JPH0546505A - リモートダンプ出力制御方式 - Google Patents

リモートダンプ出力制御方式

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JPH0546505A
JPH0546505A JP3229492A JP22949291A JPH0546505A JP H0546505 A JPH0546505 A JP H0546505A JP 3229492 A JP3229492 A JP 3229492A JP 22949291 A JP22949291 A JP 22949291A JP H0546505 A JPH0546505 A JP H0546505A
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JP3229492A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nihei
敦之 仁平
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機ネットワークにおいて、他計算機のシ
ステムダンプデータを収集する計算機を比較的自由に設
定可能にする。 【構成】 ディスクレス計算機等の計算機1でシステム
がクラッシュ等した場合、転送先問い合わせ部13は通信
媒体5を通じ一斉同報通信でシステムダンプデータを送
信すべき計算機を問い合わせる。この問い合わせに対し
転送先応答部22を備える計算機2は、システムダンプデ
ータの転送先に関する情報を記述している転送先情報テ
ーブル21を参照して、送信すべき計算機として例えば自
計算機2を計算機1に通知する。計算機1のダンプデー
タ送信部16は、編集部11で編集された1次記憶装置10の
内容すなわちシステムダンプデータを通信媒体5を通じ
て上記通知された計算機2に送信し、計算機2のダンプ
データ受信部25は受信したシステムダンプデータを外部
記憶装置4に例えばダンプファイル42として格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機ネットワークにお
けるダンプ出力制御方式に関し、特にシステムがクラッ
シュ等を引き起こした計算機のシステムダンプデータを
計算機ネットワーク内の他の計算機の外部記憶装置に収
集するリモートダンプ出力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリモートダンプ出力制御
方式は、ディスクレス計算機のような外部記憶資源を有
しない計算機を対象として考えられていた為、ディスク
レス計算機のサーバ機がディスクレス計算機のシステム
ダンプ収集用の計算機を兼ねていた。
【0003】即ち、図2に示すように、例えばディスク
レス計算機等の子機C11〜C13,C21〜C23,
C31〜C33,C41〜C43と、各々それらのサー
バ機となる親機M1,M2,M3,M4とが通信回線L
により相互に通信可能に接続された計算機ネットワーク
において、子機C11〜C13のシステムダンプデータ
はそれらの親機M1が、子機C21〜C23,C31〜
C33,C41〜C43のシステムダンプデータは各々
それらの親機M2,M3,M4が収集し、それぞれ各親
機に接続された外部記憶装置のダンプファイルに格納す
る構成になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構成に
よってもディスクレス計算機等の計算機のシステムダン
プデータを他の計算機の外部記憶装置に収集することは
可能であるが、システムダンプデータを収集する計算機
がサーバ機に限定されてしまう。
【0005】このため、ダンプファイルを或る一つの計
算機で一括管理するといった如き柔軟な運用ができない
という問題点があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、ディスクレス計算機等の計算
機のシステムダンプデータをそのサーバ機に限らず計算
機ネットワーク内の任意の計算機に収集することができ
