JPH0547046U - 地下構造物用蓋の施錠構造 - Google Patents

地下構造物用蓋の施錠構造

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JPH0547046U JP9927191U JP9927191U JPH0547046U JP H0547046 U JPH0547046 U JP H0547046U JP 9927191 U JP9927191 U JP 9927191U JP 9927191 U JP9927191 U JP 9927191U JP H0547046 U JPH0547046 U JP H0547046U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開蓋治具挿通孔からの土砂の流入を防止し、
錠の操作が阻害されることのない地下構造物用蓋の施錠
構造を完成させる。 【構成】 受枠2の錠座7に係合する係合突起8と開蓋
治具Bと係合可能な係合部11とを備えた施錠鈎6を蓋
本体1の開蓋治具挿通孔3の下面に配置し、開蓋治具B
の操作によって係合突起8の係合を解く地下構造物用蓋
の施錠構造において、施錠鈎6の係合部11に蓋本体1
の開蓋治具挿通孔3を閉塞する閉塞材16を弾性体14
を介して押圧可能に取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マンホール蓋、汚水桝蓋、電力・通信施設等の共同溝用鉄蓋、送電 用鉄蓋,配電用鉄蓋、消火栓蓋、制水弁蓋、仕切弁蓋、空気弁蓋、ガス配管用蓋 、量水器蓋等の地下構造物用蓋の施錠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、部外者による地下構造物内への侵入や異物の投棄を目的とした開蓋 、及び内部からの揚圧による開蓋等を防止するため、錠止機構を備えた地下構造 物用蓋が種々提案されている。
【0003】 例えば、実開昭53−119497号公報には、受枠の内周面の一部に設けた 施錠用の錠座に係合させる係合突起を下端に形成し、上端には開蓋治具を係合さ せる係合部を設けた施錠鈎を、蓋本体の上面に開設した開蓋治具挿通孔の真下に 水平旋回可能に配置したマンホールなどの蓋体施錠装置が開示されている。
【0004】 また、実開昭55−8775号公報においては、蓋本体の裏面に取付ける垂下 部と、該垂下部に回転可能に軸支した施錠鈎との間にばねを装着したマンホール 、計量器箱等の錠が開示されている。
【0005】 さらに、実公昭57−33084号公報には、蓋本体の開蓋治具挿通孔の裏面 に、施錠鈎を水平方向に摺動可能に取付け、該施錠鈎の後方に施錠鈎を常時押圧 する重錘を設けて、該施錠鈎の先端に設けた係合突起を受枠に設けた錠座に係合 させるようにしたマンホールの施錠構造が掲載されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の施錠構造は、いずれも蓋本体に設けた開蓋治具 挿通孔が開放状態であり、その直下に位置する施錠鈎等の上面に開蓋治具挿通孔 から流入した土砂が堆積し易く、このため、開蓋治具を開蓋治具挿通孔に挿入さ せることができなかったり、また挿入させることができても、流入堆積した土砂 のために開蓋させることができないという問題がある。
【0007】 本考案において解決すべき課題は、開蓋治具の回動操作によって施錠及び解錠 を行う地下構造物用蓋の施錠構造において、開蓋治具挿通孔からの土砂の流入を 防止し、錠の操作が阻害されることのない地下構造物用蓋の施錠構造を完成させ ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の地下構造物用蓋の施錠構造は、その目的を達成するために、受枠の錠 座に係合する係合突起と開蓋治具と係合可能な係合部とを備えた施錠鈎を蓋本体 の開蓋治具挿通孔の下面に配置し、前記開蓋治具の操作によって前記係合突起の 係合を解く地下構造物用蓋の施錠構造において、前記施錠鈎の係合部に蓋本体の 開蓋治具挿通孔を閉塞する閉塞材を弾性体を介して押圧可能に取付けたことを特 徴とする。ここで、施錠鈎は、蓋本体の開蓋治具挿通孔の下面に水平旋回可能に 軸支されているとともに、該施錠鈎の下部に係合突起を形成したものとすること ができる。
