JPH0548298B2 - - Google Patents

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JPH0548298B2
JPH0548298B2 JP50113685A JP50113685A JPH0548298B2 JP H0548298 B2 JPH0548298 B2 JP H0548298B2 JP 50113685 A JP50113685 A JP 50113685A JP 50113685 A JP50113685 A JP 50113685A JP H0548298 B2 JPH0548298 B2 JP H0548298B2
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cathode
arc
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anode
magnetic field
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Sabiaa Ramaringamu
Kei Bao Ki
Kyunfuun Kimu
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UNI MINESOTA ZA
YUNIBAASHITEI OBU MINESOTA ZA
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UNI MINESOTA ZA
YUNIBAASHITEI OBU MINESOTA ZA
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32055Arc discharge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation
    • C23C14/32Vacuum evaporation by explosion; by evaporation and subsequent ionisation of the vapours, e.g. ion-plating
    • C23C14/325Electric arc evaporation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32623Mechanical discharge control means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/3266Magnetic control means

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

請求の範囲 1 陰極の能動的表面と陽極とを用いて対象物上
への材料の真空アークデポジシヨンを行う方法で
あつて、 前記陽極及び前記陰極の能動的表面を収容する
チヤンバ内を真空にすることと、 前記陽極と前記陰極との間に電位差を与え、該
陽極と該陰極との間に電気的アークを生成するこ
とと、 前記陰極に隣接して第一の磁気手段を設け、磁
界を確立すると共に該磁界の強さを、前記陰極の
能動的表面上に於ける前記電気的アークの移動経
路を制御して該アークが前記磁界によつて定めら
れる閉じたアーク軌道を描くようにする強さにす
ることと、 第二の磁気手段を設け、前記第一の磁気手段に
よつて前記能動的表面上に確立された前記磁界を
修正して前記電気的アーク軌道に前記陰極の能動
的表面の少なくとも一部を掃過させることと、 を含み、 前記第一の磁気手段の双方の磁極を、該磁極の
表面が前記能動的表面に実質的に平行になる状態
で前記陰極に隣接して配置し、前記陰極の能動的
表面上に充分な強さの前記能動的表面に平行な磁
界成分を有する磁界によつて前記陽極と前記陰極
との間に前記電気的アークを維持することによ
り、前記電気的アークが前記陰極の能動的表面の
一部を掃過しながら前記陰極上の前記アーク軌道
に沿つた無端経路を連続的に辿るようにすること
を特徴とする方法。
2 陰極の能動的表面と陽極とを用いて対象物上
への材料の真空アークデポジシヨンを行う方法で
あつて、 前記陽極及び前記陰極の能動的表面を収容する
チヤンバ内を真空にすること、 前記陽極と前記陰極との間に電位差を与え、該
陽極と該陰極との間に電気的アークを生成するこ
とと、 前記陰極に隣接して第一の磁気手段を設け、磁
界を確立すると共に該磁界の強さを、前記陰極の
能動的表面上に於ける前記電気的アークの移動経