るリモートダンプ出力制御方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、以下のような構成(A)を採用してい
る。
【0008】(A)複数の計算機が通信媒体を介して相
互に通信可能に接続された計算機ネットワークにおい
て、一斉同報通信によりシステムダンプデータの転送先
が問い合わせられることにより転送先情報テーブルを参
照して転送先計算機情報を通知する転送先応答手段をネ
ットワーク内に備えると共に、システムダンプ発生元の
計算機に、一斉同報通信によりシステムダンプデータの
転送先を問い合わせる転送先問い合わせ手段と、この転
送先問い合わせ手段による問い合わせで取得した転送先
計算機情報の示す計算機に対しシステムダンプデータを
送信するダンプデータ送信手段とを備え、且つ、システ
ムダンプ収集元の計算機に、他計算機から送信されたシ
ステムダンプデータを受信して外部記憶装置のダンプフ
ァイルに格納するダンプデータ受信手段を備えている。
【0009】上記の転送先応答手段はシステムダンプ収
集元の計算機に設けられていても良く、それとは別の計
算機に設けられていても良い。
【0010】転送先情報テーブルには、例えばシステム
ダンプ発生元の計算機とシステムダンプ収集元の計算機
との対応関係が記述されている。全てのシステムダンプ
発生元のシステムダンプデータを1つの計算機に収集す
る場合には、1つのシステムダンプ収集元の計算機の情
報が設定されていれば足りる。
【0011】また、上記の構成(A)に加え、以下のよ
うな構成(B)を備えるようにしている。
【0012】(B)前記システムダンプ収集元の計算機
に、ファイル空き容量が問い合わせられることにより前
記外部記憶装置を参照して問い合わせに応える空き容量
通知手段を備え、前記システムダンプ発生元の計算機
に、システムダンプデータの送信に先立って前記転送先
計算機情報の示す計算機に対しファイル空き容量を問い
合わせ、充分なファイル空き容量があるときはシステム
ダンプデータの送信にかかる自計算機の処理を続行さ
せ、空き容量不足のときはその旨を操作卓に出力する空
き容量問い合わせ手段を備える構成。
【0013】更に、上記の構成(A),(B)に加え、
以下のような構成(C)または(D)を備えるようにし
ている。
【0014】(C)前記システムダンプ収集元の計算機
に、ファイル名を指定した検索依頼に応答して前記外部
記憶装置上のダンプファイルを検索するダンプファイル
検索手段を備え、前記システムダンプ発生元の計算機
に、システムダンプデータの送信に先立って前記転送先
計算機情報の示す計算機に対し今回のシステムダンプデ
ータを格納させるファイルの名前を指定してダンプファ
イルの検索を依頼し、同一の名前のダンプファイルが存
在しない旨の通知を受けたときはシステムダンプデータ
の送信にかかる自計算機の処理を続行させ、同一の名前
のダンプファイルが存在するときはその旨を前記操作卓
に出力するダンプファイル検索依頼手段を備える構成。
【0015】(D)前記システムダンプ収集元の計算機
に、ファイル名を前記外部記憶装置上に存在するダンプ
ファイルの名前と異なるファイル名に変更するファイル
名変更手段と、ファイル名を指定した検索依頼に応答し
て前記外部記憶装置上のダンプファイルを検索し、同一
の名前のダンプファイルが存在しないときはその旨を検
索要求元に通知し、同一の名前のダンプファイルが存在
するときは前記ファイル名変更手段による変更後のファ
イル名を検索要求元に通知するダンプファイル検索手段
とを備え、前記システムダンプ発生元の計算機に、シス
テムダンプデータの送信に先立って前記転送先計算機情
報の示す計算機に対し今回のシステムダンプデータを格
納させるファイルの名前を指定してダンプファイルの検
索を依頼し、同一の名前のダンプファイルが存在しない
旨の通知を受けたときはシステムダンプデータの送信に
かかる自計算機の処理を続行させ、変更されたファイル
名が通知されたときは今回のシステムダンプデータを格
納するファイルの名前を該通知されたファイル名に変更
してシステムダンプデータの送信にかかる自計算機の処
理を続行させると共に変更後のファイル名を前記操作卓
