JPH0716149Y2 - ホースバンドクリップ - Google Patents

ホースバンドクリップ

Info

Publication number
JPH0716149Y2
JPH0716149Y2 JP3990992U JP3990992U JPH0716149Y2 JP H0716149 Y2 JPH0716149 Y2 JP H0716149Y2 JP 3990992 U JP3990992 U JP 3990992U JP 3990992 U JP3990992 U JP 3990992U JP H0716149 Y2 JPH0716149 Y2 JP H0716149Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
band
clip
plate portion
wedge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3990992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0620971U (ja
Inventor
猛 大島
宏雅 波田
Original Assignee
猛 大島
宏雅 波田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 猛 大島, 宏雅 波田 filed Critical 猛 大島
Priority to JP3990992U priority Critical patent/JPH0716149Y2/ja
Publication of JPH0620971U publication Critical patent/JPH0620971U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0716149Y2 publication Critical patent/JPH0716149Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として給排気口のホ
ース接続部に接続したゴムホースをバンドによって固縛
する際に使用するホースバンドクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようにゴムホースをバンドによっ
て固縛する際に使用するバンド締結手段として、バンド
の両自由端をボルトのような金具を用いて相反する引っ
張り方向に縛って該バンドをゴムホースの外周に締め込
む構造のものが知られているが、この構造は締結手段が
大型化し、小幅のバンドを締結するには適さないので、
現在では、図6に示すようにボール21を併用してバン
ド22の両自由端22a,22bを楔効果的に固定する
金属製のクリップ23が用いられている。
【0003】すなわち、図6のクリップ23において
は、底板部23aの上方に、ボール挿入口24を有する
と共に、内部が狭隘とされた楔室25が該底板部23a
に連設された天板部23bによって形成され、かつ該天
板部23bのボール挿入口24側にストッパー用の舌片
23cが形成されており、バンド22の一方の自由端2
2aに設けた折り返し部26を上記底板部23aの一端
に係合させ、かつ該底板部23aに開設した抜け止め穴
27に折り返し部26の切り起こし片28を係止させた
のち、上記バンド22を図示しないゴムホースに巻回
し、他方の自由端22bを(図6の左方から)上記楔室
25に挿通させて前記一方の自由端22aに重ねると共
に、該バンド22に引っ張り(締め付け)方向の力を加
えた状態で楔室25にボール21を挿入し、この挿入に
よる楔効果でボール21を重合している自由端22a,
22bに圧接させ、かつストッパー用の舌片23cを矢
印方向に折り曲げてボール21の抜け出しを阻止する構
造とされている。これによれば両自由端22a,22b
がボール21の圧接力で締結されることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図6構造の
クリップ23では、該クリップ23とは別個のボール2
1を使用して締結操作するので、締結操作が面倒である
と共に、未使用状態ではクリップ23にボール21が拘
束されていないので、ボール21を紛失する虞がある。
また、一旦締結した状態からバンド22を緩めようとす
る場合、ボール21の取り出しがむつかしく、緩め操作
が困難になって、締結解除をバンド22の切断で行なわ
なくてはならず、バンド22ならびにクリップ23の再
使用ができなかった。さらに、自由端22a,22bは
該自由端にボール21が点接触している状態で行われる
ので、たとえば振動等が加わって接触状態が変化する
と、締結力の不足をきたすことになる。
【0005】そこで本考案は、バンドの締結およびその
解除が容易であり、かつ強固な締結が行えると共に、製
作が簡単なホースバンドクリップの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、バン
ドの両自由端を重合状態で締結するホースバンドクリッ
プであって、上記バンドの自由端に形成した折り返し部
