JPH0546376A - プログラムリスト作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に新たなプログラム行が挿入でき、ブロ
ック番号の再設定も容易なプログラムリスト作成方法を
得る。 【構成】 表示部および入力部を備えたプログラムリス
ト作成ツールを用い、その表示部にプログラムリストと
ともに、行追加ボタンとブロック番号再設定ボタンの表
示を行い、プログラムリストの行の削除は、入力部より
削除すべき行の指定を行った後にその削除キーを操作す
ることによって、行の挿入は、入力部にて前記行追加ボ
タンを指示した後に、挿入箇所を指定して所定の文字、
記号等を入力し、さらに、ブロック番号の再設定は、前
記ブロック番号再設定ボタンを指示することによってそ
れぞれ行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、プロセス制御や計装
制御などで用いられ、ワンループ・コントローラ等に適
用し得る制御装置に入力するプログラムリストを作成す
るプログラムリスト作成方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来のブログラムリスト作成方法
を示す説明図である。図において、１０は制御装置で用
いられる問題向き言語（ＰＯＬ）を使用したプログラム
例のうちのプログラムリストであり、プログラム入力ツ
ールを用いて制御装置内に入力される。

【０００３】このプログラムリスト１０内において、１
ａ〜１ｆはその命令であり、２ａ〜２ｆは各命令１ａ〜
１ｆの各々に順番に設定されたブロック番号である。３
ａ〜３ｄは各命令１ｂ，１ｃ，１ｅおよび１ｆの入出力
情報であり、４ａ〜４ｄはそれらに対応したパラメータ
項目、５ａ〜５ｄは各パラメータ項目４ａ〜４ｄに対す
るデータである。

【０００４】次に動作について説明する。プログラムリ
スト１０の作成に際して、あらかじめ用意されている所
定のフォーマットのプログラムリスト作成用紙のコピー
をまず行う。次にそのプログラムリスト作成用紙に、ブ
ロック番号２ａ〜２ｆ、命令１ａ〜１ｆ、入出力情報３
ａ〜３ｄ、パラメータ項目４ａ〜４ｄ、データ５ａ〜ｄ
などを手書きで順次記入してゆく。

【０００５】ここで、作成の終わったプログラムリスト
１０にプログラム行の挿入の必要が生じた場合、当該プ
ログラムリスト１０の新たな行の挿入位置に、あらかじ
めスペースの行が設けてある場合にはその行にそのプロ
グラム行の追加を手書きにて行う。

【０００６】また、スペース行が設定されていない場合
には、当該挿入位置以降のプログラムを全て手書きによ
って書き直すことにより、新たなプログラム行の挿入の
ためのスペースを用意してそこに手書きでそのプログラ
ム行を記入する。なお、そのページ内では新たなプログ
ラム行が追加しきれない場合には、新しいプログラムリ
スト作成用紙の追加も必要となる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来のプログラムリス
ト作成方法は以上のように構成されているので、プログ
ラムリスト１０は手書きによって作成され、新たなプロ
グラム行の挿入時には、あらかじめスペース行が用意さ
れていないと、挿入行以降のプログラムを全て書き直す
必要が生じ、さらに、そのページに追加しきれない場合
には、プログラムリスト作成用紙を追加しなければなら
ないなどの問題点があった。

【０００８】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単に新たなプログラム行を挿
入することができ、ブロック番号の再設定も容易なプロ
グラムリスト作成方法を得ることを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明に係るプログラ
ムリスト作成方法は、表示部および入力部を備えたプロ
グラムリスト作成ツールを用い、その表示部にプログラ
ムリストとともに、行追加ボタンとブロック番号再設定
ボタンの表示を行い、プログラムリストの行の削除は、
入力部より削除すべき行の指定を行った後、その削除キ
ーを操作することによって、行の挿入は、入力部にて前
記行追加ボタンを指示した後、挿入箇所を指定して所定
の文字、記号等を入力し、さらに、ブロック番号の再設
定は、前記ブロック番号再設定ボタンを指示することに
よってそれぞれ行うものである。

