JPH0546499U - 彫刻等に使用するヤスリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は任意の形状にハサミ等で切断して形
成することができるとともに、腰の強い、効率よく研摩
できる彫刻等に使用するヤスリに関する。 【構成】 本考案はハサミ等で切断することができる木
材や厚紙等で薄板状に形成されたベ―ス板と、このベ―
ス板の一側面に接着固定されたサンドペ―パ―とで彫刻
等に使用するヤスリを構成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は木材を用いた彫刻等の表面の仕上げ等に使用される彫刻等に使用され るヤスリに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、木材を用いた彫刻の表面の仕上げはサンドペ―パ―を用いて行なってい る。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

従来のサンドペ―パ―を用いての表面の仕上げでは、サンドペ―パ―に腰がな く、手で押え付けた部分しか研摩できず、効率のよい研摩作業ができないととも に、狭い場合にはサンドペ―パ―を押し付けた状態で摺動させることができず、 研摩作業ができないという欠点があった。

【０００４】 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、サンドペ―パ―に腰を持たせて広い 面積にわたって研摩作業をできるようにするとともに、狭い場所にでもハサミ等 の切断によって挿入できる形状にして研摩作業が可能な彫刻等に使用されるヤス リを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案はハサミ等で切断することができる木材や 厚紙等で薄板状に形成されたベ―ス板と、このベ―ス板の一側面に接着固定され たサンドペ―パ―とで彫刻等に使用するヤスリを構成している。

【０００６】

【作用】

上記のように構成された彫刻等に使用するヤスリは、研摩する部分に応じた形 状にハサミ等で切断して使用する。 また、サンドペ―パ―はベ―ス板によって腰がある状態であるため、広い面積 にわたって均一な押し圧力によって研摩作業を行なうことができる。

【０００７】

【本考案の実施例】

以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明する。 図１ないし図５の本考案の第１の実施例において、１はハサミ等で切断するこ とができる木材や厚紙等で薄板状に形成されたべ―ス板で、このベ―ス板１は短 冊状に形成されている。

【０００８】 ２は前記ベ―ス板１の一側面に両面接着テープや接着剤３で接着固定されたサ ンドペ―パ―で、このサンドペ―パ―２は使用目的に応じて粒子の異なるものが 使用される。

【０００９】 上記構成の彫刻等に使用するヤスリ４は、木材で彫刻したものを表面仕上げす る場合等に使用されるもので、ベ―ス板１によって腰のある状態となり、板状の ヤスリ状態で使用することができる。 また、図３に示すようにハサミ５を用いて、図４および図５に示すように切断 し、切断ヤスリ４ａ、４ｂにして研摩する部分に最適状態で使用できる形状にし て使用することができる。

【００１０】 次に図６ないし図９に示す本考案の異なる実施例につき説明する、なお、これ らの本考案の異なる実施例の説明に当って、前記本考案の第１の実施例と同一構 成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。

【００１１】 図６および図７の本考案の第２の実施例において、前記本考案の第１の実施例 と主に異なる点は、ベ―ス板１Ａとして腰のあるゴム板を用いた点で、このよう に構成された彫刻等に使用するヤスリ４Ａは軟質の木材等を用いて形成したキズ 付きやすい彫刻等の研摩作業に用いることができる。

【００１２】 図８および図９の本考案の第３の実施例において、前記本考案の第１の実施例 と主に異なる点は、幅寸法が異なる短冊状に切断できるように複数個の切欠溝６ が形成された板状のベ―ス板１Ｂを用いた点で、このように形成されたベ―ス板 １Ｂを用いて構成した彫刻等に使用するヤスリ４Ｂにすることにより、切欠溝６ 部分で切断し、最適な幅寸法のものを用いて研摩作業を行なうことができる。

【００１３】

【本考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られ る。

【００１４】 （１）ハサミ等で切断することができる木材や厚紙等で薄板状に形成されたベ ―ス板と、このベ―ス板の一側面に接着固定されたサンドペ―パ―とで構成され ているので、ベ―ス板によってサンドペ―パ―を腰のある状態にできる。 したがって、ベ―ス板を押し圧することにより、広い面積にわたって研摩する ことができ、効率のよい研摩作業ができる。

【００１５】 （２）前記（１）によって、ハサミ等で任意の形状に切断して使用することが できるので、容易に最適状態の形状にして使用することができる。 したがって、きれいな研摩作業を行なうことができる。

【００１６】 （３）前記（１）によって、構造が簡単であるので、容易に実施することがで きる。

【００１７】 （４）前記（１）によって、ベ―ス板が木材や厚紙等で薄板状に形成されてい るので、彫刻等の研摩するものをベ―ス板でキズ付けたりするのを防止できる。

【００１８】 （５）請求項２、３も前記（１）〜（４）と同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の本考案の第１の実施例を示す平面図。

【図２】図１の２−２線に沿う拡大断面図。

【図３】本考案の第１の実施例を切断する場合の説明
図。

【図４および図５】本考案の第１の実施例を切断して使
用する形状にした説明図。

【図６および図７】本考案の本考案の第２の実施例を示
す平面図。

【図８および図９】本考案の本考案の第３の実施例を示
す平面図。

【符号の説明】

１、１Ａ、１Ｂ：ベ―ス板、 ２：サンドペ―パ―、
３：接着剤、 ４、４Ａ、４Ｂ：彫刻等に使用
するヤスリ、５：ハサミ、 ６：切欠
溝。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハサミ等で切断することができる木材や
   厚紙等で薄板状に形成されたベ―ス板と、このベ―ス板
   の一側面に接着固定されたサンドペ―パ―とからなるこ
   とを特徴とする彫刻等に使用するヤスリ。
2. 【請求項２】 ハサミ等で切断することができる腰のあ
   るゴム材等で薄板状に形成されたベ―ス板と、このベ―
   ス板の一側面に接着固定されたサンドペ―パ―とからな
   ることを特徴とする彫刻等に使用するヤスリ。
3. 【請求項３】 ハサミ等で切断することができる木材や
   厚紙等で薄板状に形成されたベ―ス板と、このベ―ス板
   に形成した該ベ―ス板を複数個の短冊状に切断すること
   ができる複数本の切欠溝と、前記ベ―ス板の一側面を覆
   うように接着固定されたサンドペ―パ―とからなること
   を特徴とする彫刻等に使用されるヤスリ。