に出力するダンプファイル検索依頼手段を備える構成。
【0016】
【作用】構成(A)においては、ディスクレス計算機等
の計算機でシステムがクラッシュ等を引き起こすと、そ
の計算機に設けられた転送先問い合わせ手段が一斉同報
通信により通信媒体を介してシステムダンプデータの転
送先を問い合わせる。
【0017】この問い合わせに対し、例えばシステムダ
ンプ収集元の計算機に設けられた転送先応答手段が転送
先情報テーブルを参照して転送先計算機情報を通信媒体
を介して通知する。
【0018】上記の問い合わせを行ったシステムダンプ
発生元の計算機のダンプデータ送信手段は、転送先問い
合わせ手段による問い合わせで取得した転送先計算機情
報の示す計算機に対し自計算機で発生したシステムダン
プデータを送信し、この送信先であるシステムダンプ収
集元の計算機におけるダンプデータ受信手段が上記計算
機から送信されたシステムダンプデータを受信して外部
記憶装置のダンプファイルに格納する。
【0019】また、構成(B)においては、システムダ
ンプ発生元の計算機における空き容量問い合わせ手段
が、システムダンプデータの送信に先立って転送先計算
機情報の示す計算機に対しファイル空き容量を問い合わ
せる。
【0020】この問い合わせに対し転送先計算機情報の
示す計算機であるシステムダンプ収集元の計算機におけ
る空き容量通知手段が外部記憶装置を参照して上記の問
い合わせに応える。
【0021】システムダンプ発生元の計算機の上記空き
容量問い合わせ手段は、問い合わせの結果充分なファイ
ル空き容量があったときはシステムダンプデータを送信
しても格納可能なのでシステムダンプデータの送信にか
かる自計算機の処理を続行させる。また空き容量不足の
ときは、システムダンプデータを送信しても格納できな
いので、その旨を操作卓に出力してオペレータに通知す
る。なお、オペレータはこの通知を認識し、例えば上記
外部記憶装置から不要なファイルを削除する等の処置を
講ずるものである。
【0022】また、構成(C)においては、システムダ
ンプ発生元の計算機におけるダンプファイル検索依頼手
段が、システムダンプデータの送信に先立って転送先計
算機情報の示す計算機に対し今回のシステムダンプデー
タを格納させるファイルの名前を指定してダンプファイ
ルの検索を依頼する。
【0023】この検索の依頼に対し転送先計算機情報の
示す計算機であるシステムダンプ収集元の計算機におけ
るダンプファイル検索手段が外部記憶装置上のダンプフ
ァイルを検索し、その結果を通知する。
【0024】システムダンプ発生元の計算機の上記ダン
プファイル検索依頼手段は、同一の名前のダンプファイ
ルが存在しない旨の通知を受けたときは今回のシステム
ダンプデータを送っても重複したファイル名のダンプフ
ァイルに格納されることがないのでシステムダンプデー
タの送信にかかる自計算機の処理を続行させる。他方、
同一の名前のダンプファイルが存在するときはその旨を
操作卓に出力してオペレータに通知する。なお、オペレ
ータはこの通知を認識し、今回のシステムダンプデータ
を格納するファイル名の変更等の処置を講ずるものであ
る。
【0025】また、構成(D)においては、システムダ
ンプ発生元の計算機におけるダンプファイル検索依頼手
段が、システムダンプデータの送信に先立って転送先計
算機情報の示す計算機に対し今回のシステムダンプデー
タを格納させるファイルの名前を指定してダンプファイ
ルの検索を依頼する。
【0026】この検索の依頼に対し転送先計算機情報の
示す計算機であるシステムダンプ収集元の計算機におけ
るダンプファイル検索手段が外部記憶装置上のダンプフ
ァイルを検索する。そして、同一の名前のダンプファイ
ルが存在しないときはその旨を検索要求元であるシステ
ムダンプ発生元の計算機に通知し、この計算機のダンプ
ファイル検索依頼手段が今回のシステムダンプデータの
送信にかかる自計算機の処理を続行させる。
【0027】他方、同一の名前のダンプファイルが存在
するときはシステムダンプ収集元の計算機のダンプファ
イル検索手段がファイル名変更手段によってそのファイ
ル名を外部記憶装置上に存在するダンプファイルの名前
