JPH0547204A - トンネル入口照明システム - Google Patents

トンネル入口照明システム

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JPH0547204A
JPH0547204A JP3204171A JP20417191A JPH0547204A JP H0547204 A JPH0547204 A JP H0547204A JP 3204171 A JP3204171 A JP 3204171A JP 20417191 A JP20417191 A JP 20417191A JP H0547204 A JPH0547204 A JP H0547204A
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JP
Japan
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entrance
lighting
tunnel
traffic volume
entrance lighting
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Pending
Application number
JP3204171A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Tanabe
吉徳 田辺
Masanori Shimizu
正則 清水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル入口部において、大交通量時には先
行車との車頭間隔の知覚を容易にし、小交通量時には路
上の障害物の視認性を高めるトンネル入口照明システム
を提供する。 【構成】 トンネル入口から約10mの昼光入射区間を
照明する追跡照明配光を持つ照明器具8から成る第一入
口照明2と、これに続いて照明するバットウィング配光
を持つ照明器具9から成る第二入口照明3とで構成した
入口照明を、時間交通量検出装置5と野外輝度検出装置
4とからの信号で照明制御部6を作動させ、点灯・消灯
させ、大交通量時には第一入口照明2によって先行車の
背面を効率よく照明して車頭間隔の知覚を容易にし、小
交通量時には第二入口照明3によって路面及び先行車の
背面双方を効率よく照明し前方道路の視認性を高めるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路トンネルの入口照明
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルの入口部には、昼間、明るい野
外の道路を走行してきた運転者がトンネル内に進入して
も路上の障害物を視認できるように、内部よりも路面の
輝度を高くするための増灯照明がなされている。増灯照
明において路面輝度を高くする程度は、運転者の目が順
応していると考えられる野外の平均輝度に対応させて設
定され、たとえば野外輝度が4000cd/m2の場合には83cd
/m2に設定されている。野外輝度が天候その他によって
4000cd/m2より低下した場合にはその程度により、先の
83cd/m2を100%として、75,50,25%というように段階的
に増灯照明の一部を消灯していく方式の制御がなされて
いる。
【0003】増灯照明は、トンネル入口から10m付近の
路面までは昼光が差し込むとして、トンネル入口から10
mの辺りを起点として設置されている。
【0004】また、増灯照明に使用される照明器具の配
光は、照度当りの路面輝度を高くすることと路面輝度の
均斉度を高めるために、道路軸に対して対称なcos配光
(円状配光)となっている。[たとえば、高速道路調査
会:トンネル照明設計指針(平成2年3月)]
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】しかし、交通量が増大
して車頭間隔が短くなってくると、運転者から見た前方
道路の視野は路面ではなくなり、大部分は先行車の背面
となる。したがって、交通量が多い場合は、路上の障害
物を視認できることよりも、先行車との距離間隔を知覚
すめための情報源となる先行車の背面の見え方が、安全
走行上、特に距離間隔の誤判断による追突事故の防止上
極めて重要になる。
【0006】ところが従来の技術では、たとえば小型乗
用車に続いて大型トラックが走行している場合は、トン
ネル入口において、昼光は後続の大型トラックのボディ
で遮られ、その運転者から見て、先行する小型乗用車の
背面はほとんど照明されないのにもかかわらず、トンネ
ル入口から10mの区間には昼光が差し込むとして増灯照
明が設置されていないために、先行車の背面が見えにく
い状態になっている。また、照明器具の配光が円状配光
であるために自動車の背面が効率よく照明されず、先行
車との距離間隔を知覚しにくいという問題がある。
【0007】以上のように交通量が多い場合には、入口
