JPH0546176Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0546176Y2 JPH0546176Y2 JP1987041872U JP4187287U JPH0546176Y2 JP H0546176 Y2 JPH0546176 Y2 JP H0546176Y2 JP 1987041872 U JP1987041872 U JP 1987041872U JP 4187287 U JP4187287 U JP 4187287U JP H0546176 Y2 JPH0546176 Y2 JP H0546176Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cooling
- tube
- overflow
- airtight container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 69
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 46
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 44
- 238000011109 contamination Methods 0.000 claims description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 3
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 25
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 17
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 11
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 8
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 7
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 7
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 7
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 6
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 239000004703 cross-linked polyethylene Substances 0.000 description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 3
- KWOLFJPFCHCOCG-UHFFFAOYSA-N Acetophenone Chemical compound CC(=O)C1=CC=CC=C1 KWOLFJPFCHCOCG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003712 anti-aging effect Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 239000003431 cross linking reagent Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- OIGWAXDAPKFNCQ-UHFFFAOYSA-N 4-isopropylbenzyl alcohol Chemical compound CC(C)C1=CC=C(CO)C=C1 OIGWAXDAPKFNCQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XYLMUPLGERFSHI-UHFFFAOYSA-N alpha-Methylstyrene Chemical compound CC(=C)C1=CC=CC=C1 XYLMUPLGERFSHI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はケーブル連続架橋時の分解生成物によ
る冷却水の汚れを防止する装置に関する。
る冷却水の汚れを防止する装置に関する。
[従来の技術]
架橋ポリエチレン被覆ケーブルは、ケーブル芯
上に押出機で押出被覆した未架橋ポリエチレン被
覆を、連続架橋管上部の加圧不活性ガスが充填さ
れている加熱部を走行させて加熱することにより
架橋し、ついで加熱部の下方に連なる冷却部の冷
却水中を通過させて架橋被覆を形成しているが、
この押出被覆される未架橋ポリエチレンは架橋剤
や老化防止剤等が混入されいるので加熱部で加熱
されて架橋反応するとメタン、クミルアルコー
ル、アセトフエノン、α−メチルスチレン等の分
解生成物が生じてガス化し、これがドレーンとな
