JPH0547470U - 容量制御冷凍サイクル - Google Patents

容量制御冷凍サイクル

Info

Publication number
JPH0547470U
JPH0547470U JP9920891U JP9920891U JPH0547470U JP H0547470 U JPH0547470 U JP H0547470U JP 9920891 U JP9920891 U JP 9920891U JP 9920891 U JP9920891 U JP 9920891U JP H0547470 U JPH0547470 U JP H0547470U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression element
auxiliary
capacity
main
bypass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9920891U
Other languages
English (en)
Inventor
勝行 川▲さき▼
寿史 柬理
雄介 小河
智明 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9920891U priority Critical patent/JPH0547470U/ja
Publication of JPH0547470U publication Critical patent/JPH0547470U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直列運転(二段圧縮運転)においては、その
目的に応じた主圧縮要素側と補助圧縮要素側の理論押し
のけ量比を設定できるとともに、並列運転においては、
圧縮機最大能力が低下することのない容量制御冷凍サイ
クルを得る。 【構成】 主圧縮要素2と補助圧縮要素3のいずれか一
方、もしくは両方の圧縮要素2,3の圧縮工程途中の部
位に圧縮要素の低圧側と連通するバイパス通路18,2
0を設け、バイパス通路18,20を開閉するバイパス
制御機構を有したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主圧縮要素と補助圧縮要素の二つの圧縮要素を持つ容量制御冷凍 サイクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は例えば特開昭59ー150991号公報に示された従来の容量制御冷凍 サイクルを示す構成図であり、図において、1は主圧縮要素2と補助圧縮要素3 とを有する密閉形の圧縮機、4は主圧縮要素吐出パイプ、5は補助圧縮機要素吐 出パイプで、両吐出パイプ4,5は合流して高圧ガス配管6となる。7は凝縮器 、8は高圧液配管、9は減圧器、10は蒸発器、11は圧縮機1と蒸発器10と を結ぶ低圧ガス配管、12は主圧縮要素吸込みパイプ、13は補助圧縮要素吸込 みパイプ、14は補助圧縮要素吐出パイプ5の途中に設けられた高圧側逆止弁、 15は主圧縮要素吸込みパイプ12の途中に設けられた低圧側逆止弁、16は低 圧側逆止弁15の主圧縮要素2側と高圧側逆止弁14の補助圧縮要素3側とを結 ぶバイパス管で、途中に容量制御時に冷媒を流すバイパス制御用二方弁17を設 けている。
【0003】 次に容量制御をしないフル運転時の冷凍サイクルの動作について説明する。こ の場合にはバイパス制御用二方弁17が閉になり、圧縮機1はバイパス制御用二 方弁17が閉の状態で運転され、各々の圧縮要素2,3を出た冷媒は各々の吐出 パイプ4,5を通り、合流後、高圧ガス配管6から凝縮器7、減圧器9、蒸発器 10へ流れて行く。蒸発器10を出た冷媒は低圧ガス配管11を通り、主圧縮要 素2へは低圧側逆止弁15、主圧縮要素吸込みパイプ12を通って吸込まれ、一 方、補助圧縮要素3へは補助圧縮要素吸込みパイプ13を通って吸込まれて、サ イクルを完了する。
【0004】 次いで、負荷が小さくなって容量制御する場合には、バイパス制御用二方弁1 7が開になり、圧縮機1はバイパス制御用二方弁17が開の状態で運転され、補 助圧縮要素3を出た冷媒は、バイパス管16、バイパス制御用二方弁17を通り 、主圧縮要素吸込みパイプ12へ導かれる。このとき、低圧側逆止弁15は、補 助圧縮要素吸込みパイプ13側と主圧縮要素吸パイプ12側が、それぞれ補助圧 縮要素3の吸込み側と吐出側の関係になるので、後者の方が前者より圧力が高く なり、低圧側逆止弁15は閉塞状態となる。したがって、低圧ガス配管11から 主圧縮要素吸込みパイプ12へ冷媒ガスが流れることはなく、バイパス管16を 通って主圧縮要素吸込パイプ12導かれた冷媒のみが、主圧縮要素2へ吸込まれ て圧縮される。
【0005】 このようにして、冷媒は補助圧縮要素3、主圧縮要素2の順に流れ、最終的に 主圧縮要素吐出パイプ4から吐出され、高圧ガス配管6、凝縮器7、減圧器9、 蒸発器10の順に流れ、補助圧縮要素13から補助圧縮要素3へ戻り、サイクル を完了する。 なお、高圧逆止弁14は、バイパス管16側と高圧ガス配管6側がそれぞれ主 圧縮要素2の吸込み側と吐出側の関係になることから、後者の方が前者より圧力 が高くなり、高圧側逆止弁14は閉塞状態となるので、補助圧縮要素を出た冷媒 が補助圧縮要素吐出パイプ5へ流れることはない。
【0006】 以上のように、容量制御時においては、補助圧縮要素3と主圧縮要素2が直列 に接続されるが、通常、二個の圧縮要素2,3を直列に接続する場合、高圧側の 圧縮要素(図4における主圧縮要素2に相当する圧縮要素)の理論押しのけ量を 低圧側の圧縮要素(図4における補助圧縮要素3に相当する圧縮要素)の理論押 しのけ量より小さくし、低圧側の圧縮比と高圧側の圧縮比とが等しくなるように 二段圧縮するのが効率の面から望ましく、一般的である。 また、容量制御比を大きくとる、つまり最小能力を小さく設定したい場合は、 低圧側の理論押しのけ量を高圧側の理論押しのけ量より小さくすれば、圧縮要素 の直列運転における圧縮機能力は低圧側の理論押しのけ量により決定されるので 、その目的が達せられる。 このように2段圧縮機の場合、その目的により主圧縮要素2と補助圧縮機要素 3との理論押しのけ量とを変えて構成するのが一般的である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の容量制御冷凍サイクルは以上のように構成されており、一方の圧縮要素 の理論押しのけ量を他方の圧縮要素の理論押しのけより小さく設定する必要があ り、容量制御をしない並列運転の場合、理論押しのけ量の組み合わせを例えば主 圧縮要素側を8cc・補助圧縮要素を10ccで合計18ccになるのに対して 、通常の並列運転のみを行なう同一サイズの圧縮要素の場合、両方の圧縮要素の 理論押しのけ量を10ccにでき、合計で20ccとなるので、その結果、通常 の並列運転のみを行なう同一サイズの圧縮要素を持つ多気筒圧縮機に比較して、 圧縮機最大能力が小さくなるという問題点があった。
