JPH0546488Y2 - - Google Patents

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JPH0546488Y2
JPH0546488Y2 JP6405486U JP6405486U JPH0546488Y2 JP H0546488 Y2 JPH0546488 Y2 JP H0546488Y2 JP 6405486 U JP6405486 U JP 6405486U JP 6405486 U JP6405486 U JP 6405486U JP H0546488 Y2 JPH0546488 Y2 JP H0546488Y2
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JP
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fogging
glass surface
air
exhaust port
vehicle
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置に係り、特
に、フロントガラス及びサイドガラスの曇りを検
出して、その曇りをいちはやく、自動的に取り除
く機能を有する自動車用空気調和装置に関する。
(従来の技術) 一般的に自動車には、例えば、実開昭55−
43946号公報、実開昭54−71351号公報及び実開昭
50−98437号公報に示されているように、車室内
の空気の温度の調節及びガラス面が曇つた場合
に、その曇りを取り除く機能を有する自動車用空
気調和装置と、第9図及び第10図に示されてい
るような、車室内の空気を換気する後席1の側方
に設けられたドラフタと呼ばれる排気口2とが設
けられている。
そして、車室内の冷房時には、通常、前席3の
前方に設けられたインストルメントパネル4に開
設されたベントダクト5から冷風を吹出す(ベン
トモード)ようになつており、また、フロントガ
ラス及びサイドガラスに曇りが発生した場合に
は、乗員は、強制的に、曇りが発生しているガラ
ス面に空気を吹出す(デフモード)ように自動車
用空気調和装置のモードを設定し、ガラス面の曇
りをとり除くようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、自動車用空気調和装置は、車室内の
温度を調節し、快適な車室内空間を提供すると共
に、ガラス面に発生した曇りを取り除き、運転上
の安全を確保する機能を有し、排気口2は、車室
内の空気が汚れないように、常に換気をする機能
を有しているが、従来は、自動車用空気調和装置
及び排気口2の機能を一体化して考えていなかつ
たために、車室内の空気調和状態とガラス面に曇
りが発生した場合の、その曇りの除去性能に問題
があつた。
つまり、自動車用空気調和装置は、車室内の温
度状態に応じて種々の制御モードに制御され、冷
温風を適宜吹出すようになつているが、この自動
車用空気調和装置がいかに最適な空気の吹出しを
行なつても、空気を排気する排気口2の位置が固
定的であれば、空気の流れは画一的になり、冷暖
房された空気が必ずしも快適な車室内空間を作り
出すとはいえず、また、空気の回り込み難いサイ
ドガラス面に発生した曇りの除去性能において
も、必ずしも良好な除去性能を提供する空気の流
れを作り出しているとは言いがたかつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて成
されたものであり、通常の冷暖房状態にあつて
は、最適な車室内の空間を提供することができ、
また、ガラス面に曇りが発生した場合の曇りの除
去性能をも向上することのできる自動車用空気調
和装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために、本考案
では、車室内を空気調和する空気調和装置と、車
室内の空気を車室外に排気する排気口とを備えた
自動車において、前記排気口を車室内上部或中央
部及び両側部に設け、フロントガラス及びサイド
ガラスの車室内側に、前記ガラス面の曇りを検出
するセンサを夫々配設し、このセンサからの信号
を入力して、前記ガラス面の曇りを認識する判断
手段と、前記判断手段によつて前記ガラス面の曇
りが認識された場合に、前記空気調和装置のモー
ドを強制的にデフロストモードにするデフロスト
モード設定手段と、前記ガラス面の曇りの発生場
所がフロントガラスであるのかサイドガラスであ
るのかを検知する曇り発生場所検知手段と、前記
曇り発生場所検知手段によつて検知された前記ガ
ラス面の曇りの発生場所に応じて、前記排気口の
切換えをする排気口切換手段とを備えたことを特
徴とする。
(作用) 以上のように構成することにより、サイドガラ
ス面に曇りが発生した場合には、曇りの除去に最
適な車室内の空気の流れを作り出し、これ以外の
場合には、快適な車室内空間の得られる空気の流
れを作り出すので、快適な車室内空間と曇りの除
去性能の向上を図ることができることになる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
第2図は、本考案に係る自動車用空気調和装置
の概略構成図が示されている。
同図に示すように、フロントガラス面に配設さ
れた当該ガラス面の曇りを検出する第1センサ7
aと、両サイドガラス面に配設された第2センサ
7b及び7cは、オートアンプ8に接続され、こ
のオートアンプ8によつて、ガラス面の曇りの発
生状態を検出すると共に、曇りの発生場所を検知
するようになつている。そして、オートアンプ8
が検出した曇りの発生場所が、サイドガラス面で
あると、オートアンプ8に接続されたアクチユエ
ータ駆動回路9に信号を出力し、排気口切換手段
としてのアクチユエータ10に機械的に接続され
た切換ドア11を駆動するようになつている。な
お、前記センサ7a,7b,7cは、ガラス面の
相対湿度を検出するセンサでも良いし、ガラス面
の結露を検出する結露センサでも良い。
第3図から第6図には、本考案の一実施例を示
す水平断面図と部分的断面図が夫々示されてお
り、第9図および第10図に示す部材と同一部材
には同一符号を示してある。
これらの図に示されているように、排気口H
1,H2,H3を後席1の後方にあるパネル6の
中央と左右に3個所開設してある。そして、これ
