JP3547075B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の記録又は再生を行う光ディスクドライブが備える光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップには、例えば、精密光学会誌 Vol.56 No.10(1990)に記載されているように、ホログラフィ実用化技術の解説として、「CDホログラムピックアップ」(著者 倉田幸夫、石川俊夫)が特集記事として記載されたものが知られている。
【0003】
次に、光ピックアップの従来の支持構造を図18及び図19を参照して説明する。図中、100はハウジングで、このハウジング100には、図示しないが少なくとも光ディスクに対向する対物レンズ等が設けられている。101は光学系ユニットで、この光学系ユニット101を支持するホルダ102はハウジング100に固定的に設けられ、このホルダ102には光学系ユニット101のベース103を嵌め込むための段付き状の支持孔104が形成されている。105はベース103を押圧する押え板で、この押え板105をねじ106でホルダ102に取り付けることにより、図19に示すように、光学系ユニット101がホルダ102と押え板105との間で挟持される。
【0004】
光学系ユニット101は、それぞれ図示しないが光ディスクに照射する光線を発光するレーザーダイオード等の光源、光ディスクから反射された光線を分光するホログラム素子、ホログラム素子により分光された光を受光する受光素子等を備えている。
【0005】
このような光ピックアップでは、光源から光ディスクに光線を照射して情報の記録又は再生する際に、受光素子の出力を基にフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を検出し、その検出結果に基づいてフォーカス位置やトラッキング位置を補正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図18、図19に示すように、光学系ユニット101のベース103をホルダ102と押え板105とで機械的に挟持すると、ベース103に捩り等の歪みが生ずる。また、環境温度の変化によりハウジング100が変形し、その影響で光学系ユニット101のベース103に歪みが発生することもある。このようにベース103に歪みが発生すると、光源やホログラム素子や受光素子の各光学系部品の相対的な位置関係がずれてしまい、受光素子に入力されるフオーカスエラー信号やトラッキングエラー信号にオフセットが生じ、記録再生に重大な影響を及ぼしてしまう。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、光学系部品の相対的な位置関係を狂わせることなく光学系ユニットを支持し得る光ピックアップを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、少なくとも光ディスクに対向する対物レンズが設けられたハウジングと、前記対物レンズを介して前記光ディスクに照射する光線を発光する光源及び前記光ディスクが反射する光線を受光する受光素子を含む光学系部品が設けられた光学系ユニットと、前記光学系ユニットを段部つきの支持孔で嵌合した状態で支持するとともに開口部から突出させるユニット支持体と、前記光学系ユニットを前記ユニット支持体に弾性的に押圧する押圧片と前記ハウジングに弾性的に係止されてこのハウジングに形成された取付面に前記ユニット支持体を圧接する係止爪とが形成された板ばねと、を備え、前記光学系ユニットは前記押圧片により前記支持孔と前記開口部との境界をなす前記段部に圧接され、この圧接により前記ユニット支持体が前記ハウジングに形成された前記取付面に圧接されることにより組立状態となり、前記組立状態で前記ユニット支持体が前記取付面に光路長と直交する平面方向に位置調整可能に保持されている光ピックである
【0009】
したがって、この光ピックアップは、ネジや接着剤を使用せずに光学系ユニット、ユニット支持体を組立状態とすることができ、ユニット支持体を組立状態で光路長と直交する平面方向に位置調整することができる。よって、位置調整後にねじなどを用いた組立を行うことにより発生する調整位置のズレを防ぐことができる。また、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジングの取付面に歪みが生じたとしても、その歪みを板ばねの弾性的な変形によって吸収することができる
【0018】
請求項記載の発明は、少なくとも光ディスクに対向する対物レンズが設けられたハウジングと、前記対物レンズを介して前記光ディスクに照射する光線を発光する光源及び前記光ディスクが反射する光線を受光する受光素子を含む光学系部品が設けられた光学系ユニットと、前記光学系ユニットを光路長方向に変位自在に嵌合させる嵌合孔が形成されるとともに前記ハウジングに形成された取付面に光路長方向と直交する平面方向に位置調節可能に支持されるユニット支持体と、前記ユニット支持体と前記ハウジングの前記取付面との間に配置されて前記光学系ユニットの光軸方向の位置を規制するストッパ面及び前記取付面の歪みを弾性変形により吸収する変形部を有する規制板と、前記光学系ユニットを前記ストッパ面に弾性的に押圧する押圧片とを備える光ピックアップである。