【００１０】

【作用】この発明におけるプログラムリスト作成ツール
は、プログラミングによって処理が実行され、その入力
部から削除すべき行の指定がなされた後、入力部の削除
キーが操作されるとプログラムリストの指定された行を
削除し、表示部に表示された行追加ボタンが指示された
後、挿入箇所を指定して所定の文字、記号等が入力され
ると、当該文字、記号等による新たなプログラム行を指
定された挿入箇所に挿入し、さらに、表示部のブロック
番号再設定ボタンが指示されると、当該プログラムリス
トのブロック番号の再設定を行うことにより、新たなプ
ログラム行を容易に挿入することができ、ブロック番号
の再設定も簡単なプログラムリスト作成方法を実現す
る。

【００１１】

【実施例】 実施例１．以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１において、１０はプログラムリスト、１ａ〜
１ｆは命令、２ａ〜２ｆはブロック番号、３ａ〜３ｄは
入出力情報、４ａ〜４ｄはパラメータ項目、５ａ〜５ｄ
はデータであり、図３に同一符号を付した従来のそれら
と同一、あるいは相当部分であるため詳細な説明は省略
する。

【００１２】また、６は後述するプログラムリスト作成
ツールの表示部にプログラムリスト１０とともに表示さ
れる、当該プログラムリスト１０の行の追加を指示する
行追加ボタンである。７は同じくプログラムリスト１０
のブロック番号２ａ〜２ｆの再設定を指示するブロック
番号再設定ボタンであり、８は命令に従って各パラメー
タ等を表示する展開ボタンである。

【００１３】また、図２はこの発明の一実施例における
制御装置とプログラムリスト、およびプログラムリスト
作成ツールとの関連を示す説明図である。図において、
１０は前記プログラムリストであり、２０は前記制御装
置である。

【００１４】３０はプログラムリスト１０を作成するた
めのプログラムリスト作成ツールとしてのワークステー
ションである。３１はブラウン管ディスプレイ等による
表示部であり、３２は入力部としてのキーボード、３３
は同じく入力部としてのマウスである。ワークステーシ
ョン３０はこれら表示部３１、キーボード３２、および
マウス３３を備えている。

【００１５】また、４０はワークステーション３０にて
作成されたプログラムリスト１０に記入されている、制
御装置２０の制御を実行するためのソフトウェアを制御
装置２０に入力するためのプログラム入力ツールであ
る。

【００１６】次に動作について説明する。図２に示すワ
ークステーション３０を用いてプログラムリスト１０を
作成する場合、ワークステーション３０のキーボード３
２を操作して所定の文字、記号を入力し、その表示部３
１の画面上に、制御装置２０の処理を実行するためのプ
ログラムの内容を示すプログラムリスト１０を作成す
る。

【００１７】このようにして作成されたプログラムリス
ト１０はワークステーション３０より印字出力される。
次いで、この印字出力されたプログラムリスト１０を参
照しながらプログラム入力ツール４０を操作して、その
内容を制御装置２０に入力する。

【００１８】ここで、このようにして作成されたプログ
ラムリスト１０に変更が生じた場合には、以下のように
処理される。即ち、プログラムリスト１０内の所定のプ
ログラム行を削除する場合には、マウス３３を用いて削
除すべき行を指定し、キーボード３２に備えられている
削除キーを操作する。これによって指定されたプログラ
ム行が削除され、同時に行づめも行われる。

【００１９】また、プログラムリスト１０にプログラム
行の追加もしくは挿入を行う場合には、まずマウス３３
にて表示部３１の画面上の行追加ボタン６をピックす
る。その後、当該プログラム行の挿入を行いたいプログ
ラムリスト１０上の位置をマウス３３を用いて指定し、
キーボード３２より文字、記号等の入力を行って所定の
プログラム行の追加、挿入を行う。

