JPH0546773A - 相関計算装置 - Google Patents
相関計算装置Info
- Publication number
- JPH0546773A JPH0546773A JP20060791A JP20060791A JPH0546773A JP H0546773 A JPH0546773 A JP H0546773A JP 20060791 A JP20060791 A JP 20060791A JP 20060791 A JP20060791 A JP 20060791A JP H0546773 A JPH0546773 A JP H0546773A
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- JP
- Japan
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- correlation
- input
- coordinate
- pixel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力データの流れに即して処理を行うことに
より、入力画像データを記憶するために必要とされる2
つのフレームバッファを省き、また演算処理結果を得る
までの遅れ時間を改善して実時間処理に適合した相関計
算装置を提供する。 【構成】 入力画像と相関を取るための参照画像を記憶
し、位置座標を与える毎に1つの参照画素を読み出す参
照画像記憶手段5と、入力画像中の1つの入力画素の位
置座標が入力される毎に参照画像記憶手段5に与える第
1の位置座標と相関記憶手段に与える第2の位置座標を
それぞれ複数出力する座標生成手段7と、第1の位置座
標により参照画像記憶手段5から読み出される複数の前
記参照画素それぞれと前記入力画素との相関を求める相
関演算手段2と、相関演算手段2により求めた結果を第
2の位置座標に対応する相関値に累積加算する相関記憶
手段3とを備える。
より、入力画像データを記憶するために必要とされる2
つのフレームバッファを省き、また演算処理結果を得る
までの遅れ時間を改善して実時間処理に適合した相関計
算装置を提供する。 【構成】 入力画像と相関を取るための参照画像を記憶
し、位置座標を与える毎に1つの参照画素を読み出す参
照画像記憶手段5と、入力画像中の1つの入力画素の位
置座標が入力される毎に参照画像記憶手段5に与える第
1の位置座標と相関記憶手段に与える第2の位置座標を
それぞれ複数出力する座標生成手段7と、第1の位置座
標により参照画像記憶手段5から読み出される複数の前
記参照画素それぞれと前記入力画素との相関を求める相
関演算手段2と、相関演算手段2により求めた結果を第
2の位置座標に対応する相関値に累積加算する相関記憶
手段3とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本装置は対象の追跡を必要とする
画像処理システムや監視カメラシステムに利用可能なテ
ンプレートマッチングを用いた相関計算装置に関するも
のである。
画像処理システムや監視カメラシステムに利用可能なテ
ンプレートマッチングを用いた相関計算装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】動画像において対象追跡を実現する場合
の対象位置の検出方法としてテンプレートマッチングと
いう手法がある。これは図5に示すように対象物を4角
形の枠(テンプレート枠5002)内の画像情報(以下
参照画像と呼ぶ)で代表し、この参照画像と入力画像の
1部分との間で相関計算を行う。この入力画像の1部分
は参照画像と同じ大きさであり、この1部分を取り出す
ためにテンプレート枠5001を考える。そしてこのテ
ンプレート枠の入力画像内での位置をテンプレート座標
(x0,y0)と呼ぶ。(ここではテンプレート枠の左上
をテンプレート座標とする)このテンプレート座標を変
えて相関計算を実行し、最も相関の高いテンプレート座
標を求めることで、対象位置が求まる。
の対象位置の検出方法としてテンプレートマッチングと
いう手法がある。これは図5に示すように対象物を4角
形の枠(テンプレート枠5002)内の画像情報(以下
参照画像と呼ぶ)で代表し、この参照画像と入力画像の
1部分との間で相関計算を行う。この入力画像の1部分
は参照画像と同じ大きさであり、この1部分を取り出す
ためにテンプレート枠5001を考える。そしてこのテ
ンプレート枠の入力画像内での位置をテンプレート座標
