JP3289204B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3289204B2
JP3289204B2 JP35277993A JP35277993A JP3289204B2 JP 3289204 B2 JP3289204 B2 JP 3289204B2 JP 35277993 A JP35277993 A JP 35277993A JP 35277993 A JP35277993 A JP 35277993A JP 3289204 B2 JP3289204 B2 JP 3289204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像を入力して特徴
量の計測やパターンマッチングなどの画像処理を実行す
る装置に関連し、殊にこの発明は、画像処理をリアルタ
イムで行うことが可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置は、アナロ
グ量の映像信号を入力してディジタル量の画像データに
変換した後、この画像データに対して所定の画像処理を
実行している。
【0003】図16は、従来の濃淡画像処理装置の一例
を示すもので、画像入力部52,画像メモリ53,画像
出力部54,ビデオモニタ55,アドレス/データバス
56,タイミング制御部57,CPU58,画像処理実
行部59,ROM60,RAM61,I/O制御部62
などから構成されている。
【0004】撮像装置51から入力されたアナログ量の
映像信号は、画像入力部52によりA/D変換され、デ
ィジタル量の画像データが画素単位で画像メモリ53に
格納される。CPU58および画像処理実行部59は、
タイミング制御部57により発生されるサンプリングク
ロックCK,水平同期信号HD,垂直同期信号VDに基
づくタイミングで、前記画像メモリ53内の画像につい
て特徴量を計測するなどの画像処理を実行する。
【0005】この際、画像処理の所用時間を短縮するた
めに、画像処理の対象領域を限定することが一般に行わ
れている。その具体的な方法として、画像処理に先立
ち、対象物体のモデル画像をあらかじめ登録しておき、
対象物の画像を入力したとき、その入力画像において前
記モデル画像と相関の高い領域を抽出し、この領域を画
像処理の対象領域として設定するという方法が一般に用
いられている。
【0006】図17は、上記の画像処理のタイミングを
垂直同期信号VDにより示してある。同図において、時
刻AからBの間で、入力画像がA/D変換されて画像メ
モリに格納され、つぎの時刻BからCの間で前記した対
象領域を抽出して設定するための処理(以下「サーチ処
理」という)が行われる。つぎの時刻CからDの間で
は、設定された対象領域についての画像処理が実行され
るもので、以下、画像入力がある毎に、上記した3段階
の処理が繰り返し実行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、入力画像の格納処理後に対象領域のサーチ処
理が行われるため、前処理時間が長くなり、画像処理を
十分に高速化できないという問題がある。
【0008】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、入力画像の格納処理と対象領域の設定処理とを
並行して行うことにより、画像処理の前処理時間を短縮
して、画像処理の高速化を実現した画像処理装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
を入力して所定の画像処理を行うための画像処理装置に
おいて、前記入力画像を格納するための記憶手段と、
記入力画像に画像処理の対象領域を設定するための領域
設定手段と、前記入力画像を前記記憶手段および領域設
定手段に並行して入力する画像入力手段と、前記記憶手
段に格納された画像を前記領域設定手段により設定され
た領域について画像処理する画像処理実行手段とを備え
たものである。さらに前記領域設定手段は、あらかじめ
求められたモデル画像を登録するモデル画像記憶手段
と、前記入力手段から画像が入力される毎に、その入力
画像とモデル画像との相関演算を実行して前記画像処理
の対象領域を決定する演算手段とを備えている。
【0010】請求項2の発明では、前記領域設定手段
は、前記モデル画像記憶手段に記憶されたモデル画像の
全体を用いて画像処理の対象領域を設定する。
【0011】請求項3の発明では、前記領域設定手段
は、前記モデル画像記憶手段に記憶されたモデル画像の
一部を用いて画像処理の対象領域を設定する。
【0012】請求項4の発明では、前記領域設定手段
は、前記モデル画像記憶手段に記憶されたモデル画像の
一部を用いて画像処理の対象領域の候補を複数設定し、
いずれかの候補の中から画像処理の対象領域を確定す
る。
【0013】請求項5の発明では、前記領域設定手段
は、前記入力画像から網点画像を生成する網点画像生成
手段を具備し、前記演算手段は、前記網点画像生成手段
により生成された網点画像と前記モデル画像記憶手段に
記憶されたモデル画像との相関演算を実行して画像処理