路を制御して該アークが前記磁界によつて定めら
れる閉じたアーク軌道を描くようにする強さにす
ることと、 前記磁気手段を前記陰極に対して相対的に移動
できるよう取付け、前記電気的アークの軌道に前
記陰極の能動的表面の少なくとも一部を掃過させ
ることと、 を含み、 前記第一の磁気手段の双方の磁極を、該磁極の
表面が前記能動的表面に実質的に平行になる状態
で前記陰極に隣接して配置し、前記陰極の能動的
表面上に充分な強さの前記能動的表面に平行な磁
界成分を有する磁界によつて前記陽極と前記陰極
との間に前記電気的アークを維持することによ
り、前記電気的アークが前記陰極の能動的表面の
一部を掃過しながら前記陰極上の前記アーク軌道
に沿つた無端経路を連続的に辿るようにすること
を特徴とする方法。
3 対象物に真空アークデポジシヨンにより材料
を着装するための装置であつて、 対象物を収容する真空チヤンバを有するハウジ
ング手段と、前記チヤンバ内を真空に維持する手
段と、 前記ハウジング手段へ付設された少なくとも一
つの材料デポジシヨンヘツドと、前記ヘツド上に
取り付けられ前記真空チヤンバ内に能動的表面を
有する陰極と、前記真空チヤンバ内に配置された
陽極と、 前記陰極の能動的表面と前記陽極との間に、前
記対象物上に着装して該対象物を被覆する材料を
前記陰極の能動的表面から蒸発される電気的アー
クを発生させる手段と、 前記陰極に隣接して配置され、前記陰極の能動
的表面に沿つて、前記陰極の能動的表面上の前記
電気的アークの移動経路を制御して前記アークが
閉じた軌道を描くようにするのに十分な強さの磁
界を確立する第一の磁気手段と、 前記電気的アークの軌道が前記陰極の能動的表
面の少なくとも一部分を掃過するように前記第一
の磁気手段により前記能動的表面上に生成された
前記磁界を修正する第二の磁気手段と、 を含み、 前記第一の磁気手段が前記陰極に隣接して前記
能動的表面に実質的に平行な極表面を有する相対
する両方の磁極を含み、前記磁界の前記能動的表
面に対して概ね平行な成分が前記陰極の能動的表
面と前記陽極との間に前記電気的アークを維持す
るのに十分な強さを有していることにより、前記
電気的アークが前記能動的表面の前記少なくとも
一部分を掃過しながら前記陰極上の前記アーク軌
道に沿つた無端経路を連続的に辿るようになつて
いることを特徴とする装置。
4 請求の範囲第3項による装置であつて、前記
第一の磁気手段が、前記磁極の一方を成す中心磁
石と前記磁極の他方を成す環状極片とを含み、こ
れにより確立される前記磁界が外縁を有すると共
に前記中心磁石まで延在し、且前記陰極の能動的
表面を通ると共に前記陰極に実質的に平行な磁界
成分を有しており、前記アーク軌道が前記環状極
片に隣接して生成されることを特徴とする装置。
5 請求の範囲第3項による装置であつて、前記
第二の磁気手段が前記ハウジング手段の周りに配
置されたコイル手段を含んでいることを特徴とす
る装置。
6 請求の範囲第3項による装置であつて、前記
第一の磁気手段が、前記陰極に隣接して、該陰極
の能動的表面に実質的に垂直であつて前記電気的
アーク軌道の中心からずれた軸線周りに前記陰極
に対して相対的に回転できるよう取付けられてい
ることを特徴とする装置。
7 対象物に真空アークデポジシヨンにより材料
を着装するための装置であつて、 対象物を収容する真空チヤンバを有するハウジ
ング手段と、前記チヤンバ内を真空に維持する手
段と、 前記ハウジング手段へ付設された少なくとも一
つの材料デポジシヨンヘツドと、前記ヘツド上に
取り付けられ前記真空チヤンバ内に能動的表面を
有する陰極と、前記真空チヤンバ内に配置された
陽極と、 前記陰極の能動的表面と前記陽極との間に、前
記対象物上に着装して該対象物を被覆する材料を
前記陰極の能動的表面から蒸発させる電気的アー
クを発生させる手段と、 前記陰極に隣接して配置され、前記陰極の能動
的表面に沿つて、前記陰極の能動的表面上の前記
電気的アークの移動経路を制御して前記アークが
閉じた軌道を描くようにするのに十分な強さの磁
界を確立する第一の磁気手段と、 前記アーク軌道が前記陰極の能動的表面の少な
くとも一部分を掃過するように前記第一の磁気手
段を前記陰極に対して相対的に移動することがで
きるように取付ける手段と、 を含み、 前記第一の磁気手段が前記陰極に隣接して前記
能動的表面に実質的に平行な極表面を有する相対
する両方の磁極を含み、前記磁界の前記能動的表
面に対して概ね平行な成分が前記陰極の能動的表
面と前記陽極との間に前記電気的アークを維持す
るのに十分な強さを有していることにより、前記
電気的アークが前記能動的表面の前記少なくとも
一部分を掃過しながら前記陰極上の前記アーク軌