【0019】
したがって、ユニット支持体の嵌合孔に嵌合された光学系ユニットとユニット支持体とは、規制板と押圧片とにより弾性的に挟持される。また、ユニット支持体を光学系支持体とともに光路長と直交する平面方向に位置調整することが可能となり、光学系ユニットの軸方向の位置は規制板のストッパ面により定められる。また、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジングに歪みが生じたとしても、その歪みを規制板の変形部弾性変形によって吸収することが可能となる。
【0020】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記押圧片は前記規制板に連続して一体に形成されている。
【0021】
したがって、部品点数を低減することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の第一の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1に示すように、光ピックアップ1のハウジング2の内部には、コリメータレンズ3、反射プリズム4、光ディスク(図示せず)に対向する対物レンズ5等が設けられている。また、ハウジング2の前面には中央に開口部6を有する取付面7が形成され、側面8には取付面7側の上下両側縁に凹部9が形成されている。10は光学系ユニットで、この光学系ユニット10は、図4に示すように、それぞれ光学系部品として、光源(レーザーダイオード)11、ホログラム素子12と、受光素子(分割受光素子)13を備えている。光源11と受光素子13とはベース14に設けられ、ホログラム素子12は光源11及び受光素子13を覆うカバー15の端面に支持されている。
【0023】
図1ないし図3において、16はハウジング2の取付面7に圧接されるユニット支持体で、このユニット支持体16の中央部には、光学系ユニット10のカバー15を遊嵌状態で突出させる開口部17と、ベース14を嵌合状態で支持する段付き状の支持孔18とが形成されている。この例では、ベース14は小判形の形状をしているが、他の形状で形成されていても問題はない。また、ユニット支持体16の両側面には、光源11の光軸と直交する平面方向に変位可能な治具(図示せず)に取付けるための取付溝19が形成されている。
【0024】
さらに、光学系ユニット10をユニット支持体16に弾性的に押圧する複数の押圧片20と、ハウジング2に形成された凹部9に弾性的に係止されてユニット支持体10を取付面7に圧接する係止爪21とが形成された板ばね22が設けられている。
【0025】
そして、図2に示すように、光学系ユニット10のベース14をユニット支持体16の支持孔18に嵌合し、板ばね22の押圧片20をベース14に当接させ、板ばね22の係止爪21をハウジング2の凹部9に係止させると、ベース14は押圧片20により開口部17と支持孔18との境界をなす段部に圧接され、この圧接力によりユニット支持体16が取付面7に圧接される。これにより、ユニット支持体15が光学系ユニット10とともにハウジング2の取付面7に取り付けられる。
【0026】
このような構成において、ユニット支持体16の支持孔18に嵌合された光学系ユニット10とユニット支持体16とハウジング2の取付面7とは、板ばね22により弾性的に挟持される。この組立状態では、光源11からの光線はホログラム素子12と開口部6,17を通り、さらに、コリメータレンズ3と反射プリズム4と対物レンズ5とを介して光ディスクに照射される。これにより、情報の記録又は再生がなされる。この際、光ディスクから反射されホログラム素子12により分光された光をフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号として受光素子13により受光することができる。
【0027】
この場合、ユニット支持体16をその取付溝19により治具に装着し、この治具19によりユニット支持体16を光学系ユニット10とともに光路長と直交する平面方向に位置調整することができる。
【0028】
また、環境温度の変化によりハウジング2に歪みが生じたとしても、その歪みは板ばね22の弾性的な変形により吸収される。これにより、光源11、ホログラム素子12、受光素子13の相対的な位置が変化することはない。
【0029】
次に、本発明の実施の第二の形態を図5ないし図7に基づいて説明する。本実施の形態及びこれに続く他の実施の形態において、前実施の形態と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。
【0030】
