JPH0546388B2 - - Google Patents

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JPH0546388B2
JPH0546388B2 JP8462584A JP8462584A JPH0546388B2 JP H0546388 B2 JPH0546388 B2 JP H0546388B2 JP 8462584 A JP8462584 A JP 8462584A JP 8462584 A JP8462584 A JP 8462584A JP H0546388 B2 JPH0546388 B2 JP H0546388B2
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JP
Japan
Prior art keywords
parts
water
pigment ink
ink
acid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8462584A
Other languages
English (en)
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JPS60228579A (ja
Inventor
Kunihiko Ootaguro
Denkichi Sasage
Takeshi Toyama
Satoshi Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP59084625A priority Critical patent/JPS60228579A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、通常筆記用、記録計用などに使用す
るボールペンタイプのペン先を有する筆記具に使
用される水性顔料インキに関する。 (従来技術) 従来、水性顔料インキを筆記具用特にボールペ
ンのインキとして使用した場合、ボールの回転が
円滑に行なわれず、筆跡が掠れたり、軋み音がし
て書き味が悪いという傾向にあつた。 そこで、界面活性剤を添加して上記した傾向を
防止せんとする試みがあるが、一般に市販されて
いる界面活性剤は、HLBが低く、水に不溶で使
い難い。又、種類によつては、顔料の凝集を逆に
生じめるものもある。 高分子がカルボン酸も潤滑性を有するが、同様
なことがいえる。 更には、高分子アルコール、金属石鹸なども潤
滑性を有するが、水性インキ中の顔料の分散系を
不安定にする。 (発明の目的) 本発明は、顔料インキの分散安定性を損なうこ
となく、潤滑性を付与せしめることにある。 (発明の構成) 即ち、本発明は、水性顔料インキにアクリル系
エマルジヨン0.2〜10重量%と炭素数10〜20のカ
ルボン酸の水溶性アミン塩0.01〜10重量%を含有
せしめたことを特徴とするボールペン用水性顔料
インキを要旨とするものである。 アクリル系エマルジヨンとしては、カルボキシ
ル基を親水基として有し、カルボキシル基の含有
率が1.0〜10.0重量%、好ましくは1.0〜5.0重量%
のものが好適である。 炭素数10〜20のカルボン酸のアミン塩としては
以下のカルボン酸とアミンとの塩を0.01〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%(カルボン酸量と
して)使用する。 カルボン酸としては、カプリン酸、ウンデシリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレイン酸、
ダイマー酸、オレオイルザルコシン、ナフテン
酸、ノニルフエニル酢酸などが使用され、水溶性
アミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメ
チルプロパノール、アミノメチルプロパンジオー
ル、エチレンオキシド付加型カチオン界面活性剤
などが使用される。 上述したアクリル系エマルジヨンと炭素数10〜
20のカルボン酸とアミンとの塩は、アクリル系エ
マルジヨンの樹脂成分が、顔料を包み込み、アク
リル系エマルジヨンの疎水部にカルボン酸の炭化
水素部が結合し、カルボン酸のアミン塩の水溶性
基であるアミンが外方(水側)に向き、分散安定
性を維持し、又、顔料は、二重三重に保護され、
膜に包まれたようになるため、潤滑性が付与され
ることになるものと推定される。 顔料としては、一般に市販されている顔料がす
べて使用可能であつて、その例を挙げると、カー
ボンブラツク、フタロシアニンブルー(C.
I.74160)、フタロシアニングリーン(C.I.74260)、
ハンザエロー3G(C.I.11670)、3ジスアゾエロー
GR(C.I.2110)、パーマネントレツド4R(C.
I.12335)、ブリアントカーミン6B(C.I.15850)、キ
ナクリドンレツド(C.I.6500)などが使用でき、
その使用量はインキ全量に対して5〜20重量%が
好ましい。 尚、使用する顔料の種類、割合は、適宜選択さ
れるものである。 溶剤としては、水は勿論のこと、グリコール系
溶剤、グリコールエーテル系溶剤、グリコールエ
ーテルエステル系溶剤、グリセリン、ピロリドン
などの水溶性有機溶剤が使用できる。 その他、1.2−ベンゾイソチアゾリン−3オン、
ペンタクロロフエノール、クレゾールなどの防腐
防カビ剤、防錆剤、表面張力の調整のために各種
界面活性剤が適宜選択して使用できる。 特にボールペン用インキとしては、表面張力が
30〜45dyn/cm、粘度3〜10cps(B型粘度計25
℃)の時、好適な結果が得られる。 顔料インキの分散は、ボールミル、ロールミ
ル、サンドミル、スーパーミル、ダイノミル、ア
トライターなどの分散機を使用し、混合摩砕し分
散させる。 このようにして得られた水性顔料インキは、特
にボールペン用インキとして用いた場合、従来に
なく円滑に筆記でき、ボール沈み、筆跡の掠れ、
軋み音を防止される。 (実施例) 以下、本発明を実施例に基づき、詳細に説明す
るが、実施例中「部」とあるのは「重量部」を示