【0009】 また、受枠の錠座に係合する係合体と、開蓋治具と係合可能な係合部を備えた 施錠鈎とを蓋本体の開蓋治具挿通孔の下面に配置し、前記開蓋治具の操作によっ て前記係合体の係合を解く地下構造物用蓋の施錠構造において、前記施錠鈎は水 平旋回可能に軸支されるとともに、前記施錠鈎の係合部には開蓋治具挿通孔を閉 塞する閉塞材を弾性体を介して押圧可能に取付け、前記施錠鈎の下部にはカムを 形成し、一方、前記係合体は揺動可能に吊下されるとともに、前記施錠鈎のカム 外周に常時当接させることにより、施錠鈎の水平旋回に伴って揺動するものとす ることができる。
【0010】 さらに、受枠の錠座に係合する係合体と、開蓋治具と係合可能な係合部を備え た施錠鈎とを蓋本体の開蓋治具挿通孔の下面に配置し、前記開蓋治具の操作によ って前記係合体の係合を解く地下構造物用蓋の施錠構造において、前記施錠鈎は 水平旋回可能に軸支されるとともに、前記施錠鈎の係合部には開蓋治具挿通孔を 閉塞する閉塞材を弾性体を介して押圧可能に取付け、前記施錠鈎の下部には回転 体を形成し、一方、前記係合体は開蓋治具挿通孔の下面に対設された垂下部に支 持されるとともに、前記施錠鈎の回転体と係合する変動体を形成し、前記施錠鈎 の水平旋回に伴って前記係合体が水平方向に摺動するものとすることができる。
【0011】
【作用】
弾性体を介して取付けられた閉塞材は、蓋本体に設けた開蓋治具挿通孔を常時 弾性的に押圧した状態で閉塞する。また、解錠に際して開蓋治具挿通孔に開蓋治 具を挿入し押圧すると、弾性体が圧縮されて閉塞材が係合部内を下方に移動し、 開蓋治具が係合部に係合状態になる。この様態で水平旋回させ、受枠の錠座と施 錠鈎の係合突起あるいは受枠の錠座と揺動可能に吊下させた係合体や水平方向に 摺動可能な係合体との係合を解き開錠する。
【0012】
【実施例】
以下図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
【0013】 (第1実施例) 図1 (イ) は、本考案に係る施錠構造を備えた地下構造物用蓋の要部断面図で ある。
【0014】 同図において、蓋本体1は、受枠2の上部内周面に形成されたテーパ嵌合面に よって支持され、この蓋本体1の上面には図1 (ロ) に示す開蓋治具BのT字状 の先端部Tを挿入する開蓋治具挿通孔3が穿設されている。更に、その下面には L型状の垂下部4が蓋本体1と一体に形成され、この垂下部4の内部に後述する 施錠鈎6を収容するための収容部5が形成されている。
【0015】 7は受枠2の内周面に突出して形成された錠座で、施錠鈎6に形成した係合突 起8を錠座7の下方に位置させて施錠状態とすることができる。
【0016】 施錠鈎6は、図2の分解斜視図に示すように、胴部9の中央に図1 (ロ) に示 す開蓋治具Bの先端部Tが挿入可能な長穴状の係合部11を形成し、下部には、 係合突起8及びこれと反対向きに突出形成した回転防止突起10を、係合部11 と直交する方向に一体に連設している。12は中央部に貫設したネジ穴である。
【0017】 この施錠鈎6の係合部11内には、中央部を膨出させて挿通穴13を貫設した 弾性体としてのスポンジゴム14が装填される。
【0018】 さらに、スポンジゴム14の上面には、外形を蓋本体1の開蓋治具挿通孔3の 形状にほぼ一致させ、両端に抜け止め用の張出部21を設け、中央にはさら穴1 5を貫設した合成樹脂製の閉塞材16が配置される。
【0019】 これら、施錠鈎6、スポンジゴム14、閉塞材16は、それぞれに形成したネ ジ穴12、挿通穴13、さら穴15を挿通するボルト状の摺動杆17で一体化さ れる。
【0020】 なお18は皿バネ、19はスリーブ状のボルト、20は抜止ナットである。
【0021】 次に、上述した施錠鈎6及びその他の各部材を、図3に示す蓋本体1裏面の収 容部5に取り付ける手順について説明する。
【0022】 まず、施錠鈎6に形成した係合部11内にスポンジゴム14及び閉塞材16を 押し込み、閉塞材16がスポンジゴム14の弾性力によって開蓋治具挿通孔3内 に押し上げられる位置まで収容部5内に挿入する。このとき、閉塞材16の下部 は、図1 (イ) に示すように係合部11内に位置させるようにする。