図5及び図6に示すように、一部しか図示しないがハウジング2の取付面7には、開口部6とこの開口部6の両側に配置された溝23とが形成され、これらの溝23に連通する切欠24がユニット支持体16に形成されている。さらに、光学系ユニット10とユニット支持体16とを光路長方向に弾性的に挟持する板ばね25が設けられている。この板ばね25は、光学系ユニット10のベース14をハウジング2の方向に押圧する複数の押圧片26と、ユニット支持体16をベース14側に押圧する複数の押圧片26とを有する。
【0031】
そして、光学系ユニット10のベース14をユニット支持体16の支持孔18に嵌合し、板ばね25の押圧片26をベース14に当接させ、板ばね25の押圧片26で切欠24の内側においてユニット支持体16を押圧することにより、ユニット支持体16と光学系ユニット10のベース14とは板ばね25によって挟持される。
【0032】
そして、この光学系ユニット10とユニット支持体16との組立体を治具により保持し、両者を光路長方向と直交する平面方向に変位させながら、光ディスクに対して情報の記録又は再生を行い、受光素子13の出力により最適な位置を確認したときに、その最適な位置でユニット支持体16をハウジング2の取付面7に固定する。この固定は例えば接着等の手段によりなされるが、ねじ等を用いて固定してもよい。ねじにより固定する場合には、ねじが遊びをもって嵌合される取付孔をユニット支持体16に形成すればよい。
【0033】
このような構成において、ユニット支持体16の支持孔18に嵌合された光学系ユニット10とユニット支持体16とは、板ばね25により弾性的に挟持される。ハウジング2の取付面7によりユニット支持体16を支持した組立状態では、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジング2に歪みが生じたとしても、その歪みを板ばね25の弾性的な変形により吸収することができる。
【0034】
次に、本発明の実施の第三の形態を図8及び図9に基づいて説明する。本実施の形態におけるハウジング2の取付面7には、上縁が切り欠かれた開口部28と、光学系ユニット10のベース14を支持する支持孔29と、開口部28の両側に連通する切欠30とが形成されている。光学系ユニット10のベース14は小判形の形状をもち、その両側の弧の半径は支持孔29の両側の弧の半径と略一致する。すなわち、支持孔29は、光学系ユニット10のベース14を光路長方向と直交する平面内で回動可能に支持するように形成されている。
【0035】
さらに、ハウジング2の取付面7と光学系ユニット10のベース14とを光路長方向に弾性的に挟持する板ばね31が設けられている。この板ばね31は、取付面7の内面に当接されるリング状の当接面32と、切欠30に挿通されて光学系ユニット10のベース14を取付面7の前面側に押圧する押圧片33とを有する。
【0036】
したがって、光学系ユニット10のベース14を支持孔29に嵌合し、取付面7の内面側から切欠30に挿通した押圧片33をベース14の前面両側に当接させると、ベース14は押圧片33により開口部28と支持孔29との境界をなす段部に圧接され、これにより、光学系ユニット10がハウジング2の取付面7に取り付けられる。
【0037】
このような構成において、前実施の形態で説明した治具により光学系ユニット10を支持し、治具で光学系ユニット10を光路長方向と直交する平面内で回動させることにより、光学系ユニット10を光路長方向と直交する平面方向に位置調整することができる。また、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジング2に歪みが生じたとしても、その歪みを板ばね31の弾性的な変形により吸収することができる。
【0038】
次に、本発明の実施の第四の形態を図10に基づいて説明する。ハウジング2の取付面7には、光学系ユニット10を挿入する開口部6と、その両側に配置された取付ねじ孔34とが形成されている。光学系ユニット10のベース14と、ハウジング2の取付面7に取付けられるユニット支持体35とは、この例では互いに溶接可能な金属材により形成されている。ユニット支持体35には、光学系ユニット10を挿入する開口部17と、この開口部17の縁から延出され弾性的に屈撓可能な複数の弾性片36と、ハウジング2の取付ねじ孔34に対向する複数の取付孔37と、第一の実施の形態において説明した治具に支持される取付溝19とが形成されている。光学系ユニット10のベース14の外周面と弾性片36の先端とは溶接により結合されている。溶接以外の結合手段としては接着等が考えられるが、接着の場合にはベース14とユニット支持体35とを金属以外の材料により形成してもよい。
【0039】
このユニット支持体35は、取付孔37に挿入した取付ねじ38を取付ねじ孔34に螺合することによりハウジング2の取付面7に固定されるが、取付ねじ38を緩めたときに光路長方向と直交する平面方向に変位可能なように取付孔37の径が大き目に定められている。
【0040】
このような構成において、ユニット支持体35を第一の実施の形態と同様に、治具により光路長方向と直交する平面方向に変位させながら、受光素子13の出力により最適な位置を調べ、最適な位置でユニット支持体35を取付ねじ38により固定することができる。