に存在する先行車の見え方からすれば従来の照明には欠
点がある。このことは、トンネル内の交通事故の大半が
追突事故であることや、トンネル入口を先頭にした交通
渋滞の発生頻度が高いことなどの事象から説明できる。
【0008】本発明は上記の従来の問題点を解消し、大
交通量時に対しても、少交通量時に対しても安全性に優
れ、運用コストも安価な入口照明システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明はトンネル入口から進行方向に所定の昼光入
射区間を照明する第一入口照明と、第一入口照明に続く
第二入口照明とから構成されるトンネル入口照明システ
ムを設け、第一入口照明に使用する照明器具は追跡照明
配光とし、第二入口照明に使用する照明器具の配光を道
路軸に対してバットウィング配光とする。つぎに第一入
口照明はトンネルの野外輝度と交通量で制御し、第二入
口照明はトンネルの野外輝度で制御する。交通量が所定
の値より多い場合は第一入口照明が点灯し、少ない場合
は第一入口照明が消灯する構成とする。また、交通量が
所定の量より大であり、第二入口照明に対する野外輝度
が計画野外輝度の1/2〜1/4の場合は第一入口照明
を半数消灯する構成とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、第一入口照明は、過密交通
時においてトンネル入口から10数mの昼光入射区間の
先行車の背面を効率よく照明し、後続車からの先行車の
視認性を高め、距離間隔の知覚を容易にし、また後続車
の運転者にまぶしさを与えない。第一入口照明を交通量
と野外輝度とで制御するため不必要な点灯が避けられ、
かつ、第二入口照明との違和感も感じさせない。入口か
ら10数mの昼光入射区間以降の数100mの区間は第
二入口照明で照明し、かつ照明器具の配光をバットウィ
ング配光としたことで、路面と先行車の背面とを効率よ
く照明する。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて本発明のトンネル入口照明
システムについて説明する。図1は本発明のトンネル入
口照明システムの一実施例の構成側断面図である。図1
において、トンネル1の入口から昼光入射区間として約
10mの間にわたって、その天井に第一入口照明2の第
一入口照明用器具8が設置され、つぎに車の進行方向に
引き続いて第二入口照明3の第二入口照明用器具9が数
100mの従来例の増灯照明に対応する部分に設置され
ている。トンネル入口近傍の外部には野外輝度検出装置
4が、またトンネル入口近傍には時間交通量検出装置5
が設置され、それぞれの検出結果は照明制御部6に入力
されている。
【0012】以上のように構成され、つぎにその動作に
ついて説明すると、まず、時間交通量検出装置5によっ
て検出された時間交通量が計画時間交通量を上回った場
合には、そのことを示す時間交通量検出装置5からの制
御信号が照明制御装置6に入力される。一方、トンネル
1の外部にある野外輝度検出装置4によって検出された
野外輝度が計画野外輝度の1/2以上であれば、そのこ
とを示す野外輝度検出装置4からの制御信号が照明制御
装置6に入力される。時間交通量が計画交通量より大
で、かつ野外輝度が計画野外輝度の1/2以上の条件を
満たす場合は、照明制御装置6によって所定距離の昼光
入射区間に設けた第一入口照明2が全数点灯する。この
場合第二入口照明3の点滅は従来例と同様に野外輝度検
出装置4の結果のみに基づき照明制御装置6を介して制
御される。したがって第一入口照明2全数点灯のとき、
第二入口照明3は全数点灯または3/4点灯の状態にあ
るので、第一入口照明区間から第二入口照明区間へ進行
したときに明るさの変化が滑らかで、運転者に違和感を
与えない。
【0013】つぎに、時間交通量が計画交通量より大
で、かつ野外輝度が計画野外輝度の1/2〜1/4の場
合は第一入口照明2が半数点灯する。上記以外の場合、
すなわち時間交通量が計画交通量より小の場合や、野外
輝度が計画野外輝度の1/4以下の場合は第一入口照明
は点灯しない。この場合、第一入口照明が半数点灯また
は点灯していない状態のとき、第二入口照明は半数点灯
または1/4点灯の状態となり、この場合でも明るさの
変化は滑らかである。
【0014】図2は第一入口照明2に用いる照明器具8
の配光図で、道路軸を含む鉛直面において、道路軸方向
の断面配光が追跡照明配光であることを示したものであ
る。図3は第一入口照明の照明器具と光の方向および自
動車との位置関係を示したものである。図2に示したよ
うに第一入口照明の照明器具8の配光を追跡照明配光と
したことで、図3のように先行する自動車の背面が効率
よく照明され、かつ後続車の運転者にまぶしさを与えな
い。
【0015】第一入口照明2の第一入口照明器具8とし
て、野球場照明などに用いられる光ビーム角度の狭い投
光器を使用することも考えられるが、投光器の光度が高
いために、先行する車のリヤウインドガラスの反射光が
後続車の運転者に強度のまぶしさを与える場合があるの