【0023】 次に、垂下部4の底部に設けた穴22の下方からスリーブ状のボルト19を差 し込み、施錠鈎6のネジ穴12に螺合させ、ボルト19の頭部が垂下部4に接触 するまで締め付けて施錠鈎6を確実に軸支する。このとき、施錠鈎6と垂下部4 の底部との間には弾力のある皿バネ18を設けておく。
【0024】 その後、スポンジゴム14を上下方向にガイドする摺動杆17を、蓋本体1の 開蓋治具挿通孔3から挿入し、各部材の中央部に形成したさら穴15、挿通穴1 3、ネジ穴12及びスリーブ状のボルト19内を挿通させ、ボルト19から突出 した摺動杆17のネジ山部17aに抜止ナット20を締め付ける。
【0025】 このように施錠鈎6を取付けた蓋本体1を受枠2に施錠状態に設置すると、係 合突起8が受枠2に形成した錠座7の下部に位置した状態となる。このため、地 下構造物内部に揚圧が生じ蓋本体1が持ち上げられても、係合突起8が錠座7に 係合して、蓋本体1が開蓋することはない。また、蓋本体1の開蓋治具挿通孔3 は常に閉塞材16が嵌合し閉塞しているため、土砂等の侵入を防ぐことができる 。更に、施錠鈎6に取付けられた閉塞材16の上部が、開蓋治具挿通孔3内に嵌 合状態で係止されるとともに、下部が係合部11内に位置しているため、車両の 振動等によって施錠鈎6が解錠方向に回動するのを防ぐことができる。
【0026】 施錠鈎6を解錠して蓋本体1を開蓋する作業は、開蓋治具挿通孔3から開蓋治 具Bの先端部Tを挿入して施錠鈎6を回動し、錠座7と係合突起8との係合を解 いて行う。すなわち、開蓋治具Bの先端部Tで閉塞材16及びスポンジゴム14 を押圧して先端部Tを施錠鈎6の係合部11内まで挿入し、この状態で開蓋治具 Bを水平方向に回動させれば、施錠鈎6の回動に連動して係合突起8が水平に旋 回し、解錠状態とすることができる。このとき、図3に示すように、垂下部4の 底部上面に回転防止体23を突出させているため、これに解錠の際係合突起8と 反対向きに突出させた回転防止突起10が当接して施錠鈎6は回転範囲を90° に規制される。このため、開蓋治具Bの先端部Tが開蓋治具挿通孔3と直交した 状態で係止され、開蓋治具Bを上方に引き上げることによって蓋本体1の裏面と 先端部Tとが当接し開蓋させることができる。
【0027】 以上のように、施錠状態では、閉塞材16の上部は開蓋治具挿通孔3内に位置 し、下部は施錠鈎6の係合部11内に位置している。このため、閉塞材16を押 し込まない限り施錠鈎6の回動は規制されて、施錠状態を常に維持することがで きる。また、閉塞材16を上方に付勢し、開蓋治具挿通孔3を常時弾性的に閉塞 しているため、開蓋治具挿通孔3からの土砂の流入を防止することができる。
【0028】 (第2実施例) 次に第2の実施例を図4に示す断面図に基づいて説明する。
【0029】 なお、以下に示す実施例において、第1実施例とその構造及び作用が同一の部 材については同一の番号を付してその説明を省略する。
【0030】 第2実施例では、第1実施例の垂下部4の底部に設けた穴22を深く筒状に形 成しており、施錠鈎6の下面に形成したスリーブ状のネジ部24を穴22内に挿 通させ、穴22から突出したネジ部24に締付けナット25が穴22の下面に当 接するように締め付けている。このため、施錠鈎6をより安定した状態で確実に 軸支することができ、施錠及び解錠時に施錠鈎6がぐらつくのを防止することが できる。
【0031】 (第3実施例) 次に、第3の実施例を図5及び図6に基づいて説明する。ここで、図5は施錠 状態を、図6は解錠状態をそれぞれ示す。
【0032】 この実施例では、受枠2の錠座7に係合させる係合体27を蓋本体1の裏面に 揺動可能に吊下し、更にこの係合体27の背面に沿って移動するカム26を施錠 鈎6の胴部9下面に一体に設けている。
【0033】 カム26は、図5(ロ)の平面図に示すように略卵型に形成され、長径側が胴 部9に形成した長穴状の係合部11に直交する方向で、長径部分と、短径部分に は回転防止突起10をそれぞれ突出させている。
【0034】 係合体27は、外力を加えず単に吊下させた状態では、図6(イ)に示すよう に解錠状態となるような重心をもたせたものであり、下部に係合突起8を有し、 この係合突起8を受枠2側に向けた状態で、開蓋治具挿通孔3よりも蓋本体1縁 側に揺動可能に吊下されている。
