JPH0547844U - 金属材料引張試験機の継手 - Google Patents

金属材料引張試験機の継手

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JPH0547844U
JPH0547844U JP10429991U JP10429991U JPH0547844U JP H0547844 U JPH0547844 U JP H0547844U JP 10429991 U JP10429991 U JP 10429991U JP 10429991 U JP10429991 U JP 10429991U JP H0547844 U JPH0547844 U JP H0547844U
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JP
Japan
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chuck
fitting
screw
pin
test piece
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Withdrawn
Application number
JP10429991U
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English (en)
Inventor
和生 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジ部が設けられた引張試験片の試験機への
脱着作業の能率を向上する。 【構成】 上記試験片のネジ部と係合するネジ部が軸芯
を含む面で2分割されたチヤックA、Bと、この2分割
チヤックA、Bの双方を固定する掛止具17とからな
り、一方のチヤックAはプルロット1に一体的に連結さ
れ、他方のチヤックBとは互いに底部側でピン9により
結合され、他方のチヤックBが回動自在とされている構
造で着脱にさいしてネジの回動が全く不要な構造であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はネジ部を有する引張試験片を、簡便かつ確実に、しかも試験片を回転 することなく装着することができる継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属材料の引張試験において、チヤック部に試験片を装着する方法として、試 験片およびチヤックにネジを加工し、これにより両者を図3のように固定するの が最も確実である。 しかし、この場合、試験片20を回転させながらチヤック21に装着する必要 があるため作業性が悪い。また、引張試験片20の両端をチヤック21に固定し なくてはならず、少なくても一方のチヤック21を試験片装着の度に試験機本体 から取り外す手間がかかる欠点も有する。
【0003】 このため、実開昭60−51449号の提案にあるように、試験片のネジ部と 係合するネジ部が軸芯を含む面で複数個に分割されるとともに外周にもネジ部が 刻設されている継手部材と、同継手部材を囲繞しかつ同囲繞部の一部が軸方向に 切断された切欠を有し、上記継手部材と螺合する緊締部材とからなる試験片継手 が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記提案の継手においても、試験片の脱着には緊締部材の脱着 が必要でスパナ等の工具を用いて緊締部材をネジ回動する必要があり依然として 作業性が悪いという問題点がある。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、ネジの回動動作が不要で、作業性を抜本的に改善で きる金属材料引張試験機の継手を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における金属材料引張試験機の継手は、端 部にネジ部が設けられている試験片に負荷荷重を与えるプルロットに配置された 継手であって、上記試験片のネジ部と係合するネジ部が軸芯を含む面で2分割さ れたチヤックと、この2分割チヤックの双方を固定する掛止具とから成り、2分 割チヤックの一方のチヤックAはプルロットに一体的に連結され、他方のチヤッ クBに向かってその内面側にネジの直径より大きい間隔で両側に突出した嵌合面 が形成され、該嵌合面の底面はネジ軸に対し垂直な面からなる耐圧面となされ、 前記嵌合面の裏面側には上部から下部に向かう掛止嵌合孔を備え、かつ前記両耐 圧面の下位には空間を挟んでピン穴を備え上面コーナー部が曲面状に形成された 