JPH054820Y2 - - Google Patents

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JPH054820Y2
JPH054820Y2 JP1990104863U JP10486390U JPH054820Y2 JP H054820 Y2 JPH054820 Y2 JP H054820Y2 JP 1990104863 U JP1990104863 U JP 1990104863U JP 10486390 U JP10486390 U JP 10486390U JP H054820 Y2 JPH054820 Y2 JP H054820Y2
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wheelchair
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、身体障害者、病人、寝たきり老人
をベツドから車椅子に、また車椅子からベツドに
乗り移らせることができ、さらに入浴に際し用い
る車椅子に関するものである。
〔従来の技術〕
通常、家庭、病院、老人養護施設などで身体障
害者、病人、寝たきり老人をベツドから車椅子
に、また車椅子からベツドに乗り移らせる場合、
看護婦などの介添者が直接抱きかかえて行なつて
いるので、介添者、特に力の弱い女子にあつて
は、大変困難であり、複数の介添者を必要とする
と共に、腰痛を引き起こす問題があつた。
また、ベツドから遠く離れた浴槽に入浴させる
場合でも同様である。
そこで、この出願の考案者は、実願平1−
120206号のように介添者により抱きかかえないで
ベツドから車椅子に、車椅子からベツドに身体障
害者、病院、寝たきり老人を乗り移らせることが
でき、また、入浴させることができる車椅子を考
案した。
この車椅子は、車椅子に於ける背凭れ後面に旋
回自在に支持させて立設した垂直部と、この垂直
部の上端から連なつて水平方向に突出する水平部
とで構成した旋回アームと、この旋回アームの水
平部先端に身体障害者、病人、寝たきり老人載置
具を係合させて昇降させるよう設けた昇降装置と
で構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような構成の車椅子にあつては、吊り上
げた身体障害者、病人、老人を降送して車椅子の
座板に乗り移らせるとき、座板の中心に向け降送
しなければならないので、降送前に上記座板の両
側縁間の中央に旋回アームの水平部を正確に合致
させる確認が必要となり、確認を怠ると座板にス
ムーズに座らせることができない。
そこで、この考案は、車椅子の座板の両側縁間
中央に水平部を合致させて旋回アームを自動的に
止めるようにした車椅子を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は背凭
れ後面に旋回自在に下端を支持させて立設した垂
直部と、この垂直部の上端から連なつて水平方向
に突出する水平部とで構成した旋回アームを設
け、また、この旋回アームの水平部先端に身体障
害者、病人、寝たきり老人載置具を係合させて昇
降させる昇降装置を設けた車椅子において、垂直
部の下端部前方に位置させると共に、上縁が前後
方向に起伏回動するよう背凭れに両端が後方に向
く略半円の弧状板を設け、さらに、垂直部の下端
部前方に向く面に先端が弧状板の方向に突出する
突軸を設け、また、弧状板の上縁に座板の両側縁
間の中央に水平部の軸線が一致したとき突軸の先
端が嵌り込む切欠きを設け、さらに、弧状板の両
端に互に内方に突出する突軸の先端係合部を設
け、上記弧状板に前方から後方垂直の起立位置迄
復帰させる回動性を付与して構成したものであ
る。
〔作用〕
車椅子のサイド方向に旋回アームを旋回させる
とき、前方に弧状板を押し倒して切欠きから突軸
を脱出させると共に、脱出状態の維持により上記
弧状板と突軸との係合関係を解除する。
次いで、所定の位置まで旋回アームを旋回させ
る。
このとき、旋回開始後弧状板の押し倒しを解除
すると、後方に向け弧状板を復帰回動させると共
に、上記弧状板の後面と突軸との接触により上記
復帰回動が途中でストツプする。