(x0,y0)と呼ぶ。(ここではテンプレート枠の左上
をテンプレート座標とする)このテンプレート座標を変
えて相関計算を実行し、最も相関の高いテンプレート座
標を求めることで、対象位置が求まる。
【0003】つぎにあるテンプレート座標での相関計算
について述べる。ここで1画素の相関演算として差の絶
対値を用いた場合、テンプレート座標(x0,y0)にお
ける相関値Cor(x0,y0)は(数1)となる。
について述べる。ここで1画素の相関演算として差の絶
対値を用いた場合、テンプレート座標(x0,y0)にお
ける相関値Cor(x0,y0)は(数1)となる。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、(x0,y0)は、テンプレート座
標であり、(i,j)は参照画像内の1画素の座標であ
る。またP(x,y)は入力画像の、入力画像内での座
標(x,y)の画素値、T(x,y)は参照画像の、参
照画像内での座標(x,y)の画素値であり、w,hは
それぞれ参照画像の横幅、高さである。
標であり、(i,j)は参照画像内の1画素の座標であ
る。またP(x,y)は入力画像の、入力画像内での座
標(x,y)の画素値、T(x,y)は参照画像の、参
照画像内での座標(x,y)の画素値であり、w,hは
それぞれ参照画像の横幅、高さである。
【0006】上式で示した演算処理をハードウェアで構
成する場合について図4の相関計算装置の従来例を用い
て説明する。図4において入力画像記憶部11は入力画
像を記憶し、またランダムアクセスにより任意の1画素
を取り出すことのできるメモリ、参照画像記憶部5は入
力画像と相関を取るべき参照画像を記憶しランダムアク
セスにより任意の1画素を取り出すことのできるメモリ
である。また、14はテンプレート座標(x0,y0)、
参照画像記憶部5から読み出す参照画素の座標(i,
j)、及び入力画像記憶部11から読み出す入力画素の
座標(x0+i,y0+j)を生成する座標生成部であ
る。相関演算部2は入力画素と参照画素の相関を計算す
るもので、例えば差の絶対値を計算する。12は相関演
算部2の出力列の総和を求める総和計算部、13はテン
プレート座標をアドレスとして総和計算部12の結果で
ある相関値を蓄積するための相関値記憶部である。
成する場合について図4の相関計算装置の従来例を用い
て説明する。図4において入力画像記憶部11は入力画
像を記憶し、またランダムアクセスにより任意の1画素
を取り出すことのできるメモリ、参照画像記憶部5は入
力画像と相関を取るべき参照画像を記憶しランダムアク
セスにより任意の1画素を取り出すことのできるメモリ
である。また、14はテンプレート座標(x0,y0)、
参照画像記憶部5から読み出す参照画素の座標(i,
j)、及び入力画像記憶部11から読み出す入力画素の
座標(x0+i,y0+j)を生成する座標生成部であ
る。相関演算部2は入力画素と参照画素の相関を計算す
るもので、例えば差の絶対値を計算する。12は相関演
算部2の出力列の総和を求める総和計算部、13はテン
プレート座標をアドレスとして総和計算部12の結果で
ある相関値を蓄積するための相関値記憶部である。
【0007】次に動作について述べる。入力画像は順次
入力画像記憶部11に取り込まれる。そして1画面分の
すべての入力画像が取り込まれた後、テンプレート座標
生成部1402の生成するテンプレート座標(x0,
y0)ごとに以下の処理が行われる。
入力画像記憶部11に取り込まれる。そして1画面分の
すべての入力画像が取り込まれた後、テンプレート座標
生成部1402の生成するテンプレート座標(x0,
y0)ごとに以下の処理が行われる。
【0008】参照画素オフセット座標生成部1401が
すべての参照画素のオフセット座標(i,j)を順次生
成する。ここで、参照画素オフセット座標が生成される
毎に加算器1403によりそれぞれの参照画素のオフセ
ット座標に対応して入力画像中の1画素の座標が生成さ
れる。この2つの座標はそれぞれ参照画像記憶部5およ
び入力画像記憶部11へ入力され、座標が入力される毎
にそれぞれ参照画素、入力画素を読み出す。この2つの
画素を入力として相関演算部2により差の絶対値が計算
される。この相関演算部2の出力は参照画素オフセット
座標生成部1401が異なる座標を出力する度に、異な
る参照画素と入力画素との計算結果として順次出力され
る。この出力列の総和が総和計算部12により相関演算
部2の出力ごとに求められる。参照画像内のすべての参