と異なるファイル名に変更し、この変更後のファイル名
を検索要求元の計算機に通知する。そして、この計算機
のダンプファイル検索依頼手段が、変更されたファイル
名が通知されることにより今回のシステムダンプデータ
を格納するファイルの名前をこの通知されたファイル名
に変更してシステムダンプデータの送信にかかる自計算
機の処理を続行させ、同時に変更後のファイル名を操作
卓に出力してオペレータに通知する。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0029】図2を参照すると、本発明を適用した計算
機ネットワークの一例は、ディスクレス計算機等の子機
C11〜C13,C21〜C23,C31〜C33,C
41〜C43と、各々それらのサーバ機となる親機M
1,M2,M3,M4とが通信回線Lにより相互に通信
可能に接続されている。
【0030】ここで、本実施例では、1つの親機M1を
システムダンプの収集元の計算機とし、その配下の子機
C11〜C13のみならず、他の親機M2〜M4配下の
子機C21〜C23,C31〜C33,C41〜C43
で発生したシステムダンプデータも親機M1に収集する
ようにしている。なお、親機M2〜M4のシステムダン
プデータも親機M1に収集するようにする等は任意であ
る。
【0031】図1の計算機1はシステムダンプの発生元
となる子機C11等の構成例を、同図の計算機2はシス
テムダンプの収集元となる親機M1の構成例を示してい
る。
【0032】図1に示すように、システムダンプの発生
元の計算機1は、1次記憶装置10,編集部11,通信
部12,転送先問い合わせ部13,空き容量問い合わせ
部14,ダンプファイル検索依頼部15,ダンプデータ
送信部16および表示部17を備え、キーボードやCR
T等を有する操作卓3が接続されている。
【0033】また、システムダンプの収集元の計算機2
は、通信部20,転送先情報テーブル21,転送先応答
部22,空き容量通知部23,ダンプファイル検索部2
4,ダンプデータ受信部25およびファイル名変更部2
6を備え、ダンプファイル41,42等の複数のダンプ
ファイルを格納する磁気ディスク装置等の外部記憶装置
4が接続されている。
【0034】システムダンプの発生元の計算機1の各構
成要素は以下のような機能等を有している。
【0035】編集部11は、計算機1でシステムがクラ
ッシュ等した場合、操作卓3からのオペレータ指示に従
って動作を開始し、システムの動作イメージが残されて
いる一時記憶装置10の内容を読み込みそれを所定のフ
ォーマットのシステムダンプデータに編集する等の処理
を行う手段である。
【0036】通信部12は、通信媒体5を通じて計算機
ネットワークを構成する他の計算機と通信を行う機能を
有する。
【0037】転送先問い合わせ部13は、自計算機1の
システムダンプデータをどの計算機に送信すべきかの問
い合わせを一斉同報通信により行う手段である。
【0038】空き容量問い合わせ部14は、自計算機1
のシステムダンプデータのサイズを指定してそれに見合
うサイズのダンプファイルが確保できるファイル空き容
量が存在するか否かを、転送先問い合わせ部13の問い
合わせで判明したシステムダンプ収集元の計算機に問い
合わせる手段である。
【0039】ダンプファイル検索依頼部15は、自計算
機1のシステムダンプデータを格納するダンプファイル
の名前として予め計算機1側で決められているファイル
名と同一のファイル名のダンプファイルが転送先問い合
わせ部13の問い合わせで判明したシステムダンプ収集
元の計算機に既に存在するか否かを調べるための検索を
そのシステムダンプ収集元の計算機に依頼する手段であ
る。
【0040】ダンプデータ送信部16は、編集部11で
編集されたシステムダンプデータを転送問い合わせ部1
3の問い合わせで判明したシステムダンプ収集元の計算
機に送信する手段である。
【0041】表示部17は、空き容量問い合わせ部14
およびダンプファイル検索依頼部15から出力要求され
たメッセージ等を操作卓3のCRT等に表示する制御を
司る手段である。
【0042】また、システムダンプの収集元の計算機2
の各構成要素は以下のような機能等を有している。