なお、旋回アームは、突軸と係合部との係合に
より略90°の位置で旋回がストツプする。
さらに、座板の直上に向け旋回アームを旋回さ
せたとき、切欠きに突軸が嵌り込んで旋回アーム
の旋回をストツプし、座板の両側縁間の中央に水
平部を合致させる。
〔実施例〕
図において、1は車椅子で、この車椅子1の背
凭れ2の後面には、旋回アーム3が設けられてい
る。
上記の旋回アーム3は、上記背凭れ2後面に旋
回自在に支持させて立設した垂直部4と、この垂
直部4の上端から連なつて水平方向に突出すると
共に、車椅子1の座席上方に臨ませたとき先端が
上記座席の前縁からあまり大きく突出しない長さ
の水平部5とで構成されている。
上記垂直部4の支持方法は、図示の場合背凭れ
2の後面にパイプ製の柱材6を固定して、この柱
材6の上端部外側に垂直部4の下端部を回動自在
に嵌装し、旋回アーム3を取外して屋外で車椅子
を使用できるようにしたが、車椅子に備えつけた
固定式であつてもよい。
また、旋回アーム3の水平部5の先端には、身
体障害者、病人、寝たきり老人の載置具7を係合
させて上記載置具7を昇降させる昇降装置8が設
けられている。
上記の昇降装置8は、図示の場合垂直部4内に
ハンドル9の操作により歯車を介しドライブする
ドラム10を組み込んで、このドラム10に巻取
つたワイヤ11を旋回アーム3の垂直部4内から
水平部5内をへて上記水平部5の先端から下方に
引き出し、上記ワイヤ11の先端に設けてあるフ
ツク12を載置具7の環13に係合させ、そして
ドラム10にワイヤ11を巻取つて身体障害者、
病人、寝たきり老人を吊り上げるようにしたが、
上記以外に水平部の先端にドラムを設けたり、上
記のドラムをモーターによりドライブしたり、或
る水平部の先端に小型の電動チエンブロツクを設
けたもの等であつてもよい。
なお、上記の載置具7は、図示の場合尻の下を
通過させる広幅な受布14と、この受布14の両
端から連なる細幅なベルト15とで構成したが、
上記にかえてバスケツト等を使用してもよい。
次に上記のように構成された車椅子の使用方法
を説明する。
第1図及び第2図に示すようにベツドAに横付
けした車椅子1に身体障害者、病人、寝たきり老
人をのせる場合、まず尻の下に載置具7の受布1
4を通し、そして旋回アーム3を旋回させて上記
載置具7の直上に水平部5の先端を臨ませたの
ち、フツク12に両ベルト15の環13を係合さ
せる。
その後にハンドル9の操作によりドラム10に
ワイヤ11を巻取つて上昇する載置具7を介し身
体障害者、病人、寝たきり老人を吊り上げたの
ち、旋回アーム3を旋回させて車椅子1の直上に
水平部5の先端側を位置させる。
然るのち、ハンドル9の操作によりドラム10
を回動させながらワイヤ11を巻き戻し、車椅子
1の座板16上に身体障害者、病人、寝たきり老
人を下ろす。
また、車椅子1からベツドAに戻す場合でも使
用する。
なお、旋回アーム3の旋回にともない吊り下げ
荷重により車椅子1が横に傾き或は倒れる場合、
第4図に示すようにベツドAのサイドに固定して
ある縦方向の溝形材17内に背凭れ2のサイドか
ら後方に向け突出する突出板18を嵌入させ、然
るのち溝形材17のネジ孔19にねじ込んである
撮み20付ネジ軸21をねじ込んで、上記ネジ軸
21の先端に設けてある押し板22と溝形材17
の溝側面とで突出板18を挾持しておくとよい。
さらに、入浴に際し車椅子1を使用する場合、
第8図に示すように、浴槽B内に片端に起立部材
24を有する座材23を沈めてこの起立部材24
の上端から突出する水平アーム25の浴槽B外に
突出する先端に上述の同様のネジ軸21、撮み2
0、押し板22を有する溝形材17を設けて、こ
の溝形材17に嵌入した突出板18をクランプす
ると、浴槽に横付けした車椅子1の傾きや倒れを
防止することができる。
また、車椅子1の座板16は前後にスライドす
ると共に、前方にスライドさせたとき、ストツパ
装置31により水平部5の先端と座板16の中央
部とが一致し、かつ後方にスライドさせたとき、
背凭れ2に座板16の後縁が臨んで停止するよう
になつている。
上記座板16は、車椅子1の両サイドフレーム
32の内側にそれぞれ平行させて上記サイドフレ
ーム32に支持させたガイドレール33を設ける