【0041】
また、この組立状態では、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジング2に歪みが生じたとしても、その歪みを弾性片36の弾性的な変形により吸収することが可能となる。
【0042】
なお、図10に示すように、弾性片36の先端を小判形のベース14の平坦な上下両面に結合したが、図11に示すように、ベース14の弧状の面に結合するようにしてもよい。
【0043】
次に、本発明の実施の第五の形態を図12及び図13に基づいて説明する。本実施の形態におけるハウジング2の取付面7には、光学系ユニット10を挿通させる円形の開口部39と、この開口部39の内径より小径の円筒孔40とが形成されている。光学系ユニット10を支持する本実施の形態におけるユニット支持体41は、ハウジング2の円筒孔40に回動可能に嵌合されるように全周に円筒面42が形成され、この円筒面42の端面には複数本の弾性片43が連続して一体に形成されている。これらの弾性片43の先端と光学系ユニット10のベース14とは、前実施の形態の場合と同様に溶接或いは接着等の手段により結合されている。
【0044】
このような構成において、ユニット支持体41を、治具により光軸回りの方向に回動させながら、受光素子13の出力により最適な位置を調べることができる。この例では、ユニット支持体41は接着等の手段により取付面7に固定する。もちろん、円筒面42の外周にフランジを形成し、このフランジを取付ねじにより取付面7に固定するようにしてもよい。
【0045】
本実施の形態においても、組立状態では、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジング2に歪みが生じたとしても、その歪みを弾性片43の弾性的な変形により吸収することができる。
【0046】
なお、取付面7に形成した円筒孔40でユニット支持体41を回動可能に嵌合させるために、ユニット支持体41の全周にわたり円筒面42を形成したが、図14に示すように、ユニット支持体の外周の相対向する少なくとも二箇所の領域に円筒面42を形成しても、光源11の光軸回りの方向におけるユニット支持体41の位置を調節することができる。
【0047】
次に、本発明の実施の第六の形態を図15及び図16に基づいて説明する。ハウジング2の取付面7には、図10で説明した構成と同様に、開口部6とその両側に配置された取付ねじ孔34とが形成されている。ハウジング2の取付面7に取付ねじ38によって取付けられるユニット支持体44には、光学系ユニット10のベース14の外周を光路長方向に変位可能に嵌合させ嵌合孔55と、取付ねじ38が遊びをもって挿入される取付孔37とが形成されている。
【0048】
さらに、ユニット支持体44とハウジング2の取付面7との間に配置される規制板45が設けられている。この規制板45は弾性を有する金属板により形成され、両側には取付ねじ38が遊びをもって挿入される取付孔46が形成され、中央部には開口部47と、その周縁で光学系ユニット10のベース14の光軸方向の位置を規制するストッパ面48とが形成され、このストッパ面48と取付孔46との間には取付面7の歪みを弾性変形により吸収する変形部としてのスリット49が形成されている。
【0049】
さらに、ベース14の前面に対向する押え板50が設けられている。この押え板50には、取付ねじ38を通す取付孔51と、中央部で開口する開口部52と、この開口部52の周縁か内方に突出されて光学系ユニット10のベース14を規制板45のストッパ面48に弾性的に押圧する複数の押圧片53とが形成されている。
【0050】
したがって、光学系ユニット10のベース14をユニット支持体44の嵌合孔55に嵌合し、規制板45とユニット支持体44と押え板50とを順次重ね合わせ、三者の取付孔37,45,51に通した取付ねじ38をハウジング2の取付ねじ孔34に螺合することにより、規制板45とユニット支持体44と光学系ユニット10と押え板50との四者がハウジング2の取付面7に固定される。
【0051】
この状態では、光学系ユニット10は押圧片53によって押圧されたベース14が規制板45のストッパ面48に当接するため光軸方向の位置が定められる。
【0052】
また、取付ねじ38を緩めることにより、ユニット支持体44を光学系ユニット10とともに光路長方向と直交する平面方向に変位させて位置調整することができる。
【0053】
さらに、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジング2の取付面7に歪みが生じたとしても、その歪みを規制板45のスリット49付近の弾性変形によって吸収することができる。したがって、ユニット支持体44及び光学系ユニット10の位置が狂うことはない。
【0054】