具設突起を左右に一体的に形成した構造であり、他方のチヤックBは前記チヤッ クAのネジに対向する内面にネジを有し、その外面はチヤックAの嵌合面に嵌合 する嵌合面とされた上部構造と、該上部構造に続いて前記チヤックAの耐圧面と 具設突起の上面との空間に進入可能で、耐圧面に接する上面のコーナー部が曲面 形状とされた荷重面を備えた横長突起を一体的に設け、かつ該突起の下部には前 記チヤックAの具設突起のピン穴と同一軸芯でかつピン径より大きい径のピン穴 を有し具設突起間に進入可能な基部を一体的に備えもってピンによりチヤックA に回動自在に係合された構造であり、掛止具は平面形状コ字型でその開放先端側 にチヤックAの嵌合面の裏面側に設けた掛止嵌合孔に嵌合する突起を備えた構造 である。
【0007】
【作用】
チヤックの一方をプルロットに固定し、他方を前記チヤックと各々の下端部で ピン結合し回動自在としてあるため試験片の脱着はプルロット側の半割りチヤッ クのネジに当がい他方の半割りチヤックをピンを支点に回動させることによりワ ンタッチで確実に達成できる。 また、両方のチヤックをピンで係合するに当たり一方のピン穴径をピンの径より 若干大きく(0.5〜2mm程)してあるので、チヤック合体の最終段階で可動 側チヤックの荷重軸に対し固定側チヤックに設けた垂直な耐圧面に沿った移動を 可能とし、試験片、チヤック双方のネジ同志の結合をスムースに可能とする。 非固定側チヤックに引張荷重がかかったときその荷重面が固定側チヤックの耐 圧面に当接しているので、非固定側チヤックを回動自在に固定側チヤックに結合 しているピンには荷重がかからないため、ピンに損傷がない。 具設突起及び横長突起の上面コーナー部が各々曲面形状としてあるので、チヤ ック合体時における耐圧面、荷重面相互の間隙を極力小さくできる。 平面形状コ字型で固定側チヤックに設けた掛止嵌合孔に嵌合する突起を備えた 掛止具をチヤックの合体後嵌合せしめるのみで、緊締結合できるので、緊締結合 に当たり回転動作、工具が全く不要である。 これらチヤック、掛止具の材質は強度が高く磨耗し難い材質とすることが望ま しく、鉄基、ニツケル基あるいはコバルト基の鍛造型あるいは鋳造型の合金が好 ましい。
【0008】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を説明する。 図1、図2は本考案の実施例を示し、本考案継手は端部にネジ部が設けられてい る試験片に負荷荷重を与えるプルロットに配置されており、上記試験片のネジ部 と係合するネジ部が軸芯を含む面で2分割されたチヤックA(図1(a))とチ ヤックB(図1(b))及びこの2分割チヤックの双方を固定する掛止具17( 図1(c))とから成っている。図1はチヤックA、B、掛止具17を分解して 示す。
【0009】 図1(a)において、チヤックAはプルロット1に一体的に連結されており、 2は試験片のネジ部と係合するネジ、3は他方のチヤックBに向かってその内面 側にネジ2の直径より大きい間隔で両側に突出した嵌合面、4は嵌合面3の裏面 に設けられた上部から下部に向かう掛止嵌合孔、5は嵌合面3を形成するブロッ クの底面に設けられネジ軸に対し垂直な面である耐圧面、6は耐圧面5と所定の 空間を保持して一体的に形成された具設突起、7は該突起の上面コーナーに設け た曲面、8はピン9を通すピン穴である。
【0010】 図1(b)は、チヤックAと合体するチヤックBの構造を示し、10は試験片 のネジ部と係合するネジ、11はチヤックAの嵌合面3に嵌合するべく形成され た嵌合面、12は上記ネジ10、嵌合面11を備えた上部構造部に続き一体的に 設けられた横長突起、13は該横長突起12の上面である荷重面、14は横長突 起の上面コーナー部に形成された曲面、横長突起12はチヤックAと合体時チヤ ックAの耐圧面5と具設突起6の上面との空間部に進入し荷重面13は耐圧面5 と近接する状態になる。 15は横長突起12の下部に一体的に形成された基部、16はピン9を通すピン 穴で具説突起6に設けたピン穴と同一軸に設けられピン9の直径より0.5〜2 .0mm大きい直径で形成されている。 しかして、チヤックBはピン9を支点軸として回動自在であり、チヤックAの具 設突起6に設けた曲面7及びチヤックBの横長突起12に設けた曲面14により チヤックA、チヤックBの合体時に両者の耐圧面5、荷重面14で形成される間 隙が小さくできる。 また、チヤックB側のピン穴16がピン9の直径より大きく(0.5〜2.0m m程)形成してあるため、合体時にチヤックBをチヤックAに対し単に回動する だけでなく隙間分だけ水平移動させることが可能であり、この構成によって試験 片のネジとの係合が回動動作一回のみで確実に実行できる。