照画素に対する上記の処理の実行後、総和計算部12の
出力はテンプレート座標(x0,y0)での相関値となる
ので、相関値記憶部13におけるテンプレート座標生成
部1402の出力するテンプレート座標(x0,y0)が
示す相関値に格納される。
すべての参照画素のオフセット座標(i,j)を順次生
成する。ここで、参照画素オフセット座標が生成される
毎に加算器1403によりそれぞれの参照画素のオフセ
ット座標に対応して入力画像中の1画素の座標が生成さ
れる。この2つの座標はそれぞれ参照画像記憶部5およ
び入力画像記憶部11へ入力され、座標が入力される毎
にそれぞれ参照画素、入力画素を読み出す。この2つの
画素を入力として相関演算部2により差の絶対値が計算
される。この相関演算部2の出力は参照画素オフセット
座標生成部1401が異なる座標を出力する度に、異な
る参照画素と入力画素との計算結果として順次出力され
る。この出力列の総和が総和計算部12により相関演算
部2の出力ごとに求められる。参照画像内のすべての参
照画素に対する上記の処理の実行後、総和計算部12の
出力はテンプレート座標(x0,y0)での相関値となる
ので、相関値記憶部13におけるテンプレート座標生成
部1402の出力するテンプレート座標(x0,y0)が
示す相関値に格納される。
【0009】以上のようにして各テンプレート座標(x
0,y0)ごとの相関値が相関値記憶部13に求まる。こ
こでは1画素ごとの相関演算として差の絶対値を用いた
ので、一致している程相関値は小さいためこの相関値が
最小となるテンプレート座標が対象の位置となる。
0,y0)ごとの相関値が相関値記憶部13に求まる。こ
こでは1画素ごとの相関演算として差の絶対値を用いた
ので、一致している程相関値は小さいためこの相関値が
最小となるテンプレート座標が対象の位置となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この様に構成した相関
演算装置の動作を入力画像の1画素について考えると、
テンプレートの位置を変える度にその画素の値が何度も
必要となる。これはこの処理が入力データの流れに即し
た処理でないためであり、このために入力画像を全てバ
ッファに記憶しておく必要がある。また、例えば参照画
像の高さを1画面の半分とすると、画面上半分の画像デ
ータが確定しない限り、どのテンプレート位置の相関値
も求めることはできず、相関計算は入力画像の上半分が
確定した後にのみ計算可能となる。またテンプレートの
位置が入力画像の下付近の時は入力画像がすべて確定し
ないと計算を開始できない。このため1フレーム内に相
関値を求めることが困難である。従って計算時間に2フ
レームを要し1フレーム分のデータを蓄える必要が生じ
る。このためフレームバッファが2つ必要になる。
演算装置の動作を入力画像の1画素について考えると、
テンプレートの位置を変える度にその画素の値が何度も
必要となる。これはこの処理が入力データの流れに即し
た処理でないためであり、このために入力画像を全てバ
ッファに記憶しておく必要がある。また、例えば参照画
像の高さを1画面の半分とすると、画面上半分の画像デ
ータが確定しない限り、どのテンプレート位置の相関値
も求めることはできず、相関計算は入力画像の上半分が
確定した後にのみ計算可能となる。またテンプレートの
位置が入力画像の下付近の時は入力画像がすべて確定し
ないと計算を開始できない。このため1フレーム内に相
関値を求めることが困難である。従って計算時間に2フ
レームを要し1フレーム分のデータを蓄える必要が生じ
る。このためフレームバッファが2つ必要になる。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、入力データの流
れに即して処理を行うことにより、入力画像データを記
憶するために必要とされる2つのフレームバッファを省
き、また演算処理結果を得るまでの遅れ時間を改善して
実時間処理に適合した相関計算装置を提供することを目
的としている。
れに即して処理を行うことにより、入力画像データを記
憶するために必要とされる2つのフレームバッファを省
き、また演算処理結果を得るまでの遅れ時間を改善して
実時間処理に適合した相関計算装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は入力画像と相関
を取るための参照画像を記憶し、位置座標を与える毎に
1つの参照画素を読み出す参照画像記憶手段と、前記入
