JPH0547466A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器

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Publication number
JPH0547466A
JPH0547466A JP20506991A JP20506991A JPH0547466A JP H0547466 A JPH0547466 A JP H0547466A JP 20506991 A JP20506991 A JP 20506991A JP 20506991 A JP20506991 A JP 20506991A JP H0547466 A JPH0547466 A JP H0547466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
heated
coil
current
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP20506991A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ogasawara
敏雄 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Publication of JPH0547466A publication Critical patent/JPH0547466A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱容器が鍋などの通常の加熱面積のもの
と、これより大きい加熱面積のものとを兼用にして使用
でき、また被加熱容器の有無等を的確に検知して正常で
ない加熱負荷が生じても、これを確実に検知する。 【構成】 誘導加熱用のコイル1を2分割して設け、加
熱面積の大きい被加熱容器の場合は分割した両方のコイ
ル1に通電し、加熱面積の小さい被加熱容器の場合はコ
イル1の片方を短絡して通電する。また、被加熱容器が
載置していないなどの正常でない加熱負荷の場合に対応
するため、マイクロコンピュータ26に入力する電流ト
ランス9,23の入力値に基づく駆動回路2への指令に
より、負荷に応じた駆動電流の出力あるいは駆動停止を
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加熱容器を載置し
て誘導加熱する電磁誘導加熱調理器(以下電磁調理器と
いう)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電磁調理器の構成例を示す
断面図である。図8において、1は電磁誘導用のコイ
ル、2はコイル1に高周波電流を供給する駆動回路、3
は鍋などの被加熱容器、4はコイル2を被加熱容器3か
らの熱の伝播を防ぐ保護板、6は駆動回路2を制御する
回路ユニット、7は使用者が操作するパネルである。
【0003】図9は図8の電磁調理器の制御回路の構成
を示すブロック図である。図9において、8は電源プラ
グ、9は電流検出器、10は全波整流器、11は平滑コ
ンデンサ、12はコイル1と共振回路を形成する共振用
コンデンサ、13はスイッチング素子で、図8に示す駆
動回路2が構成されている。14は制御部、15はスイ
ッチング素子13の電位が入力するポート、16は電流
検出器9よりの入力電流の検出値が入力するポート、1
7,18はエラーアンプ、19はエラーアンプ17,1
8の電位によって制御されるPWM(パルス幅変調)コ
ントローラ、20はスイッチング素子のドライバ、21
は入力設定用の可変抵抗である。
【0004】上記のような電磁調理器において、加熱容
器3は、コルイ1へ駆動回路2より高周波電流(20〜
30KHz)が供給され、これによる電磁誘導によって
発生する渦電流で被加熱容器3内の調理品が加熱され
る。制御部14は、操作パネル7に配設された操作キー
(図示せず)の操作によって回路ユニット6に設けられ
マイクロコンピュータ(図示せず)などにより制御動作
を行う。
【0005】この制御動作は主として入力制御及び誤ま
って保護板4上に載置した小物検知で、入力電流は電流
検出器9で検出され、電圧に変換されてポート16に入
力され、エラーランプ18において入力設定用の可変抵
抗に印加される電圧値と比較される。そして、PWMコ
ントローラ19で導通幅が設定されてドライバ20を経
てスイッチング素子13が制御され、定電流制御が行な
われる。
【0006】電磁調理器は熱源が目に見えないので被加
熱容器3を保護板4上に載置せずに、誤まってスプーン
などの小物を保護板4上に載置したままの状態、あるい
は保護板4上に非磁性の鍋などを載置して駆動すると、
スイッチング素子13に過電圧が発生してスイッチング
素子13を破損する要因となる。このために、ポート1
5で検出した電圧に基づいてエラーランプ17によりド
ライバ20を介してスイッチング素子13へのドライブ
信号を阻止し、スイッチング素子13の過電圧による破
損を防止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
磁調理器では、被加熱容器3としてせいぜい鍋程度の誘
導加熱面積のものの使用に制限され、例えばホットプレ
ートのような比較的誘導加熱面積が大きく、しかも全面
を均等に加熱する用途には不向きであった。また、小物
あるいは非磁性の被加熱容器3を載置して駆動した際の
スイッチング素子13に対向する破損防止は、電圧検知
