JPH0546394Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、テレビジヨン受像機本体キヤビネツ
トに対して着脱自在なスピーカーボツクスの取付
機構に関する。

〈考案の概要〉 本考案は、着脱式スピーカーボツクスを有する
テレビジヨン受像機において、キヤビネツトにナ
ツトを備えた凸部を形成し、一方スピーカーボツ
クスの取付板には凹部を備えるＵ字型の切欠きを
形成し、これらの凸部と凹部を嵌合させるのを特
徴とし、この部分を手ネジで締め付けることによ
つて、手ネジが多少緩んでも外れることなく且つ
手ネジを取り外すことなくスピーカーボツクスの
着脱が簡単に行なえるようにしたものである。

〈従来の技術〉 従来例を第１図，第５図及び第６図を用いて説
明する。第１図はテレビ本体キヤビネツトに左右
両スピーカーボツクスを取付けた状態の全体後方
斜視図、第５図はスピーカーボツクスの取付板部
を示し、第６図はキヤビネツト背面のスピーカー
ボツクス取付部拡大図である。

まず第１図に示すように、スピーカーボツクス
２の背面には連続した取付板２ａを備え、この取
付板２ａの先端部には第５図に示すＵ字型の切欠
部５′を一対形成している。

次に、第６図に示すように、キヤビネツト背面
１′ａ側端部近傍に雌ネジ穴を形成し、このネジ
穴に手ネジ３を軽く締付けている。この手ネジ３
の取付箇所は第１図に示すように各スピーカーボ
ツクス２に対して一対づつ設けている。

そして、取付板２′ａの切欠部５′を緩めた手ネ
ジ３へ通し、この状態で手ネジ３を締付け、取付
板２′ａをキヤビネツト背面１′ａに固定する。こ
れによりスピーカーボツクス２はテレビ本体キヤ
ビネツトに固定される。

〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来例では手ネジ３を少し
緩めただけでスピーカーボツクス２の着脱が行な
えるので、着脱は容易であるが、手ネジ３が勝手
に緩んだ場合少しでも緩むとスピーカーボツクス
２が外れ落ちるという欠点がある。

〈問題点を解決するための手段〉 本考案では、キヤビネツトに凸部を形成し、そ
の凸部の中心に雌ネジ穴を形成し、このネジ穴に
手ネジを軽く締付け、一方スピーカーボツクスの
取付板には凹部を備えるＵ字型の切欠部を形成
し、これらの凸部と凹部を嵌合させた状態で手ネ
ジを締付けて、スピーカーボツクスをキヤビネツ
トに固定する。

〈作用〉 従つて、キヤビネツトの凸部とスピーカーボツ
クスの取付板の凹部とが嵌合しているため、多少
手ネジが緩んでもスピーカーボツクスがキヤビネ
ツトから外れ落ちることはない。

〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を第１図乃至第４図に
従つて説明する。第１図はテレビ本体キヤビネツ
トに左右両スピーカーボツクスを取付けた状態の
全体後方斜視図、第２図はキヤビネツト背面のス
ピーカーボツクス取付部拡大図、第３図はスピー
カーボツクスの取付板部を示し、第４図は取付け
た状態の要部拡大図である。

まず第２図に示すように、キヤビネツト背面１
ａ側端部近傍に外方に１対の凸部４を形成し、
各々中心に雌ネジ穴を形成している。これらのネ
ジ穴に手ネジ３を軽く締付けている。

次に第３図に示すように、スピーカーボツクス
２の取付板２ａには、第５図に示した従来例と同
様のＵ字型の切欠部５を形成し、更に、この切欠
部５の最奥部でかつキヤビネツト背面１ａと接す
る側に凹部６を形成している。

そして、第４図に示すように、取付板２ａの切
欠部５を緩めた手ネジ３へ通し、キヤビネツト背
面１ａの凸部４と取付板の凹部６とを嵌め合せ、
この状態で手ネジ３を締付けると、スピーカーボ
ツクス２はテレビ本体キヤビネツト１に確実に固
定される。（第１図参照） 〈考案の効果〉 以上のように本考案によれば、取付板２ａの切
欠部５とキヤビネツト背面１ａの凸部４とを嵌合
させているため、多少手ネジ３が緩んでも簡単に
はスピーカーボツクス２が外れず、しかも手ネジ
３を完全に外さなくてもスピーカーボツクス２の
着脱を簡単に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本考案の一実施例を示し、
第１図はテレビ本体キヤビネツトに左右両スピー
カーボツクスを取付けた状態の全体後方斜視図、
第２図はキヤビネツト背面のスピーカーボツクス
取付部拡大図、第３図はスピーカーボツクスの取
付板部を拡大したもので、第３図ａは後方斜視
図、第３図ｂは第３図ａのａ−a′線断面図、第３
図ｃは第３図ｃのｂ方向から見た図、第４図はキ
ヤビネツト背面にスピーカーボツクスの取付板を
取付けた状態の要部拡大断面図、第５図及び第６
図は従来例を示し、第５図はスピーカーボツクス
の取付板部を拡大したもので、第５図ａは後方斜
視図、第５図ｂは第５図ａはｃ−c′線断面図、第
６図はキヤビネツト背面のスピーカーボツクス取
付部拡大図である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 着脱式スピーカーボツクスを有するテレビジヨ
   ン受像機において、 前記受像機のキヤビネツト側には中心部に雌ネ
   ジ穴を有する凸部を設け、スピーカーボツクス側
   には取付板を設けるとともに前記取付板の周辺部
   には端部が開口したＵ字状の切欠部を形成し前記
   切欠部の最奥部周囲のキヤビネツト接触面側に凹
   部を形成してなり、 前記雌ネジ穴に手ネジを軽く締付けておき、前
   記取付板の切欠部を前記手ネジへ通し、前記キヤ
   ビネツトの凸部と前記取付板の凹部とを嵌め合
   せ、この状態で手ネジを締付け前記スピーカーボ
   ツクスを前記キヤビネツトに固定することを特徴
   とするスピーカーボツクス取付機構。