の対象領域を決定する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】この発明によれば、画像処理のための入力画像
が格納されるのに並行して、この入力画像に画像処理の
対象領域を設定するための処理が行われるので、画像処
理の前処理時間はが大幅に短縮され、画像処理の高速化
実現することができる。
【0018】請求項3,4の発明では、モデルの画像の
一部を用いて画像処理の対象領域を設定するので、画像
処理を一層高速化できる。
【0019】請求項5の発明では、入力画像を網点画像
に変換した後、あらかじめ求められたモデル画像との相
関関係により画像処理の対象領域を設定するので、ハー
ドウェアの小規模化と製作コストの低減化とを実現する
ことができる。
【0020】
【0021】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかる濃淡画
像処理装置の回路構成を示す。この濃淡画像処理装置
は、撮像装置1からの映像信号を取り込んで所定の画像
処理を行うもので、画像入力部2,領域設定部3,画像
メモリ4,画像出力部5,ビデオモニタ6,アドレス/
データバス7,タイミング制御部8,CPU9,画像処
理実行部10,ROM11,RAM12,I/O制御部
13などを構成として含んでいる。
【0022】前記画像入力部2は、撮像装置1からのア
ナログ量の映像信号を入力し、ディジタル量の濃淡画像
データに変換する。この濃淡画像データは、0〜255
階調のいずれかの値をとり、領域設定部3と画像メモリ
4とに同時に取り込まれる。
【0023】前記領域設定部3は、入力された濃淡画像
データ内の画像処理の対象領域(以下単に「対象領域」
という)を設定するためのもので、所定のモデルを撮像
して得られたモデル画像データをあらかじめ記憶してお
き、画像入力部2から濃淡画像データが入力される毎
に、前記モデル画像データと最も相関の高い領域を画像
処理の対象領域として決定し、その相関値および位置デ
ータを出力する。また画像メモリ4は、1フレーム分の
濃淡画像データを画素単位で格納する。前記領域設定部
3で得られた対象領域の設定データおよび画像メモリ4
内の画像データは、アドレス/データバス7を介して、
CPU9および画像処理実行部10によりアクセスされ
る。
【0024】画像出力部5は、画像メモリ4に格納され
た濃淡画像データを随時読み出してD/A変換を行い、
得られたアナログ量の画像信号をビデオモニタ6に表示
させる。
【0025】タイミング制御部8は、同期信号を発生し
て、画像入力部2,領域設定部3,画像メモリ4,画像
出力部5へ出力する。この同期信号には、図2に示すよ
うなタイミングのサンプリングクロックCK,水平同期
信号HD,垂直同期信号VDが含まれ、構成各部はこれ
ら同期信号のタイミングで動作する。
【0026】画像処理実行部10は、前記領域設定部3
の出力した対象領域の設定データを受け取り、画像メモ
リ4に格納された画像データのうちこの対象領域に該当
する画像データについて、所定の画像処理を実行する。
【0027】CPU9は、ROM11に格納されたプロ
グラムに基づき、RAM12を作業エリアとして、前記
した一連の動作の制御を行うほか、前述した領域設定部
3に格納するためのモデル画像データを生成する。I/
O制御部13は、キーボードやプリンタなどの入出力装
置に接続され、入出力動作の制御を行う。
【0028】図3は、前記領域設定部3の構成を示す。
この領域設定部3は、多数個のラインメモリ15,相関
演算部16,モデル画像記憶部17,ピークホールド回
路18,I/O制御部19などから構成されており、順
次入力される濃淡画像データにつき、あらかじめ記憶さ
れたモデル画像データの大きさに相当する局所領域を設
け、この局所領域内の画像データとモデル画像データと
の相関をとる。
【0029】図4は、前記モデル画像データの一例を示
す。このモデル画像データ30は、あらかじめ撮像装置
1により対象物のモデルを撮像して得られた画像から生
成され、前記モデル画像記憶部17に登録される。この
モデル画像は、モデルの画像部分31および背景の画像
部分32より成り、M行×N列のデータ構成をとってい
る。
【0030】図3に戻って、各ラインメモリ15は、1
水平ラインに相当する濃淡画像データを記憶するもの
で、M−1個のラインメモリ15が直列に接続されてい
る。M行にわたる各画素についてのデータが取り込まれ
ると、各ラインメモリ15の各画素データが一斉に出力
される。
【0031】図5は、相関演算部16の回路構成を示
す。この相関演算部16は、行方向にM/4個、列方向
にN/4個のマトリクス状に配列された局所相関演算器
20と加算回路21とから成るもので、各局所相関演算
器20は、所定サイズ(この実施例では4行×4列)に
含まれる各画素の画素データの総和とモデル画像データ
との差の絶対値を局所相関値として算出する。
【0032】各局所相関演算器20は、図6に示すよう
に、16個のフリップフロップ22,黒画素計数回路2
3,テキストレジスタ24,減算器25,絶対値回路2