による構成では不充分であるなどの問題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来の鍋類などより加熱面積の大
きい被加熱容器でも、均一な加熱が可能となり、非磁性
の被加熱容器などを載置して駆動すると、的確にこれを
検知できる電磁誘導加熱調理器を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る加熱調理
器は、加熱面積が大小2種類の被加熱容器に対応して分
割された誘導加熱用のコイルを、被加熱容器を選択する
キーの操作によって分割された両コイルあるいは片方の
コイルのみに通電するようにしたものである。
【0010】また、誘導加熱用のコイルを駆動した際の
高周波電流と商用電源よりの入力電流との検出値によ
り、被加熱容器の載置の有無などを検知して、適応する
加熱電流を判断するようにしたものである。
【0011】さらに、上記の適応する加熱電流を通電中
に、入力電力値を操作パネルに設けた入力電力表示装置
に表示するようにしたものである。
【0012】
【作用】この発明においては、大小2種類の被加熱容器
のそれぞれの加熱面積に対応するコイルに切換えて駆動
するので、使用電力の効率がよく、かつそれぞれの加熱
面に均等な加熱を行う。また、被加熱容器の載置の有無
を検知して、負荷に適応した加熱電流を判断するので、
スイッチング素子の破損を確実に防止する。さらに、駆
動中の入力電力を操作パネルに表示するので、加熱終了
までの調理時間を判断できる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による電磁調理器
の制御回路図である。図1において、1は電磁誘導用の
コイル、鎖線で囲んだ部分の2はコイル1に高周波電流
を供給する駆動回路、8は電源プラグ、9は電源よりの
入力電流を検出する電流トランス、10は全波整流器、
11は平滑コンデンサ、12はコイル1と共振回路を形
成する共振用コンデンサ、13はスイッチング素子、2
2は後述する電磁誘導面積を2分割したコイル1を短絡
するためのリレー接点、22aはそのリレーコイル、2
3は高周波電流を検出する電流トランス、24は電流検
出器23の信号ラインで発生する電圧の平滑回路、25
は電流検出器9の信号ラインで発生する電圧の平滑回路
で、それぞれマイクロコンピュータ26に接続される。
【0014】27は後述する操作パネルに配設された操
作キーのスイッチ群、28は同じく表示器群、29は入
力電圧検出用の分圧抵抗、30は加熱出力を設定するD
/A変換部、31は駆動回路2内の過電流検出回路をリ
セットするポート、32は駆動回路2をオン、オフする
信号を出力するポートを示す。
【0015】図2はこの発明の一実施例による電磁調理
器の概略の外観を示す斜視図、図3は図2における誘導
加熱機能の要部構成を示す断面図、図4は図2の電磁調
理器上に比較的誘導加熱面積の大きい被加熱容器を載置
した状態を示す斜視図、図5は同じく鍋などの通常の大
きさの被加熱容器を載置した状態を示す斜視図、図6は
図2における操作パネル面に設けた操作キー等を示す正
面図である。
【0016】図2〜図6において、1aは鍋などの被加
熱容器3を電磁誘導加熱するための第1のコイル、1b
は第1のコイル1aの外周部に設けられ、第1のコイル
1aとともに通電されて鍋などより比較的大面積の被加
熱容器3を電磁誘導加熱するための第2のコイル、1c
は被加熱容器3の温度を検出するサーミスタ、4は保護
板、7は操作パネル、22はリレー接点、33は鍋選択
キー、34は熱板選択キー、35は制御要素の個別設定
キー、36はメニュー表示器群、37は入力電力表示器
群を示す。
【0017】次に、上記の構成に基づいて動作を説明す
る。図4に示すような熱板などの比較的誘導加熱面積が
大きい被加熱容器3を載置する場合は、図1に示すリレ
ー接点22を開放して第1のコイル1aと第2のコイル
1bとを直列に接続するように図6の選択キー34を操
作する。あるいは、図5に示すような鍋などの比較的誘
導加熱面積が小さい被加熱容器3を載置する場合は、選
択キー33を操作してリレー接点22を閉成し、第2の
コイル1bの両端子間を短絡して第1のコイル1aのみ
高周波電流を通電することにより、以上のような誘導加
熱面積の大小に応じた適切な加熱出力の切替えが可能と
なる。
【0018】上記の選択キー34を操作して第1、第2
コイル1a,1bを接続して駆動する場合は発生電圧も
大きく、電圧チェックで無負荷検出を行なうには、ある
程度の電流を流す非必要があり、誤動作により駆動停止
を行なわないと、瞬時にスイッチング素子13が破損す
ることになるが、この実施例では高周波電流を検出しス
イッチング素子13に破損まで時間的に余裕のある手段
を講じた。すなわち、図1の電流トランス9と電流トラ
ンス23の電圧値の比をマイクロコンピュータ26で演
算して行うようにした。具体的には、600Wの入力指
令を出して、そのときの電圧比が1.1倍となると被加
熱容器3の載置がない無負荷あるいは小物載置と判断し
て駆動を停止する。この演算は以下に述べるフローチャ
ートのS2のソフトスタートのサブルーチンでスタート
の都度行なわれる。
【0019】一方、小径容器や非鉄系容器を載置した場
合は、許容高周波電流内で自動的に制御し、スイッチン
グ素子13の破損を防止する。図7はこの手順を示すフ
ローチャートである。まず、S1において、マイクロコ
ンピュータ26のポート31より10msの「H」指令
を出して駆動回路2内の過電流検出回路をリセットし、
