JPH05461A - 断熱折板 - Google Patents

断熱折板

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Publication number
JPH05461A
JPH05461A JP3312280A JP31228091A JPH05461A JP H05461 A JPH05461 A JP H05461A JP 3312280 A JP3312280 A JP 3312280A JP 31228091 A JP31228091 A JP 31228091A JP H05461 A JPH05461 A JP H05461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed
foam sheet
cell foam
hole
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3312280A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Suzuki
勇雄 鈴木
Toshimasa Osaki
利政 大崎
Hidekazu Utsunomiya
英一 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3312280A priority Critical patent/JPH05461A/ja
Publication of JPH05461A publication Critical patent/JPH05461A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】独立気泡性発泡シートを金属板に貼着し、折り
曲げ加工する際、エアー、溶剤等の溜まる「ふくれ」現
象を解消し、外観美に優れ、断熱効果もよい断熱折板を
提供することを目的とする。 【構成】独立気泡性発泡シート11が貼着された金属板
2が折り曲げ加工されたもので、独立気泡性発泡シート
11に、孔径が真円に換算して0.1〜2mmで、孔間隔
が10〜100mmである多数個の通孔12が形成され、
これらの通孔12の孔口は独立気泡性発泡シート11の
一側面から他側面にわたって次第に縮径するように形成
され、この独立気泡性発泡シート11は通孔12の大孔
口部が存する一側面が金属板に貼着されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板に発泡シートを
貼り合わせた断熱、結露防止のための断熱折板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】断熱、結露防止のため、金属製折板の裏
面に断熱材を貼着することが行われている。
【0003】そして、この断熱材として、断熱性が優れ
た独立気泡率の高い独立気泡性発泡シートを用いるのが
好ましいことは実公昭49−46745号公報に記載の
考案(以下、第1従来技術という)で知られている。ま
た、シート状物同士を貼合わせるにおいて、片側のシー
ト状物に多数の穿孔を施すことは、特公昭31−446
号公報に記載の発明(以下、第2従来技術という)およ
び特公昭47−8947号公報に記載の発明(以下、第
3従来技術という)で知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、金属板に
発泡シートを貼着して断熱折板を製造するには、主に機
械貼方法が行われている。
【0005】機械貼方法では、熱活性プライマー又は感
熱性接着剤層を形成した発泡シートと金属板とをヒータ
ー、熱風等で加熱して貼り合わせて冷却するいわゆる熱
ラミ方式と、金属板と発泡シートとを接着剤により貼り
合わせるいわゆる接着剤ラミ方式とが知られている。熱
ラミ方式においては、加熱貼り合わせの際、発泡シート
の中央部に蓄熱層が生じていわゆるエアー「ふくれ」が
生じる。接着剤ラミ方式においては、接着剤塗布後に十
分なオープンタイムゾーンをとらないと、金属板と発泡
シートとの間に溶剤がたまって「ふくれ」が生じ易い。
【0006】この「ふくれ」部分は、特に生産スピード
を上げようとするとその影響が大きくなるが、いずれに
しても、プレスロール等で折板に成型する際にこれらの
「ふくれ」部分の気泡が破れる問題があった。
【0007】上記エアー「ふくれ」は、発泡シートの気
泡破れを誘発するものである。気泡破れは熱と加工に伴
う機械的圧縮によるものである。発泡シートは、熱可塑
性樹脂であるため、耐熱性、機械強度には限界がある。
しかも、断熱折板の生産スピードを上げると、熱も機械
的圧縮も増大し、風船が割れるように気泡が破れるので
ある。
【0008】接合界面に存在する空気だけでは、エアー
「ふくれ」もたいした大きさにならない。ところが、こ
のように発泡シートが広い範囲で気泡破れを起こすと、
エアー「ふくれ」も大きくなり、連鎖的に発泡シートの
内部にまで気泡破れが生じる。こうなると発泡シートに
外観不良が生じるとともに、断熱効果が低下する問題が
あった。
【0009】第1従来技術はこの「ふくれ」の問題が解
決されていない。
【0010】第2従来技術および第3従来技術は、とも
に穿孔が接合界面に存在する空気を排出するために形成
されており、孔口がシート状物に露出しているため、外
観美に問題があった。特に孔口によっては溶剤が入り込
んで閉塞されているものも生じて、多数個の穿孔にばら
つき模様が発生し美観が悪くなっていた。また、シート
状物が断熱材であると、このように大きな孔口がシート
状物の表面に存するから断熱効果がよくなかったのであ
る。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本発明の断熱折板はこ
れらの問題を解決するため、独立気泡性発泡シートが貼
着された金属板が折り曲げ加工されたもので、独立気泡
性発泡シートに、孔径が真円に換算して0.1〜2mm
で、孔間隔が10〜100mmである多数個の通孔が形成
され、これらの通孔の孔口は独立気泡性発泡シートの一
側面から他側面にわたって次第に縮径するように形成さ
れ、この独立気泡性発泡シートは通孔の大孔口部が存す
る一側面が金属板に貼着されたものである。
【0012】
【作用】通孔が円錐形もしくは角錐形に形成され、しか
も独立気泡性発泡シートの金属板との貼着面に通孔の大