道に沿つた無端経路を連続的に辿るようになつて
いることを特徴とする装置。
技術分野 本発明は、真空中の電気アークにより蒸発させ
た材料のデポジシヨンによつて被覆を着装するた
めのプロセス及び装置に係る。
背景技術 真空アークプロセスは純粋な高融点金属の調製
に使用されてきた。このプロセスの副生物は真空
チヤンバの壁の上の薄い金属膜である。ルーカス
(Lucas)他は出版物「耐火金属膜の新しいデポ
ジシヨン技術(A New Deposition
Technique for Refractory Metal Films)」、米
国真空協会論文集(American Vacuum Society
Transactions)2、1962、第988〜991頁に、ノ
イビウム、タンタル、バナジウム及び鉄の膜のよ
うな耐火金属膜を形成する真空アークデポジシヨ
ン技術を記載している。この技術は真空アークを
機械的に点弧するのに電動機又はハンドレバーを
使用した。陽極と陰極との間を流れる電流は固定
電極から可動電極を短距離だけ迅速に引く離すこ
とにより遮断された。電極間に発生する短いアー
クは蒸気フラツクスを生ずる。この蒸気フラツク
スが基板の上に凝縮して、金属膜を形成した。
真空中の陽極と陰極との間で点弧される電気ア
ークは陰極スポツトを発生する。数アンペアない
し数100アンペアの電流が強い陰極スポツト及び
拡散した陽極スポツトを生ずる。典型的に、アー
クは10ないし25ボルト又はそれ以上の陽極−陰極
間電位差に於いて真空内で持続された。アーク持
続電圧は材料の性質の関数である。実質的な電力
がアーク柱内で消散された。100アンペアの電流
及び20ボルトの電圧に対して、電力消散は2kwで
ある。このようなアーク柱内では、アーク電力の
半分以上が陰極に於いて消散される。残りの大部
分は陽極に於いて消散される。
発生される強い陰極スポツトの寸法は非常に小
さい。陰極スポツトに於ける電流密度は105ない
し107アンペア/cm2のオーダーである。陰極スポ
ツトに於けるアーク継続時間と通常数μsないし数
1000μsの間を変化する。高い局部的な温度が高い
電流密度に起因して生ずる。陰極スポツト温度は
近似的に、陰極を形成する材料の沸点に等しい。
この高い温度に起因して、実質的な蒸気圧力が真
空アークにより発生される。陰極スポツトにより
発生された蒸気は、真空チヤンバ内に置かれた対
象物を被覆し、且つ陽極と陰極との間に点弧され
たアークを持続させるのに用いられる。
スナパー(Snaper)は米国特許第3625848号明
細書で、真空アークを使用してソース材料の薄い
膜で対象物を被覆するための装置を開示してい
る。ソース原子又はイオンのビームが、真空チヤ
ンバ内の被覆されるべきベース又は基板に向けら
れている。ビーム銃はアーク放電を持続させるべ
く配置された陰極及び陽極を有する。陰極と永久
磁石に付設された点弧器電極との間の電流はアー
クを点弧するべく遮断される。これは電流を真空
チヤンバ外に配置されたソレノイドコイルを通し
て流すことにより実現される。ソレノイドコイル
の磁界は点弧器電極に接続されている永久磁石と
相互作用して、陰極−点弧器回路の電流を遮断す
る。この電流遮断は主陽極と陰極との間に持続す
る短いアークを発生する。またソレノイドコイル
の磁界はビーム銃の作動特性に影響を与え、且つ
陰極と陽極との間のアーク電位を増大させる。
サブレブ(Sablev)他は米国特許第3793179号
明細書で、金属蒸着のための装置を開示してい
る。この装置は円板陰極と中空球陽極との間の機
械的アーク点弧器を実現する。ソレノイドアーマ
チユヤ及び点弧器回路は、アークが消弧する時に
は常にアークを自動的に再点弧するように、主ア
ーク回路内に組入れられている。一旦発生された
アークは陰極面上を高速で不規則に運動し得る。
アークスポツトの運動は無秩序且つ無制御であ
る。周期的に、アークスポツトは陰極の縁を通過
することになる。これはアークを消弧する。
陰極面を横切る高速で短寿命のアークスポツト
の運動は蒸気のほかに離散的な金属粒子も発生す
る。対象物の上にデポジツトされた固体金属粒子
は対象物の表面仕上がり及び被覆された膜の品質
を低下させる。薄膜デバイス、記録媒体、光学的
被覆及び摩擦学的被覆のような多くの応用では、
ミクロン寸法の固体粒子の存在は許容されない。
発明の開示 本発明は、真空チヤンバ内に置かれた対象物ま
たは部品の表面上に真空アークデポジシヨンによ
り材料を着装するための方法及び装置に係る。陽
極及び陰極に電気的に接続されている電源は陰極
の能動的表面と陽極との間に電気アークを持続さ
せるべく作動し得る。発生されたアークの経路を