【0035】 施錠状態では、図5(イ)の断面図、及び(ロ)のカム部の平面図に示すよう に、係合体27の背部をカム26の長径部分で押圧しているため、係合体27の 係合突起8が受枠2の錠座7の下側に位置して施錠状態を維持することとなる。
【0036】 このように、カム26の長径部分に設けた回転防止突起10が係合体27に当 接した施錠状態では、第1実施例で説明した場合と同様に、閉塞材16の上部は 開蓋治具挿通孔3内に位置し、閉塞材16の下部は係合部11内に位置している ため、施錠鈎6の回動が拘束され、施錠状態を常に維持することができ、また、 開蓋治具挿通孔3からの土砂の流入を防止することができる。
【0037】 また、解錠する際には、図6(イ),(ロ)に示すように、開蓋治具挿通孔3 から開蓋治具Bの先端部Tを挿入し、閉塞材16を係合部11内に完全に押し込 み、さらに、開蓋治具Bの先端部Tを係合部11内に挿入して、カム26の短径 部分の回転防止突起10が係合体27に当接するまで開蓋治具Bを回動させる。 これによって、係合体27は自らの重心で、カム26の長径部分から短径部分ま での外周面に沿って解錠位置まで移動する。
【0038】 また、カム26の短径部分の回転防止突起10が係合体27に当接したとき、 開蓋治具Bは90度回転して開蓋治具挿通孔3に直交する状態となるため、T字 状の先端部Tを持つ開蓋治具Bを上方に引き上げることによって容易に開蓋する ことができる。
【0039】 (第4実施例) 次に、第4の実施例を図7に基づいて説明する。
【0040】 この実施例では、係合体27を垂下部4に支持させると共に、施錠鈎6を回転 させることによって、係合突起8を形成した係合体27を水平方向に摺動させて 施錠・解錠するように構成している。
【0041】 施錠鈎6は、胴部9の下部に回転体としてピニオン30を一体に形成しており 、スリーブ状のボルト19を垂下部4の穴22下側から挿通させてネジ穴12に 螺合して軸支されている。
【0042】 係合体27は、先端に受枠2の錠座7に係合する係合突起8を形成した平面形 状が長方形に形成され、そのほぼ中央には長穴28を穿設している。さらに長辺 の一側上面には、変動体としてラック29を立設し、蓋本体1の下面に形成され た収容部5のうち小収容部5aに水平方向に摺動可能に支持されている。また、 長穴28には、施錠鈎6のネジ穴12に螺合させたスリーブ状のボルト19を皿 バネ18を介して挿通させ、更に、係合体27の上面に立設したラック29と胴 部9の下部に形成されたピニオン30とを噛み合わせたことにより、施錠鍵6の 回転によって係合体27を摺動させる。
【0043】 したがって、施錠状態では、閉塞材16で蓋本体1の開蓋治具挿通孔3を裏側 より閉塞し、係合突起8を受枠2に形成した錠座7の下側に位置する状態となる ようにラック29とピニオン30を噛み合わせており、施錠時に開蓋治具挿通孔 3からの土砂流入を防止することができる。
【0044】 また、上述した施錠状態から解錠するには、開蓋治具挿通孔3から開蓋治具B の先端部Tを胴部9の係合部11まで挿入して開蓋治具Bを回転させることによ って行う。すなわち、開蓋治具Bの回転力は、施錠鈎6の下部に一体に連設した ピニオン30から係合体27の上面のラック29に伝動され係合体27を解錠方 向に摺動させ、係合突起8と錠座7との係合を解除する。
【0045】 なお、開蓋治具Bを90度回転させて係合突起8を摺動させたとき、解錠状態 となるとともに長穴28の一端がボルト19のネジ部分に当接するようにしてい る。このため、開蓋治具の回転が規制されて先端部Tを開蓋治具挿通孔3に直交 させることができ、開蓋治具Bを上方に引き上げることによって容易に開蓋する ことができる。
【0046】 また、第4実施例の変動体としては、施錠鈎の下部に回転体としての棒状片を 形成し、係合体の上面に形成した変動体としての鈎穴に、前記棒状片の先端を係 合させたものとしてもよい。
【0047】 以上各実施例について本考案を説明したが、本考案では上記実施例にのみ限定 されるものではなく、弾性体としては、閉塞材を上方に付勢するものであれば良 く、例えばスポンジゴムの代わりにコイルスプリング等を使用してもよい。
