JPH0546996A - 光学素子支持装置 - Google Patents

光学素子支持装置

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JPH0546996A
JPH0546996A JP22644891A JP22644891A JPH0546996A JP H0546996 A JPH0546996 A JP H0546996A JP 22644891 A JP22644891 A JP 22644891A JP 22644891 A JP22644891 A JP 22644891A JP H0546996 A JPH0546996 A JP H0546996A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
pressing plate
groove
optical element
optical axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP22644891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Nishikuma
弘明 西隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒体に同軸的に内蔵された光学素子の光軸方
向の調節を容易に行う。 【構成】 支持体12に設けられた溝13内に、光学素
子を同軸的に内蔵した筒体11を受容する。筒体11を
溝13の底面13aとの間に挟持して固定するための押
さえ板14を、ねじ15により支持体12に取り付け
る。その押さえ板14の逆V字形をなす中間部に、取り
付ける向きに於ける自然状態で筒体11側に突出する一
対の舌片状のばね片18を設ける。ねじ15を或る程度
締めて、ばね片18の適度なばね力をもって筒体11を
仮止めする。筒体11が動き得るため、光軸方向の調節
を容易に行い得る。調節終了後にねじ15を完全に締め
付けて、筒体11を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子支持装置に関
し、特に、光ディスクや光カードなどに対して情報のア
クセスを行う光学ヘッドに用いるのに適する光学素子支
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光カードなどの記録
面に収束光を照射すると共に、その反射光を検出するこ
とにより、記録及び再生を行うようにした光学式記録再
生装置がある。このような装置に用いられる光学ヘッド
には、コリメータレンズやシリンドリカルレンズなどが
用いられているが、組み付け時には、各レンズの光軸の
調節を行う必要がある。
【0003】上記した光軸調節機構としては、例えば特
開昭63−244415号公報に開示されているものが
ある。この装置では、レンズを円筒状の筒体の中に同軸
的に保持して、その筒体を他の光学素子を取り付ける支
持体に設けた溝内に収め、筒体の外周面と補完的形状を
なすように曲げられた板ばねを支持体にねじ止めするこ
とにより、溝と板ばねとの間に挟持するようにして筒体
を固定している。この装置では、ねじの締め付けを緩め
ておくことにより、筒体をその光軸方向に変位させるこ
とができ、そのようにして光軸方向の調節を行うことが
できる。
【0004】しかしながら、上記光学装置では、ねじを
緩めると、光軸に直交する方向に筒体が若干動き得る。
従って、光軸方向の調節を行う場合には、ねじを僅かに
緩めて行うことができるが、締め付け力を或る程度以上
弱めないと、光軸方向に筒体を動かし難く、また、筒体
を無理に動かそうとすると、筒体の外周面を傷付けてし
まう。従って、光軸に直交する向きのずれを生じさせる
ことなく、かつ光軸方向に円滑に筒体を動かして光軸調
節を行うことが困難であり、調節作業が煩雑化するとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、光軸に直交する向
きのずれを生じさせることなく、かつ光軸方向に円滑に
筒体を動かして光軸調節を行い得るように改良された光
学素子支持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、光学素子を同軸的に内蔵する円筒状の筒体
と、前記筒体を受容する溝を設けられた支持体と、前記
筒体の外周面を前記溝の内面に押し付けて前記筒体を固
定するべく前記支持体に締結手段により固定される押さ
え板とを有し、前記押さえ板に、自然状態では前記押さ
え板から前記筒体に向けて弾発的に突出し、かつ前記固
定状態では前記押さえ板により直接的に前記筒体を押圧
するべく前記突出方向とは相反する向きに変位し得るば
ね手段を設けたことを特徴とする光学素子支持装置を提
供することにより達成される。
【0007】
【作用】このようにすれば、締結手段を中間状態にする
ことにより、筒体をばね手段により適度な付勢力をもっ
て仮止めすることができ、その状態にて筒体を容易に光
軸方向に動かすことができ、内蔵された光学素子の光軸
方向の調節を行うことができる。その調節後に、締結手
段を完全に締結状態にすることにより、筒体を固定する
ことができ、その固定されるまで、ばね手段により仮止
め状態を保持し得るため、調節後の締結作業時に筒体が