制御して陰極の能動的表面に向かわせるための手
段が設けられている。アークは材料の蒸気を発生
させるべく同一の軌道上を反復して移動するよう
にされる。材料の離散的な粒子の発生は高い融点
を有する材料では排除され、また他の材料では大
幅に減少される。予め定められた軌道に沿つて移
動するように支配されているアークは陰極の能動
的表面から離れ去り得ない。このことは自動的再
点弧の必要をなくす。アーク軌道の制御は、陰極
の能動的表面に対して完全もしくは実質的に平行
な磁界ベクトルを有する磁界を発生させることに
より達成される。アーク柱は陰極の能動的表面に
対してほぼ垂直であり、また与えられる磁界は陰
極の能動的表面に対して平行であり、陰極の付近
のイオンにも電子にも作用するホール(Hall)
力を発生する。このホール力は電子のサイクロイ
ド運動に通じ、また重いイオンは反対方向に運動
する。それらが与えられた磁界の影響のもとに運
動するにつれて、イオンは優勢な電界にも曝され
る。それらは陰極の能動的表面に吸引される。優
勢な電界及び磁界と一致する個所に於て最初の陰
極スポツトの付近で陰極の能動的表面に衝突する
十分な数のイオンは、このスポツトを新しい陰極
スポツトにするため、強い局部的加熱電子放出を
誘起する。この個所に適当に配置された局部的磁
界の存在は引き続いて次の新しい陰極スポツトの
発生に通じ得る。公知のアークデポジシヨン装置
の陰極面上のアークスポツトの無秩序な続発は、
すべての許される陰極スポツトが予め定められた
軌道上に位置する規則的な続発により置換され
る。このことは陰極の能動的表面上のアーク運動
の制御を可能にし、また陰極縁を越える無秩序な
アーク運動に起因する周期的なアーク消弧を排除
する。
本発明の一つの実施態様では、装置は陽極を収
容する真空チヤンバを郭定するハウジング手段を
有する。このハウジング手段上に取付けられたヘ
ツドが陰極を支持する。この陰極は陽極から間隔
をおいて真空チヤンバ内に置かれる能動的表面を
有する。陽極及び陰極に接続されている電源は陰
極の能動的表面と陽極との間の電気アークを発生
し且つ持続させる。陰極に隣接して配置された磁
石手段、例えば永久磁石が、アーク運動の経路を
制御し陰極の能動的表面上に描かれる円のような
郭定された閉じた軌道に沿わせるための磁界を確
立する。磁石手段は制御された運動が可能なよう
にヘツド上に運動可能に取付けられている。磁石
手段の運動は磁石手段により郭定された円弧軌道
をして陰極の能動的表面を掃過させる。ソレノイ
ドコイル又はヘルムホルツコイルシステムの磁界
は、磁石手段により陰極の能動的表面に発生され
る磁界を変更するべく磁石手段の磁界に重畳され
る。コイルを通る電流の方向は陰極の能動的表面
に対して垂直な磁界の強さを強化もしくは弱化す
るべく選定されている。ソレノイドコイル又はヘ
ルムホルツコイルシステムは陰極の能動的表面上
に磁石手段により郭定される円弧軌道に追加的な
制御を行う。このことは陰極の能動的表面上に、
磁石手段のみにより得られる磁界よりも陰極の能
動的表面に対する平行性が一層良好な磁界の発生
を可能にする。
ヘツドは磁石手段を収容する冷却チヤンバを設
けられている。磁石手段は陰極に隣接して冷却チ
ヤンバ内に支えられており、また円形、長方形、
振動的又はこれらの運動の組合わせのような予め
定められた運動に従つて陰極に対して相対的に運
動または掃過し、それによりアークは連続的な制
御されたアーク軌道内を動かされる。水のような
冷却流体が、陰極の十分な制御された冷却を行う
べく冷却チヤンバを通して連続的に動かされる。
本発明は、対象物又は部品の表面への真空アー
クデポジシヨンの方法を含んでいる。真空が陽極
と陰極の能動的表面とを収容するチヤンバ内に確
立される。二つの電源からの電位が、陽極と陰極
との間の電気アークを点弧し且つ持続させるべく
陽極及び陰極に供給される。アークの軌道は、陰
極の能動的表面に対して相対的に磁石手段により
確立される磁界により郭定される。磁石手段は、
それにより郭定される円弧軌道で陰極の能動的表
面を掃過するべく陰極に対して相対的に動かされ
る。磁界は、陰極の能動的表面に対して垂直な磁
界の強さを選択的に強化もしくは弱化するべく、
ソレノイドにより発生される磁界により変更され
得る。ソレノイドは、連続的なアーク軌道内のア
ークの運動を制御する所望の磁界を発生するべく
制御され得る。
材料の真空アークデポジシヨンのための方法及
び装置は半導体の金属化及び集積回路の製造に使
用されている。他の利用は記録媒体、光学的被
覆、光学的記憶媒体、保護被覆及び工具被覆のデ
ポジシヨンを含んでいる。被覆材料は金属、セラ
ミツクス、カーボン、シリコンなどであつてよ