が一端に係合される底板部と、該底板部に開設されて上
記折り返し部に形成されている突部が係止される抜け止
め穴と、上記底板部の両側の側板部を該底板部の上方に
おいて突き合わせ方向に折曲させることにより形成され
た底板部上の楔室と、該楔室の内頂面を上記底板部の一
端側に下降傾斜させることにより形成された楔面と、上
記底板部の他端に連設されて先端が上記楔室に突入され
た首状の可撓部と、該可撓部の先端に形成された円筒部
と、該円筒部の上記バンドとの対接面に形成された尖角
な突起とからなることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、バンドの一方の自由端を
折り返し部によってクリップの底板部に係合し、かつ該
折り返し部の突部を抜け止め穴に係止させて抜け止めし
た状態から、他の自由端を上記一方の自由端上に重ねて
楔室に通し、次にクリップの円筒部を可撓部の変形を利
用して楔室内に押し込めば、該円筒部が自由端と楔面と
の間に密接的に進入することによる楔効果で、該円筒部
に形成されている突起が自由端に喰い込むことになっ
て、バンドの両自由端が締結されることになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0009】図1ないし図4に示すクリップ1はステン
レス等の薄厚の金属板を打抜き、これを折曲加工するこ
とで製作されたものであって、バンド2(図2,図3参
照)の一方の自由端2aに形成した折り返し部3が一端
に係合される底板部1aを有し、この底板部1aに、上
記折り返し部3に切り起こし形成されている突片4が係
止される抜け止め穴5が開設されると共に、両側に側板
部1b,1bが連設されている。
【0010】上記側板部1b,1bは底板部1aの上方
へ水平に折り曲げられることによって、該底板部1a上
に両端が開口するバンド挿通部6が形成されると共に、
さらに両側板部1b,1bが上方へ、互いに突き合わせ
方向へ略L字状に折り曲げられることによって、これら
の折り曲げ部1c,1cにより上記バンド挿通部6に連
通する楔室7が形成される。その場合、各折り曲げ部1
c,1cは底板部1aの前記一端側に向けて高さが漸次
低くなるように突き合わせることによって、楔室7の内
頂面がテーパ状の楔面7a(図2参照)を形成するよう
に製作される。
【0011】また、上記底板部1aの他端側には起立部
1dが連設されて、該起立部1dにバンド通し用の開口
部8が開設されると共に、該起立部1dから細長の首状
の可撓部1eが延設され、この可撓部1eの先端が上記
楔室7に突入され、かつその突入先端に円筒部9が設け
られ、該円筒部9のバンド2との接触部にV字状の尖角
な突起10が形成される。
【0012】上記の構成によれば、開口部8からバンド
挿通部6にバンド2の一方の自由端2aを通し、該自由
端2aにおける折り返し部3を底板部1aの一端に嵌合
させ、かつ突片4を抜け止め穴5に係止させて抜け止め
した状態から、バンド2を図示しないゴムホースに巻回
し、他方の自由端2bを一方の自由端2a上に重ねてバ
ンド挿通部6に通し、開口部8から図2の矢印方向へ抜
き出して、該他方の自由端2bに引っ張り力を加え、次
に図2の実線位置から鎖線位置に向けて、可撓部1eの
変形を利用しつつ円筒部9を押し込めば、該円筒部9が
楔面7aと自由端2a,2bとの間に密接的に押し込ま
れる楔効果によって、該円筒部9に形成している突起1
0が自由端2bに喰い込み、これによって自由端2a,
2bが締結されることになる。
【0013】これによれば、クリップ1のみによってバ
ンド2の締結が行なえ、しかも締結操作は円筒部9の押
し込みだけで行なえるから、取扱いが簡便となる。しか
も、可撓部1eに円筒部9を引き抜く方向の力を加えれ
ば、自由端2bに対する突起10の喰い込みが外れるか
ら、バンド2の緩め操作が可能となり、締結を解除する
とクリップ1ならびにバンド2の再使用が可能となる。
また、バンド2の締結が自由端2bに対する突起10の
喰い込みで行なわれるので、強力な締結が得られること
になる。
【0014】ところで、上記構造のクリップ1は底板部
1aに連設されている側板部1c,1cを折り曲げ加工
してバンド挿通部6ならびに楔室7を形成すると共に、
該底板部1aに連設して起立部1d、可撓部1e、円筒
部9を形成している。したがって、図5に示す形に金属
板を打ち抜き、次に鎖線にしたがって該金属板を折り曲
げると共に、可撓部1eの先端を曲げ加工して円筒部9
を形成し、また上記打ち抜き時に該円筒部9となる部分
に突起10を形成しておくことによってクリップ1を製
作できることになって、該クリップ1の製作が簡単とな
る。
【0015】
【考案の効果】以上の記載によって明らかなように、本
考案によれば、従来のようにボールを併用せず、クリッ
プ単体によってバンドの締結ができるから、使用が便利
となり、かつ締結操作が容易となる。また、バンド締結
状態から、可撓部による円筒部の引き抜き方向の操作で
締結を脱し、バンドを緩めることができるので、クリッ
プならびにバンドの再使用ができることになる。
【0016】さらに、金属板の打ち抜きと、この打ち抜
いた金属板の折り曲げならびに曲げ加工でクリップを製