で、好ましくない。照明光源としては、たとえば400
W程度の高圧ナトリウムランプに反射鏡を併用したもの
が適している。
【0016】図4は第二入口照明3に用いる照明器具9
の配光図で、道路軸を含む鉛直面において、道路軸方向
の断面配光が鉛直栓に対して対称なバットウィング配光
であることを示したものである。図5は第二入口照明3
の照明器具9と光の方向および自動車との位置関係を示
したものである。図4に示したように照明器具9の配光
をバットウィング配光としたことで、図5のように交通
量が少なく前方視野の大部分が路面で占められる場合
は、照明器具9からの光は路面で運転者の方向10へ反
射され路面を明るくする。交通量が比較的多く、運転者
の視野の大部分が先行車で占められる場合には、照明器
具9からの光は先行車の背面を照らす。
【0017】なお、第二入口照明3の第二入口照明器具
9の照明光源としては、たとえば入口から奥に行くに従
って、400W程度から100W程度まで段階的に光度
を下げた高圧ナトリウムランプ等を用いればよく、道路
軸に対して側面から見て略ハの字形になるような反射鏡
を用いてバットウイング配光を実現する。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のトンネル入
口照明は、第一入口照明によって、交通量が多い場合に
はトンネル入口部の先行車の背面が効率よく照明され、
また後続車の運転者にまぶしさを与えないので、安全走
行、なかでも追突防止上必要な車頭間隔の知覚が正確か
つ容易になる。第二入口照明によって、交通量が小の場
合には路面が効率よく照明され、路上の障害物の視認性
を高め、交通量が大の場合には先行車の背面が効率よく
照明され、先行車との車頭間隔の知覚を正確かつ容易に
する。第一入口照明を交通量と野外輝度とで制御するた
め運用コストの低減が図られ、かつ、第二入口照明との
違和感も感じさせない。このように本発明はトンネルで
の安全走行にきわめて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるトンネル入口照明シ
ステムの側断面構成図
【図2】同じく第一入口照明に用いる照明器具の配光図
【図3】同じく第一入口照明の照明器具の光の方向と自
動車との位置関係側断面図
【図4】同じく第二入口照明に用いる照明器具の配光図
【図5】同じく第二入口照明の照明器具の光の方向と自
動車との位置関係側断面図
【符号の説明】 1 トンネル 2 第一入口照明 3 第二入口照明 4 野外輝度検出装置 5 時間交通量検出装置 6 照明制御装置 8 第一入口照明用器具 9 第二入口照明用器具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル入口から進行方向に所定距離の
    昼光入射区間を照明する第一入口照明と、前記第一入口
    照明に続く第二入口照明とから構成されるトンネル入口
    照明システム。
  2. 【請求項2】 第一入口照明に使用する照明器具は追跡
    照明配光をもち、第二入口照明に使用する照明器具は道
    路軸を含む鉛直面において鉛直線に対称なバットウィン
    グ配光をもつ請求項1記載のトンネル入口照明システ
    ム。
  3. 【請求項3】 第一入口照明はトンネルの野外輝度と交
    通量とで制御し、第二入口照明は野外輝度で制御する構
    成の請求項1記載のトンネル入口照明システム。
  4. 【請求項4】 交通量が所定の値より多い場合は第一入
    口照明が点灯し、少ない場合は第一入口照明が消灯する
    構成とした請求項3記載のトンネル入口照明システム。
  5. 【請求項5】 交通量が所定の量より大であり、第二入
    口照明に対する野外輝度が計画野外輝度の1/2ないし
    1/4の場合は第一入口照明を半数消灯する構成とした
    請求項3記載のトンネル入口照明システム。
JP3204171A 1991-08-14 1991-08-14 トンネル入口照明システム Pending JPH0547204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11203909A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Koito Ind Ltd 競技場照明方法
JP2005310768A (ja) * 2004-03-26 2005-11-04 Matsushita Electric Works Ltd 道路灯
JP2010225559A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Nippon Expressway Research Institute Co Ltd トンネル照明器具、同器具に使用される反射板及びトンネル入口照明装置

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