JPH0877522A - 磁気ヘッド用クリーニングカード - Google Patents
磁気ヘッド用クリーニングカードInfo
- Publication number
- JPH0877522A JPH0877522A JP20852494A JP20852494A JPH0877522A JP H0877522 A JPH0877522 A JP H0877522A JP 20852494 A JP20852494 A JP 20852494A JP 20852494 A JP20852494 A JP 20852494A JP H0877522 A JPH0877522 A JP H0877522A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- cleaning card
- cleaning
- card
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッドを摩耗させることなく、磁気ヘッ
ドに固着した汚れとフリーな状態で付着しているゴミの
いずれも除去することのできる磁気ヘッド用クリーニン
グカードを提供すること。 【構成】 非磁性体であるベースフィルム１上にクリー
ニング層としてフェルト２を貼付した磁気ヘッド用クリ
ーニングカードであり、前記ベースフィルムを発泡性の
ＰＥＴフィルムとした。
ドに固着した汚れとフリーな状態で付着しているゴミの
いずれも除去することのできる磁気ヘッド用クリーニン
グカードを提供すること。 【構成】 非磁性体であるベースフィルム１上にクリー
ニング層としてフェルト２を貼付した磁気ヘッド用クリ
ーニングカードであり、前記ベースフィルムを発泡性の
ＰＥＴフィルムとした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気カードを対象とした
磁気記録再生装置の磁気ヘッドをクリーニングする磁気
ヘッド用クリーニングカードに関する。
磁気記録再生装置の磁気ヘッドをクリーニングする磁気
ヘッド用クリーニングカードに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の磁気ヘッド用クリーニン
グカードとしては、乾式タイプ、湿式タイプのものが知
られている。乾式タイプの一例としては、磁気ヘッドと
の当接面にある種の微粒子の研磨剤（例えば、酸化チタ
ン，アルミナ等）を塗布して粗い面を形成したものがあ
る。一方、湿式タイプの一例としては、磁気ヘッドとの
当接面にフェルトを貼り付け、このフェルトにアルコー
ル等の溶剤を浸み込ませて使用するものがある。
グカードとしては、乾式タイプ、湿式タイプのものが知
られている。乾式タイプの一例としては、磁気ヘッドと
の当接面にある種の微粒子の研磨剤（例えば、酸化チタ
ン，アルミナ等）を塗布して粗い面を形成したものがあ
る。一方、湿式タイプの一例としては、磁気ヘッドとの
当接面にフェルトを貼り付け、このフェルトにアルコー
ル等の溶剤を浸み込ませて使用するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乾式タイプ
のものでは、磁気ヘッドに固着した汚れは取り除くが、
割合フリーな状態で付着しているゴミは取れにくい。し
かも使用頻度が多くなると、磁気ヘッドの摩耗の原因に
なるといった欠点があった。
のものでは、磁気ヘッドに固着した汚れは取り除くが、
割合フリーな状態で付着しているゴミは取れにくい。し
かも使用頻度が多くなると、磁気ヘッドの摩耗の原因に
なるといった欠点があった。
【０００４】一方、フェルトを貼り付けた湿式タイプの
ものでは、磁気ヘッドにフリーな状態で付着しているゴ
ミは除去できるが、固着したゴミは十分に取りきれない
といった欠点があった。
ものでは、磁気ヘッドにフリーな状態で付着しているゴ
ミは除去できるが、固着したゴミは十分に取りきれない
といった欠点があった。
【０００５】以上のような問題点に鑑み、本発明は、磁
気ヘッドを摩耗させることなく、磁気ヘッドに固着した
汚れとフリーな状態で付着しているゴミのいずれも除去
することのできる磁気ヘッド用クリーニングカードを提
供することにある。
気ヘッドを摩耗させることなく、磁気ヘッドに固着した
汚れとフリーな状態で付着しているゴミのいずれも除去
することのできる磁気ヘッド用クリーニングカードを提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気ヘッド
用クリーニングカードは、非磁性体であるベースフィル
ム上にクリーニング層を形成した磁気記録再生用磁気ヘ
ッドのクリーニングカードにおいて、前記ベースフィル
ムを発泡性のＰＥＴフィルムとしたことを特徴とする。
用クリーニングカードは、非磁性体であるベースフィル
ム上にクリーニング層を形成した磁気記録再生用磁気ヘ
ッドのクリーニングカードにおいて、前記ベースフィル
ムを発泡性のＰＥＴフィルムとしたことを特徴とする。
【０００７】本発明によればまた、前記ベースフィルム
に対し、外部から圧力を加えることにより、カードにお
ける前記磁気記録再生用磁気ヘッドの当接領域に帯状あ
るいは部分的に凸部を形成したことを特徴とする磁気ヘ
ッド用クリーニングカードが得られる。
に対し、外部から圧力を加えることにより、カードにお
ける前記磁気記録再生用磁気ヘッドの当接領域に帯状あ
るいは部分的に凸部を形成したことを特徴とする磁気ヘ
ッド用クリーニングカードが得られる。
【０００８】