作でき、製作が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるクリップの斜視図。
【図2】 上記クリップの使用状態の断面図。
【図3】 図2におけるA−A線矢視切断図。
【図4】 上記クリップの円筒部の拡大図。
【図5】 上記クリップの打ち抜き加工状態の平面
図。
【図6】 従来例の断面図。
【符号の説明】
1 クリップ 1a 底板部 1b 側板部 1c 折り曲げ部 1e 可撓部 2 バンド 2a,2b 自由端 3 折り返し部 4 突片 5 抜け止め穴 7 楔室 7a 楔面 9 円筒部 10 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドの両自由端を重合状態で締結する
    ホースバンドクリップであって、上記バンドの自由端に
    形成した折り返し部が一端に係合される底板部と、該底
    板部に開設されて上記折り返し部に形成されている突部
    が係止される抜け止め穴と、上記底板部の両側の側板部
    を該底板部の上方において突き合わせ方向に折曲させる
    ことにより形成された底板部上の楔室と、該楔室の内頂
    面を上記底板部の一端側に下降傾斜させることにより形
    成された楔面と、上記底板部の他端に連設されて先端が
    上記楔室に突入された首状の可撓部と、該可撓部の先端
    に形成された円筒部と、該円筒部の上記バンドとの対接
    面に形成された尖角な突起とからなることを特徴とする
    ホースバンドクリップ。
JP3990992U 1992-05-18 1992-05-18 ホースバンドクリップ Expired - Lifetime JPH0716149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3990992U JPH0716149Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 ホースバンドクリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3990992U JPH0716149Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 ホースバンドクリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0620971U JPH0620971U (ja) 1994-03-18
JPH0716149Y2 true JPH0716149Y2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=12566084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3990992U Expired - Lifetime JPH0716149Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 ホースバンドクリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716149Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0620971U (ja) 1994-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3416437B2 (ja) 紐端止め具
TWI491827B (zh) 軟管夾具
JPS63251616A (ja) ファスナー組立体
JPS59137611A (ja) クランプ
WO1988003231A1 (en) Fastening means
JPH0716149Y2 (ja) ホースバンドクリップ
US4993124A (en) Worm drive clamp with automatic spring lever
JPH0465250B2 (ja)
US4366937A (en) Device for mounting an object to a post
JPH0112008Y2 (ja)
JP3880657B2 (ja) バンド締付具
JP3917501B2 (ja) ホースクランプ
JP3740921B2 (ja) スプリングナット
JPH0139992Y2 (ja)
JP2959752B2 (ja) 電柱用バンドの締付け器
JPH01503635A (ja) 固定要素
JPS5916289Y2 (ja) 荷物等の緊締用バツクル
JP3441136B2 (ja) 締付バンド
JPH0140272Y2 (ja)
JP3084254B2 (ja) 固定用バンド
JPH0355683B2 (ja)
JP3060012U (ja) 締付けバンドの係止装置
JPH0745171Y2 (ja) シート止め材のジョイント部材
JPS6225591Y2 (ja)
JPH0781565B2 (ja) 速締型ねじなしバンド

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term