのまま出力回路30に出力され、入力
信号a2に対しては、チャタリングが除去されてp3の
部分のみがカウント用のパルスとして、また、入力信号
a3に対してはそのままカウント用のパルスとして、そ
れぞれ出力回路30に出力されることになり、ユーザー
が入力信号のパルス幅を考慮することなく自動的にしか
もチャタリングの影響を受けることなくフィルタクロッ
クの周波数の切り替えを行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、フィルタ手段、カウンタ手段、クロッ
ク制御手段、および論理回路手段を有し、フィルタ手段
は、第1および第2フィルタ回路をこの順序で直列に接
続してなり、各フィルタ回路は、それぞれ、入力信号を
縦続接続構成の複数個のフリップフロップに入力すると
ともに、該フリップフロップ内においてフィルタクロッ
クに応答して順次反転していき、各フリップフロップの
出力を論理積することにより出力信号を得るものであ
り、第1フィルタ回路は高速フィルタクロックに、第2
フィルタ回路は低速フィルタクロックに、それぞれ、応
答動作するものであり、カウンタ手段は、一定のサンプ
リング時間を計測するとともに、該サンプリング時間内
において、第1フィルタ回路出力をカウントするもので
あり、クロック制御手段は、第1フィルタ回路に高速フ
ィルタクロックを、第2フィルタ回路に低速フィルタク
ロックをそれぞれ出力するものであり、論理回路手段
は、第2フィルタ回路出力とカウンタ手段出力とのいず
れか一方によって当該カウンタ手段をリセットするもの
であるようにしたから、入力信号が高速であるときは第
1フィルタ回路出力がカウンタ手段でカウントされ、チ
ャタリングを含む入力信号のときには該チャタリングが
第1フィルタ回路出力として出力され、これがカウンタ
手段でカウントされようとしても第2フィルタ回路出力
で該カウンタ手段がリセットされ、また、第2フィルタ
回路においては、低速フィルタクロックで応答動作する
からチャタリングはフィルタされ、結果、チャタリング
の後の正常な信号のみが有効信号として出力され、さら
に、入力信号が低速であるときは同じく第2フィルタ回
路出力から有効信号を出力させることができ、結果、フ
ィルタクロックをユーザーが設定操作で切り替えて選択
する必要がなくなるとともに、その入力信号からチャタ
リングを除去し、フィルタクロックを高速、低速に自動
的にミスなく正確に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデシタル入力回路の回路
図である。
【図2】実施例の動作説明に供するタイミングチャート
である。
【図3】従来例に係るデシタル入力回路の回路図であ
る。
【図4】従来例の動作説明に供するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
20,22 フィルタ回路 24 クロック制御回路 26,28 カウンタ FF6 フリップフロップ G6 ANDゲート G7 ORゲート G8 スリーステートバッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ手段(20,22)、カウンタ
    手段(26,28)、クロック制御手段(24)、およ
    び論理回路手段(FF6,G6〜G8)を有し、フィル
    タ手段(20,22)は、第1および第2フィルタ回路
    (20,22)をこの順序で直列に接続してなり、各フ
    ィルタ回路(20,22)は、それぞれ、入力信号を縦
    続接続構成の複数個のフリップフロップに入力するとと
    もに、該フリップフロップ内においてフィルタクロック
    に応答して順次反転していき、各フリップフロップの出
    力を論理積することにより出力信号を得るものであり、
    第1フィルタ回路(20)は高速フィルタクロックに、
    第2フィルタ回路(22)は低速フィルタクロックに、
    それぞれ、応答動作するものであり、 カウンタ手段(26,28)は、一定のサンプリング時
    間を計測するとともに、該サンプリング時間内におい
    て、第1フィルタ回路(20)出力をカウントするもの
    であり、 クロック制御手段(24)は、第1フィルタ回路(2
    0)に高速フィルタクロックを、第2フィルタ回路(2
    2)に低速フィルタクロックをそれぞれ出力するもので
    あり、 論理回路手段(FF6,G6〜G8)は、第2フィルタ
    回路(22)出力とカウンタ手段(26)出力とのいず
    れか一方によって当該カウンタ手段(26)をリセット
    するものであることを特徴とするデジタル入力回路。
JP3202806A 1991-08-13 1991-08-13 デジタル入力回路 Pending JPH0548408A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021044644A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 富士電機株式会社 集積回路

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