【0043】通信部20は、通信媒体5を通じて計算機
ネットワークを構成する他の計算機と通信を行う機能を
有する。
【0044】転送先情報テーブル21は、システムダン
プイメージがどの計算機で発生した場合それをどの計算
機へ転送すべきかについての情報を保持するテーブルで
ある。本実施例の場合、転送先情報テーブル21にはシ
ステムダンプ発生元の計算機毎にそのシステムダンプ収
集元となる計算機の情報が設定できるようになってい
る。但し、本実施例では、1つの計算機(即ち図2の親
機M1)に全てのシステムダンプデータを収集するた
め、システムダンプ収集元の計算機の情報は全て親機M
1にかかる情報に統一されている。
【0045】転送先応答部22は、一斉同報通信により
システムダンプデータの送信先の問い合わせがあった場
合、転送先情報テーブル21を参照して、その問い合わ
せに応える手段である。
【0046】空き容量通知部23は、サイズを指定した
ファイル空き容量の問い合わせがあった場合、外部記憶
装置4の状態を参照し、そのサイズに見合うファイル空
き容量が存在するか否かを調べて上記の問い合わせに応
える手段である。
【0047】ダンプファイル検索部24は、ファイル名
を指定した検索依頼に応答して外部記憶装置4のダンプ
ファイルを検索する手段であり、同一の名前のダンプフ
ァイルが存在しないときはその旨の応答を返し、同一の
名前のダンプファイルが存在するときは今回の検索時に
指定されたファイル名をファイル名変更部26で別のフ
ァイル名に変更し、この変更後のファイル名を応答とし
て返す手段である。
【0048】なお、他の実施例として、同一ファイル名
が存在する場合にはその旨を計算機1に送って操作卓3
に表示させ、オペレータによる指示を待つようにするこ
とが考えられる。
【0049】ファイル名変更部26は、ダンプファイル
検索部24から渡されたファイル名を、外部記憶装置4
上に既に存在するダンプファイルの名前と異なるファイ
ル名に変更する手段である。
【0050】ダンプデータ受信部25は、送られてきた
システムダンプデータを、指定されたファイル名のダン
プファイルとして外部記憶装置4に格納する手段であ
る。
【0051】以下、上述のように構成された本実施例の
動作を説明する。
【0052】例えば、図2の子機C21でシステムクラ
ッシュ等のシステム障害が発生した場合、子機C21を
構成する図1の計算機1のオペレータは操作卓3にてダ
ンプを収集するための操作を行う。
【0053】この操作を受けて編集部11は、先ず、転
送先問い合わせ部13を起動する。
【0054】転送先問い合わせ部13は、通信部12を
使用して通信媒体5を通じ計算機ネットワーク全体に対
し一斉同報通信により、自計算機1のシステムダンプイ
メージの転送先計算機を問い合わせる。
【0055】一斉同報通信による上記の問い合わせは、
図2の各親機M1〜M4等の他の全ての計算機で受信さ
れるが、これに対し応答を返すのは、転送先応答部22
を備える計算機2(即ち本実施例では親機M1)だけで
ある。
【0056】計算機2の転送先応答部22は、上述のよ
うな一斉同報通信を通信部20を介して受信すると、転
送先情報テーブル21を参照し、問い合わせてきた計算
機1のシステムダンプイメージの転送先計算機情報を取
得する。今の場合、転送先計算機は自計算機2であるの
で、自計算機2に関する情報を応答として通信部20,
通信媒体5を介して計算機1に送信する。
【0057】計算機1の転送先問い合わせ部13は、計
算機2からの応答を通信部12を介して受け取り、シス
テムダンプイメージの転送先が計算機2(即ち親機M
1)であることを認識し、その計算機2にシステムダン
プデータを転送するために必要な準備を行う。
【0058】次に転送先問い合わせ部13から空き容量
問い合わせ部14が起動される。
【0059】空き容量問い合わせ部14は、自計算機の
システムダンプデータのサイズを指定した空き容量の有
無の問い合わせを、転送先問い合わせ部13で認識され
た転送先の計算機2に対し通信部12および通信媒体5
を通じて行う。
【0060】計算機2の空き容量通知部23は、上記の