6を含む。各フリップフロップ22は4行×4列のマト
リクス状に配置され、前記局所領域に含まれる各画素デ
ータをそれぞれ記憶する。
【0033】前記黒画素計数回路23は各フリップフロ
ップ22で保持された画素データのうち、黒画素を表す
画素データ、すなわちあらかじめ設定された所定のしき
い値を越える画素データの個数を計数する。テキストレ
ジスタ24は前記モデル画像記憶部17より与えられる
モデル画像データ30についての黒画素数を記憶する。
減算器25は黒画素計数回路23の計数値から前記黒画
素データを減算する。絶対値回路26は前記減算器25
による減算値の絶対値を局所相関値として算出し、加算
回路21へ出力する。
【0034】各局所相関演算器20で算出された局所相
関値は加算回路21で加算され、その加算値は相関値と
して前記ピークホールド回路18へ出力される。
【0035】図7は、前記ピークホールド回路18の具
体的な回路構成例である。このピークホールド回路18
は、前記相関演算部16で算出された相関値の最小値
(ピーク相関値)を保持し、1領域処理完了後にピーク
相関値と、そのピーク相関値が得られた領域の座標位置
(ピーク座標値X,Y)とを出力するものであり、Xカ
ウンタ35,Yカウンタ36,フリップフロップ37〜
40,コンパレータ44,フリップフロップ41〜43
を含む。
【0036】前記Xカウンタ35はサンプリングクロッ
クCKを計数して局所領域のX座標位置を、またYカウ
ンタ36は水平同期信号HDを計数して局所領域のY座
標位置を、それぞれ計測する。Xカウンタ35は水平同
期信号HDにより、またYカウンタ36は垂直同期信号
VDにより、それぞれの計数値がクリアされる。
【0037】フリップフロップ37は前記相関演算部1
6より入力した相関値を、またフリップフロップ38は
処理過程での相関値の最小値(ピーク相関値)を、それ
ぞれ記憶する。フリップフロップ39,40は前記フリ
ップフロップ38が記憶するピーク相関値が得られたと
きのXカウンタ35およびYカウンタ36の各計数値を
記憶する。
【0038】コンパレータ44は、フリップフロップ3
7の記憶データをA入力とし、フリップフロップ38の
記憶データをB入力として、その大小を比較するもの
で、A入力がB入力より小さいとき、そのときのフリッ
プフロップ37の内容をフリップフロップ38に記憶さ
せる。
【0039】次の垂直同期信号VDが入力されると、フ
リップフロップ38がプリセットされると同時に、各フ
リップフロップ38,39,40の記憶データが、それ
ぞれフリップフロップ41,42,43に出力される。
これらのデータはさらに前記I/O制御部19を介して
アドレス/データバス7へ出力される。CPU9はこれ
らのデータを読み取って、入力された1画面分の濃淡画
像データにおいてモデル画像データとの相関が最も高く
なる位置データを得、この位置を画像処理の対象領域の
設定位置として決定する。
【0040】図8は、上記の構成による処理のタイミン
グを垂直同期信号VDにより示してある。図中、時刻A
からBの間で、入力画像の画像メモリ4への格納と並行
して対象領域設定部3によるサーチ処理が行われ、つぎ
の時刻BからCの間で、画像処理実行部10により設定
された対象領域に含まれる画像メモリ4内の画像データ
が読み出され、所定の画像処理が実行される。
【0041】なお、前記モデル画像データ30は、あか
らじめ標準的なモデルを撮像装置により撮像して得られ
た濃淡画像から生成するほか、I/O制御部13を介し
て他の画像処理装置で生成された画像データを入力し、
モデル画像記憶部17に登録するようにしても良い。
【0042】また登録するモデル画像データとして、モ
デルの画像全体に限らず、図9(1)に示すようなモデ
ル画像の部分画像33を登録し、この画像33に対応す
る入力画像中の領域をサーチするようにしてもよい。こ
の場合、前記領域設定部3では、図9(2)に示すよう
に、部分画像33により入力画像を走査し、部分画像3
3と相関の高い複数の領域34を対象領域の候補として
仮設定する。この領域34の仮設定を受けて、CPU9
は各領域34の位置や他の画像部分との関わりなどから
いずれかの領域を対象領域として確定する。
【0043】図10は、上記の処理のタイミングを垂直
同期信号VDにより示すもので、時刻AからBの間で入
力画像の画像メモリ4への格納と領域設定部3による画
像処理の対象領域の候補がサーチされた後、つぎの時刻
BからCの間で対象領域の確定処理および確定した対象
領域内の画像処理が行われる。
【0044】上記実施例は、いずれも8ビットの濃淡画
像データを扱うものであるが、図1の構成において、画
像入力部2,領域設定部3,画像メモリ4,画像出力部
5をそれぞれカラー画像の3原色の信号、すなわち赤成
分,青成分,緑成分の各信号に対応させて3系統設ける
ことにより、カラー画像を扱うこともできる。また処理
対象となるデータのビット数を減らしてハードウエア構
成を小型化することも可能である。図11は、対象領域
の設定のためのデータを1ビット構成にしたもので、第