い。被覆はポリマー膜にも着装され得る。膜はそ
の表面に連続的な被覆を着装するべく連続的に動
かされ得る。金属マトリツクス複合物を含む変調
されたマイクロ構造の製造が成就され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御された真空アークによる
材料デポジシヨン装置を一部断面図で示す立面図
である。
第2図は第1図の線2−2に沿う断面図であ
る。
第3図は第2図の線3−3に沿う拡大断面図に
より材料デポジシヨンヘツドを示している。
第4図は第3図の線4−4に沿う断面図であ
る。
第5図は制御された真空アークによる材料デポ
ジシヨン装置とその冷却源及び電源とを示す概要
図である。
第6図は磁界に対して垂直な平面内のイオンの
運動を示す図である。
第7図は陰極の能動的表面上の閉じられている
アーク経路に沿うアークスポツト続発の順序を示
す図である。
第8図は材料デポジシヨンヘツドにより達成さ
れる円形の閉じられているアーク軌道の図であ
る。
第9図は閉じられているアーク軌道の第一の変
形例の図である。
第10図は閉じられているアーク軌道の第二の
変形例の図である。
第11図は本発明の制御された真空アークによ
る材料デポジシヨン装置の変形例の側面図であ
る。
第12図は第11図の線12−12に沿う断面
図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図を参照すると、本発明の制御された真空
アークによる材料デポジシヨン装置10が示され
ている。装置10は真空チヤンバ12を囲むハウ
ジング11を有する。ハウジング11はほぼ平ら
な底壁13及び平らな頂壁14を含んでいる。筒
状部材またはホース17により底壁13に接続さ
れている真空源16はチヤンバ12内の真空を維
持するべく作動し得る。チヤンバ12は10-6mm
Hg以下から10-1mmHgまでの圧力に排気されてい
る。
全体として参照符号18を付されている材料デ
ポジシヨンヘツドは頂壁14の上に取付けられて
いる。このヘツドは全体として真空チヤンバ12
内に配置され得る。第3図を参照すると、ヘツド
18は内向きの環状肩部21を設けられた環状ボ
デイ19を有する。ボデイ19は頂壁14内の円
形凹み22のなかに着座する電気絶縁リングであ
る。頂壁14内の溝のなかに配置されたOリング
23はボデイ19と頂壁14との間のシーリング
関係を保つ。円板陰極又はターゲツト24は肩部
21の上に配置された外向きの環状リツプ26を
有する。陰極24はタービンブレードのような対
象物32を被覆する金属、合金、カーボン又は他
の材料である。底壁13に付設されている電気絶
縁性支柱33は真空チヤンバ12内に対象物を保
持する。他の形式の支柱が真空チヤンバ12内に
対象物を保持するのに使用され得る。他の形式の
対象物、部品、膜などが真空チヤンバ12内で陰
極24の材料により被覆され得る。陰極24の内
側又は能動的表面27は頂壁14の円形開口28
にわたり延びている。能動的表面27は真空チヤ
ンバ12内にある。金属スリーブ29が開口28
を囲む頂壁14内の環状凹み31のなかに配置さ
れている。スリーブ29の上縁はスリーブ29と
ボデイ19との間に間隙をおいて肩部21と係合
する。金属スリーブ29は、ボデイ19の内側円
筒状表面への被覆フラツクスのデポジシヨンによ
る陰極−陽極間の電気的短絡を防止するべく絶縁
ボデイ19を遮蔽する。
開口28内へ延びているリング又は環状陽極3
4は複数個の電気絶縁ブロツク36,37及び3
8により頂壁14の上に取付けられている。他の
手段がハウジング11上に陽極34を支えるのに
使用され得る。陽極は代替的に全体として真空チ
ヤンバ12の内部、頂壁14の下部及び頂壁14
の底面に平行に置かれてよい。陽極34は陰極2
4のほうを向く円形の鋭い縁35と環状金属スリ
ーブ29から内方に間隔をおかれた外側円筒状表
面39とを有する。縁35は陽極34の断面内の
鋭角形状により形成されている。鋭い縁35は陽
極34上のより少ない被覆を生ずる。リング陽極
の断面形状はほぼ三角形である。この三角形の下
側は切頭されている。陽極34の下側部分は、そ
の中心開口を通るフラツクスの通路との干渉を最
小化するべく下方且つ外方にテーパ状になつてい
る。また鋭い縁35と陽極34の環又はリング形
状とは比較的低い電圧でのアーク点弧を助ける。
導電材料から成る陰極保持器41はボデイ19
内へ望遠鏡鏡筒的に入り込み、円板陰極24を肩
部21上に保持する。保持器41は、ボデイ19
と係合可能な第一のシール又はOリング42と、
円板陰極24の頂面と係合可能な第二のシール又