光軸方向に対して直交する向きに変位することがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0009】図1は、本発明が適用される例えば光ディ
スク用光学ヘッドの構成を模式的に示す図である。図に
於いて、光源としての半導体レーザ1から発せられた出
射光2は、その光軸上に配設されたコリメータレンズ3
・偏光ビームスプリッタ4・λ/4板5・対物レンズ6
を介して、光ディスク7の記録面に照射される。その光
ディスク7にて反射された反射光は、対物レンズ6及び
λ/4板5を逆向きに通過して、偏光ビームスプリッタ
4にて向きを変えられて検出光8となり、その検出光8
の光軸上に配設された集光レンズ9により収束されて、
測光センサ10に入射するようになっている。これら各
光学素子は、互いの光軸を整合させて光学ヘッド本体に
固定される必要がある。
【0010】次に、図2を参照して、上記光学素子を光
学ヘッド本体に固定する構造を以下に示す。円筒状の筒
体11内には、同軸的に例えば上記した集光レンズ9が
内蔵されており、筒体11の一方の軸線方向開口部から
入射した光が、集光レンズ9を通過して筒体11の他方
の軸線方向開口部から出射するようになっている。光学
ヘッド本体としての支持体12には、筒体11をその軸
線に沿って受容する溝13が設けられており、この溝1
3の軸線方向両端面がそれぞれ開放されている。尚、溝
13の深さが筒体11の外径よりも小さくされており、
溝13の幅が筒体11の外径よりも若干大きくされてい
る。
【0011】支持体12の図2に於ける上面には、溝1
3の上方開口面から突出する筒体11の上部を横切るよ
うに載置された板ばね材からなる押さえ板14が、その
両端部14aを締結手段としてのねじ15によりねじ止
めされて固定されている。押さえ板14の両端部14a
にはそれぞれねじ止め用の孔16が設けられており、支
持板12の上面の溝13の縁の外側には対応するねじ孔
17がそれぞれ設けられており、ねじ孔17にねじ15
を螺合して押さえ板14が支持板12の上面に固定され
る。尚、押さえ板14の中間部は、押さえ板14の固定
状態で筒体11の上部の対称位置に線接触し得るよう
に、図2に於いて逆V字形をなすように曲折されてい
る。
【0012】押さえ板14の逆V字形をなす中間部に
は、取り付け時の自然状態で筒体11側に突出するよう
に、即ち、裏面側から見た図4に併せて示されるよう
に、各端部14a近傍から切り起こされて裏面側に突出
するばね手段としての一対の舌片状のばね片18が、互
いに対称的に設けられている。ばね片18は、押さえ板
14の本体部分に対して比較的小さく、容易に弾性変形
し得る。
【0013】図2に示されるように、光学素子としての
集光レンズ9を内蔵する筒体11が支持体12に固定さ
れるが、その取付要領を図3を参照して以下に示す。
【0014】先ず溝13内に筒体11を収め、次に押さ
え板14を、その逆V字形をなす中間部を筒体11の上
部に合わせるようにして載置して、ねじ15を螺合す
る。従って、ねじ15を締め込んでいくにつれて、図5
に示されるように、最初に、両ばね片18の遊端部が、
筒体11の溝13から露出している外周面に弾発的に衝
当する。この状態では、ねじ15が完全に締め込まれて
いないが、筒体11をばね片18により溝13内に付勢
することができ、筒体11が、溝13の底面13aとば
ね片18との間に適度なばね力をもって弾発的に挟持さ
れて、仮止めされる。
【0015】この仮止め状態では、光軸方向である図3
に示されるZ軸方向に筒体11を容易に動かすことがで
きると共に、光軸方向に直交するX軸及びY軸方向に対
する変位を、両ばね片18による弾発付勢力により防止
することができ、光軸方向の調節を容易にかつ短時間で
行い得る。尚、上記仮止め状態に於けるねじ15の締め
込み具合は任意であって良く、従来例のように締め込み
の加減を微妙に調節する必要がない。
【0016】そして、光軸方向の調節終了後にねじ15
を完全に締め付けて、筒体11をねじ15の締結により
固定する。この固定状態では、図2に示されるようにば
ね片18が弾性変形して、押さえ板14の中間部の裏面
により筒体11が押圧されるため、押さえ板14の本体
により筒体11が確実に固定される。尚、固定されるま
では、左右対称をなす一対のばね片18によりバランス
されて仮止め状態が保持されるため、調節後の締結作業
時に筒体11が光軸方向に対して直交する向きに変位す
ることがない。
【0017】次に、第2の実施例を、図5及び図2に対
応する図6及び図7を参照して以下に示す。各図に於い
て前記実施例に相当する部分については同一の符号を付
けてその詳しい説明を省略する。
【0018】この第2の実施例では、支持体20に設け
られた溝21の幅が、筒体11の外径よりも或る程度大
きくされており、溝21内に収められた筒体11が幅方
向に幾分動き得るようにされている。また、支持体20
の上面は、溝21を挟んだ左右の部分同士が上下方向に
段違いになるように形成されている。前記実施例と同様
に板ばね材からなる押さえ板22は、支持体20の上記
段違い面に対応するべく、その両端部22a・22bを
取り付け状態に於ける上下方向に互い違いにさせるよう
に、中間部を曲成されている。尚、両端部22a・22
bの上記上下方向の差が、支持体20の段違い面の段差