【作用】ここで、用いる発泡性のＰＥＴフィルムとは、
生成する際の原料中のＰＥＴ樹脂中に空洞発生剤を混合
し、シート状に押し出し二軸延伸して得られる。このよ
うな発泡性のＰＥＴフィルムは、空洞部があるため、み
かけの比重は従来のＰＥＴに比べ約７５〜８０％程度
で、さらにフィルムの厚み方向に対し弾力性があるとい
った特徴がある。なお、クリーニング層としては、フェ
ルトが貼付され、溶剤を浸み込ませて使用される。
生成する際の原料中のＰＥＴ樹脂中に空洞発生剤を混合
し、シート状に押し出し二軸延伸して得られる。このよ
うな発泡性のＰＥＴフィルムは、空洞部があるため、み
かけの比重は従来のＰＥＴに比べ約７５〜８０％程度
で、さらにフィルムの厚み方向に対し弾力性があるとい
った特徴がある。なお、クリーニング層としては、フェ
ルトが貼付され、溶剤を浸み込ませて使用される。
【０００９】従って本発明では、発泡性のＰＥＴフィル
ムを基材とすることにより、従来のＰＥＴフィルムに貼
りつけたフェルトに溶剤を浸み込ませた湿式方式でのク
リーニング効果に加え、基材に弾力性のある凸部を形成
することにより、磁気ヘッドを摩耗することなく、磁気
ヘッドに固着した汚れまでも除去できる磁気ヘッド用ク
リーニングカードを提供できる。
ムを基材とすることにより、従来のＰＥＴフィルムに貼
りつけたフェルトに溶剤を浸み込ませた湿式方式でのク
リーニング効果に加え、基材に弾力性のある凸部を形成
することにより、磁気ヘッドを摩耗することなく、磁気
ヘッドに固着した汚れまでも除去できる磁気ヘッド用ク
リーニングカードを提供できる。
【００１０】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。図１に、本発明の第１の実施例に
よる磁気ヘッド用クリーニングカードを示す。この第１
の実施例は、発泡性ＰＥＴフィルムによるベースフィル
ム（基材）１の全面に、クリーニング層としてフェルト
２を貼付して成る。
いて詳細に説明する。図１に、本発明の第１の実施例に
よる磁気ヘッド用クリーニングカードを示す。この第１
の実施例は、発泡性ＰＥＴフィルムによるベースフィル
ム（基材）１の全面に、クリーニング層としてフェルト
２を貼付して成る。
【００１１】図２は、本発明の第２の実施例による磁気
ヘッド用クリーニングカードを示す。この例は、図１の
クリーニングカードに対して、磁気ヘッドとの当接領域
に外部から圧力を加えて帯状の凸部３を形成して成る。
ヘッド用クリーニングカードを示す。この例は、図１の
クリーニングカードに対して、磁気ヘッドとの当接領域
に外部から圧力を加えて帯状の凸部３を形成して成る。
【００１２】図３は、本発明の第３の実施例による磁気
ヘッド用クリーニングカードを示す。この例は、図１の
クリーニングカードに対して、磁気ヘッドとの当接領域
に外部から圧力を加えて部分的に凸部３´を形成して成
る。
ヘッド用クリーニングカードを示す。この例は、図１の
クリーニングカードに対して、磁気ヘッドとの当接領域
に外部から圧力を加えて部分的に凸部３´を形成して成
る。
【００１３】図２、図３における凸部３、３´の高さは
特に限定するものではなく、磁気記録再生装置と磁気ヘ
ッドの構造にもよるが、磁気ヘッド用クリーニングカー
ドの走行性に影響しないように、１０〜５０μ程度であ
ればよい。
特に限定するものではなく、磁気記録再生装置と磁気ヘ
ッドの構造にもよるが、磁気ヘッド用クリーニングカー
ドの走行性に影響しないように、１０〜５０μ程度であ
ればよい。
【００１４】次に、具体的な実施例を説明する。厚さ１
８８μの発泡性ＰＥＴフィルムによるベースフィルム１
の片面にフェルト２を貼りつけたものを用意し、凸部
を形成しない磁気ヘッド用クリーニングカード（第１の
実施例）と、幅１ｃｍの帯状の凸部３を形成した磁気
ヘッド用クリーニングカード（５ｋｇ／ｃｍ2 の圧力で
高さ５０μｍの凸部３を形成）（第２の実施例）と、
１辺１ｃｍの正方形の凸部３´を１ｃｍ間隔で形成した
磁気ヘッド用クリーニングカード（５ｋｇ／ｃｍ2 の圧
力で高さ５０μｍの正方形を形成）（第３の実施例）と
を作製した。カードの寸法は、いずれも８５．６×５
４．０ｍｍとした。
８８μの発泡性ＰＥＴフィルムによるベースフィルム１
の片面にフェルト２を貼りつけたものを用意し、凸部
を形成しない磁気ヘッド用クリーニングカード（第１の
実施例）と、幅１ｃｍの帯状の凸部３を形成した磁気
ヘッド用クリーニングカード（５ｋｇ／ｃｍ2 の圧力で
高さ５０μｍの凸部３を形成）（第２の実施例）と、
１辺１ｃｍの正方形の凸部３´を１ｃｍ間隔で形成した
磁気ヘッド用クリーニングカード（５ｋｇ／ｃｍ2 の圧
力で高さ５０μｍの正方形を形成）（第３の実施例）と
を作製した。カードの寸法は、いずれも８５．６×５
４．０ｍｍとした。
【００１５】このような３種類の磁気ヘッド用クリーニ
ングカードのフェルト２にそれぞれ、アルコール（エタ
ノール）を浸す。そして、磁気カードの記録再生を行う
入出力機器のカードリーダに通し、磁気ヘッドの汚れの
除去具合い、磁気ヘッド用クリーニングカードのクリー
ニング層、すなわちフェルト２の耐久性、磁気ヘッドの
キズの有無を比較した。その結果を表１に示す。
ングカードのフェルト２にそれぞれ、アルコール（エタ
ノール）を浸す。そして、磁気カードの記録再生を行う
入出力機器のカードリーダに通し、磁気ヘッドの汚れの
除去具合い、磁気ヘッド用クリーニングカードのクリー
ニング層、すなわちフェルト２の耐久性、磁気ヘッドの