はOリング43とを設けられている。保持器41
は、水のような冷却液体を流される内側チヤンバ
47を有する。液体供給管49は第5図中に示さ
れている供給源51、例えばポンプからチヤンバ
47へ液体を供給する。保持器41に接続されて
いる液体還流管52は液体を液体供給源51に還
流させる。液体は円板陰極24を冷却するべくチ
ヤンバ47を通じて連続的に流されている。
全体として参照符号53を付されている磁石装
置がチヤンバ47のなかに配置されている。磁石
装置53は陰極24の能動的表面27に対して実
質的に平行な磁束ベクトルを有する磁界を発生す
るべく作動可能である。この磁石装置は、円板陰
極24のほうを向いた開端を有する逆さにされた
カツプ状剤又は極54を有する。部材54は陰極
24の上側又は外側表面に密接して配置された円
筒状フランジ55を有する軟磁性構造である。円
筒状磁石部材又は極56が部材54の頂に付設さ
れている。磁石部材56の外側表面は環状間隙5
7によりカツプ状部材54の環状側壁から間隔を
おかれている。カツプ状部材54は電気絶縁体又
は取付板58に付設されている。回転可能な軸5
9がチヤンバ47内へ突出しており、取付板58
に取付けられている。軸59はチヤンバ47内に
取付板58及び磁石装置53を回転可能に支え、
また磁石装置を円板陰極24に隣接する位置に置
く。第5図中に示されている軸59に連結されて
いる可変速度電動機61は軸59の軸線63の回
りに矢印62により示されているように軸を回転
させるべく作動可能である。軸59は頂部材41
に付設されたスリーブ軸受組立体64のなかに取
付けられている。磁石装置53は軸59の軸線6
3からずらされている磁石軸線66を有し、それ
により電動機61による軸59の回転と共に磁石
装置53は連続的な円形経路で動かされる。円形
経路は第4図中に参照符号60を付して示されて
いる。軸線66は磁石装置53の対称軸線であ
る。この配置は、アークが陰極24の能動的表面
27の内円65と外円70との間の領域を掃過す
るように、磁石手段により郭定されるアーク軌道
60の掃過を可能にする。陰極24の能動的表面
27は被覆フラツクス形成面である。磁石装置
は、アークに連続的な所定の長方形経路で陰極2
4の能動的表面27を掃過させるべく中心軸線6
3の回りを回転される長方形の棒磁石であつてよ
い。磁石装置の他の形状及び回転軸線の適当な選
択がアーク軌道を郭定し且つこれらのアーク軌道
に陰極24の能動的表面27を掃過させるのに使
用され得る。電磁石構造が、アーク経路を制御す
る所望の磁界を確立するために、永久磁石装置の
代わりに使用され得る。
軸受組立体64は軸59の回転運動を禁止する
ことなく水冷却チヤンバ47をシールする。水は
導管49を経て冷却チヤンバ47に入り、また導
管52を経て冷却チヤンバ47から出る。チヤン
バ47を通る水の流量率の調節により陰極24の
背面の十分な制御された冷却が行われる。磁石装
置53の回転はチヤンバ47内の液体を循環さ
せ、陰極24の冷却を助ける。
電気コイル又は巻線68が軸59の軸線63と
同心に頂壁14の上に取付けられている。コイル
68はヘツド18を囲んでおり、またほぼ陰極2
4の平面内に置かれている。コイル68は磁石装
置53の垂直磁界を相殺又は大幅に減少するべく
作動可能なソレノイドコイルであり、また陰極2
4の能動的表面上に純粋に平行な磁界を発生す
る。磁石装置53の磁界へのコイル磁界の重畳は
アーク軌道60の一層厳密な制御を可能にする。
導線69はコイル68を第5図中に示されている
制御装置75及び電源に接続している。制御装置
75は手動電流制御装置であつてもよいし、コイ
ル68への供給電流を調節するべくプログラムさ
れ得る計算機制御装置であつてもよい。コイル6
8を流れる電流は、磁石装置53により陰極24
の能動的表面27の上に発生される主磁界を変更
する。コイル68を流れる電流の方向は陰極24
の能動的表面27に対して垂直な磁界の強さを強
化又は弱化するように選定されている。磁石装置
53の磁界は陰極24の能動的表面27に対して
垂直な成分を有する。この磁界成分はソレノイド
68により発生される磁界の重畳により相殺又は
大幅に減少又は増大され得る。このことはアーク
軌道60の一層厳密な制御を可能にする。
第二のコイル68Aがコイル68と軸線方向に
整合して底壁13上に取付けられている。導線6
9Aは68Aを制御装置75又は制御装置75A
及び電源に接続している。コイル68及び68A
は陰極24の能動的表面27の上に発生される磁
界を変更するべくヘルムホルツコイルシステムと
して同時に使用され得る。これは陰極24の能動
的表面27上の磁界を制御するための代替的手段