問い合わせを通信部20を介して受信すると、外部記憶
装置4の状態を調べ、指定されたサイズのダンプファイ
ルを確保できるだけのファイル空き容量が存在するか否
かを調べる。そして、その調査結果を応答として通信部
20および通信媒体5を通じて計算機1に送信する。
【0061】計算機1の空き容量問い合わせ部14は、
問い合わせの結果を通信部12を介して受信すると、そ
の結果を判定し、充分な空き容量が存在した場合にはダ
ンプファイル検索依頼部15を起動する。他方、空き容
量が不足していた場合にはその旨を表示部17を通じて
操作卓3のCRT等に表示してオペレータに通知する。
【0062】空き容量が不足している旨が操作卓3のC
RT等に表示された場合、オペレータにより例えば計算
機2の外部記憶装置4に既に存在するダンプファイルの
うち不要なファイルが削除されて空き容量が増大された
後、再開指示が入力されると、空き容量問い合わせ部1
4が再び上述した動作を繰り返す。
【0063】さて、ダンプファイル検索依頼部15は起
動されると、自計算機1のシステムダンプイメージを格
納するダンプファイルの名前として予め決められている
ファイル名を指定した検索依頼を、転送先問い合わせ部
13で認識された転送先の計算機2に対し通信部12お
よび通信媒体5を通じて行う。
【0064】計算機2のダンプファイル検索部24は、
上記の検索依頼を通信部20を介して受信すると、その
ファイル名で外部記憶装置4のダンプファイルを検索す
る。そして、検索の結果、同一ファイル名のダンプファ
イルが存在しない場合には、その旨を通信部20および
通信媒体5を介して計算機1に通知する。
【0065】他方、既に同一のファイル名を持つダンプ
ファイルが存在していた場合、ダンプファイル検索部2
4は、そのファイル名の変更をファイル名変更部26に
指示する。
【0066】ファイル名変更部26は、外部記憶装置4
に既に存在する何れのダンプファイルの名前とも異なる
ファイル名を生成し、それをダンプファイル検索部24
に返却する。例えば、外部記憶装置4上にダンプファイ
ル41だけが存在している場合、そのファイル名と異な
るファイル名を生成する。
【0067】ダンプファイル検索部24は、この返却さ
れたファイル名を上記検索依頼に対する応答として通信
部20および通信媒体5を介して計算機1に返却する。
【0068】検索依頼を行った計算機1のダンプファイ
ル検索依頼部15では、同一ファイル名無しの検索結果
を受け取ったときは、ファイル名の変更無しで前処理が
完了したことを編集部11に通知する。また、検索結果
として変更されたファイル名を受け取ったときは、変更
後のファイル名を指定して前処理が完了したことを編集
部11に通知する。
【0069】編集部11は、ダンプファイル検索依頼部
15から前処理の完了が通知されると、一時記憶装置1
0の内容を所定のフォーマットに編集して送信するシス
テムダンプデータを生成し、これをダンプファイルの内
容として転送先問い合わせ部13で認識された転送先の
計算機2に対し送信すべきことをダンプデータ送信部1
6に要求する。なお、この場合の転送にかかるダンプフ
ァイル名は、検索依頼の結果変更されたときは変更後の
ファイル名が使用され、変更されていないときは元のフ
ァイル名が使用される。
【0070】ダンプデータ送信部16は、編集部11か
ら送信要求されたシステムダンプデータを指定されたフ
ァイル名のダンプファイルの内容として通信部12およ
び通信媒体5を介して指定された計算機2に送信する。
【0071】計算機2のダンプデータ受信部25は、上
記のシステムダンプイメージを通信部20を介して受信
すると、それを指定されたファイル名のダンプファイ
ル、例えば図1のダンプファイル42として外部記憶装
置4に格納する。
【0072】以上のような動作が行われることにより、
図2の子機C21のシステムダンプデータが親機M1に
収集されたことになる。
【0073】他の子機C11〜C13,C22,C2
3,C31〜C33,C41〜C43でシステムダンプ
データが発生した場合も、上述と同様の動作が行われる
ことにより、それらのシステムダンプデータが親機M1
に収集されることになる。