つて冷却水面に浮游し冷却効果を阻害するので、
従来は架橋管の加熱部に充填されている加圧不活
性ガスを一定時間ごとに架橋管外に放出して一緒
に分解生成物を排出するようにしていた。
上に押出機で押出被覆した未架橋ポリエチレン被
覆を、連続架橋管上部の加圧不活性ガスが充填さ
れている加熱部を走行させて加熱することにより
架橋し、ついで加熱部の下方に連なる冷却部の冷
却水中を通過させて架橋被覆を形成しているが、
この押出被覆される未架橋ポリエチレンは架橋剤
や老化防止剤等が混入されいるので加熱部で加熱
されて架橋反応するとメタン、クミルアルコー
ル、アセトフエノン、α−メチルスチレン等の分
解生成物が生じてガス化し、これがドレーンとな
つて冷却水面に浮游し冷却効果を阻害するので、
従来は架橋管の加熱部に充填されている加圧不活
性ガスを一定時間ごとに架橋管外に放出して一緒
に分解生成物を排出するようにしていた。
また、本出願人は、架橋管の中間にオーバーフ
ロー部を設けて冷却水をオーバーフローさせて水
位安定槽に貯溜し、この水位安定槽に貯溜したオ
ーバーフロー水をそのまま冷却部に戻すことによ
り架橋管内の冷却水の水位を制御するようにした
特開昭60−100310号のケーブル連続架橋装置の冷
却水位制御方法を開発した。
ロー部を設けて冷却水をオーバーフローさせて水
位安定槽に貯溜し、この水位安定槽に貯溜したオ
ーバーフロー水をそのまま冷却部に戻すことによ
り架橋管内の冷却水の水位を制御するようにした
特開昭60−100310号のケーブル連続架橋装置の冷
却水位制御方法を開発した。
また、特願昭62−67258号(特開昭63−276830
号)のように、架橋管が圧力容器であるため気密
容器の容積を小さくし、器壁の肉厚が厚くならな
いようにし、構造を簡易化するために、架橋管の
冷却部の上端部にスリツトを設け、このスリツト
から冷却水をオーバーフローさせるように構成し
たものがある。
号)のように、架橋管が圧力容器であるため気密
容器の容積を小さくし、器壁の肉厚が厚くならな
いようにし、構造を簡易化するために、架橋管の
冷却部の上端部にスリツトを設け、このスリツト
から冷却水をオーバーフローさせるように構成し
たものがある。
[考案が解決しようとする課題]
前記のように架橋管内の分解生成物を除去する
のに加圧不活性ガスを管外に放出するだけでは完
全に排出することができず、時間の経過とともに
冷却水面の浮游量が多くなり、また加圧不活性ガ
スを多量に損失するという問題点があつた。
のに加圧不活性ガスを管外に放出するだけでは完
全に排出することができず、時間の経過とともに
冷却水面の浮游量が多くなり、また加圧不活性ガ
スを多量に損失するという問題点があつた。
また、前記の本出願人が開発した冷却水位制御
方法は、冷却水をオーバーフローさせるが、その
オーバーフロー水をそのまま水位安定槽に貯溜し
て再び冷却部に戻すので、架橋管内の分解生成物
を除去するものではなかつた。
方法は、冷却水をオーバーフローさせるが、その
オーバーフロー水をそのまま水位安定槽に貯溜し
て再び冷却部に戻すので、架橋管内の分解生成物
を除去するものではなかつた。
また、前記の冷却部の上端部のスリツトから冷
却水をオーバーフローさせるものは、オーバーフ
ロー水の流出口がスリツトで限定されて狭くな
り、分解生成物を効率よく確実に気密容器内に収
容することは困難であるという問題点がある。
却水をオーバーフローさせるものは、オーバーフ
ロー水の流出口がスリツトで限定されて狭くな
り、分解生成物を効率よく確実に気密容器内に収
容することは困難であるという問題点がある。
本考案は、冷却水面に落下して浮游する分解生
成物を架橋管外に流出させて冷却水の汚れを防止
するようにした装置を提供するものである。
成物を架橋管外に流出させて冷却水の汚れを防止
するようにした装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段]
前記の課題を解決するために本考案は、架橋管
1の冷却部6の上端部の冷却部管体上端部17を
管体全周にわたつて切断管端22で切断した管壁
全周切除部21と冷却部管体上端部17との外周
を気密に囲む大径の気密容器筒部23を設けると
ともに該気密容器筒部23の底板部24上に突出
する冷却部管体上端部17と気密容器筒部23の
下部筒壁部18との間にドレーン排出用オーバー
フロー水受け溜部19を形成したドレーン排出オ
ーバーフロー装置20を、前記冷却部6の上端部
に設け、前記気密容器筒部23に排水弁27を取
付け、前記気密容器筒部23に設けた上限レベル
計25Hと下限レベル計25Lを前記排水弁27
の制御回路28に接続してケーブル架橋管の冷却
水汚れ防止装置を構成したものである。
1の冷却部6の上端部の冷却部管体上端部17を
管体全周にわたつて切断管端22で切断した管壁
全周切除部21と冷却部管体上端部17との外周
を気密に囲む大径の気密容器筒部23を設けると
ともに該気密容器筒部23の底板部24上に突出
する冷却部管体上端部17と気密容器筒部23の
下部筒壁部18との間にドレーン排出用オーバー