である。
第5図に示されているように、陽極34は導線
71により接地点、高圧電源72及び低圧電源7
3と接続されている。電源72及び73の負端子
は陰極保持器41に通ずる導線74に接続されて
おり、またそれにより陰極24を電源72及び7
3の負電位に接続している。導線74中の整流器
76は、高い電圧が電源72から電源73へ印加
されるのを阻止する。
ハウジング11は真空チヤンバ12内へのアル
ゴン又は他のガス及びガス混合物のような不活性
ガスの導入を可能にする弁78を有する。第二の
弁77はチヤンバ12内の真空圧力を調節又は解
除するのに使用される漏洩弁であつてよい。
使用中、軟磁性部材54により保持されている
円筒状中心磁石部材56が円形の対称な閉じられ
た点弧磁界を発生する。陽極34及び陰極24の
ジオメトリーは、磁石装置53により発生される
点弧磁界が、適当な電位差が陽極と陰極との間に
与えられた時に陰極24と環状陽極34との間に
発生される電界に対して実質的に垂直であるよう
に選定されている。磁石装置53は、高い電圧が
陰極24に与えられた時に能動的陰極表面27か
ら放出される電子に対する電子トラツプとして使
用される。負電位が陰極24に与えられている。
陰極24の付近に磁界が存在しない場合には、弱
い放電が真空チヤンバ内に誘起される。アルゴン
又はクリプトンのような不活性ガスが、自己持続
性のグロー放電を誘起させるべく弁78を経てチ
ヤンバ12内へ通される。放電電流はガスの種
類、チヤンバの圧力及び印加電圧の関数である。
電子トラツプが電界及び磁界により形成されてい
る時、濃厚なリング状プラズマが陰極24の能動
的表面27の近くに発生される。
アルゴン又は他の重い不活性ガスをチヤンバ1
2内へ通すことにより発生されるリング状プラズ
マは、陰極24と陽極34との間に大電流で低電
圧のアーク放電を開始させるのに十分な導電性を
有する。このことは、アルゴンのような重い不活
性ガスを通してチヤンバ12内の真空圧力を0.1
ないし500×10-3mmHg又はそれ以上に調節し、且
つ電源72から陰極24及び陽極34へ100ボル
トないし数1000ボルトの中程度の負の直流電位を
与えることにより達成される。高電圧で小電流の
直流電源72及び大電流で低電圧の直流電源76
から陰極24及び陽極34へ同時に給電すること
により、所望の大電流で低電圧の放電を開始させ
る導電性プラズマが発生される。アークが点弧さ
れると直ちに、高圧電源72は遮断される。発生
されたアークは磁石装置53及びコイル68の磁
界により制御され、また無限に自己持続する。ア
ーク軌道は極又は部材56の形状及び部材54の
環状構造により定められている。第3図及び第4
図の実施例では、第4図及び第8図中に示されて
いるように、アーク軌道60は陰極24の能動的
表面27上の円形帯である。内向きのベクトル7
0は能動的表面27と平行な磁界を表す。
アーク軌道60に沿つて生ずる強いアーク侵食
により陰極24の能動的表面27に溝が形成され
る。侵食作用は、軸線63の回りに磁石装置53
を回転することによりこの表面に一層均等に分布
する。磁石装置53の回転は、磁石装置53によ
り郭定されるアーク軌道60をして陰極24の能
動的表面27上のサイクロイド軌道を追跡させ
る。極56及び陰極24の寸法は、アーク軌道、
従つてまた陰極のアーク侵食が陰極24の能動的
表面27の第4図中の円65と円70との間のリ
ング状領域に限られるように選定されていてよ
い。このリング状領域の内側半径65は磁界軸線
66と極56の形状及び寸法との適当な選定によ
り零にされ得る。
第8図中の円形アーク導及び第9図中の長方形
アーク軌道及び第10図中の連結された円形のア
ーク軌道は極56のジオメトリーの適当な変形に
より実現される。三角形及び楕円形のような他の
閉じられているアーク軌道も使用され得る。軌道
60,79及び81のような閉じられているアー
ク軌道を発生するのに必要な条件は第8図、第9
図及び第10図に示されているように陰極24の
能動的表面27に対して平行な連続的に回転する
磁界ベクトル70の存在である。磁界ベクトルが
閉じられていることのみが必要である。磁石装置
53により郭定されるアーク軌道の長方形、三角
形、楕円及び他の閉じられている形状はアーク軌
道制御を達成するのに十分である。磁石装置53
は、非円形アーク軌道が使用される時に陰極表面
上にアーク侵食を一層均等に分布させるべく並進
運動のような適当な運動をさせられてよい。
厳密なアーク軌道制御により、アークにより誘
起される陰極侵食はアーク軌道に限られている。
コイル68又はコイル68及び68Aにより発生
