JPH0546812Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0546812Y2
JPH0546812Y2 JP1986082066U JP8206686U JPH0546812Y2 JP H0546812 Y2 JPH0546812 Y2 JP H0546812Y2 JP 1986082066 U JP1986082066 U JP 1986082066U JP 8206686 U JP8206686 U JP 8206686U JP H0546812 Y2 JPH0546812 Y2 JP H0546812Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating shaft
holder
tap
oil supply
floating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986082066U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62195415U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986082066U priority Critical patent/JPH0546812Y2/ja
Publication of JPS62195415U publication Critical patent/JPS62195415U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0546812Y2 publication Critical patent/JPH0546812Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、タツプ工具をフローテイング軸によ
り保持するようにしたフローテイング式のタツプ
ホルダに関するものである。
[従来の技術] 従来、タツプ工具を保持したフローテイング軸
を、2本のばねによつて浮動状態に支持した油孔
付フローテイングタツプホルダは広く用いられて
いるが、この方式のものは一般に切削油の給油圧
が上昇すると、フローテイング軸が下方へ押圧さ
れてフローテイング機能が低下するという欠点が
ある。
通常、切削油は第4図aに示すようにフローテ
イング軸Aの後端部から軸方向に直線的に給油す
る方式と、第4図bに示すように側部から給油す
る方式とが知られている。そして、タツプ作業を
行つている時は、タツプの先端はワーク内に入り
込んでいるため、切削油はフリー状態時よりも排
出され難くなり、また油路が詰まつた場合や油路
が細くて管内抵抗が強い場合等の給油圧が高くな
つた場合には、タツプ側の開口部が閉塞している
状態と同様になる。
第4図はその閉塞した状態を示しており、第4
図aに示すようにフローテイング軸Aの後端部か
ら軸方向に真直ぐに給油した場合には、フローテ
イング軸Aは吹矢のように図面の右側に動くの
で、軸方向の圧力バランスは崩れてしまう。
このような欠点を改善するため、従来において
も種々の方策が考えられているが、それぞれ一長
一短があり十分に満足できるものは未だに開発さ
れていない。例えば、特開昭58−4339号公報に開
示されている「工具ホルダ」は、浮動装架機構に
悪影響を及ぼさないことを目的としているが、そ
の構造上、給油圧によつてフローテイング軸が下
方へ押し付けられる力がまだ充分に除去されては
いない。
更に、第4図bに示す方式として、実公昭59−
40978号公報に記載されている「油孔付フローテ
イングタツプホルダ」は、フローテイング軸の側
部から給油されるため、圧力を高めても軸方向に
作用する力は働かないという長所を有している
が、この場合はホルダ後端から工具までの流路が
曲折しているため、高圧の場合はホルダ自体に無
理な力がより一層かかることになり、また切削油
の流れや回転バランスも悪くなるという欠点があ
る。従つて、高圧の切削油を使用してタツプ作業
の高速化等を図ることはなかなか困難とされてい
る。
[考案の目的] 本考案の目的は、このような従来例の欠点を改
善するため、第4図aに示すようなフローテイン
グ軸の後端部から軸方向に直線的に給油する方式
において、フローテイング軸の軸方向バランスと
回転バランスを同時に達成できるようにし、それ
により高圧の切削液を使用できるようにし、その
結果としてタツピング加工の正確化及び高速化及
びタツプ工具の長寿命化等を可能にしたタツプホ
ルダを提供することにある。
[考案の概要] 上述の目的を達成するための本考案に係るタツ
プホルダは、ホルダ本体内に軸方向に移動自在に
フローテイング軸を収容してばねにより軸方向に
浮動可能に支持し、前記フローテイング軸の軸中
心に設けた軸方向の給油孔の基端部に前記ホルダ
本体に固定した給油管を摺動自在に接続すると共
に、前記給油孔の先端部を前記フローテイング軸
のタツプ挿入孔に直通させたタツプホルダにおい
て、前記ホルダ本体内に内径を拡大した拡大径部
分を設け、前記フローテイング軸に前記拡大径部
分に合致するように径を拡大した段差部を設ける
ことにより、前記フローテイング軸と前記ホルダ
本体の拡大径部分との間に密閉室を形成し、該密
閉室に前記給油孔から連通孔を設け、前記密閉室
における前記フローテイング軸の軸方向の軸圧面
積と前記給油孔の断面積とを等しくしたことを特
徴とする。
[考案の実施例] 本考案を第1図〜第3図に図示の実施例に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案をスピンドルスルー方式のタツ
プホルダに適用した実施例を示し、1は工作機械
のスピンドル、2はホルダ本体、3はフローテイ
ング軸、4はタツプを示している。ホルダ本体2
に設けられた横孔5と、フローテイング軸3に設
けられた凹溝6により形成された空間には、ホル
ダ本体2の回転をフローテイング軸3に伝達する
ボール7が介在されている。このボール7は押え