【0048】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の地下構造物用蓋の施錠構造においては、蓋本 体の開蓋治具挿通孔を蓋裏側から弾性体を介して押圧可能に閉塞材で閉塞したこ とにより、施錠状態では開蓋治具挿通孔から土砂の流入を防止して、開蓋治具挿 通孔の直下に位置する施錠鈎等の上部に土砂が堆積するのを防止できる。したが って、開蓋時には開蓋治具を開蓋治具挿通孔の上部から挿入して、閉塞材を施錠 鈎の係合部内に上部から押し込むとともに先端部も押し込み、開蓋治具の回転に よって施錠鈎を回転させることにより、容易に係合突起を解錠方向に作動させて 開蓋することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) は第1実施例の施錠構造を示す断面図、
(ロ) は開蓋治具の斜視図である。
【図2】図1の施錠構造を構成する主要部材の分解斜視
図である。
【図3】図1に示す施錠構造の垂下部を一部切欠して示
す斜視図である。
【図4】第2実施例の施錠構造を示す斜視図である。
【図5】(イ) は第3実施例の施錠構造の施錠状態を示
す断面図、(ロ) は図5 (イ)に示す施錠鈎の施錠状態の
平面図である。
【図6】(イ) は第3実施例の施錠構造の解錠状態を示
す断面図、(ロ) は図5 (イ)に示す施錠鈎の解錠状態の
平面図である。
【図7】(イ) は第4実施例の施錠構造を示す断面図、
(ロ) は図7 (イ) のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
1 蓋本体 2 受枠 3 開蓋治具挿通孔 4 垂下部 5 収容部 5a 小収容部 6 施錠鈎 7 錠座 8 係合突起 9 胴部 10 回転防止突起 11 係合部 14 スポンジゴム(弾性体) 16 閉塞材 26 カム 27 係合体 29 ラック(変動体) 30 ピニオン(回転体) B 開蓋治具 T 先端部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠の錠座に係合する係合突起と、開蓋
    治具と係合可能な係合部とを備えた施錠鈎を蓋本体の開
    蓋治具挿通孔の下面に配置し、前記開蓋治具の操作によ
    って前記係合突起の係合を解く地下構造物用蓋の施錠構
    造において、前記施錠鈎の係合部に蓋本体の開蓋治具挿
    通孔を閉塞する閉塞材を弾性体を介して押圧可能に取付
    けたことを特徴とする地下構造物用蓋の施錠構造。
  2. 【請求項2】 施錠鈎は、蓋本体の開蓋治具挿通孔の下
    面に水平旋回可能に軸支されているとともに、該施錠鈎
    の下部に係合突起を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の地下構造物用蓋の施錠構造。
  3. 【請求項3】 受枠の錠座に係合する係合体と、開蓋治
    具と係合可能な係合部を備えた施錠鈎とを蓋本体の開蓋
    治具挿通孔の下面に配置し、前記開蓋治具の操作によっ
    て前記係合体の係合を解く地下構造物用蓋の施錠構造に
    おいて、前記施錠鈎は水平旋回可能に軸支されるととも
    に、前記施錠鈎の係合部には開蓋治具挿通孔を閉塞する
    閉塞材を弾性体を介して押圧可能に取付け、前記施錠鈎
    の下部にはカムを形成し、一方、前記係合体は揺動可能
    に吊下されるとともに、前記施錠鈎のカム外周に常時当
    接させることにより、施錠鈎の水平旋回に伴って揺動す
    ることを特徴とする地下構造物用蓋の施錠構造。
  4. 【請求項4】 受枠の錠座に係合する係合体と、開蓋治
    具と係合可能な係合部を備えた施錠鈎とを蓋本体の開蓋
    治具挿通孔の下面に配置し、前記開蓋治具の操作によっ
    て前記係合体の係合を解く地下構造物用蓋の施錠構造に
    おいて、前記施錠鈎は水平旋回可能に軸支されるととも
    に、前記施錠鈎の係合部には開蓋治具挿通孔を閉塞する
    閉塞材を弾性体を介して押圧可能に取付け、前記施錠鈎
    の下部には回転体を形成し、一方、前記係合体は開蓋治
    具挿通孔の下面に対設された垂下部に支持されるととも
    に、前記施錠鈎の回転体と係合する変動体を形成し、前
    記施錠鈎の水平旋回に伴って前記係合体が水平方向に摺
    動することを特徴とする地下構造物用蓋の施錠構造。
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