と共に、座板16の下面後端の両側に上下一対の
回転子34を軸承して、この上下の回転子34間
にガイドレール33を貫通させてガイドすると共
に、座板16の前端側を上下方向に移動可能とし
てある。
上記のストツパ装置31は、図示の場合両サイ
ドフレーム32の前脚部分に下端をそれぞれ回動
自在に取付けた傾動杆35と、この両傾動杆35
の上端同志を連結すると共に、座板16の下面前
端に設けてある筒状部36に挿通した連結杆37
とで構成されている。
上記のように構成すると、ベツドAから車椅子
1に吊り上げた身体障害者、病人、老人を乗り移
らせるとき、グリツプ38を把持して座板16を
前方にスライドさせて、上記座板16の中央部と
水平部5の先端とを一致させて、座板16上に安
定よく座らせる。
また、座らせたのち、グリツプ38を把持して
座板16を後方にスライドさせて元の位置に戻
す。
上記座板16を前方にスライドさせたとき、ス
トツパ装置31の傾動杆35が第3図反時計方向
に回動するので、前方にスライドする座板16の
前端を押し上げて、サイドフレーム32の上面か
ら座板16の下面を浮上させ、そして前方にスラ
イドした座板16の下面がサイドフレーム32の
上面で受架されて、上記座板16のスライドが停
止する。
なお、後方の元の位置に向け座板16をスライ
ドさせたときにも、上述ど同様の作用をする。
また、第5図及び第6図に示すように、旋回ア
ーム3の垂直部4下端部の前方に上縁が前後方向
に起伏回動するように背凭れ2に蝶番41を介し
両端が後方に向く略半円の弧状板42を取付ける
と共に、この弧状板42にバネ43により前方に
押し倒した上記弧状板42を起立位置に復帰する
回動性を付与し、さらに弧状板42の上縁両端間
中央に切欠き44を、垂直部4から前方に向け突
出すると共に、切欠き44に先端が嵌り込む突軸
45を、上記弧状板42の両端に互いに内向きに
突出して突軸45の先端に係合する係合部46を
設ける。
上記のように構成すると、ベツドAの直上に水
平部5を到達させるよう旋回アーム3を旋回させ
るとき、前方に弧状板42を押し倒して切欠き4
4から突軸45を脱出させると共に、脱出状態の
維持により上記弧状板42と突軸45との係合関
係を解除する。
次いで、所定の位置迄旋回アーム3を旋回させ
る。
このとき、旋回開始後弧状板42押し倒しを解
除すると、バネ43により弧状板42が復帰回動
して、上記弧状板42の後面と突軸45の先端と
の接触により弧状板42の復帰回動が途中でスト
ツプする。
なお、旋回アーム3は、突軸45と係合部46
との係合により、略90°の旋回範囲となる。
吊り上げ後、座板16の直上に向け旋回アーム
3を旋回させたとき、切欠き44と突軸45の先
端とが一致するので弧状板42の復帰回動阻止が
解除される。
その結果、復帰回動する弧状板42の切欠き4
4が突軸45に嵌り込んで旋回アーム3の旋回が
ストツプし、座板16の両側縁間中央に水平部が
位置する。
なお、図示のようにレバー(図示省略)の操作
によりL形のリンク47を介しロツド48と共に
水平部材49を上昇させると共に、この水平部材
49の両端内と外とで並行する二枚の抱込み片5
0を旋回後輪51をフオーク52上端から脱出さ
せると、後輪51が自由に旋回し、また、レバー
の操作を解除すると、自重によりロツド48と共
に水平部材49が降して、フオーク52の外側に
抱込み片50が嵌り込み、そして後輪51の旋回
が阻止されるので、車椅子1の横方向の移動を止
めることができる。
さらに、背凭れ2に取付けた筒状のガイド53
にバネ54により上昇復帰力の付与された昇降体
55を嵌挿すると共に、上記昇降体55の下端か
ら左右方向にのびる翼板56の両端にバネ57に
より下方に押し戻すスライド軸58を保持させる
と共に、このスライド軸58の下端に接地板59
を設け、ペタル60の踏み込みにより昇降体55
を降下させて床面に接地板59を押し付けると共
に、背凭れ2にバネ61を介し一方向の回動性を
付与した回動自在のストツパ片62を設けて、上
記昇降体55の降下時、昇降体55の端起立片6
3にストツパ片62を自動的に乗り込むようにし
ておくと、車椅子1の走行がストツプする。
なお、車椅子1の走行ストツプを解除する場