フロー水受け溜部19を形成したドレーン排出オ
ーバーフロー装置20を、前記冷却部6の上端部
に設け、前記気密容器筒部23に排水弁27を取
付け、前記気密容器筒部23に設けた上限レベル
計25Hと下限レベル計25Lを前記排水弁27
の制御回路28に接続してケーブル架橋管の冷却
水汚れ防止装置を構成したものである。
[作用]
ドレーン排出オーバーフロー装置20は、冷却
水面における冷却水をオーバーフローさせてこの
オーバーフロー水と一緒に冷却水面に浮游する分
解生成物を排出し、ドレーン排出用オーバーフロ
ー水受け溜部19はオーバーフローさせた分解生
成物とオーバーフロー水を受ける。
水面における冷却水をオーバーフローさせてこの
オーバーフロー水と一緒に冷却水面に浮游する分
解生成物を排出し、ドレーン排出用オーバーフロ
ー水受け溜部19はオーバーフローさせた分解生
成物とオーバーフロー水を受ける。
このドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部
19に流入したオーバーフロー水と分解生成物は
排水弁27を開いて外部に排出される。
19に流入したオーバーフロー水と分解生成物は
排水弁27を開いて外部に排出される。
ドレーン排出オーバーフロー装置20は、架橋
管の冷却部上端の冷却部管体上端部17を管体全
周にわたつて切断管端22で切断して形成した管
壁全周切除部21の外周を気密に囲む気密容器筒
部23を設け、その底板部24上に突出する冷却
部管体上端部17と気密容器筒部23の下部筒壁
部18との間にドレーン排出用オーバーフロー水
受け溜部19を設けた構成としたので、冷却部管
体上端部17の切断管端22のオーバーフロー水
は、管体上部に狭いスリツトの流出口を設けたも
のとは異なり、切断管端22上の全周にわたつて
オーバーフローする。
管の冷却部上端の冷却部管体上端部17を管体全
周にわたつて切断管端22で切断して形成した管
壁全周切除部21の外周を気密に囲む気密容器筒
部23を設け、その底板部24上に突出する冷却
部管体上端部17と気密容器筒部23の下部筒壁
部18との間にドレーン排出用オーバーフロー水
受け溜部19を設けた構成としたので、冷却部管
体上端部17の切断管端22のオーバーフロー水
は、管体上部に狭いスリツトの流出口を設けたも
のとは異なり、切断管端22上の全周にわたつて
オーバーフローする。
このため切断管端22における冷却水の水面に
浮游する分解生成物は、切断管端22上の全周か
ら浮游全量がオーバーフロー水とともに排出され
てドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部19
に流入することになり、水面の浮游分解生成物は
すべて冷却水面から完全に分離され、しかも冷却
部6の冷却水中に逆流することなく確実に外部に
排出される。
浮游する分解生成物は、切断管端22上の全周か
ら浮游全量がオーバーフロー水とともに排出され
てドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部19
に流入することになり、水面の浮游分解生成物は
すべて冷却水面から完全に分離され、しかも冷却
部6の冷却水中に逆流することなく確実に外部に
排出される。
また、ドレーン排出用オーバーフロー水受け溜
部19に流入したオーバーフロー水の水位は、気
密容器筒部23の上限、下限両レベル計25H,
25Lと排水弁27とその制御回路28により、
切断管端22の全周上のオーバーフローを妨げな
いように常に切断管端22よりも下位にコントロ
ールされるので、冷却水面に浮游する分解生成物
の全量が常に切断管端22上の全周からオーバー
フロー水とともに排出される。
部19に流入したオーバーフロー水の水位は、気
密容器筒部23の上限、下限両レベル計25H,
25Lと排水弁27とその制御回路28により、
切断管端22の全周上のオーバーフローを妨げな
いように常に切断管端22よりも下位にコントロ
ールされるので、冷却水面に浮游する分解生成物
の全量が常に切断管端22上の全周からオーバー
フロー水とともに排出される。
また、気密容器筒部23は、架橋管の加熱部に
充填されている加圧不活性ガスが外部に流失する
のを防ぐ。
充填されている加圧不活性ガスが外部に流失する
のを防ぐ。
[実施例]
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の冷却水汚れ防止装置を設けた
ケーブル連続架橋装置を断面で示し、第2図はそ
の要部を断面で示したものである。
ケーブル連続架橋装置を断面で示し、第2図はそ
の要部を断面で示したものである。
まず第1図において、1は続架橋装置の縦型の
架橋管、2は押出機、3はその押出ヘツド、4は
ケーブルの送り出し装置であり、ケーブル導体A
は送り出し装置4を経て押出ヘツド3に入り、架
橋剤や老化防止剤等を混和した未架橋ポリエチレ
ン混和物が押出ヘツド3で押出されてケーブル導
体A上に被覆され、この未架橋ポリエチレン被覆
ケーブルBは架橋管1内を下方に走行し、上部の
加熱部5を走行する間に加熱架橋され、ついで下