される適当な大きさの、時間と共に変化する磁界
を使用して、アーク軌道は、均等な陰極侵食を保
証するべく、陰極24の能動的表面27の大部分
を掃過するようにされ得る。このことは、磁石装
置53が回転されない時に高い陰極材料利用効率
を保証する。
第5図に示されているように、対象物32は、
対象物に正又は負のバイアス電圧を与えるべく作
動可能な独立の電源40に電気的に接続されてい
る。このバイアス電圧は対象物を覆う被覆材料の
付着又は接着強度を最適化するべく選定されてい
る。電源40は対象物を清浄化するのに使用され
るスパツタリング電源であつてよい。対象物32
は一次又は主アークに対する陽極としての役割を
するべく電源73に接続されていてよい。
第6図はアーク柱81の付近のイオン運動を示
す図である。アーク柱81は陰極24の能動的表
面27上のスポツト82から発する。アークスポ
ツト82から放出された蒸気は点83で示されて
いるようにイオン化される。点83で発生された
イオンの一部は真空チヤンバ12内へ放出され
る。他のイオン85は陰極24の能動的表面27
へ移動し、点87で新しいアークスポツトを発生
させる。
第7図は陰極の能動的表面上の閉じられている
アーク経路に沿うアークスポツト続発の順序を示
す図である。最初のアークスポツト82は点83
で生起するイオン化によるアーク柱81の出発点
である。アークスポツト続発は参照符号87ない
し95により示されている。ベクトルX及びは
陰極24の能動的表面27の平面を表す。Zベク
トルは陰極スポツト87〜95から発するアーク
柱を表す。
第11図及び第12図を参照すると、本発明の
制御された真空アークによる材料デポジシヨン装
置の変形例が全体として参照符号100を付して
示されている。装置100は真空チヤンバ内に置
かれた対象物又は部品に複数の材料を着装するべ
く作動可能である。本装置は真空チヤンバ102
を囲む全体として参照符号101を付して示され
ているハウジングを有する。ハウジング101は
頂壁104及び底壁106に付設された円筒スリ
ーブ状の側壁103を有する。タービンブレード
のような対象物107がチヤンバ102の中央に
置かれ、絶縁体108の上に支えられている。真
空源109がチヤンバ102を排気するべくホー
ス111によりハウジング101に接続されてい
る。底壁106上に取付けられた弁112は真空
チヤンバ102にアルゴン又は他のガス及びガス
混合物のような不活性ガスを導くのに使用されて
いる。
三つの材料デポジシヨンヘツド113,114
及び115が側壁103の周縁に間隔をおいた部
分の上に取付けられている。側壁103は材料デ
ポジシヨンヘツドの各々に対する適当な開口を設
けられている。材料デポジシヨンヘツドの数は変
更され得る。第12図に示されているように、ヘ
ツド113は陽極117を収容する開口116を
カバーする。ソレノイドコイル118がヘツド1
13を囲んでいる。軸121に連結されている電
動機119がヘツド113内の永久磁石を回転さ
せる。
材料デポジシヨンヘツド113,114及び1
15の構造は、第3図及び第5図中に示して説明
したヘツド18と同一である。ヘツド18及びコ
イル68の説明を参照によりここに組入れたもの
とする。ヘツド113,114及び115の陰極
は、対象物107上にデポジツトされる被覆材料
が陰極の種々の材料の組合わせであるように、
種々の材料から成つていてよい。材料デポジシヨ
ンヘツド113,114及び115のすべては、
対象物107上に所望の被覆を形成するべく同時
に作動し得る。代替的に、ヘツド113,114
及び115の一つ又はそれ以上が、対象物107
上に被覆材料の層を形成するべく順次に作動し得
る。アーク柱のアーク経路を制御するヘツド11
3及びコイル118の作動は第1図ないし第10
図により説明した作動と同一である。真空アーク
により発生された蒸気は、単一又は多重層の金
属、セラミツクス及び半導体被覆をデポジツトす
るべく弁112を通じて通された適当なガス又は
ガス混合物と反応し得る。
制御された真空アークによる材料デポジシヨン
装置及び方法の二つの実施例を図示し説明してき
たが、寸法、構造、構造の配置、電気回路及び陽
極及び陰極の材料の変更が本発明から逸脱するこ
となく当業者により行われ得ることは理解されよ
う。本発明は以下の請求の範囲により定義されて
いる。
JP50113685A 1984-03-02 1985-02-27 制御された真空ア−クによる材料デポジション方法及び装置 Granted JPS61501328A (ja)

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