キズの有無を比較した。その結果を表１に示す。
【００１６】
【表１】
【００１７】表１によれば、第３の実施例による結果が
最も高いものの、第１の実施例でも従来例に比べれば、
優れていることが確認できた。
最も高いものの、第１の実施例でも従来例に比べれば、
優れていることが確認できた。
【００１８】なお、実施例では、フェルト２をベースフ
ィルム１の片面に貼付しているが、フェルト２はベース
フィルム１の両面に貼付されても良い。
ィルム１の片面に貼付しているが、フェルト２はベース
フィルム１の両面に貼付されても良い。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたごとく本発明によれば、磁気
ヘッドにキズをつけることなく、磁気ヘッドに固着した
汚れ及びフリーな状態で付着しているゴミも十分に除去
できるといった利点をもつ磁気ヘッド用クリーニングカ
ードの提供が可能となった。
ヘッドにキズをつけることなく、磁気ヘッドに固着した
汚れ及びフリーな状態で付着しているゴミも十分に除去
できるといった利点をもつ磁気ヘッド用クリーニングカ
ードの提供が可能となった。
【図１】本発明の磁気ヘッド用クリーニングカードの第
１の実施例の構成を示す断面図である。
１の実施例の構成を示す断面図である。
【図２】本発明の磁気ヘッド用クリーニングカードの第
２の実施例の構成を示す斜視図である。
２の実施例の構成を示す斜視図である。
【図３】本発明の磁気ヘッド用クリーニングカードの第
３の実施例の構成を示す斜視図である。
３の実施例の構成を示す斜視図である。
１ ベースフィルム ２ フェルト ３、３´ 凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 非磁性体であるベースフィルム上にクリ
ーニング層を形成した磁気記録再生用磁気ヘッドのクリ
ーニングカードにおいて、前記ベースフィルムが発泡性
のＰＥＴフィルムであることを特徴とする磁気ヘッド用
クリーニングカード。 - 【請求項２】 請求項１記載の磁気ヘッド用クリーニン
グカードにおいて、前記ベースフィルムにおける前記磁
気記録再生用磁気ヘッドとの当接領域に、帯状または部
分的に凸部を形成したことを特徴とする磁気ヘッド用ク
リーニングカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20852494A JPH0877522A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 磁気ヘッド用クリーニングカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20852494A JPH0877522A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 磁気ヘッド用クリーニングカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0877522A true JPH0877522A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16557614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20852494A Pending JPH0877522A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 磁気ヘッド用クリーニングカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0877522A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004012137A1 (en) * | 2002-07-26 | 2004-02-05 | Frank Krancevic | Apparatus and method for cleaning the magnetic head of a card reader |
| WO2007118454A1 (de) * | 2006-04-13 | 2007-10-25 | Ostthüringische Materialprüfgesellschaft Für Textil Und Kunststoff Mbh | Reinigungskarte |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20852494A patent/JPH0877522A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004012137A1 (en) * | 2002-07-26 | 2004-02-05 | Frank Krancevic | Apparatus and method for cleaning the magnetic head of a card reader |
| WO2007118454A1 (de) * | 2006-04-13 | 2007-10-25 | Ostthüringische Materialprüfgesellschaft Für Textil Und Kunststoff Mbh | Reinigungskarte |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031203 |