力画像中の1つの入力画素の位置座標が入力される毎に
前記参照画像記憶手段に与える第1の位置座標と相関記
憶手段に与える第2の位置座標をそれぞれ複数出力する
座標生成手段と、前記第1の位置座標により前記参照画
像記憶手段から読み出される複数の前記参照画素それぞ
れと前記入力画素との相関を求める相関演算手段と、前
記相関演算手段により求めた結果を前記第2の位置座標
に対応する相関値に累積加算する相関記憶手段とを備え
た相関計算装置である。
を取るための参照画像を記憶し、位置座標を与える毎に
1つの参照画素を読み出す参照画像記憶手段と、前記入
力画像中の1つの入力画素の位置座標が入力される毎に
前記参照画像記憶手段に与える第1の位置座標と相関記
憶手段に与える第2の位置座標をそれぞれ複数出力する
座標生成手段と、前記第1の位置座標により前記参照画
像記憶手段から読み出される複数の前記参照画素それぞ
れと前記入力画素との相関を求める相関演算手段と、前
記相関演算手段により求めた結果を前記第2の位置座標
に対応する相関値に累積加算する相関記憶手段とを備え
た相関計算装置である。
【0013】
【作用】本発明は上記した手段により、一つの入力画素
に対して次の入力画素が入力されるまでの期間に、相関
演算手段において参照画像記憶手段から読み出された複
数の参照画素と入力画素との相関計算を行うことでこの
入力画素との間で必要なすべての計算をまとめて行う。
に対して次の入力画素が入力されるまでの期間に、相関
演算手段において参照画像記憶手段から読み出された複
数の参照画素と入力画素との相関計算を行うことでこの
入力画素との間で必要なすべての計算をまとめて行う。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例における相関計算装
置のブロック図である。図1において1はドットクロッ
ク信号により入力画像信号を1画素づつ保持するための
ラッチ、6はラッチ1に保持された入力画素の入力画像
内での座標を生成する入力画素座標生成部である。7は
座標生成部であり、参照画素オフセット座標生成部70
1、減算器702、703より構成され、参照画素オフ
セット座標及び、テンプレート座標(入力画素の座標−
参照画素オフセット座標)を生成する。5は参照画像記
憶部であり予め与えられた追跡すべき対象の画像(参照
画像)を記憶し、座標生成部7から与えられる参照画素
オフセット座標により画素を順次読み出す。また2は相
関演算部であり、ラッチ1と参照画像記憶部5からの画
素より差の絶対値を計算する。3は相関記憶部でありメ
モリ303とラッチ301、加算器302より構成さ
れ、テンプレート座標をアドレスとし、そのアドレスの
内容をメモリ303から読み出しラッチ301に保持
し、このラッチ301に保持された結果と、相関演算部
2の出力を加算器302により加算し、この値をメモリ
303の元の場所に書き戻す。
置のブロック図である。図1において1はドットクロッ
ク信号により入力画像信号を1画素づつ保持するための
ラッチ、6はラッチ1に保持された入力画素の入力画像
内での座標を生成する入力画素座標生成部である。7は
座標生成部であり、参照画素オフセット座標生成部70
1、減算器702、703より構成され、参照画素オフ
セット座標及び、テンプレート座標(入力画素の座標−
参照画素オフセット座標)を生成する。5は参照画像記
憶部であり予め与えられた追跡すべき対象の画像(参照
画像)を記憶し、座標生成部7から与えられる参照画素
オフセット座標により画素を順次読み出す。また2は相
関演算部であり、ラッチ1と参照画像記憶部5からの画
素より差の絶対値を計算する。3は相関記憶部でありメ
モリ303とラッチ301、加算器302より構成さ
れ、テンプレート座標をアドレスとし、そのアドレスの
内容をメモリ303から読み出しラッチ301に保持
し、このラッチ301に保持された結果と、相関演算部
2の出力を加算器302により加算し、この値をメモリ
303の元の場所に書き戻す。
【0015】以上のように構成された本発明の一実施例
について以下動作を説明する。入力画像信号は、ドット
クロック信号によりラッチ1において1画素ごと保持さ
れる。参照画素オフセット座標生成部701は、ドット
クロックごとにリセットされ、入力の1画素が保持され
ている間にすべての参照画素のオフセット座標を順次生
成する。(ここで参照画素オフセット座標は参照画像の
左上を原点とし、例えばラスタスキャンであれば(0,
0),(0,1),...,(w−1,h−1)の順番