【0074】なお、本実施例では図2の1つの親機M1
をシステムダンプ収集元の計算機としたが、転送先情報
テーブル21の内容の設定の仕方により任意の1つ或い
は複数の親機をシステムダンプ収集元の計算機にできる
ことは言うまでもない。
【0075】また、本実施例では、転送先情報テーブル
21および転送先応答部22をシステムダンプの収集元
の計算機に設けたが、これとは異なる計算機に設けるよ
うにしても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリモートダ
ンプ出力制御方式によれば、一斉同報通信によりシステ
ムダンプデータの転送先が問い合わせられることにより
転送先情報テーブルを参照して転送先計算機情報を通知
する転送先応答手段を計算機ネットワーク内に備え、シ
ステムダンプ発生元の計算機は一斉同報通信によって自
計算機のシステムダンプデータを送信すべき計算機を問
い合わせ、得られた転送先計算機情報の示す計算機にシ
ステムダンプデータを送信するようにしたので、転送先
情報テーブルの設定内容によりシステムダンプの収集元
計算機を任意に設定することが可能になる。このため、
例えば複数の親機および各親機配下の複数の子機を含む
計算機ネットワーク等において、特定の1つの親機をシ
ステムダンプの収集元の計算機にしてダンプファイルを
一括管理するといった形態のリモートダンプ出力方法
等、各種形態のリモートダンプ出力方法を採用できると
いう効果がある。
【0077】また、システムダンプデータの送信に先立
ってシステムダンプ収集元の計算機のファイル空き容量
を調べ、若し空き容量が不足するときはその旨を操作卓
に出力する構成によれば、オペレータにファイル空き容
量不足を認識させることができると共に不要なファイル
の削除によるファイル空き容量の拡大を促してシステム
ダンプデータの収集を滞りなく実施させることができる
効果がある。
【0078】更に、システムダンプデータの送信に先立
って今回のシステムダンプデータを格納するダンプファ
イルと同一名のダンプファイルが既に存在しているか否
かを調べ、若し存在する場合にはその旨を操作卓に出力
する構成によれば、重複するダンプファイル名の発生を
オペレータに認識させることができると共にファイル名
の変更を促してシステムダンプデータの収集を滞りなく
実施させることができる効果がある。
【0079】また更に、システムダンプデータの送信に
先立って今回のシステムダンプデータを格納するダンプ
ファイルと同一名のダンプファイルが既に存在している
か否かを調べ、若し存在する場合には異なるファイル名
に自動的に変更し、この変更後のファイル名でシステム
ダンプデータを格納する構成によれば、重複するダンプ
ファイル名の発生時におけるオペレータの介在を無くす
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムダンプの発生元となる計算機とシステ
ムダンプの収集元となる計算機の構成例を示すブロック
図である。
【図2】本発明を適用した計算機ネットワークの一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2…計算機 3…操作卓 4…外部記憶装置 10…1次記憶装置 11…編集部 12,20…通信部 13…転送先問い合わせ部 14…空き容量問い合わせ部 15…ダンプファイル検索依頼部 16…ダンプデータ送信部 17…表示部 21…転送先情報テーブル 22…転送先応答部 23…空き容量通知部 24…ダンプファイル検索部 25…ダンプデータ受信部 26…ファイル名変更部 41,42…ダンプファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機が通信媒体を介して相互に
    通信可能に接続された計算機ネットワークにおいて、 一斉同報通信によりシステムダンプデータの転送先が問
    い合わせられることにより転送先情報テーブルを参照し
    て転送先計算機情報を通知する転送先応答手段をネット
    ワーク内に備えると共に、 システムダンプ発生元の計算機に、 一斉同報通信によりシステムダンプデータの転送先を問