【0011】 図1(c)はチヤックA、チヤックBの合体を緊締するための掛止具を示し、 平面形状コ字型の掛止具17であり、開放先端側に嵌合突起18が設けてある。 この嵌合突起18はチヤックAの掛止嵌合孔4に嵌合しチヤックA、チヤックB を合体後、チヤックBの背面から装着され両者を緊締する。19はつかみ部であ る。
【0012】 図2は上記に示したチヤック合体と掛止具による緊締結合状態を示す説明図で 、図2(a)は上面図、図2(b)は正面図である。 チヤックA、チヤックBの合体を解くには掛止具17を上方に持ち上げ掛止嵌合 孔4と嵌合突起18の係合を外すことによりワンタッチで実行できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案の継手は、以上の如き構造であるため、試験片の着脱に際し、ネジの回 転動作、工具が全く不要で、ワンタッチで着脱できるので、極めて能率が良く、 かつ非固定側チヤックの支点軸に荷重がかからない構造であるので、長期安定使 用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の継手の実施例を示し、継手を構成する
チヤック、掛止具の構造を分解して示す斜視説明図であ
る。
【図2】チヤック合体と掛止具による緊締結合状態を示
す説明図である。
【図3】従来のチヤックを示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 プルロット 2 ネジ 3 嵌合面 4 掛止嵌合孔 5 耐圧面 6 具設突起 7 曲面 8 ピン穴 9 ピン 10 ネジ 11 嵌合面 12 横長突起 13 荷重面 14 曲面 15 基部 16 ピン穴 17 掛止具 18 嵌合突起 19 つかみ部 20 引張試験片 21 チヤック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部にネジ部が設けられている試験片に
    負荷荷重を与えるプルロットに配置された継手であっ
    て、上記試験片のネジ部と係合するネジ部が軸芯を含む
    面で2分割されたチヤックと、この2分割チヤックの双
    方を固定する掛止具とから成り、2分割チヤックの一方
    のチヤックAはプルロットに一体的に連結され、他方の
    チヤックBに向かってその内面側にネジの直径より大き
    い間隔で両側に突出した嵌合面が形成され、該嵌合面の
    底面はネジ軸に対し垂直な面からなる耐圧面となされ、
    前記嵌合面の裏面側には上部から下部に向かう掛止嵌合
    孔を備え、かつ前記両耐圧面の下位には空間を挟んでピ
    ン穴を備え上面コーナー部が曲面状に形成された具設突
    起を左右に一体的に形成した構造であり、他方のチヤッ
    クBは前記チヤックAのネジに対向する内面にネジを有
    し、その外面はチヤックAの嵌合面に嵌合する嵌合面と
    された上部構造と、該上部構造に続いて前記チヤックA
    の耐圧面と具設突起の上面との空間に進入可能で、耐圧
    面に接する上面のコーナー部が曲面形状とされた荷重面
    を備えた横長突起を一体的に設け、かつ該突起の下部に
    は前記チヤックAの具設突起のピン穴と同一軸芯でかつ
    ピン径より大きい径のピン穴を有し具設突起間に進入可
    能な基部を一体的に備えもってピンによりチヤックAに
    回動自在に係合された構造であり、掛止具は平面形状コ
    字型でその開放先端側にチヤックAの嵌合面の裏面側に
    設けた掛止嵌合孔に嵌合する突起を備えた構造であるこ
    とを特徴とする金属材料引張試験機の継手。
JP10429991U 1991-11-25 1991-11-25 金属材料引張試験機の継手 Withdrawn JPH0547844U (ja)

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JPH0547844U true JPH0547844U (ja) 1993-06-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230334A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Shimadzu Corp クロスヘッド停止位置設定用治具および材料試験機

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