なお、図17に示すように、図15及び図16に示した押圧片53に代わる押圧片54を規制板45に一体に連続して形成してもよい。これにより、部品点数を低減することができる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の光ピックアップによれば、ネジや接着剤を使用せずに光学系ユニット、ユニット支持体を組立状態とすることができ、ユニット支持体を組立状態で光路長と直交する平面方向に位置調整することができる。よって、位置調整後にねじなどを用いた組立を行うことにより発生する調整位置のズレを防ぐことができる。また、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジングの取付面に歪みが生じたとしても、その歪みを板ばねの弾性的な変形によって吸収することができる。したがって、光学系ユニットの光学系部品の相対位置を正確に保つことができる。
【0060】
請求項記載の発明の光ピックアップによれば、環境温度の変化や機械的な変形によりハウジングに歪みが生じたとしても、その歪みを規制板の変形部弾性変形によって吸収することができる。したがって、光学系ユニットの光学系部品の相対位置を正確に保つことができる。
【0061】
請求項記載の発明の光ピックアップによれば、部品点数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態を示す分解斜視図である。
【図2】組立状態を示す縦断側面図である。
【図3】組立状態を示す斜視図である。
【図4】光学系ユニットの内部構造を示す縦断側面図である。
【図5】本発明の実施の第二の形態を示す分解斜視図である。
【図6】組立状態を示す水平断面図である。
【図7】ユニット支持体と光学系ユニットとの組立状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の第三の形態を示す分解斜視図である。
【図9】組立状態を示す水平断面図である。
【図10】本発明の実施の第四の形態を示す分解斜視図である。
【図11】ユニット支持体による光学系ユニットの支持構造の変形例を示す正面図である。
【図12】本発明の実施の第五の形態を示す分解斜視図である。
【図13】組立状態を示す縦断側面図である。
【図14】ユニット支持体による光学系ユニットの支持構造の変形例を示す分解斜視図である。
【図15】本発明の実施の第六の形態を示す分解斜視図である。
【図16】組立状態を示す縦断側面図である。
【図17】変形例を示す分解斜視図である。
【図18】従来例を示す分解斜視図である。
【図19】組立状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング
5 対物レンズ
7 取付面
10 光学系ユニット
11 光源、光学系部品
12 光学系部品
13 光学系部品
16 ユニット支持体
18 支持孔
20 押圧片
21 係止爪
22,25 板ばね
26,27 押圧片
29 支持孔
31 板ばね
35 ユニット支持体
36 弾性片
40 円筒孔
41 ユニット支持体
42 円筒面
44 ユニット支持体
45 規制板
48 ストッパ面
49 スリット
53,54 押圧片
55 嵌合孔

Claims (3)

  1. 少なくとも光ディスクに対向する対物レンズが設けられたハウジングと、前記対物レンズを介して前記光ディスクに照射する光線を発光する光源及び前記光ディスクが反射する光線を受光する受光素子を含む光学系部品が設けられた光学系ユニットと、前記光学系ユニットを段部つきの支持孔で嵌合した状態で支持するとともに開口部から突出させるユニット支持体と、前記光学系ユニットを前記ユニット支持体に弾性的に押圧する押圧片と前記ハウジングに弾性的に係止されてこのハウジングに形成された取付面に前記ユニット支持体を圧接する係止爪とが形成された板ばねと、を備え、
    前記光学系ユニットは前記押圧片により前記支持孔と前記開口部との境界をなす前記段部に圧接され、この圧接により前記ユニット支持体が前記ハウジングに形成された前記取付面に圧接されることにより組立状態となり、
    前記組立状態で前記ユニット支持体が前記取付面に光路長と直交する平面方向に位置調整可能に保持されている光ピックアップ。
  2. 少なくとも光ディスクに対向する対物レンズが設けられたハウジングと、前記対物レンズを介して前記光ディスクに照射する光線を発光する光源及び前記光ディスクが反射する光線を受光する受光素子を含む光学系部品が設けられた光学系ユニットと、
    前記光学系ユニットを光路長方向に変位自在に嵌合させる嵌合孔が形成されるとともに前記ハウジングに形成された取付面に光路長方向と直交する平面方向に位置調節可能に支持されるユニット支持体と、
    前記ユニット支持体と前記ハウジングの前記取付面との間に配置されて前記光学系ユニットの光軸方向の位置を規制するストッパ面及び前記取付面の歪みを弾性変形により吸収する変形部を有する規制板と、
    前記光学系ユニットを前記ストッパ面に弾性的に押圧する押圧片と
    を備える光ピックアップ。
  3. 前記押圧片は前記規制板に連続して一体に形成されている請求項記載の光ピックアップ。
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