カラー8によつて押えられ、押えカラー8は止め
リング9によつて固定されている。フローテイン
グ軸3はばね10及びばね11により軸方向に浮
動できるように支持されており、軸中心に軸方向
の給油孔12を有し、この給油孔12の基端部に
はボルト13によつてホルダ本体2に固定された
給油管14が接続されている。そして、フローテ
イング軸3は給油管14に対して摺動自在にさ
れ、給油孔12の先端部はタツプ挿入孔15に直
通されている。ホルダ本体2は止めねじ16によ
つてスピンドル1に固定され、タツプ工具4は止
めねじ17によつてフローテイング軸3に固定さ
れている。タツプ工具4に供給される切削液は、
ホルダ本体2の後端部中央に開口した給油口18
から供給され、給油管14及び給油孔12を通つ
てタツプ工具4に導かれる。
以上に述べた構成は従来のものと殆ど同じであ
るが、本考案においては次のような異なつた構成
が採られている。即ち、給油孔12の途中におい
て、ホルダ本体2とフローテイング軸3との間に
密閉室19が形成され、フローテイング軸3には
給油孔12と密閉室19とを接続する連通孔20
が設けられている。実施例では、ホルダ本体2に
は連通孔20付近で内径を拡大した拡大径部分が
設けられ、連通孔20よりも上方の位置でフロー
テイング軸3に径が拡大する段差部21が設けら
れ、これらの拡大径部分と段差部21によつて密
閉室19を構成すると共に、第2図に詳細を示す
ように給油孔12の横断面積Aは、段差部21の
軸方向の受圧面積Bに等しくなるようにされてい
る。
これによつて、給油圧が上昇したときタツプ工
具4の後端面の給油孔12に面している部分の面
積Aに加わる圧力により、フローテイング軸3は
下方へ押し下げられるように作用され、段差部2
1の軸方向の受圧面積Bへかかる圧力によつてフ
ローテイング軸3は上方へ押し上げられるように
作用されるため、面積A,Bを等しくすれば軸方
向の圧力の平衡がとれることになり、給油圧に関
係なくフローテイング軸3の浮動状態を確保でき
ることになる。
第3図は他の実施例を示すものであり、この場
合は第1図の密閉室19に相当する密閉室19a
を、第1図のばね11に相当するばね11aを収
容したばね室に兼用した例を示している。なお、
この第3図で第1図と同一の符号は同一又は同等
の部材を表している。この第3図の場合も、密閉
室19aの上側の段差部21aの面積と、給油孔
12の横断面積とが等しくなつていることは勿論
である。
上述の実施例は本考案をスピンドルスルー方式
のタツプホルダに適用した場合を示したが、マシ
ニングセンタ用のクーラントフイード式のタツプ
ホルダにも適用できることは云うまでもない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るタツプホルダ
は、油路をタツプホルダの上端からタツプ工具ま
で直線的に設け得るため、切削液の流れが円滑と
なり、かつ軸中心に油路を設け得るため円転バラ
ンスを得ることが容易である。また、給油圧が高
くなつても軸方向の圧力を平衡させてフローテイ
ング軸の浮動状態を確保できるため、高圧油の使
用が可能になると共に正確な加工を行うことがで
きる。更に高圧油を使用できるため、タツプ工具
の冷却効果も良く、切粉の除去も確実に行うこと
ができ、タツプ工具の耐久性を高めかつタツピン
グ作業の高速化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第3図は本考案に係るタツプホル
ダの実施例を示し、第1図はスピンドルスルー方
式のタツプホルダの断面図、第2図はその作用説
明図、第3図は他の実施例の断面図であり、第4
図は従来の給油方式の説明図である。 符号1はスピンドル、2はホルダ本体、3はフ
ローテイング軸、4はタツプ工具、10,11は
ばね、12は給油孔、13はボルト、14は給油
管、18は給油口、19は密閉室、20は連通
孔、21は段差部、22は給油管端面である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ホルダ本体内に軸方向に移動自在にフローテ
    イング軸を収容してばねにより軸方向に浮動可
    能に支持し、前記フローテイング軸の軸中心に
    設けた軸方向の給油孔の基端部に前記ホルダ本
    体に固定した給油管を摺動自在に接続すると共
    に、前記給油孔の先端部を前記フローテイング
    軸のタツプ挿入孔に直通させたタツプホルダに
    おいて、前記ホルダ本体内に内径を拡大した拡
    大径部分を設け、前記フローテイング軸に前記
    拡大径部分に合致するように径を拡大した段差
    部を設けることにより、前記フローテイング軸
    と前記ホルダ本体の拡大径部分との間に密閉室
    を形成し、該密閉室に前記給油孔から連通孔を
    設け、前記密閉室における前記フローテイング
    軸の軸方向の軸圧面積と前記給油孔の断面積と
    を等しくしたことを特徴とするタツプホルダ。 2 前記密閉室は前記フローテイング軸を浮動状
    態に支持する前記ばねを収容したばね室に兼用
    した実用新案登録請求の範囲第1項に記載のタ
    ツプホルダ。
JP1986082066U 1986-05-30 1986-05-30 Expired - Lifetime JPH0546812Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986082066U JPH0546812Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986082066U JPH0546812Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62195415U JPS62195415U (ja) 1987-12-12
JPH0546812Y2 true JPH0546812Y2 (ja) 1993-12-08