S2に進んで入力を600Wから徐々に上昇させるソフ
トスタートを実行させて、S3に進みここではスイッチ
ング素子13の許容値を超えているかどうかを判別し、
超えていればS17の停止を行う。超えていなければS
4に進んでスイッチング素子13が常時通電し得る電流
かどうかを判断し、超えていたならばS5に進んで高周
波電流CT2を13Aの一定制御を行い、S8に進んで
入力電力Wを演算し、S9に進んで入力電力Wの値に該
当する例えば図6の1200を点灯する。これはスイッ
チング素子には13Aの電流が流れ、実効入力電力は1
200Wであることを示している。
【0020】S4で13A以下であればS6に進んで入
力電流CT1を読み、S7に進んで入力電圧Vinを読ん
でS10に進む。S10において(CT1)×(Vin)
=Wの演算を行って入力電力Wを求め、このWが設定の
電力よりも大であればS11に進んで指令を低下させる
ような信号を出し、D/A変換部30で電圧に変換さ
れ、駆動回路2内の導通幅を狭くするように動作する。
S12に進み、ここでは設定電力より小さいかを判断
し、小さければS14に進んで指令上昇を行って駆動回
路内の導通幅を広くしてS15に進み、入力電流CT1
が3A以上あるかの判別を行って、3A以下であればS
17に進んで停止する。最後に、図1における駆動回路
2内の過電流検出回路をリセットするポート31への入
力PRST がL、すなわち過電流停止回路が作動している
かを判別し、PRST =LであればS17に進んで停止す
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、被加
熱容器の大きさに応じ、誘導加熱用のコイルの加熱面積
を切換えるようにしたので、大きな被加熱容器に対して
も均一な加熱が可能となり、調理メニュー範囲が広くな
る。
【0022】また、確実に無負荷あるいは小物載置の検
出が可能となるとともに、多様な調理容器に対してもス
イッチング素子の許容電流範囲で駆動できるように入力
を制御するようにしたので、信頼性の高い装置を得る。
【0023】さらに、負荷に応じた適正な加熱電流に相
関した入力電力値が操作パネルに表示されるので、加熱
完了までの時間が予測でき、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電磁調理器の制御回
路図である。
【図2】この発明の一実施例による電磁調理器の概略の
外観を示す斜視図である。
【図3】図2における誘導加熱機能の要部構成を示す断
面図である。
【図4】比較的誘導加熱面積の大きい被加熱容器を載置
した斜視図である。
【図5】比較的誘導加熱面積の小さい被加熱容器を載置
した斜視図である。
【図6】図2における操作パネルの詳細を示す正面図で
ある。
【図7】フローチャートである。
【図8】従来の電磁調理器の構成例を示す断面図であ
る。
【図9】従来の電磁電磁調理器の制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 誘導加熱用のコイル 3 被加熱容器 7 操作パネル 9 電流トランス 22 リレー接点 23 電流トランス 26 マイクロコンピュータ 33 選択キー 34 選択キー 37 入力電力表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱面積が大小2種類の被加熱容器に対
    応するように分割して設けた誘導加熱用のコイルと、上
    記大小の被加熱容器のずれかを選択するそれぞれの選択
    キーと、これらの選択キーの操作によって、上記分割し
    て設けた誘導加熱用のコイルの両方に通電するか、ある
    いは片方を短絡する手段とを設けたことを特徴とする電
    磁誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 誘導加熱用のコイルを高周波駆動した際
    の高周波電流と商用電源よりの入力電流とを検出し、こ
    れらの両検出値に基づいて、被加熱容器の載置の有無や
    小物の残存の有無などを検知して適応する加熱電流を自
    動的に判断する手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の電磁誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 適応する加熱電流を自動的に判断した
    際、操作パネルに設けた入力電力表示装置にその電力値
    を表示することを特徴とする請求項1、2記載の電磁誘
    導加熱調理器。
JP20506991A 1991-08-15 1991-08-15 電磁誘導加熱調理器 Pending JPH0547466A (ja)

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JPH0547466A true JPH0547466A (ja) 1993-02-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110053632A (ko) * 2009-11-16 2011-05-24 엘지전자 주식회사 조리기기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110053632A (ko) * 2009-11-16 2011-05-24 엘지전자 주식회사 조리기기

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