部の冷却部6を走行して冷却される。
架橋管、2は押出機、3はその押出ヘツド、4は
ケーブルの送り出し装置であり、ケーブル導体A
は送り出し装置4を経て押出ヘツド3に入り、架
橋剤や老化防止剤等を混和した未架橋ポリエチレ
ン混和物が押出ヘツド3で押出されてケーブル導
体A上に被覆され、この未架橋ポリエチレン被覆
ケーブルBは架橋管1内を下方に走行し、上部の
加熱部5を走行する間に加熱架橋され、ついで下
部の冷却部6を走行して冷却される。
7は加熱部5の加熱ヒーター、8は加熱部5に
充填するN2ガスのような加圧不活性ガスの容器、
9はガス圧コントロール弁であり、この加熱部5
に前記の未架橋ポリエチレン被覆ケーブルBを走
行させ加圧ガス雰囲気中で加熱して架橋する。な
おこの加熱部5の熱源には高温に加熱された加圧
不活性ガスもしくは加圧蒸気を用いこれを管内に
送給充填して加熱してもよい。
充填するN2ガスのような加圧不活性ガスの容器、
9はガス圧コントロール弁であり、この加熱部5
に前記の未架橋ポリエチレン被覆ケーブルBを走
行させ加圧ガス雰囲気中で加熱して架橋する。な
おこの加熱部5の熱源には高温に加熱された加圧
不活性ガスもしくは加圧蒸気を用いこれを管内に
送給充填して加熱してもよい。
10は冷却部6の管内に送給されている冷却
水、10aは冷却水10の水面であり、ポンプ1
1で冷却部の管内に送給される。この冷却水10
の水面10aの水位は冷却水コントロール弁12
によりコントロールされ、この冷却水10中を加
熱架橋された架橋ポリエチレン被覆ケーブルが走
行して冷却される。この冷却部6で冷却されたケ
ーブルは架橋管下端のエンドシール13を通過し
ガイドローラ14、引取装置15を経て巻取装置
16に巻取られる。なお冷却水のかわりにシリコ
ンオイル等を用いてもよく、架橋管は縦型のみに
限らずカテナリー型でもよい。
水、10aは冷却水10の水面であり、ポンプ1
1で冷却部の管内に送給される。この冷却水10
の水面10aの水位は冷却水コントロール弁12
によりコントロールされ、この冷却水10中を加
熱架橋された架橋ポリエチレン被覆ケーブルが走
行して冷却される。この冷却部6で冷却されたケ
ーブルは架橋管下端のエンドシール13を通過し
ガイドローラ14、引取装置15を経て巻取装置
16に巻取られる。なお冷却水のかわりにシリコ
ンオイル等を用いてもよく、架橋管は縦型のみに
限らずカテナリー型でもよい。
20は冷却部6の水面10aにおける冷却水1
0をオーバーフローさせて架橋管外に流し出すた
めに冷却部6の上端の水面10aの部位における
架橋管壁に設けたドレーン排出オーバーフロー装
置である。
0をオーバーフローさせて架橋管外に流し出すた
めに冷却部6の上端の水面10aの部位における
架橋管壁に設けたドレーン排出オーバーフロー装
置である。
このドレーン排出オーバーフロー装置20は、
第2図示のように、架橋管1の冷却部6の上端部
の冷却部管体上端部17の管壁を管体の全周にわ
たつて切断管端22で切断してその切断管端22
が冷却10の水面10aの部位にあるようにし、
この管壁全周切除部21の外周を気密に囲むオー
バーフロー水受け用の円筒形の気密容器筒部23
を設けて二重の円筒壁に形成し、この気密容器筒
部23の底板部24上に突出する冷却部管体上端
部17と気密容器筒部23の下部筒壁部18との
間にドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部1
9を形成して、このドレーン排出用オーバーフロ
ー水受け溜部19に切断管端22からオーバーフ
ローする冷却水を受けるようにする。
第2図示のように、架橋管1の冷却部6の上端部
の冷却部管体上端部17の管壁を管体の全周にわ
たつて切断管端22で切断してその切断管端22
が冷却10の水面10aの部位にあるようにし、
この管壁全周切除部21の外周を気密に囲むオー
バーフロー水受け用の円筒形の気密容器筒部23
を設けて二重の円筒壁に形成し、この気密容器筒
部23の底板部24上に突出する冷却部管体上端
部17と気密容器筒部23の下部筒壁部18との
間にドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部1
9を形成して、このドレーン排出用オーバーフロ
ー水受け溜部19に切断管端22からオーバーフ
ローする冷却水を受けるようにする。
前記の気密容器筒部23の側壁には上限レベル
計25Hと下限レベル計25Lを取付ける。また
気密容器筒部23の排水口には排水管26を介し
てまたは直接に排水弁27を接続する。この上限
レベル計25Hと下限レベル計25Lおよび排水
弁27は、冷却部6の上端部の切断管端22から
オーバーフローしてドレーン排出用オーバーフロ
ー水受け溜部19に流入したオーバーフロー水の
水位が上限レベル計25Hに達すると点線図示の
制御回路28を介して排水弁27を開いて排水
し、気密容器筒部23内の水位が下限レベル計2
5Lに降下すると排水弁27を閉じて排水を止め
るように動作する。
計25Hと下限レベル計25Lを取付ける。また
気密容器筒部23の排水口には排水管26を介し