で生成される)このオフセット座標により順次読み出さ
れる参照画素とラッチ1に保持された入力画素は、相関
演算部2に入力され差の絶対値が計算される。この相関
演算部2の1画素に対する結果は、あるテンプレート座
標に対する増分である。このテンプレート座標は以下の
通りである。
について以下動作を説明する。入力画像信号は、ドット
クロック信号によりラッチ1において1画素ごと保持さ
れる。参照画素オフセット座標生成部701は、ドット
クロックごとにリセットされ、入力の1画素が保持され
ている間にすべての参照画素のオフセット座標を順次生
成する。(ここで参照画素オフセット座標は参照画像の
左上を原点とし、例えばラスタスキャンであれば(0,
0),(0,1),...,(w−1,h−1)の順番
で生成される)このオフセット座標により順次読み出さ
れる参照画素とラッチ1に保持された入力画素は、相関
演算部2に入力され差の絶対値が計算される。この相関
演算部2の1画素に対する結果は、あるテンプレート座
標に対する増分である。このテンプレート座標は以下の
通りである。
【0016】(数1)の座標変数の関係から、 (入力画素の座標)=(テンプレート座標)+(参照画
素オフセット座標)となる。本実施例においては(入力
画素の座標)が固定、(参照画素オフセット座標)を変
化させるようにしたので図6に示すように 入力画素の座標を(xi,yi) 参照画素のオフセット座標を(xr,yr)とおくと、こ
の2つの座標よりテンプレート座標(x0,y0)は(x
i−xr,yi−yr)となる。ゆえに相関演算部2の出力
は、相関記憶部3に記憶された相関値の途中結果の内、
座標生成部7の出力するテンプレート座標が示す値に累
積加算される。
素オフセット座標)となる。本実施例においては(入力
画素の座標)が固定、(参照画素オフセット座標)を変
化させるようにしたので図6に示すように 入力画素の座標を(xi,yi) 参照画素のオフセット座標を(xr,yr)とおくと、こ
の2つの座標よりテンプレート座標(x0,y0)は(x
i−xr,yi−yr)となる。ゆえに相関演算部2の出力
は、相関記憶部3に記憶された相関値の途中結果の内、
座標生成部7の出力するテンプレート座標が示す値に累
積加算される。
【0017】以上の相関演算部2、相関記憶部3での処
理が参照画素オフセット座標生成部701により参照画
素の座標が生成される度に参照画素ごとに実行される。
参照画素オフセット座標生成部701は入力画像のドッ
トクロックの1周期の間に参照画像内のすべての参照画
素のアドレスを生成し、このアドレスをもとに参照画像
記憶部5はすべての参照画素を読み出すので、ドットク
ロックごとに読み込まれる入力画素1つに対してすべて
の参照画素との相関計算が行われる。そしてすべての入
力画素に対してこの処理の終了後、相関記憶部3に異な
るテンプレート座標ごとの相関値が求まる。
理が参照画素オフセット座標生成部701により参照画
素の座標が生成される度に参照画素ごとに実行される。
参照画素オフセット座標生成部701は入力画像のドッ
トクロックの1周期の間に参照画像内のすべての参照画
素のアドレスを生成し、このアドレスをもとに参照画像
記憶部5はすべての参照画素を読み出すので、ドットク
ロックごとに読み込まれる入力画素1つに対してすべて
の参照画素との相関計算が行われる。そしてすべての入
力画素に対してこの処理の終了後、相関記憶部3に異な
るテンプレート座標ごとの相関値が求まる。
【0018】以上の説明では座標生成部7として全ての
参照画素を読みだし、それに対応するテンプレート座標
を生成する構成であるが、これはテンプレートの移動範
囲が画面全体の場合である。例えばテンプレートの移動
範囲が画面の1部に限られる場合(左右にmx、上下に
myの範囲で移動させる)、座標生成部7は図3のよう
になる。この時テンプレート座標は1回前の画像を用い
求めたテンプレート座標(xin,yin)よりその近傍位
置 (xin−mx〜xin+mx,yin−my〜yin+my)
として生成される。この場合(入力画素の座標)が固
定、(テンプレート座標)を変えるようにしたので (参照画素オフセット座標)=(入力画素の座標)−
(テンプレート座標)となる。
参照画素を読みだし、それに対応するテンプレート座標
を生成する構成であるが、これはテンプレートの移動範
囲が画面全体の場合である。例えばテンプレートの移動
範囲が画面の1部に限られる場合(左右にmx、上下に