【００２０】プログラム行の削除や追加を行った後、マ
ウス３３を用いて表示部３１の画面上のブロック番号再
設定ボタン７をピックすると、プログラムリスト１０の
ブロック番号２ａ〜２ｆの再設定が行われる。

【００２１】なお、パラメータの展開については、キー
ボード３２より入力したいプログラムのシンボルのみを
全て入力した後、マウス３３によって表示部３１の画面
上の展開ボタン８をピックすると、その入出力項目３ａ
〜３ｄと各パラメータ４ａ〜４ｄに対するデータ５ａ〜
５ｄのデホルト値（初期値）が、表示部３１の画面上に
自動的に表示される。

【００２２】実施例２．なお、上記実施例では、プログ
ラムリスト作成ツールとしてワークステーションを用い
たものを示したが、表示部および入力部を備え、文字、
記号等の入力が可能であり、プログラミングによってプ
ログラムリストの行の削除、挿入、ブロック番号の再設
定等の処理が可能なものであれば、他の制御処理装置で
あってもよい。

【００２３】実施例３．また、上記実施例ではパラメー
タの展開を、マウスにて展開ボタンをピックすることに
よって行う場合について説明したが、同等の機能が実現
できる装置であれば、必ずしもマウスでピックする方法
をとらなくともよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。

【００２４】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、表示
部および入力部を備え、文字、記号等の入力が可能であ
り、プログラミングによってプログラムリストの行の削
除、挿入、ブロック番号の再設定等の処理を実行するプ
ログラムリスト作成ツールの画面上で、プログラムリス
トのプログラム行の削除、挿入、ブロック番号の再設定
などを自動的に実行するように構成したので、新たなプ
ログラム行の挿入が容易となってブロック番号の再設定
も簡単となり、挿入行以降を全面的に書き換える必要が
なくなるためプログラムリストの作成時間を大幅に短縮
できるばかりか、後々のプログラム行の挿入のためにス
ペース行を設けておく必要もなくなって省スペース化が
はかれ、さらにタイプ印書による見易いプログラムリス
トを容易に作成することができるプログラムリスト作成
方法が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例によるプログラムリスト作
成方法を示す説明図である。

【図２】上記実施例における制御装置、プログラムリス
ト、およびプログラムリスト作成ツールの関連を示す説
明図である。

【図３】従来のプログラムリスト作成方法を示す説明図
である。

【符号の説明】

２ａ〜２ｆ ブロック番号 ６ 行追加ボタン ７ ブロック番号再設定ボタン １０ プログラムリスト ２０ 制御装置 ３０ プログラムリスト作成ツール ３１ 表示部 ３２ 入力部（キーボード） ３３ 入力部（マウス）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 制御装置に入力されるプログラムリスト
   の作成を行うプログラムリスト作成方法において、表示
   部および入力部を備え、文字および記号の入力が可能
   で、前記プログラムリストの行の削除、挿入、およびブ
   ロック番号の再設定を、プログラミングによって処理す
   るプログラムリスト作成ツールを用い、前記表示部に、
   制御装置に入力すべきプログラムリストとともに、当該
   プログラムリストの行の追加を指示する行追加ボタン、
   およびプログラムリストのブロック番号の再設定を指示
   するブロック番号再設定ボタンを表示し、前記プログラ
   ムリストの行の削除は、前記入力部にて削除すべき行の
   指定を行った後、前記入力部の削除キーを操作すること
   によって行い、前記プログラムリストの行の挿入は、前
   記入力部にて前記表示部に表示された行追加ボタンを指
   示した後、挿入箇所を指定し、前記入力部より所定の文
   字、記号等を入力することによって行い、前記プログラ
   ムリストのブロック番号の再設定は、前記入力部にて前
   記表示部に表示された前記ブロック番号再設定ボタンを
   指示することによって行うことを特徴とするプログラム
   リスト作成方法。