てまたは直接に排水弁27を接続する。この上限
レベル計25Hと下限レベル計25Lおよび排水
弁27は、冷却部6の上端部の切断管端22から
オーバーフローしてドレーン排出用オーバーフロ
ー水受け溜部19に流入したオーバーフロー水の
水位が上限レベル計25Hに達すると点線図示の
制御回路28を介して排水弁27を開いて排水
し、気密容器筒部23内の水位が下限レベル計2
5Lに降下すると排水弁27を閉じて排水を止め
るように動作する。
前記のように冷却部6の上端における冷却水1
0の水面10aの部位の管壁に本考案のドレーン
排出オーバーフロー装置20を設けた架橋装置に
おいて、未架橋ポリエチレン被覆ケーブルを架橋
管1内に通し加熱部5を走行させて加熱架橋しつ
いで冷却部6を走行させて冷却し連続架橋運転を
すると、加熱部5において架橋反応により生じた
分解生成物はドレーン化して冷却水10の水面1
0a上に落下する。
0の水面10aの部位の管壁に本考案のドレーン
排出オーバーフロー装置20を設けた架橋装置に
おいて、未架橋ポリエチレン被覆ケーブルを架橋
管1内に通し加熱部5を走行させて加熱架橋しつ
いで冷却部6を走行させて冷却し連続架橋運転を
すると、加熱部5において架橋反応により生じた
分解生成物はドレーン化して冷却水10の水面1
0a上に落下する。
前記のように架橋運転をしている間中は冷却部
6にポンプ11で冷却水10を送給し続け、冷却
部6の上端の水面10aにおける冷却水10が切
断管端22からオーバーフローするように水面1
0aの水位をコントロール弁12でコントロール
しながら冷却水10を送給を続けると、冷却部6
の上端の水面10aの冷却水10は切断管端22
を越えてオーバーフローしてドレーン排出用オー
バーフロー水受け溜部19に流れ込む。このドレ
ーン排出用オーバーフロー水受け溜部19に流入
したオーバーフロー水の水位が上限レベル計25
Hに達すると排水弁27が開いて排水をする。
6にポンプ11で冷却水10を送給し続け、冷却
部6の上端の水面10aにおける冷却水10が切
断管端22からオーバーフローするように水面1
0aの水位をコントロール弁12でコントロール
しながら冷却水10を送給を続けると、冷却部6
の上端の水面10aの冷却水10は切断管端22
を越えてオーバーフローしてドレーン排出用オー
バーフロー水受け溜部19に流れ込む。このドレ
ーン排出用オーバーフロー水受け溜部19に流入
したオーバーフロー水の水位が上限レベル計25
Hに達すると排水弁27が開いて排水をする。
前記のように水面10aの冷却水10が切断管
端22を越えてドレーン排出用オーバーフロー水
受け溜部19に流れ込み外部に排水されるとこの
水面10aに浮游する分解生成物も一緒に排出さ
れることになり、したがつて分解生成物により冷
却水が汚れるのを防止することができる。
端22を越えてドレーン排出用オーバーフロー水
受け溜部19に流れ込み外部に排水されるとこの
水面10aに浮游する分解生成物も一緒に排出さ
れることになり、したがつて分解生成物により冷
却水が汚れるのを防止することができる。
前記の気密容器筒部23には加熱部5の加圧不
活性ガスが連通しているが流入した冷却水が気密
容器筒部下部の排水管26の接続開口を塞いでい
るので加圧不活性ガスが外部に流失することはな
い。
活性ガスが連通しているが流入した冷却水が気密
容器筒部下部の排水管26の接続開口を塞いでい
るので加圧不活性ガスが外部に流失することはな
い。
実験の結果によれば、66KV〜275KVの架橋ポ
リエチレン被覆ケーブルを連続架橋するに当り、
従来の装置を使用して従来のように架橋管の加熱
部に充填されている加圧不活性ガスを10Nm3/H
の排出量で架橋管外に排出して分解生成物を一緒
に排出しようとしたが5時間経過した時点でも分
解生成物は冷却水面に浮游して残つており、前記
ガスの排出量を30〜60Nm3/Hに増加しても冷却
水の水面に浮游する分解生成物を完全に除去する
ことはできなかつたが、前記した本考案の装置に
よれば冷却水の水面の分解生成物は完全に除去さ
れており冷却水を常に清浄に保つことができた。
リエチレン被覆ケーブルを連続架橋するに当り、
従来の装置を使用して従来のように架橋管の加熱
部に充填されている加圧不活性ガスを10Nm3/H
の排出量で架橋管外に排出して分解生成物を一緒
に排出しようとしたが5時間経過した時点でも分
解生成物は冷却水面に浮游して残つており、前記
ガスの排出量を30〜60Nm3/Hに増加しても冷却
水の水面に浮游する分解生成物を完全に除去する
ことはできなかつたが、前記した本考案の装置に
よれば冷却水の水面の分解生成物は完全に除去さ
れており冷却水を常に清浄に保つことができた。
[考案の効果]
前述のように本考案は、架橋管の冷却部の上端
部にドレーン排出オーバーフロー装置を設けてこ
れに排水弁を接続し、冷却部上端の冷却水をオー
バーフローさせて水面に浮游する分解生成物を一
緒に排出させるようにしたので、架橋管内に生じ
た分解生成物を完全に除去することができる。
部にドレーン排出オーバーフロー装置を設けてこ