myの範囲で移動させる)、座標生成部7は図3のよう
になる。この時テンプレート座標は1回前の画像を用い
求めたテンプレート座標(xin,yin)よりその近傍位
置 (xin−mx〜xin+mx,yin−my〜yin+my)
として生成される。この場合(入力画素の座標)が固
定、(テンプレート座標)を変えるようにしたので (参照画素オフセット座標)=(入力画素の座標)−
(テンプレート座標)となる。
【0019】なお、本実施例では相関演算部2として図
2のように差の絶対値を考えたが、相関を表すものであ
れば他の方法(例えば積)でも構わない。
2のように差の絶対値を考えたが、相関を表すものであ
れば他の方法(例えば積)でも構わない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば入力
画像信号がすべてそろうのを待つ事なくリアルタイムに
計算を進めることができる。また、この1画素に対する
計算を、ドットクロックに相当する時間内に行うことで
入力画像データのフレームバッファを省けるため、フレ
ームバッファが不要となり、その実用的効果は大きい。
画像信号がすべてそろうのを待つ事なくリアルタイムに
計算を進めることができる。また、この1画素に対する
計算を、ドットクロックに相当する時間内に行うことで
入力画像データのフレームバッファを省けるため、フレ
ームバッファが不要となり、その実用的効果は大きい。
【図1】本発明の一実施例の相関計算装置のブロック図
【図2】相関演算部2の一例のブロック図
【図3】座標生成部の別実施例のブロック図
【図4】従来の相関計算装置のブロック図
【図5】入力画像と参照画像を説明するための説明図
【図6】3つの座標間の関係を説明するための説明図
2 相関演算部 3 相関記憶部 5 参照画像記憶部 7 座標生成部
Claims (2)
- 【請求項1】入力画像と相関を取るための参照画像を記
憶し、位置座標を与える毎に1つの参照画素を読み出す
参照画像記憶手段と、前記入力画像中の1つの入力画素
の位置座標が入力される毎に前記参照画像記憶手段に与
える第1の位置座標と相関記憶手段に与える第2の位置
座標をそれぞれ複数出力する座標生成手段と、前記第1
の位置座標により前記参照画像記憶手段から読み出され
る複数の前記参照画素それぞれと前記入力画素との相関
を求める相関演算手段と、前記相関演算手段により求め
た結果を前記第2の位置座標に対応する相関値に累積加
算する相関記憶手段とを備えたことを特徴とする相関計
算装置。 - 【請求項2】座標生成手段の座標生成方法が、入力画素
の位置座標と第1の位置座標との差を第2の位置座標と
するか、または入力画素の位置座標と第2の位置座標と
の差を第1の位置座標とするかのどちらかであることを
特徴とする請求項1記載の相関計算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20060791A JPH0546773A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 相関計算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20060791A JPH0546773A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 相関計算装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546773A true JPH0546773A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16427184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20060791A Pending JPH0546773A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 相関計算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546773A (ja) |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20060791A patent/JPH0546773A/ja active Pending
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