JPH0547914Y2 - - Google Patents

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JPH0547914Y2
JPH0547914Y2 JP1986161795U JP16179586U JPH0547914Y2 JP H0547914 Y2 JPH0547914 Y2 JP H0547914Y2 JP 1986161795 U JP1986161795 U JP 1986161795U JP 16179586 U JP16179586 U JP 16179586U JP H0547914 Y2 JPH0547914 Y2 JP H0547914Y2
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fastening
band
hose
corner
clamp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用エアクリーナの吸気口に接続
される吸気口延長用ダクトの如き、大口径ホース
の締結用クランプに関する。
[従来の技術] 上記のエアクリーナ用ダクトの締結用クランプ
としては第4図に示した構造のものが一般に使わ
れて来た。
21はスチール製の締結用バンドであつて、ダ
クトの横断面外形に相似させて曲げ加工されてお
り、両端部に設けた一対のL字形の折り曲げ個所
21Aにボルト挿通用孔を穿つたうえ、この孔に
挿し通したボルト22とナツト23によつてバン
ド21に締結力が及ぼしていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の如き従来のホースの締結用クランプは、
組付けまたは取外しに手間がかかると共に、締め
付け度合は手加減によつていたので、強く締めす
きてダクトや継手部が変形するなどの不都合があ
つた。
また、小口径ホースの締結用クランプとして、
支点と力点の中間位置に締結部材を回動可能に連
結する締結具を有し、着脱を能率的に行えるバン
ドも製造されているが、バンドの本体が重なり合
う部分において段落ができ、ダクトなど被締結物
に局部的に集中力が加わり、経時的に表面から亀
裂が発生する原因となつたり、押圧力が局部的に
小さい部分を生じさせ微小な隙間が発生して埃を
吸引する恐れがあつたりする欠点があつた。
この考案の目的は、容易な着脱作業により、大
口径ホースを全締結面において一定の締め付け力
で締結でき、これにより締結面において部分的に
締結力の集中やシール不良が防止できるホースの
締結用クランプの提供にある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案によるホ
ースの締結用クランプは、a角部が弧状に形成さ
れた略矩形を呈するホース嵌合用継手の横断面外
周形状に相似させて曲げ加工された、弾性材料製
の締結用バンドと、b弾性材料からなり、曲率半
径を縮める側に付勢された弧状ばね作用部を有す
ると共に、前記締結用バンドの角部に回動可能に
連結されたバンド角部締結部材と、C前記締結用
バンドの他端近くの平坦部にその支点を連結させ
ると共に、支点と力点である自由端との中間位置
に前記バンド角部締結部材の他端側を回動可能に
連結させた、前記バンド角部締結部材の引張用テ
コとからなり、前記締結用バンドの一端部の内側
に他端部を重ね合わせて締結するホースの締結用
クランプにおいて、d前記締結用バンドは、一端
部を外方向に折り曲げて段落部を設け、締結時に
おいて、前記締結用バンドの前記一端部の内側に
他端部を重ね合わせて締結すると共に、前記他端
部の先端が、ストツパーとして作用する前記段落
部に係止する様にしたことを特徴とする。
[作用および考案の効果] 上記の構成を備えたホースの締結用クランプ
は、締結部材に及ぼす締結力を取り除く方向に引
張用テコを回動させ、締結用バンドの曲げ状態を
拡大させたうえ、バンドをホースの接続端に仮嵌
め込みさせた状態のもとに、ホースをその嵌合用
継手に嵌着させ、次いで引張用テコを締結部材に
引張力が及ぼされ方向に逆回動する。この動作で
バンドの他端部の先端は段落部に係止され、バン
ドによるホースの締結は一挙にして完了する。
従つて本考案のクランプによるホースの締結は
締結作業は極めて簡単迅速に行えるし、締結力も
クランプの設計の際にあらかじる選定した値に常
に不変に保たれ、締結時のバンドの重ね合わせ部
が平坦であるため、クランプやホースなどを損傷
させたり、経時的にシール不良が発生し埃が吸い
込まれる不都合を生じない。
[実施例] 以下に図に示す実施例に基づいて本考案の構成
を具体的に説明する。
第1図〜第3図は、自動車用エアクリーナの吸
気口継手に接続される吸気口延長用ダクトの締結
のために、本考案による一実施例クランプを用い
た事例を示しており、締結用バンド1は、吸気口
継手11に嵌着させた大口径の蛇腹状ホースとし
てのダクト10の嵌合個所10Aを巻き込むよう
にして締結固定されている。
締結用バンド1は、薄板鋼板製の帯状材を、横
断面形状が矩形をなすダクト10の外周形状に相
似させるべく曲げ加工して作成されている。その
両端部は幾分重ね合わせると共に、この重ね合わ
せ部分において内側バンドの先端1Dが外側バン
ドと接する個所には、外側バンドに、バンド1の
厚さ分に等しい外方向きの段落状折り曲げ加工部
を設け、この段落部1Cにバンド先端1Dの位置
決め用ストツパとしての機能を与えている。
締結用バンド1の一端にはヒンジ部を形成させ
るための丸め込み加工が施されており、この丸め
込み部1Aには、弾性に富んだ金属線材を曲げ加
工して作られ、円弧状ばね作用部を形成させたレ
バー状締結部材2の一端側折り曲げ部2Aが回動
可能にはめ込まれている。
締結用バンド1の他端に近い個所には、同じく
ヒンジを形成させるための打ち抜き膨出加工を施