れに排水弁を接続し、冷却部上端の冷却水をオー
バーフローさせて水面に浮游する分解生成物を一
緒に排出させるようにしたので、架橋管内に生じ
た分解生成物を完全に除去することができる。
また、ドレーン排出オーバーフロー装置は、架
橋管の冷却部上端の冷却部管体上端部を管体全周
にわたつて切断管端で切断して管壁全周切除部を
形成し、その外周を気密に囲む気密容器筒部を設
け、その底板部上に突出する冷却部管体上端部と
気密容器筒部の下部筒壁部との間にドレーン排出
用オーバーフロー水受け溜部を設けた構成とした
ので、冷却部管体上端部の切断管端におけるオー
バーフロー水は、管体上部にスリツトの狭い流出
口を設けたものとは異なり、切断管端上の全周に
わたつてオーバーフローすることになり、したが
つて冷却水の水面に浮游する分解生成物の全量を
切断管端上の全周からオーバーフロー水とともに
完全にドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部
に排出することができ、しかも冷却部の冷却水中
に逆流することなく確実に外部に排出することが
可能となる。
橋管の冷却部上端の冷却部管体上端部を管体全周
にわたつて切断管端で切断して管壁全周切除部を
形成し、その外周を気密に囲む気密容器筒部を設
け、その底板部上に突出する冷却部管体上端部と
気密容器筒部の下部筒壁部との間にドレーン排出
用オーバーフロー水受け溜部を設けた構成とした
ので、冷却部管体上端部の切断管端におけるオー
バーフロー水は、管体上部にスリツトの狭い流出
口を設けたものとは異なり、切断管端上の全周に
わたつてオーバーフローすることになり、したが
つて冷却水の水面に浮游する分解生成物の全量を
切断管端上の全周からオーバーフロー水とともに
完全にドレーン排出用オーバーフロー水受け溜部
に排出することができ、しかも冷却部の冷却水中
に逆流することなく確実に外部に排出することが
可能となる。
また気密容器筒部に上限、下限のレベル計と排
水弁を設けてドレーン排出用オーバーフロー水受
け溜部に流入したオーバーフロー水の水位を切断
管端全周上のオーバーフローを妨げないようにコ
ントロールするので、冷却水面に浮游する分解生
成物の全量を常に切断管端上の全周からオーバー
フロー水とともに排出し除去することができるも
のである。
水弁を設けてドレーン排出用オーバーフロー水受
け溜部に流入したオーバーフロー水の水位を切断
管端全周上のオーバーフローを妨げないようにコ
ントロールするので、冷却水面に浮游する分解生
成物の全量を常に切断管端上の全周からオーバー
フロー水とともに排出し除去することができるも
のである。
第1図は本考案におけるケーブル連続架橋装置
を示す図面、第2図はその要部の縦断面図であ
る。 1……架橋管、6……冷却部、17……冷却部
管体上端部、18……下部筒壁部、19……ドレ
ーン排出用オーバーフロー水受け溜部、20……
ドレーン排出オーバーフロー装置、21……管壁
全周切除部、22……切断管端、23……気密容
器筒部、24……底板部、25H……上限レベル
計、25L……下限レベル計、27……排水弁、
28……制御回路。
を示す図面、第2図はその要部の縦断面図であ
る。 1……架橋管、6……冷却部、17……冷却部
管体上端部、18……下部筒壁部、19……ドレ
ーン排出用オーバーフロー水受け溜部、20……
ドレーン排出オーバーフロー装置、21……管壁
全周切除部、22……切断管端、23……気密容
器筒部、24……底板部、25H……上限レベル
計、25L……下限レベル計、27……排水弁、
28……制御回路。
Claims (1)
- 架橋管1の冷却部6の上端部の冷却部管体上端
部17を切断管端22で管体の全周にわたつて切
断した管壁全周切除部21と冷却部管体上端部1
7との外周を気密に囲む大径の気密容器筒部23
を設け該気密容器筒部23の底板部24上に突出
する冷却部管体上端部17と前記気密容器筒部2
3の下部筒壁部18との間にドレーン排出用オー
バーフロー水受け溜部19を形成して構成したド
レーン排出オーバーフロー装置20を、冷却部6
の上端部に設け、前記気密容器筒部23に排水弁
27を取付け、前記気密容器筒部23に設けた上
限レベル計25Hと下限レベル計25Lを前記排
水弁27の制御回路28に接続したケーブル架橋
管の冷却水汚れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987041872U JPH0546176Y2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987041872U JPH0546176Y2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149020U JPS63149020U (ja) | 1988-09-30 |
JPH0546176Y2 true JPH0546176Y2 (ja) | 1993-12-02 |
Family