【0008】 この考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、直列運転 (二段圧縮運転)においては、その目的に応じた主圧縮要素側と補助圧縮要素側 の理論押しのけ量比を設定できるとともに、並列運転においては、圧縮機最大能 力が低下することのない容量制御冷凍サイクルを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る容量制御冷媒サイクルは、主圧縮要素と補助圧縮要素のいずれ か一方、もしくは両方の圧縮要素の圧縮工程途中の部位に圧縮要素の低圧側と連 通するバイパス通路を設け、バイパス通路を開閉するバイパス制御機構を有した ものである。
【0010】
【作用】
この考案における容量制御冷媒サイクルは、主圧縮要素と補助圧縮要素のいず れか一方、もしくは両方の圧縮要素の圧縮工程途中の部位に圧縮要素の低圧側と 連通するバイパス通路を設け、バイパス通路を開閉するバイパス制御機構を有し たことにより、バイパス通路を設けた圧縮要素の容量制御運転ができる。
【0011】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1において、18は主圧 縮要素2の圧縮工程途中の部位と主圧縮要素吸込みパイプ12とを結ぶ主圧縮要 素バイパス通路で、途中にはバイパス通路を開閉する主圧縮要素バイパス制御弁 19が設けられている。主圧縮要素2の理論押しのけ量は、主圧縮要素バイパス 制御弁19を閉じた場合、補助圧縮要素3の理論押しのけ量と同一となよう設定 される。また、圧縮工程途中のバイパス位置は、直列運転時、主圧縮要素バイパ ス制御弁19を開いた場合、補助圧縮要素3と主圧縮要素2の圧縮比が同一とな るような、理論押しのけ量となるような位置に設定されており、通常運転条件に おいては、主圧縮要素2のバイパス時の理論押しのけ量は補助圧縮要素3の60 %程度の理論押しのけ量が最も効率が良くなることが実験により求められている 。
【0012】 次に実施例1の動作について説明する。容量制御時の直列運転においては、バ イバス制御二方弁17および主圧縮要素バイパス制御弁19が開かれるため、主 圧縮要素2の理論押しのけ量は補助圧縮要素3の理論押しのけ量より小さくなり 、効率のよい二段圧縮運転が実施できる。 また、容量運転をしない場合、並列運転においては、バイパス制御二方弁17 および主圧縮要素バイパス制御弁19が閉じられ、主圧縮要素2と補助圧縮要素 3の理論押しのけ量は同一となり、最大能力運転が行える。この場合、容量制御 をしない場合の圧縮機能力を100%としたら、容量制御をした場合は50%と なるが、主圧縮要素2のバイパス運転時の理論押しのけ量を60%とするよう設 定されている場合、さらに、バイパス制御二方弁17を閉じ、主圧縮要素バイバ ス制御弁19を開いた場合、80%の容量制御運転が実施できる。
【0013】 実施例2. なお、上記実施例では、主圧縮要素2に主圧縮要素バイパス通路18および主 圧縮要素バイパス制御弁19を設け、主圧縮要素2の理論押しのけ量を小さくす る手段を開示したが、その容量制御の目的により補助圧縮要素3にバイパス通路 を設けてもよい。 図2において、20は補助圧縮要素バイパス通路、21は補助圧縮要素バイパ ス制御弁である。この場合、直列運転において、バイパス制御二方弁17および 補助圧縮要素バイパス制御弁21を開くことにより、補助圧縮要素3の理論押し のけ量は主圧縮要素の理論押しのけ量より小さくなるため、最小能力が小さくな る。補助圧縮要素3のバイパス運転時の理論押しのけ量を60%とするよう設定 した場合、バイバス制御二方弁17を開き、補助圧縮要素バイパス制御弁21も 開いた場合、30%の容量制御運転となる。次にバイパス制御二方弁17を開き 、補助圧縮要素バイパス制御弁21を閉じると50%運転となる。次にバイパス 制御二方弁17を閉じ、補助圧縮要素バイパス制御弁21を開くと80%運転と なる。次にバイパス制御二方弁17を閉じ、補助圧縮要素バイパス制御弁21も 閉じると100%運転となる。
【0014】 実施例3. 図3はこの考案の実施例3を示すもので、主圧縮要素2,補助圧縮要素3のそ れぞれにバイパス通路18,20、バイパス制御弁19,21を設けたものであ る。この場合、各制御弁17,19,21の操作の組合わせにより目的のあった 容量制御運転が実施できるとともに、さらに多数の運転モードが実施できる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば主圧縮要素と補助圧縮要素のいずれか一方、 もしくは両方の圧縮要素の圧縮工程途中の部位に圧縮要素の低圧側と連通するバ イパス通路を設け、バイパス通路を開閉するバイパス制御機構を有したことによ り、バイパス通路を設けた圧縮要素の容量制御運転ができるので、直列運転にお いては、その目的に応じた主圧縮要素側と補助圧縮要素側の理論押しのけ量比を 設定できるとともに、並列運転においては、圧縮機最大能力が低下することのな く、効率の良い、容量制御比の多きいものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1による容量制御冷凍サイク
ルを示すサイクル構成図である。
【図2】この考案の実施例2による容量制御冷凍サイク
ルを示すサイクル構成図である。
【図3】この考案の実施例3による容量制御冷凍サイク
ルを示すサイクル構成図である。
【図4】従来の容量制御冷凍サイクルを示すサイクル構
成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 主圧縮要素 3 補助圧縮要素 6 高圧ガス配管 7 凝縮器 8 高圧液配管 9 減圧器 10 蒸発器 11 低圧ガス配管 18 主圧縮要素バイパス通路 19 主圧縮要素バイパス制御弁 20 補助圧縮要素バイパス通路 21 補助圧縮要素バイパス制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 及川 智明 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主圧縮要素と補助圧縮要素とを有する圧
    縮機、高圧ガス配管、凝縮器、高圧液配管、減圧器、蒸
    発器、低圧ガス配管、前記圧縮機へと冷媒が循環し、負
    荷に応じて前記圧縮機の主圧縮要素と補助圧縮要素を直
    列運転と並列運転に切替える制御機構を有する容量制御
    冷媒サイクルにおいて、主圧縮要素と補助圧縮要素のい
    ずれか一方、もしくは両方の圧縮要素の圧縮工程途中の
    部位に圧縮要素の低圧側と連通するバイパス通路を設
    け、バイパス通路を開閉するバイパス制御機構を有する
    ことを特徴とする容量制御冷凍サイクル。
JP9920891U 1991-12-02 1991-12-02 容量制御冷凍サイクル Pending JPH0547470U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9920891U JPH0547470U (ja) 1991-12-02 1991-12-02 容量制御冷凍サイクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9920891U JPH0547470U (ja) 1991-12-02 1991-12-02 容量制御冷凍サイクル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547470U true JPH0547470U (ja) 1993-06-25