らの排気口H1,H2,H3には、第7図に示す
ような、車外の排気口に連通するダクト14が接
続されている。また、このダクト14には、アク
チユエータ10によつて駆動される切換ドア11
が設けられている。
このような構成を有する自動車用空気調和装置
は、第8図に示されている動作フローチヤートに
基づいて以下のように機能する。
まず、プログラムがスタートすると、このステ
ツプにおいては判断手段として機能するオートア
ンプ8は、フロントガラス面に配設された当該ガ
ラス面の曇りを検出する第1センサ7aと、両サ
イドガラス面に配設された第2センサ7b及び7
cから信号を入力し(ステツプ1)、当該ガラス
面に曇りが発生したかどうかを判断する(ステツ
プ2)。そして、この判断の結果、当該ガラス面
に曇りが発生していると判断されると、空気調和
装置のモードを強制的にデフロストモードに設定
し(ステツプ3)、このステツプにおいては、曇
り発生場所検出手段として機能するオートアンプ
8は、曇りの発生場所がどこであるかを判断する
(ステツプ4)。
この判断の結果、曇りの発生場所がサイドガラ
スであると判断されると、オートアンプ8は、ア
クチユエータ駆動回路9に信号を出力し、アクチ
ユエータ10によつて、切換ドア11を第7図中
A側に駆動し、センタ−ドラフタ−H2を閉じる
と共に、サイドドラフタ−H1及びH3を開く
(ステツプ5,6)。このように、サイドドラフタ
−H1及びH3を開くことにより、車室内の空気
の流れは、第3図及び第4図の白ぬき矢印で示す
ように、デフダクト12から吹出された空気は、
車室内のサイドガラス面に沿つて流れるので、サ
イドガラス面の曇りの除去性能を向上させること
ができる。
一方、ガラス面に曇りが発生していないと判断
されたか(ステツプ2)、または、曇りの発生場
所がフロントガラスであると判断された場合には
(ステツプ4)、アクチユエータ10によつて、切
換ドア11を第7図中B側に駆動し、センタ−ド
ラフタ−H2を開くと共に、サイドドラフタ−H
1及びH3を閉じる(ステツプ7,8)。このよ
うに、センタ−ドラフタ−H2を開き、サイドド
ラフタ−H1及びH3を閉じることによつて、車
室内の空気に流れは、第5図及び第6図の白ぬき
矢印で示すように、ベントダクト5から吹出され
た空気は、車室内をほぼ均一にセンタ−ドラフタ
H2に向つて流れるので、快適な空気調和状態を
作ることができる。
以上のように、本考案では、排気口H1〜H3
の切換を、第7図に示すような機構によつて行う
ようにしたが、これに限られず、排気口H1〜H
3に切換ドアを個々に設け、この切換ドアをサイ
ドガラス面の曇りの発生位置によつて個々に開閉
するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明により明らかなように、本考案で
は、センサによつて、車室内のガラスの曇りを検
出した場合には、空気調和装置のモードを強制的
にデフロストモードに設定し、さらに、ガラス面
の曇りの発生位置によつて、排気口の選択をする
ようにしたため、サイドガラス面に曇りが発生し
た場合にあつても、その曇りを素早くとり除くこ
とができ、さらに、通常の場合には、理想的な車
室内の空気調和状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る自動車用空気調和装置
のブロツク図、第2図は、本考案に係る自動車用
空気調和装置の概略構成図、第3図から第6図
は、本考案の実施例の空気の流れ状態を示す要部
断面図、第7図は、本実施例に係る排気口の概略
構成図、第8図は、本考案に係る自動車用空気調
和装置の動作フローチヤート、第9図及び第10
図は、従来の排気口の配置を示す水平断面図と要
部断面図である。 2……排気口、5……デフダクト、6……パネ
ル、12……デフダクト、H1〜H3……排気
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内を空気調和する空気調和装置と、車室内
    の空気を車室外に排気する排気口2とを備えた自
    動車において、前記排気口2を車室内上部或中央
    部及び両側部に設け、フロントガラス及びサイド
    ガラスの車室内側に、前記ガラス面の曇りを検出
    するセンサ7a,7b,7cを夫々配設し、この
    センサ7a,7b,7cからの信号を入力して、
    前記ガラス面の曇りを認識する判断手段8aと、
    前記判断手段8aによつて前記ガラス面の曇りが
    認識された場合に、前記空気調和装置のモードを
    強制的にデフロストモードにするデフロストモー
    ド設定手段8cと、前記ガラス面の曇りの発生場
    所がフロントガラスであるのかサイドガラスであ
    るのかを検知する曇り発生場所検知手段8bと、
    前記曇り発生場所検知手段8bによつて検知され
    た前記ガラス面の曇りの発生場所に応じて、前記
    排気口2の切換えをする排気口切換手段10とを
    備えたことを特徴とする自動車用空気調和装置。
JP6405486U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH0546488Y2 (ja)

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JP6405486U JPH0546488Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP6405486U JPH0546488Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JPS62176011U JPS62176011U (ja) 1987-11-09
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JP6405486U Expired - Lifetime JPH0546488Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP2518645Y2 (ja) * 1990-05-01 1996-11-27 マツダ株式会社 自動車のデフロスタ装置

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