Family

ID=30934382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986082066U Expired - Lifetime JPH0546812Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0546812Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9303829B2 (en) 2006-09-11 2016-04-05 3M Innovative Properties Company Illumination devices and methods for making the same

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5504994B2 (ja) * 2010-03-15 2014-05-28 カトウ工機株式会社 タップホルダー
JP5179556B2 (ja) * 2010-10-26 2013-04-10 株式会社日研工作所 タップホルダ
DE102012215039A1 (de) * 2012-04-13 2013-10-17 Gühring Ohg Werkzeugaufnahme, insbesondere für ein Gewindeerzeugungswerkzeug
JP7036873B2 (ja) * 2019-10-11 2022-03-15 株式会社スギノマシン バリ取り工具及びバリ取り方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940978U (ja) * 1982-09-03 1984-03-16 三洋電機株式会社 自動販売機の商品搬出装置
JPS6116250B2 (ja) * 1978-09-07 1986-04-28 Asahi Chemical Ind

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116250U (ja) * 1984-06-29 1986-01-30 大昭和精機株式会社 給油装置付タツパ−

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116250B2 (ja) * 1978-09-07 1986-04-28 Asahi Chemical Ind
JPS5940978U (ja) * 1982-09-03 1984-03-16 三洋電機株式会社 自動販売機の商品搬出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9303829B2 (en) 2006-09-11 2016-04-05 3M Innovative Properties Company Illumination devices and methods for making the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62195415U (ja) 1987-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943824B2 (ja) 貫通孔の形成方法
JPH0546812Y2 (ja)
CN110125791B (zh) 一种浮动连接器
JPS6244302A (ja) ペロブスカイト型微粉体
JPH0115495Y2 (ja)
JPH04360710A (ja) フィーラ装置を備えた工具ホルダアセンブリ
US4050842A (en) Rotary cutting tool
CN205763905U (zh) 一种主轴锁紧结构
GB2162105A (en) Tapper
JPH0513476Y2 (ja)
CN105834460B (zh) 一种主轴锁紧结构
CN208245832U (zh) 一种镗孔用防震镗刀
JPH0328205Y2 (ja)
JPS6232729Y2 (ja)
JPS637488Y2 (ja)
JP4119552B2 (ja) 工具保持具
JPH03239408A (ja) 工作機械
CN213827179U (zh) 一种深孔套管加工刀杆
KR200149683Y1 (ko) 공작기계(머시닝 센터)용 nc 보오링 머시인의 스핀들 클램핑장치
JP2502284Y2 (ja) 工具ホルダ
JPS5831618Y2 (ja) 加工物取付装置
JP4648027B2 (ja) ガイド付き加工刃具
CN218693985U (zh) 冗余自调浮动夹持车床卡盘
CN214417682U (zh) 一种机械加工用驱动顶尖
JPS63245342A (ja) 工具ヘツド