Family

ID=14241238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9920891U Pending JPH0547470U (ja) 1991-12-02 1991-12-02 容量制御冷凍サイクル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547470U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2701658B2 (ja) 空気調和装置
JPH0547470U (ja) 容量制御冷凍サイクル
JPH073247Y2 (ja) 2軸2段冷凍装置
JPS6360300B2 (ja)
JP3407866B2 (ja) 空気調和装置
JPH0524990U (ja) 容量制御形圧縮機
JP2646894B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JPS6038847Y2 (ja) 空気調和機
JPS59150991A (ja) 容量制御冷凍サイクル
JPH0448450Y2 (ja)
JP2001349629A (ja) ヒートポンプ装置
JPH10281566A (ja) ヒートポンプ式空気調和機の室外ユニット
KR100357108B1 (ko) 2개의 압축기를 갖는 공기조화기
JPH04136470U (ja) 冷凍装置
JP2692252B2 (ja) 冷凍サイクル
JPS61149597A (ja) 多段圧縮機の運転制御装置
JP2616161B2 (ja) スクリュー圧縮機の容量制御装置
JPH0544678A (ja) 密閉型ロータリー圧縮機
JPS6310447Y2 (ja)
JPH073246Y2 (ja) 2軸2段圧縮装置の単段切換装置
JP3338256B2 (ja) 空気調和機
JP2646914B2 (ja) 冷凍装置
JPS6038846Y2 (ja) 空気調和機
JPS6029555A (ja) 2シリンダ回転式圧縮機の冷凍サイクル
JPS6036841Y2 (ja) ヒ−トポンプ式冷暖房装置