1の実施例の画像入力部2と領域設定部3との間に網点
画像生成部14を介在させている。
【0045】画像入力部2は入力されたアナログ量の映
像信号をディジタル量の濃淡画像データに変換し、これ
を画像メモリ4および網点画像生成部14に同時に出力
する。網点画像生成部14は、この濃淡画像を誤差拡散
法を用いて1ビットの網点画像に変換して出力し、領域
設定部3は、この網点画像を用いて前述と同様のサーチ
処理を実行する。なお、他の構成については、第1の実
施例と同様であり、ここではその説明を省略する。
【0046】図12は、前記網点画像生成部14による
網点画像の生成過程を示す。同図中、60は濃淡画像で
あって、この濃淡画像60を構成する各画素の画素デー
タは8ビットの構成を持ち、0〜255階調のいずれか
の値をとる。また61は黒画素の密度をもって濃度が表
現された網点画像であって、この網点画像61を構成す
る各画素の画素データは0または1のいずれか値をと
る。誤差拡散法によると、濃淡画像データを2値化して
も濃淡画像の濃度が保存されるもので、濃淡画像60に
おける局所領域62の濃度平均は網点画像61における
対応する局所領域63の濃度平均に一致する。
【0047】図13は前記誤差拡散法の原理を示す。同
図中、各枡目64は濃淡画像の各画素である。この誤差
拡散法では、2値化処理の対象である着目画素64Aの
座標位置を(x,y)とし、その画素データ(濃度)を
所定のしきい値で2値化したときの誤差をeとすると、
(x+1,y)の座標位置の画素64Bにはその誤差の
1/2が、(x,y+1)の座標位置の画素64Cには
1/4が、(x−1,y+1)および(x+1,y+
1)の各座標位置の画素64D,64Eには1/8が、
それぞれ拡散量として付加される。
【0048】図14は、前記網点画像生成部14の具体
的な回路構成例を示すもので、複数個のフリップフロッ
プ65〜69と複数個の加算器70〜73とを含む他、
遅延回路74,コンパレータ75,乗算器76,減算器
77,除算器78などで構成される。
【0049】フリップフロップ65は着目画素64A
(座標位置が(x,y)の画素)の画素データを記憶
し、他のフリップフロップ66〜69はその周辺画素、
すなわち座標位置が(x+1,y)(x,y+1)(x
−1,y+1)(x+1,y+1)の各画素64B〜6
4Eの画素データを記憶する。各加算器70〜72はこ
れら周辺画素の画素データに前記の各拡散量を加算する
ためのものである。
【0050】前記遅延回路74は濃淡画像データを1水
平ラインだけ遅延させる。コンパレータ75は着目画素
64Aの画素データを所定の2値化しきい値THと比較
し、フリップフロップ65からの入力Aがしきい値入力
Bより大きければ(A>B)、2値画素データとして
「1」を、それ以外(A≦B)であれば「0」を、それ
ぞれ乗算器76へ出力する。
【0051】前記乗算器76はコンパレータ75からの
2値画素データに256階調の最大値「255」を乗算
し、前記減算器77は乗算器76の出力(「255」ま
たは「0」)より前記フリップフロップ65の出力(着
目画素64Aの画素データ)を減算して誤差eを算出す
る。従ってもし着目画素64Aの画素データが2値化し
きい値THより大きければ、減算器77からは正の誤差
eが、また2値化しきい値TH以下であれば、減算器7
7からは負の誤差eが、それぞれ除算器78へ与えられ
る。
【0052】図15には、着目画素64Aの画素データ
と2値化しきい値THと誤差eとの関係が示してある。
【0053】前記除算器78は前記減算器77より与え
られる誤差eを1/2倍,1/4倍,1/8倍して拡散
量を算出するもので、e/2の拡散量が加算器70へ、
e/4の拡散量が加算器71へ、e/8の拡散量が加算
器72,73へ、それぞれ与えられる。サンプリングク
ロックCKの入力がある毎に着目画素64Aの画素デー
タの2値化処理と周辺画素への拡散処理とが繰り返し実
行される。
【0054】なおこの実施例では、領域設定部3にはモ
デル全体またはモデルの部分についての網点画像がモデ
ル画像データとして登録されており、前記網点画像生成
部14により変換された網点画像を順次このモデル画像
データと比較することにより、モデル画像データと最も
相関の高い領域の位置が求められる。
【0055】また上記実施例では、誤差拡散法により濃
淡画像データを2値化処理して1ビット構成の網点画像
に変換しているが、これに限らず、複数のしきい値を設
けて同様の誤差拡散法を行い、濃淡画像データのビット
数を減らして疑似中間調の画像データに変換することも
可能である。この方法によれば、例えば0〜255階調
の中に3つのしきい値を設けることにより、8ビット構
成の濃淡画像を2ビット構成の疑似中間調の網点画像に
変換することができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は上記の如く、画像処理のため
の入力画像が格納されるのに並行して、この入力画像に
画像処理の対象領域を設定するための処理を実行するよ
うにしたので、画像処理の前処理時間が大幅に短縮さ