すことによつて軸受部1Bを設けている。この軸
受部1Bには、金属線材を曲げ加工して作成した
図示の如きテコ3の一方の端に支点を形成させる
ために設けた、L字形折り曲げ部3Aが回動可能
に嵌入されている。
テコ3の一端側支点3Aと他端側力点3Cであ
る自由端との中間個所には、テコ3の構成材であ
る金属線材をループ状に巻回加工して形成させた
軸受部3Bが設けてあり、その軸孔内に締結部材
2の他端側の折り曲げ個所2Bを回動可能に嵌入
さることによつて、締結用バンド1、締結部材
2、およびテコ3の3つの部材はそれぞれヒンジ
部を介して一体的に連結された状態になる。
上記実施例クランプの使用方法について第3図
を参照しながら説明すると、テコ3を図中に矢印
ロで示した方向に回動させることによつて、テコ
3による締結部材2に対する引張力は失われると
共に、テコ3が及ぼす押圧力によつて、締結用バ
ンド1は図中に2点鎖線で描かれているようにそ
の内のり寸法を拡大される。
内のり寸法が拡張されたバンド1は容易にダクト
10の端部に外嵌させることができる。次いでこ
のダクト端部をエアクリーナの継手11に嵌め込
んだうえ、テコ3を図示矢印ハ方向に回動させる
ことによつて締結部材2には次第に引張力が及ぼ
されると共に、一端拡張されたバンド1の内のり
寸法は再び縮小されて行き、テコ3が回動し終つ
てハ位置に達した時、引張力は最大値に達すると
共に、内のり寸法の縮小はバンド1の一端1Dが
このバンドに設けた段落部1Cに突き当たること
によつて停止する。この時円弧状ばね作用部を有
する締結部材2は、円弧状部の曲率半径を縮める
側に付勢されていることにより、テコ3を矢印ハ
方向に更に回動させようとするばね作用体として
働くので、テコ3が矢印ロ方向に逆転して締結引
張力が失われることは起こり得ない。
上記実施例では大口径ホースの一例として、自
動車の狭いエンジンルーム内にコンパクトに納め
られるように横断面形状を矩形にしたダクトを示
したが、勿論丸形、楕円形その他の横断面形状を
有するホースに対しても、本考案の構成用件を備
えたクランプを作成し、その効果を発揮させるこ
とができる。
横断面が丸形のクランプの場合には、締結部材
2の一端側折り曲げ個所1A、またはテコ3の軸
受部2Bをそれぞれ任意の間隔をへだててバンド
1の長手方向に複数個所設けて置き、締結すべき
ホースの外径寸法の変化に応じて締結部材2また
はテコ3の取付け個所を移動させることによつ
て、唯一種類の締結用クランプを複数種のホース
に適応させることもできる。バンド1の素材とし
て、金属に代えて弾力性に富んだ硬質合成樹脂を
用い、射出成形法などによれば、このような構造
を備えたバンド1の作成も比較的容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は大口径ホースとしての自動車
用エアクリーナの吸気口延長用ダクトの未端部締
結用クランプを示しており、第1図はクランプの
側面図、第2図と第3図は締結させた状態を描い
た、それぞれ締結個所近傍の正面図とそのイ−イ
断面図である。 第4図は上記と同様なダクトの末端部締結用の
従来のクランプを示した斜視図である。 図中、1……締結用バンド、2……締結部材、
3……引張用テコ、3A……支点、3C……力
点、2B,3B……締結部材と引張用テコの連結
個所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 a 角部が弧状に形成された略矩形を呈するホー
    ス嵌合用継手の横断面外周形状に相似させて曲
    げ加工された、弾性材料製の締結用バンドと、 b 弾性材料からなり、曲率半径を縮める側に付
    勢された弧状ばね作用部を有すると共に、前記
    締結用バンドの角部に回動可能に連結されたバ
    ンド角部締結部材と、 c 前記締結用バンドの他端近くの平坦部にその
    支点を連結させると共に、支点と力点である自
    由端との中間位置に前記ハンド角部締結部材の
    他端側を回動可能に連結させた、前記バンド角
    部締結部材の引張用テコとからなり、前記締結
    用バンドの一端部の内側に他端部を重ね合わせ
    て締結するホースの締結用クランプにおいて、 d 前記締結用バンドは、一端部を外方向に折り
    曲げて段落部を設け、締結時において、前記締
    結用バンドの前記一端部の内側に他端部を重ね
    合わせて締結すると共に、前記他端部の先端
    が、ストツパーとして作用する前記段落部に係
    止する様にしたことを特徴とするホースの締結
    用クランプ。
JP1986161795U 1986-10-22 1986-10-22 Expired - Lifetime JPH0547914Y2 (ja)

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JPS6366691U JPS6366691U (ja) 1988-05-06
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4738135U (ja) * 1971-05-17 1972-12-27
JPS513460U (ja) * 1974-06-25 1976-01-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4738135U (ja) * 1971-05-17 1972-12-27
JPS513460U (ja) * 1974-06-25 1976-01-12

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JPS6366691U (ja) 1988-05-06

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