合、起立片63からストツパ片62が外れるよう
操作杆64により上記ストツパ片62を回動させ
るとよい。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る車椅子によれ
ば、ベツド上から座板の直上に身体障害者、病
人、老人を移送したとき、突軸に弧状板の切欠き
が自動的に嵌り込んで旋回アームの旋回を止める
と共に、停止した旋回アームの水平部を座板の両
側縁間の中央に一致させるので、座板上の中央に
座らせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る車椅子の使用状態を示
す側面図、第2図は同平面図、第3図は同上の要
部を示す縦断拡大側面図、第4図は同横断平面
図、第5図は弧状板の部分の拡大平面図、第6図
は同上の縦断側面図、第7図はドラムの部分の縦
断正面図、第8図は入浴使用例を示す平面図であ
る。 1……車椅子、2……背凭れ、3……旋回アー
ム、4……垂直部、5……水平部、6……柱材、
7……載置具、8……昇降装置、9……ハンド
ル、10……ドラム、11……ワイヤ、16……
座板、32……サイドフレーム、33……ガイド
レール、31……ストツパ装置、34……回転
子、35……傾動杆、36……筒状部、37……
連結杆、41……蝶番、42……弧状板、43…
…バネ、44……切欠き、45……突軸、46…
…係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背凭れ後面に旋回自在に下端を支持させて立設
    した垂直部と、この垂直部の上端から連なつて水
    平方向に突出する水平部とで構成した旋回アーム
    を設け、また、この旋回アームの水平部先端に身
    体障害者、病人、寝たきり老人載置具を係合させ
    て昇降させる昇降装置を設けた車椅子において、
    垂直部の下端部前方に位置させると共に、上縁が
    前後方向に起伏回動するよう背凭れに両端が後方
    に向く略半円の弧状板を設け、さらに、垂直部の
    下端部前方に向く面に先端が弧状板の方向に突出
    する突軸を設け、また、弧状板の上縁に座板の両
    側縁間の中央に水平部の軸線が一致したとき突軸
    の先端が嵌り込む切欠きを設け、さらに、弧状板
    の両端に互に内方に突出する突軸の先端係合部を
    設け、上記弧状板に前方から後方垂直の起立位置
    迄復帰させる回動性を付与したことを特徴とする
    車椅子。
JP1990104863U 1990-10-03 1990-10-03 Expired - Lifetime JPH054820Y2 (ja)

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JP1990104863U JPH054820Y2 (ja) 1990-10-03 1990-10-03

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JP1990104863U JPH054820Y2 (ja) 1990-10-03 1990-10-03

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Publication Number Publication Date
JPH0461525U JPH0461525U (ja) 1992-05-27
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ID=31850303

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JP1990104863U Expired - Lifetime JPH054820Y2 (ja) 1990-10-03 1990-10-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0461525U (ja) 1992-05-27

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