す。 実施例 1 カーボンブラツク 10.0部 エチレングリコール 20.0部 ペレツクスOT−P 1.0部 (花王石鹸(株)製、陰イオン界面活性剤) ジユリマーET−410 10.0部 (日本純薬(株)製、アクリル系エマルジヨン) セラツクGSN 2.0部 (岐阜セラツク製造所製、セラツク) 苛性ソーダ 0.1部 プロクセルGXL(I.C.I社製、防腐剤) 0.5部 水 56.4部 ※O−ME 5.0部 上記成分中、水に苛性ソーダを溶解し、次いで
セラツクGSNを溶解し、ペレツクスOT−P、エ
チレングリコール、ジユリマーET−410、プロク
セルGXL、カーボンブラツクを添加し、撹拌す
る。1時間後、ボールミルにて20時間摩砕分散
し、O−MEを添加し、更に1時間混練し、過
などにより粗大粒子を除去し、黒色に水性顔料イ
ンキを得た。 実施例 2 実施例1のO−MEの代わりに、※O−DE5
部、シリコーンL7600(日本ユニカー(株)製、シリ
コーン系界面活性剤)0.5部を使用した他は実施
例1と同様にして、黒色の水性顔料インキを得
た。 実施例 3 実施例1のO−MEの代わりに、※O−TE5
部、フロラードFC−430(住友スリーエム(株)製、
弗素系界面活性剤)0.1部を使用した他は実施例
1と同様にして黒色の水性顔料インキを得た。 実施例 4 実施例1のO−MEの代わりに※C−ME10部
を使用し、水を5倍減らした他は実施例1と同様
にして黒色の水性顔料インキを得た。 実施例 5 実施例1のO−MEの代わりに、※S−ME5部
を使用した他は、実施例1と同様にして黒色の水
性顔料インキを得た。 実施例 6 実施例1の成分にKST−ブラツク210(日本化
薬(株)製、C.I.35255)1.0部を追加した他は実施例
1と同様にして黒色の水性顔料インキを得た。 比較例 1 実施例1のO−MEの代わりにその量だけ水を
加えた他は実施例1と同様にして黒色の水性顔料
インキを得た。 実施例 7 銅フタロシアニンブルー 8.0部 エチレングリコール 10.0部 プロピレングリコール 5.0部 ジユリマーSEK−125 10.0部 (日本純薬(株)製、アクリル系エマルジヨン) セラツクGBN 1.0部 (岐阜セラツク製造所製、セラツク) プロクセルBD(I.C.I社製、防腐剤) 0.5部 エマルゲンA−60 1.0部 (花王石鹸(株)製、ノニオン界面活性剤) アセトアミド 10.0部 苛性ソーダ 0.2部 水 54.3部 O−ME 2.0部 実施例1と同様な操作で、青色の水性顔料イン
キを得た。 比較例 2 実施例7のO−MEの代わりに水を加えた他は
実施例7と同様にして青色の水性顔料インキを得
た。 実施例 8 ブリリアントフアートスカーレツト 8.0部 エチレングリコール 15.0部 ジユリーマーET−410 2.0部 セラツクGBN 5.0部 尿 素 10.0部 苛性ソーダ 1.0部 水 59.0部 ※C−DE 5.0部 実施例1と同様な操作で、赤色の水性顔料イン
キを得た。 比較例 3 実施例7のC−DEの代わりに水を加えた他は
実施例7と同様にして赤色に水性顔料インキを得
た。
【表】 ※カルボン酸のアミン塩
(発明の効果) 実施例、比較例で得られた水性顔料インキをス
テンレスチツプ、超硬ボール使用のボールペンに
充填し、ボール沈み試験、書き味試験を行なつた
結果を表−1に示した。
【表】
【表】
【表】 以上のように本発明の水性顔料インキは、分散
性、潤滑性に優れ、ボールペン用インキとして
は、ボール沈み、筆跡の掠れ、軋み音を防止した
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水性顔料インキに、アクリル系エマルジヨン
    0.2〜10重量%と炭素数10〜20のカルボン酸の水
    溶性アミン塩0.01〜10重量%を含有せしめたこと
    を特徴とするボールペン用水性顔料インキ。
JP59084625A 1984-04-26 1984-04-26 水性顔料インキ Granted JPS60228579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59084625A JPS60228579A (ja) 1984-04-26 1984-04-26 水性顔料インキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59084625A JPS60228579A (ja) 1984-04-26 1984-04-26 水性顔料インキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60228579A JPS60228579A (ja) 1985-11-13
JPH0546388B2 true JPH0546388B2 (ja) 1993-07-13

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JP59084625A Granted JPS60228579A (ja) 1984-04-26 1984-04-26 水性顔料インキ

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61235479A (ja) * 1985-04-10 1986-10-20 Mitsubishi Pencil Co Ltd 顔料水性インキ組成物
JPH066689B2 (ja) * 1986-01-24 1994-01-26 三菱鉛筆株式会社 水性顔料インキ組成物
JPH0621263B2 (ja) * 1986-04-23 1994-03-23 ぺんてる株式会社 ボ−ルペン用水性黒色顔料インキ
EP0685536A4 (en) * 1993-12-06 1997-08-20 Seiko Epson Corp INK FOR INK JET PRINTER.
DE102005022425B4 (de) * 2005-05-10 2009-10-22 J. S. Staedtler Gmbh & Co. Kg Tinte mit verlängerter "Cap-Off-Time"

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JPS60228579A (ja) 1985-11-13

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