孔口部が存しているから、効率的にエアーや溶剤を独立
気泡性発泡シートの外へ放出することができる。また、
独立気泡性発泡シートの表面に通孔の孔口が大きく露出
しないので美観的に優れているし、断熱効果は通孔があ
っても低下しない。
【0013】
【実施例】以下、本発明断熱折板を図面に示す一実施例
に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明に係る断熱折板に用いる独
立気泡性発泡シート11の一例で、例えばポリエチレン
架橋発泡シートの如きオレフイン系樹脂発泡シートであ
る。
【0015】この独立気泡性発泡シート11には、図示
してない穿孔装置によって、予め所定間隔に多数個の通
孔12が形成せられる。この穿孔方法として、この実施
例では、回転ロールの周面に所要間隔に針を多数突設
し、該回転ロールを回転させ、針を独立気泡性発泡シー
ト11に突き刺して通孔12を形成している。
【0016】この通孔12の大きさとしては、その孔を
真円に換算して、孔径が0.1〜2mm好ましくは0.3
〜0.8mmとされる。また、その孔間隔としては10〜
100mmのものが選択される。
【0017】通孔12の孔口は独立気泡性発泡シート1
1の一側面から他側面にわたって次第に縮径するように
形成される。つまり、通孔12は円錐形あるいは角錐形
である。
【0018】本発明において、通孔12は貫通された孔
のみならず、独立気泡性発泡シート11の厚さ方向に大
部分が形成されたものをも意味している。
【0019】この実施例では、独立気泡性発泡シート1
1の幅方向に約50mm、長さ方向に約25mmの間隔で、
大孔口部の孔径が約0.8mmの通孔12が、前記した回
転ロールに突設した針により形成されている。通孔12
の配列としては特に限定されないが、千鳥間隔に設ける
のが好ましい。
【0020】なお、上記通孔12の穿孔方法において、
針の先鋭部分を独立気泡性発泡シート11に刺して穿孔
すると、穿孔針の挿入側が孔径の大きい大孔口部の方と
なり、こちらを金属板側にして貼着すれば通孔12の断
熱性に与える影響が少なくて好ましい。 即ち、独立気
泡性発泡シート11は弾力性を有しているので先端鋭利
な針により穿設すれば、反対面の表面は普通の観察では
殆ど見えない程度の微細な孔口の通孔12となり断熱性
が優れ、かつ、プレスロール等で圧着の際エアー、溶剤
等は通孔12を押し広げて逸散できるので好ましい。
【0021】更に、針を独立気泡性発泡シート11に貫
通しない状態で刺して形成した非貫通の通孔12であっ
ても、その通孔12が円錐形もしくは角錐形であるた
め、エアーや溶剤が集中的に入り込み易く、その通孔1
2に続く肉薄部分が容易にやぶれてエアー、溶剤等が溜
まることなく逸散されるのである。したがって、独立気
泡性発泡シート11の気泡を破ることもない。
【0022】本発明断熱折板は、独立気泡性発泡シート
11が金属板2に貼着されて折り曲げ加工されている
が、その一例を、以下に説明する。
【0023】2は金属板であり、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂被
覆鋼板或いは亜鉛鉄板であって、貼着装置Aに連続的に
送られる。この貼着装置Aにおいて、接着剤供給装置3
により接着剤を金属板2に供給塗布し、乾燥炉4にて接
着剤層を予備乾燥させ、この接着剤層上に独立気泡性発
泡シート11を供給し圧着ロール5で圧着し、両者を接
着する。
【0024】貼着装置Aにおいては、金属板2と独立気
泡性発泡シート11とを接着剤接着しているが、接着剤
接着によらず、熱融着により両者を貼着してもよい。
【0025】次に、独立気泡性発泡シート11を接着し
た金属板6は、折板成型装置Bに送られ、多数のプレス
ロール7によって順次屈曲されて断熱折板8に加工され
る。
【0026】このプレスロール7で独立気泡性発泡シー
ト11が圧着されても、独立気泡性発泡シート11には
前述のとおり多数の通孔12が形成されているため、エ
アー、溶剤等が容易に通孔12を通って外部に逃げる。
このとき周囲の樹脂壁を破壊させることがなく、特に屈
曲部、底部等に溶剤等が溜まるために生じていた独立気
泡性発泡シート11の亀裂損傷を防ぐことが可能とな
る。
【0027】通孔12が円錐形もしくは角錐形に形成さ
れ、しかも独立気泡性発泡シート11の金属板2との貼
着面に通孔12の大孔口部が存しているから、効率的に
エアーや溶剤を独立気泡性発泡シート11の外へ放出す
ることができる。また、独立気泡性発泡シート11の表
面に通孔12の孔口が大きく露出しないので美観的に優
れているし、断熱効果は通孔12があっても低下しな
い。
【0028】
【発明の効果】この発明の断熱折板は、以上のとおりの
構成であるから、独立気泡性発泡シートを金属板に貼着
し、折り曲げ加工する際、エアー、溶剤等の溜まる「ふ
くれ」現象が解消され、均一に貼着される。
【0029】従来、特に、屈曲部に発生した独立気泡性
発泡シートの亀裂損傷を防ぐことができる。
【0030】独立気泡性発泡シートに形成した通孔は円
錐形もしくは角錐形であり、しかも、通孔の大孔口部が
存する独立気泡性発泡シートの一側面が金属板に貼着さ
れているから、独立気泡性発泡シートの表面に通孔の孔
口が大きく露出しないため、外観美に優れるとともに、
断熱効果も通孔によって影響を受けない。しかも、通孔
が上記の形状であるから、エアーや溶剤がこの通孔に集
中的に入り易く外部に排出され易いため、エアーや溶剤
の流動による独立気泡性発泡シートの破壊が防止でき
る。
【0031】よって、断熱性、結露防止性に優れ、生産
性に富んだ断熱折板を容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明断熱折板を構成する独立気泡性発泡シー
トの一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の断熱折板の製造方法を説明する側面図
である。
【図3】図2の折板成型装置Bのプレスロール部分の拡
大断面図、
【図4】本発明の断熱折板の一部を示す示す拡大断面図
である。
【符号の説明】
2 金属板 8 断熱折板 11 独立気泡性発泡シート 12 通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 7:00 4F 9:00 4F