れ、画像処理の高速化を実現することができる。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる濃淡画像処理装置
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】タイミング制御部により生成される同期信号を
示すタイムチャートである。
【図3】領域設定部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】モデル画像データの構成を示す説明図である。
【図5】相関演算部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】局所相関演算器の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図7】ピークホールド回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】濃淡画像処理装置の処理の流れを示す説明図で
ある。
【図9】部分画像から成るモデル画像データと入力画像
中に仮設定される領域とを示す説明図である。
【図10】濃淡画像処理装置の処理の流れを示す説明図
である。
【図11】この発明の他の実施例にかかる濃淡画像処理
装置の回路構成を示すブロック図である。
【図12】濃淡画像より網点画像を生成する過程を示す
説明図である。
【図13】誤差拡散法の原理を示す説明図である。
【図14】網点画像生成部の回路構成を示すブロック図
である。
【図15】着目画素の画素データと2値化しきい値と誤
差との関係を示す説明図である。
【図16】従来の濃淡画像処理装置の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図17】従来の濃淡画像処理装置の処理の流れを示す
説明図である。
【符号の説明】
2 画像入力部 3 領域設定部 4 画像メモリ 9 CPU 10 画像処理実行部 14 網点画像生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−348850(JP,A) 特開 平6−243242(JP,A) 特開 平5−252379(JP,A) 特開 昭59−229678(JP,A) 特開 昭60−169986(JP,A) 特開 昭53−82244(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 - 7/60 G06T 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力して所定の画像処理を行うた
    めの画像処理装置において、 前記入力画像を格納するための記憶手段と、前記入力画像に 画像処理の対象領域を設定するための
    域設定手段と、前記入力画像を前記記憶手段および領域設定手段に並行
    して入力する画像入力手段と、 前記記憶手段に格納された画像を前記領域設定手段によ
    り設定された領域について画像処理する画像処理実行手
    段とを備え、 前記領域設定手段は、あらかじめ求められたモデル画像
    を登録するモデル画像記憶手段と、前記入力手段から画
    像が入力される毎に、その入力画像とモデル画像との相
    関演算を実行して前記画像処理の対象領域を決定する演
    算手段とを備えて成る 画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記領域設定手段は、前記モデル画像記
    憶手段に記憶されたモデル画像の全体を用いて画像処理
    の対象領域を設定する請求項1に記載された画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記領域設定手段は、前記モデル画像記
    憶手段に記憶されたモデル画像の一部を用いて画像処理
    の対象領域を設定する請求項1に記載された画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記領域設定手段は、前記モデル画像記
    憶手段に記憶されたモデル画像の一部を用いて画像処理
    の対象領域の候補を複数設定し、いずれかの候補の中か
    ら画像処理の対象領域を確定する請求項1または3に記
    載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記領域設定手段は、前記入力画像から
    網点画像を生成する網点画像生成手段を具備し、前記演
    算手段は、前記網点画像生成手段により生成された網点
    画像と前記モデル画像記憶手段に記憶されたモデル画像
    との相関演算を実行して画像処理の対象領域を決定する
    請求項1〜4のいずれかに記載された画像処理装置。
JP35277993A 1993-12-29 1993-12-29 画像処理装置 Expired - Lifetime JP3289204B2 (ja)

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