ID=30857266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987041872U Expired - Lifetime JPH0546176Y2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546176Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60100310A (ja) * | 1983-11-05 | 1985-06-04 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル連続架橋装置の冷却水位制御装置 |
JPS63276830A (ja) * | 1987-03-20 | 1988-11-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケ−ブル連続架橋時の分解生成物除去方法 |
-
1987
- 1987-03-20 JP JP1987041872U patent/JPH0546176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60100310A (ja) * | 1983-11-05 | 1985-06-04 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル連続架橋装置の冷却水位制御装置 |
JPS63276830A (ja) * | 1987-03-20 | 1988-11-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケ−ブル連続架橋時の分解生成物除去方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149020U (ja) | 1988-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4247271A (en) | Continuous vulcanizer for producing elongated member | |
SU1295994A3 (ru) | Емкость дл хранени дистиллированной воды | |
JPH0546176Y2 (ja) | ||
JPH0546175Y2 (ja) | ||
US5722339A (en) | Drip control fitting | |
JPS63276830A (ja) | ケ−ブル連続架橋時の分解生成物除去方法 | |
IE56885B1 (en) | Apparatus for and method of making the cable core of a telecommunication cable water-tight in the longitudinal direction | |
US4177031A (en) | Apparatus for casting tubular, polymeric membranes for reverse osmosis and ultrafiltration | |
US6210646B1 (en) | Permanganate feeder for iron filter | |
US2896657A (en) | Tank drain system | |
JPH0114709Y2 (ja) | ||
JPS63232217A (ja) | 分解生成物排出型ケ−ブル連続架橋装置 | |
FR2456605A1 (fr) | Procede d'introduction d'un cable dans une chambre de vulcanisation et dispositif permettant la mise en oeuvre de ce procede | |
US2847939A (en) | Well systems | |
FI77911B (fi) | Foerfarande foer stoetvis transport av vaetska. | |
JP3379975B2 (ja) | 冷却装置 | |
JPH0891493A (ja) | 給油タンク | |
JPH10128211A (ja) | 塗布方法及びその装置 | |
NZ203563A (en) | Continuous vulcanizing of cable insulation in a catenary tube | |
JPH075931A (ja) | 定水位自動調節装置 | |
CN112779608B (zh) | 一种脱泡塔及纺丝原液脱泡装置 | |
GB2303301A (en) | Overflow prevention plug for bath, basin or sink | |
KR0118152Y1 (ko) | 침전지의 슬러지 자동 배출장치 | |
JPH10104394A (ja) | 貯槽のシール装置 | |
JP4377262B2 (ja) | 硬化可能なホース並びにこのホースを製造するための装置及び方法 |