    い合わせる転送先問い合わせ手段と、 該転送先問い合わせ手段による問い合わせで取得した転
    送先計算機情報の示す計算機に対しシステムダンプデー
    タを送信するダンプデータ送信手段とを備え、且つ、 システムダンプ収集元の計算機に、 他計算機から送信されたシステムダンプデータを受信し
    て外部記憶装置のダンプファイルに格納するダンプデー
    タ受信手段を備えることを特徴とするリモートダンプ出
    力制御方式。
  2. 【請求項2】 前記システムダンプ収集元の計算機に、 ファイル空き容量が問い合わせられることにより前記外
    部記憶装置を参照して問い合わせに応える空き容量通知
    手段を備え、 前記システムダンプ発生元の計算機に、 システムダンプデータの送信に先立って前記転送先計算
    機情報の示す計算機に対しファイル空き容量を問い合わ
    せ、充分なファイル空き容量があるときはシステムダン
    プデータの送信にかかる自計算機の処理を続行させ、空
    き容量不足のときはその旨を操作卓に出力する空き容量
    問い合わせ手段を備える請求項1記載のリモートダンプ
    出力制御方式。
  3. 【請求項3】 前記システムダンプ収集元の計算機に、 ファイル名を指定した検索依頼に応答して前記外部記憶
    装置上のダンプファイルを検索するダンプファイル検索
    手段を備え、 前記システムダンプ発生元の計算機に、 システムダンプデータの送信に先立って前記転送先計算
    機情報の示す計算機に対し今回のシステムダンプデータ
    を格納させるファイルの名前を指定してダンプファイル
    の検索を依頼し、同一の名前のダンプファイルが存在し
    ない旨の通知を受けたときはシステムダンプデータの送
    信にかかる自計算機の処理を続行させ、同一の名前のダ
    ンプファイルが存在するときはその旨を前記操作卓に出
    力するダンプファイル検索依頼手段を備える請求項2記
    載のリモートダンプ出力制御方式。
  4. 【請求項4】 前記システムダンプ収集元の計算機に、 ファイル名を前記外部記憶装置上に存在するダンプファ
    イルの名前と異なるファイル名に変更するファイル名変
    更手段と、 ファイル名を指定した検索依頼に応答して前記外部記憶
    装置上のダンプファイルを検索し、同一の名前のダンプ
    ファイルが存在しないときはその旨を検索要求元に通知
    し、同一の名前のダンプファイルが存在するときは前記
    ファイル名変更手段による変更後のファイル名を検索要
    求元に通知するダンプファイル検索手段とを備え、 前記システムダンプ発生元の計算機に、 システムダンプデータの送信に先立って前記転送先計算
    機情報の示す計算機に対し今回のシステムダンプデータ
    を格納させるファイルの名前を指定してダンプファイル
    の検索を依頼し、同一の名前のダンプファイルが存在し
    ない旨の通知を受けたときはシステムダンプデータの送
    信にかかる自計算機の処理を続行させ、変更されたファ
    イル名が通知されたときは今回のシステムダンプデータ
    を格納するファイルの名前を該通知されたファイル名に
    変更してシステムダンプデータの送信にかかる自計算機
    の処理を続行させると共に変更後のファイル名を前記操
    作卓に出力するダンプファイル検索依頼手段を備える請
    求項2記載のリモートダンプ出力制御方式。
JP3229492A 1991-08-15 1991-08-15 リモートダンプ出力制御方式 Pending JPH0546505A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016224832A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 富士通株式会社 ダンプ管理装置、ダンプ管理プログラム及びダンプ管理方法

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