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】独立気泡性発泡シートが貼着された金属板
    が折り曲げ加工されたもので、独立気泡性発泡シート
    に、孔径が真円に換算して0.1〜2mmで、孔間隔が1
    0〜100mmである多数個の通孔が形成され、これらの
    通孔の孔口は独立気泡性発泡シートの一側面から他側面
    にわたって次第に縮径するように形成され、この独立気
    泡性発泡シートは通孔の大孔口部が存する一側面が金属
    板に貼着されたことを特徴とする断熱折板。
JP3312280A 1991-11-27 1991-11-27 断熱折板 Pending JPH05461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312280A JPH05461A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 断熱折板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312280A JPH05461A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 断熱折板

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60024120A Division JPS61182931A (ja) 1985-02-08 1985-02-08 折板用断熱シ−ト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05461A true JPH05461A (ja) 1993-01-08

Family

ID=18027345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312280A Pending JPH05461A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 断熱折板

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JP (1) JPH05461A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10226016A (ja) * 1997-02-12 1998-08-25 Sekisui Plastics Co Ltd 断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室
US6869134B2 (en) 2002-03-20 2005-03-22 Nissan Motor Co., Ltd. Cowl structure for a vehicle
JP2012245627A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Panasonic Corp 化粧板
JP2020157604A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 積水化成品工業株式会社 発泡シート及び発泡シートの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012245627A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Panasonic Corp 化粧板
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