量より小さくなるようにされている。この押さえ板22
の中間曲成部には、図6に示されるように支持体20に
取り付けられた状態で、筒体11を斜め下方に向けて付
勢し得るばね片23が設けられている。
【0019】この第2の実施例では、筒体11を溝21
内に収めたら、押さえ板22を支持板20の左右の段違
い面に合わせるように載置して、段違い面の上の方に螺
合されたねじ15を完全に締め込んで、押さえ板22の
対応する端部22aを固定する。そして、段違い面の下
の方に螺合されたねじ15を適当に締め込んで、他方の
端部22b側を或る程度押し下げることにより、図6に
示されるように、上記したばね片23の遊端部が、筒体
11の上半部の中間部に弾発的に衝当することになる。
【0020】従って、溝21の底面21a及び図6に於
ける右内側面21bと、ばね片23との間に弾発的に筒
体11が挟持されて仮止めされる。この第2の実施例で
も光軸調節に於いて前記実施例と同様の効果を奏する。
そして、光軸調節後に、仮締め状態の方のねじ15を締
め込むと、ばね片23が押さえ板22の表側に逆向きに
曲げられて、両ねじ15を共に締結状態にすることによ
り、筒体11が、押さえ板の22の中間部により強固に
底面21a及び側面21b側に押圧されて、確実に固定
される。
【0021】尚、押さえ板の形状及びばね片の形状や、
それぞれの数などは、本実施例に於けるものに限定され
るものではなく、種々の変形・態様が可能である。ま
た、筒体に内蔵される光学素子も、実施例の集光レンズ
に限るものではなく、コリメータレンズ等の他のレンズ
やその他種々の光学素子を適用可能である。
【0022】
【発明の効果】このように本発明によれば、押さえ板の
締結力を微妙に加減することなく、ばね手段により適度
な付勢力をもって筒体を仮止め状態に保持することがで
きるため、光軸方向の調節を容易にかつ円滑に行うこと
ができる。調節後、押さえ板を完全な締結状態にするこ
とにより、筒体を押さえ板にて直接的に押圧して確実に
固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光学ヘッドの模式的構成
図。
【図2】本発明に基づく光学素子支持装置の固定状態を
示す正面図。
【図3】本発明に基づく光学素子支持装置の分解組立
図。
【図4】本発明に基づく光学素子支持装置の押さえ板の
裏面側から見た斜視図。
【図5】本発明に基づく光学素子支持装置の仮止め状態
を示す正面図。
【図6】第2の実施例の光学素子支持装置の仮止め状態
を示す正面図。
【図7】第2の実施例の光学素子支持装置の固定状態を
示す正面図。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 出射光 3 コリメータレンズ 4 偏光ビームスプリッタ 5 λ/4板 6 対物レンズ 7 光ディスク 8 検出光 9 集光レンズ 10 測光センサ 11 筒体 12 支持体 13 溝 13a 底面 14 押さえ板 14a 端部 15 ねじ 16 孔 17 ねじ孔 18 ばね片 20 支持体 21 溝 21a 底面 21b 側面 22 押さえ板 22a・22b 端部 23 ばね片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子を同軸的に内蔵する円筒状の筒
    体と、前記筒体を受容する溝を設けられた支持体と、前
    記筒体の外周面を前記溝の内面に押し付けて前記筒体を
    固定するべく前記支持体に締結手段により固定される押
    さえ板とを有し、 前記押さえ板に、自然状態では前記押さえ板から前記筒
    体に向けて弾発的に突出し、かつ前記固定状態では前記
    押さえ板により直接的に前記筒体を押圧するべく前記突
    出方向とは相反する向きに変位し得るばね手段を設けた
    ことを特徴とする光学素子支持装置。
JP22644891A 1991-08-12 1991-08-12 光学素子支持装置 Pending JPH0546996A (ja)

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JP22644891A JPH0546996A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 光学素子支持装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107664290A (zh) * 2017-09-14 2018-02-06 上海小糸车灯有限公司 一种聚光器及其车用光学系统
CN109277965A (zh) * 2018-11-09 2019-01-29 中国科学院上海光学精密机械研究所 超薄光学元件的工装夹具
CN107664290B (zh) * 2017-09-14 2024-05-31 华域视觉科技(上海)有限公司 一种聚光器及其车用光学系统

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CN109277965B (zh) * 2018-11-09 2024-04-12 中国科学院上海光学精密机械研究所 超薄光学元件的工装夹具

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